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推定無罪
PRESUMED INNOCENT
1990年アメリカ/サスペンス

<監督>
アラン・J・パクラ
<原作>
スコット・トゥロー
<出演>
ハリソン・フォード
ボニー・ベデリア
ジョン・スペンサー
ブライアン・デネヒー
<ストーリー&コメント>
腕利きの首席検事補ラスティ・サビッチは、同僚の女性検事補キャロライン殺害事件を担当することになる。被害者の彼女は、実はラスティと愛人関係にあった。捜査が進むに従って、ラスティに不利な事実が次々と発覚していき、ついには被告として法廷に立つことになってしまう。ラスティは、あくまで無実を主張し、彼の無実をかけた闘いが法廷で繰り広げられることになる…。
『判決前夜』に比べると、人物の心理の描写よりも、捜査の進展、真実の追究に主眼が置かれている感じ。最後までスリリングな展開だった。最後はちょっと意外な結末だったかな。
134分/★★★☆☆
(2001年12月17日)

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スウィート・ノベンバー
SWEET NOVEMBER
2001年アメリカ/ラブストーリー

<監督>
パット・オコナー
<脚本>
カート・ヴォルカー
<出演>
キアヌ・リーヴス
シャーリズ・セロン
ジェーソン・アイザックス
グレッグ・ジャーマン
リーアム・エイケン
ローレン・グレアム
<ストーリー&コメント>
サンフランシスコの広告代理店で仕事一筋に生きるネルソン。ある日彼は、風変わりな女性サラと出会う。彼女は「11月の1カ月間だけ私の恋人にならない?」という提案を突然持ちかけてくる。始めのうちは相手にしなかったネルソンだが、彼女とのんびりした時間を過ごすうち、いつしかサラを本気で愛するようになる。だがサラには、それまで彼に隠していたある秘密があった…。
1968年の『今宵かぎりの恋』をリメイクしたラブロマンス。
「期間限定の恋人」というと、真っ先に思いつくのが『オータム・イン・ニューヨーク』かな。どちらも、「限りある時間」を愛で満たそうとした女性の物語なんだけど、決定的に違うのは、自分の運命に否定的な女性だったけどウィルによって愛に目覚めたシャーロットに対し、サラは運命に肯定的に愛を振りまこうとしている女性。ただ、この点が見方によってはいささかエゴイズムに見えてしまうんだよね。「限りある時間でどれだけの男を愛せるか」というゲームにすら思えてしまう。仕事ばかりで女性を軽視していた男と、恋愛の綺麗な部分だけを相手に見せ、深入りすることを嫌う女。この二人の間に、「本物の愛」は生まれようはずがない。それも、たった一ヶ月という短い時間では。
120分/★★★☆☆
(2003年6月11日)

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スウィート ヒアアフター
THE SWEET HEREAFTER
1997年カナダ/ヒューマンドラマ

<監督・脚本>
アトム・エゴヤン
<脚本>
ラッセル・バンクス
<出演>
イアン・ホルム
サラ・ポーリー
カーザン・バンクス
トム・マッカムス
ガブリエル・ローズ
アルバータ・ワトソン
モーリー・チェイキン
アルシネ・カンジアン
アール・パストコー
サイモン・ベイカー
デヴィッド・ヘンブレン
ブルース・グリーンウッド
<ストーリー&コメント>
1995年、小さな田舎町で子供たちを乗せたスクールバスが湖に転落し、22人の犠牲者が出るという悲劇的な事故が発生。初老の弁護士スティーブンスは町を訪れ、子供を亡くした親たちの怒りを煽り立て、集団訴訟を起こすよう、人々に説いて回る。そんななか、事件の後遺症で車椅子での生活を強いられることになった唯一の生存者ニコールの証言に、人々の関心が集まるが…。
最愛の家族を失った人々の心の悲しみと喪失感を描き、第50回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した重厚なドラマ。
かなり評価の高い作品ですが、残念ながら、僕にはよくわかりませんでした。まず、時系列の交錯しすぎる編集。細かく場面が入れ替わるので、作品の理解の妨げになった気がします。
作品のテーマとしては、2つあると思う。まずは、「親と子の絆」。これは、事件と関係なく弁護士の娘が時折登場することでもわかるし。だけどこれは、むしろ必要なかったと思う。弁護士の家庭の事情なんて、言葉だけで説明があればハッキリ言ってどうでもいいわけですよ。舞台はあくまで、雪の田舎町なわけだし。娘の痴情とか、飛行機での再会とか、いらないと思う。
もうひとつのテーマ、「コミュニティの閉鎖的な連帯感」。事件からの唯一の生還者、ニコールの最後の行動が、どれほどの意味をもつのかよくわからなかったのが僕にとっては致命的。「ハーメルンの笛吹き」になぞらえた心情の流れは理解できるけど。
112分/★★☆☆☆
(2004年7月3日)

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スゥインガーズ
SWINGERS
1997年アメリカ/青春ドラマ

<監督>
ダグ・リーマン
<出演>
ジョン・ファブロー
ビンス・ボーン
ロン・リビングストン
パトリック・バン・ホーン
<ストーリー&コメント>
ロサンゼルスを舞台として、うだつの上がらない若い男たちの日々を描く。
主演のジョン・ファブローが自らの体験をもとに脚本を書いた、ドキュメンタリータッチムービー。
これは一体…なんなんだ?
映画監督志望の学生が撮ったような駄作。何処にも面白みを感じられなかった。
96分/☆☆☆☆

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スカイキャプテン/ワールド・オブ・トゥモロー
SKY CAPTAIN AND THE WORLD OF TOMORROW
2004年アメリカ、イギリス/アクション

<監督・脚本>
ケリー・コンラン
<製作・出演>
ジュード・ロウ
<出演>
グウィネス・パルトロウ
ジョヴァンニ・リビッシ
マイケル・ガンボン
バイ・リン
アンジェリーナ・ジョリー
ローレンス・オリヴィエ
<ストーリー&コメント>
1939年。万国博覧会が開催されるニューヨークでは、科学者の連続失踪事件が続いていた。エンパイアステートビルに巨大飛行船ヒンデンブルグ号が停泊した矢先、またもや新たな失踪者が出たとの報が入り、事件を追う女性記者ポリーは街へと飛び出した。そのとき、ニューヨークの上空に突如空飛ぶロボット軍団が襲来する。危機に陥ったポリーを間一髪で救ったのは、彼女の元恋人で空軍のエースパイロット、ジョー・サリバン。人呼んでスカイキャプテンだった。2人は、科学者失踪事件とロボット襲撃事件には何らかの関連があると確信し、謎の渦中へと飛び込んでゆく。
レトロフューチャー的なビジュアルが見どころの冒険アクション。
すごく面白かったです。これ、現代的なフィルム・ノワールじゃないかな?特に冒頭のあたり、街がパニックに陥るあたりまでの演出は見事。人々が空を指差すシーン、フォーカスを絞ったレトロチックなカメラワーク、路地の影から浮かび上がる人影。すべてにドキドキしました。俳優の演技以外ほとんどがCGで作られているのに、世界観にほとんど違和感がない。終盤はドタバタ喜劇っぽくなってしまって残念だけど、最初の滑り出しは本当にクールだった。
監督のケリー・コンランは、自宅のパソコンで製作した6分間のCGムービーがプロデューサーに認められて、いきなり劇場長編に抜擢されたというシンデレラストーリーの持ち主らしいけど、今後もこういう系統のテイストを続けてほしいなぁ。
107分/★★★★
(2006年3月12日)

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スカートの翼ひろげて
THE LAND GIRLS
1998年イギリス/戦争ドラマ

<監督>
デヴィッド・リーランド
<脚本>
キース・デューハースト
デビッド・リーランド
<出演>
キャサリン・マコーマック
レイチェル・ワイズ
アンナ・フリエル
スティーブン・マッキントッシュ
トム・ジョージソン
モーリーン・オブライエン
<ストーリー&コメント>
1941年、第二次大戦中のイギリスの片田舎の村。男たちの出征による労働者不足を補うため、「農業促進婦人会」などの組織が都市の若い女性たちを労働奉仕者として派遣していた。ステラ、アグ、プルーの3人も、それぞれ性格や育った環境は異なるが、郊外の農場で共同生活を送ることになるのだった…。
主に描かれているのは、女性たちが農場での労働や恋愛などを通して成長していく様子ですが、それと同時に、戦争とは縁遠いと思える平和な土地に忍び寄る戦争の影を描いています。美しい牧草地は耕地へと姿を変え、殺伐とした時代に芽生えた束の間の幸せすら無残に壊されていく…。最前線の激しい殺し合いこそ描かれていませんが、男たちの帰りを待って静かに戦い続けた女たちを描いたこの作品はたしかに戦争ドラマなのです。地味だけど、なかなかいい作品でした。
それにしても、この邦題は意味不明。「私も飛行機で飛んでみたいわ」という台詞はあるけど、実際に飛ぶわけではないし。そんな、女性たちの自由な思想という意味合いなのかな?
111分/★★★☆☆
(2003年3月18日)

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過ぎゆく夏
SHOUT
1991年アメリカ/青春ドラマ

<監督>
ジェフリー・ホーナディ
<脚本>
ジョー・ゲイトン
<出演>
ジョン・トラヴォルタ
ジェームズ・ウォルターズ
ヘザー・グレアム
リチャード・ジョーダン
リンダ・フィオレンティーノ
スコット・コフィ
グレン・クイン
フランク・フォン・ゼルネックJr.
マイケル・バコール
サム・ヘニングス
ミシェル・ジョンソン
グウィネス・パルトロウ
<ストーリー&コメント>
1950年代のテキサス。不良少年のジェシーは田舎にあるベネディクト少年院に送られてくるが、院長の厳しい指導にうんざりしていた。そこに院長の娘サラが帰省してきて、ジェシーは彼女に一目惚れしてしまう。さらに、新任の音楽教師ジャック・ケイブの持ち込んだロックン・ロールに少年たちは熱中するのだが…。
反抗を繰り返す少年院の院生たちが、ロックと出会い、情熱を取り戻し成長していく姿を描いた青春ドラマ。
とても楽しい青春ドラマでした。ジェイミー・ウォルターズ(本作でのクレジットはジェームズ・ウォルターズ)が準主演。ジョニー・デップにとっての『クライ・ベイビー』がそうだったように、彼にとってもトラボルタとの共演はキャリアの原点と言えそうだ。特に、ライブシーンは圧巻。現在は歌手が本職の彼だけに、原石の片鱗は充分に輝いています。この作品で好評を得た彼は「第二のジェームズ・ディーン」と呼ばれたそうです。この後彼は、1992年のテレビドラマ『ザ・ハイツ』を経て、1994年から『ビバリーヒルズ青春白書』のメンバーに加わり、ロック歌手レイ・プルートを演じることになるのです。
当時19歳のグウィネス・パルトロウの映画デビュー作でもあります。知らずに観たので、見つけたときにはちょっと驚いた。それにしても、こういう青春物にはたくさんの若い俳優が登場するけど、その中から生き残っていくのはほんの一握り。厳しい世界だよね。
89分/★★★☆☆
(2004年3月10日)

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スクリーム
SCREAM
1991年アメリカ/コメディホラー

<監督>
ウェス・クレイヴン
<脚本>
ケヴィン・ウィリアムソン
<出演>
デヴィッド・アークエット
ネーヴ・キャンベル
コートニー・コックス
スキート・ウーリッチ
ローズ・マッゴーワン
マシュー・リラード
ジェイミー・ケネディ
ドリュー・バリモア
<ストーリー&コメント>
カリフォルニアの田舎町ウッズボローで、高校生が惨殺される事件が起きる。ちょうど1年前に母親を殺害されていたシドニーは、クラスメートの死に悪夢が蘇る。だが、今度はそのシドニーが死神のマスクをかぶった謎の凶悪殺人者に命を狙われるのだった。犯人がわからないまま、彼女の周りの人々が次々と殺されていく…。
正体不明の連続殺人鬼が巻き起こす惨劇をスリリングに描写。全米で大ヒットし、2本の続編が作られた人気シリーズの第1弾。
『エルム街の悪夢』などを手がけた鬼才ウェス・クレイヴン監督と、『ラストサマー』などを手がけたホラー映画オタクの脚本家ケヴィン・ウィリアムソンのコンビによる、恐怖と笑いをブレンドしたホラー作品。
『最終絶叫計画』を観たのがきっかけで観ようと思ったんだけど…あれを先に観てしまっていると、この作品はかなりコメディに思えます。怖い(はずの)場面でも笑えてしまうし(登場人物のセリフがかなり「ホラー映画の登場人物」を意識しているし、もともとがコメディタッチな作品なのかもしれないけど)。オリジナルをあらためて観ると、あの作品がかなり忠実な本作のパロディなことがわかりました。中盤まではほとんど同じ(各エピソードにオチがついているけど)だし。意外だったのは、終盤。てっきり犯人も同じだと思っていたら、全く違う展開で驚きました。まさか、こんな結末が待っていようとは…。
111分/★★★☆☆
(2003年12月9日)

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スクリーム2
SCREAM 2
1997年アメリカ/コメディホラー

