| トイズ | |
| TOYS | |
| 1992年アメリカ/ファンタジー <監督> バリー・レヴィンソン <出演> ロビン・ウィリアムス マイケル・ガンボン ジョーン・キューザック ロビン・ライト LL・クール・J |
<ストーリー&コメント> 人里離れた緑の丘の上にあるおもちゃ工場「ジボ・トイズ」。このおとぎの国のような工場の社長は、新作のオモチャ作りに熱中し経営才覚はまるでない息子のレスリーではなく、弟で軍人のリーランドを後継者に指名する。オモチャに興味のないリーランドは、ミニチュアの軍隊をつくって軍への復帰を目論む。その陰謀を知ったレスリーは、オモチャ工場を取り戻すため戦う決意をする…。 中盤まではとても楽しいんだけど、後半のヘタなアクションのような戦争シーンはいただけないなぁ。オモチャという至上の夢が壊れていく様子は悲しすぎる。主演の役者の演技もいいし、世界観も素敵なんだけど…なんだか中途半端だったかな。 |
| 122分/★★★☆☆ (2002年5月14日) |
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| トゥー・ウィークス・ノーティス | |
| TWO WEEKS NOTICE | |
| 2002年アメリカ/ラブコメディ <監督・脚本> マーク・ローレンス <製作・出演> サンドラ・ブロック <出演> ヒュー・グラント アリシア・ウィット ダナ・アイヴィ ロバート・クライン ヘザー・バーンズ デヴィッド・ヘイグ ドリアン・ミシック ノラ・ジョーンズ |
<ストーリー&コメント> 優秀で正義感が強く、社会奉仕活動に熱心な女性弁護士ルーシー。彼女は、地元ニューヨークの由緒ある公民館の取り壊しを阻止しようと、大手不動産会社ウェイド社へ直談判に訪れる。同社のトップは、ハンサムな人気者ジョージ。たまたま顧問弁護士を探していた彼は、公民館存続を条件にルーシーを雇うことに。だが、ルーシーは公私混同気味なジョージに耐えかね、ついに辞職を宣言するのだが…。 熱血派の女性弁護士と彼女を雇った優柔不断な御曹司の恋の行方を描いたロマンティック・コメディ。『デンジャラス・ビューティー』などで脚本を手掛けたマーク・ローレンスが初監督。 タイトルは、退職希望時は2週前に会社へその旨告知をしなくてはならないというアメリカの習慣のこと。よく、諺とか一般用語みたいな「決まり文句」をテーマに作られた映画があるけど、これもそう。「辞めるまでの2周間に芽生える恋」を描くコテコテのラブ・コメディです。“2周間”に至るまでには何ヶ月もの前フリが(一瞬の経過で)あるんだけど、その時間よりもたった2周間の方が濃密なのはご愛嬌。 サンドラ・ブロックは、このテのラブコメが一番魅力を発揮するね。際立った美人ではないし、むしろ男ウケするタイプではないのに、時折ポロッと見せる女らしさとか弱さみたいのが男を惹きつけるという説得力になるんだろうね。ヒュー・グラントもこのテの役はお手のもの。ハマり役同士の共演でとても安心して観られるコメディでした。内容的にもなかなか面白く、満足。 人気歌手のノラ・ジョーンズがパーティーのシーンで演奏したり、野球場のシーンでは当時メッツに所属していたSHINJOやマイク・ピアッツァが登場するなど、チョイ役も華やかで楽しい。 |
| 101分/★★★☆☆ (2005年2月13日) |
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| 逃走迷路 | |
| SABOTEUR | |
| 1942年アメリカ/サスペンス <監督> アルフレッド・ヒッチコック <脚本> ピーター・ビアテル ジョーン・ハリソン ドロシー・パーカー <出演> ロバート・カミングス プリシラ・レイン オットー・クルーガー アラン・バクスター クレム・ビブンス ノーマン・ロイド |
<ストーリー&コメント> バリー・ケインはロサンゼルスの航空機工場で働いていた。ある日、その工場で火事が起き、男が焼死してしまう。警察は破壊工作員による放火殺人として捜査を開始し、焼死した男の友人ケインに容疑をかける。身に覚えのないケインは、警察の手から逃れ、身の潔白を晴らすために逃走を始める…。 ヒッチコックお得意の巻き込まれ型サスペンス。主人公が逃走に至る経緯、橋のシーン、盲目男性との出会いあたりまでは面白い。しかし、全体的に今ひとつな印象をぬぐえない。パトリシアがバリーに恋する過程、バリーが出会う人々がみんなお人よしだったり、冤罪から逃れたいだけだったはずのバリー自身の主張も、些か飛躍しすぎの感が強い。このあたりの描写が「あやふや」なので原題が「SABOTEUR」(あやふやという意味)というわけではないんだろうけど。 とにかく、全体的にパッとしない作品だった。クライマックスの自由の女神像でのシーンは面白かったけど。 |
| 108分/★★☆☆☆ (2003年2月17日) |
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| トゥー・デイズ | |
| 2 DAYS IN THE VALLEY | |
| 1996年アメリカ/クライムドラマ <監督・脚本> ジョン・ハーツフェルド <出演> ジェームズ・スペイダー ダニー・アイエロ グレッグ・クラットウェル テリー・ハッチャー グレン・ヘドリー ポール・マザースキー シャーリズ・セロン |
<ストーリー&コメント> 殺し屋のダズモは、相棒のリーとともに依頼された仕事を完遂するが、その直後にリーに裏切られ、あやうく殺されかける。ダズモが辛くも逃げ込んだのは美術商のアランの邸宅。たまたま腎臓結石を患っていたアランを見舞うべく、アランの異母姉オードリーが、墓地で出会った自殺志願の脚本家を連れて現れる。一方、リーの前には前夜の殺しの依頼人、べッキーが現れていた…。 ある殺人事件をめぐって、10人の男女が微妙に交錯しながら織りなす二日間の物語を、独特のユーモア感覚満載で描くサスペンス。 多彩な個性派俳優が共演する群像劇。ひとつの殺人事件がきっかけとなって、やがて無関係な人々を次々と巻き込まれていくんだけど、そのテンポがなかなかにユーモラス。特に印象に残ったのはグレッグ・クラットウェル演じる美術商アラン。突然苦しみだして、何かと思ったら腎臓結石とは。あれって、唐突になるもんなんだね。あと、チョイ役だけどマッサージ嬢のキャスリーン・ルオンが可憐だった。 |
| 104分/★★★☆☆ (2003年9月21日) |
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| 逃亡者 | |
| THE FUGITIVE | |
| 1993年アメリカ/サスペンス <監督> アンドリュー・デイヴィス <脚本> ジェブ・スチュアート デヴィッド・トゥーヒー <出演> ハリソン・フォード トミー・リー・ジョーンズ セーラ・ウォード ジュリアン・ムーア ジョー・パントリアーノ アンドレアス・カトスラス ジェローン・クラッベ ダニエル・ローバック |
<ストーリー&コメント> シカゴに住む医師のリチャード・キンブルは、妻殺しの無実の罪を着せられたあげく、死刑判決を受けてしまう。辛くも脱走した彼は、冤罪を晴らすべく妻を殺した片腕の男を捜し出そうとするが、そんなキンブルを連邦捜査官ジェラードが執拗に追跡するのだった…。 驚異的な視聴率を上げた1960年代の人気テレビ・シリーズ『逃亡者』を、オリジナルストーリーで映画化。 なかなか面白かったです。主になる構図は「追われる者と追う者」なんだけど、キンブルは追われる者でもあると同時に、追う者でもあるんだよね。逃亡を続けながら、如何にして真犯人に迫るか?そこが物語として面白く描かれているのが成功の要因だと思う。適度に挟まれるアクションシーンも見所がタップリ。護送バスからの逃亡、そしてダムでの追跡劇。すごかった。 執拗な追跡を続ける刑事役を熱演したトミー・リー・ジョーンズがアカデミー助演男優賞を受賞。1998年には、彼を主役として続編の『追跡者』が作られています。 |
| 131分/★★★★☆ (2004年9月14日) |
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| 第66回アカデミー賞(1993年) 助演男優賞 | |
| トゥモローランド | |
| TOMORROWLAND | |
| 2015年アメリカ/SFファンタジー <製作・監督・脚本> ブラッド・バード <脚本> デイモン・リンデロフ <出演> ジョージ・クルーニー ヒュー・ローリー ブリット・ロバートソン ラフィー・キャシディ ティム・マッグロウ キャスリン・ハーン キーガン・マイケル・キー |
