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ファイト・クラブ
FIGHT CLUB
1999年アメリカ/サスペンス

<監督>
デヴィッド・フィンチャー
<出演>
エドワード・ノートン
ブラッド・ピット
ヘレナ・ボナム・カーター
ミート・ローフ・アディ
ジャッド・レト
<ストーリー&コメント>
ジャックは自動車会社で保険の仕事をしており、優雅な生活をしているが不眠症で悩んでいた。精神科に診てもらっても薬すら貰えず、患者のフリをしてセラピーに参加することで、安らかな眠りを得る日々。ある日、飛行機の中でタイラーと知り合う。2人はお互いに殴り合ううち、不思議な感覚が芽生え、共同生活を始める。二人のファイトは次第にクラブとして輪が広がっていく…。
さすがに『セブン』の監督だけあって、作品全体に漂う闇と後味の悪さは独特。僕は好きじゃない映画だけど、『セブン』みたいのが好きな人にはたまらない映画なんだろうなぁ。
139分/★★☆☆☆
(2001年7月13日)

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ファイナル・デスティネーション
FINAL DESTINATION
2000年アメリカ/サスペンス・ホラー

<監督>
ジェームズ・ウォン
<脚本>
グレン・モーガン
ジェームズ・ウォン
ジェフリー・レディック
<出演>
デヴォン・サワ
アリ・ラーター
ケル・スミス
シーアン・ウィリアム
クリステン・クローク
チャド・ドネラ
<ストーリー&コメント>
アレックスはごく普通の高校生。フランスへの修学旅行の出発直前、彼は離陸寸前の飛行機の中で居眠りし、自分の乗った飛行機が爆発する夢を見る。恐怖のあまりパニックを起こしたアレックスは、飛行機が爆発すると騒ぎ数名の生徒と共に機外へ連れ出されてしまう。彼らを残し離陸した飛行機は、事実その直後に爆発する。運良く生き延びたアレックスら7人だったが、死の風は彼らを執拗につけねらうのだった…。
次々と襲いかかる死神の魔の手。「次に死ぬのは誰…?」を考えながらハラハラ。展開にスピード感があるので飽きずに楽しめる。
ただ、あまりにも偶発的なのに無理やりな殺人手法が多いのは、ある意味笑えてしまう。包丁とか、線路の近くに立つのとか。「危ない〜!」と叫んでしまったもん(笑)
アリ・ラーター、なんかいいなぁ。
99分/★★★☆☆
(2002年3月23日)

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ファイナルファンタジー
FINAL FANTASY : THE SPIRITS WITHIN
2000年アメリカ、日本/CG-SFアクション

<監督>
坂口博信
<脚本>
アル・ライナート
<声の出演>
ミン・ナ
アレック・ボールドウィン
ヴィング・ラームス
スティーヴ・ブシェミ
ペリ・ギルピン
ドナルド・サザーランド
ジェームズ・ウッズ
<ストーリー&コメント>
21世紀後半の地球。宇宙から飛来したファントムと呼ばれるエイリアンが地球を侵略し始め、人類はバリアシティに閉じこもって生活していた。人類の望みは巨大なビーム兵器「ゼウス砲」計画。だが、生体エネルギーの権威・シド博士は、ファントムのエネルギーを無効化する研究を進めていた。彼は共同研究者のアキと共に、ファントム無効化に必要な8つの生命体を探し求めていた…。
ゲームで大ヒットしたタイトルの映画版だが、ストーリーはオリジナルのもの。つまりは、『ファイナル・ファンタジー』たる理由や定義付けは全くない。最大の見所は、登場人物からエイリアン、メカ、背景まですべてをCGでゼロから作ったという驚異の映像。百億円以上の製作費をつぎ込んで作った破格のSF大作。その映像はとにかく必見だ。
ハッキリ言ってストーリーは弱いが、CG映画という新しい境地を開いた歴史的な作品と言えるだろう。興行的には失敗したが、その業績は後世にきっと再評価されるはずだ。
105分/★★★☆☆
(2002年4月15日)

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ファイロファックス/トラブル手帳で大逆転
TAKING CARE OF BUSINESS
1991年アメリカ/コメディードラマ

<監督>
アーサー・ヒラー
<出演>
ジェームズ・ベルーシ
チャールズ・グローディン
<ストーリー&コメント>
仕事中毒のビジネスマンが、全ての入ったシステム手帳を置き忘れたばかりに数々の災難に見舞われる。それを拾ったのは、出所目前にして野球観戦のためだけに一時的に脱獄してきた男だった…。
マニアックだけど、なかなか笑える映画です。
104分/★★★☆☆

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ファインド・ミー
COME AND FIND ME
2016年カナダ、アメリカ、イギリス/サスペンス

<監督・脚本>
ザック・ウェドン
<出演>
アーロン・ポール
アナベル・ウォーリス
エンヴェア・ジョカイ
ギャレット・ディラハント
テリー・チェン
クリス・チョーク
<ストーリー&コメント>
グラフィックデザイナーのデヴィッドと、アマチュアカメラマンのクレアは何の不満もなくともに暮らす恋人同士。しかしそんなある日、突然クレアが失踪してしまう。1年たっても有力な手掛かりを得られず、必死に彼女を探すデヴィッドだが、クレアの出身大学には在籍記録がなく、足取りが途絶えてしまう。混乱する中、デヴィッドはクレアが撮影したらしい未現像のフィルムを発見、そこに写された場所や人物を手掛かりに彼女の行方を探るのだが…。
自分が愛した女性はいったい誰だったのか?失踪した恋人を捜す中で、主人公は名前も育ちも職業も違う“別の彼女”の存在を知る。そんな彼は、なぜか追われる立場へと陥るというミステリー。序盤は良かったけど、デヴィッドが謎の男たちに襲われたり、追いかけられたりするあたりから、だんだん脱線してしまった気がします。疾走の原因の「何か」を知らずに持っていて、それを狙われるというパターンはお決まりだけど、そのあたりの、最も重要なキモの部分が最後までモヤッとしたままなんだよね。しかも最後は、ちょっと予想外の終わり方で…。
(以下、ネタバレ文。観た後で、マウスでなぞってお読みください)
実は生きていた彼女と再会できたものの、謎の集団に囲まれ、住宅街にも関わらず銃撃戦となり、最後は二人で突撃して玉砕…したのかな?というところでエンディング。
まぁ、ああいう終わり方(裏切り方)は意外で良かったかも。回想が時折挟まれる構成は、そんなに違和感はなかったかな。
111分/★★☆☆☆
(2019年2月23日)

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ファミリー・プロット
FAMILY PLOT
1976年アメリカ/クライムコメディ

<監督>
アルフレッド・ヒッチコック
<脚本>
アーネスト・レーマン
<出演>
カレン・ブラック
ブルース・ダーン
バーバラ・ハリス
ウィリアム・デヴェイン
キャスリーン・ネスビット
エド・ローター
<ストーリー&コメント>
霊媒師のブランチは、特異のインチキ降霊術で地味な稼ぎをあげていた。そんなある日、客の富豪の老婦人に、行方不明の遺産相続人を探し出すよう依頼される。高額の報酬に目が眩み、早速ブランチは恋人のタクシー運転手ジョージと共に調査に乗り出すが、探している男アーサーは実は営利誘拐を繰り返す犯罪者だった…。
サスペンスの巨匠ヒッチコックの遺作となった犯罪コメディ。
ヒッチコック監督作品ということで重厚なサスペンスを期待すると裏切られます。これが最後の作品とは思えないほど、なんとも力の抜けたコメディ調のサスペンスでした。
物語は、詐欺師コンビと犯罪者コンビという二組の男女それぞれの目的に沿って進みますが、観ている側からはその目的も、手口もすべてが筒抜けなので謎解きの要素はほとんどありません。中盤の峠のシーンなど、ハラハラする場面もありますが、全体的におだやかに観られます。
個人的には、迷路のような墓地の俯瞰のシーンが「いかにも!」という感じで面白かったです。
121分/★★★☆☆
(2003年9月22日)

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不安
La Paura
1954年イタリア/ドラマ

<監督>
ロベルト・ロッセリーニ
<原作>
ステファン・ツヴァイク
<脚本>
セルジオ・アミディ
フランツ・トロイベルク
<出演>
イングリッド・バーグマン
マシアス・ヴィーマン
レナート・マンハルト
クルト・クロイガー
エリゼ・オーリンガー
<ストーリー&コメント>
夫が長い療養生活を送っていたため、代わりに製薬会社を経営しているイレーネ。一方で、彼女は夫の不在中に関係を持ってしまったエンリコとなかなか別れられないでいた。良心の呵責に苦しむ彼女の慰めは、田舎に預けてある子供たちと優しい乳母の存在だった。そこへ、エンリコの昔の恋人と名乗る女が現れ、イレーネを脅迫するようになるのだった…。
イザベラ・ロッセリーニとイングリッド・バーグマンのコンビによる最終作。
正直言って、作品を観るというよりもイングリッド・バーグマン目当てで観たので、彼女の演技ばかりを観ていましたが、終盤に全く想像していなかったどんでん返しがあって、作品自体もなかなか楽しめました。夫に隠れて不貞に悩む人妻の役ですが、夫を裏切ってロッセリーニのもとへ走った彼女自身の愛憎劇の顛末を描いたようでもあり、なかなかにリアル。彼女はこのとき39歳ですが、美しさは健在ですね。
75分/★★★☆☆
(2007年1月17日)

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フィアレス
FEARLESS
1993年アメリカ/ドラマ

<監督>
ピーター・ウィアー
<出演>
ジェフ・ブリッジス
イザベラ・ロッセリーニ
ロージー・ペレス
トム・ハルス
ジョン・タトゥーロ
<ストーリー&コメント>
アメリカ国内の定期便が、大勢の乗客を乗せたまま墜落した。事故の生存者マックスは、事故で死に直面した瞬間に不思議な光を見て以来、まったく恐れを感じなくなり、身も心も解放されたような恍惚感にひたるようになる。そんなマックスを心配する妻のローラ。一方、同じ事故で最愛の子供を失ったカーラは、マックスとは正反対の態度を示していた。事故のショックから立ち直れずに何もかもが怖くなり、生きる気力すら失っていたのだ。セラピストのビルによって対面させられた2人は、いつしかお互い惹かれあうようになるのだが…。
飛行機事故から奇跡的に生還した人々が、事故の後遺症を乗り越えていく苦悩の日々を描いたドラマ。
最初からいきなり、意味不明な発言を繰り返す主人公。さっぱり入り込めないうちに、ストーリーが見えてきたんだけど…それでもやっぱり感情移入できませんでした。事故の悲劇性よりも、感情のねじれたマックスの言動・行動の破天荒さばかりが目について。最後も、あんなだし…。「僕は死にません」ってのがテーマなのかとすら思えてしまった。
123分/★★☆☆☆
(2002年8月20日)

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フィラデルフィア
PHILADELPHIA
1993年アメリカ/ヒューマンドラマ

<監督>
ジョナサン・デミ
<脚本>
ロン・ナイスワーナー
<出演>
トム・ハンクス
デンゼル・ワシントン
アントニオ・バンデラス
ジェイソン・ロバーツ
メアリー・スティーン・バーゲン
<ストーリー&コメント>
フィラデルフィアの一流法律会社に勤める敏腕弁護士アンディ・ベケットは、エイズと宣告され、事務所を解雇される。彼はこの不当な差別と闘おうと訴訟を決意する。
アメリカの独立宣言起草の地として、自由と兄弟愛を象徴する街フィラデルフィアを舞台に、エイズに対する差別と偏見に挑む弁護士の裁判闘争を通して、人間の尊厳を訴える。真っ正面からエイズ、同性愛を取り上げた社会派ドラマ。13キロ減量という役作りでエイズと闘う主人公を熱演したトム・ハンクスはアカデミー賞の主演男優賞に輝いた。
一番の要所は、中盤のオペラを聞くシーン。トム・ハンクスとデンゼル・ワシントンという二大俳優が言葉少ない中にも熱い演技を見せてくれています。裁判モノとしても文句のない秀作です。
126分/★★★★
(2002年1月25日)
第66回アカデミー賞(1993年) 主演男優賞、歌曲賞

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フィラデルフィア物語
THE PHILADELPHIA STORY
1940年アメリカ/ラブコメディ

<監督>
ジョージ・キューカー
<脚本>
ドナルド・オグデン・スチュワート
<出演>
ケーリー・グラント
キャサリン・ヘプバーン
ジェームズ・スチュワート
ルース・ハッセイ
ジョン・ハワード
ローランド・ヤング
<ストーリー&コメント>
フィラデルフィア群の上流社会。令嬢のトレイシーは、若手政治家のジョージとの結婚を目前に控えていた。それを知り、彼女の我がままとプライドの高さに耐えかねて2年前に離婚した元夫のデクスターが、大衆雑誌の記者とカメラマンを連れてやって来る。体面を重んじる一家は、記者の前は何とか取り繕うが、招かれざる客だったはずの彼らと親しくするうちに、トレイシーの心情に微妙な変化が訪れる。彼女に未練のあるデクスターは、何かと結婚妨害を試みるのだが…。
ブロードウェイの大ヒットコメディを軽快なテンポで映画化。ジェームズ・スチュワートが軽妙な演技でアカデミー主演男優賞を受賞。1956年に『上流社会』としてリメイクされた。
ものすごく評価が高い作品ですが、個人的にはボチボチかな。プライドの高い令嬢役はキャサリン・ヘプバーンにハマり役だし、要所要所のシーンは楽しいんだけど…なんか全体的に、イマイチでした。どこがってハッキリと言えないのが、なんか微妙な感じなんだけど(笑)とってつけたようなオチが一番シックリこないからなのかも。
個人的には、ジェームズ・スチュワートが「Over the Rainbow」を歌うシーンが好きです。
112分/★★★☆☆
(2009年12月23日)
第13回アカデミー賞(1940年) 主演男優賞、脚色賞

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フィールド・オブ・ドリームス
FIELD OF DREAMS
1989年アメリカ/ヒューマンドラマ