<監督>
ウェス・クレイヴン
<脚本>
ケヴィン・ウィリアムソン
<出演>
デヴィッド・アークエット
ネーヴ・キャンベル
コートニー・コックス
ジェイミー・ケネディ
サラ・ミシェル・ゲラー
ティモシー・オリファント
リーヴ・シュレイバー
<ストーリー&コメント>
前作の2年後。シドニーやランディは大学生になっていた。ゲイルは事件のあらましを本として出版し、それを原作として映画『スタブ』が作られた。ところがその試写会場で、観客が惨殺される。続けざまに大学で女生徒が殺され、シドニーたちは殺人鬼の再来を予感するのだが…。
死神のマスクをつけた連続殺人鬼と主人公たちの対決を描き、全米で大ヒットした人気シリーズの第2弾。
作り的には前作とほぼ同じだが、前のほうが面白かった。前作では田舎町の高校という狭い範囲である程度の緊張感があったが、今回は範囲も広いし、登場人物も不必要に多い。最後の犯人もお約束で全く想像もできない展開なんだけど、もはやこじつけとしか思えない。早く殺せばいいのに、グタグタと事件の説明をするのも興冷めだった。中盤のミュージカルシーンと、終盤の「処刑」のシーンはバカなアメリカ人大学生丸だしって感じでホラーっぽくない。まぁ、もともと「怖い」というシリーズではないんだけどね。
前作では「ホラー映画で生き残るには」ということについて映画オタク的な持論を展開していたけど、今回は「面白い続編は」というテーマ。それがそのまま大学での講義になってしまうから驚いた。残念ながら、本作も「失敗作の続編」の仲間入りをしてしまったようだが。
トリ・スペリング、レベッカ・ゲイハートなど、『ビバリーヒルズ青春白書』でお馴染みの役者が出ていたのが嬉しかった。
120分/★★☆☆☆
(2003年12月14日)

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スクリーム3
SCREAM 3
2000年アメリカ/サスペンスホラー

<監督>
ウェス・クレイヴン
<脚本>
アーレン・クルーガー
<出演>
デヴィッド・アークエット
ネーヴ・キャンベル
コートニー・コックス・アークエット
パトリック・デンプシー
パーカー・ポージー
スコット・フォーリー
<ストーリー&コメント>
前作の3年後。ホラー映画『スタブ』シリーズ第3弾を撮影中のハリウッドでは、関係者を狙った惨殺事件が発生していた。映画の監修を担当する元保安官のデューイ、元女性レポーターのゲイル、度重なる惨劇の後遺症に悩み、山奥に引きこもったシドニーら事件の当事者たちも、否応なく新たな惨劇に巻き込まれることに…。
新感覚サスペンス・ホラーの人気シリーズ第3弾にして完結編。
第1作は高校、第2作は大学、第3作となる今回はハリウッドが舞台。劇中映画『スタブ』はすでに事件を追い越し、第3作を製作中。その脚本通りに殺人が行われてゆく趣向だ。今まではわりと笑えるシーンも多かったが、今回はシリアスな展開で、どちらかというとサスペンスの色が濃い。そのあたり、脚本家が変わった影響もあるのかもしれない。
最後の謎解きが強引なのは毎度のことだが、今回はさらに強引。全く予想していなかった展開で、怖いというよりも一瞬キョトンとしてしまいました。犯人を見ても、誰なのかわからなかったし(笑)
前作を生き延びた人物が再登場するのはもちろんだが、前作で惜しくも殺された人気キャラクター、ランディも意外な形で復活。「三部作の超ルール」を語ってくれます。
116分/★★★☆☆
(2003年12月24日)

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スクール・オブ・ロック
THE SCHOOL OF ROCK
2003年アメリカ/コメディ

<監督>
リチャード・リンクレイター
<脚本>
マイク・ホワイト
<出演>
ジャック・ブラック
ジョーン・キューザック
マイク・ホワイト
ジョーイ・ゲイドス・ジュニア
ケヴィン・クラーク
サラ・シルヴァーマン
ミランダ・コスグローヴ
レベッカ・ブラウン
<ストーリー&コメント>
ロックン・ロールな生きざまにこだわり過ぎるあまり、仲間と対立してバンドをクビになってしまったデューイ。働く意志もなくゴロゴロしている彼は、居候先の親友のアパートからも追放されようとしていた。ところがある日、親友に成りすまして、まんまと名門小学校での代用教員の職にありつくことに成功。いい加減な授業で校長や生徒たちを騙して無事数日が過ぎた頃、彼は生徒たちに音楽の才能があることを発見、彼らを集めてロック・バンドを結成しようと思いつくが…。
個人的にはすごく面白かった。狂ったようなギターソロ、客席へのダイブと、冒頭から大爆笑。ただ、ジャック・ブラックが好きかどうかで評価は大きく分かれるかもしれない。
全米のオタクの心に火をつけ、大人気のジャック・ブラック。風体は冴えないが、実際にロック・バンドのメンバーでもある彼の、ロックへの叫びが全体に散りばめられている。まさに彼のために作られたような映画。生徒たちに指導(?)するロックの歴史や理論も面白い。ギターのザックに様々な名曲を演奏させる場面もよい。子どもバンドの演奏は、あれはやっぱり吹き替えなんだろうね?
110分/★★★★
(2005年9月19日)

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スケアクロウ
SCARECROW
1973年アメリカ/ドラマ

<監督>
ジェリー・シャッツバーグ
<出演>
ジーン・ハックマン
アル・パチーノ
<ストーリー&コメント>
カメラマン出身の監督が、個性派俳優の2人を起用してロードムービーに挑戦。偶然出会った2人が意気投合し、旅する様を描く。
なんか、イマイチ盛り上がりに欠ける。
112分/★★☆☆☆

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スコア
THE SCORE
2001年アメリカ/クライムサスペンス

<監督>
フランク・オズ
<脚本>
カリオ・セーラム
<出演>
ロバート・デ・ニーロ
エドワード・ノートン
マーロン・ブランド
アンジェラ・バセット
ゲーリー・ファーマー
ポール・ソールズ
ジェイミー・ハロルド
<ストーリー&コメント>
一流の金庫破りとして活躍してきた一匹狼のニック。引退を考える彼は、盗品ブローカーのマックスから最後の大仕事を依頼される。それは、偶然発見されたフランス王家の秘宝を盗み出すというのものだった。厳重なセキュリティに守られた宝を盗み出す導き役として、マックスはニックジャックという男を紹介する。ジャックは、障害者を装って警備会社に勤め、内部事情に精通していた。ニックは「相棒は持たない」というルールを初めて破り、ジャックとチームを組むのだが…。
大御所マーロン・ブランド、名優ロバート・デ・ニーロ、気鋭のエドワード・ノートンという三世代の演技派が豪華共演というのがウリだったが、マーロン・ブランドは脇役で出番は少なく、専らデ・ニーロとノートンの演技対決の様相を呈している。ちなみにデ・ニーロは、ノン・クレジットながら監督も兼任している。
ストーリーはきわめてオーソドックス。内容だけを見れば『エントラップメント』『おしゃれ泥棒』という盗賊モノと同じ。徹底的に下調べをし、研究を重ねた上で慎重に実行する。ただ、その過程が短調な感じがして中盤はダレてしまったかな。そのかわり、見せ場の金庫破りのシーンはかなりドキドキした。金庫を破る方法も、思ってもみないものだったし。だけど、やっぱり「オーソドックス」の域を脱しないなぁ。佳作ではあるけど、名作ではないかな。もちろん、主演二人の演技はすばらしいんだけどね。もうちょっとひねりが欲しかったかな。
124分/★★★☆☆
(2002年12月14日)

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スコーピオン
3000 MILES TO GRACELAND
2001年アメリカ/アクション

<監督・脚本>
デミアン・リキテンスタイン
<脚本>
リチャード・レッコ
<出演>
カート・ラッセル
ケビン・コスナー
コートニー・コックス
クリスチャン・スレイター
ジョン・ロヴィッツ
デヴィッド・ケイ
<ストーリー&コメント>
刑期を終えて出所したマイケルは、ラスベガス郊外の寂れたモーテルで、かつての仲間マーフィら4人の悪党と合流する。5人は、エルヴィス・プレスリーのそっくりさんコンテストへの出場者を装ってカジノを襲撃し、320万ドルの大金を強奪することに成功。だがその後、早速その大金をめぐる争奪戦が彼らの間で生じるのだった…。
カジノを襲撃した強盗団の顛末を描いたクライム・アクション。
ケビン・コスナー、カート・ラッセルら豪華なキャストが共演しているが、内容はB級アクション。冒頭のスタイリッシュでクールなカジノ襲撃シーン、激しい銃撃戦はそれなりに見応えがあったが、そこだけかな。登場人物はそれぞれに裏切りあい、虚々実々のかけひきを展開するんだけど、観ている側もまんまと裏切られました。何かありそうで、なにもない。伏線かと思いきや、なんら意味のない思わせぶりな前振り。まさかこんなにつまらないとは(笑)
一番面白かったのは、カート・ラッセルがエルヴィスを熱唱するエンドロールと、一番最後のケビン・コスナーの一言でした。
120分/★★☆☆☆
(2003年11月24日)

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スター・ウォーズ/新たなる希望[特別篇]
STAR WARS : EPISODE IV - A NEW HOPE
1997年アメリカ/SFアドベンチャー

<監督・脚本>
ジョージ・ルーカス
<出演>
マーク・ハミル
キャリー・フィッシャー
ハリソン・フォード
ピーター・メイヒュー
アレック・ギネス
デヴィッド・プラウズ
ピーター・カッシング
<ストーリー&コメント>
遠い昔、はるか彼方の銀河系。銀河皇帝率いる暗黒帝国に支配された銀河宇宙。帝国に捕まったレイア姫からメッセージを預かったR2-D2とC-3POは惑星タトゥイーンで地元の青年ルークとかつてのジェダイ騎士オビ=ワンと出会う。一行は雇ったパイロット、ハン・ソロの宇宙船で共和国基地をめざす…。
空前の大ヒットを記録した「スター・ウォーズ」旧3部作の第1作(後に「スター・ウォーズ・サーガ」全体のうちの第4エピソードとなった)を、20年後の1997年、最新技術や未公開場面の追加で完成させた新バージョン。物語の展開はそのままに、CGを使った映像の修正、音響のデジタル化、シーンの追加(本作では約4分半)がなされた。
(公開当初は邦題にサブタイトルはありませんでしたが、後に『新たなる希望』というサブタイトルがつきました)
公開当時はもっと胸踊る感動があったと思うんだけど…なんでかなぁ?なんか、普通のSFものに思えてしまった。もちろん当時としては画期的なものだったんだろうけど。
125分/★★★☆☆
(2002年3月10日)
第50回アカデミー賞(1977年) 美術監督・装置賞、音響賞、編集賞、視覚効果賞、作曲賞、衣装デザイン賞

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スター・ウォーズ/帝国の逆襲[特別篇]
STAR WARS : EPISODE V - THE EMPIRE STRIKES BACK
1997年アメリカ/SFアドベンチャー

<監督>
アーヴィン・カーシュナー
<製作総指揮・原案>
ジョージ・ルーカス
<脚本>
リイ・ブラケット
ローレンス・カスダン
<出演>
マーク・ハミル
キャリー・フィッシャー
ハリソン・フォード
ピーター・メイヒュー
デヴィッド・プラウズ
ビリー・ディー・ウィリアムズ
<ストーリー&コメント>
銀河共和国に軍事衛星デス・スターを破壊された帝国は、総力を挙げて共和国に対する反撃を開始しする。ルークはダゴバ星でジェダイの大騎士ヨーダのもとでフォースの修行にうちこむ。一方、ハン・ソロやレイア姫は帝国の罠に陥ろうとしていた…。
「スター・ウォーズ・サーガ」全体のうちの第5エピソードにあたる、旧3部作の中篇。前作同様、未公開映像の追加や映像・音質の向上で完成された、新バージョン。
前作は1本の映画として完結しているのに対し、今作は物語的には続編への含みが多く、物語全体のスケールをひろげる役割を持っている。小さなエピソードが幾つも散りばめられているのが見所。
だけど…なんか、展開が淡白というか。凝りに凝ってる画像のわりに、ストーリーが淡白な気がするんだよね。ダース・ベイダーの突然の告白も、あまりにも唐突すぎる気がするし。
127分/★★★☆☆
(2002年3月10日)
第53回アカデミー賞(1980年) 音響賞、特別業績賞(視覚効果)

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スター・ウォーズ/ジェダイの帰還[特別篇]
STAR WARS : EPISODE VI - RETURN OF THE JEDI
1997年アメリカ/SFアドベンチャー

<監督>
リチャード・マーカンド
<製作総指揮・脚本>
ジョージ・ルーカス
<出演>
マーク・ハミル
キャリー・フィッシャー
ハリソン・フォード
ピーター・メイヒュー
デヴィッド・プラウズ
ビリー・ディー・ウィリアムズ
イアン・マクディアミッド
<ストーリー&コメント>
反乱軍のルークとレイアは、悪党ジャバ・ザ・ハットから仲間のハン・ソロを奪回し、帝国との決戦に備える。ルークは帝国の皇帝もいる新基地衛星が近くに浮かぶ森の惑星エンドアに潜入し、住民イウォーク族を味方につける。だがそこへ帝国の最新兵器陣も到着。やがてルークは、ダース・ベイダーとの最後の対決へ赴く…。
「スター・ウォーズ・サーガ」のフィナーレを飾る、旧3部作の最終作。今回も未公開映像の追加や映像・音質の向上で完成された、新バージョン。
(公開当初は『ジェダイの復讐』という邦題でしたが、後に『ジェダイの帰還』に改められました)
(以下、ネタバレ文。観た後で、マウスでなぞってお読みください)
今作は…どうなんだろう。つっこみどろこが満載。ルークとレイアが双子の兄妹なんて。ハン・ソロも、あまりにも簡単に救出されちゃうし。っていうか、敵弱すぎ。悪党の部下とか、帝国軍とか。なんで毛皮ボールにやられちゃうわけ?デス・スターとか、巨大戦艦とか、圧倒的な帝国軍が簡単に滅んでしまうのも疑問。ハッキリ言って、ルークとダース・ベイダーの一騎討ち、スピーダー・バイクの疾走シーン以外は見るところナシって感じ。
134分/★★★☆☆
(2002年3月11日)
第56回アカデミー賞(1983年) 特別業績賞(視覚効果)

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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
STAR WARS : EPISODE I - THE PHANTOM MENACE
1999年アメリカ/SFアドベンチャー