<ストーリー&コメント> 1964年、科学万博開催に沸くニューヨーク。科学が得意な少年フランクは小型飛行装置を開発して発明コンテストに応募するが、落選してしまう。そんなフランクのことをアテナという少女は気に入り、フランクは彼女に導かれるまま、“トゥモローランド”を訪れるのだった…。時は流れ、21世紀。17歳の女子高校生ケイシーは不思議なピンバッジに触れることで、未来の都市の光景を垣間見る。バッジの充電が切れたケイシーは、再びそこを訪れるため、不思議な少女の導きでフランクという男性を訪ねるのだった…。 世界各地のディズニーパークの一部にあるテーマランド、「トゥモローランド」をモチーフにした、奇想天外なSFミステリーアドベンチャー。 なかなか面白かったです。最初は時系列の構成がわかりにくくて理解がおいつかなかったけど、物語の全容が見えてきた中盤以降は面白かったです。最後は「地球を救う」という大きすぎる話になり、その解決の仕方も正直ちょっとよくわからなかったけど、「信じていれば夢はかなう」ということなのかな?あとは、ケイシー役のブリット・ロバートソンが可憐でした。 それにしても、フランクの家の襲撃対策はすごすぎる。その技術を他のことに使えば、もっと大成できるだろうに…。 |
| 130分/★★★☆☆ (2018年8月11日) |
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| トゥルーマン・ショー | |
| THE TRUEMAN SHOW | |
| 1998年アメリカ/コメディドラマ <監督> ピーター・ウィアー <出演> ジム・キャリー エド・ハリス ローラ・リニー ノア・エメリッヒ ナターシャ・マケルホーン |
<ストーリー&コメント> 保険会社につとめる平凡な男、トゥルーマン・バーバンク。彼は、学生時代に結ばれた妻メリル、親友マーロン、父なき後ひとりで彼を育ててくれた母、そして人の善い隣人たちに囲まれ「シーヘブン」で平和に暮らしている。トゥルーマンが、いつものように会社に向かおうとしたある日、空から妙なものが落ちてきた。この事件を境に、トゥルーマンの日常が微妙に少しずつ変わり始める…。 全世界にその生活を放映される男。 面白いけど、ちょっと怖い気もする。 |
| 103分/★★★☆☆ (2000年5月29日) |
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| 遠い空の向こうに | |
| OCTOBER SKY | |
| 1999年アメリカ/ヒューマンドラマ <監督> ジョー・ジョンストン <出演> ジェイク・ギレンホール クリス・クーパー ローラ・ダーン |
<ストーリー&コメント> 1957年10月4日、ソ連はアメリカに先駆け人類初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功する。それは政治的には宇宙開発競争という新たな米ソ冷戦の火ダネになった。しかし人類の多くは、夜空に肉眼で見える人工衛星に宇宙へのロマンを感じていたのだ。ウエストバージニア州コールウッドに住む高校生、ホーマーもそんな一人。彼はスプートニクを見て、自分でロケットを作ろうと考える。仲間を集め、失敗を繰り返しながらも実験用の小型ロケットを作り続けるのだが…。 “ロケットボーイズ”の失敗続のシーンは大笑い。 炭坑で働く父と、夢を追う息子ホーマーの感情のぶつかり合いがまたいい! 実話に基づいた話なので、感動の度合いも深いです。 決して派手ではないけど、笑って、泣けて、感動できる。最高の作品でした。 |
| 107分/★★★★★ (2001年8月24日) |
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| 遠い夜明け | |
| CRY FREEDOM | |
| 1987年イギリス/史劇ドラマ <製作・監督> リチャード・アッテンボロー <脚本> ジョン・ブライリー <出演> ケヴィン・クライン デンゼル・ワシントン ペネロープ・ウィルトン ケヴィン・マクナリー ジョゼフ・マーセル イアン・リチャードソン ジョージ・ラヴェル |
<ストーリー&コメント> 1975年、人種隔離政策(アパルトヘイト)が猛威を振るう南アフリカ。リベラル派を自認する白人ジャーナリストのドナルド・ウッズは、自ら書いた記事がきっかけで、黒人の活動家スティーブ・ビコを紹介される。彼の思想に共鳴したウッズは、次第にビコを支持するようになる。ビコは5度にわたる逮捕の末、拷問され獄死する。ウッズは真実を出版しようとするが、政府の監視が及ぶようになる…。 ウッズによる原作『ビコ』の映画化で、ほとんどの人物が実名で登場。反アパルトヘイト運動の中で生まれた白人の新聞編集長と黒人運動家の友情と絆を、実話に基づいて描いた社会派ドラマ。 長い上映時間は大きく分けて2つのストーリーで構成される。前半は指導者・ビコの主張と、ウッズとの関係を描き、ビコの獄死後はウッズの政治亡命を描く。 人種差別という人類の悲しい歴史について、深く考えさせられます。こういう素晴らしい作品はもっと多くの人に見てもらいたいと思います。 |
| 157分/★★★★★ (2002年2月21日) |
→関連記事がコラムにもあります。 |
| ドクター | |
| THE DOCTOR | |
| 1991年アメリカ/ヒューマンドラマ <監督> ランダ・ヘインズ <脚本> ロバート・キャスウェル <出演> ウィリアム・ハート クリスティン・ラーティ エリザベス・パーキンス マンディ・パティンキン アダム・アーキン ウェンディ・クルーソン |
<ストーリー&コメント> 優れた技術を持ち、一流病院の最高の地位にある心臓外科医ジャック。しかし突然、喉頭ガンの宣告を受け、初めて患者の立場に立たされることに。そこで彼は医者の都合が優先される病院の理不尽なシステムに打ちのめされ、妻アンとの関係も冷えていく。絶望の底で彼は、死期が近い患者ジューンと出会い、残された時間を懸命に生きる彼女に刺激され、再び人生を見つめ直していく…。 実在の医師のエド・ローゼンバームが自らの体験に基づいて書いた手記をベースに、生きることの素晴らしさと、愛することの偉大さを描く。 いざその立場になってみないと、誰も弱い人間の心細さはわからないし、手術を迎える心細さは医師にはわからないもの。医師には患部もそうだけど、患者の心を診て欲しい。病院は、利便性よりも心豊かな場であってほしい。全ての医療関係者に観てもらいたい作品です。 |
| 124分/★★★★☆ (2002年7月18日) |
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| トーク・トゥ・ハー | |
| Hable Con Ella | |
| 2002年スペイン/ドラマ <監督・脚本> ペドロ・アルモドバル <脚本> エステル・ガルシア <出演> ハビエル・カマラ ダリオ・グランディネッティ レオノール・ワトリング ロサリオ・フローレス ジェラルディン・チャップリン マリオーラ・フェンテス ロベルト・アルバレス |
<ストーリー&コメント> 不慮の交通事故で4年間昏睡状態に陥ったバレリーナのアリシア。そんな彼女に対し、青年看護士のベニグノは、毎日あれこれと話しかけては、彼女の身の回りの世話をしていた。一方、別の病室では、やはり競技中のアクシデントで昏睡状態に陥った女闘牛士のリディアを、恋人のマルコが悲嘆にくれながらなす術もなく見守っていた。そんなベニグノとマルコは顔を合わすうちいつしか言葉を交わすようになり、互いの境遇を語り合う中で次第に友情を深めていくのだったが…。 自分の愛する相手が突然事故で昏睡状態に陥り、手の届かない世界へ行ってしまった時、はたして残された者はどうすればよいのか? そんな絶望的な状況に直面した二組の男女の行方を描く。 ものすごく評価の高い作品だけど、あまり共感できませんでした。「感動作」というふれこみを何度も耳にしたり、昏睡状態からの目覚めとか聞けば、『レナードの朝』みたいな感動作を想像してしまうもの。だけどこの作品では、そこにちょっと別の事件が加わるんだよね。切ない愛とか一方的な愛とか、そういうのは古今東西映画だけにとどまらず様々なジャンルで作品化しているけど、この作品をその列に加えることにはやっぱり抵抗がある。よくいう「感動的な純愛物語」ではないよ、これは。 構成として面白いのは、同じ境遇の二組を配置したこと。その比較と対象がとてもいい。オスカーを受賞できたのも、そういうところが評価されたんじゃないかな。ただ、最後の「マルコとアリシア」は余計。 動きも感情もないアリシア役を好演したのは『死ぬまでにしたい10のこと』にも出演していたレオノール・ワトリング。かわいい。 |
| 113分/★★★☆☆ (2005年3月12日) |
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| 第75回アカデミー賞(2002年) 脚本賞 | |
| ドグマ | |
| DOGMA | |
| 1999年アメリカ/コメディ <監督> ケビン・スミス <出演> ベン・アフレック マット・デイモン リンダ・フィオレンティーノ サルマ・ハエック アラニス・モリセット |
<ストーリー&コメント> ニュージャージー州にあるカトリック教会が、アーチをくぐり聖堂に入れば全ての罪が許されるという“特別の日”イベントを発表する。それを知ったのが、かつて神の怒りに触れ天界を追放された堕天使のロキとバートルビーだった。彼らは“特別の日”を利用し天界へ戻ろうとするのだが…。 地上に降りた天使たちが繰り広げるブラック・コメディ。キリスト教をこれでもかと斬った描写は、かなりハード。カトリック教会から上映禁止運動がおこったのも頷ける。 宗教をテーマにするというタブーに果敢に挑んだ作品だと思った。 |
