.

恋しくて
SOME KIND OF WONDERFUL
1987年アメリカ/青春ドラマ

<監督>
ハワード・ドイッチ
<脚本>
ジョン・ヒューズ
<出演>
メアリー・スチュアート・マスターソン
エリック・ストルツ
リー・トンプソン
<ストーリー&コメント>
幼なじみのキースに恋する少女ワッツは、彼が別の女性に惹かれていると知り、その恋を応援しようとする。キースが、恋に舞い上がっているうちに、二人の関係は空回りしていくのだった…。
切ない想いをドラムにぶつけるしかないワッツに扮するメアリー・スチュアート・マスターソンがいい味をだしている。
わかりやすいラストが、爽やかな余韻を残してくれる。なかなか面白かった。
95分/★★★☆☆
(2000年4月15日)

.

恋する遺伝子
SOMEONE LIKE YOU
2001年アメリカ/ラブコメディ

<監督>
トニー・ゴールドウィン
<脚本>
エリザベス・チャンドラー
<出演>
アシュレイ・ジャッド
グレッグ・キニア
ヒュー・ジャックマン
マリサ・トメイ
エレン・バーキン
キャサリン・デント
ピーター・フリードマン
<ストーリー&コメント>
ニューヨークのTV局に勤めるジェーンは、プロデューサーのレイと恋に落ちるが、レイには恋人がいた。過去を清算するという彼の言葉を信じ、同棲しようと部屋を探した矢先、レイは理由も告げずに別れ話を切り出す。ショックを受けたジェーンはレイへの当てつけに女たらしの同僚エディと同居する。ふと目にした動物学の記事から、彼女は独自の恋愛理論を思いつくのだったが…。ローラ・ジッグマンのベストセラー小説『グドール博士の恋愛方程式』の映画化。
どちらが先かはわからないけど、失恋をした女性が本当の自分を見つけていく、という図式は『ブリジット・ジョーンズの日記』と同じ。ラストが読めてしまう典型的なラブコメです。ただ、両者で決定的に違うのは、ブリジットは「冴えない自分を磨こう」と思ってあれこれトライするのに対して、恋愛モノ初出演というアシュレイ・ジャッドは最初から素敵。「誰かがきっとキミに恋してるよ(原題訳)」と言われれば、素直に頷けてしまうので、あまり共感して応援できるタイプのヒロインではない。「古い牛」と「新しい牛」の話も、男から見れば今更、と思えるし。
あと、最後の結末はちょっと納得できないんだよね。ジェーンが彼に惹かれるようになっていく過程がちょっと弱いんだよね。この手の映画では、それはとても重要なファクターだと思うんだけどね。
『ハート・オブ・ウーマン』でも同じような役どころのマリサ・トメイが好演。
97分/★★★☆☆
(2003年4月5日)

.

恋する泥棒
TWO IF BY SEA
1996年アメリカ/ラブコメディ

<監督>
ビル・ベネット
<脚本>
デニス・リアリー
マイク・アームストロング
<出演>
デニス・リアリー
サンドラ・ブロック
スティーヴン・ディレイン
ヤフェット・コットー
マイク・スター
ジョナサン・タッカー
<ストーリー&コメント>
泥棒稼業を営むフランクは、屋敷から絵画を盗み出し、取り引きまでの時間を恋人のロズとリゾート地で楽しもうとしていた。ところが彼らの逃走は警察やFBIの知るところとなり、追われた彼らはやむなく留守中の豪邸へと忍び込む。だが、価値観をめぐって二人の仲は険悪になり、ロズは隣家に住む富豪に心惹かれるのだが…。
どうということのないコメディ。最初から最後まで盛りあがるところがほとんどなく、最後の展開も見え見え。久しぶりにつまらない映画を観た。どこがつまらないというより、面白いシーンが見当たらないと言う感じ。
いたずら小僧のトッドが、唯一楽しめる存在だったかな。
97分/★★☆☆☆
(2003年7月28日)

.

恋とスフレと娘とわたし
BECAUSE I SAID SO
2007年アメリカ/ラブコメディ

<監督>
マイケル・レーマン
<脚本>
カレン・リー・ホプキンス
ジェシー・ネルソン
<出演>
ダイアン・キートン
マンディ・ムーア
ガブリエル・マクト
パイパー・ペラーボ
トム・エヴェレット・スコット
ローレン・グレアム
スティーヴン・コリンズ
<ストーリー&コメント>
ケーキ職人のダフネは、若くして夫と死別して以来、女手一つで3人の娘を育て上げた。娘たちの幸せを願う彼女にとって目下の気がかりは、唯一未婚の末娘ミリーの冴えない男関係だった。そこでダフネは、ミリーに内緒でインターネットに花婿募集の広告を出し、応募者を自ら面接することに。ダフネは建築家のジェイソンを気に入り、偶然を装って彼をミリーと引き合わせるのだが…。
邦題はスフレに注目してるけど、原題は「BECAUSE I SAID SO(私の言葉は絶対よ)」。スフレとか料理よりも、バリバリ母ちゃんが主役ってことですね。よくあるラブコメで、安心して観られる内容でした。マンディ・ムーア目当てで観たんだけど、お節介な母親役のダイアン・キートンがとにかくキュート。娘たち以上に輝いていました。ダフネ自身の終盤の展開はちょっと気恥ずかしいけど(笑)
当時22〜23歳ぐらいのマンディ・ムーアももちろんキュートです。
104分/★★★☆☆
(2021年10月23日)

.

