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エアフォース・ワン
AIR FORCE ONE
1997年アメリカ/アクション

<監督>
ウォルフガング・ペーターゼン
<脚本>
アンドリュー・W・マーロー
<出演>
ハリソン・フォード
ゲイリー・オールドマン
ウィリアム・H・メイシー
ユルゲン・プロフノウ
グレン・クローズ
ウェンディ・クルーソン
リーセル・マシューズ
ディーン・ストックウェル
<ストーリー&コメント>
ロシアで仕事を終えたアメリカ合衆国大統領マーシャルは、大統領専用機“エアフォース・ワン”で帰国の途へ。だが、同乗したスタッフは実はテロリストで、機をハイジャックした一味は大統領一家や側近を人質に取ると、逮捕されている超国家主義者の釈放を政府に要求する。脱出装置で逃げたかに見えたマーシャルだが、実は機に残って、一味への反撃のチャンスをうかがうのだが…。
最新の情報機器と通信設備、数十人の大統領側近を抱えたまま空を飛び、「第二のホワイトハウス」と呼ばれる飛行機が、ソビエトの解体に反発する極右の軍人を名乗る者たちに大統領ごとハイジャックされてしまうアクション巨編。
大統領みずからテロリストと肉弾戦を演じるのですが…ハリソン・フォード演じる大統領がとにかく格好いい!悪に屈することなく戦い続ける姿は、まさにインディ・ジョーンズ。身代わりにミサイルにつっこむ戦闘機や、片手でぶら下がるシーンなど見所も満載です。最後までハラハラして面白かった。
最後の通信が、いかにもアメリカ!って感じで大好き。個人的には満点の作品。
124分/★★★★
(2000年3月2日)

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エアポート2015
FLIGHT WORLD WAR II
2015年アメリカ/アクション

<監督>
エミール・エドウィン・スミス
<脚本>
ジェイコブ・クーニー
ビル・ハンストック
<出演>
ファラン・タヒール
アクィーラ・ゾール
ロビー・ケイ
マティアス・ポンセ
デヴィッド・キャンプフィールド
ハワード・ゴードン
<ストーリー&コメント>
アメリカ・ ダラス発ロンドン行きの国際線IA42便は順調に航行していたが、突然の嵐に巻き込まれてしまい、乱気流を抜けると、そこは夜の闇の中だった。レーダー以外の計器が機能しなくなり、手動操縦を余儀なくされた同機が現在地を把握しようと高度を下げたところ、なんと眼下ではドイツ軍による爆撃が行なわれていた。なぜか同機は1940年のヨーロッパ上空にタイムスリップしてしまったのだ。機長は独軍の攻撃をかわしながら、着陸できる場所を探すのだが…。
スカイパニックにタイムスリップSFの要素を絡めた新機軸作。21世紀の現代アメリカから、なぜか第二次大戦さなかの1940年、ヨーロッパ上空に現われてしまった旅客機が、ドイツ軍などからの攻撃にさらされながらも、生還するため決死の努力を続ける様子を描く。戦争当時はまだ開発中だったレーダーと機長らの機転、そして連合軍の若い通信兵だけを頼りに飛び続ける旅客機の奮戦が見どころ。
B級感がハンパないパニック映画でした。予算も安そうだし、TV映画かなと思ったけど、違うみたいです。いきなりのタイムスリップにも関わらず、すんなりと事態を呑み込めてしまう歴史学者、いきなりヒトラー暗殺を叫びだす主義者、やたらとグラマラスなキャビンアテンダント(笑)巨大なジェット機に戦闘機の弾は当たらず、タイミングよく無線が繋がったり、レーダーの開発とか…いろいろと気になるところはあるけど、そこを考えたら野暮ですかね(笑)このテの映画は、客と一緒に乗客と同じ気持ちでヒー!とか叫んで観るのが正解なのかも。最後は予想通り現代に生還できるわけですが、犠牲者がいるのにハッピーエンド的な雰囲気はどうかと思いましたが…。というか、あんなに巨大な横穴が空いて飛べるもんなのか?気圧とか、気温とか、風圧とか、どうなんだろう…。
86分/★★★☆☆
(2017年2月5日)

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エアポート ユナイテッド93
FLIGHT 93
2006年アメリカ/ドラマ