<監督・脚本>
フィル・アルデン・ロビンソン
<原作>
W・P・キンセラ
<出演>
ケビン・コスナー
エイミー・マディガン
ギャビー・ホフマン
レイ・リオッタ
ジェームズ・アール・ジョーンズ
バート・ランカスター
<ストーリー&コメント>
アイオワ州で農業を営み、妻や息子と平和に暮らす36才の男性レイ・キンセラ。ある日彼は、とうもろこし畑の中で不思議な声を聞き、それに従って畑の真ん中に野球場を作ってしまう。そこへ八百長試合をしたと疑われた伝説のプロ野球選手ジョー・ジャクソンら名選手たちの霊が次々と現れ、野球を始める。レイはその中に亡父を見つけるのだった…。
麦畑の奇跡。感動の一作。
105分/★★★★

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フェア・ゲーム
FAIR GAME
1995年アメリカ/アクション

<監督>
アンドリュー・サイプス
<脚本>
チャーリー・フレッチャー
<出演>
ウィリアム・ボールドウィン
シンディ・クロフォード
スティーブン・バーコフ
クリストファー・マクドナルド
<ストーリー&コメント>
マイアミで働く女性弁護士のケイトは、ジョギング中謎の発砲事件に遭遇。事情聴取を担当したマックス刑事を軽くあしらうが、その夜、彼の目の前でケイトのアパートが爆発される。奇跡的に助かったケイトだったが、正体不明のプロの殺人集団に執拗に命を狙われる。ケイトと彼女を警護するマックスは、孤立無援の逃避行を余儀なくされる…。
すごく面白かったです。次々と遅い来る殺人者の追っ手。ハイテクを駆使し、どこに隠れてもすぐに所在がバレてしまう。カーチェイスのシーンは特にハラハラしました。ストーリーはごく単調なものだけど、CG全盛のご時世の今になって見ると、体当たりのアクションはすごくリアリティを感じるのです。
スーパーモデルのシンディ・クロフォードの主演作。
98分/★★★★
(2002年5月13日)

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フェイス/オフ
FACE/OFF
1997年アメリカ/アクション

<製作総指揮>
マイケル・ダグラス
<監督>
ジョン・ウー
<出演>
ジョン・トラヴォルタ
ニコラス・ケイジ
ジーナ・ガーション
<ストーリー&コメント>
息子を殺した犯人のトロイを捕まえたFBI捜査官のアーチャーだったが、時限式の細菌爆弾を街に仕掛けている事が判明。その爆弾を探すためにアーチャーは、昏睡状態のトロイの顔を自分の顔に移植し、刑務所に服役中のトロイの弟に接近をする。一方、目覚めたトロイはアーチャーの顔を移植する…。
顔を移植して入れ替わった捜査官と凶悪犯。二役の両雄の好演が見所。
138分/★★★★

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フェイブルマンズ
THE FABELMANS
2022年アメリカ/ドラマ

<製作・監督・脚本>
スティーブン・スピルバーグ
<脚本>
トニー・クシュナー
<出演>
ミシェル・ウィリアムズ
ポール・ダノ
セス・ローゲン
ガブリエル・ラベル
ジャド・ハーシュ
ジュリア・バターズ
キーリー・カルステン
ジーニー・バーリン
クロエ・イースト
<ストーリー&コメント>
1952年。初めて映画館を訪れて以来、映画に夢中になった少年サミー・フェイブルマン。以来、自ら8ミリカメラを手に、家族の休暇や旅行の記録係となり、妹や友人たちが出演する映画作品を制作する日々。音楽家の母親はそんな彼の夢を支えてくれるが、有能な科学者の父親はその夢を単なる趣味としか見なさない。サミーはそんな両親の間で葛藤しながら、さまざまな人々との出会いを通じて成長していくのだが…。
50年にわたるキャリアの中で、変幻自在なフィルモグラフィを世界に送り出してきた巨匠スティーヴン・スピルバーグが、“映画監督”になる夢を叶えた自身の原体験を描いた自伝的作品。第95回アカデミー賞で計7部門にノミネートされた。
正直、「ちょっと思ってたのと違うな」という作品でした。スピルバーグがどんな少年時代を過ごしたのかは、まさにイメージ通り。「観ては、気づいてはいけないもの」をフィルムに映してしまったことにより、家族が引き裂かれていく様子も興味深かった。だけどそれは、物語前半に留めてほしかったかな。そういう少年時代や、ユダヤ系が迫害される体験を経て、そこからどんなふうに『E.T.』や他の作品が生み出されていくのか、「映画人スピルバーグ」になっていくのか、そのあたりをもっと期待していたので。まさにその一歩を踏み出したところで映画が終わってしまった(そこまでもかなりの長尺だけど)ので、もしこの続編があるとすれば、それこそまさにみんなが観たいところなのかもしれないね。
151分/★★★☆☆
(2023年3月6日)

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フェノミナン
PHENOMENON
1996年アメリカ/ファンタジードラマ

<監督>
ジョン・タートルトーブ
<脚本>
ジェラルド・ディペゴ
<出演>
ジョン・トラヴォルタ
キラ・セジウィック
フォレスト・ウィテカー
ロバート・デュヴァル
ジェフリー・デ・ムン
リチャード・キーレイ
ブレント・スピナー
ショーン・オブライエン
<ストーリー&コメント>
カリフォルニアの田舎町ハーモン。自動車整備工場を経営する37才のジョージは、二人の幼い子供を育てる女性レイスに思いを寄せていた。だがある夜、見上げた空に不思議な閃光を見て以来、知能が飛躍的に向上したうえ、超能力まで使えるようになってしまう。彼は自分の力を町の人々のために活かそうとするが、逆に気味悪がられ、孤立してしまう。落ち込んだジョージは、レイスの愛の力で勇気を取り戻すのだが…。
ある日突然未知の力を身に付けた男と、彼を愛する女性のピュアな純愛を描くファンタステックなラブロマンス。
平凡な男が、ある日突然超能力者に生まれ変わってしまうという奇想天外なストーリー。驚くべき能力と知識を身につけてしまった彼を、かつての友人たちはみんな気味悪がって怖れの目で見てしまう。人間同士の思いやりの大切さをテーマにしている作品なのかなと思いました。
物語は思わぬ方向に話が流れていって、最後は一応納得のできる終わり方なんだけど、ちょっと切なくなってしまいました。エリック・クラプトンの「Change the World」がまたいいタイミングで流れるんだよなぁ。
123分/★★★☆☆
(2004年2月15日)

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フェノミナン2
PHENOMENON II
2003年アメリカ/ファンタジードラマ

<監督>
ケン・オリン
<脚本>
ジェラルド・ディペゴ
<出演>
クリストファー・シャイアー
ジル・クレイバーグ
ピーター・コヨーテ
アレハンドロ・アベラン
クローデット・ミンク
ジーナ・トゴニ
ライアン・ドレッシャー
<ストーリー&コメント>
地方の小さな町で自動車修理工場を営むジョージ。心優しく平凡な男だった彼は、夜空に輝く不思議な光に襲われ意識を失ってしまう。それ以来、彼は超人的な知識と超能力を手に入れ、それを町の人々の役に立てようとするのだが、逆に町の人々から警戒されるようになってしまう。その事実を知ったFBIは、彼を研究しようとその身柄を拘束し、脳に出来た腫瘍がその原因ではないかと推測する。やがてジョージは自分と同じような超能力を持つ、ある少年と出会って…。
ある日突然、驚異的な頭脳と特殊能力を身につけてしまった男の姿を描くファンタジー・ドラマのアナザー・ストーリー。
TV放送用に製作された本作は、映画版と同じように、ジョージが閃光を目撃したところから幕を開けながら、映画版とは次第に展開が変わっていきます。どちらかといえば、やっぱり映画版の方がいいと思うんだけど、これはこれでアリなのかなぁと思えます。最後は物語が完全に完結していないので、ちょっと消化不良気味だったけど。
87分/★★★☆☆
(2005年6月25日)

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フェリスはある朝突然に
FERRIS BUELLER'S DAY OFF
1986年アメリカ/コメディ

<監督>
ジョン・ヒューズ
<出演>
マシュー・ブロデリック
アラン・ラック
ミア・サーラ
ジェフリー・ジョーンズ
ジェニファー・グレイ
チャーリー・シーン
<ストーリー&コメント>
シカゴの高校生フェリスはみんなの人気者。こんな快晴の日に遊ばないなんて馬鹿げてる!と、仮病を使ってまんまと学校を休み、友達と恋人を誘って町へ繰り出す。高級車を乗りまわし、パレードに飛び入りし、高級レストランに忍び込み、やりたい放題。
これでもか!とばかりにコテコテのコメディ。
やりたい放題のフェリスの行動に爽快感を覚えて笑えるか、「やりすぎなのでは?」と思って周りの人間たちを気の毒に思ってしまうか、判断の分かれるところではないだろうか?僕は後者。あまりにド派手なやり口に辟易してしまいました。
103分/★★☆☆☆
(2002年4月4日)

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フォーガットン
THE FORGOTTEN
2004年アメリカ/SFサスペンス

<監督>
ジョゼフ・ルーベン
<脚本>
ジェラルド・ディペゴ
<出演>
ジュリアン・ムーア
ドミニク・ウェスト
ゲイリー・シニーズ
アルフレ・ウッダード
ライナス・ローチ
ロバート・ウィズダム
ジェシカ・ヘクト
アンソニー・エドワーズ
<ストーリー&コメント>
飛行機事故で9歳の一人息子サムを亡くした母親テリー。彼女はそれから1年が経った今も悲しみから立ち直れず、その思い出に浸っていた。そんなある日、テリーは家族3人で撮った記念写真からサムの姿だけが消滅していることに気づき困惑する。間もなく、同じ事故で愛する娘を失った男アッシュに出会った彼女だったが、酒浸りの彼には一切の記憶が残っていなかった。さらに彼女は、アルバムやビデオテープからもサムが消えてしまっていることに気づき唖然とする。すべては妄想だったのか…?夫にも精神科医にも相手にされない彼女は、アッシュの家に押しかけるが、彼は自分には娘などいないと言い放つのだった…。
劇場公開時から気になってた作品だけど、正直言って期待はずれだった。序盤から中盤にかけては期待通りのサスペンスだったけど、まさかあんなオチが待っていたとは…。シリアスなサスペンスかと思いきや、ヘタしたらB級SFっぽい評価になってしまうかも。
一番衝撃的だったのは、ボーン!と人が飛ばされ?はじかれ?て強制撤去されてしまうところ。ああいう画は、かつてお目にかかったことがないかも。
ジュリアン・ムーアは、だんだんメリル・ストリープに似てきた感じがするね。
92分/★★☆☆☆
(2006年10月29日)

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フォーチュン・クッキー
FREAKY FRIDAY
2003年アメリカ/コメディ

<監督>
マーク・ウォーターズ
<脚本>
ヘザー・ハッチ
レスリー・ディクソン
<出演>
ジェイミー・リー・カーティス
リンゼイ・ローハン
マーク・ハーモン
ハロルド・グールド
チャド・マイケル・マーレイ
スティーヴン・トボロウスキー
クリスティナ・ヴィダル
ロザリンド・チャオ
<ストーリー&コメント>
再婚を間近に控えた精神科医のテスは、高校生の娘アンナが新しい父親にうち解けず、学校でも問題を起こしてばかりいることに心を悩ませていた。一方のアンナも、口うるさく干渉してくる母親を疎ましく思い、ついに2人はチャイニーズレストランで大喧嘩を始めてしまう。店の女主人が仲裁に入るが、仲直りの証として差し出された占いクッキーを食べた2人は奇妙なめまいに襲われる。そして翌朝、目を覚ました2人は、なぜだか互いの体が入れ替わってしまったことに気づくのだった…。
体が入れ替わってしまった母と娘が、大騒動を巻き起こしながらも次第に相手の気持ちを理解していく姿を描くファンタジー・コメディ。1976年製作の『フリーキー・フライデー』のリメイク。
すごく面白かった!正直、単なるコメディと思ってあまり期待していなかったんだけど、主演2人の快演が心地よかった。親子がお互いを理解するというありふれたテーマを、体が入れ替わるという、これまたファンタジーにありがちな設定で描いたものなんだけど、現代風なアレンジがよかった。バンドをやっているリンゼイ・ローハンはカッコいいし、心は娘になった母親役のジェイミー・リー・カーティスのブットビっぷりもよかった。
LILIXら、人気の若手を起用した劇中歌のセンスもいい。
97分/★★★☆☆
(2005年8月15日)

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フォレスト・ガンプ/一期一会
FORREST GUMP
1994年アメリカ/ヒューマンドラマ

<監督>
ロバート・ゼメキス
<出演>
トム・ハンクス
サリー・フィールド
ゲイリー・シニーズ
ロビン・ライト
ミケルディ・ウィリアムソン
ハーレイ・ジョエル・オスメント
<ストーリー&コメント>
知能指数は低いものの、ピュアな心を持つフォレスト・ガンプ。ビートルズ・ブーム、ベトナム戦争、ウォーターゲート事件などアメリカの現代史に関わりながら駆け抜けた、主人公の半生をテンポよく描く感動作。
奇想天外なストーリー。一度は見るべし。
142分/★★★★★
(2000年3月11日)
第67回アカデミー賞(1994年) 作品賞、主演男優賞、監督賞、脚色賞、編集賞、視覚効果賞

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フォーン・ブース
PHONE BOOTH
2002年アメリカ/サスペンス