<製作総指揮・監督・脚本>
ジョージ・ルーカス
<出演>
リーアム・ニーソン
ユアン・マクレガー
ナタリー・ポートマン
ジェイク・ロイド
サミュエル・L・ジャクソン
イアン・マクディアミッド
レイ・パーク
<ストーリー&コメント>
遠い昔、はるか彼方の銀河系。銀河共和国と対立しはじめた通商連合は惑星ナブーに侵略する。共和国から2人のジェダイ騎士、クワイ・ガン=ジンとその弟子オビ=ワンが派遣されるが、交渉は決裂。命を狙われた2人はナブーの女王アミダラと共に星を後にし、立ち寄った辺境の惑星タトゥイーンで強いフォースを持つ9歳の少年、アナキン・スカイウォーカーと出会う…。
「スター・ウォーズ・サーガ」全6部作の第1章にあたる。
CGで描かれたシーンが多かったけど…どれもイマイチ。なんか、画像に生々しさがないんだよなぁ。物語的には、やはりオソマツな展開ばかりだけど、ジェダイの騎士と暗黒戦士の戦いや、超高速レースのシーンなど見所もある。
リーアム・ニーソン、カッコよかったなぁ。彼の出演作の中でいちばんカッコいい役だったかも。
133分/★★★☆☆
(2002年3月12日)

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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
STAR WARS : EPISODE II - ATTACK OF THE CLONES
2002年アメリカ/SFアドベンチャー

<製作総指揮・監督・脚本>
ジョージ・ルーカス
<脚本>
ジョナサン・ヘイルズ
<出演>
ユアン・マクレガー
ナタリー・ポートマン
ヘイデン・クリステンセン
クリストファー・リー
サミュエル・L・ジャクソン
テムエラ・モリソン
<ストーリー&コメント>
『エピソード1』から10年。青年へと成長したアナキン・スカイウォーカーは、オビ=ワン・ケノービの指導の下、優秀なジェダイの騎士となるべく修行に励んでいた。その頃、何千もの星系が銀河共和国からの脱退を宣言していた。共和国元老院は平和維持の為に強大な軍隊を創設しようとするが、女王を退き元老議員となったパドメ・アミダラは、これに反対しようとしたため、暗殺者に命を狙われる。オビ=ワンとアナキンは彼女の警備に任命されるのだが…。
「スター・ウォーズ・サーガ」全6部作の第2章にして、新3部作の中篇。そういう位置付けから言っても仕方のないことなんだけど、前後のストーリーをある程度知っていなければこの物語を理解するのは困難。僕は一応4作全てを観ているけれど、それでも政治的な話はあまり理解できなかった。つまり、より玄人ファン向けに作られた「一見さんお断り」的な要素が強い作品になっている気がします。
それは置いておくとして、展開の強引さは相変わらず。特に、物語の大きな中核を占めるはずのアナキンの心情変化があまり深く描かれていないのは残念。アミダラとの恋や、母の救出劇もなんだか唐突だし。下心アリアリなヘイデン・クリステンセンは暗黒面の素質タップリって感じで上手かったけど(笑)
質感に欠けたCGの建物や風景が画面のほとんどを占めているのは、「スター・ウォーズ」ならずともウンザリしてしまいました。
143分/★★★☆☆
(2003年3月14日)

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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
STAR WARS : EPISODE III - REVENGE OF THE SITH
2005年アメリカ/SFアドベンチャー

<製作総指揮・監督・脚本>
ジョージ・ルーカス
<出演>
ユアン・マクレガー
ナタリー・ポートマン
ヘイデン・クリステンセン
イアン・マクダーミド
サミュエル・L・ジャクソン
ジミー・スミッツ
フランク・オズ
アンソニー・ダニエルズ
ケニー・ベイカー
クリストファー・リー
ケイシャ・キャッスル=ヒューズ
サイラス・カーソン
テムエラ・モリソン
アーメッド・ベスト
ピーター・メイヒュー
ブルース・スペンス
デヴィッド・ボワーズ
マット・ローワン
<ストーリー&コメント>
『エピソード2』から3年。分離主義者の勢力はますます拡大し、共和国側は窮地に追いこまれていた。グリーバス将軍率いる分離主義者軍に誘拐されたパルパティーン最高議長を救出したアナキンは、若きジェダイの英雄として称賛されていたが、更なる力を求め、次第に暗黒面に惹かれていくのだった…。
ついに完結した『スター・ウォーズ』シリーズの最終作。エピソード的には、本作の後、1977年の『スター・ウォーズ』へと繋がっていくんだけど、その間のミッシング・リンク的な役割を果たしています。「謎が解けた」というよりは、「辻褄を合わせた」という感じだったけど。なんか、行き当たりバッタリに感じられたんだよなぁ。チューバッカの登場とか。
作品的には、すごく面白かったです。前半はちょっとダレるところもあったけど、後半の1時間ほどはすごい勢いで引き込まれました。特に、最後のムスタファーでの決戦はすごかった。あの悲壮な対決は、かなり心を打つものがありました。溶岩の岸辺で悶え苦しむ姿は、フロドに見えなくもなかったけど(笑)
絶賛しているわりには、なぜ評価が普通なのか?それはやっぱり、シリーズ全体に通して言えることなんだけど、本筋の荒さ。
(以下、ネタバレ文。観た後で、マウスでなぞってお読みください)
特に気になったのが、皇帝が「オーダー66」を発した瞬間に、全軍の兵士があっという間に寝返って、英雄であるはずのジェダイたちに銃を向けること。ジェダイを憎んでいるのは一部の権力者だけで、本来は尊敬されるべき存在のはずなのに。一兵卒まで一瞬で皇帝の私兵と化すのは、どう考えても不自然だし、納得できない。それとも、暗黒の力で洗脳されているとか?そういうところで醒めてしまうから、どうしても諸手を挙げて「傑作!」とは言えないんですよね。
ただ、『スター・ウォーズ』全6作を通じて、初めて映画館で観たんだけど、やっぱり宇宙戦争シーンなど迫力があるのは確か(のっぺりしたCGの兵隊たちは相変わらず興醒めだけど)。観て損はない、SF映画史上に名を残す素晴らしいシリーズであることは間違いないと思いました。
141分/★★★☆☆
(2005年7月14日)

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スター誕生
Rise of a Star
2017年フランス/ドラマ

<監督・脚本>
ジェームズ・ボルト
<脚本>
ステファン・ランドスキ
<出演>
ドロテ・ジルベール
カトリーヌ・ドヌーヴ
ピエール・ドゥラドンシャン
アントニア・デスプラ
<ストーリー&コメント>
花形ダンサーのエトワールを目指すエマは妊娠三か月。自らの夢と女性としての幸せとの間で揺れ動く。ライバルたちを前に妊娠を隠すエマだが、舞台監督は妊娠を見抜き、彼女を自室に呼び出すのだが…。
実際にパリ・オペラ座のエトワールであるドロテ・ジルベールが主演を務め、往年の大女優カトリーヌ・ドヌーヴが舞台監督。短尺に込められた女性たちの思いがあふれる作品ですね。バレエの動きもしなやかで美しいです。
19分/★★☆☆☆
(2024年11月4日)

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スターリングラード
ENEMY AT THE GATES
2001年アメリカ、ドイツ、イギリス、アイルランド/戦争ドラマ

<監督・脚本>
ジャン=ジャック・アノー
<出演>
ジュード・ロウ
ジョセフ・ファインズ
レイチェル・ワイズ
ボブ・ホスキンス
エド・ハリス
ロン・パールマン
エヴァ・マテス
<ストーリー&コメント>
1942年9月、ドイツ軍の猛攻でロシアの工業都市スターリングラード(現・ボルゴグラード)は陥落寸前だった。そこに増援として派遣された新兵の中に、ヴァシリ・ザイツェフもいた。彼は祖父譲りの驚異的な射撃技術によって狙撃兵に任命され、士気を鼓舞するため国民の英雄として祭り上げられていく。その存在を忌々しく思ったドイツ軍は、敏腕狙撃手のケーニッヒ少佐にヴァシリ抹殺を命じるのだった…。
第ニ次大戦時、実在したロシアの伝説的な英雄、ヴァシリ・ザイツェフをジュード・ロウが熱演。泥水の中を這い、死体に隠れて慎重に獲物を狙い、一撃で仕留めるスナイパー。その息詰まる攻防にハラハラさせられた。スナイパーを描いた戦争映画はあまり見たことがないので、新鮮だったし、すごく面白かった。
冒頭の戦闘シーンは『プライベート・ライアン』を彷彿させる。
『ハムナプトラ』シリーズのレイチェル・ワイズがヒロインとして登場しているんだけど…メイクとか、戦時下にしては綺麗過ぎる気がしたかな。
132分/★★★★
(2002年7月15日)
(再観・2003年10月31日)

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スタンド・バイ・ミー
STAND BY ME
1986年アメリカ/青春ドラマ

<監督>
ロブ・ライナー
<原作>
スティーブン・キング
<脚本>
レイノルド・ギデオン
ブルース・A・エヴァンス
<出演>
ウィル・ウィートン
リバー・フェニックス
コリー・フェルドマン
ジェリー・オコネル
ジョン・キューザック
キーファー・サザーランド
リチャード・ドレイファス
<ストーリー&コメント>
1959年の夏。オレゴン州の田舎町キャッスルロックに住む12歳のゴーディたち仲良し4人組は、怖いもの見たさの好奇心で、行方不明になった少年の死体を探しに出かけることにした。それは小さな冒険だが、彼らが想像もしない様々な体験を与えてくれる旅となるのだった…。
ノスタルジックな物語に爽やかな映像。軽快な主題歌とともに、誰もが知っている名作です。子役時代の故リバー・フェニックスがガキ大将的な少年たちのリーダーに扮して強いスター性を放つほか、主演の子役たちがそれぞれ好演。鉄橋を渡るシーンが好きです。
89分/★★★☆☆

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スー・チー in トラブル・セブン
我愛777 / MY LOVING TROUBIE 7
1999年台湾/スパイコメディ

<監督・脚本>
ジェームズ・ユエン
<出演>
スー・チー
パトリック・タム
ケン・ウォン
ティエン・シン
クリスティ・ヨン
マイケル・ツェー
サンドラ・ン
ジャクソン・ロウ
<ストーリー&コメント>
暗殺者としての訓練を受けた2人の女と1人の男。脱走中に1人は死亡、生き延びたアンディは暗黒街の住人に、ジュリアはその能力を活かして盗賊に身を窶していた。そんなある日、とある企業機密を奪う依頼を受けたジュリアは、その仕事を見事に成功させるが、全ては敵の罠だった。そして敵の中には、昔の仲間であるアンディがいた…。
スパイ・アクションというより、コメディですよねぇ。コレは。簡単に盗撮・盗聴される敏腕スパイ。そんなアホな(笑)最初から最後まで、なんだかシマらないで…。
それにしても、スー・チーは似たような役ばっかりだな。ストーリーもかなりカブってるし。台湾映画、これでいいのか?なんていう名前の女優さんかわからないけど、相棒役のコもなかなかよかったね。
102分/★★★☆☆
(2005年12月7日)

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ステイ
STAY
2005年アメリカ/サスペンス

<監督>
マーク・フォースター
<脚本>
デヴィッド・ベニオフ
<出演>
ユアン・マクレガー
ライアン・ゴズリング
ケイト・バートン
ナオミ・ワッツ
エリザベス・リーサー
ボブ・ホスキンス
ジャニーン・ガロファロー
<ストーリー&コメント>
ニューヨークの精神科医サムは、情緒不安定な青年ヘンリーを新たな患者として受け持つこととなる。ヘンリーは、3日後に控えた21才の誕生日に自殺すると予告。実は、サムの現在の恋人である女流画家ライラも自殺願望が強くて、サムがかつて面倒を見ていた患者の1人だった。自殺を思い留まらせようとするサムの努力も空しく、ヘンリーは誕生日を目前にして姿をくらましてしまい、サムは必死で彼の行方を探すのだが…。
生と死、夢と現実が交錯した不思議な時空間をさまよう主人公の姿を、『チョコレート』『ネバーランド』のマーク・フォースター監督が、独自の映像表現で幻惑的に綴った新感覚サスペンス・ドラマ。
正直言って、よくわからなかった。最後まで観ても、イマイチ把握できず。このテの作品は、2回観ないとダメなのかなぁ。グラグラ揺れるカメラワーク、ざっくりつないでズバッとつないだ編集。斬新な色彩の渦の中で、迷子になってしまった気分でした。
100分/★★☆☆☆
(2007年7月21日)

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スティック
Keppi/THE STICK
2019年フィンランド/ドラマ

<監督>
Teppo Airaksinen
<脚本>
Melli Maikkula
<出演>
エリナ・パトラッカ
Juho Milonoff
Vilma Melasniemi
Albert Palm
<ストーリー&コメント>
犬を飼いたい少女は、父親からなかなか許しをもらえない。あまりの懇願に困った父親は、ある条件を提示する。それは「ただの棒きれを犬と思って2週間毎日散歩させること」。すぐに飽きるだろうと高をくくった父親だが、少女は懸命にその約束を守るのだった…。
たった10分の間に、しっかりとした起伏があって面白いドラマでした。特に最後の少女の訴えかける目は、すごく印象に残りました。
10分/★★★★
(2023年7月23日)

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スティング
THE STING
1973年アメリカ/ドラマ

<監督>
ジョージ・ロイ・ヒル
<脚本>
デビッド・S・ワード
<出演>
ポール・ニューマン
ロバート・レッドフォード
ロバート・ショー
チャールズ・ダーニング
アイリーン・ブレナン
サリー・カークランド
<ストーリー&コメント>
1936年のシカゴ。詐欺師のフッカーは、通りがかりの男から大金を巻き上げることに成功する。しかし、その金は大親分ロネガンの仕切る賭博の上がりだった。組織に手を出した当然の報いとして仲間を殺され、自分も命からがら逃げ出したフッカーは、ロネガンへの復讐を決意する。彼は殺された仲間の親友で天才賭博師と名高いシカゴのゴンドーフを訪ねる。そして彼はゴンドーフと組んでロネガンを罠にはめるための奇抜な計画を練り始めた…。アカデミー賞7部門受賞作。
二転三転するスリリングなストーリー展開と、ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォードの詐欺師コンビが最高!後の『マーヴェリック』の元祖とも言える作品。ロバート・レッドフォードがカッコいいです。
129分/★★★☆☆
第46回アカデミー賞(1973年) 作品賞、監督賞、脚本賞、美術監督・装置賞、編集賞、歌曲・編曲賞、衣装デザイン賞