<監督>
ピーター・マークル
<脚本>
ネヴィン・シュライナー
<出演>
ジェフリー・ノードリング
ブレナン・エリオット
ケンドール・クロス
タイ・オルソン
コリン・グレイザー
エイプリル・テレック
ローラ・マンネル
<ストーリー&コメント>
2001年9月11日。ユナイテッド航空93便は、ニューヨーク近郊のニューアーク空港からサンフランシスコへ向けて離陸した。乗員・乗客は合わせて40数名。離陸してほどなく、管制塔からパイロットに向けて「ハイジャックに注意しろ」との警報が入る。ほぼ同時刻、93便の機内では4人のアラブ人が隠し持っていたナイフを振りかざしてハイジャックを決行した。乗客・乗員が人質となる中、携帯電話を使って密かに外部と連絡を取った乗客の1人から、同様にハイジャックされた旅客機がマンハッタンの貿易センタービルに突っ込んだとの情報が入る。衝撃を受けた人質たちは、なんとかこの状況を脱しようと密かに反撃を準備するのだが…。
9・11テロ事件で唯一未遂で終わった“ユナイテッド航空93便ハイジャック”の裏側を交信履歴などから再現。ポール・グリーングラス監督の『ユナイテッド93』としても映画化されたこの実話を、イラク戦争を扱った『セイビング・ジェシカ・リンチ』のピーター・マークル監督がTV映画化。
先に『ユナイテッド93』(「映画版」と後述)を観たので、やはり作品の規模で見劣りがしてしまった。管制塔での慌てぶりや混乱、国の首脳陣の葛藤、同じくハイジャックされた他機の状況など、描かれていない部分も多い。ただ、「映画版」と違う特色を出そうとしたのか、本作では93便だけにフォーカスを絞り、被害者と、その家族との絆に重点を置いて製作されている気がする。極限状況に追い詰められた家族が「奴らを倒して乗っ取ってしまえ」と本当に言ったかどうかは疑わしいけど。
ただ、こうして「映画」として観てしまうと、良い意味でも悪い意味でも、リアルに起きた痛ましい事件だということを認識させらます。実際の事実を映画として「虚構」する危険性にも、考えをめぐらせなければならないのかもしれません。こういうことの積み重ねが、プロパガンダや差別、内紛を生み出すきっかけになっているのかもしれないから。
90分/★★★☆☆
(2007年12月13日)

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英国王のスピーチ
THE KING'S SPEECH
2010年イギリス/伝記ドラマ

<監督>
トム・フーパー
<脚本>
デヴィッド・サイドラー
<出演>
コリン・ファース
ジェフリー・ラッシュ
ヘレナ・ボナム=カーター
ガイ・ピアース
ティモシー・スポール
デレク・ジャコビ
ジェニファー・イーリー
マイケル・ガンボン
<ストーリー&コメント>
英国王ジョージ5世の次男のヨーク公アルバート王子(後のジョージ6世)は、幼い頃から吃音というコンプレックスを抱え、人前に出ることを極端に恐れる内向的な性格だった。吃音を克服すべく様々な治療を受けるものの、一向に改善の兆しは見られない。そんな夫を心配する妻エリザベスが頼ったのはスピーチ矯正の専門家というオーストラリア人のライオネル・ローグ。彼は王子に対しても遠慮のない物言いで次々と風変わりな治療法を実践していく。そんなある日、国王に即位した兄エドワード8世が、王位を返上してしまう。王位の継承など考えてもいなかったアルバートは、突然のことに戸惑いながらも、国民の心をひとつにするべく、渾身のスピーチに挑むのだった…。
アカデミー賞12部門ノミネート、4部門で受賞。
すごく面白かったです。多少の脚色はあるものの、大筋は実際の史実に沿って作られているそうです。何よりもやっぱり、吃音に悩むアルバート王子を熱演しているコリン・ファースと、ライオネルを演じるジェフリー・ラッシュの掛け合いが素晴らしい。時には親密に、時には挑発されながら吃音を克服していく様子がとても興味深いです。
当時の複雑な世界情勢をしっかり理解していなくても、だんだんとキナ臭い戦争の足音が近づいてきているのを感じられるし、ヒットラーとのスピーチの対比も面白いです。
二人の小さなお姫様のうちの長女が、現在も在位しているエリザベス2世になるんですね。小さな妹の方が、後にいろいろ世間を騒がせていくマーガレット王女。国王の吃音や、離婚者との禁じられた結婚など、王室のスキャンダルが国民につまびらかな土壌が、後のダイアナ妃へのパパラッチ攻勢なんかにもつながっていくのかな。
実際のスピーチ>BBC-Archive Britain on the brink of World War II/1939年9月3日
118分/★★★★
(2015年11月23日)
第83回アカデミー賞(2010年) 作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞

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エイト・セカンズ/伝説の8秒
8 SECONDS
1994年アメリカ/伝記ドラマ