<監督>
ジョエル・シュマッカー
<脚本>
ラリー・コーエン
<出演>
コリン・ファレル
キーファー・サザーランド
フォレスト・ウィテカー
ラダ・ミッチェル
ケイティ・ホームズ
ポーラ・ジャイ・パーカー
アリアン・アッシュ
ティア・テサダ
ジョン・イーノス三世
<ストーリー&コメント>
マンハッタンのタイムズスクエア。宣伝マンのスチュは、今日も携帯電話片手に忙しくビジネスをコーディネイトしていた。そんな彼が、妻に内緒で交際している新進女優に電話を掛けようと電話ボックスに立ち寄ると、ふいに公衆電話のベルが鳴った。受話器の向こうの聞き覚えのない声は「電話を切ったら殺す」と脅迫してきたのだった…。
全編がほぼ電話ボックスだけで展開する異色のサスペンス。
すごく面白かったです。何よりも、アイデアがいい。大スターも出てこないし、派手なアクションもないし、目を見張る特殊映像もない。だけど、アイデアひとつでここまでのものが作れるんだというお手本のような作品です。僕は、映画の面白さはほとんどが脚本で決まると思っているので、こういう作品は大好きです。全編がほとんど電話ボックスの周囲だけという、大都会の中にありながらもまるで密室のような空間を生み出している展開はヒッチコックの『ロープ』みたい。
作品のほとんどが、コリン・ファレル演じるスチュと、謎の男の声との一対一の演技。コリン・ファレルは素晴らしい熱演でした。
シナリオ通りに撮影し、わずか10日間で撮影を終えたという驚異的なスピードも圧巻。
81分/★★★★
(2004年11月10日)

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武器よさらば
A FAREWELL TO ARMS
1957年アメリカ/文芸ドラマ

<監督>
チャールズ・ヴィダー
<原作>
アーネスト・ヘミングウェー
<脚本>
ベン・ヘクト
<出演>
ロック・ハドソン
ジェニファー・ジョーンズ
ヴィットリオ・デ・シーカ
アルベルト・ソルディ
メルセデス・マッケンブリッジ
エレイン・ストリッチ
<ストーリー&コメント>
ヘミングウェイのノーベル文学賞作品の映画化。第一次大戦の北イタリア戦線の悲惨を描く。戦時下の赤十字看護婦と米兵のラブストーリーは著者自身の体験に基づくという。衛生部隊の活動、宗教要員、軍事裁判など人道法関連の場面が多い。
152分/★★★★

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ふたりにクギづけ
STUCK ON YOU
2003年アメリカ/コメディ

<監督・脚本>
ボビー・ファレリー
ピーター・ファレリー
<出演>
マット・デイモン
グレッグ・キニア
エヴァ・メンデス
ウェン・ヤン・シー
パット・クロフォード・ブラウン
シーモア・カッセル
シェール
グリフィン・ダン
ジェイ・レノ
メリル・ストリープ
<ストーリー&コメント>
仲の良い双子の兄弟、ウォルトとボブ。2人は腰の部分がつながった結合双生児で、生まれて以来、常に行動を共にしてきた。だが彼らの性格はまったく対照的で、俳優志望のウォルトは社交的でプレイボーイ。一方のボブは引っ込み思案で、インターネット上で3年間もメル友を続けている女性に特異な自分のことを打ち明けられずにいた。そんな2人はある日、俳優を目指すウォルトの夢を実現しようと、映画の都ハリウッドへ乗り込むことにするのだが…。
『メリーに首ったけ』『ふたりの男とひとりの女』『愛しのローズマリー』など、過激なまでにナンセンスを極める一方、ハンディを背負った登場人物たちに対し、愛あるまなざしを投げかけてきたファレリー兄弟。本作では大胆にも結合双生児という、従来のコメディが取り上げてこなかった題材に挑戦。しかしテーマは兄弟監督らしく、究極の兄弟愛。見る者をいつしかほのぼのとした気持ちに導く手腕は健在。もっとも、大物であるはずのシェールに“売れなくなったオスカー女優”を演じさせるなど悪ノリのセンスも健在!
すごく面白かったです。ともすればブラックすぎる題材ではあるけれど、明るく描いているので完全なコメディとして受け入れられてしまうから不思議。
チョイ役ではあるけどメリル・ストリープの存在感もすごい。最後のミュージカルも面白いしね。
119分/★★★★
(2006年7月30日)

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ふたりの男とひとりの女
ME, MYSELF & IRENE
2000年アメリカ/ラブコメディ

<監督・脚本>
ボビー・ファレリー
ピーター・ファレリー
<出演>
ジム・キャリー
レネー・ゼルウィガー
クリス・クーパー
マイケル・ボーマン
リチャード・ジェンキンス
ロバート・フォスター
ダニエル・グリーン
<ストーリー&コメント>
チャーリーは真面目で善良な警察官。だがお人好し過ぎる性格が災いしてか、町の住民からは軽くみられている。妻も結婚直後に黒人のタクシー運転手と不倫し三つ子を出産、子どもを置いて駆け落ちしてしまった。だがある日、それまで抑制されていた怒りが爆発、ハンクという乱暴な別の人格を創り出してしまう。そんなふたつの人格を持つチャーリーが、ひょんなことから悪者に命を狙われる美女アイリーンを保護するが…。
『メリーに首ったけ』の監督、ファレリー兄弟の爆笑作。
一人二人格に挑んだジム・キャリーの演技が見もの。自分で自分を殴ったり、投げ飛ばしたり。一人芝居をさせたら、現在、彼の右に出る者はいないのではないだろうか?
レネー・ゼルウィガーがとてもキュートです。
息子三人衆も個性豊かでいい味を出してます。
118分/★★★☆☆
(2002年5月30日)

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普通じゃない
A LIFE LESS ORDINARY
1997年アメリカ、イギリス/ラブコメディ

<監督>
ダニー・ボイル
<脚本>
ジョン・ホッジ
<出演>
ユアン・マクレガー
キャメロン・ディアス
ホリー・ハンター
デルロイ・リンド
ダン・ヘダヤ
イアン・マクニース
<ストーリー&コメント>
堕落しきった人間界に業を煮やした大天使ガブリエルは、真実の愛を蘇らせようと、下界に2人の天使オライリーとジャクソンを派遣する。ターゲットは小説家志望の清掃人ロバートと、社長令嬢のセリーン。任務を失敗すれば天界に帰れない天使コンビは、あらゆる策を弄して2人を結びつけようとするのだが…。
監督は『トレインスポッティング』や『ザ・ビーチ』のイギリス人ダニー・ボイル。主演はこの監督とのコンビ作も多いユアン・マクレガーと、キャメロン・ディアスという人気俳優の共演。
意欲的な邦題に反して、ごくごく普通のラブコメディだった。ちょっと弱気なロバートと、高飛車なセリーンは、どちらもハマり役で楽しい。二人の天使役も、実力者俳優の共演で落ちついて見られる。特にホリー・ハンターはオスカーを受賞した『ピアノ・レッスン』とは全く違うハジけっぷりがよかった。だけど…たぶん、しばらくしたら忘れてしまうだろうなぁ。肩ヒジ張らずに気軽に観られる作品だけど、全く何にも残らない感じ。
104分/★★☆☆☆
(2003年12月29日)

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普通の人々
ORDINARY PEOPLE
1980年アメリカ/ドラマ

<監督>
ロバート・レッドフォード
<脚本>
アルヴィン・サージェント
<出演>
ドナルド・サザーランド
メアリー・タイラー・ムーア
ジャド・ハーシュ
ティモシー・ハットン
M・エメット・ウォルシュ
エリザベス・マクガヴァン
ダイナ・マノフ
<ストーリー&コメント>
平穏な日常生活を送っていたはずのジャレット家。だが、ある事件をきっかけに家庭内のバランスは見えないところで崩れていく。カルビンは妻ベスとの関係にどこか違和感を覚えつつも、精神的に不安定な息子コンラッドのことを心配し、精神科医にかかるように薦める。そしてやがて、それぞれの葛藤と苦悩が表面化していくのだった…。
アメリカの平凡な中流家庭が崩壊していく姿を通じて家族の絆を描いたドラマ。アカデミー作品賞、監督賞をはじめ4部門を受賞。
アメリカの平凡な課程を描きアカデミー作品賞を受賞した作品としては、1999年の『アメリカン・ビューティー』が思い浮かぶ。20年が経ち、アメリカの生活もだいぶ様変わりしたようだ。
家族の崩壊と絆の認識を深く描いたドラマで、派手さはなく、むしろ地味。これが初監督作品のロバート・レッドフォードだが、一人一人の人物の心理描写が緻密だし、物語の背景に社会的なテーマを浮かび上がらせる造りも巧み。だが、大きな展開の動きもないし、深く考えさせられる作品だけに、好みが分かれるかも。
主演の3人はそれぞれに好演だが、コンラッド役に抜擢されたティモシー・ハットンが素晴らしかった。繊細なティーンエイジャーを演じ、アカデミー助演男優賞を受賞した。
124分/★★★☆☆
(2003年11月30日)
第53回アカデミー賞(1980年) 作品賞、助演男優賞、監督賞、脚色賞

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フック
HOOK
1991年アメリカ/SFファンタジー

<監督>
スティーブン・スピルバーグ
<出演>
ロビン・ウィリアムス
ダスティン・ホフマン
ジュリア・ロバーツ
ボブ・ホスキンス
グウィネス・パルトロウ
<ストーリー&コメント>
自分がピーターパンだったことを忘れてしまった、さえない中年ピーターが、子供達を救うためフック船長の待つネバーランドへ旅立つ…。
「ピーターパン」をSFXを駆使し、現代風に仕上げている。
なかなか面白い。
141分/★★★☆☆

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不都合な真実
AN INCONVENIENT TRUTH
2006年アメリカ/ドキュメンタリー

<製作総指揮・監督>
デーヴィス・グッゲンハイム
<脚本>
ローレンス・ベンダー
スコット・Z・バーンズ
ローリー・デヴィッド
<出演>
アル・ゴア(本人)
ビリー・ウェスト(ナレーション)
<ストーリー&コメント>
元アメリカ副大統領(1993年〜2001年)のアル・ゴアは、講演会の聴衆を前に語りかける。近年、ニューオーリンズを襲ったハリケーン「カトリーナ」のように大規模な自然災害が世界各地で次々と発生。北極大陸の氷土はこの40年間に40%も縮小し、今後50年から70年の間に消滅するといわれている…。多くの政治家たちが耳を貸そうとしない、そうした“不都合な真実”の事例を幅広く紹介しながら、彼は「地球温暖化問題」の重要性・緊急性を、わかりやすくかつ説得力豊かに展開していく。
いまや全人類にとって待ったなしの緊急課題となった「地球温暖化問題」にいち早く取り組んできたアル・ゴアの訴えの日々を追い、世界中で話題沸騰のドキュメンタリー。
これはすごい。「地球温暖化」に警鐘を鳴らすゴアの活動を紹介したドキュメンタリーというふれこみは知っていたけど、その予想通りの内容で、さらにそれ以上の内容でした。誰もが知りつつ、なんとなくは気にしている地球環境の破壊。その危機は、まさにそこまで迫っているのでした。
多少の誇張表現が認められる部分もあるらしいけど、科学的には疑いの無いというその研究的内容。「不都合な真実」から目を背けずに、直面しなければいけない時が来ている。もっと地球規模で観賞されるべき作品だと思う。たった1枚のDVDディスクで、娯楽だけでなく、社会的な問題提起をすることもできる。「映画」という文化の持つ大いなる可能性を具現化した傑作でした。
97分/★★★★★
(2009年10月11日)
More Information
第79回アカデミー賞(2006年) 長編ドキュメンタリー賞、歌曲賞

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不都合な真実2/放置された地球
AN INCONVENIENT SEQUEL:TRUTH TO POWER
2017年アメリカ/ドキュメンタリー

<監督>
ボニー・コーエン
ジョン・シェンク
<製作>
ジェフリー・スコール
リチャード・ベルジェ
ダイアン・ワイアーマン
<製作総指揮>
ローレンス・ベンダー
スコット・Z・バーンズ
レスリー・チルコット
デイビス・グッゲンハイム
ローリー・レナード
<脚本・出演>
アル・ゴア(本人)
<ストーリー&コメント>
アカデミー長編ドキュメンタリー賞など2部門に輝き、アル・ゴアのノーベル平和賞受賞にも結びついた前作から10年。一向に進まない環境対策の厳しい現実が浮き彫りになる。2016年のパリ協定合意に向け先進国と途上国の間の溝を埋めようと奔走し、政権交代により環境への取り組みが変化してもなお声を上げ続ける彼の姿を追いながら、地球の危機を訴える。
ノーベル平和賞に輝いた元アメリカ副大統領のアル・ゴアが、地球温暖化問題に対して再び警鐘を鳴らすドキュメンタリーの第2弾。
前作に続き、すごく重要なテーマの作品でした。作品中で「神が我々の前に2つの選択肢を置いた。生か死か」と述べることに沿うなら、地球温暖化が人類に対しての最大の危機ならば、とるべき道は2つしかない。対策を講じて共存の道を探るか、座して滅びるのを待つのみか。
石油燃料に頼って繁栄を遂げた欧米文化に対し、発展途上国(作中ではインドに特化)が同様の繁栄を遂げるためには、石油エネルギーに依存した150年を送るのは必要悪であり、権利だと。欧米諸国が「誤った150年を過ごした」と思うのであれば、発展途上国の「再生可能エネルギーによる発展」を手助けするのは代償として当然のものだし、支払わなければならない対価だと思うんだよね。
前述の「対策を講じる」のなら、温暖化を遅らせる(止められるよう努力する)ことか、温暖化後も生き残れる術を考えていくしかない。後者ならやはり、宇宙進出、宇宙移住ということになるんだろうけど…。いろいろなことを考えれば、やっぱり人間同士でいがみあったり、殺しあったり、地球に負担をかけるのはとても愚かなことだと思うし、国とか宗教とか、そんな些細なことで壁を作ることがいかに空しいことか、考えざるをえないよね。作中ではゴアが「アメリカこそがこの問題のリーダーにならなければいけない」と言う場面があるけど、「世界の中心というアメリカの立場」的には問題ないけど、トランプ大統領のようにその意味をはき違えて極端なナショナリズムに奔ることが最も恐ろしいよね。国の枠に囚われず、「○○(国名)人」ではなく「地球人」として考え、行動していかなければならない時代に、まさに直面しているということだよね。
98分/★★★★
(2019年2月16日)

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不滅の恋/ベートーヴェン
IMMORTAL BELOVED
1994年アメリカ/ラブストーリー