| 128分/★★★☆☆ (2002年1月17日) |
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| ドッグ・パーク | |
| DOG PARK | |
| 1998年アメリカ/ラブコメディ <監督> ブルース・マカロック <出演> ナターシャ・ヘンストリッジ ルーク・ウィルソン キャスリーン・ロバートソン クリスティン・リーマン |
<ストーリー&コメント> 雑誌記者のアンディは、恋人のシェリルと別れたばかりで憂鬱な日々。ある日偶然の出会いもあるが、なかなかうまくいかない。失意のアンディは、同僚の薦めで恋人捜しの“独身男オークション”に参加するが…。 登場人物はみんな犬好き。ドロドロした人間関係よりも、犬たちを見ているほうが落ち着くのはなぜ?(笑)ごくありきたりなラブ・ストーリー。 『BEVERLY HILLS 90210』のクレアが主人公の元彼女役で登場。 |
| 93分/★★☆☆☆ (2002年3月1日) |
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| トスカーナの休日 | |
| UNDER THE TUSCAN SUN | |
| 2003年イタリア、アメリカ/ドラマ <監督・脚本> オードリー・ウェルズ <原作> フランシス・メイズ <出演> ダイアン・レイン サンドラ・オー リンジー・ダンカン ラウル・ボヴァ ヴィンセント・リオッタ |
<ストーリー&コメント> サンフランシスコに暮らす女性作家フランシスは、ある日突然、夫の浮気が原因で離婚することに。ショックを引きずる彼女は、友人に勧められ、イタリアのトスカーナ地方へ旅行に訪れる。ひとときの休息のつもりでやって来た彼女だったが、すぐにこの土地の魅力に惹かれ、道中で見つけた築300年の古い一軒家を衝動買いしてしまう。そして、地元の人々の助けを借りながら、その倒壊しそうな家屋の修復に夢中になっていくのだが…。 アメリカのベストセラー小説『イタリア・トスカーナの休日』を映画化。ユニークな人々、風光明媚な景色、腹も心も満たすスローフードといったイタリアならではの豊かな味わいが全編を包み込む。 ゆるやかなハートウォーミング・ドラマでした。内容はわりとどうってことのない感じなんだけど、やっぱりイタリア・トスカーナ地方の風景がいい。正体不明の美魔女?が出てきたり、イメージ通りの軽薄イタリアーノが出てきたり、いろいろと楽しめる要素はありました。マグノリア・レーンは出てこないけどね(笑) |
| 115分/★★★☆☆ (2018年12月8日) |
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| トータル・リコール | |
| TOTAL RECALL | |
| 1990年アメリカ/SF近未来 <監督> ポール・バーホーベン <出演> アーノルド・シュワルツェネッガー レイチェル・ティコティン シャロン・ストーン ロニー・コックス マイケル・アイアンサイド マーシャル・ベル |
<ストーリー&コメント> 2084年。地球に暮らす平凡な技師ダグ・クエイドは、行ったこともない火星での悪夢に悩まされていた。そんなある日、思い通りの夢を見られるバーチャル体験機“リコール・マシン”を試した彼は、自分の中に封印された火星の記憶を蘇らせる。記憶が混乱するダグは、真実の自分を取り戻すために内乱の続く火星へと旅立つのだが…。 7000万ドルの巨費とアーノルド・シュワルツェネッガーの主演で超大作映画化。自分とは何か、現実とは何かという哲学的なテーマにそって、自己を取り戻そうとする男の闘いが描かれる。好き嫌いは分かれるかもしれないけど、個人的には大好きな作品です。 |
| 113分/★★★★☆ | |
| 第63回アカデミー賞(1990年) 視覚効果賞 | |
| トッツィー | |
| TOOTSIE | |
| 1982年アメリカ/ラブコメディ <監督> シドニー・ポラック <脚本> ラリー・ゲルバート <出演> ダスティン・ホフマン ジェシカ・ラング テリー・ガー デブニー・コールマン チャールズ・ダーニング ビル・マーレイ |
<ストーリー&コメント> 男優のマイケルは、実力はあるものの妥協が出来ないために仕事にあぶれていた。共感できる役や、役になりきることにこだわるあまり、彼は演出家とたびたび衝突してしまうのだった。トラブル・メイカーとして有名になったマイケルは、頼みのエージェントからも見放されてしまう。奮起したマイケルは、女装してドロシーという偽名でオーディションに臨み、迫力のある演技で見事に病院ドラマの婦長役を射止めるのだが…。 売れない男優が女装し、女優として人気者になる姿を描いたコメディ。 何と言ってもダスティン・ホフマンの女装がすごい。女装していない時でも鏡を見てポーズを研究したり、声色をつかったり、「もっと美しくなりたい」というセリフもあったりして、本当に女になりきってました。ジェフじゃないけど、「もしかして本当にその趣味が?」と疑いたくなるほど(笑) 『沈黙のジェラシー』で恐ろしい姑を演じたジェシカ・ラングがオスカーを受賞しています。彼女、若い頃はこんなに素敵だったんだね(笑) |
| 117分/★★★☆☆ (2002年10月25日) |
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| 第55回アカデミー賞(1982年) 助演女優賞 | |
| トップガン | |
| TOP GUN | |
| 1986年アメリカ/青春アクション <監督> トニー・スコット <脚本> ジム・キャッシュ ジャック・エップス・Jr. <出演> トム・クルーズ ケリー・マクギリス ヴァル・キルマー アンソニー・エドワーズ トム・スケリット マイケル・アイアンサイド ジョン・ストックウェル ティム・ロビンス メグ・ライアン |
<ストーリー&コメント> カリフォルニア州ミラマー海軍航空隊基地。そこは、戦闘機F-14トムキャットの超エリートパイロット養成所。パイロットのマーベリックとレーダー索敵員のグースのチームも彼らの仲間入りを果たす。マーベリックは厳しい訓練にも耐え、女性教官のチャーリーと恋に落ちるなど順調に思えたが、そんな矢先、思わぬ事故が起きてしまう…。 “トップガン”と呼ばれる世界最高のパイロットを養成するエリート訓練所を舞台に、訓練生たちの姿を描く。 公開当時、かなり話題になった記憶があります。ちゃんとまともに観たのは初めてだったけど、とても面白かったです。何よりも戦闘機の迫力あふれる空中戦。当時はCGなんて今ほど発達していないし、全て特設カメラの映像なんだろうね。アングルが厳しい映像もあるけど、それはまさにギリギリのところで撮影しているからこそ。そういうところに、逆にリアルさを感じてしまいます。 トム・クルーズもなかなかの好演だけど、印象的だったのがグース役のアンソニー・エドワーズ。いい味出してました。脇役でティム・ロビンス、メグ・ライアンらが出ているなど、今観ればとても豪華なキャストも見所。 ベルリンの歌う「Teke My Breath Away(邦題は「愛は吐息のように」)も大ヒット、アカデミー主題歌賞を受賞。 |
| 109分/★★★☆☆ (2004年12月8日) |
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| 第59回アカデミー賞(1986年) 歌曲賞 | |
| トップガン マーヴェリック |
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| TOP GUN: MAVERICK | |
| 2022年アメリカ/アクション <監督> ジョセフ・コシンスキー <脚本> アーレン・クルーガー エリック・ウォーレン・シンガー クリストファー・マッカリー <出演> トム・クルーズ マイルズ・テラー ジェニファー・コネリー グレン・パウエル モニカ・バルバロ ルイス・プルマン ジェイ・エリス ダニー・ラミレス グレッグ・ターザン・デイヴィス ヴァル・キルマー |
<ストーリー&コメント> アメリカ海軍のエリート・パイロットチーム“”トップガン”。彼らは、かつてない世界の危機を回避する、絶対不可能な任務に直面していた。ミッション達成のため、教官としてチームに加わったのは、トップガン史上最高のパイロットでありながら常識破りな性格で組織から追いやられた“マーヴェリック”だった。チームに加わるマーヴェリックだったが、そこにかつての戦友の息子の顔を見つけてしまう。葛藤しながらも、1人も死者を出さぬよう、濃密なトレーニングを開始するのだが…。 1986年に公開され、世界中で大ヒットしたアクション映画の36年ぶりの続編。冒頭の空母からの離発着シーンからヤられました。美しい夕景の中、爆音で流れる「Danger Zone」。画面に連動するシートの振動と、正面から吹き付ける風。最初からテンションが上がりました。前作の人物関係をおさらいしてから観ると、より楽しめるネタがいろいろです。 MX4Dで観たんですが、戦闘機やバイクの動きに合わせて揺れたり、風が吹いてくる仕掛けで楽しめました。いろいろとつっこみたいところ(敵国はどこかとか、核施設をいきなり先制攻撃して世界的な批判はないのかとか)はあるけど、細かいことは気にせずにドーン!と楽しめる超大作です。 |