<監督>
ジョン・G・アヴィルドセン
<脚本>
モンテ・メリック
<出演>
ルーク・ペリー
スティーヴン・ボールドウィン
シンシア・ゲアリー
レッド・ミッチェル
ジェームズ・レブホーン
キャリー・スノッドグレス
レネー・ゼルウィガー
<ストーリー&コメント>
父に憧れてロデオを始めたレイン・フロストは、厳しく鍛えられ、抜群の技術で各地のロデオ大会に出場し賞金を稼いでいた。その後、高校の同級生であるケリーと結婚をしたレインは、1987年のロデオ競技会で新世界チャンピオンとなる。栄光をつかんだレインの次なる目的は、309人ものライダーを振り落とした猛牛、レッドロックを征服することだった…。
ロデオの天才と言われた実在の人物、レイン・フロストの短くも激しい青春を映画化した作品。
レインがどれほど父親の愛に飢えていたか。その父子の葛藤が、よくまとまっていて、わかりやすいです。ロデオのシーンも大迫力だし、胸をうつ感動のストーリーでした。
ヴィンス・ギルやブルックス&ダンといったカントリー界のスターが演奏シーンで登場しているのも見どころ。
『BEVERLY HILLS 90210』のディランがレイン役を熱演しています。
レネー・ゼルウィガーもチョイ役で出ています(笑)
(レイン・フロストの偉業〜ネタバレを含むのでマウスでなぞってお読みください)
1988年、猛牛レッドロックと7回戦のチャレンジに挑んだレイン。レッドロックは、今まで309人のブルライダーをすべて投げ倒してきた。この7回戦のチャレンジでレインはこの猛牛を乗りこなした。その後、1994年にレッドロックが脳震盪で死ぬまで、8秒間乗りきった人物は、レインをおいて他にいない。翌1989年、レインは、ロデオには成功したものの、降りる際、牛の前に投げ出され、牛に背中を突き上げられ、あばらを折り、これが動脈を破る致命傷となって、26年の短い人生に幕を閉じた。翌1990年、レインは史上最年少でプロロデオ殿堂入りを果たした。
110分/★★★★
(2002年7月3日)

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英雄の条件
RULES OF ENGAGEMENT
2000年アメリカ/シリアスドラマ

<監督>
ウィリアム・フリードキン
<出演>
トミー・リー・ジョーンズ
サミュエル・L・ジャクソン
ベン・キングスレー
ブレア・アンダーウッド
ガイ・ピアース
ブルース・グリーンウッド
<ストーリー&コメント>
中東イエメンでアメリカ大使館が、大規模なデモ隊に包囲された。大使館員の救出にテリー・チルダース大佐率いる部隊が派遣され、彼らは暴徒と化した民衆に向かってやむなく発砲した。その結果83名の市民が犠牲となり、アメリカは国際世論の批判を受ける。発砲命令を出したチルダースは軍事裁判にかけられることになり、旧友のホッジス大佐に弁護を依頼する。果たして、発砲命令は正統防衛による任務遂行か?それとも大量虐殺か?
この映画、日本人には理解しがたいものがあると思います。
この作品のテーマは「軍の規範」にあるのだと思います。タイトルの原題は「交戦規定」。「どういう場合に発砲、抗戦が許可されるのか」という意味です。それがタイトルの変な和訳で「アメリカ万歳」な印象を与えてしまう。発砲事件自体は、アメリカの罪です。だけど、どうしてそうなったのか。なぜそうならなければならなかったのか。そこを深く考えなければなりません。
作品中に印象的なセリフがあります。「殺人者と戦争の英雄は紙一重だ」と。人を殺めるという行為は、いついかなる場合においても罪です。だけど、それが戦場では許されてしまう。(建前上)軍隊を持たない日本人であれば、その行為の悲しさを学ばなければならない。そういう映画なのだと思います。
タイトルの和訳の失敗が最大のマイナスポイントです。
あとは、冒頭のデモ行動の過激さ。なぜあれほどに激しい行動になったのか?その説明がもう少し欲しかった。
128分/★★★☆☆
(2002年2月15日)

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エクスカリバー
EXCALIBUR
1981年イギリス/歴史ドラマ

<監督>
ジョン・ブアマン
<出演>
ナイジェル・テリー
ヘレン・ミレン
ニコラス・クレイ
ニコル・ウィリアムソン
ガブリエル・バーン
シェリー・ランギ
ポール・ジェフリー
リーアム・ニーソン
<ストーリー&コメント>
5世紀末、戦乱が続くイギリスの暗黒時代。魔法使いマーリンから宝剣エクスカリバーを託されたウーサーは、国を統一しつつあった。強敵コンウォールとの和睦の席で、ウーサーは人妻のイグレーンを見染める。彼はマーリンの魔法の力を借り、密かにイグレーンと一夜を過ごし、その結果アーサーという男児が誕生する。それから18年後、成長したアーサーはウーサーが死の直前に岩にさして以来、誰も抜けなかったエクスカリバーを引き抜く。そして王となった彼は、勝利を重ね国をまとめてゆく…。
アーサー王伝説に基づき、エクスカリバーを手にしたアーサーが、円卓の騎士を従えて統一国家を建設してゆく姿を重厚に描いたスペトル・ドラマ。
かなり長いストーリーを要約しているので、駆け足の感は否めないが、要所はおさえている。真剣に創るとしたら、『ロード・オブ・ザ・リング』みたいに壮大な3部作とかでやってもおかしくない題材。
142分/★★★☆☆
(2002年6月25日)

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エターナル・サンシャイン
ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND
2004年アメリカ/ラブストーリー