<監督・脚本>
バーナード・ローズ
<出演>
ゲイリー・オールドマン
ジェローン・クラッベ
イザベラ・ロッセリーニ
ヨハンナ・テア・ステーゲ
マルコ・ホーフシュナイダー
ミリアム・マーゴリーズ
バリー・ハンフリーズ
ヴァレリア・ゴリノ
ジェラード・ホラン
クリストファー・フルフォード
<ストーリー&コメント>
1827年、ウィーン。偉大な作曲家ベートーヴェンが息を引き取った。その死後まもなくして、弟子でもあり友人でもあったアントン・シンドラーは、彼の最後の遺言を発見する。そこには、彼がある女性に想いを込めて綴った愛の言葉と、すべての作品と財産を譲りたいと記されていた。シンドラーは、その宛て名のない手紙を手がかりに、彼の最愛の女性を探そうとするのだが…。
偉大なる作曲家ベートーヴェン。音楽家には致命的とも言える聴覚障害にも屈せず作られた数々の作品は、今もなお素晴らしい輝きを失わない。だがその生涯には、意外にも多くの謎に包まれている。彼は生涯独身だったが、愛した女性がいたと言われており、本作は、一人の人間としてのそんな彼の姿を描こうとした意欲作である。多くの場面がフィクションらしいんだけど、それでも感動せずにはいられなかった。特に、最後の交響曲第九番の初演シーンは圧巻だった。
ゲイリー・オールドマンがベートーヴェンを熱演。肖像画の実物とはそんなに似ているわけではないけど、次第に重なって見えてくるから不思議。特に晩年の姿は、まさに霊が乗り移ったかのようでした。
この作品のイザベラ・ロッセリーニ、お母さんにそっくりだね。
120分/★★★★
(2004年1月31日)

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冬物語
CONTE D'HIVER
1991年フランス/ラブストーリー

<監督・脚本>
エリック・ロメール
<出演>
シャルロット・ベリー
フレデリック・ヴァン・デン・ドリーシュ
ミシェル・ヴォレッティ
エルヴェ・フュリク
アヴァ・ロラッチ
<ストーリー&コメント>
海辺でひと夏の恋を謳歌した若い恋人。街に戻ってからも会おうと、フェリシーはシャルルに住所を渡すのだが、彼女は言い間違いをしていて二人は離れ離れになってしまう。月日は流れ、フェリシーはシャルルとの間に生まれた娘と暮らす未婚の母になっていた。何人もの男と恋をするが、結局はシャルルの面影を忘れられずにいつも失敗してしまうのだった。そんなある冬の日、フェリシーは二人の男にほぼ同時に別れを告げるのだが…。三人の男を愛した女の、ある冬の数日間を描く。
『春のソナタ』に続く「四季の物語」シリーズ第二作。
正直に言って、「またか」という感想。「これこそがロメール作品だ」ということであれば、もう僕は彼の作品を観ないかもしれません。前作に続き、やはり共感できるものがなかった。というか、前よりもっとひどい。これは男と女で感じ方が違うのかもしれないけど、僕はヒロインのフェリシーに全く共感できなかった。というより、嫌悪感すらおぼえた。気まぐれで自分勝手、我侭放題で男を振りまわす。いくら美人でも、これでは納得できない。ストーリーもだらだらしていて、つまらなかった。
114分/★★☆☆☆
(2002年11月16日)

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フライト
FLIGHT
2012年/サスペンスドラマ

<監督>
ロバート・ゼメキス
<脚本>
ジョン・ゲイティンズ
<出演>
デンゼル・ワシントン
ドン・チードル
ケリー・ライリー
ジョン・グッドマン
ブルース・グリーンウッド
メリッサ・レオ
ブライアン・ジェラティ
<ストーリー&コメント>
フロリダ州オークランド発アトランタ行きの旅客機が制御不能に陥り、突如、急降下。ウィップ・ウィトカー機長は墜落寸前の機体を回転させ、背面飛行によって緊急着陸に成功する。乗員乗客102人中、生存者は96人。高度3万フィートからの奇跡の不時着に、マスコミはウィトカーの偉業を称え、彼は一躍、ヒーローとなる。だが、調査委員会ではある重大な疑惑が浮上。ウィトカーの血中からアルコールと薬物の反応が検出されたのだった…。
本作で12年ぶりの実写映画に挑んだゼメキスが描き出した、序盤から繰り広げられる緊迫の飛行機事故シーンは圧巻!一方、一度は英雄視されながら闇に呑み込まれてゆく1人の男の葛藤をデンゼルが迫真の演技で表現し、アカデミー賞では主演男優賞にノミネートされた。
冒頭の飛行機の墜落事故の映像はなかなかすごかったんだけど、その後が少し間延びしたかな。観ている側にとってみれば、この機長は飲酒、薬物摂取の状態でジェット機を操縦し、フライト中にも酒を飲んで、上空では居眠り。とんでもない人物であることを充分に知らされているので、墜落後の事態もみ消し隠蔽工作は、ちょっと白けてしまった。ニコールとの出会いや同居もやや唐突な感じがあるし、最後に改心したといっても、そこまで寄り添っては観られなかったかな。
141分/★★★☆☆
(2020年3月8日)

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フライド・グリーン・トマト
FRIED GREEN TOMATOES
1991年アメリカ/ヒューマンドラマ

<監督>
ジョン・アブネット
<出演>
キャシー・ベイツ
ジェシカ・ダンディ
メアリー・スチュアート・マスターソン
<ストーリー&コメント>
倦怠期の40代の専業主婦エブリンは、ある日偶然82歳の女性ニニーに出会う。彼女の語る昔話を聞くうちに、エブリンはいつしか、人生の希望と情熱を取り戻していく…。
映画がすすむにつれて若々しい輝きを取り戻していくキャシー・ベイツの好演が光る。
心がホノボノする作品です。
130分/★★★☆☆

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フライト・ゲーム
NON-STOP
2014年アメリカ/サスペンス

<監督>
ジャウム・コレット=セラ
<脚本>
ジョン・W・リチャードソン
クリス・ローチ
ライアン・イングル
<出演>
リーアム・ニーソン
ジュリアン・ムーア
スクート・マクネイリー
ミシェル・ドッカリー
ネイト・パーカー
コリー・ストール
ジェイソン・バトラー・ハーナー
<ストーリー&コメント>
ニューヨーク発ロンドン行旅客機の警備のため、客を装って乗り込む航空保安官のビル。真夜中、彼の携帯に指定の口座に送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺すというメールが届く。悪戯か本気か半信半疑でいるうちに、1人目の犠牲者が出てしまう。ビルは乗客を拘束して荷物や携帯を調べるが、何ひとつ手掛かりは見つからないのだった…。
リーアム・ニーソンが好きなので観たんですが、最後まで飽きないアクション・サスペンスでした。脚本にチグハグなところがいくつかあってモヤッとするけど、されを補って余りある画の見せ方のうまさで、原題通りまさに「ノンストップ」でした。
しかし、こういう作品を観ると、飛行機に乗るのが怖くなりそうですね。
(以下、ネタバレ文。観た後で、マウスでなぞってお読みください)
結局、ジェンの職業は何だったの?一人目の犠牲者は身内モメだったけど、まさか殺すところまで予測できる?二人目の機長はどうやって殺されたの?ハイジャックって想定されてから、地上で報道されるの早すぎない?しかも顔写真とか経歴まで詳細が報じられてさ。余談ですが、僕はニューヨーク市警の彼が怪しいと思っていました。見事にひっかけられたってことかな?
107分/★★★☆☆
(2020年7月4日)

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フライトプラン
FLIGHTPLAN
2005年アメリカ/サスペンス

<監督>
ロベルト・シュヴェンケ
<脚本>
ピーター・A・ダウリング
ビリー・レイ
<出演>
ジョディ・フォスター
ピーター・サースガード
ケイト・ビーハン
エリカ・クリステンセン
ジャナ・コレサロヴァ
マーリーン・ローストン
ショーン・ビーン
<ストーリー&コメント>
突然の夫の死に、深い悲しみと喪失感を胸に抱きつつ、6才の娘ジュリアと共にニューヨーク行きのジェット飛行機に乗り込んだ女性航空機設計士のカイル。奇しくもこの飛行機は、彼女自身が設計した最新型のジャンボ・ジェット機だった。ところが、飛行中の機内から不意にジュリアが姿を消し、すっかりパニック状態に陥りながら、カイルは必死で娘の姿を探し回る。けれども乗客、乗務員の誰一人として、ジュリアの姿を見た者はおらず、そのうえなんと、乗客名簿にすらジュリアの名前が載っていないことが判明。周囲から彼女の精神状態をいぶかしむ声も挙がるなか、カイルは死で機内を探索して廻るのだが…。
ボチボチでした。「飛行中のジャンボ旅客機の中から忽然と姿を消した最愛の娘。これは誘拐か、それとも実は母親の妄想なのか?」というのが大きな謎。ところが、それはあっさり解決してしまう。その解明の仕方が、なんかちょっとアッサリしたもの(犯人同士の会話で謎が解かれる、など)すぎて残念。最後はサスペンスというより、ちょっとアクション映画っぽくなってしまったし。サスペンスでずっと推したほうが面白かったのかなという気がする。
99分/★★★☆☆
(2007年2月12日)

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プライベート・ライアン
SAVING PRIVATE RYAN
1998年アメリカ/戦争ドラマ

<製作・監督>
スティーブン・スピルバーグ
<脚本>
ロバート・ロダット
<出演>
トム・ハンクス
エドワード・バーンズ
トム・サイズモア
マット・デイモン
ジェレミー・デイビス
アダム・ゴールドバーグ
<ストーリー&コメント>
第二次世界大戦で連合軍の大反撃のきっかけとなったノルマンディ上陸作戦と、その後数日の出来事を描いた戦争映画。
「映画ってここまで出来るのか」って驚かされた。
リアルすぎるほど凄絶な戦争描写は、まるでドキュメンタリーフィルムを見ているよう。
170分/★★★★★
(2000年6月25日)
More Information
第71回アカデミー賞(1998年) 監督賞、撮影賞、音響賞、編集賞、音響効果賞

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ブラインド・デート
BLIND DATE
1987年アメリカ/ラブコメディ

<監督>
ブレイク・エドワーズ
<出演>
キム・ベイシンガー
ブルース・ウィリス
ジョン・ラロケット
ウィリアム・ダニエルズ
ジョージ・コー
マーク・ブルーム
<ストーリー&コメント>
仕事が忙しくて恋人さえできないウォルターは、会社の取引先とのディナーで女性同伴を言い渡される。やむなく兄に相談し、紹介された美女・ナディア。兄からの忠告はただひとつ、「彼女には酒を飲ませるな」。ナディアはかなりの酒乱だったのだ!
想像以上の美女に満足して始まった夜だったが、やがて「これでもか!」というばかりの悪夢の夜になっていく。「いくらなんでも、そこまでは!」というぐらいの畳み掛けに笑えました。
後半はありがちなラブ・ストーリー。
真っ赤なドレスを着こなすキム・ベイシンガーの美しさが際立っていました。酒乱の美女にふりまわされる男を演じるブルース・ウィリスは、これが映画初主演。
101分/★★★☆☆
(2002年4月5日)

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ブラザーズ・グリム
THE BROTHERS GRIMM
2005年/ファンタジー

<監督>
テリー・ギリアム
<脚本>
アーレン・クルーガー
<出演>
マット・デイモン
ヒース・レジャー
モニカ・ベルッチ
ジョナサン・プライス
ピーター・ストーメア
レナ・ヘディ
<ストーリー&コメント>
19世紀、フランス占領下のドイツ。現実主義者のウィルと夢想家でロマンチストのジェイコブという性格が対照的なグリム兄弟は、各地で魔物退治と称してさまざまな奇跡を起こして正直者たちから金を巻き上げていたが、それらは彼らが仕組んだ狂言芝居だった。それを見破ったフランスの冷酷な将軍ドゥラトンブに捕らえられた兄弟だが、一方、森で少女たちが失踪する奇怪な事件が相次ぎ、2人は将軍に命じられて調査を開始するのだが…。
鬼才テリー・ギリアム監督が、彼ならではの奔放な想像力を駆使してグリム童話誕生の知られざる秘話をスリルとユーモア満点に描いたダークファンタジー。
序盤はちょっと低調だったけど、中盤以降はなかなか面白かったです。グリム童話って、「赤ずきん」とか「白雪姫」とか「ヘンゼルとグレーテル」とかの断片は知ってるけど、実際には詳しいことはあまり知らない。その微妙な隙間のところに、創作の翼を存分に広げている作品でした。全体的に、どこかで見たようなフレーズが多いのは、彼らの紡いだ童話が、遺伝子レベルで僕たちの発想の中に沁みついているからなのかもしれないね。
119分/★★★☆☆
(2018年9月24日)

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ブラス!
BRASSED OFF
1996年イギリス/ヒューマンドラマ

<監督・脚本>
マーク・ハーマン
<出演>
ピート・ポスルスウェイト
ユアン・マクレガー
タラ・フィッツジェラルド
スティーブン・トンプキンソン
ジム・カーター
フィリップ・ジャクソン
<ストーリー&コメント>
石炭需要の低下で閉鎖の波が押し寄せる、イングランド北部ヨークシャー地方の炭坑街グリムリー。坑夫たちで結成されたブラスバンド「グリムリー・コリアリー・バンド」のメンバー達は、全英選手権で優勝を目指す。だが、炭坑が街の中心産業であるため、炭坑の閉鎖は彼らにとって死活問題。失業の危機、それに伴う家族の絆の崩壊。彼らはそれを乗り越え、選手権で優勝できるのだろうか…?
「ダニー・ボーイ」、「アランフェス協奏曲」、「威風堂々」など作中の演奏も実に素晴らしい。この映画に登場するグレムリー・コリアリー・バンドには、グライムソープ・コリアリー・バンドという実在のモデルがあり、演奏シーンの音はすべてこのバンドが担当しています。
作品のテーマは重く暗いものなので全体的に暗めなのですが、それを補う演奏シーンの華やかさ。人々の心のふれあいを、炭坑街の光と影とともに描く秀作です。
108分/★★★★
(2002年6月12日)

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プラダを着た悪魔
THE DEVIL WEARS PRADA
2006年アメリカ/コメディ