| 211分/★★★★★ (2022年5月30日) |
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| 第95回アカデミー賞(2022年) 音響賞 | |
| 隣のヒットマン | |
| THE WHOLE NINE YARDS | |
| 2000年アメリカ/コメディ <監督> ジョナサン・リン <脚本> ミッチェル・カプナー <出演> ブルース・ウィリス マシュー・ペリー ロザンナ・アークエット ナターシャ・ヘンストリッジ マイケル・クラーク・ダンカン アマンダ・ピート ケヴィン・ポラック |
<ストーリー&コメント> カナダのモントリオールに暮らす歯科医オズは、義父が残した借金を背負い、浪費家の妻ソフィとの生活にも嫌気がさしていた。そんなある日、オズの隣家に、シカゴの裏社会でその名を知られた殺し屋ジミーが引っ越してくる。彼は過去の裏切りからマフィアに命を狙われ、身を隠していたのだった。なぜかジミーと気が合ったオズは彼に共感を覚えるが、ジミーの居場所を密告して賞金をもらえば借金を返済できるとソフィにそそのかされ、渋々とシカゴへ向かうことに。だが、ソフィの狙いはジミーに夫を殺させ、その保険金を手に入れることにあった…。 殺し屋をめぐる騒動に巻き込まれていく男の姿を描いたコメディ。 ストーリーは登場人物が互いに互いを狙い狙われるドロドロしたものだけど、すごくライトな作りで笑えました。もともとコメディをやっていたブルース・ウィリス、人気ドラマ『フレンズ』にも出演しているマシュー・ペリーの二人もよかったし。特に、マシュー・ペリー。ドジで小心者の歯科医役だけど、随所でしっかりと笑いをとってくれます。ガラス戸にぶつかるシーンなんか、わかっていても笑ってしまいます。気軽に楽しめるこういうB級コメディ、僕は好きです。もうワンアクションあるかと思ったのに、あっさり終わってしまったラストが一番の驚きでしたが。 |
| 100分/★★★☆☆ (2002年10月9日) |
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| 隣のリッチマン | |
| ENVY | |
| 2004年アメリカ/コメディ <監督> バリー・レヴィンソン <脚本> スティーヴ・アダムス <出演> ベン・スティラー ジャック・ブラック レイチェル・ワイズ エイミー・ポーラー クリストファー・ウォーケン アリエル・ゲード サム・ラーナー |
<ストーリー&コメント> 真面目で堅実なティムと、スチャラカ社員のニックは性格は違えど同じ職場に勤め、家もお隣同士の大親友。だがそんなある日、空想好きのニックが思わぬ事から画期的な大発明をなしとげる。発明はすぐさま話題となり、ニックは瞬く間に億万長者のリッチマンになった。ところが、正反対の悲運に見舞われたのはティム。ニックからの投資の誘いを断ったばかりに儲けそこない、ついには妻には逃げられ仕事まで失うという最悪の状況に。すべてを失ったティムは、ニックを妬むあまり彼の家庭を崩壊させようと悪だくみを巡らすのだが…。 ベン・スティラーとジャック・ブラックという、今や全米コメディ映画界を代表する2人が、本格的な共演を果たした痛快作。 すごく面白かったです。小さなギャグとか演出に大爆笑してしまいました。僕がジャック・ブラックを好きだからってのもあると思うけど、人に教えるのがもったいないような、こっそりしまっておきたいような、そんな作品。登場人物がみんな善人すぎたり、ちょっとヌルい気もするけど、こういう作品ではそれをかき消すほどのコメディの勢いが大事。ジャック・ブラックもいい(あまりハジけきっていなかったようにも思う)けど、主役のベン・スティラーが大奮闘。あれこれとバタバタしている様子がすごく面白かったです。あまり活躍のない役だけど、レイチェル・ワイズも華を添えています。 あんなスプレー、実際にあったらスゴイよね。 |
| 100分/★★★☆☆ (2006年9月25日) |
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| トパーズ | |
| TOPAZ | |
| 1969年アメリカ/シリアスドラマ <監督> アルフレッド・ヒッチコック <脚本> サミュエル・テイラー <出演> フレデリック・スタッフォード ダニー・ロビン カリン・ドール ジョン・バーノン ジョン・フォーサイス フィリップ・ノワレ |
<ストーリー&コメント> 1962年、東西冷戦の真っ只中。ソ連のKGB副長官がアメリカへ亡命し、キューバにソ連製の核弾頭ミサイルが運び込まれているという事実が判明する。アメリカは、キューバに対する潜入諜報部員としてフランス人のアンドレ・デバローを現地に派遣し、情報の詳細を調査させようとする。だが、そのスパイ活動はキューバ軍に発覚してしまう…。 キューバ危機を背景に、当時暗躍していたスパイたちを描く。 ヒッチコックにしては異色の政治ドラマ。物語はドキュメンタリータッチで進んでいくので、他の作品と同じような考えで観ると痛い目をみることになるかも。事実、僕がそうだったように…。 政治的なストーリーがメインだけど、サブストーリー的に展開されるアンドレとホアニタの秘められた情事、キューバの軍人リコ・パラとの絡み。この辺りに僅かながらヒッチコック的な創作が見える。だが、全体的にサスペンス的要素は極めて薄く、全体的な背景もいまいちつかみづらいので、「映画として面白い」作品ではなかった。 キューバ危機は『13デイズ』をはじめ様々な作品で描かれており、それらに比べてもこの作品の存在価値は低いと言わざるをえない。 |
| 127分/★★☆☆☆ (2003年2月12日) |
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| 飛べ、バージル/プロジェクトX | |
| PROJECT X | |
| 1987年アメリカ/SFドラマ <監督> ジョナサン・キャプラン <脚本> スタンリー・ワイザー <出演> マシュー・ブロデリック ヘレン・ハント ビル・サドラー ジョニー・レイ・マギー ジョナサン・スターク “バージル”ウィリー |
<ストーリー&コメント> 大学で動物心理学研究の助手を務めるテリーはチンパンジーのバージルに手話を教え、人間との交流ができるように訓練していた。だが、ある日突然、バージルは空軍の極秘研究所に送られてしまう。飼育係の若い兵士ジミーは飛行機の操縦法を教える傍ら、次第にバージルと親しくなっていくが、研究の真の目的を知ってしまうのだった…。 軍事用の生体実験に利用されそうになるチンパンジーを救おうとする男女の姿を描いたSFサスペンスドラマ。 単なる動物ドラマかと思いきや、恐るべき研究のサスペンスに発展してちょっとびっくり。だけどこの作品の本当の見所は、やっぱり芸達者なチンパンジーたち。そのことは、最後のスタッフロールの最初にチンパンジーたちが紹介されることでも明らか。表情豊かなお猿さんたちを見ているだけでもすごく楽しかったです。若き日のマシュー・ブロデリック、ヘレン・ハントらもお猿さんたちには及びません(笑) 最後の後味も素晴らしいし、内容的にもすごく面白かった。隠れた名作かも。ちなみに…主題歌は中島みゆきではありません。念の為。 |
| 108分/★★★★☆ (2003年5月13日) |
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| トーマス・クラウン・アフェアー | |
| THE THOMAS CROWN AFFAIR | |
| 1999年アメリカ/犯罪アクション <監督> ジョン・マクティアナン <出演> ピアース・ブロスナン レネ・ルッソ デニス・リアリー エスター・カニャーダス |
<ストーリー&コメント> 大富豪・トーマス・クラウンの裏の顔は美術品泥棒。時価1億ドルのモネの絵を盗んだ事件で、彼は保険会社の美人調査員キャサリンにマークされる。やがて、追う者と追われる者であるはずのふたりの間には、危険な恋が芽生え始めていく…。 大富豪の銀行強盗と美人探偵の駆け引きを描いたスティーヴ・マックイーン主演の傑作サスペンス『華麗なる賭け』のリメイク版。僕はオリジナル版を見ていないんですが、主役二人の関係は『エントラップメント』に近いものがあるね。 最後のトリックが早々に見抜けてしまったので拍子抜け。泥棒がどうのこうのよりも、単なるラブストーリーって感じだったかな。大富豪の豪勢な日々の描写など、オシャレな作品でもあります。 |
| 114分/★★★☆☆ (2002年2月1日) |
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| ドミノ | |
| HAUNTED OFFICE | |
| 2002年香港/ホラー <監督> マルコ・マク ボウイ・ラウ <監督・脚本> バッ・シーロイヤッム <出演> スー・チー カレン・モク チャン・シウチョン スティーヴン・フォン エレナ・コン エヴァ・ウォン |