<監督>
ミシェル・ゴンドリー
<脚本>
チャーリー・カウフマン
<出演>
ジム・キャリー
ケイト・ウィンスレット
キルステン・ダンスト
マーク・ラファロ
イライジャ・ウッド
トム・ウィルキンソン
ジェリー・ロバート・バーン
トーマス・ジェイ・ライアン
ジェーン・アダムス
デヴィッド・クロス
<ストーリー&コメント>
マジメが取り柄のジョエルは、最近喧嘩別れした恋人のクレメンタインとなんとか仲直りしたいと思っていた矢先、一通の不思議な通達状を手にする。そこには、“クレメンタインはジョエルの記憶をすべて消去しました。今後、彼女の過去については絶対触れないようにお願いします”という思いも寄らぬ文面が記されていた。それを読んでショックを受けたジョエルは、その書状を通達してきた記憶の除去を専門とするラクーナ医院の門を叩き、自分も彼女とのほろ苦い思い出を忘れようと、そのユニークな療法を受けることにするのだが…。
『マルコヴィッチの穴』『アダプテーション』など、奇抜な着想とひねりの利いた話術を駆使して、観客を思いも寄らぬ摩訶不思議な世界へと招待してくれる天才脚本家のチャーリー・カウフマン。今回は、忘れようにもやっぱり忘れられない恋の記憶をテーマに、一見シュールでありながら、その実、妙にリアルで切ないラブ・ストーリーを完成。見事、アカデミー賞で脚本賞を受賞。
すごく面白かったです。ちょっとシリアスなドラマだし、時系列がつかみにくいので途中で混乱してしまうかもしれないけど、物語自体の持つテーマはとても素敵だと思う。恋の記憶って、やっぱりデジタルじゃないんだよね。感触だとか、匂いだとか、様々な感情が幾つも折り重なって出来上がっているものだから。胸をうつ想いを消すことなんて、できやしないし、やっちゃいけないよね。『メメント』なんかもそうだけど、記憶モノというジャンルは、まだまだ面白いものが創れそう。
個性派揃いで豪華なキャストもみんな、なかなかに好演。特に、コメディエンヌを封印してシリアスな演技をしているジム・キャリーがとてもいい感じ。『マジェスティック』でもそうだったけど、彼はシリアスなドラマでも充分いけるね。
キルステン・ダンストは、『スパイダーマン』よりこっちの方がいい感じでした(笑)
109分/★★★★★
(2007年5月13日)
第77回アカデミー賞(2004年) 脚本賞

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エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜
La mome
2007年フランス、イバリス、チェコ/伝記ドラマ

<監督・脚本>
オリヴィエ・ダアン
<脚本>
イザベル・ソベルマン
<出演>
マリオン・コティヤール
シルヴィー・テステュー
パスカル・グレゴリー
エマニュエル・セニエ
ジェラール・ドパルデュー
<ストーリー&コメント>
第一次世界大戦中のパリで生まれたエディット。幼いころ、娼館を営む祖母のもとに預けられ、売春婦たちにかわいがられながら育った彼女は、やがて大道芸人の父に引き取られる。路上で父を手伝ううち、歌の才能を開花させるエディット。1935年、パリの名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレに見出された彼女は、彼の店で歌うようになる。その歌声は評判を呼び、広く世間に知られた彼女はスターへの階段を駆け上がるのだが…。
「愛の讃歌」をはじめ、数々の名曲で知られるフランスの伝説的シャンソン歌手エディット・ピアフの波瀾に満ちた生涯を、名曲とともに描いた情熱的な愛の物語。マリオン・コティヤールがアカデミー賞主演女優賞を受賞した。
『ボヘミアン・ラプソディ』を観た後で、同じような伝記ものに興味があったんだけど、期待が大きすぎたかな?正直言って、エディット・ピアフという歌手は顔も名前もよく知らなくて、曲もスタンダードナンバーとして知っている程度。そのぐらいの浅い知識の視聴者にとっては、なかなか厳しいドラマでした。悲劇的な結末を予感させる序章はいいとしても、全編を通じて時系列がめちゃくちゃなので、話がよくわからないし、いきなり出てきた人物が重要だったり、いきなり人が殺されたり、知らないうちに結婚していたり…。彼女のことをよく知っている人が観れば納得のストーリーなのかもしれないけど、時系列を乱した意図がよくわからないなぁ。同じような伝記ものストーリーとしては、ベット・ミドラーがジャニス・ジョップリンを演じた『ローズ』の方が何倍も面白かったなぁ。
141分/★★☆☆☆
(2018年12月14日)
第80回アカデミー賞(2007年) 主演女優賞、メイクアップ賞

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エデンの東
EAST OF EDEN
1955年アメリカ/クラシックドラマ

<監督>
エリア・カザン
<脚本>
ポール・オズボーン
<出演>
ジェームズ・ディーン
ジュリー・ハリス
レイモンド・マセー
ジョー・ヴァン・フリート
バール・アイヴス
リチャード・ダヴァロス
<ストーリー&コメント>
1917年のアメリカ。農場を営むアダムには、アーロンとキャルという二人の息子がいるが、厳格な父はお堅い長男のアーロンがお気に入り。問題児の弟キャルはいつも孤独を感じており、父親や兄との間で喧嘩が絶えない。そんな彼に、兄の恋人だけは優しく接していたが、キャルは父の愛を求めて苦しむのだった…。
不滅の青春スター、ジェームズ・ディーンが彗星のごとくハリウッドに現れ、家族に愛情を求める孤独な青春像を大熱演して絶賛を浴びた、実質的なデビュー作。
哀愁のテーマ曲を背景にキャルと同化したジェームズ・ディーンのもろく傷つきやすい表情が胸をうつ。原作となったのは、旧約聖書のカインとアベルの物語に基づいた、文豪J・スタインベックの同名小説。
115分/★★★☆☆
第28回アカデミー賞(1955年) 助演女優賞