<監督>
デヴィッド・フランケル
<脚本>
アライン・ブロッシュ・マッケンナ
<出演>
メリル・ストリープ
アン・ハサウェイ
エミリー・ブラント
スタンリー・トゥッチ
サイモン・ベイカー
エイドリアン・グレニアー
トレイシー・トムズ
リッチ・ソマー
<ストーリー&コメント>
地方の大学を卒業し、ジャーナリストを目指して大都市ニューヨークへとやって来たアンディは、一流ファッション誌“RUNWAY”の編集長ミランダのアシスタントに採用される。オシャレにまったく無頓着なアンディはミランダが何者かさえまるで分かっていなかったが、彼女こそ誰もが恐れおののくファッション界のカリスマだった。朝から晩までミランダの理不尽な命令に振り回されることになったアンディ。先輩社員のエミリーのアドバイスにも助けられながら次第に成長していく彼女だったが、忙しさのあまり恋人とはすれ違ってばかりで私生活はメチャメチャになってしまう…。
一流ファッション誌のカリスマ編集長のもとで働くことになったファッション・センス“ゼロ”のヒロインが、鬼のように厳しい上司のもとで恋に仕事に奮闘する姿を描いたコメディ・ドラマ。ファッション誌「ヴォーグ」の元アシスタント、ローレン・ワイズバーガーが書いたベストセラー暴露本が原作。
アカデミー主演女優賞、衣装デザイン賞の2部門でノミネート。デザイン賞はとってもいいんじゃないかと思うぐらい、とにかく衣装、ブランド、小物が盛りだくさん。ファッションに興味のある女性だったらすごく楽しいだろうと思います。ファッションに疎い僕はほとんど理解できませんでしたが(笑)
ブランド名はスルーしていてもストーリーは理解できるんですが、そのストーリーもなんだかイマイチ。野暮ったいヒロインが鬼上司にこきつかわれて洗練されて成長していく…という雛形はありがちなもの。ただ、最後の決断がどうにも唐突に思えてしまう。「何もそこで、いきなりそうしなくても!?」と思ってしまいました。「この業界に興味がない」というのは、もっと前の段階から言ってたことだしねぇ。
美しく磨き上げられていくアン・ハサウェイもお見事だけど、やっぱりメリル・ストリープ。この人はやっぱりすごいです。存在感、演技力、何をとっても現代ハリウッドでNo.1の女優でしょうね。
110分/★★★☆☆
(2009年11月2日)

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ブラック・キャデラック
BLACK CADILLAC
2002年アメリカ/サスペンス

<監督>
ジョン・マーロウスキー
<脚本>
ウィル・アルディス
<出演>
ランディ・クエイド
シェーン・ジョンソン
ジョシュ・ハモンド
ジェーソン・ドーリング
アダム・ヴァーニアー
キルステン・ウォーレン
テイラー・スタンリー
ケリー・マリス
<ストーリー&コメント>
大学生スコットと高校生の弟ロビー、スコットの悪友CJの三人は女の子をナンパしようと山奥のロードハウスにやってきたが、ふいに起きた喧嘩騒ぎから逃れるために吹雪の中を車で逃げ出すことに。途中、黒いキャデラックと遭遇した彼らは、なぜかその車に執拗に追われ始める。立ち往生していた保安官のチャーリーをも巻き込み、彼らは理由のわからないまま危険なカーチェイスを繰り広げるのだが…。
吹雪の中、三人の若者が乗る車が謎のキャデラックに追い詰められていく様を描くサスペンス・ホラー。
序盤と終盤のドラマはボチボチだけど、途中のアクションシーンはなかなかの迫力でした。
理由もわからず追いかけてくる車の恐怖を描くというプロットは、スピルバーグ『激突!』以来定番となっているそうです。僕が観た中にも、『ロードキラー』『ロードストーカー』といった類似作があるからね。今作の面白いところは、舞台が吹雪の山道に設定されたこと。ブレーキの効かないアイスバーンでの猛スピードのカーチェイス、凍り付いて岩のようになった牛の死体、車が通れるほど凍結した湖など、雪道ならではの状況がよかった。
キャストも地味だし、派手さはないけど時間つぶしにはちょうどいい、観て損はしない作品です。
93分/★★★☆☆
(2004年11月19日)

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ブラック・ダイヤモンド
CRADLE 2 THE GRAVE
2003年アメリカ/クライムアクション

<監督>
アンジェイ・バートコウィアク
<脚本>
ジョン・オブライエン
チャニング・ギブソン
<出演>
ジェット・リー
DMX
アンソニー・アンダーソン
ケリー・ヒュー
トム・アーノルド
マーク・ダカスコス
ガブリエル・ユニオン
マイケル・ジェイス
<ストーリー&コメント>
強盗団のリーダー、トニーは、仲間と共に宝石商の金庫を襲撃するが、その時、謎の男スーから“ブラック・ダイヤだけには手を出すな”と警告を受ける。それを無視したトニーたちだったが、やがて彼らはブラック・ダイヤを巡ってリン率いる武装ギャングに狙われる羽目となった。娘を人質に取られ、窮地に陥るトニー。彼は選択の余地なく、スーと手を組むことになるのだが…。
台湾から来たひとりの東洋人捜査官が、正体不明の宝石を巡って、強盗団や犯罪組織と熾烈な争奪戦を繰り広げるクライム・アクション。
香港映画界からハリウッドに進出したカンフー・スターのジェット・リーが、『ロミオ・マスト・ダイ』に続いてDMXと共演したハード・アクション。監督も同作と同じくポーランド出身のアンジェイ・バートコウィアク。
かなりベタなアクション娯楽作だけど、かなり面白かったです。冒頭の、素手でビルを飛び降りるシーンからしてワクワク。いつもながら切れ味鋭いジェット・リーのカンフーはもちろん、車ならぬ四輪バギーでのカーチェイス、ガンファイト、さらには戦車まで登場して…次々繰り出されるアクションが痛快でした。とにかくジェット・リーがカッコイイです。
ひとつ違和感があったとすれば、ダリア。元娼婦の普通の女性のはずなのに、あの格闘での強さは何?
101分/★★★★
(2004年9月18日)

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ブラック・ナイト
BLACK KNIGHT
2001年アメリカ/コメディ

<監督>
ジル・ジャンガー
<脚本>
ダリル・J・クォールズ
ピーター・ガウルク
ジェリー・スワロー
<製作総指揮・出演>
マーティン・ローレンス
<出演>
マーシャ・トマソン
トム・ウィルキンソン
ヴィンセント・リーガン
ダリル・ミッチェル
マイケル・カントリーマン
ケヴィン・コンウェイ
<ストーリー&コメント>
テーマパークで働く陽気なジャマールは、光るメダルを拾おうとして堀に転落、なぜか過去へとタイムスリップしてしまう。そこは1328年、中世のイングランド。現代とは全く違う14世紀の世界に混乱するジャマールだったが、勘違いから国賓として王宮に招かれる。だが、彼の拾ったメダルが王に追放された前女王の復位を図る反乱組織の証だったことから、ジャマールは王位を巡る争いに巻き込まれてしまう…。
人気コメディアンのマーティン・ローレンスの爆笑コメディ。久しぶりに大笑いできるコメディを観ました。特に面白かったのが、冒頭の一人芝居と、ジャマールが王の命令で、宮廷楽士たちをバックに得意のヒップ・ホップ・ダンスを披露する場面。先ほどまでの厳かな雰囲気とはうってかわって、身分の上も下もないダンス大会に。ノリのいい弦楽器や打楽器のリズムに、ありえないと思いながらも爆笑してしまいました。
序盤は笑いでグイグイ引っ張っていかれたけど、王位継承争いに巻き込まれる中盤以降は失速気味。コメディというよりも、ヘタなアクションものになっちゃうからね。そこまでの軽い雰囲気が中途半端になっちゃって残念。それにしても、マーティン・ローレンスは面白いね。言葉はわからなくても、動きだけで充分に笑わせてくれます。
95分/★★★☆☆
(2004年5月12日)

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ブラックブック
ZWARTBOEK(BLACK BOOK)
2006年オランダ、ドイツ、イギリス、ベルギー/戦争ドラマ

<監督・脚本>
ポール・バーホーベン
<原案・脚本>
ジェラルド・ソエトマン
<出演>
カリス・ファン・ハウテン
セバスチャン・コッホ
トム・ホフマン
ハリナ・ライン
ワルデマー・コブス
デレク・デ・リント
クリスチャン・ベルケル
ドルフ・デ・ヴリーズ
<ストーリー&コメント>
1944年9月、第二次世界大戦中のナチス・ドイツ占領下のオランダ。目の前で家族全員をナチスに殺されてしまった若く美しいユダヤ人女性歌手のラヘルは、復讐のため、レジスタンスに身を投じる。そしてナチスの内部情報を探るため、名前を変え、髪をブロンドに染め、ナチスの将校であるムンツェに接近、彼の愛人となることに成功するのだが…。
歴史の闇の中に葬られた真実の全てが記された一冊の手帳“ブラックブック”。実在するこの手帳を元に、故郷に戻った鬼才・ポール・ヴァーホーベン監督が、オランダ映画史上最高の製作費25億円をかけて描く戦争ドラマ巨編。
なかなか奥深いミステリー作品でした。1993年の『シンドラーのリスト』、2002年の『戦場のピアニスト』に続くナチスによるユダヤ人迫害の歴史を紐解く歴史ドラマ。実話を元にした話なんだけど、登場人物とか、大まかな部分のストーリーはもちろんフィクションなんだと思う。最後まで真相が見えそうで見えず、事件の黒幕が分かった時にはけっこう驚きました。脚本的にも、よく練られているなぁと思いました。パーティーなどの盛り上がるシーンと、虐殺や陰謀のシーンの明暗の差もスリリングだし、町並みの雰囲気とかもいい感じです。
主演のカリス・ファン・ハウテンが好演。バーホーベン監督ならではの際どいシーンも体当たりでこなしていたし、ちょっとクラシカルなルックスもベストキャスティングだったと思います。見た目はジュリアン・ムーアメリル・ストリープみたい。
144分/★★★★
(2010年9月23日)

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ブラックホーク・ダウン
BLACK HAWK DOWN
2001年アメリカ/戦争ドラマ

<監督>
リドリー・スコット
<脚本>
ケン・ノーラン
スティーヴン・ザイリアン
<出演>
ジョシュ・ハートネット
ユアン・マクレガー
ジェイソン・アイザックス
トム・サイズモア
ウィリアム・フィクナー
エリック・バナ
サム・シェパード
ユエン・ブレムナー
オーランド・ブルーム
<ストーリー&コメント>
1993年、泥沼化する内戦を鎮圧するためソマリアに兵士を派遣したアメリカ。だが、なかなか収束しない内戦に焦り始めたクリントン政権は、10月3日、敵対するアイディード政権の本拠地・モガディシオの市街地へ特殊部隊を投入する奇襲作戦を決行。作戦は一時間で終了するはずだったが、敵の思わぬ逆襲に遭い、ヘリコプター“ブラックホーク”が撃墜され、兵士たちは敵の最前線で孤立してしまう…。
アフリカ東部ソマリアへ軍事介入に乗り出し、厳しい戦争の現実に直面することになったアメリカ軍兵士たちの苦闘を、実話に基づき迫真の映像で綴った戦争スペクタクル。アカデミー音響賞、編集賞を受賞。
凄惨な戦争ドラマでした。リアルな戦争ドラマというと真っ先に名の挙がる『プライベート・ライアン』では、「ライアン兵士を救う」という主軸があったのに対し、本作はドキュメントの色が濃いのが特色です。視野も狭く、指揮系統も混乱して四方を敵に囲まれ孤立した兵士たち。暴徒と化した民兵から絶え間なく放たれる機関銃掃射やロケット弾の嵐。さらに本作では、数十人の登場人物が次々と登場し、戦闘中には誰が誰なのか、どこで何をしているのかまったくわからない混乱状態になってしまいますが、これは映画を観ている観客すらも現場と同じ混乱や混沌の中に引き込もうとする演出のようにも思えます。
救援も期待できず終わりの見えない戦闘、息詰まる緊張。ひたすら続くこれらのシーンには、エンタテインメント性は皆無。それは「リアルな戦争ドキュメント」とも言えるし、逆に言えば「ドラマ性もない戦闘シーンばかりで退屈」ということにもなると思います。いずれにしても、気軽な気分で観られる娯楽作ではないので、若い人気俳優目当てで観るにはある程度の気構えが必要です。『ロード・オブ・ザ・リング』のレゴラスことオーランド・ブルームも出演していますが、出番はごく僅かです。
144分/★★★☆☆
(2003年11月9日)
第74回アカデミー賞(2001年) 音響賞、編集賞

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プラトニック・ゲーム
I LOVE YOU, I LOVE YOU NOT
1996年アメリカ/ラブストーリー

<監督>
ビリー・ホプキンス
<脚本>
ウェンディ・ケッセルマン
<出演>
ジャンヌ・モロー
クレア・デーンズ
ジュード・ロウ
ジェイムス・ヴァン・デル・ビーク
クリス・パーク
ローレン・フォックス
<ストーリー&コメント>
デイジーは読書が好きな女子高校生。人気者のイーサンに恋していたが、内気で気持ちを打ち明けられずにいた。やがて二人は親密になるが、デイジーの祖母ナナがナチスの強制収容所の生き残りであることを知りイーサンの気持ちは揺らいでいくのだった…。
淡い初恋に揺れる少女と、祖母の心の交流を描く。
若々しいクレア・デーンズとジュード・ロウの瑞々しい演技が見どころ。とくにクレア・デーンズはとてもキュートです。
でも、肝心の内容はイマイチ。デイジーの初恋、ナチスの強制収容所と二つのエピソードを軸に展開するんですが、どちらも描きこみが足りない。恋愛モノにしては恋人同士の心の機微が大雑把な気がするし、大きな位置づけを占めるはずの収容所の話も中途半端。最後は「え、これで終わり?」という感じでした。
映画作品としてよりも、主演の二人の初期の出演作として位置付けられる作品だと思います。
88分/★★☆☆☆
(2003年3月20日)