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すてきな片想い
SIXTEEN CANDLES
1984年アメリカ/ラブコメディ

<監督・脚本>
ジョン・ヒューズ
<出演>
モリー・リングウォルド
ジャスティン・ヘンリー
マイケル・シューフリング
ハヴィランド・モリス
アンソニー・マイケル・ホール
ポール・ドゥーリー
ジョン・キューザック
ジョーン・キューザック
<ストーリー&コメント>
高校生のサマンサは16歳の誕生日を迎えた。ところが、姉ジニーの結婚式で家中が大騒ぎになっているせいで、家族が誰も思い出してくれないのでがっかり。学校でも、憧れの上級生への片想いが彼にバレたり、お調子者の下級生に付きまとわれたり、ダンス・パーティに怪しげな中国人留学生を案内しなければならなかったりと散々。特別な誕生日を祝うどころではなくなってしまう…。
1980年代、青春映画の巨匠と呼ばれたジョン・ヒューズが初監督をつとめた、青春ラブ・コメディ路線の第1弾。
正直、面白くなかった。どうという事のない内容は許せるとしても、バカげたノリと、ギャグとしか思えない演出の数々(妙な効果音とか)でキツかった。最後の結婚式なんて特にそうだしね。花嫁が薬物の過剰摂取でラリってしまうなんてこと、有り得るの?
唯一の救いは、主演のモリー・リングウォルド。この後ブレイクする彼女だけど、なかなか可憐です。
チョイ役でジョン&ジョーン・キューザックが出演しています。
92分/★★☆☆☆
(2005年2月7日)

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ステラが恋に落ちて
HOW STELLA GOT HER GROOVE BACK
1998年アメリカ/ラブストーリー

<監督>
ケヴィン・ロドニー・サリヴァン
<出演>
アンジェラ・バセット
ウーピー・ゴールドバーグ
タイ・ディグス
レジーナ・キング
スザンヌ・ダグラス
マイケル・J・ペイガン
<ストーリー&コメント>
離婚して以来、息子を育てながら仕事に打ち込み、金融界で成功したステラ。親友デライラにけしかけられ、ジャマイカでバカンスを過ごすことにしたステラは、そこでひと回りも年下の魅力的な青年ウィンストンと出会う。ステラは彼と恋に落ちるが、年の差を気にするあまりに、今一歩が踏み出せない…。
ステラはキャリアはあるが、40歳、バツイチ、子持ち。ウィンストンはルックスはクールだが20歳年下で、まだ自立しきっていない。そんな二人の恋が成り立つのか?がテーマ。「愛に年齢の差なんて関係ない」とはいうけれど…。情熱にまかせて愛におぼれてしまう反面、どこかで年の差と社会的な立場を意識してしまう二人。そんな大人の恋愛を描いた秀作です。
125分/★★★☆☆
(2002年3月7日)

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ステルス
STEALTH
2005年アメリカ/アクション

<監督>
ロブ・コーエン
<脚本>
W・D・リクター
<出演>
ジョシュ・ルーカス
ジェシカ・ビール
ジェイミー・フォックス
サム・シェパード
リチャード・ロクスバーグ
ジョー・モートン
イアン・ブリス
<ストーリー&コメント>
近未来のアメリカ。最新のステルス戦闘機を操る3人のパイロット、ベン、カーラ、ヘンリーは海軍の新プロジェクトに抜擢されるが、紹介された4番目のパイロットは、何と人工知能を搭載した無人のステルス機“エディ”だった。エディは戦闘に必要な情報の分析の速さなど人間を越える能力を持つ。そんなエディがある日、落雷のショックで人工知能に異常をきたしてしまう。命令を無視して独自に行動しはじめたエディをベンたちは撃墜しようと挑むが…。
内容的には、まあまあでした。空中戦の迫力やスピード感はすごいものがありましたが、ストーリー的にはつっこみどころ満載。民間人の被害を考えて作戦遂行を渋るパイロットが、たった1人の味方を救うために何十人もの敵国人を躊躇いなく殺してしまったりね。敵国として登場する北朝鮮人の描写なんて、あまりにも差別的すぎる気もするしね。
ちなみに、無人ステルス戦闘機の暴走は、『マクロスプラス』で日本が何年も前に描いているね。
今話題のジェイミー・フォックスが登場しますが、意外なほどあっさりな役っぷりにちょっとびっくり。
ヒロイン役のジェシカ・ビール、『サンタに化けたヒッチハイカーは、なぜ家をめざすのか?』『セルラー』にも出てる注目の若手女優だけど、海軍のエリートパイロットにはちよっと見えない(笑)後半の地上戦では、なんかミラ・ジョヴォヴィッチに見えたよ。
121分/★★★☆☆
(2006年12月3日)

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ストーカー
ONE HOUR PHOTO
2002年アメリカ/サスペンス

<監督・脚本>
マーク・ロマネク
<出演>
ロビン・ウィリアムス
コニー・ニールセン
ミシェル・ヴァルタン
ディラン・スミス
エリック・ラ・サール
エリン・ダニエルズ
ポール・ハンセン・キム
ゲイリー・コール
<ストーリー&コメント>
大手スーパー内の写真店に勤める中年男サイは、20年以上も現像を手がけ、客の信頼も厚いベテラン店員。未だに独身の彼にとって、常連客ニーナの一家は特別な存在だった。夫ウィルと息子ジェイクに囲まれ、笑顔にあふれた家族写真を長年現像するうち、サイは理想の家族像を彼らに重ねあわせていた。だがそんなある日、サイはウィルが浮気をしている事実を知ってしまう…。
ロビン・ウィリアムスが人の良さの裏に暗い妄想を抱いた寂しい中年男を熱演するサスペンス・ドラマ。
本作の注目点は、なんといってもロビン・ウィリアムス。コメディやハートウォーミング作での活躍が主だっただけに、本作や『インソムニア』での悪役には賛否両論なんだとか。僕は、なかなか悪くないと思いましたね。普段ニコニコしている人こそ、実は裏で何を考えているかわからない。そんなことは現実によくあることだし、今までの実績があるからこそ、逆に彼の笑顔に底のない不気味さを感じました。そういう意味では、絶妙のキャスティングだったと言えると思います。でもやっぱり、本音はいい人でしたけどね。狂気へと走ってしまうのも、憧れが壊されてしまったからだし。
残念なのは、邦題。本作の本当のテーマは、写真という静止画の中に込められた様々な感情、それに憧れる男の寂しいドラマだからね。
ニーナ役のコニー・ニールセンは『グラディエーター』『ミッション・トゥ・マーズ』に出ていた女優。デンマークの出身らしいです。
96分/★★★☆☆
(2004年8月27日)

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ストーリー・オブ・ラブ
THE STORY OF US
1999年アメリカ/ラブストーリー

<監督>
ロブ・ライナー
<出演>
ブルース・ウィリス
ミシェル・ファイファー
リタ・ウィルソン
ジュリー・ハガティ
<ストーリー&コメント>
作家のベンと新聞のクロスワードパズルの作成者であるケイティーは熱烈な恋愛のすえに結婚。だが子供にも手がかからなくなった15年目の結婚記念日、ふたりの関係は決定的に冷え込んでしまっていた。ある日、子供たちをサマーキャンプに送り出した二人は、その日を境に別居生活を始める。それでも離れて暮らすとお互いに相手のことが気にかかり、どちらからともなく会っては見るが、いざ向き合うとまた喧嘩してしまうのだった。やがて、ケイティーには夫とは別の気になる男性、歯科医のマーティが現われる。そして不仲を子供たちにも気付かれた二人は、ついにある決断をする…。
エリック・クラプトンの音楽が全編に流れていて、染み渡る。
ミッシェル・ファイファーって、綺麗なんだけど…なんかあまり好きになれないなぁ。なんでだろう?
96分/★★★☆☆

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ストーリーテリング
STORYTELLING
2001年アメリカ/コメディ

<監督・脚本>
トッド・ソロンズ
<出演>
 “フィクション”
セルマ・ブレア
レオ・フィッツパトリック
ロバート・ウィズダム
 “ノンフィクション”
ポール・ジアマッティ
ジョン・グッドマン
マーク・ウェッバー
フランカ・ポテンテ
ジュリー・ハガティ
<ストーリー&コメント>
〈フィクション〉1980年代中頃のニュージャージー。脳性小児マヒを患った恋人のマーカスと共に、大学で作家クラスを受講している女子大生のヴァイ。ある晩、バーで黒人の担当教授スコットと出会ったヴァイは、彼から思いがけない目に遭わされるハメとなり…。
〈ノンフィクション〉現在のニュージャージー。ドキュメンタリー映画作家志望のトビーは、十代の若者をテーマに映画を撮ることを思い立ち、落ちこぼれ受験生のスクービーと彼の裕福なユダヤ系の家族たちの姿を、カメラで追いかけることにするのだが…。
“フィクション”と“ノンフィクション”の二部構成。辛辣なブラックユーモアと、シニカルな描写で現代社会の虚飾と偽善性を風刺的に描く。
このトッド・ソロンズという監督、前作の『ハピネス』という作品は評判がよかったらしい。だけどこの作品に関してはよくわからないものだった。そもそも、二部構成にする意味がわからない。両者は交錯もしてないし、つながりもない。身障者と黒人を馬鹿にした前半と、落ちこぼれの高校生を描いた後半。共通していることといえば、コンプレックスの塊のような作風だけ。そのわりには、無意味にキャストは豪華だし。
前半だけなら★1ツなところだったが、『アメリカン・ビューティー』のパロディのような後半はまだマシだった。なんとも破滅的で救いようのないストーリーだけど。最後に、ストローの袋が飛ぶシーンはオマージュというか、そのまんまパロディだったしね。
87分/★★☆☆☆
(2004年1月15日)

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ストリート・オブ・ファイヤー
STREETS OF FIRE
1984年アメリカ/アクション

<監督・脚本>
ウォルター・ヒル
<脚本>
ラリー・グロス
<出演>
マイケル・パレ
ダイアン・レイン
リック・モラニス
エイミー・マディガン
ウィレム・デフォー
デボラ・ヴァン・フォルケンバーグ
リチャード・ローソン
リック・ロソヴィッチ
ビル・パクストン
リー・ヴィング
ストーニー・ジャクソン
<ストーリー&コメント>
ロック界のスーパースター、エレン・エイムが数年ぶりに故郷のリッチモンドで凱旋ライブを行うことになった。熱狂のステージが始まった途端、無法者の“ボンバーズ”が集団で突然乱入、彼女をさらってしまう。知らせをきいて町に舞い戻ったかつての恋人トム・コーディは、エレンのマネージャーのビリー、元女兵士のマッコイを仲間に従えて、エレンを救出すべく無法者たちのアジトへ乗り込んで行くのだが…。
冒頭に“ロックンロールの寓話”と示される通り、なんとも真っ直ぐでパワフルな、いい意味で“おバカ”な作品でした。内容的にはボチボチ。
いきなりの横暴な拉致劇、元恋人の危機に帰ってきた荒くれ者が救出に…って、おいおい。その、物々しい武装はなんだ?行きずりの女兵士が仲間に?盗難車を乗り回して敵アジトへ…って、ロック・スターの誘拐に警察とかは動いてないのか?しかも、いきなりバイクを狙撃って…戦場か!(笑)最も笑えたのは、スレッジハンマーでの決闘よりも、住民による一斉射撃ポーズ!銃社会アメリカ万歳!街全体が戦場、住民全員が兵士。とにかくツッコミどころが満載。これはコメディなのかな?
とはいえ、音楽はなかなかのもの。ダイアン・レイン演じるエレンのライブアクトは迫力満点(歌は残念ながら吹き替えらしい)だし、バス強奪で一行に加わるコーラス・グループ“ソレルズ”もなかなかいい。冒頭の「Nowhere Fast」、終幕の「Tonight Is What It Means To Be Young」はともに名曲。
94分/★★★☆☆
(2005年12月3日)

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ストレイト・ストーリー
THE STRAIGHT STORY
1999年アメリカ/ヒューマン・ドラマ

<監督>
デビッド・リンチ
<脚本>
メアリー・スウィーニー
ジョン・ローチ
<出演>
リチャード・ファーンズワース
シシー・スペイセク
ハリー・ディーン・スタントン
エヴェレット・マクギル
ジョン・ファーレー
<ストーリー&コメント>
アイオワ州で、娘のローズと二人で暮らす73才の老人アルヴィン・ストレイト。そんなある日、ウィスコンシン州に住む76才の彼の兄ライルが脳卒中で倒れたという連絡が入り、10年来仲違いしたまま、口もきいていなかった兄と和解を果たすべく、アルヴィンは旅に出ることを決意。ローズの反対を押し切り、長年乗り慣れた時速8kmのおんぼろトラクターに乗って、アルヴィンはいざ旅に出発する…。
実話をベースに、彼ののんびりとした旅路をじっくりと腰をすえて描写。人生の重みを感じさせる老主人公役をリチャード・ファーンズワースが味わい深く好演。
デビッド・リンチ監督作にしては、いつもと違って長閑な感じのタッチ。
ただ、冒頭の真っ赤なパブの壁や、シカをはねて叫びまくる女性の描写のあたり、やはりと思わせる彼の奇才ぶりが垣間見られる。
111分/★★★☆☆

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スナイパー
LIBERTY STANDS STILL
2002年カナダ/サスペンス