<ストーリー&コメント> とあるオフィス・ビル内の企業に勤めだしたパットは、“このビルでは毎年7月になると、必ず9人の命が奪われる”という呪いの伝説を耳にする。それ以来、パットの周囲ではまるで噂を裏付けるように、不可解な自殺事件が相次ぐ。一方その頃、同じビルに勤める青年ケンは、幽霊に悩まされているという美女シャンと知り合う。ケンは、彼女と共に高名な霊媒師を訪ねる。その霊媒師は、やはり同じビルで働く男リチャードからも相談を受けていたのだった…。 豪華香港スターが共演したアーバン・ホラー。 全く面白くなかった。最後は退屈で寝そうになったほど。怖いとかなんとかいうより、気持ち悪い。特に、白い女(笑)これといった見所も、特にナシ。 香港映画は、どれを観てもなんか似たような雰囲気だなぁ。 |
| 89分/★★☆☆☆ (2006年7月30日) |
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| 土曜の夜と日曜の朝 | |
| SATURDAY NIGHT AND SUNDAY MORNING | |
| 1960年イギリス/クラシックドラマ <監督> カレル・ライス <出演> アルバート・フィニー シャーリー・アン・フィールド レイチェル・ロバーツ |
<ストーリー&コメント> 舞台はイギリス中部の工業都市ノッティンガム。やり場のない怒りを抱える反抗的な若い労働者アーサーの仕事は騒がしい工場での単純労働。こんな職場でも出世意欲を隠さない同僚のジャックに冷ややかな視線を投げかけている彼は、ジャックの妻ブレンダと密かに情交を重ねていた。その一方でパブで出会った美少女ドーリンを恋人にしながらも、周囲に知られることを怖れてなかなか公にデートも出来ない。ある日ついにブレンダがアーサーの子を身ごもっていることが発覚。夫のジャックにも知られてしまい…。 最後がちょっと…。 |
| 89分/★★☆☆☆ | |
| ドライビング MISS デイジー | |
| DRIVING MISS DAISY | |
| 1989年アメリカ/ヒューマンドラマ <監督> ブルース・ベレスフォード <原作・脚本> アルフレッド・ウーリー <出演> モーガン・フリーマン ジェシカ・タンディ ダン・エイクロイド パティ・ルポーン エスター・ローレ ジョアン・ハヴリラ ウィリアム・ホール・Jr. |
<ストーリー&コメント> 1948年。アトランタの郊外に住むデイジーは、長年勤めた教職こそ既に退いたものの、70歳を過ぎても自分で車を運転して出かける頑固者の未亡人。母の身を案じた息子のブーリーは、母のために初老の黒人運転手ホークを雇う。初めはギクシャクしていた二人だが、長い年月をかけて次第に友情を育んでいくのだった…。 白人の老女と黒人運転手の交流と友情を描いたアットホームなヒューマンドラマ。アカデミー作品賞他、計4部門受賞。 地味だけど、なかなかよくできた秀作ドラマでした。ともにアカデミー主演賞にノミネートされた主演二人が好演。ジェシカ・タンディは文句なしのオスカーだし、受賞こそならなかったものの、モーガン・フリーマンもその名を映画界に知らしめた演技は素晴らしい。ほとんどこの二人の行動と会話だけで物語が構成されているんだけど、全く飽きることなく最後まで一気に観てしまいました。ただ、25年もの歳月を追っているのに、展開がちょっと淡々としすぎているかな。気がついたらあっという間に数年が経っているし。これは『ザ・ダイバー』でもそうだったけど、情報として過ぎた年月を感じるのは会話と人物の老け具合だけなんだよね。この点では息子のブーリー役のダン・エイクロイドは重要な役割だった(笑) はっきり言ってしまえば、老年を描いた感動作は『晩秋』とか『母の眠り』など他にもたくさんあるし、作品賞をとるほどまでの作品ではないかなぁという気がしました。黒人とユダヤ人という、排斥された人種の交流という陰のテーマはあるけど、それよりも二人の友情物語のほうが重要な主題だったからね。 |
| 99分/★★★☆☆ (2004年2月6日) |
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| 第62回アカデミー賞(1989年) 作品賞、主演女優賞、脚色賞、メイクアップ賞 | |
| ドラグネット/正義一直線 | |
| DRAGNET | |
| 1987年アメリカ/ポリスコメディ <監督> トム・マンキーウィッツ <出演> ダン・エイクロイド トム・ハンクス クリストファー・プラマー ハリー・モーガン アレクサンドラ・ポール ジャック・オハローラン エリザベス・アシュレイ |
<ストーリー&コメント> ロス市警の強盗殺人課に所属するフライデー刑事は堅物の超真面目人間。しかし長年の相棒フランク刑事が突然警察を去り、新たにコンビを組むことになった相手は、彼とは正反対の軽い性格のベップ刑事だった。彼らは早速、ロスを騒がせていた連続強盗事件「ペガン事件」を担当することになる。全てにおいて意見の合わないふたりは、反発し合いながらも事件の真相に迫ってゆく…。 凸凹刑事コンビの活躍を描いた1950年代の人気刑事ドラマシリーズの劇場用リメイク版。 なんか、つまらなかった。どこがってわけじゃないけど、なんか…強く惹かれるものをかんじなかった。主演二人は面白いんだけど、悪役の方に魅力がなかったからかなぁ。コメディなら、悪役も笑わせてくれなきゃ。 トム・ハンクスのコメディなら、もっとブッとんでいてもいいような気もするし。ダン・エイクロイドに遠慮したのかなぁ?『マネー・ピット』や『ジョー、満月の島へ行く』の方が個人的には面白かったかな。 それと、主役はあくまでもダン・エイクロイドです。 |
| 107分/★★☆☆☆ (2002年8月8日) |
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| ドラゴンスレイヤー | |
| DRAGONSLAYER | |
| 1981年アメリカ/ファンタジー <監督・脚本> マシュー・ロビンス <脚本> ハル・バーウッド <出演> ピーター・マクニコル ケイトリン・クラーク ラルフ・リチャードソン ジョン・ハラム アルバート・サルミ シドニー・ブロムリー |
<ストーリー&コメント> 中世の昔。魔法使いウルリクのもとへ近隣の国から使者が訪れる。彼らの国は凶悪なドラゴンに襲われており、若い娘をいけにえに差し出すことでその怒りを鎮めているのだった。ドラゴン退治を依頼されたウルリクだったが、近衛兵に殺されてしまう。修業中の身だったウルリクの弟子ゲイレンは、師の代わりにドラゴン退治を買って出るのだが…。 CG登場以前の時代に、巨大なドラゴンを動かして見せたモデル・アニメーション技術「ゴー・モーション」を初めて使用した画期的な作品。ストーリー自体はありがちなファンタジーものだが、くねくねしたドラゴンの動きはまさに驚異的。伝説の竜槍「ドラゴン・スレイヤー」、竜の鱗で作った盾など、ファンタジーものが好きな人はニヤリとしてしまうアイテムも続々登場。主人公は魔法使い見習いなので、派手な魔法が登場しないのが残念といえば残念。 当時は画期的な技術も、時代が変われば古臭く見えてしまうものだが、この作品は現代でも充分通用するクオリティを持っている。少なくとも、『ダンジョン&ドラゴン』よりはよっぽど面白い。 |
| 109分/★★★☆☆ (2003年3月1日) |
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| ドラゴンハート/新たなる旅立ち | |
| DRAGONHEART : A NEW BEGINNING | |
| 2000年アメリカ/ファンタジー <監督> ダグ・レフラー <脚本> シャリ・グッドハルツ <出演> クリストファー・マスターソン ハリー・ヴァン・ゴーカム ロナ・フィゲロア ヘンリー・オー マット・ヒッケー |
<ストーリー&コメント> 最後のドラゴン、ドレイコが倒れてから20年。騎士を目指す若者ジョフは修道院で働いていたが、ある日地下の秘密の部屋でドラゴンのドレイクと出会う。ジョフとドレイクは次第に心を通わせ合うが、最後のドラゴンであるドレイクの存在が世間に知られてしまう。国の顧問騎士であるオズリックはドレイクを国民の護民官に任命するが、彼の行動の裏にはある陰謀が秘められていた…。 中世を舞台にドラゴンの活躍を描いたファンタジー。 まぁまぁ…だったかな。ドレイクの顔は、いくら幼いとはいえコントみたいだったけど。 |
| 84分/★★★☆☆ (2002年4月15日) |
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| トラフィック | |
| TRAFFIC | |
| 2000年アメリカ/サスペンス <監督> スティーヴン・ソダーバーグ <脚本> スティーヴン・ギャガン <出演> マイケル・ダグラス ベニチオ・デル・トロ キャサリン・ゼタ=ジョーンズ ドン・チードル デニス・クエイド エリカ・クリステンセン |