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エデンより彼方に
FAR FROM HEAVEN
2002年アメリカ/ドラマ

<製作総指揮>
スティーヴン・ソダーバーグ
ジョージ・クルーニー
<監督・脚本>
トッド・ヘインズ
<出演>
ジュリアン・ムーア
デニス・クエイド
デニス・ヘイスバート
パトリシア・クラークソン
ヴィオラ・デーヴィス
ジェームズ・レブホーン
ベット・ヘンリッツ
マイケル・ガストン
<ストーリー&コメント>
1957年のアメリカ。キャシーは、コネチカット州郊外の屋敷で、愛する夫のフランクや子供たちと共に何不自由ない幸せな生活を送っていた。ところがそんなある日、キャシーが庭師の黒人レイモンドと親しげに話を交わしたことから、保守的な近所の主婦達から白い目で見られてしまう。さらに、夫のフランクがある秘密を抱えて苦悩していることを知って、キャシーは大きな衝撃を受けるのだった…。
1950年代のハリウッドに輝く名匠ダグラス・サークのメロドラマ世界を、トッド・ヘインズが現代に再現。全編に艶やかな色彩を施し、端正な様式美で統一された衣装や美術も絶品。主演のジュリアン・ムーアもクラシカルな雰囲気で演じており、見事なハマり役。
ただ内容は…正直期待外れ。もっともっと大どんでん返しみたいなドラマを期待していたんだけど、なんとなく始まって、なんとなく終わってしまう感じ。夫の葛藤は僕自身が共感できない内容(言ってしまえば同性愛)だったし、黒人差別というテーマも解決をみないので拍子抜け。ほんと大したコトのない内容でした。それは、色彩や装飾の美しさ、キャストの熱演でもカバーしてもしきれないほど。
107分/★★☆☆☆
(2004年9月5日)

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エニグマ
ENIGMA
2001年イギリス/サスペンス

<監督>
マイケル・アプテッド
<脚本>
トム・ストッパード
<出演>
ダグレー・スコット
ケイト・ウィンスレット
サフロン・バロウズ
ジェレミー・ノーザム
ニコライ・コスター=ワルドウ
トム・ホランダー
ドナルド・サンプター
マシュー・マクファディン
リチャード・リーフ
イアン・フェルス
ボーダン・ポラヤ
パウル・ラットレイ
リチャード・カッツ
トム・フィッシャー
ロバート・パグ
<ストーリー&コメント>
1943年、イギリス軍の暗号解読チームには、技術者や数学者ら優れた研究者たちが集められ、ナチス・ドイツ軍の暗号装置“エニグマ”の暗号解読が進められていた。恋人との別れで傷心状態に陥っていた天才数学者のトム・ジェリコは、休暇から急遽呼び戻され、新たな暗号コードの解読に取り組む。一方、イギリス軍諜報部のウィグラムは、チーム内にスパイがいると睨み捜査を開始するのだが…。
第二次大戦下のイギリスを舞台に、暗号装置の解読と、恋人の失踪という二重の謎に取り組む天才数学者の姿を描いた知的サスペンス。
暗号装置“エニグマ”を、イギリスの若き天才数学者アラン・チューリングが独自に開発した暗号解読用の計算機“コロッサス”を用いて見事解読に成功。この歴史的秘話を描いたロバート・ハリスのベストセラー『暗号機エニグマへの挑戦』を映画化。本作の主人公トム・ジェリコのモデルは間違いなくこのチューリングでしょう。この人物、僕はよく知らなかったんですが、コンピューターを作った始祖とも言われているすごい人物らしいです。調べてみると、彼に関する情報はいっぱいありました。戦後、服毒自殺を遂げてしまう悲劇の人物でもあるようです。
映画としては、まぁまぁなかな。暗号解読のシーンはスリリングなんですが、序盤の恋愛話や、スパイ探しなど視点がバラついているので全体的に中途半端な印象になっているのが残念。舞台こそ違うけど、雰囲気は『ビューティフル・マインド』っぽかった。だけど、物語としてはすごく面白いです。何よりも、かつての映画では「謎の箱」扱いだった“エニグマ”がしっかりと登場しているのが嬉しい。実際の構造や動作が映し出されているのはとても興味深かったです。
キャストでは、ケイト・ウィンスレット。言うまでもなく『タイタニック』で大ブレイクした彼女ですが、その後はしっかりと演技派として見事な成長を見せています。
119分/★★★☆☆
(2004年5月11日)