<監督・脚本>
カリ・スコグランド
<出演>
ウェズリー・スナイプス
リンダ・フィオレンティーノ
オリヴァー・プラット
マーティン・カミンズ
ハート・ボクナー
ジョナサン・スカーフ
イアン・トレイシー
ブライアン・マーキンソン
<ストーリー&コメント>
アメリカ最大の銃器メーカーの社長夫人リバティがロサンゼルスの街の広場を歩いていると、何者かから携帯電話に電話がかかってくる。そして、付近の高層ビルの一室に陣取る相手から、高性能ライフルで標的としてつけ狙われていることを知らされる。ジョーと名乗る謎の男は、銃の乱射事件で最愛の娘を失い、アメリカの銃社会に対する怒りの抗議として、彼女を復讐の標的に選んだのだった…。
愛娘を失った男の孤独な復讐劇を描く社会派サスペンス・ドラマ。
コロンバイン高校事件をはじめ、銃乱射事件が相次ぐアメリカ。その暗部をえぐりだそうという意欲作だ。社会性としては『ボウリング・フォー・コロンバイン』に遠く及ばないが、男の復讐劇をからめて映画的に構成し、なおかつその矛先を銃器製造会社に向けた点が面白かった。内容も小粒な低予算映画だが、考えられるテーマでもあるし、視覚的に面白いシーンも多かった。
アメリカの憲法修正第二条では、「規律ある民兵は自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を保蔵しまた携帯する権利はこれを侵してはならない」と定めているそうです。武器によって守ってるものなんて、本当の自由だとは思えないけどね。
96分/★★★☆☆
(2004年4月4日)

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スナッチ
SNATCH
2000年アメリカ/コメディ・サスペンス

<監督・脚本>
ガイ・リッチー
<出演>
ジェイソン・ステイザム
アラン・フォード
ブラッド・ピット
ヴィニー・ジョーンズ
ベニチオ・デル・トロ
ロビー・ギー
レニー・ジェームス
デニス・ファリーナ
レイド・セルヴィッツァ
ジェイソン・フレミング
<ストーリー&コメント>
フランキーは、宝石業者を襲い86カラットの大粒ダイヤを手に入れる。彼は、そのダイヤをニューヨークにいるボスに届けることになっていたのだが、その途中に立ち寄ったロンドンでダイヤを狙う一味に監禁されてしまう。フランキーからの連絡が途絶えたボスは業を煮やし、自らロンドンへとやって来るが…。ダイヤモンドを巡るギャング同士の抗争、それに巻き込まれる小悪党たち、裏ボクシング賭博を取り仕切る裏社会のボスと、八百長試合に駆りたてられる浮浪者たち。様々な人物たちの運命が複雑に絡み合って虚々実々の駆け引きをうも、すべてがひとつにまとまっていく…。最後に勝利者となるのは、果たして誰なのか?
スピード感のある映像とスタイリッシュな演出でコメディタッチに描く。
最初の人物描写がまず面白い。だけど、登場人物が多いのでなかなか背景が理解できないうちに、ストーリーがどんどん進展していく。でも、キャラがそれぞれ立っているし、コメディで笑わせてくれるので取り残されることはない。そうしているうちにだんだん全体が把握できてきて、迫力のあるボクシングシーンでクライマックスを迎える。
思っていたよりかなり面白かったです。ドジな黒人3人組には、特に笑わせてもらいました。それと、犬(笑)
ブラッド・ピットは、相変わらずのイカレ役がハマっています。『12モンキーズ』『ファイト・クラブ』と、彼はこういう役が好きなんだろうか?
104分/★★★☆☆
(2002年10月30日)

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スニーカーズ
SNEAKERS
1992年アメリカ/アクションサスペンス

<監督・脚本>
フィル・アルデン・ロビンソン
<出演>
ロバート・レッドフォード
ダン・エイクロイド
シドニー・ポワチエ
リバー・フェニックス
<ストーリー&コメント>
ハイテク・スペシャリスト5人組「スニーカーズ」の仕事は依頼人のビルに侵入し、警備システムの盲点を指摘すること。ある日、政府の要請により天才数学者が作り出した”ブラック・ボックス”を盗み出すが、それは世界さえ揺るがせる究極の暗号解読器だった…。
アメリカに実在するハイテク集団をモデルに10年間も練られたという秀作。
125分/★★★☆☆
(2002年1月22日)

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スノーデイ/学校お休み大作戦!
SNOW DAY
2000年アメリカ/コメディ

<監督>
クリス・コーチ
<出演>
チェヴィー・チェイス
マーク・ウェバー
ジーナ・グレイ
クリス・エリオット
エマニュエル・クリーク
ダミアン・ヤング
<ストーリー&コメント>
ハルとナタリーのパパはTV局の気象予報士。だが、低迷する視聴率を挽回するため、今や着ぐるみで仮装までさせられる始末だった。そんなある日、彼は大雪の予報を見事的中させる。大雪で道路は閉鎖、学校が休校となって子どもたちは大喜び。だが、道路の雪かきのため除雪車が現れたから、さあ大変!
兄の恋愛の話は展開もベタだし、はっきり言って必要ない。雪かき男と奮闘する妹の話の方が笑えた。力を抜いて安心して見られる三流コメディです(笑)
90分/★★☆☆☆
(2002年1月31日)

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スノー・ドッグ
SNOW DOGS
2002年アメリカ、カナダ/コメディ

<監督>
ブライアン・レヴァント
<脚本>
ジム・カウフ
トミー・スワードロー
<出演>
キューバ・グッディングJr.
ジェームズ・コバーン
ジョアンナ・バカルソ
シスコ
ニシェル・ニコルス
M・エメット・ウォルシュ
<ストーリー&コメント>
マイアミの売れっ子歯科医テッドのもとに、ある日意外な知らせが届く。実は彼は養子で、実母ルーシーが亡くなったので遺産を相続するようにとのこと。驚き半分で極寒のアラスカへと飛んだ彼だったが、そこで待ちうけていたのは犬ぞりレースの選手だったルーシーの可愛がっていたハスキー犬たちだった…。
お気楽な歯科医が、ひょんなことから名物犬ぞりレースに飛び入りしてしまうコメディ。実に大したことのない物語なんだけど、なんだかとても面白くて笑ってしまいました。キューバ・グッディングJr.のコメディアンヌとしての実力は折り紙つきだし、共演の犬たちもとても表情豊か。というか、動物モノはそれだけで楽しいから、ずるいよね(笑)
2002年末に急逝した名優ジェームズ・コバーンの独特の存在感もあいまって、とても楽しい作品に仕上がっています。さすがはディズニー作品、かな。最後はかなりベタな展開なんだけど、素直に感動して胸が熱くなってしまいました。
歌手のマイケル・ボルトンがチョイ役で登場しています。
99分/★★★★
(2003年9月14日)

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スノーマン
SNOWMAN
2015年ノルウェー/ドラマ

<監督>
イアン・フォーブス
<出演>
カスパー・グラスタド・モウリトスン
オーレ=モルテン・グラスタド・モウリトスン
ミアヤム・グラスタド・リーベ
<ストーリー&コメント>
8歳の少年・ジャンは、熱心に大きな雪だるまをつくっていた。ジャンの背丈を超えるほど大きくなってしまったため、家の中にいる父親に助けを求めようとするのだが…。
セリフもなく進むため、ストーリーの理解は観客に委ねられています。父親は思い出(憧れ?)の中にのみ存在していて、現在は母に育てられている…という解釈でいいのかな?父親との別れのシーンとか、もう少しヒントがあってもいいのかも。
9分/★★☆☆☆
(2024年1月8日)

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スノー・ロワイヤル
COLD PURSUIT
2019年アメリカ/アクションコメディ

<監督>
ハンス・ペテル・モランド
<脚本>
フランク・ボールドウィン
<出演>
リーアム・ニーソン
ローラ・ダーン
トム・ベイトマン
トム・ジャクソン
エミー・ロッサム
ドメニク・ランバルドッツィ
ジュリア・ジョーンズ
<ストーリー&コメント>
スキー客でにぎわうコロラド州の豪雪リゾート地キーホー。真面目な除雪車運転手ネルズ・コックスマンは長年の地域への貢献で模範市民賞を受けるが、直後、ひとり息子カイルが麻薬中毒で急死してしまう。落ち込んだネルズだったが、息子が実は麻薬組織に殺されたことを知り、仇討ちの復讐を開始。息子を殺した黒幕がギャング団のボスだと知ったネルズだが、そんなバイキングの一味は先住民の麻薬組織と対立しており、ネルズは両者の戦いに巻き込まれていく…。
ノルウェーなど北欧3カ国が合作した2014年の『ファイティング・ダディ/怒りの除雪車』を、ハリウッドでリメイク。同映画の舞台を米国のコロラド州に置き換えるなどしてアメリカナイズを施した。
無茶苦茶な映画だけど、ブラックユーモアが満載でなかなか楽しめました。とにかく、人が死にまくる。でもその死に様はあまりハードではなく、墓碑銘のように名前が語られるだけ。その演出が、すごくポップでコメディ的です。「絨毯からどいてくれないか」の裏切った殺し屋と、パラグライダーの彼が面白かった。
そして、リーアム・ニーソンが強すぎる(笑)まじめな除雪員が、あんなに次々と躊躇なく完璧に殺人をやりきれんでしょ。そういう意味ではミスキャストなのかもね。
119分/★★★☆☆
(2022年1月19日)

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スパイキッズ
SPY KIDS
2001年アメリカ/アドベンチャー

<監督・脚本>
ロバート・ロドリゲス
<出演>
アントニオ・バンデラス
カーラ・グギーノ
アレクサ・ヴェガ
ダリル・サバラ
アラン・カミング
トニー・シャローブ
テリー・ハッチャー
チーチ・マリン
ロバート・パトリック
ダニー・トレホ
ジョージ・クルーニー
<ストーリー&コメント>
かつては敵同士だったが、現在は夫婦として二人の子供と幸せに暮らす元凄腕スパイのグレゴリオとイングリッド。諜報組織から舞い込んだ久々の任務に使命感を燃やす二人だったが、実はその依頼は罠だった。両親が捕らえられたことを知ったカルメンとジュニの姉弟は、両親を助け出そうと敵のアジトへと乗り込んで行くのだが…。
凄腕スパイを両親に持つ姉弟が、秘密兵器を駆使して大活躍するアドベンチャー・アクション。
子供向けだけど、すごく気軽に楽しめるファミリー・コメディです。どこか懐かしいキッチュな秘密兵器は楽しいし、監督・主演陣ともにラテン系ということで繰り出されるハイテンションのテンポも爽快感抜群。一方通行でドラマに深みはないけど、時間も短いし、サクサクと観られてしまいます。それにしても、ヒットするやいなや続編を速攻で作っちゃうハリウッドの嗅覚はスゴイ。
フループ役を好演したアラン・カミング。『アニバーサリーの夜に』に出ている役者だけど、見れば見るほどティム・ロスに激似。
87分/★★★☆☆
(2004年10月10日)

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スパイキッズ2/失われた夢の島
SPY KIDS 2 : THE ISLAND OF LOST DREAMS
2002年アメリカ/アドベンチャー

<監督・脚本>
ロバート・ロドリゲス
<出演>
アントニオ・バンデラス
カーラ・グギーノ
アレクサ・ヴェガ
ダリル・サバラ
スティーヴ・ブシェミ
マイク・ジャッジ
ダニー・トレホ
チーチ・マリン
マット・オリアリー
エミリー・オスメント
リカルド・モンタルバン
ホランド・テイラー
デイル・ダドリー
アラン・カミング
<ストーリー&コメント>
諜報機関OSSはスパイキッズ部門を新設、カルメンとジュニのコルテス姉弟も正式なエージェントとなって活躍していた。そんなある時、謎の敵によって武器無力化装置“トランスムッカー”が奪われてしまう。ライバルのギグルス兄妹に先を越されたコルテス姉弟は、後を追って装置が運ばれた謎の島へと向かうのだが…。
ハイテク秘密兵器を駆使して難事件に挑むスパイキッズ姉弟の活躍を描いたファミリー・アドベンチャーのヒット作第二弾。
前作のヒットを受けてすぐさま作られた続編ですが、かなりつまらないです。前作は、普通の子供が秘密兵器の力を借りて困難に立ち向かっていく様子が面白かったけど、作品の中でどれだけの時間が流れたのかわからないけど、今作ではコルテス姉弟はすでに普通の子供じゃなくなってるんですよね。武術も体得し、ダンスもできて、スパイとしてある程度経験を積んでいる様子。それは急すぎるってもんじゃないの?その急成長ぶりが鼻につくから、故障する秘密兵器を投げ捨てて「信じられない!」とか叫ぶ様子は、逆の意味で「ただの悪ガキ」に見えてしまうんですよね。それに加えて、背景もキャラクターも総CGだから立体感がないし、物語自体はあいかわらずノッペリしてるから全然ワクワクするところがない。第三作もあるんだけど、観るのは相当の覚悟が必要だなぁ…。
なお、新スパイキッズの一人エミリー・オスメントはあの天才子役ハーレイ・ジョエル・オスメントの実妹。気味悪いぐらい似てる!
100分/★★☆☆☆
(2004年10月11日)

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スパイキッズ3/ゲームオーバー
SPY KIDS 3-D : GAME OVER
2003年アメリカ/アドベンチャー