<ストーリー&コメント> メキシコ・ティファナ。麻薬捜査官ハビエールは、相棒レイと共に国境付近の闇取引を監視していた。ある日彼らは、上層部のサラサール将軍から、アメリカへの麻薬密輸の大多数を牛耳る大組織壊滅の密命を受ける…。アメリカ・オハイオ。米国麻薬対策の連邦最高責任者に任命されたロバートは、やがて自分自身の娘が麻薬に手を出していることを知り、公私両面から苦悩することになる…。アメリカ・サンディエゴ。裕福な夫と結婚し、何不自由なく暮らしていた妻ヘレーナは、ある日突然夫が逮捕され、彼が大物麻薬ディーラーだったことを知る…。 イギリスのTVシリーズを基に、アメリカとメキシコが抱える深刻な麻薬汚染の現実を鋭く描写。3つの物語を同時進行させ、麻薬の送り手から末端の利用者までの複数の視点で問題の根深さを描き出してゆく。 なんだか絶賛されてる作品みたいだけど…僕にはあまり理解できませんでした。登場人物もかなり多いし、いまいち盛り上がりに欠けるし。正直、「早く終わってくれないかな」と思いながら見てました。ドラッグが身近な問題として存在しているアメリカ人にとっては、かなり現実的な作品なのかもしれないけど。 |
| 147分/★★☆☆☆ (2002年8月13日) |
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| 第73回アカデミー賞(2000年) 助演男優賞、監督賞、脚色賞、編集賞 | |
| トラブル・カレッジ/大学をつくろう! | |
| ACCEPTED | |
| 2006年アメリカ/コメディ <監督> スティーヴ・ピンク <脚本> アダム・クーパー マーク・ペレズ ビル・コラージュ <出演> ジャスティン・ロング ブレイク・ライヴリー ジョナ・ヒル アダム・ハーシュマン コロンバス・ショート マリア・セイヤー ルイス・ブラック マーク・ダーウィン アン・キューザック |
<ストーリー&コメント> 高校生のバートルビーは、大学受験に失敗し、そのことを両親に言い出せず悩んでしまう。そこで思いついたアイデアが、架空の大学をでっち上げ、そこに通っているかのように見せかけること。さっそく、自分と同じく大学受験に失敗した友人たちを集めて偽大学づくりを開始するが、どこから情報を聞き知ったのか、大勢の若者たちが続々と偽大学に集結してしまう。こうして間もなく、新設“サウス・ハーモン工科大学”がスタート。ところが、彼らが自由な大学生活を満喫するも束の間、この偽大学の存在がバレてしまい…。 監督は俳優、脚本家、プロデューサーと幅広く活躍し、これが監督デビューとなるスティーヴ・ピンク。 なんともオバカな学園コメディだけど、こういうの、決して嫌いじゃないです(笑)軽快なノリだけで行き当たりバッタリと押しまくってしまう典型的なB級コメディだけど、教育問題に対するシニカルなエッセンスも混ざっていたりしてね。 全体的に面白かったけど、一番の爆笑ポイントは一番最後。スタッフロールの後に衝撃的なワンシーンがありました(笑) モニカ役のブレイク・ライヴリーは、ヘレン・ハントを若くしてドリュー・バリモアを足したような感じ。なかなか可愛い。 |
| 94分/★★★☆☆ (2007年12月29日) |
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| 鳥 | |
| THE BIRDS | |
| 1963年アメリカ/サスペンス <監督> アルフレッド・ヒッチコック <脚本> エバン・ハンター <出演> ティッピ・ヘドレン ロッド・テイラー ジェシカ・タンディ スザンヌ・プレシェット ヴェロニカ・カートライト |
<ストーリー&コメント> 新聞社社長令嬢のメラニーは、小鳥店で知り合った男ミッチを訪ね、彼が週末を過ごす郊外の漁村へやってきた。その村で、メラニーは一羽のカモメに襲われ、ケガをする。さらに翌日、彼女はミッチの妹の誕生パーティに招かれるが、そこへカモメの大群が飛来、子供たちを襲撃する。それ以来、鳥たちは次々と人間を襲い始める…。 狂暴化した凄まじい鳥の大群の恐怖を描いたサスペンス。 かなり怖かったです。鳥たちが人家や人間を襲撃するダイナミックなシーンもすごい迫力だけど、いつの間にか周囲を埋め尽くす無数の鳥の群れなど、静的な場面もかなり怖い。サメや恐竜や殺人鬼といった普段縁のないものよりも、鳥という身近な存在がもたらす恐怖感が圧倒的でした。鳥が嫌いになりそうです(笑) 作品に登場する鳥は、公称2万8千羽。種類はカモメ、カラス、スズメ、カナリアなど。これらの鳥は、鳥のトレーナーとして有名だったレイ・バーヴィックが、カリフォルニアの沿岸などで片っ端から捕まえてきて、調教したそうです。 ヒッチコック作品ってたぶん初めて見るんだけど、さすがは巨匠。他の作品も観てみたいと思いました。 |
| 119分/★★★★☆ (2002年9月13日) |
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| ドリヴン | |
| DRIVEN | |
| 2001年アメリカ/カーアクション <監督> レニー・ハーリン <製作・脚本・出演> シルベスター・スタローン <出演> キップ・パルデュー ステイシー・エドワーズ ティル・シュワイガー エステラ・ウォーレン バート・レイノルズ |
<ストーリー&コメント> 壮絶な勝負の繰り広げられるカートレース界。新人ジミーがトップ争いに名乗りを挙げる。チームは深刻なスランプに陥ってしまった彼を再起させようと、隠遁同様の生活を送っていた元花形レーサー、ジョーをサブドライバーとして現役に復帰させるのだが…。 うーむ。なんか、淡々とした映画でした。カート?F1?のレースシーンはなかなか迫力があったけど、展開も早すぎるし、カメラアングルも忙しい。レースものが好きな人には楽しめるかもしれないけど、そうじゃない僕みたいな人にはイマイチかな。 |
| 116分/★★★☆☆ (2002年5月1日) |
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| トリコロール/青の愛 | |
| Trois Couleurs : Bleu | |
| 1993年フランス/ドラマ <監督・脚本> クシシュトフ・キェシロフスキ <出演> ジュリエット・ビノシュ ブノワ・レジャン フロランス・ペルネル シャルロット・ヴェリ エレーヌ・ヴァンサン フィリッペ・ヴォルテル ユーグ・ケステール エマニュエル・リヴァ |
<ストーリー&コメント> 不慮の交通事故で、作曲家の夫パトリスと幼い娘アンナを一度に失ったジュリー。愛する家族を失い、ただ一人残され、悲しみにうちひしがれた彼女は、それまで暮らしていた田園地帯の屋敷を引き払い、パリでまったく新しい生活を始める。だが、なかなか心の隙間を埋めることができないのだった…。 『デカローグ』等でヨーロッパを代表する人気監督の座にのぼり詰めた、ポーランド生まれの名匠キェシロフスキ。その彼が、ヨーロッパ統合への動きが加速化していた1990年代前半、三人の人気女優を各作品のヒロインに据え、三者三様の愛のかたちを紡いだユニークな連作、「トリコロール」三部作。フランス国旗を構成する三色、青=自由、白=平等、赤=博愛をテーマに撮り上げたユニークな3部作だ。その第1作となった本作は、愛する家族を失った女性の失意の日々を描いたドラマ。 物語は、ジュリーの悲しみの日々を描いたものなので、終始沈鬱な彩りになっている。所々に思わせぶりなシーンが挿入されているんだけど、残念ながらあまりそれらの意味がわかりませんでした。プールとか、ゴミ箱(?)の前の老婆とか。最後の20分ほどでドラマがいきなり進展しますが、彼女の失意を倍増させるような出来事のような気がします。どうしようもない悲しみに出会った時、何をキッカケにその淵から這い上がるかはその人次第だと思うけど、これがそのうちのひとつの形、ということなのかな。 |
| 99分/★★☆☆☆ (2004年7月10日) |
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| トリコロール/赤の愛 | |
| Trois Couleurs : Rouge | |
| 1994年フランス、ポーランド、スイス/ドラマ <監督・脚本> クシシュトフ・キェシロフスキ <脚本> クシシュトフ・ピェシェヴィチ <出演> イレーヌ・ジャコブ ジャン=ルイ・トランティニャン フレデリック・フェデール ジャン=ピエール・ロリ サミュエル・ル・ヴィアン マリオン・スタレンス ジュリエット・ビノシュ |
<ストーリー&コメント> スイスのジュネーヴで、大学に通う傍ら、モデルの仕事をしているバランティーヌ。ある晩、ドライブの途中に過って犬をはねてしまったことから、彼女は初老の男ケルヌと知り合う。元判事の彼は極度の人間不信に陥り、いまや一日中家に引き籠もり、近所の家をひそかに盗聴するのを唯一の楽しみに隠遁生活を送っていた。互いに顔を合わせるうち、次第に二人の生活にも変化が生じるようになっていく…。 「トリコロール」三部作の最終篇にして、キェシロフスキ監督の遺作。 三部作のうちでは一番面白い作品でしたが、それでもやっぱりよくわからないところもあって。モデルのバランティーヌと、元判事で盗聴老人のケルヌの交流が本筋ですが、同時進行で描かれる若い男女の恋物語がちょっと意味不明。終盤に種明かしっぽいのがあって、老人の過去の話なのかと思いきや、やっぱり現代の話。このサブストーリーの意味は結局よくわからなかったけど、これは何度か観ないとわからないのかもしれない。でも、何度も観たいとは思えないけど(笑) 今作のヒロインは、『ふたりのベロニカ』で主役に抜擢されて一躍注目を浴びたイレーヌ・ジャコブ。スイスの女優さんですが、とても綺麗。 物語の最後に、三部作の登場人物たちが一同に会するシーンがあるけど、これはお遊び的なものだね。 |