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エネミー・ライン
BEHIND ENEMY LINES
2001年アメリカ/戦争アクション

<監督>
ジョン・ムーア
<脚本>
デヴィッド・ヴェロズ
ザック・ペン
<出演>
オーウェン・ウィルソン
ジーン・ハックマン
ガブリエル・マクト
デヴィッド・キース
オレック・クルパ
ジョアキム・デ・アルメイダ
<ストーリー&コメント>
アラビア海に浮かぶ米海軍空母で任務に就く兵士たちは、民族紛争が終結したボスニアの平和維持活動に当たっていた。そんなある日、いつものように偵察飛行に向かったクリスは、武装したセルビア人民軍に攻撃を受け、敵陣のど真ん中に不時着してしまう。そして彼らは、目撃者であるクリスを捕まえるために執拗な追跡を始めるのだった…。
戦争犯罪現場を目撃し、敵陣深く取り残された米軍兵士が決死の脱出を試みる戦争アクション。
なかなか面白かったです。まず、冒頭の「ウィルソーン!」。(『キャスト・アウェイ』参照)つかみはバッチリでした(笑)
その後も、迫力の戦闘機アクション。あんなに迫力のある戦闘機を観たのはこれが初めてかも。脱出装置とか…あのあたりのシーンだけでも観る価値アリ。お金かかってますって感じ。
墜落後は、ひたすら走って逃げる主人公。オーウェン・ウィルソン演じるこの主人公は、強力な武器や無敵の格闘術をもっているわけでも、罠を作れるわけでもなく、普通の兵士。大軍を相手に生き延びる術は、ひたすら逃げること。ジャージのスナイパーが妙に勘のいい追跡をするのと、最後がわりとアッサリしているのが気になったが、全体的にはとても満足のできる娯楽アクション映画だったと思う。
106分/★★★☆☆
(2003年9月13日)

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エベレスト
EVEREST
2015年アメリカ/山岳ドラマ

<監督>
バルタザール・コルマウクル
<脚本>
ウィリアム・ニコルソン
<出演>
ジェイソン・クラーク
ジョシュ・ブローリン
ジョン・ホークス
ロビン・ライト
エミリー・ワトソン
キーラ・ナイトレイ
サム・ワーシントン
ジェイク・ギレンホール
森尚子
<ストーリー&コメント>
1996年3月。登山ガイド会社を営むベテランガイドのロブは、世界最高峰エベレスト登頂を目指すツアーに参加した登山家8人を連れ、まずは体を順応させるため標高5300mのベースキャンプに滞在。その間に商業登山隊の増加でルートが渋滞したため、ロブはスコット率いる別ツアーのメンバーと組んで登頂することに。やがて彼らは山頂を目指すが、道具の不備や参加者の体調不良が重なって下山の予定が大幅にずれ込んでしまう。さらに天候が急変し、人間が生存できないとされる標高8000メートルを超える地帯、デスゾーンで離れ離れに。酸欠の中、自然の猛威が彼らを襲うのだが…。
1996年にエベレストで実際に起きた遭難事故を、現地の高地でロケ撮影を敢行しリアルに再現。
なかなか面白かったです。高所登山での遭難というと『バーティカル・リミット』なんかもあるけど、やっぱり実話を元にしたものは重みが違いますね。1953年にニュージーランド出身の登山家であるエドモンド・ヒラリーによって初登頂がなされて以来、次第にエベレストの登頂は商業化していき、本作の主人公であるロブ・ホールらが先駆けとなって公募隊を率いて登頂をしていたそうです。顧客は大金を払って名声を手に入れるためにやってくるけど、装備や登山経験もバラつきがあり、そんなパーティーで命懸けの場所に行くのはやはり無謀だと思わざるを得ません。本作でも出てくるけど、山頂の目の前で引き返すことはできないと無理を言う顧客に対して、山頂に立たせてあげたいという人情が働くのは仕方ないけど、そこはやはり隊長の指名は「全員を登頂させること」じゃなく、「全員を無事に下山させること」だと思うんだよね。複数の登頂成功者が出ても、1人でも死者が出ればその登山はやっぱり失敗だと思う。そういう意味では、ロブの決断は正しくなかったと言わざるを得ないかな。
1953年の初登頂以来、エベレストでは200人以上もの方が亡くなり、「デスゾーン」での遺体は大半がそのまま放置されているそうです。どんな冒険もそうだけど、成功は危険と隣り合わせ。自らの命を賭けてでもつかみたいものがあるんだとすれば、それは既に常人の理解を超えたものなんだろうね。
122分/★★★☆☆
(2018年8月18日)

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エリザベス
ELIZABETH
1998年イギリス/伝記ドラマ