<監督・脚本>
ロバート・ロドリゲス
<出演>
アントニオ・バンデラス
シルベスター・スタローン
カーラ・グギーノ
アレクサ・ヴェガ
ダリル・サバラ
リカルド・モンタルバン
ホランド・テイラー
イライジャ・ウッド
アラン・カミング
マット・オリアリー
エミリー・オスメント
ジョージ・クルーニー
<ストーリー&コメント>
諜報機関OSSに疑問を抱いたジュニはスパイキッズを辞職し、探偵事務所を開いていた。そんなある日、彼の元に姉のカルメンがピンチに陥ったという報せが入る。大人気のバーチャルゲームの世界に潜入したカルメンは、仮想現実空間の中でゲームの作者トイメイカーに捕らえられ、現実世界の彼女の肉体は昏睡状態となってしまったのだ。ジュニは、姉の救出のためにゲームの中へと飛び込むのだが…。
スパイキッズ姉弟の活躍を描くファミリー・アドベンチャー第三弾。
想像以上にくだらなくて、途中で寝てしまいました。これはもはや、語る言葉がありません。前作もかなり下らなかったけど、あれはまだマシな方だったのか。背景は総CG。この映画は、もはやロケはしてないんじゃないでしょうか。役者が演じているのは、全て背景合成用のグリーンバックルームだけなんでしょう。背景が全部作り物だから、世界観に全くリアリティを感じないし。そもそも彼ら、もうスパイじゃないでしょう、あれは。秘密兵器も出てこないし、もはやただの少年探偵団じゃない。悪役でシルベスター・スタローンが出ていますが、全く魅力なし。さすがにシリーズも終わりだと感じたのか、今までの登場キャラが総出演。あれもやりすぎ。劇場公開時には赤青メガネで立体に見えたそうですが、テレビで見ればただの駄作映画。
イライジャ・ウッドが出てきたときは「フロドだ!」と嬉しかったけど、かなりチョイ役でびっくり。たったあれだけなら出す必要はないだろう!
82分/☆☆☆☆
(2004年11月6日)

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スパイ・ゲーム
SPY GAME
2001年アメリカ/サスペンス

<監督>
トニー・スコット
<脚本>
マイケル・フロスト・ベックナー
デヴィッド・アラタ
<出演>
ロバート・レッドフォード
ブラッド・ピット
キャサリン・マコーマック
スティーヴン・ディレーン
ラリー・ブリッグマン
マリアンヌ・ジャン=バティスト
<ストーリー&コメント>
1991年。敏腕CIA局員ネイサン・ミュアーは引退の日を迎えようとしていた。ところが、彼の愛弟子で相棒でもあるトム・ビショップが中国でスパイ容疑で逮捕される。ビショップを見捨てようとするCIA上層部を横目に、ミュアーはトムを救い出そうと、極秘裏に大胆な賭けに出る…。
ロバート・レッドフォードの監督作『リバー・ランズ・スルー・イット』に主演し、彼の再来といわれたブラッド・ピットが、ついにレッドフォードと初共演を果たしたことが話題を呼んだ。ロバート・レッドフォードと聞いても、若い頃を知らない僕にとってはあまり喜びは感じなかったけど。
事件が起き、当事者の語りによる回想で真相が明らかになっていくという手法は『戦火の勇気』を思い出させるものだった。「現在」においては遠く離れた場所にいて交わることのないネイサンとトムが、過去に師弟として過ごした日々の描写はなかなかよかった。だが、この長々とした回想シーンによって、現在起こっている事件の緊迫感が薄れてしまったのも確か。最後の「作戦決行」も、それまでの経過にしてはあまりにも淡白だし。それなりに面白いんだけど、すごく面白いというわけでもない、というレベルでした。
男優陣ばかりが話題になるけど、キャサリン・マコーマックはやっぱり素敵。どんな役でも、気品みたいなものを感じるね。
126分/★★★☆☆
(2003年5月14日)

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スパイダーマン
SPIDER-MAN
2002年アメリカ/アクション

<監督>
サム・ライミ
<脚本>
デヴィッド・コープ
スコット・ローゼンバーグ
アルヴィン・サージェント
<出演>
トビー・マグワイア
ウィレム・デフォー
キルステン・ダンスト
ジェームズ・フランコ
クリフ・ロバートソン
ローズマリー・ハリス
<ストーリー&コメント>
幼くして両親を亡くし、伯父夫婦のもとで育てられたピーターは、隣家の同級生メリー・ジェーンをずっと想い続けているちょっと冴えない高校生。そんなある日、ピーターは課外授業で大学の研究所を見学。その際、遺伝子組み換えされた実験用のクモに噛まれてしまう。それ以来、ピーターの身体に異変が起こり始める…。
アメリカの大人気コミックを、脅威の最新VFXを使って映画化!
すごく面白かったです。突然得た超能力に戸惑いながら、次第に「大いなる力」の使い方を心得ていく等身大のヒーロー像をトビー・マグワイアが好演。『サイダーハウス・ルール』での確かな演技力が印象深いけど、初のアクション大作でもしっかりとした存在感を見せてくれました。決してマッチョな大男じゃない彼だからこそ、「弱きの味方」なヒーロー像に好感が持てるんだろうね。
ストーリー的には、たしかに大したことはない。だけど元がコミックだし、こういうタイプの「娯楽的アクション作品」はワクワクしながら観るのが正しいんだと思う。何もかもに「ストーリーがどう」とか「構成がどう」とかケチをつけるのは素直じゃないと思う。ビルからビルへと飛び移っていくド迫力のアクションに「ワォ!」と驚嘆できれば、それだけでこの作品は成功なんだと思うんですよね。壁から壁へ、下から上へ。目もくらむようなスピード感に僕は大満足でした。
続編がすでに決定しているらしいけど、そちらも楽しみです。
121分/★★★★★
(2003年11月3日)

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スパイダーマン2
SPIDER-MAN 2
2004年アメリカ/アクション

<監督>
サム・ライミ
<脚本>
アルヴィン・サージェント
<出演>
トビー・マグワイア
キルステン・ダンスト
アルフレッド・モリーナ
ジェームズ・フランコ
ローズマリー・ハリス
テッド・ライミ
ブルース・キャンベル
ウィレム・デフォー
<ストーリー&コメント>
正義の味方スパイダーマンである大学生のピーターは、生活費を稼ぐため新聞社のカメラマンとして働きながら、街の平和を守るのに忙しい毎日。だが、愛するメリー・ジェーンに愛を告げられず、そんな毎日に疑問を抱くようになっていた。そんな頃、研究者ドクター・オクタビウスは実験中の事故で、4本の金属製アームを操る怪人“ドクター・オクトパス”に生まれ変わり、ニューヨークを混乱に陥れだすのだった…。
世界中で大ヒットした痛快ヒーロー・アクションの続編。前作を上回る製作費2億ドルを注ぎ、迫力満点のヒーロー・バトルに仕上がっている。
なかなか面白かった。アクションの爽快感はそのままだし、登場人物の紹介に時間をかける必要がないため、さらに深い人物像に迫る…という続編ならではの面白さもある。特に、ピーターがヒーローとして生きるか、それとも普通の人間として生きるかという苦悩、アイデンティティの問題が興味深かった。心が悩めば、能力も衰える。そんな等身大のヒーロー像を、トビー・マグワイアが好演。
ただ、「まだ続きますよ」な最後のオチはちょっといただけない気が…。
128分/★★★☆☆
(2006年2月5日)
第77回アカデミー賞(2004年) 視覚効果賞

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スパイダーマン3
SPIDER-MAN 3
2007年アメリカ/アクション

<監督・脚本>
サム・ライミ
<脚本>
アイヴァン・ライミ
アルヴィン・サージェント
<出演>
トビー・マグワイア
キルステン・ダンスト
ジェームズ・フランコ
トーマス・ヘイデン・チャーチ
トファー・グレイス
ブライス・ダラス・ハワード
ジェームズ・クロムウェル
ローズマリー・ハリス
<ストーリー&コメント>
ヒーローとしてニューヨークを守る活躍が世間に認められ、市民から愛される存在となったスパイダーマン。素顔のピーターとしての私生活でも、愛するメリー・ジェーンとの結婚が秒読み段階に入るなど順風満帆な日々。そんなある日、最愛の伯父ベンを殺した真犯人が別におり、さらに脱獄したと聞かされ、激しい憤りを募らせるピーター。そんなピーターに謎の黒い液状生命体が取り憑き、怒りを制御できなくなったスパイダーマンは黒いスーツに身を包む。そして、新たなる強敵“サンドマン”やヴェノムがスパイダーマンに襲い来るのだった…。
人気アメコミ・ヒーローを実写映画化した人気アクション・シリーズの第3弾。
映画史上、これまで歴史上最も高価な映画は1963年の『クレオパトラ』(現在の価値に換算して、製作費2億9000万ドル(約346億円相当)と言われていましたが、本作は撮影延期による予算超過で、製作費だけで3億ドルから3億5000万ドル、宣伝費を入れると5億ドル(約597億円相当)にまで膨れ上がったそうです。すごい。
巨額の資金をかけただけあって、すごく面白かったです。最新のVFX技術による超絶アクションはもちろんのこと、前2作を下地とした物語の方もドラマ的展開を見せて面白かったし。かと思えば、編集長の「薬の時間」のシーンでは爆笑させてくれたり。エンターテインメントとして、これ以上ない作品かも。☆4ツに留めたのは、前2作を観なければストーリーが完全には把握できない点を加味して。
2009年には、更なる続編が予定されているそうです(笑)
139分/★★★★
(2007年5月10日)

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スーパーマン
SUPERMAN THE MOVIE
1978年アメリカ/SFファンタジー

<監督>
リチャード・ドナー
<原作>
マリオ・プーゾ
<出演>
クリストファー・リーブ
ジーン・ハックマン
マーロン・ブランド
テレンス・スタンプ
<ストーリー&コメント>
クリプトン星の崩壊から逃れ、地球にたどり着いた赤ん坊は、やがてクラーク・ケントとしてニューヨークで記者生活を送っていたが、悪人レックス・ルーサーの野望を挫かんと、スーパーマンとなって大活躍。
コミックスのヒーローを完全映画化。
アメリカ映画の王道作品。
144分/★★★☆☆
第51回アカデミー賞(1978年) 特別業績賞(視覚効果)

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素晴らしき哉、人生!
IT'S A WONDERFUL LIFE (1946)
IT'S A WONDERFUL LIFE:COLORIZED VERSION (2007)
1946年アメリカ/ファンタジー

<製作・監督・脚本>
フランク・キャプラ
<脚本>
フランセス・グッドリッチ
アルバート・ハケット
<出演>
ジェームズ・スチュワート
ドナ・リード
ライオネル・バリモア
トーマス・ミッチェル
ヘンリー・トラヴァース
ボーラ・ボンディ
フランク・フェイレン
ウォード・ボンド
グロリア・グレアム
<ストーリー&コメント>
故郷の小さな町から飛び出ることを夢見ていたジョージ・ベイリーは、度重なるトラブルに巻き込まれ、やむを得ず家業を継いで町に留まることになってしまう。幼馴染みのメアリーと結婚し、町の人々からも慕われ幸せに暮らしていたジョージだが、ある日、大金を紛失してしまう。絶望感から保険金目当てに自殺しようとするが、そこへ彼の守護天使が現れ、生きることの素晴らしさを伝えようとするのだった…。
すごく面白かった。最後は感動に泣いてしまいました。映画を観て泣いたの久しぶりだなぁ。
人には誰にも「自分の存在する理由」があって、どんなに苦しくても人生を生きることには意味があるということを教えてくれる人生讃歌です。『或る夜の出来事』も最高な作品だけど、フランク・キャプラ監督とは相性がいいのかも。ジョージの裏目人生を描く前半部分はちょっと長すぎる気もしたけど、細かいエピソードが後で伏線として活きてきたり、無駄がないのがすごい。階段の取っ手とか細かい演出も冴えてるし、何よりも物語の描き方が暖かい。他にも素晴らしい作品がたくさんあるみたいだし、いろいろ観てみたいです。
ジェームズ・スチュワートは素晴らしい熱演で、アカデミー主演男優賞にノミネートされました。ヒロインのドナ・リードもとても素敵。
信じられない逸話ですが、この作品、公開当時は「センチメンタルすぎる」と酷評され興行的には大赤字だったとか。しかし現在では再評価され、アメリカ映画の傑作の一本に数えられるようになったそうです。
2000年の『天使のくれた時間』は、この作品の焼き直しですね。
<2019/12/25 カラーライズ版にて再観>
2007年にオリジナルの白黒版をコンピュータ処理で色鮮やかに蘇らせた「カラーライズ版」。だいぶ昔に観たオリジナル版は普通のモノクロだったのに、驚くほど鮮やかな彩色がされていてビックリしました。名作は何度観てもいいね。
130分/★★★★★
(2004年1月18日)
(2019年12月25日)

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スピーキング・オブ・セックス
SPEAKING OF SEX
2001年アメリカ/コメディ

<監督>
ジョン・マクノートン
<脚本>
ゲーリー・ティーチ
<出演>
ジェームズ・スペイダー
メローラ・ウォルターズ
ジェイ・モーア
ミーガン・マラリー
ララ・フリン・ボイル
ポール・シュルツ
キャサリン・オハラ
ビル・マーレイ
ハート・ボクナー
キャスリン・アーベ
キャスリーン・ロバートソン
<ストーリー&コメント>
夫の性的不能に悩むメリンダとダンの若夫婦は、結婚カウンセラーのエミリーのもとへ相談に訪れ、彼女からセラピストのロジャーを紹介される。ところが、そのロジャーとメリンダが衝動的に肉体関係を結んでしまったことからエミリーは激怒し、彼を不品行で提訴。それに対抗してロジャーも名弁護士のストーヴァルを弁護士に雇うのだが…。
一組の夫婦の間で生じた結婚生活の危機が、様々なセラピストや弁護士たちをも巻き込んで、あっという間に事態が膨れ上がっていく様子を、軽妙洒脱に綴った艶笑喜劇。
面白かったです。終始笑いっぱなしでした。笑いのツボはちょっと下ネタの方に行ってしまうこともあるけど、クセ者揃いの出演陣がそれぞれに張りきって(空回りして?)エゴをぶつけ合う様子はまさにコメディ。日米のどちらでもビデオが出ていないというのがもったいないぐらい。
際どい言葉が多い系統の作品にあって、字幕もなかなかのセンス。“ミスター大満足”や“ミスター大迫力”には笑わせてもらいました。
トボけた味わいのビル・マーレイ、『ツイン・ピークス』のドナことララ・フリン・ボイル、『ビバリーヒルズ青春白書』のクレアことキャスリーン・ロバートソンなど、僕にとってはとにかく楽しいメンバー揃い。ヒロインのメローラ・ウォルターズもなかなかキュートだし、とにかく楽しい作品でした。
101分/★★★☆☆
(2004年11月14日)