| 99分/★★★☆☆ (2004年7月18日) |
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| トリコロール/白の愛 | |
| Trois Couleurs : Blanc | |
| 1994年フランス、ポーランド/ドラマ <監督・脚本> クシシュトフ・キェシロフスキ <脚本> クシシュトフ・ピェシェヴィチ <出演> ズビグニエフ・ザマホフスキ ジュリー・デルピー ヤヌシュ・ガイヨス イェルジー・スタウハ アレクサンダー・バルディニ グルツェゴルツ・ワルコール イェジ・ノヴァク ツェザリ・ハラシモヴィッチ ジュリエット・ビノシュ |
<ストーリー&コメント> 美容師として優秀な腕を持つポーランド人のカロルは、パリで美容院を経営していた。ところが、慣れない異国の地での生活が重圧となったのか、性的不能に陥ってしまい、フランス人の妻ドミニクから離婚を申し渡されてしまう。失意のカロルは、偶然出会った同郷人のミコワイと意気投合し、彼の協力でなんとか故郷に帰国。けれども、いまなおドミニクのことが忘れられないカロルは、とんだ一計を思いつくのだった…。 「トリコロール」三部作の第2作。愛する妻から一方的に離婚を突きつけられ、涙ぐましい珍騒動を繰り広げる不甲斐ない夫の奮闘を描く。 カロル役のポーランド人俳優、ズビグニエフ・ザマホフスキが絶妙の味で好演。ジュリー・デルピーの出番は少なく、彼の一人芝居と言ってもいいような内容でした。他のキェシロフスキ作品と比べると、珍しくコミカルで軽妙なタッチで描かれているんだけど、彼の演技に負うところが大きいかな。 前作同様、やっぱりよくわからない話でした。最後のあれは、どう解釈すればいいのか…。 |
| 92分/★★☆☆☆ (2004年7月11日) |
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| ドリームガールズ | |
| DREAMGIRLS | |
| 2006年アメリカ/ミュージカル <監督・脚本> ビル・コンドン <出演> ジェイミー・フォックス ビヨンセ・ノウルズ エディ・マーフィ ジェニファー・ハドソン アニカ・ノニ・ローズ ダニー・グローヴァー キース・ロビンソン |
<ストーリー&コメント> 1962年、デトロイト。若いアフリカ系女性の3人組、エフィ、ディーナ、ローレルは音楽界での成功を夢見て《ドリーメッツ》というグループを結成し、オーディションへの挑戦を繰り返す。中古車販売会社を経営しながら音楽業界での成功も望むカーティスは彼女たちに賭け、グループのマネージャーを買って出るが、やがてカーティスがプロデュースする人気歌手ジェームズ・アーリーのバックコーラスになったのを機に、ドリーメッツにも注目が集まりだす。しかし、グループで一番の歌唱力を持つエフィがリードボーカルをはずされたことから、グループを中心とする人間関係にヒビが入りだしてしまう…。 実在の女性R&Bグループ《ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームス》をモデルとした1981年初演の大ヒットミュージカル『ドリームガールズ』の映画化。ダイアナ・ロスをモデルとしたディーナ・ジョーンズ役に、ビヨンセ・ノウルズ、フローレンス・バラードをモデルとしたエフィ・ホワイト役にジェニファー・ハドソンを配役。また、 シュープリームスを売り出したモータウンの創設者・ベリー・ゴーディ・ジュニアをモデルとしたカーティス・テイラー・ジュニア役にジェイミー・フォックスが配役されています。 すごく面白かったです。全編が素晴らしい歌のオンパレードで、とにかく楽しい。1960年代のちょっとレトロな振り付けとか衣装もすごくかわいいし、ライブシーンの楽しさだけでも大満足です。この作品がアカデミー歌曲賞をとれなかったのが、つくづく不思議です。 助演女優賞を受賞したジェニファー・ハドソン(なんとこれが映画初出演)の歌のうまさと声量は圧巻だけど、エディ・マーフィーも見事な復活です。こんなシブみのある役も出来るんだね。全体的に『シカゴ』と似た雰囲気だと思ったら、『シカゴ』の脚本を描いたビル・コンドンが監督をやってるんですね。 |
| 130分/★★★☆☆ (2010年8月22日) |
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| 第79回アカデミー賞(2006年) 助演女優賞、録音賞 | |
| ドリームキャッチャー | |
| DREAMCATCHER | |
| 2003年アメリカ、カナダ/SFホラー <監督・脚本> ローレンス・カスダン <脚本> ウィリアム・ゴールドマン <原作> スティーヴン・キング <出演> モーガン・フリーマン トーマス・ジェーン ジェイソン・リー ダミアン・ルイス ティモシー・オリファント トム・サイズモア ドニー・ウォールバーグ アンドリュー・ロブ |
<ストーリー&コメント> メイン州の小さな町に住む、ジョンジー、ヘンリーら仲良し4人組。彼らはある日、風変わりな少年ダディッツを助けた際に彼の持っている不思議な力を分け与えられ、以後その秘密を共有することで強い絆で結ばれる。20年後。毎年、雪深い山小屋で休暇を過ごすことを恒例行事にしてきた彼らは、その年も1年ぶりの再会を果たした。だが、楽しいはずのイベントは凄惨な一夜へと変わってしまうのだった…。 少年時代に不思議な能力を得た4人の男たちが、次々に起こる不吉な出来事に見舞われる恐怖を描くサスペンス・ホラー。 ボチボチな内容。中盤までは、すごくスリリングだった。まるで『スタンド・バイ・ミー』のような滑り出しで興味をひかれて、少年時代の思い出と現在の苦境が交互に描かれる構成もしっくりきていた。ところが中盤、いきなりB級エイリアンが登場してそれまでの緊迫感が崩壊。あとは『サイン』と同じ展開。こちらの方が情景描写などが若干面白かったけど。勿体ぶって出てくるモーガン・フリーマンあたりは、完全に脇役でしょ。大仰な軍隊を登場させるより、主人公たちが超能力を活かして侵略者と戦うような展開にしたほうが面白いと思うんだけど。 キャストでは、ジョンジー役のダミアン・ルイスがよかった。中盤以降、演技が複雑になるんだけど、うまく演じ分けてたと思う。どこかで観た顔だと思ったら、『バンド・オブ・ブラザース』のウィンタース大尉ですね。 |
| 134分/★★★☆☆ (2004年12月15日) |
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| ドル | |
| DOLLAR | |
| 1938年スウェーデン/コメディ <監督・脚本> グスタフ・モランデル <脚本> スティーナ・ベルイマン <出演> イングリッド・バーグマン ヨールイ・リーデベルイ トッタ・ロルフ コティ・シャーベ ブリジット・テングロース ハカン・ウェスターグレン エドヴィン・アドルフソン エルザ・バーネット |
<ストーリー&コメント> クルトとユーリア、ルイスとスッシ、ルドヴィグとカティアの三組の夫婦は、普段から親しくつきあっていたが、実はその人間模様は複雑に入り組んでいた。彼らは休暇をスキー場で過ごすのだが、そこへやって来た大金持ちのアメリカ女性は、そんな彼らの真相を感じ取り、自らの言動で彼らの夫婦関係を混乱させようとするのだった…。 『間奏曲』のグスタフ・モランデル監督によるコメディー。イングリッド・バーグマンのコメディエンヌぶりが見もの。 半ばコメディ、半ば愛憎ドラマという中途半端な作品。コメディとしては大笑いできるほど面白くないし、人間関係もちょっと入り組みすぎている。ユーリア役のイングリッド・バーグマンが一応ヒロインなんだけど、力強く「主役」というほど作品に占める割合も多くないし、その演技もコメディなのかわがままなのかちょっと微妙かも。いずれにしても、結婚したばかりの彼女の最初の作品だけに若々しい美しさは必見ですが。 最後のオチもちょっと微妙だし、作品の内容というよりイングリッドの美しさと作品自体の希少性に加点。 |
| 76分/★★★☆☆ (2004年10月8日) |
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| トレイン・ミッション | |
| THE COMMUTER | |
| 2018年アメリカ・イギリス/アクションサスペンス <監督> ジャウマ・コレット=セラ <脚本> バイロン・ウィリンガー フィリップ・デ・ブラジ ライアン・イングル <出演> リーアム・ニーソン ヴェラ・ファーミガ パトリック・ウィルソン ジョナサン・バンクス サム・ニール |