<監督>
シェカール・カプール
<脚本>
マイケル・ハースト
<出演>
ケイト・ブランシェット
ジェフリー・ラッシュ
ジョセフ・ファインズ
クリストファー・エクルストン
リチャード・アッテンボロー
ヴァンサン・カッセル
ファニー・アルダン
ジェームズ・フレイン
<ストーリー&コメント>
旧教と新教の争いが激化する16世紀のイングランド。庶子として生まれたエリザベスは、腹違いの姉・メアリー女王の崩御後、若干25歳の若さで女王として即位する。だが、当時のイングランドはスペイン、フランスら強国の脅威にさらされ、隣国スコットランドからも国境を脅かされていた。国内でも宗教論争や権力闘争が渦巻き、財政も逼迫。相次ぐ危機に、エリザベス女王はいかにして立ち向かったのか…?
大英帝国の基礎を築いたエリザベス一世の若き日々を、女王の悲恋、権力抗争を主軸に描く。
アカデミー賞6部門にノミネートされ、最優秀メイクアップ賞を受賞した歴史大作ということでかなり期待して観たんだけど、期待はずれでした。この手の歴史ドラマは当時の歴史背景を知っているか否かによって随分印象が変わると思う。僕はこの当時のヨーロッパの事情についてはほとんど知らないけど、もし知っていてもこの作品は映画としてはつまらないと思った。全体的に暗めのトーンで物語は淡々と進んでいくし、展開のわりにはあまり起伏もない。なんだか、豪華なドキュメンタリーを観ているようでした。ケイト・ブランシェットの好演だけが見所かも。
実はこの作品、2日間に分けて観ました。途中、あまりの退屈さに寝てしまったから(笑)
124分/★★☆☆☆
(2003年7月3日)
第71回アカデミー賞(1998年) メイクアップ賞

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エリザベスタウン
ELIZABETHTOWN
2005年アメリカ/ラブストーリー

<製作・監督・脚本>
キャメロン・クロウ
<製作>
トム・クルーズ
ポーラ・ワグナー
<出演>
オーランド・ブルーム
キルステン・ダンスト
スーザン・サランドン
アレック・ボールドウィン
ブルース・マクギル
ジュディ・グリーア
ジェシカ・ビール
<ストーリー&コメント>
大手メーカーに勤務するシューズ・デザイナーのドリューは、莫大な開発費をかけた新製品で社に10億ドルもの損害を与える大失敗を招き、解雇されてしまう。恋人にも見限られ、失意に沈む彼に、今度は追い打ちをかけるように父の訃報が届く。父はケンタッキー州にある故郷の田舎町、エリザベスタウンを訪れていた最中に心臓発作で亡くなったという。葬儀のため現地へと向かった彼は、飛行機の中で人懐こいフライト・アテンダントの女性、クレアと知り合う。ドリューは、世話好きな彼女からエリザベスタウンへ向かう道路案内をメモしてもらうのだが…。
『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で一躍スターとなったオーランド・ブルームが、仕事と恋と父親、すべてを失った主人公を演じたセンチメンタル・ストーリー。
映画ファンサイトでは評価が芳しくないようだが、個人的にはとても面白い作品だった。解雇、父の死と人生ドン底の状態の主人公だけに、もっとどんよりした話なのかと思ったけど、意外にもかなり爽やかな作品。父の死も悲劇的ではなく、皆に愛された人物ということでハートフルな逸話になっているし、作品のテーマとしてはむしろ、そのドン底の過程で出会った恋の始まりが主題に思える。
オーランド・ブルームはなかなかの好演だった。かなり普通な感じで強い印象はなかったけど、その分空虚な心境の主人公にピッタリということで好感が持てた。キルステン・ダンストは『スパイダーマン』よりもいい感じだった。キャラとしてはキャメロン・ディアスっぽいヒロインだけど、彼女でよかったと思う。
“60B”とか、うるさい子どものしつけ用ビデオとか、従兄弟のバンドと鳥のオチとか、最後のドライブマップとか、僕の好きな感じの小ネタも多くてよかった。
124分/★★★★
(2007年9月6日)

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エリン・ブロコビッチ
ERIN BROCKOVICH
2000年アメリカ/ヒューマンドラマ

<監督>
スティーヴン・ソダーバーグ
<出演>
ジュリア・ロバーツ
アルバート・フィニー
アーロン・エッカート
マージ・ヘルゲンバーガー
<ストーリー&コメント>
大した学歴も財産もなかった女性エリン・ブロコビッチは、ある日、自動車事故に巻き込まれてしまう。和解金だけが頼りだったが、弁護士の失敗でうまくいかない。苦境にたった彼女は、無理やりその弁護士の法律事務所での事務職にありつく。熱心に記録を整理していた彼女は、ある書類からふと大企業の隠蔽工作を見抜いてしまう…。
全米史上最高額の訴訟を勝ち取った実在の女性エリン・ブロコビッチの物語。実話の映画化だからか、すごく真っ直ぐ。でもその分、とても爽快なサクセス・ストーリーに仕上がってます。
今作で初のオスカーに輝いたジュリア・ロバーツの熱演が見どころ。
132分/★★★☆☆
(2002年3月29日)
第73回アカデミー賞(2000年) 主演女優賞