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スピード
SPEED
1994年アメリカ/アクション

<監督>
ヤン・デ・ボン
<脚本>
グラハム・ヨスト
<出演>
キアヌ・リーブス
デニス・ホッパー
サンドラ・ブロック
ジョー・モートン
ジェフ・ダニエルズ
<ストーリー&コメント>
ロサンゼルスの高層ビルのエレベーターに爆弾が仕掛けられ、乗客が閉じこめられる。犯人は300万ドルを要求するが、ロス市警のジャックらの活躍により乗客は救出され、犯人は爆死。だが数日後、ジャックの目の前でバスが爆発する。犯人は生きていて、ジャックへの復讐のためにバスを使い更なる爆破を計画していたのだった…。
最初から最後まで、タイトル通りの息をもつかせぬスピード感にあふれたアクションの連続。時速80キロ以下になるとこのバスは爆発する…!
当時かなり話題になってて、ずっと観たいと思っていたんだけど…「思っていたほどではなかった」のが素直な感想。まず、最初のエレベーターは説明が足りないような気がした。犯人の予告のシーンって、あったっけ?バスはまぁ、あれはあれでいいと思う。空を跳ぶのはやりすぎだと思ったけど(笑)
最後の地下鉄はなくてもよかったような。
あと、これが最大のつっこみだと思うけど…バス、飛行機、地下鉄、その他巻き込まれた人や物。その損害額たるや370万ドル程度ではすまなかったのでは?騒ぐだけ騒いで…犯人よりもジャックの方が破壊的な気がするのは僕だけだろうか?
116分/★★★☆☆
(2002年10月3日)
第67回アカデミー賞(1994年) 音響賞、音響効果賞

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スピード2
SPEED 2 : CRUISE CONTROL
1997年アメリカ/アクション

<製作・監督・原案>
ヤン・デ・ボン
<脚本>
ランドール・マコーミック
ジェフ・ネイサンソン
<出演>
サンドラ・ブロック
ジェーソン・パトリック
ウィレム・デフォー
テムエラ・モリッソン
ブライアン・マッカーディー
クリスティーン・ファーキンス
<ストーリー&コメント>
「非常事態の中で芽生えた恋」のジャックと別れたアニーは、今ではアレックスと交際中。2人はカリブ海の豪華客船クルージングでバカンスを楽しむが、船会社に恨みを持つガイガーも乗り込み、自分が開発した自動操舵システムを悪用して船をジャックしてしまう。ガイガーは客船を港に停泊するタンカーにぶつけようとする…。
大ヒットしたノンストップ・アクション『スピード』の続編。前作でアニーを演じたサンドラ・ブロックが同じ役で主演。キアヌ・リーブスの降板を受け、ジェイソン・パトリックがアニーの恋人役に。
残念ながら、前作ほどのスピード感はありません。超加速アクションがウリだったのに、これじゃまるで『ダイ・ハード』。障害物のない海では疾走感が出なかった。船に閉じ込められ、水に迫られ、これじゃまるで『タイタニック』。両作を中途半端に合わせたような感じ。ラストの場面はなかなか楽しめたが、途中はかなり退屈な展開。
『スピード』をタイトルにしたのが最大の悲劇。違う作品としてみれば、それなりには楽しめると思うのだが。
それにしても…アレックスもやがて捨てられる運命?(笑)
125分/★★★☆☆
(2002年10月12日)

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スプリング・ガーデンの恋人
HOPE SPRINGS
2003年イギリス、アメリカ/ラブコメディ

<製作・監督>
マーク・ハーマン
<原作>
チャールズ・ウェブ
<出演>
コリン・ファース
ヘザー・グレアム
ミニー・ドライヴァー
メアリー・スティーンバージェン
フランク・コリソン
オリヴァー・プラット
メアリー・ブラック
<ストーリー&コメント>
イギリス人の画家コリンは、婚約者ヴェラから突然別の男性と結婚すると告げられ、ショックのあまりアメリカへと逃避旅行に出かける。“希望”という名に惹かれ、ニューイングランドの田舎町“ホープ”を訪れた彼は、滞在するモーテルの女主人のお節介で、看護師のセラピーを受ける羽目になった。気の進まない彼だったが、現れたのは看護師のイメージからはほど遠いエキセントリックな美女のマンディ。介護する老人たちから慕われ、陽気で屈託のない彼女の姿に、たちまちコリンは癒され、惹かれてゆく。だがそんな矢先、彼の前に他人と結婚したはずのヴェラが現れて…。
ホープという街は、アメリカ東海岸、バーモント州に実際にあるそうです。
なかなか面白かった。肩肘はらずに楽しめるラブコメです。コリン・ファースは、失恋の傷を癒すためアメリカにやって来たはずなのに、そんな深刻さを感じさせるのは最初だけ。たちまちヘザー・グレアムの若い魅力の虜に(笑)ヘザー・グレアムも、お堅い仕事の割にはかなりエキセントリック。酒をガンガン飲んだり、いきなり服を脱いだり。こんな軽い美女、ありえないと思いつつもほのぼのと観てしまいました(笑)
ストーリーはありがちなものなんだけど、登場するキャラクターがそれぞれ面白い。宿の主人夫婦も怪しげでいいし、噂好きな街の人々も、あばあちゃんからキリスト教マニアのスイマー、イカサマ町長まで、みんな個性的。大好きなオリヴァー・プラットも、相変わらずの胡散臭さがステキ(笑)
92分/★★★☆☆
(2007年6月2日)

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スペース・カウボーイ
SPACE COWBOYS
2000年アメリカ/SFシリアスドラマ

<製作・監督・出演>
クリント・イーストウッド
<出演>
トミー・リー・ジョーンズ
ドナルド・サザーランド
ジェームズ・ガーナー
ジェームズ・クロムウェル
マーシャ・ゲイ・ハーデン
ウィリアム・デベイン
ローレン・ディーン
<ストーリー&コメント>
1950年代、人類初の宇宙飛行士となるべく過酷な訓練を積み重ねていた「チーム・ダイダロス」のメンバー。それから40年、チームのリーダーだったフランクのもとに、NASAから旧式の通信衛星修理の依頼がくる。フランクは、かつてのチームのメンバーの再結集を条件に依頼を引き受けるのだった。一度は諦めた宇宙への夢を、40年の時を越えて果たそうと、4人のメンバーは厳しい訓練に耐える。そしていよいよ、打ち上げの時が近づいてくるのだった…。
まさに「じじいバンザイ!」な映画(笑)もちろん、いい意味でね。
名優4人がハツラツとした演技で楽しませてくれます。
設定的なものとか、ストーリーとか、目新しさも特になく、終盤はドタバタした印象もありますが、そんなことよりも、この映画では爺さんたちの動きに注目したい。『コクーン』なんかもそうだけど、爺さんの活躍する映画って、なんだかホッとするし、好きだなぁ。頑固で、周りからは偏屈モノ扱い。だけど、少年のように輝いたり、いざという時はすごく頼りになる。こんな爺さんになりたいものです。
そういう意味で、中盤までは満点。終盤はちょっと…。
131分/★★★★
(2002年6月12日)

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すべての美しい馬
ALL THE PRETTY HORSES
2000年アメリカ/ウェスタンドラマ

<監督>
ビリー・ボブ・ソーントン
<脚本>
テッド・タリー
<出演>
マット・デイモン
ヘンリー・トーマス
ペネロペ・クルス
ルーカス・ブラック
ルーベン・ブラデス
ミリアム・コロン
<ストーリー&コメント>
ジョン・グレイディは、祖父の経営するテキサス州アンジェロの大牧場で働いていた。だが、祖父の死によって牧場は閉鎖されることになり、ジョンは農場で一緒に働いていた親友レイシーと共に、生き場所を求めてメキシコに渡る。現地の大農場で牧童として働き、新生活に溶け込んできたかに思えたジョンだったが、農場主の娘アレハンドラとの恋が、彼らの運命を少しずつ狂わせていくのだった…。
一人の青年が様々な試練を乗り越えて成長していく姿を描く。
主演はマット・デイモン、共演は『E.T.』のエリオット役で知られたヘンリー・トーマス。牧場を舞台にした物語というと『モンタナの風に抱かれて』をすぐに思い出してしまうんだけど、牧場主の娘とジョンとの恋はジョンの成長する中でのひとつのファクターに過ぎず、ここらへんが大きく違う点です。物語は終始ジョンの視点で描かれているんだけど、すごく淡々とした味付けになっている。青年の成長物語としては熱さが足りないし、それぞれのエピソードも駆け足の感があるのでどことなく物足りなさを感じてしまいます。
雄大な自然、雄々しく駆ける馬たち。映像はとても美しいです。
118分/★★★☆☆
(2003年2月17日)

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すべてはその朝始まった
DERAILED
2005年アメリカ/サスペンス

<監督>
ミカエル・ハフストローム
<脚本>
スチュアート・ビーティー
<出演>
クライヴ・オーウェン
ジェニファー・アニストン
ヴァンサン・カッセル
メリッサ・ジョージ
アディソン・ティムリン
ジャンカルロ・エスポジト
デヴィッド・モリシー
<ストーリー&コメント>
中堅CM製作会社で働くチャールズは、美しい妻と、難病を抱えてはいるが元気な娘と共に幸せな日々を過ごしていた。ある朝、通勤電車の中で切符を買い忘れたことに気づいた彼は、近くの席にいた女性、ルシンダに切符代を立て替えてもらう。投資会社で働くという彼女にも愛する家族がいたが、この件をきっかけに親しくなった2人は、いつしか不倫の恋に落ちてしまう。人目につかないよう場末のホテルで密会するが、そのとき部屋に銃を持った強盗ラロッシュが押し入り、チャールズを殴り倒した上ルシンダをレイプして逃げ去ってしまう。やがて財布の身分証から2人の関係を察したラロッシュは、再びチャールズの前に現われ、彼を脅迫し始めた…。
なかなか豪華なキャストが揃ったわりには、可も不可もない作品に落ち着いている。後半のどんでん返しはちょっと予想できなかったけど、結末はちょっとお粗末かな。
クライヴ・オーウェンがメル・ギブソンに見えてしょうがないのは僕だけだろうか?
108分/★★★☆☆
(2008年1月20日)

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すべてをあなたに
THAT THING YOU DO!
1996年アメリカ/青春ドラマ

<監督・脚本・出演>
トム・ハンクス
<出演>
トム・エヴェレット・スコット
リヴ・タイラー
ジョナサン・シェーク
スティーヴ・ザーン
イーサン・エンブリー
シャーリズ・セロン
ビル・コッブス
リタ・ウィルソン
<ストーリー&コメント>
1964年、ペンシルバニア州エリー。ドラムの得意な青年ガイは、ケガをしたドラマーの代役を頼まれ、友人が結成したロック・バンド“ワンダーズ”に参加することに。リーダーのジミーが作った持ち歌「すべてをあなたに」は好評で、地元のコンテストで優勝を果たすと、演奏依頼が殺到して人気は急上昇。やがて彼らはとんとん拍子でメジャー・デビューを果たし、一躍全米の人気スターへと上り詰めていくが、反面、メンバーの心は次第にバラバラになっていくのだった…。
1960年代のアメリカを舞台に、ロックバンドを結成した青年たちが織り成す青春模様を、軽快な音楽で描く爽やかな青春ドラマ。ハリウッドを代表するスーパースター、トム・ハンクスの映画監督デビュー作。
すごく面白かったです。内容的にはたぶん、どうってことのない平均的な作品なんだけど、すべて作品のために作られたオリジナルの楽曲(なんとトム・ハンクスも作詞・作曲!)も素晴らしいし、キャストも豪華。でもそれ以上に、細かいところでセンスを感じさせるんだよね。初めてラジオから曲が流れた時の喜びを爆発させる表情とか、テレビ出演したときのカメラクルーたちの仕事ぶりとか。最初は冷たいのに、ヒットするや豹変するお父さんも楽しい(笑)長くショービジネス界で成功してきたトム・ハンクスならではの繊細な視点がいっぱいです。
主演のガイ役のトム・エヴェレット・スコットはこれがデビュー作の大抜擢。存在感は大きくないけど、ひたむきなドラマー役にぴったりです。
108分/★★★★
(2004年12月17日)

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スポットライト/世紀のスクープ
SPOTLIGHT
2015年アメリカ/社会ドラマ

<監督・脚本>
トム・マッカーシー
<脚本>
ジョシュ・シンガー
<出演>
マーク・ラファロ
マイケル・キートン
レイチェル・マクアダムス
リーヴ・シュレイバー
ジョン・スラッテリー
ブライアン・ダーシー・ジェームズ
スタンリー・トゥッチ
<ストーリー&コメント>
2001年の夏、アメリカ東部の地元新聞ボストン・グローブ紙に新編集局長のバロンが着任。アウトサイダーのバロンは、地元出身の誰もがタブー視するカトリック教会の権威にひるまず、ある神父による性的虐待事件を詳しく掘り下げる方針を打ち出す。特集記事欄“スポットライト”を手がけるロビー率いるチーム4人がその担当を命じられ、事件の被害者や弁護士らへの極秘裏で地道な取材を積み重ね、大勢の神父が同様の罪を犯しているおぞましい実態と、その背後に教会の隠蔽システムが存在する疑惑を探り当てるのだが…。
2003年のピューリッツァー賞を公益報道部門で受賞したボストン・グローブ紙の実話を元に、カトリック教会のスキャンダルを摘発した新聞記者たちの闘いを描き、アカデミー作品賞・脚本賞に輝いた人間ドラマ。
映画としてはちょっと硬派な内容で地味な作品だけど、当時の話題の大きさ等も勘案してのオスカー受賞なのかな。巨大な権力の闇を暴こうとすると、様々な障害や妨害があったりする。本作でもそういう場面が描かれているけど、窓ガラスが石で割られたりとか、記者が暴走する車に轢かれそうになったりとか、そういう「映画的」な妨害はなくて(実際はわからないけど)。すごく丁寧な作りだなと感じました。
129分/★★★☆☆
(2022年8月12日)
第88回アカデミー賞(2015年) 作品賞、脚本賞