<ストーリー&コメント> ニューヨーク。元警官である保険のセールスマン、マイケルは60歳で会社から突然リストラを言い渡されてしまう。マンハッタンから自宅がある郊外に戻る通勤電車に乗り込んだマイケルだが、突然現われた見知らぬ女性から「ある重要な荷物を持った人物が電車のどこかに乗っているので見つけてほしい」と依頼される。半ば強制的な申し出に躊躇うマイケルだったが、報酬につられて捜索を始めるのだが…。 なかなかドキドキもののアクションでした。もう定年という年齢なのにリーアム・ニーソンが強すぎるのはフォースの力なのかな(笑)他の共演者もそこまで豪華じゃないので、最後まで黒幕がわからなくてそれもよかったのかも。物語の大半が走行する列車内という限定された空間で展開するので、物語もシンプルで疾走感がある。平凡な男が事件に巻き込まれる“巻き込まれ型サスペンス”はヒッチコック作品を想起させますね。 原題の「COMMUTER」は「通勤者」という意味。そちらの方が作品の内容的にもピッタリだけど、映画のタイトルとしては若干地味に映るかのもね。 |
| 105分/★★★☆☆ (2023年11月18日) |
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| トレーニング・デイ | |
| TRAINING DAY | |
| 2001年アメリカ/クライムサスペンス <監督> アントワーン・フークア <脚本> デビッド・エアー <出演> デンゼル・ワシントン イーサン・ホーク スコット・グレン トム・ベレンジャー ハリス・ユーリン レイモンド・J・バリー クリフ・カーティス ドクター・ドレー スヌープ・ドッグ メイシー・グレイ |
<ストーリー&コメント> ロサンゼルス市警の麻薬取締課に配属となった新人刑事ジェイク。一緒にコンビを組むことになったのはベテラン刑事のアロンゾ。数々の大事件を解決した英雄のような存在だ。配属初日で張り切るジェイクだが、目にする現実は信じられないものだった。13年間の長きに渡って前線で活躍するうち、自身も腐敗と汚職にまみれ、警察の名のもとに暴行を働き、隠蔽工作で大金を動かすアロンゾ。戸惑うジェイクをよそにアロンゾの行動は次第にエスカレートしていくのだった…。 この作品の注目点は、何よりもやはりデンゼル・ワシントン。英雄役の多い彼が汚職刑事という役を演じたことで大きな反響を読んだ。しかし、その先入観こそがこの作品を成功させたと言っても過言ではない。内情を知らずに前線に配属された新人刑事ジェイクは、まさに観ている我々観客の視点。英雄だと信じていた刑事が、次々とジェイクの、観客の思う正義を裏切っていく。飲酒運転、暴行、麻薬吸引、街中での発砲、強盗殺人、賄賂。ジェイクへの感情移入が、いつしか裏切られた怒りに変わり、その一体感によって、より一層クライマックスに待ち構えるドラマの緊迫感が増すのです。デンゼル・ワシントンの今までの作品を多く観ていれば、より一層中盤以降のジェイクの感情の推移に共感できます。 イーサン・ホークもオスカーにノミネートされたほどの熱演。真相を知り、葛藤と危機を乗り越えて逞しく成長していく様子が素晴らしかったです。 ストーリーはわりと淡白なものだけど、二人の熱演が作品に熱い息吹を吹きこんでいます。 |
| 122分/★★★★☆ (2002年11月5日) |
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| 第74回アカデミー賞(2001年) 主演男優賞 | |
| トロイ | |
| TROY | |
| 2004年アメリカ/歴史アクション <監督> ウォルフガング・ペーターゼン <脚本> デヴィッド・ベニオフ <出演> ブラッド・ピット エリック・バナ オーランド・ブルーム ダイアン・クルーガー ショーン・ビーン ブライアン・コックス ピーター・オトゥール ブレンダン・グリーソン ジュリー・クリスティ |
<ストーリー&コメント> 紀元前12世紀。城塞都市トロイは貿易の中心地として繁栄を極め、その富はギリシャ各国の標的となり、長年に渡って戦いが繰り返されていた。ある時、トロイ王子ヘクトルの弟パリスがスパルタ王メネラウスの妃ヘレンと恋に落ち、彼女を奪い去るという事件が発生。これに対しスパルタ側は、王妃を奪還するため無敵の戦士アキレスと千隻の大船団をトロイへ差し向ける。こうして、互いに一歩も引かない両者の熾烈な戦いが始まるのだが…。 1人の美女をめぐって繰り広げられたという古代ギリシャ史に残る伝説の戦い“トロイ戦争”を壮大なスケールで映画化した歴史スペクタクル巨編。原作は詩人ホメロスの作とされる叙事詩篇『イリアス』。 すごく面白かった。スペクタクルあり、ロマンスあり、家族の物語ありと、3時間近い長尺にも全く飽きなかった。それぞれに身体を鍛えたキャストも見事。ブラッド・ピット演じるアキレスは文句なしにカッコいいし、ヘクトル役のエリック・バナもなかなかのもの。二人の一騎打ちのシーンは、まさに固唾を呑む思いで見つめました。オーランド・ブルーム演じるパリスは、途中からレゴラスに見えてきたけど(笑) この作品で『イリアス』や『オデュッセイア』にとても興味を持ちました。今度ぜひ読んでみたいなぁ。 |
| 163分/★★★★☆ (2005年10月26日) |
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| 泥棒成金 | |
| TO CATCH A THIEF | |
| 1955年アメリカ/ドラマ <製作・監督> アルフレッド・ヒッチコック <脚本> ジョン・マイケル・ヘイズ <出演> ケーリー・グラント グレース・ケリー ジェシー・ロイス・ランディス ジョン・ウィリアムズ シャルル・ヴァネル ブリジット・オーベール |
<ストーリー&コメント> “キャット”と異名をとった伝説の宝石泥棒ロビーは、15年前に泥棒を引退して南仏リヴィエラで悠々自適の生活を送っていた。ところがそんなある日、彼の手口を真似た宝石盗難事件が続発。驚いた彼は、疑いを晴らすべく自ら偽者を捕らえようと調査を開始するのだが…。 一言で言えば「軽い」作品。サスペンスでもないし、ラブストーリーでもないし、コメディでもない。何もかもが中途半端。この作品の唯一の見所は、美しいグレース・ケリーだけと言っても過言ではありません。上空からの俯瞰図が多く、色鮮やかな南仏の景色も楽しめます。 『ダイヤルMを廻せ!』、『裏窓』に続き3度目となるヒッチコック作品への出演。結果的にはこの作品の撮影で訪れたリヴィエラでモナコ大公レーニエ三世と出会ったわけで、ヒッチコック監督にとっては“お気に入りの女優”を失う結果になってしまったのは皮肉。 それにしても、ケーリー・グラントの顔はなんであんなに黒いんだろう。海で遊びすぎて日焼けしたのかな? |
| 106分/★★☆☆☆ (2004年1月28日) |
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| 第28回アカデミー賞(1955年) 撮影賞 | |
| 泥棒を捕まえる人 | |
| A THIEF CATCHER | |
| 1914年アメリカ/コメディ <監督・出演> フォード・スターリング <脚本> ヘンリー・レアマン <出演> マック・スウェイン エドガー・ケネディ チャールズ・チャップリン |
<ストーリー&コメント> 悪漢たちの犯罪現場を目撃した男ジョンは、小屋に逃げ込む。だが、悪漢たちが追ってきて絶体絶命の危機に。ジョンは愛犬に助けを求める手紙を託すのだが…。 チャップリン初期の短編。コメディアングループ、キーストン・コップスの一員として出演した幻の作品。長らく行方が分からなかった作品であったが、アメリカの映画史家ポール・ギルッキによって2010年に発見された。1971年に映画研究家ウノ・アスプランドが制定したチャップリンのフィルモグラフィーの整理システムにあてはめると、出演第3作『メーベルの窮境』と第4作『夕立』の間に入る作品。 フィルムが完全な状態ではないため、途中で終わっているんですが、100年以上も前の作品が発見されたのは劇的なことですね。主役の男・ジョンが助けを求めた警察官の一員としてチャップリンが登場し、相変わらずのコミカルな動きで場を荒らしていくという…。でも、だからといって内容が面白いかどうかは(苦笑) |
| 9分/★★☆☆☆ (2018年12月1日) |
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| トロン | |
| TRON | |
| 1982年アメリカ/SFファンタジー <監督> スティーヴン・リズバーガー <出演> ジェフ・ブリッジス デヴィッド・ワーナー |
<ストーリー&コメント> コンピュータゲームの大手会社エンコムのシステムは、総合制御システムMCPによって管理されていた。外部のプログラムを次々に吸収し、強大な意志を持つようになったMCPは、いつしか世界を支配しようとしていた。システムの異常を察知したエンジニアのフリンはMCPをハッキングしようとするが、逆にMCPによってコンピュータの世界に取り込まれてしまう。システムの中でフリンの死闘が始まった…。 コンピュータ内でのシステム同士の戦いを映画史上初めての本格的なCGで描いた画期的なSF。さすがに、当時の最先端技術。さすがに、今見ると驚きはあまりないけど。 |
| 97分/★★★☆☆ (2002年3月27日) |
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