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プラトーン
PLATOON
1986年アメリカ/戦争ドラマ

<監督・脚本>
オリヴァー・ストーン
<出演>
トム・ベレンジャー
ウィレム・デフォー
チャーリー・シーン
フォレスト・ウィテカー
フランチェスコ・クイン
ジョン・C・マクギンリー
リチャード・エドソン
ケヴィン・ディロン
レッジー・ジョンソン
キース・デヴィッド
ジョニー・デップ
<ストーリー&コメント>
1967年のベトナム。大学を中退し、志願して戦地へとやって来たクリス。彼の配属された最前線の小隊では、好戦的なバーンズ隊長と理性的なエリアス班長という、性格も価値観も正反対な二人の軍曹が対立していた。想像を遙かに超えた過酷な戦場の中で、クリスも逞しい兵士として成長していくのだが…。
自身もベトナムを体験したというオリヴァー・ストーン監督が、実体験を基に戦場の知られざる現実をリアルに描き、アカデミー賞で作品賞はじめ4部門に輝いた戦争ドラマ。
この時代の戦争ドラマがどの程度のレベルだったのか今ではわかりませんが、各シーンの描写がなかなか凄かった。兵士たちのスタイルや持ち物、雨や泥で曇りがとれなくなった腕時計や、泥の川や湿地帯の悪環境。照明弾によって揺らめく木々の影や、暗闇の最前線で敵も味方も分からなくなっている狂気の様子。今でこそリアルな戦争映画って少なくないけど、この当時は画期的だったんじゃないかな。
ドラマとしては、そんなに面白い作品ではなかった。小隊という一蓮托生の組織の中での人間関係の崩壊、戦争のもたらす狂気がテーマだと思うんですが、なんだか途中で気分が悪くなりました。最後の行動を経て、クリスが得たものが浅過ぎると思うし。ベトナム戦争は明らかなる内政干渉なわけで、到底「自分との戦い」程度では済まされないと思うんだよね。彼は軍事裁判で裁かれるべきだと思いますね。
個人的には、同監督のベトナム戦争関連作品としては『7月4日に生まれて』の方が好き。
120分/★★★☆☆
(2004年2月5日)
第59回アカデミー賞(1986年) 作品賞、監督賞、音響賞、編集賞

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フランケンシュタイン
MARY SHELLEY'S FRANKENSTEIN
1994年アメリカ/ドラマ

<製作>
フランシス・F・コッポラ
<監督・出演>
ケネス・ブラナー
<原作>
メアリー・シェリー
<脚本>
スティーヴン・レディ
フランク・ダラボン
<出演>
ロバート・デ・ニーロ
トム・ハルス
ヘレナ・ボナム=カーター
エイダン・クイン
イアン・ホルム
リチャード・ブライアーズ
ジョン・クリーズ
ロバート・ハーディ
シェリー・ルンギ
<ストーリー&コメント>
北極点を目指して探検航海をしていたウォルトンは、氷原の中で奇妙な唸り声を聞く。そこに現れた謎の男は、ヴィクター・フランケンシュタインと名乗る。その男は、かつてジュネーヴで医学を修め、人体の再生の研究に熱中していたのだった。彼は重い口を開き、恐るべき過去を語り始めるのだった…。
科学者フランケンシュタイン博士が創造した人造人間の悲哀を描くゴシックホラー。フランシス・フォード・コッポラが製作し、監督・主演はシェイクスピアの舞台劇でならしたケネス・ブラナー。かつて作られた多くの「フランケンシュタイン」映画とは一線を画した内容で、ホラーというよりも怪物の誕生の悲哀を描いたドラマになっている。
フランケンシュタインって、名前は知ってるけど実際にどういう物語なのかはよく知らなくて。いきなり北極云々という話から始まるので驚きました。原作者がホラーのそれとは違うんですね。このあたり、シェイクスピアオタクのケネス・ブラナーが監督していることでも影響があるかもしれません。ホラーというより、格調の高いドラマに仕上がっているからね。彼自身の演じるフランケンシュタイン博士も、脆弱な科学者っぽいイメージよりも、戦う医師という感じ。
特殊メイクを凝らして怪物に扮するのは、名優ロバート・デ・ニーロ。顔がグチャグチャになっていて誰かわからない役どころですが、怪物の持つ悲しみみたいなものをよく表現していたと思います。さすが。農家の一家との出来事なんかは、かなりいい感じに感情がこもっていました。
123分/★★★☆☆
(2004年4月18日)

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フランティック
FRANTIC
1988年アメリカ/サスペンス

<監督・脚本>
ロマン・ポランスキー
<脚本>
ジェラール・ブラシュ
<出演>
ハリソン・フォード
エマニュエル・セイナー
ベティ・バックリー
ドミニク・ヴィルトン
ジェラール・クライン
ステファーヌ・ドードヴィル
<ストーリー&コメント>
アメリカ人医師のリチャードは、妻サンドラとともに学会に出席するためパリを訪れた。ホテルに到着して間もなく、リチャードがシャワーを浴びているわずかな間に、妻が何者かに連れ去られてしまう。異国の地で言葉も通じず、警察でも真剣に取り合ってもらえないリチャードは、自ら捜索に乗り出す。妻の消息をたどる途中で出会った謎の女。彼女は何かを知っているようなのだが…。
ハリソン・フォード主演。ヒーロー像ではなく、苦労ばかりの情けない役柄もなかなか。屋根の上の奮闘シーンとか、けっこう好きです。
なかなかハラハラさせられたけど、ストーリーがちょっとスローテンポだったかな。最後もアッサリしすぎの感。
120分/★★★☆☆
(2002年7月30日)

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ブリジット・ジョーンズの日記
BRIDGET JONES'S DIARY
2001年アメリカ/ラブコメディ

<監督>
シャロン・マグアイア
<原作・脚本>
ヘレン・フィールディング
<出演>
レネー・ゼルウィガー
コリン・ファース
ヒュー・グラント
ジム・ブロードベント
ジェマ・ジョーンズ
<ストーリー&コメント>
ブリジット・ジョーンズは出版社に勤務する冴えないOL。毎年、新年の決意を固めるが、毎年長続きしたためしがない。今年こそはとつけはじめた日記には「タバコとお酒を控えめにし、体重を減らして、素敵な恋人を見つけること」。ブリジットの目標は、果たして成就するのだろうか?
世界各国でベストセラーとなった同名小説を映画化。世界各国で共感する女性は数え切れないほどなんだそうです。
この作品は、なんといってもレネー・ゼルウィガー。彼女のための映画といっても過言ではない。彼女はこの作品で初めてアカデミー賞にノミネートされた。撮影に入る前に体重を増やして臨んだという役作りもすごいが、作品中でもイキイキしている。ドジばかりだけど、すごく一生懸命。その様子はまるで『魔女の宅急便』のキキのよう。大笑いして、なんだか元気になれそうな作品です。
97分/★★★☆☆
(2002年7月9日)

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ブリジット・ジョーンズの日記/きれそうなわたしの12か月
BRIDGET JONES : THE EDGE OF REASON
2004年イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、アイルランド/ラブコメディ

<監督>
ビーバン・キドロン
<原作・脚本>
ヘレン・フィールディング
<脚本>
アンドリュー・デイヴィス
リチャード・カーティス
アダム・ブルックス
<出演>
レネー・ゼルウィガー
コリン・ファース
ヒュー・グラント
ジム・ブロードベント
ジェマ・ジョーンズ
ジャシンダ・バレット
サリー・フィリップス
シャーリー・ヘンダーソン
<ストーリー&コメント>
めでたく弁護士のマークと付き合い始めたブリジットは、まさに幸せの絶頂にいた。だが、マークと彼の美人アシスタントとの怪しい噂を耳にして以来、行き違いや誤解が重なり、ついに彼女はマークのもとを去っていく。そんなある日彼女は、旅行番組の案内役で人気者になったダニエルとコンビを組み、タイに出張することに。相変わらず軽薄なダニエルにウンザリしながらも、とりあえず順調に仕事を終えた彼女だったが、あらぬ疑いをかけられ逮捕されてしまう…。
ちょっと太目の冴えない独身女性ブリジットが恋のゴールを目指して悪戦苦闘を繰り広げる姿を描いた、ロマンティック・コメディの続編。
レネー・ゼルウィガーはじめ、主要キャストはそのままに作られた続編。内容的には、「可も不可もなく」というところ。前作のブリジットは何もないところからドジなりに奮起するのが微笑ましいけど、今作ではそれらを失うところから始まるのが大きな違い。主人公の気持ちのベクトル的に、上向きな前作と、下向きから上向きへとカーブを描く今作。必然的に物語全体の勢い、パワー感も以前ほどではないし、同じところを右往左往しているだけに思えてしまう。ブリジットのキャラクターも、前作以上に優柔不断になってるのがちょっと気にかかる。前作以上の増量をして役作りに励んだレネー・ゼルウィガーの頑張りも、残念ながらなんだか不完全燃焼な感じ。
107分/★★★☆☆
(200年8月15日)

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ブリタニック
BRITANNIC
2000年イギリス/史劇ドラマ

<監督>
ブライアン・トレンチャード・スミス
<脚本>
キム・スミス
<出演>
エドワード・アタートン
アマンダ・ライアン
ジャクリーン・ビセット
ベン・ダニエルズ
ジョン・ライズ・デイビース
ブルース・ペイン
<ストーリー&コメント>
豪華客船タイタニック号の沈没から4年。姉妹船として建造されたプリタニック号は、病院船として徴用され、ギリシャに向って出航する。しかしブリタニック号には密かに兵器が積まれており、これを奪うために船内にはドイツのスパイが潜んでいた。この企みを防ぐため、英国軍諜報部員ベラ・キャンベルが大使一家の家庭教師の名目で乗り込んだ…。
ブリタニック号は、就航と同時に徴用されエーゲ海で原因不明の沈没をした。この事件を、実話をもとに、独自の推理も交えて映画化。
ストーリーはほとんど『タイタニック』の模倣。沈みゆく船と、許されぬ恋。ディテールこそ違えど、ほとんどコピー。だけどそれでも、なかなか面白かったです。『タイタニック』にない部分としては、第一次世界大戦の影があるということ。イギリスとドイツの対立がブリタニック号に悲劇をもたらすんですが、Uボートが出てきたり、英国軍艦が出てきたりと緊迫感があった。この様子は『U-571』の方がスリリングではあるんだけど。ヒット映画のいいとこを集めた感じかな。
97分/★★★★
(2002年7月17日)
関連記事がコラムにもあります。

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プリティ・リーグ
A LEAGUE OF THEIR OWN
1992年アメリカ/スポーツドラマ

<監督>
ペニー・マーシャル
<脚本>
ローウェル・ガンツ
ババルー・マンデル
<出演>
トム・ハンクス
ジーナ・デイヴィス
マドンナ
ロリ・ペティ
ジョン・ロヴィッツ
デヴィッド・ストラザーン
ティア・レオーニ
<ストーリー&コメント>
第二次世界大戦も激化しつつあった1943年。選手達の大量出征でプロ野球の存続が危ぶまれ、代替案として史上初の全米女子プロ野球リーグが発足した。ドティとキットの姉妹も、厳しい審査をパスして、個性的なメンバーの集まる「ピーチズ」に入団。プロ野球の元スター選手だが現在はアル中の監督ジミーのやる気のなさに呆れながらも、選手たちは奮闘するのだった…。
戦時中に生まれた女性だけのプロ野球リーグを描くスポーツドラマ。
とっても爽やかな作品です。1943年から1954年にかけて実際に存在した全米女子プロ野球。その事実をふまえて作られた作品で、アメリカ人のベースボールに対する愛情がとてもよく現れています。野球のシーンもいいし、大笑いできるシーン、ウルウルきてしまうシーンもあり、テンポもよくて最後まで飽きなかった。最後は感動でした。姉妹間の葛藤とか、心情的にも丁寧に描かれているのも素晴らしい。トム・ハンクス、ジーナ・デイヴィス、ロリ・ペティらキャストも好演。
余談ですが、邦題のセンスは最悪ですね。
127分/★★★★
(2003年10月3日)

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プール(2002)
SWIMFAN
2002年アメリカ/サスペンス

<監督>
ジョン・ポルソン
<脚本>
チャールズ・F・ボール
フィリップ・シュナイダー
<出演>
ジェシー・ブラッドフォード
エリカ・クリステンセン
シリ・アップルビー
ケイト・バートン
クレイン・クロフォード
ジェイソン・リッター
キア・ジョイ・グッドウィン
ダン・ヘダヤ
<ストーリー&コメント>
ベンはニューヨーク郊外の高校に通い、所属の水泳部では大学のスカウトからも注目される花形選手。恋人エイミーとの関係も順調で、華やかな楽しい高校生活を送っていた。ある日、そんな彼の前に、魅惑的な転校生マディソンが現われる。ふとしたきっかけでベンは彼女と親密な雰囲気になり、彼は罪悪感に苛まれながらもマディソンに誘惑されるがまま一線を越えてしまうのだった…。
一夜限りの出来事のはずが、とんでもない災難に巻き込まれてしまう高校生を焦燥感たっぷりに描くサスペンス。
恐ろしいストーカー映画でした。魅力的な転校生どころか、戦慄のストーカー女を演じたのは『トラフィック』にも出演していたエリカ・クリステンセン。悪のフォース満載というキレっぷりでした。
途中まではわりと普通の展開でどうってことないサスペンスだけど、最初の方に出てくる2つの事柄が、最後の最後に伏線として活きてきて。これには思わず「なるほど!」と唸ってしまいました。
86分/★★★☆☆
(2004年6月10日)

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プール(2017)
12 FEET DEEP
2017年アメリカ/サスペンス