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スミス夫妻
MR. AND MRS. SMITH
1941年アメリカ/ラブコメディ

<監督>
アルフレッド・ヒッチコック
<脚本>
ノーマン・クラスナ
<出演>
キャロル・ロンバード
ロバート・モンゴメリー
ジーン・レイモンド
ジャック・カーソン
フィリップ・メリヴェイル
ルシル・ワトソン
ウィリアム・トレイシー
チャールズ・ヘイルトン
エスター・デイル
エマ・ダン
ベティ・カンプソン
<ストーリー&コメント>
デビッドとアンの夫婦は結婚して3年が経つものの、喧嘩の絶えない毎日。そんなある日、行政手続きに法的不備があり、結婚が無効だと判明する。清々したと思う反面、お互いが気になる二人。今度こそ確かな結婚をしようとするが、お互いに素直になれない。そこへ、新たな恋のライバルが現れ…。
ひょんなことから独身に戻ってしまった夫婦の騒動を描くロマンチック・コメディー。ヒッチコック監督の珍しい喜劇作品。
なかなか面白かったです。お互いに本当は相手のことが好きなんだけど、面と向かうと悪態をついてしまう。そんなカップルの構図は現代のラブコメディ(ひいては、現実社会においても)に通ずるものがありますが、サスペンスの巨匠・ヒッチコックがそれをやるからこそ、異質な味があるんだよね。つい「誰が殺されるんだろう?」と思ってしまったり(笑)普通のことをあまりやらない人が、普通なことをやるアンバランスな面白さ、先入観の逆転による興味。普通に観れば単なるコメディですが、そういう観方をすれば、より楽しめるんじゃないでしょうか。
主演のキャロル・ロンバードは美人ながら、当時その名を知られた名コメディエンヌ。絶頂期にあったクラーク・ゲーブルの妻でもありました。残念ながら本作の翌年、1942年1月に飛行機事故で帰らぬ人となりました。残されたクラーク・ゲーブルの悲しみは相当なものだったようです。
95分/★★★☆☆
(2004年10月11日)

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スミス都へ行く
MR. SMITH GOES TO WASHINGTON
1939年アメリカ/ドラマ

<監督>
フランク・キャプラ
<原作>
ルイス・R・フォスター
<脚色>
シドニー・バックマン
<出演>
ジェームズ・スチュワート
ジーン・アーサー
クロード・レインズ
エドワード・アーノルド
ガイ・キビイ
トーマス・ミッチェル
ユージン・パレット
アストリッド・オルウィン
<ストーリー&コメント>
とある州で上院議員が病死し、ただちに後任議員が選ばれることに。新規ダム建設に関して大規模な不正を行う地元の有力者テイラー、州知事、もう一人の上院議員ペインらは、政治には全く素人のボーイスカウト少年団長・スミスを傀儡として議員に祭り上げる。ところが、彼らの目論見をよそにスミスは積極的に政治活動を始める。そんなある日、汚職の事実を知った彼は、単身それを議会で追求しようとするのだが…。
腐敗した政界にひとり立ち向かう新人議員の姿を描いた、名匠フランク・キャプラ監督による社会派ドラマの傑作。第12回アカデミー賞で、作品賞を含む合計11部門にノミネートされ、原案賞を受賞。主演のジェームズ・スチュワートは、第5回ニューヨーク映画批評家協会賞において男優賞を受賞した。
2021年の第1作目は、超有名な作品を選んでみましたが、期待通り、すごく面白かったです。政治腐敗といえばかなり重いテーマだけど、そこはさすがのキャプラ監督。適度なユーモアと、快適なスピード感で物語にグイグイ引き込んでくれます。2020年末に襲撃された議会だけど、アメリカ人はあの場所をとても大切に思っているんだってことがよくわかりました。こんな、スミスみたいな人ばかりが政治家になってくれれば、この国もまだ捨てたもんじゃないと思えるんだけどな。
129分/★★★★★
(2021年1月9日)
第12回アカデミー賞(1939年) オリジナル原案賞

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スライディング・ドア
SLIDING DOORS
1997年アメリカ/ラブ・ストーリー

<監督>
ピーター・ハウイット
<出演>
グウィネス・パルトロウ
ジョン・ハンナ
ジョン・リンチ
ジーン・トリプルホーン
ザラ・ターナー
ダグラス・マクフェラン
<ストーリー&コメント>
ヘレンは広告代理店のエグゼクティヴ。作家志望のボーイフレンド、ジェリーと同棲している。今日も彼をベッドに残してあわてて出勤。しかし、遅刻してミーティングに出た途端にクビを言い渡された。最悪な気分で地下鉄の駅に向かうヘレン。電車に乗ろうとすると寸前でドアが閉まってしまう。ツイてないときは、何から何までツイてない。だが、もしこの電車に間に合っていたら…?この時からヘレンは2つの不思議な運命をたどっていく。
もし地下鉄に乗っていたら?乗り遅れていたら?これを分岐点として2つのヘレンのストーリーが展開していきます。
とにかく、アイデアが面白い。画像も滑らか。恋人役の二人がもう少しイケてる俳優だったら、★5ツだったかも。
内容的には★5ツ。すごく面白いです。
99分/★★★★
(再観・2002年2月12日)

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スラムドッグ$ミリオネア
SLUMDOG MILLIONAIRE
2008年イギリス、アメリカ/ラブ・ストーリー

<監督>
ダニー・ボイル
<脚本>
サイモン・ボーフォイ
<出演>
デヴ・パテル
マドゥル・ミッタル
フリーダ・ピント
アニル・カプール
イルファン・カーン
アーユッシュ・マヘーシュ・ケーデカール
アズルディン・モハメド・イスマイル
ルビーナ・アリ
<ストーリー&コメント>
インドの国民的人気番組“クイズ$ミリオネア”。ムンバイ出身の青年ジャマールが、次々と難問をクリアし、ついにいまだかつて誰も辿り着けなかった残り1問までやって来た。ところが、1日目の収録が終わりスタジオを後にしようとしたジャマールは、イカサマの容疑で警察に逮捕されてしまう。スラム育ちの孤児でまともな教育を受けたこともないジャマールがクイズを勝ち抜けるわけがないと決めつけ、執拗な尋問と拷問を繰り返す警察。ジャマールは自らの無実を証明するため、これまでに出された問題の答えは、すべてストリートで生きながら学んだと、その過酷な過去を語り始めるのだったが…。
原作はヴィカス・スワラップの『ぼくと1ルピーの神様』。日本でもお馴染みのクイズ番組で、史上最高額まであと1問と迫ったスラム育ちの青年が語る過酷にして波瀾万丈の生い立ちが、多彩な要素を巧みに織り込みつつスリリングかつ躍動感いっぱいに描かれてゆく。アカデミー作品賞を含む最多8部門を受賞する快挙を成し遂げた。
オスカー独占の話題作。映画サイトを観てもすごく評価が高いんですが、個人的にはぜんぜん面白くなかったです。いや、「面白いフリはできない」というところかな。クイズの問題が、ストリートで偶然学んだことばかりというのも、なんかねぇ。貧困や宗教弾圧、人種差別や犯罪の温床というインドの過酷な現実を描いているのは興味深いけど、そこに映画的な面白みをあまり感じなかったなぁ。純朴なジャマールに対し、アニキがクズすぎるのもキツい(笑)
ラティカ役のフリーダ・ピントは圧巻の美しさですね。キャサリン・ゼタ=ジョーンズみたい。
最後のダンスは「これぞインド!」っていうイメージ通りの楽しさですね。
120分/★★☆☆☆
(2014年3月30日)
第81回アカデミー賞(2008年) 作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、録音賞、編集賞、作曲賞、歌曲賞

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スリー・ビルボード
THREE BILLBOARDS OUTSIDE EBBING, MISSOURI
2017年イギリス、アメリカ/サスペンス

<監督・脚本>
マーティン・マクドナー
<出演>
フランシス・マクドーマンド
サム・ロックウェル
ウディ・ハレルソン
アビー・コーニッシュ
ジョン・ホークス
<ストーリー&コメント>
アメリカ中部・ミズーリ州の小さな町エビング。ある日、町外れの道路沿いに、人目を引く3枚の立て看板が突如出現した。それは、7カ月前に愛娘を何者かに殺されたものの、一向に捜査が進展しないことに業を煮やした母親のミルドレッドが、怒りのあまりに掲げた抗議のメッセージだった。町の人々の信認も厚い警察署長のウィロビーは、名指しで批判されたことに困惑しつつ、どうか冷静にとミルドレッドに頼み込むが、彼女の怒りは容易に収まらないのだった…。
アカデミー主演女優賞を受賞したサスペンスドラマ。娘を亡くした母親が設置した広告看板が、思いもよらない事態を引き起こす。
評判のいい作品だったけど、ちょっと意外な展開だったかな。
(以下、ネタバレ文。観た後で、マウスでなぞってお読みください)
いきなりの署長の自殺にも驚いたけど、悪徳警官のディクソンがひどすぎる。罪もない市民を殴打して、窓から投げ落とすとか…。でもそれ以上に、ミルドレッドかな。抗議の看板はわかるけど、警察署に火炎瓶を投げ込むのは明らかにやりすぎ。娘の事件のファイルも燃えてしまうし、人を殺しかけたり、自分が犯罪者になってどうするのよ。最後も、「事件の犯人じゃないけどアイツは許せないから殺しに行く」って、無茶苦茶じゃない?作品自体もそこで終わりだし、救いがないような…。モヤッとする終わり方でした。
116分/★★★☆☆
(2019年2月7日)
第90回アカデミー賞(2017年) 主演女優賞、助演男優賞

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スリーパーズ
SLEEPERS
1996年アメリカ/クライムドラマ

<監督・脚本>
バリー・レヴィンソン
<原作>
ロレンツォ・カルカテッラ
<出演>
ジェイソン・パトリック
ブラッド・ピット
ロン・エルダード
ビリー・クラダップ
ロバート・デ・ニーロ
ダスティン・ホフマン
ケビン・ベーコン
ヴィットリオ・ガスマン
ミニー・ドライヴァー
ジョセフ・ペリノ
ブラッド・レンフロ
<ストーリー&コメント>
1967年、ニューヨークの犯罪多発地区に住む四人の少年は大の仲良しだったが、過失傷害罪で少年院へ送られてしまう。大人になって、仲間の二人が殺人事件を起こしてしまうのだが、被害者の男は少年院の元看守で、彼には院内で四人を激しく虐待した過去があった…。
超豪華キャストの共演で話題を呼んだクライム・サスペンス・ドラマ。元新聞記者カルカテッラが全米に衝撃を呼んだ原作小説が実話なのか、フィクションなのかという点でも注目された。
『スタンド・バイ・ミー』のダークサイド版という感じのテイスト。ストーリーのキーワードは「復讐」。作品の評価は、これに共感できるかどうかによると思います。少年たちは少年院で非道な仕打ちを受けてしまうのですが、元を辿れば事故とはいえ不良少年の彼ら。懸命に働くギリシャ人に損害を与えたことで自業自得という気もするし、いくら過去に酷い仕打ちをされたからといって人を殺していいはずがない。しかも、周到な計画でそれが無実になってしまうとは…。
個人的には、内容に共感できたわけではないのですが豪華キャストの共演がとても興味深かったです。いずれも主演級の俳優たちが、脇役でよくもこれだけ出たものだなぁと感心してしまいました。ただ、『オーシャンズ11』なんかもそうだけど、これだけの顔ぶれが揃うとどうしてもそれぞれの印象が薄くなってしまうのが残念。ロバート・デ・ニーロやダスティン・ホフマンなんて彼らじゃなくてもいい気がするし。ケビン・ベーコンは憎らしいほどハマリ役だったけどね。
147分/★★★☆☆
(2003年9月20日)

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スリー・リバーズ
STRIKING DISTANCE
1993年アメリカ/アクション

<監督・脚本>
ローディ・ヘリントン
<出演>
ブルース・ウィリス
サラ・ジェシカ・パーカー
デニス・ファリナ
トム・サイズモア
ブライオン・ジェームズ
ロバート・パストレッリ
<ストーリー&コメント>
五代続いた警官一家に生まれた殺人課刑事のトム。彼の父は、殺人容疑者追跡中に狙撃され死亡した。犯人は捕まり、何もかも解決したかのように見えたが、2年後、再び同じ手口での猟奇殺人が続発する。被害者はいずれもトムのガールフレンドたち。過去の事件との関連性に気付いたトムは、新しい相棒のジョーとともに、周囲の制止を振り切り独自の捜査に繰り出すが…。
「スリー・リバーズ・シティ」と称され、3つの河川が交差する都市ピッツバーグを舞台に、人間味あふれるタフガイ警官をブルース・ウィリスが好演。タフな警官をやらせたら、彼はほんとハマリ役だね。
冒頭のパトカーのラジコンが走るところから、なだれこむようなド迫力のカー・スタント。適度な笑いもあってすぐに物語世界に惹きこまれました。ただ、主人公トムの周囲の人物関係がちょっとわかりづらかった。叔父さんばっかり出てくるし。
すごく面白かったです。ラストの展開もちょっと意外だったし、個人的には大満足の出来。ただ、ヒロインはもう少し美人の方が…(笑)
101分/★★★★
(2002年8月28日)