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エルヴィス
ELVIS
2022年アメリカ/ドラマ

<監督・脚本>
バズ・ラーマン
<脚本>
サム・ブロメル
クレイグ・ピアース
ジェレミー・ドネル
<出演>
オースティン・バトラー
トム・ハンクス
オリヴィア・デヨング
ヘレン・トムソン
リチャード・ロクスバーグ
ケルヴィン・ハリソン・Jr
デヴィッド・ウェンハム
コディ・スミット=マクフィー
ルーク・ブレイシー
<ストーリー&コメント>
貧しい家庭に生まれ、黒人音楽の中で育ったエルヴィス。小さなライブハウスに出演し、独自のライブパフォーマンスと歌唱で若者たちを熱狂させる様子に可能性を感じた強欲なマネージャーのトム・パーカー大佐により、エルヴィスは瞬く間にスターダムを駆け登っていく。全米の若者たちは彼に魅了され熱狂するが、ブラックカルチャーを取り入れた音楽は非難され、警察にまで目をつけられてしまうのだが…。
ビートルズやクイーンなど後に続く多くのアーティストたちに影響を与え、「世界で最も売れたソロアーティスト」としてギネス認定もされているエルヴィス・プレスリー。音楽の世界に革命をもたらし、42歳の若さでこの世を去った伝説の生涯を映画化した音楽伝記ドラマ。
すごく面白かったです。ウルティラサウンドのプレミアムシート(シオンシネマ徳島)で、浴びるように聞いた大音量のロックン・ロールは最高でした。エルヴィスは僕にとっては既に伝説の人なので、多くの方と同じように、その生涯や音楽については詳しく知りませんでした。そういう人物像を知ることができるし、興味を持つきっかけになるので、こういう伝記ドラマはいいですね。主演に抜擢されたオースティン・バトラーがとにかく見事。流し目もセクシーだし、歌もダンスも圧巻。彼の演技を通してエルヴィスの人気を追体験できて楽しかった。フレディ・マーキュリー同様、晩年は寂しい様子だったけど、多くの人たちの愛に包まれたその生涯はきっと満足なものだったんだろうね。
たくさんの名曲の中でも、今回初めて聞いた「If I Can Dream」が特に素晴らしかったです。YouTubeで実際の映像を観たけど、ほんとに完コピでした。この曲によって復活を遂げたというのもわかります。
それにしても、他の大物アーティスト同様、マネージャーってどうしてあんなに悪質なんだろう。そして取り巻きの人たちはみんなスターにたかって、その富と財を吸いつくしていく。こういう構図は、いつのスターでも同じ絵柄ですね。トム・パーカー大佐の憎たらしいまでの悪役ぶりをトム・ハンクスが見事に演じていました。ここまで憎たらしい役、これまでなかったんじゃないかな。
159分/★★★★
(2022年7月4日)

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エントラップメント
ENTRAPMENT
1999年アメリカ/ラブアクション

<監督>
ジョン・アミエル
<出演>
ショーン・コネリー
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
ビング・レイムス
ウィル・パットン
<ストーリー&コメント>
裏業界ではその名を知らぬ者のいない美術品泥棒マック。その仕事ぶりに業を煮やした保険会社は、美しき女性調査員ジンを使ってマックを罠にかけようとするが…。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズの美しさ、それを堪能する映画です(笑)
ショーン・コネリーもシブイ演技をしてるんだけど、やっぱりこの作品はキャサリンかな。
内容的にもハイテクを駆使した泥棒のテクニックを見せてくれたり、面白かった。
全体的に満足のいく出来。それにしても、キャサリンの美しさといったら…。偉大な大泥棒もメロメロになるわけだなぁ、そりゃ。
113分/★★★★

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エンパイア・レコード
EMPIRE RECORDS
1995年アメリカ/ミュージックコメディ

<監督>
アラン・モイル
<脚本>
キャロル・ヘイッキネン
<出演>
アンソニー・ラパグリア
マックスウェル・コーフィールド
デビー・マザー
ローリー・コックレイン
ジョニー・ウィットワース
レネー・ゼルウィガー
リヴ・タイラー
<ストーリー&コメント>
深夜24時まで開いている「エンパイアレコード」には、個性派揃いの従業員がズラリ。歌ったり踊ったり、自由気ままな店内は連日賑わっていた。そんなある日、大手レコード店への売却計画が発覚。それを知ったルーカスは店を救おうと、売り上げ金の9000ドルを持ってカジノへ向かうが、一文無しになってしまう…。
レコード店で働く若者たちをクールな音楽満載でテンポよく描く。
後の『ハイ・フィデリティ』にも通じる、レコード店を舞台にした青春コメディ。登場人物がとにかくみんな個性的で面白い。中でも、冷静だが突飛なルーカスがいい。「Where is my money?」と問い詰められて「Money is gone.」と澄まして言ったのには爆笑だった。
まだ注目される前のレネー・ゼルウィガー、リヴ・タイラーの出演も見所。特にリヴ・タイラーは今作のキュートな役柄で注目されるようになった。
それにしても…こんなに楽しいお店が近くにあったら、音楽がもっと好きになること請け合いだろうね。モナムール!
91分/★★★★
(2003年5月28日)