<監督・脚本>
マット・エスカンダリ
<脚本>
マイケル・ハルトクイスト
<出演>
アレクサンドラ・パーク
ノラ=ジェーン・ヌーン
ダイアン・ファール
トビン・ベル
クリスチャン・ケイン・ブラックバーン
<ストーリー&コメント>
結婚を控えた姉ブリーと、そんな姉をねたましく思う妹ジョナ。プールで泳いでいた2人は、閉館時間が迫り、帰り支度を始める。だがブリーの婚約指輪が見つからず、ジョナがプールの底に沈んでいることを発見する。2人が排水溝に引っ掛かった指輪の回収に手間取る間、誰もいないと思った館長はプールのカバーを閉めて帰ってしまった。硬いカバーは動かすことも壊すこともできず、2人は息こそできるが水から出られなくなり…。
市民プールという、ごく身近な場所で閉じ込められてしまうというのが怖かったけど、その舞台設定以上でもそれ以下でもない作品だったかなぁ。そもそも、あんなごく普通のプールで、電動式のファイバー素材のフタとか必要かな?休憩用のベンチとか、壁とか管理室とか見ると、赤字経営のハコ物施設という感じだけど。職員もやる気のない老人と中年女だし。あのフタだけが、無駄に豪華なのがナゾ。
(以下、ネタバレ文。観た後で、マウスでなぞってお読みください)
テーマとしては、いがみあっていた姉妹の過去の清算と和解、中盤からは清掃員のクララとの駆け引きになるんだけど、欲にまみれた悪女のクララがいい感じ。最低最悪のキャラで、脅迫じみた会話のやりとりは観ていて殺してやりたいと思うほど(笑)それなのに、「すべてを失った」中年女のはずが、いきなり銃を持ち出したのは反則。刑務所を出たばかりなのにいきなり銃所持って、アメリカはダークすぎるやろ。
86分/★★★☆☆
(2018年10月21日)

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ブルゴーニュで会いましょう
PREMIERS CRUS
2015年フランス/ドラマ

<監督・脚本>
ジェローム・ル・メール
<脚本>
レミ・ブザンソン
ヴァネッサ・ポルタル
<出演>
ジェラール・ランヴァン
ジャリル・レスペール
アリス・タグリオーニ
ローラ・スメット
ラニック・ゴートリー
<ストーリー&コメント>
20歳で故郷ブルゴーニュを離れ、パリで著名なワイン評論家となった35歳のシャルリ。ガイド本も好調で、前途洋々なある日、実家のワイナリーが倒産の危機に瀕していると知り、久しぶりに帰郷する。「ワイン造りは家族で行うもの」と考える父は家を出た息子を許せず、シャルリも頑固な父を疎ましく思っていた。だがワイナリーを手放すということは、家族との思い出が詰まった家を失うということ。シャルリは悩みながらも自身の手でワイナリーを再建しようと決意する。しかしテイスティング能力は一流でも、ワイン造りは全くの素人のシャルリは、妹夫婦や幼なじみのブランシュに助けられ、自然農法で昔ながらのやり方にチャレンジしていくのだが…。
フランス映画史上初の全編ブルゴーニュ地方での撮影を敢行したヒューマンドラマ。四季折々の葡萄畑や歴史的建造物など、登場人物たちを優しく包み込む美しいロケーションは見どころ。
すごく面白かったです。離散した家族を想いながらもガンコ一徹でワインを作る父。そんな父のやり方に耐えられず、家を出て成功した息子。二人の間をとりもつ妹夫婦。隣のワイナリーで成功しているライバル一家。キャラもしっかり立っているし、ストーリーもシンプルだけど、ワインの熟成に家族のドラマが託されているから、深みがあるね。ブルゴーニュの美しい景色も見どころだし、ワイン造りの一端が観られるから面白い。観終わった後、ワインの飲みたくなる佳作です。
99分/★★★☆☆
(2020年9月5日)

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ブルー・ストリーク
BLUE STREAK
1999年アメリカ/クライムコメディ

<監督>
レス・メイフィールド
<脚本>
マイケル・ベリー
<出演>
マーティン・ローレンス
ルーク・ウィルソン
ピーター・グリーン
デビッド・チャプレ
ニコル・アリ・パーカー
<ストーリー&コメント>
凄腕の宝石泥棒のマイルズは時価2000万ドルのダイヤモンド“ブルー・ストリーク”の強奪を図るが、仲間の裏切りであっさり捕まってしまう。だが、逮捕される寸前にダイヤはしっかりと隠しておいた。2年の刑期を終えて出所し、ダイヤの回収に向かうマイルズだが、隠し場所のはずの建設中のビルはなんと警察署になっていた!偽警官に成りすまし、まんまと警察署内に潜り込むことに成功するマイルズだったが…。
最初から最後まで、息をもつかせぬテンポの良さと楽しいノリ!ずっと笑いが止まらないクールな大爆笑コメディです。特に何がというわけではないけど、とにかく面白かった!
誤解が重なり、いつの間にか祭り上げられてしまう主人公。気負わずに観られる娯楽作の王道と言えるかも。
95分/★★★★★
(2002年6月6日)

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ブルー・ベルベット
BLUE VELVET
1986年アメリカ/ミステリー・ドラマ

<監督・脚本>
デビッド・リンチ
<出演>
カイル・マクラクラン
イザベラ・ロッセリーニ
デニス・ホッパー
ローラ・ダーン
ホープ・ラング
<ストーリー&コメント>
のどかな田舎町ランバートン。父親を見舞った帰り道、ジェフリーはちぎれた人間の耳を発見。その謎を解くために、ウィリアムズ刑事の娘サンディと行動を共にする。
淫靡で猟奇なデビッド・リンチの異様世界を体験することができます。
『ツイン・ピークス』でクーパー捜査官を演じるカイル・マクラクランと、イングリッド・バーグマンの娘、イザベラ・ロッセリーニの共演にも注目。
121分/★★☆☆☆

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ブルーラグーン
RETURN TO THE BLUE LAGOON
1991年アメリカ/ラブストーリー

<監督>
ウィリアム・A・グラハム
<出演>
ミラ・ジョボビッチ
ブライアン・クラウス
リサ・ペリカン
ナナ・コヴァーン
ブライアン・ブレイン
<ストーリー&コメント>
船が遭難し、南太平洋の孤島でたった二人だけで生き抜いた男女。彼らの乗ったボートが遭難し、二人の息子だけが通りがかった船に助けられた。その船には、幼い娘を抱いた未亡人サラが乗っていた…。
1980年にブルック・シールズ主演で製作された『青い珊瑚礁』の続編。前作のラストシーンの続きのようだけど、微妙に違う。前作のラストは身内の船だったけど、今作では偶然通りがかった商船。さらに、船には都合のいいことに幼い女の子を抱いた女性が乗っている。前作と同じようなシチュエーションを無理矢理造りだし、無人島生活再び、という意図。かなり強引な設定のような気がする。
前作と酷似した作品だけど、大きく違うのは無人島で育った男女が文明人と接する機会を持つこと。結末はある程度予想ができたけど。
今作のヒロインは16歳のミラ・ジョボビッチ。
105分/★★★☆☆
(2002年8月21日)

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ブレイブハート
BRAVEHEART
1995年アメリカ/歴史ドラマ

<製作・監督・出演>
メル・ギブソン
<脚本>
ランドール・ウォレス
<出演>
パトリック・マッグーハン
ソフィー・マルソー
アンガス・マクフェイデン
キャサリン・マコーマック
ブレンダン・グリーソン
ジェームズ・コズモ
デヴィッド・オハラ
<ストーリー&コメント>
13世紀末、スコットランドはイングランド王エドワード一世による悪政に苦しんでいた。イングランド兵に家族と妻を殺されたウィリアム・ウォレスは復讐に燃え、祖国の自由と解放を目指す抵抗軍を組織し、巨大なイングランド軍打倒のために立ち上がる。彼の指導力に導かれたスコットランド軍は、次第にイングランド軍を追いつめていくのだが…。
スコットランドの独立と解放のために立ち上がった実在の英雄ウィリアム・ウォレスの生涯を描いた歴史スペクタクル大作。
製作・監督・出演を兼ねたメル・ギブソンが、監督2作目にしてアカデミー監督賞に輝いたほか、作品賞など計5部門を受賞。
すごく面白かった。数千人のエキストラと数百頭の馬を駆使したというダイナミックな戦闘シーンは迫真の臨場感に満ちていて、『ベン・ハー』など映画史に残る戦闘シーンの名作と比べても遜色はない。メル・ギブソン主演の歴史ドラマとしては2000年の『パトリオット』も家族の復習に燃える男を描いているけど、こちらの方が迫力は優っていたように思う。
この作品のテーマの映画化はメル・ギブソンの長年の夢だったそうで、考証もかなりしっかりと重ねているらしい。最後の叫びは胸に迫るものがあったし、一人の人物の生涯を描き抜いた素晴らしい作品だと思う。
177分/★★★★★
(2003年12月31日)
第68回アカデミー賞(1995年) 作品賞、監督賞、撮影賞、メイクアップ賞、音響効果賞

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ブレス・ザ・チャイルド
BLESS THE CHILD
2000年アメリカ/オカルト・ホラー

<監督>
チャック・ラッセル
<脚本>
トーマス・リックマン
クリフォード・グリーン
エレン・グリーン
<出演>
キム・ベイシンガー
ジミー・スミッツ
ホリストン・コールマン
ルーファス・シーウェル
アンジェラ・ベティス
クリスティナ・リッチ
<ストーリー&コメント>
クリスマス・イヴのニューヨーク。看護師のマギーは仕事を終えて帰宅するが、そこには2年間音信不通だった妹のジェナが生後間もない赤ん坊のコーディを抱えて立っていた。マギーは、姿を消してしまったジェナの代わりにコーディを我が子同然に育てて6年が経った。その頃街では6歳の幼児ばかりを狙った連続誘拐殺人事件が発生していた…。
さらわれた姪の命を救うべく邪悪なカルト教団に挑むヒロインの姿を描くたオカルト・ホラー・サスペンス。
悪魔や神といった宗教的な素材をCGをつかってうまく表現している。物語は中盤でちょっとダレてしまうが、可もなく不可もなく、それなりに面白い作品だった。
新星ホリストン・コールマンが神秘の子供を演じている。日常のシーンはまだしも、ビルの屋上のシーンは子供相手にはちょっとやりすぎのような…。トラウマになったりしないのかな?
108分/★★★☆☆
(2003年6月23日)

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ブレックファースト・オブ・チャンピオンズ
BREAKFAST OF CHAMPIONS
1999年アメリカ/コメディドラマ

<監督>
アラン・ルドルフ
<出演>
ブルース・ウィリス
アルバート・フィニー
ニック・ノルティ
バーバラ・ハーシー
グレネ・ヘドリー
ルーカス・ハース
マイケル・クラーク・ダンカン
<ストーリー&コメント>
自動車販売会社の社長ドウェイン・フーバーはみんなの人気者。だが実は人生に嫌気がさして毎朝自殺を考える日々。そんな彼の周りの人物もおかしな人ばかり。同じ頃、街で開催されるアートフェスティバルに無名作家のギルゴア・トラウトが招待されていた…。
コメディなんだけど、全く面白くないです。
マトモな人物が誰一人いないので感情移入できないし、ドラマ自体もさっぱり意味不明、最後のオチも理解不可能。タイトル自体、どういう意味かわからないし(笑)
ブルース・ウィリスが主演ってだけで見ると、痛い目をみます。『シックス・センス』と同時期の作品だなんて、とても信じられない(笑)
『グリーン・マイル』の囚人の役者がョイ役で出てます。
115分/☆☆☆☆
(2002年3月2日)

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プレッジ
THE PLEDGE
2001年アメリカ/サスペンス

<製作・監督>
ショーン・ペン
<脚本>
ジャージー・クロモウロウスキー
メアリー・オルソン
<出演>
ジャック・ニコルソン
ロイス・スミス
ロビン・ライト・ペン
アーロン・エッカート
ヴァネッサ・レッドグレーヴ
ベニチオ・デル・トロ
ミッキー・ローク
ヘレン・ミレン
サム・シェパード
<ストーリー&コメント>
定年退職を迎えた刑事ジェリーは、送別パーティの最中に少女暴行殺人事件の報を受けて現場へと向かう。少女の母親に犯人逮捕を約束した彼は、目撃証言から容疑者を捕らえる。容疑者は拘置所内で自殺を遂げ、事件は一応の決着をみたかに思われた。だが、何か腑に落ちないものを感じ、真犯人が別にいると確信したジェリーは、退職後も一人で独自の捜査を続けていくのだが…。
遺族との誓いを胸に、引退した老刑事が真犯人追跡に執念を燃やすサスペンス。実力派俳優ショーン・ペンの三作目となる監督作品。
名優ジャック・ニコルソン他、ヘレン・ミレン、ベニチオ・デル・トロ、サム・シェパードにミッキー・ロークなど、監督の人脈で集まった大物俳優たちがずらり。ジャック・ニコルソン以外はチョイ役だけど、それぞれに存在感を光らせています。だけど、ベニチオ・デル・トロは何処に出ているかわからなかった。観終わった後にクレジット観て気づきました。ワデナー役だったのね!すごい怪演ぶりです。
作品はかなり重厚な作り。前半の捜査は刑事として定番の聞き込みなんだけど、ガソリンスタンドを買い取ってからの後半はちょっと話がダレたかな。新しい生活を始めて、事件からだいぶ視点が逸れるからね。ただ、フリーマーケットのシーンや、ブランコのシーン、最後のキャンプ場のシーンはかなりハラハラしました。
結末は…僕には不完全燃焼でした。ある意味新鮮だったけど、こういうのはあまり好みじゃないなぁ。ちなみに、原題は「誓約」という意味。Promiseよりも強い約束なんだろうね。
123分/★★★☆☆
(2004年2月3日)

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フレッシュ・アンド・ボーン/危険なめぐり逢い
FLESH AND BONE
1993年アメリカ/サスペンス

<監督・脚本>
スティーヴ・クローヴス
<出演>
デニス・クエイド
ジェームズ・カーン
メグ・ライアン
グウィネス・パルトロウ
スコット・ウィルソン
クリストファー・ライデル
<ストーリー&コメント>
幼いアーリスは、自分の父親ロイがある一家を皆殺しにするのを目撃した。ロイは強盗で、アーリスはその先導役をしていたのだった。それから30年の年月が流れ、アーリスは今では田舎の郡で自動販売機を売って生活している。そんな時、偶然ケイという女性と知り合ったのだが、偶然にも彼女が30年前の惨劇の生き残りだと知ってしまう…。
デニス・クエイドとメグ・ライアンの元夫婦が共演したサスペンス。
ストーリーはなかなかスリリングで、ハードボイルドタッチな雰囲気もとてもいい。愛し合いながらも、儚げな関係の主演の二人、突然現れる父親と、謎多き美女ジニー。伏線が多く、クライマックスへと盛り上がっていくのだが…最後はものすごく中途半端な終わり方で、驚いてしまった。途中というより、終盤の最後の最後まで面白かったのに…。なんであんな終わり方なんだろう?最後のアーリスの言葉。確かに、そりゃそうだろうけど。でもそれじゃ、映画として成り立たないのでは…?
126分/★★★☆☆
(2002年11月21日)

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フレディのワイセツな関係
FREDDY GOT FINGERED
2001年アメリカ/コメディ

<監督・脚本・出演>
トム・グリーン
<脚本>
デレク・ハーヴィ
<出演>
リップ・トーン
マリサ・カフラン
ドリュー・バリモア
エディ・ケイ・トーマス
ハーランド・ウィリアムズ
アンソニー・マイケル・ホール
<ストーリー&コメント>
ゴードはアニメ作家を夢見る28歳。いつまでたっても自立できず、珍妙な行動も多い。ハリウッドへ向かい、アニメ企画の売り込みをするものの全く相手にされない。失意のまま帰郷した彼は、ロケット開発に興味を持つ車イスの女性ベティと出会ったことで再びアニメ作家に挑戦することを決意するのだが…。
アメリカで最もトホホな映画に贈られるゴールデン・ラズベリー賞(ラジー賞)で、2001年に主要部門を独占したバッド・テイスト・コメディ。「どれだけ下らないのか」を確かめようと思って、怖いもの見たさで観たんだけど…想像を遥かに超えた下らなさでした。主演・監督・脚本はこれが初監督作品となる問題児トム・グリーン。製作当時恋人だったドリュー・バリモアの特別出演を受けたものの、過激で下品なギャグの連発に顔をしかめたくなってしまった。アメリカのコメディ番組に『JACKASS』というのがあるんだけど、まさにあれを映画にしたような感じ。
内容的には『モンキーボーン』と似たような感じ。ちなみにフレディというのはゴードの弟で、ほとんど出番はない。
87分/★★☆☆☆
(2003年3月29日)

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ブレードランナー
BLADE RUNNER
1982年アメリカ/SF近未来

<監督>
リドリー・スコット
<出演>
ハリソン・フォード
ショーン・ヤング
ルトガー・ハウアー
ダリル・ハンナ
<ストーリー&コメント>
酸性雨の降る2020年の暗黒の未来都市。脱走した超高性能の人造人間・レプリカント4人を追う専任捜査官・ブレードランナーのデッカードは、1人また1人と彼等を仕留めてゆくが…。
未来都市のデザインは『∀ガンダム』のデザイナーでもあるシド・ミード。
全体的に暗い画面構成で、とっつきにくい世界観。
評判はすごく高い映画だけど…僕にはちょっと向いてないかな。
119分/★★☆☆☆

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フレンジー
FRENZY
1972年イギリス/サスペンス

<監督>
アルフレッド・ヒッチコック
<脚本>
アンソニー・シェーファー
<出演>
ジョン・フィンチ
アレック・マッコーエン
バリー・フォスター
ビリー・ホワイトロー
アンナ・マッセイ
バーバラ・リー=ハント
<ストーリー&コメント>
ロンドンでネクタイを使った連続女性絞殺事件が発生。結婚相談所の女性社長が新たな犠牲者となり、容疑者として浮かび上がったのは被害者の元夫リチャード。身に覚えのない彼は友人の助けを借りて逃走を図るが、真犯人は犯行を重ね、巧妙にリチャードに罪を着せてしまう。とうとう逮捕され裁判にかけられたリチャードだったが…。
アメリカで低迷していたヒッチコックが久しぶりに故郷イギリスに戻って製作し、復活作として高く評価された後期の代表作。
久しぶりのヒッチコック作品の鑑賞。悪くはないけど、どうということもなく…という感じ。犯人も早い段階からわかってしまうし、注目は「どうやって犯人が捕まるのか」になると思うんだけど、ネクタイピンを探して焦ったり、懸命の工作をしたりと、その描写は軽妙でいて、飽きさせない工夫がある。だけどやっぱり、盛り上がりに欠ける気がする。僕にとってのベストはやっぱり『知りすぎていた男』『間違えられた男』かな。
117分/★★★☆☆
(2011年2月28日)

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フレンチ・キス
FRENCH KISS
1995年アメリカ/ラブストーリー

<監督>
ローレンス・カスダン
<出演>
メグ・ライアン
ケビン・クライン
ディモシー・ハットン
ジャン・レノ
<ストーリー&コメント>
恋人ができたので別れてくれと婚約者に言われたケイトは、彼を追いかけフランスへ。恋人奪還に燃えるアメリカ女性が、パリ、プロバンス、コート・ダジュールを旅しながら新しい恋人と出会うまでの物語。
キュートなメグ・ライアンの演技がナイス。
美しい車窓の景色もナイス。
渋い刑事役のジャン・レノはイカス。
111分/★★★★

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フレンチ・コネクション
THE FRENCH CONNECTION
1971年アメリカ/クライムアクション

<監督>
ウィリアム・フリードキン
<脚本>
アーネスト・タイディマン
<出演>
ジーン・ハックマン
フェルナンド・レイ
ロイ・シャイダー
トニー・ロー・ビアンコ
マルセル・ボズフィ
フレデリック・ド・パスカル
<ストーリー&コメント>
フランスのマルセイユとアメリカのニューヨークを結ぶ国際的麻薬密輸ルート“フレンチ・コネクション”。その闇のルートを断ち切るべく、“ポパイ”の異名を取る敏腕刑事ドイルは、相棒のクラウディ刑事と共に捜査を開始。中年紳士シャルニエを麻薬組織の黒幕とにらんだ二人は、執拗に彼の後を追うのだが…。
麻薬組織を追う鬼刑事の活躍を描いた大ヒット刑事アクション。
アカデミー作品賞をはじめ、5部門を受賞した名作の誉れ高い刑事ドラマ。ものすごく評価が高いけど、個人的にはごく普通の作品。前半は人物の関係と立場の位置付けがハッキリせずにモヤモヤ。ようやく全体が見えてきたのは1時間を過ぎたあたりでした。見所のひとつ、組織の一味を追いかけて高架線下で繰り広げるカーチェイスは面白かった。
全体的にBGMも少なく、終始静かな展開で、まるで刑事モノのドキュメンタリーを観ているようでした。
最後の後味が最悪で、そこはなんとも。続編を観ればいいことだけど、公開当時は続編まで4年もあったんだよね。
103分/★★★☆☆
(2003年11月30日)
第44回アカデミー賞(1971年) 作品賞、主演男優賞、監督賞、脚色賞、編集賞

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フレンチ・コネクション2
FRENCH CONNECTION II
1975年アメリカ/クライムアクション

<監督>
ジョン・フランケンハイマー
<脚本>
アレクサンダー・ジェイコブス
ロバート・ディロン
ローリー・ディロン
<出演>
ジーン・ハックマン
フェルナンド・レイ
ベルナール・フレッソン
ジャン=ピエール・カスタルディ
シャルル・ミロ
キャスリーン・ネスビット
<ストーリー&コメント>
“フレンチ・コネクション”を断ち切るべく執念を燃やす、ニューヨーク市警の“ポパイ”ことドイル刑事。麻薬組織の黒幕シャルニエを追って単身フランスへと乗り込んだ彼は、地元のマルセイユ警察と共に捜査を行なうことになるが、なかなか彼らと折り合いがつかない。そんな時、彼は逆に組織に捕まり、ヘロイン中毒にされてしまう…。
麻薬組織を追う鬼刑事ポパイの活躍を描く刑事アクションの続編。
前編のラストでは続編が作られる気配はなかったけど、4年を経て作られた。そのせいか、作品中では時間はあまり経過していないのに、設定が若干異なるような気もする。今回は舞台をマルセイユに移し、ほとんどがフランス語の会話。字幕が出ない(僕が観たものはそうだった)ので、観ている側もポパイ同様会話の内容がわからずヤキモキ。
大きな見所は、中盤のジーン・ハックマンの熱演だと思う。拉致されてヤク漬けにされたポパイが、必死に禁断症状と戦うシーンだ。ここでの彼の熱演はすごかった。僕は実際の中毒患者の症状を見たことはないけれど、きっとこういう感じなんだろうなというのが伝わってきた。
最後の結末は、なかなかに緊迫しつつも、とてもシンプル。
119分/★★★☆☆
(2003年11月30日)

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フローズン・タイム
CASHBACK
2006年イギリス/ラブコメディ

<製作・監督・脚本>
ショーン・エリス
<出演>
ショーン・ビガースタッフ
エミリア・フォックス
ショーン・エヴァンス
ミシェル・ライアン
スチュアート・グッドウィン
マイケル・ディクソン
マイケル・ラムボーン
マーク・ピッカリング
<ストーリー&コメント>
失恋の痛手から不眠症に陥った画家志望の青年、ベン。思い悩んでばかりで時間を持て余した彼は、スーパーマーケットで夜間スタッフのアルバイトを始めることに。若者たちの吹きだまりと化した深夜のスーパーでは、一癖も二癖もある同僚たちや、レジ係のシャロンたちが一緒に働いていた。そんな中、ベンの不眠症はついに限界に達し、ある時彼は周囲が完全に静止した世界にいることに気付く。。そこで彼は、誰にも気づかれることなく、思いのままに美しい女性たちをデッサンし始める。そしてふとした瞬間、フリーズしたままのシャロンの横顔に目が釘付けとなってしまう…。
ファッション・フォトグラファーとして活躍するショーン・エリスが手がけた異色のロマンティック・ストーリー。
正直言って、かなりつまらなかった。途中はかなりダレていて、全然引き込まれなかった。フットサルのシーンも、あんなに長々とやらなくてもいいのでは?謎のフードの男も、結局謎のままだし。なんだか消化不良な作品でした。
唯一良かったのは、最後のシーン。空中に静止している雪の結晶は、とても幻想的でした。
102分/★★☆☆☆
(2008年11月25日)

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ブロードウェイ・メロディ
BROADWAY MELODY
1929年アメリカ/ミュージカル

<監督>
ハリー・ボーモント
<脚本>
サラ・Y・メイソン
<出演>
チャールズ・キング
アニタ・ペイジ
ベッシー・ラヴ
ジェド・プラウティ
ケネス・トンプソン
<ストーリー&コメント>
歌手のエディは自作曲の“ブロードウェイ・メロディ”を引っ提げ、ザンフィールドの新作ショウに大いに売り込む。成功したそんな彼を頼って、田舎でともに苦労していたマホーニー姉妹がニューヨークへやって来る。なんとか役を得てチャンスを掴んだ姉妹だったが、エディは、恋人であるハンクではなく、美しく成長した妹のクィニーに夢中になってしまうのだが…。
世界初の全編トーキーによるミュージカル作品で、MGMミュージカルの第一作目。アカデミー賞作品賞をトーキー映画として初めて受賞。
80年も前の作品ということを差し引いても、あまり面白いとは…。主役の3人の三角関係を描いた本筋よりも、当時の舞台製作の裏側を垣間見えるというほうが貴重なのかも。
姉のハンクを健気に、そして気丈に演じたベッシー・ラヴが主演女優賞にノミネートされています。
110分/★★☆☆☆
(2009年1月31日)
第2回アカデミー賞(1928〜29年) 作品賞

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プロポーズ
THE BACHELOR
1999年アメリカ/ラブストーリー

<監督>
ゲイリー・シニョール
<出演>
クリス・オドネル
レネー・ゼルウィガー
ハル・ホルブルック
ジェームズ・クロムウェル
マライア・キャリー
ブルック・シールズ
<ストーリー&コメント>
ハンサムなジミーはモテモテの独身男。次々に結婚する友人たちをしり目に、自由恋愛を楽しんでいた。ジミーは独身の自由さが捨て難くなかなか結婚に踏み切れない。そんな時、ジミーの祖父が亡くなり1億ドルの遺産を相続することになるが、それには30歳までに結婚していることという条件がついていた。30歳の誕生日を翌日に控えたジミーは、慌てて恋人のアンにプロポーズしようとするが…。結婚をテーマにしたラブ・コメディの決定版。
笑ったり泣いたり、忙しい映画です。
レネー・ゼルウィガーがとてもキュートです。
101分/★★★★
(2001年7月10日)

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フロント・ページ
THE FRONT PAGE
1974年アメリカ/コメディ

<監督・脚本>
ビリー・ワイルダー
<脚本>
ベン・ヘクト
<出演>
ジャック・レモン
ウォルター・マッソー
スーザン・サランドン
ビンセント・ガーデニア
ジョン・コークス
キャロル・バーネット
<ストーリー&コメント>
警官殺しの容疑でウィリアムスの死刑が執行されようとしている頃、新聞記者たちは特ダネ探しに躍起になっていた。そんな中、エギザミナー紙の看板記者ヒルディ・ジョンソンは恋人ペギーと結婚して記者を辞めると突然言い出し、上司で編集長のウォルター・バーンズは引き止め工作に出る。ヒルディの辞職の決意は固かったが、成り行きで報道を手伝ううち、記者魂に再び火がついてしまう…。
1920年代のシカゴを舞台に、新聞社の騒動を描くコメディ。1928年に初演された同名ヒット舞台劇の3度目の映画化。ジャック・レモン、ウォルター・マッソーらワイルダー監督と名コンビの俳優陣による息のあった演技が見もの。ストーリーは死刑を報じる新聞記者と、ちょっとシリアスだが、随所で笑わせてくれる場面がある。ほんと、細かいところで楽しませてくれるジャック・レモンはさすがです。他の記者が上着をとろうとする時、ヒルディがおしりを軽くあげるシーンが特に好き。
オチも楽しいし、さすがはワイルダー監督という感じです。
105分/★★★☆☆
(2002年12月30日)