恋におちたシェイクスピア
SHAKESPEARE IN LOVE
1998年アメリカ/ラブストーリー

<監督>
ジョン・マッデン
<脚本>
マーク・ノーマン
トム・ストッパード
<出演>
ジョセフ・ファインズ
グウィネス・パルトロウ
ジェフリー・ラッシュ
ベン・アフレック
ジュディ・デンチ
<ストーリー&コメント>
新作戯曲の依頼を受けながらも、スランプに陥って1行も書けなくなってしまった若きウィリアム・シェイクスピアが、美女との運命的な恋によって創作意欲をかき立てられ、歴史的な名作「ロミオとジュリエット」を書き上げる過程を描く。
アカデミー最優秀作品賞以下、主要7部門を受賞した作品。
劇中で『ロミオとジュリエット』の初演があるんだけど、わかりきったストーリーのはずなのにグイグイ惹き込まれて。最後の二人の死の場面ではたまらず泣いてしまいました。文句なしに感動モノなのに、見終わった後は爽やかで。役者の演技もストーリーも、全てが最高でした。
123分/★★★★★
(2000年12月8日)
More Information
第71回アカデミー賞(1998年) 作品賞、主演女優賞、助演女優賞、脚本賞、美術監督・装置賞、作曲賞(ミュージカル・コメディ)、衣装デザイン賞

.

恋におちて
FALLING IN LOVE
1984年アメリカ/ラブストーリー

<監督>
ウールー・グロスバード
<脚本>
マイケル・クリストファー
<出演>
ロバート・デ・ニーロ
メリル・ストリープ
ハーヴェイ・カイテル
ジェーン・カツマレク
ジョージ・マーティン
デヴィッド・クレノン
ダイアン・ウィースト
ヴィクター・アルゴ
<ストーリー&コメント>
クリスマスの買い物客でにぎわうマンハッタンの書店で出会ったフランクとモリー。数日後、列車の中で偶然に再会し、自然に惹かれ合っていく。会話や食事だけの友人関係は次第に愛情へと発展していくが、互いに結婚して家庭をもつという立場が二人の心を閉ざすのだった…。
ふとした偶然から出会った男女が、それぞれの家庭を犠牲にしながらも純粋な恋に身を焦がす姿を描く切ないラブ・ストーリー。
一言で言ってしまえば「禁じられた不倫の愛」なんだけど、さほどドロドロしておらず、演技派の主演二人の好演もあって素晴らしいラブストーリーに仕上がっています。演出も過度ではなく、あくまでも自然な二人の表情を引き出していて好印象。今の映画では恋愛描写を描くことの密度が薄くなっているけど、簡単に身体の関係だけでは語らないところがいいです。同じようなテーマの作品に『マディソン郡の橋』があるけど、こちらの方が描き方が素敵です。ものすごく感動できるとか、泣いたとかいうわけではないけど、なんだかとてもいいんです。アメリカのサイトでは評価が低いけど、キャストの巧さがハナについてしまうのかな。
様々な描写がすごくよかったです。特によかったのは、メリル・ストリープ演じるモリー。着て行く洋服に迷ったり、夢中で飛び出してしまいあやうく大事故に遭いかけて混乱した表情とか。
107分/★★★★★
(2004年11月2日)

.

恋におぼれて
ADDICTED TO LOVE
1997年アメリカ/ラブコメディ

<監督>
グリフィン・ダン
<脚本>
ロバート・ゴードン
<出演>
メグ・ライアン
マシュー・ブロデリック
ケリー・プレストン
チェッキー・カリョ
ネスビット・ブライスデル
モウリーン・ステイプルトン
<ストーリー&コメント>
田舎町に暮らす天文学者のサムは、恋人のリンダが研修先のニューヨークから戻って来ないので、真相を確かめにニューヨークへ向かう。そこで見たのはリンダと彼女の新しい恋人アントンとの仲睦まじい姿だった。サムはふたりが同棲するアパートの向かいにある廃屋に隠れ住み、リンダの生活を観察し始める。するとそこへ、アントンの元恋人マギーがやって来る。彼女はサムと協力して、元恋人に復讐をしようとする…。
自分をフッた元恋人たちの仲を引き裂こうと画策する男女を描く。
のぞき、盗聴と完全にストーカーと化した二人。設定的にはかなりえげつないけど、メグ・ライアン、マシュー・ブロデリックが演じると不思議と陰惨さがないんだよなぁ。むしろ笑えてしまったりして。そのあたりの配役が、すでにコメディとして成功しているのかも。
アントンを演じるフランス人俳優チェッキー・カリョもいい味を出してます。二人のストーカー工作でこれでもかってぐらい底まで落ちていく様子は哀れだけど、笑ってしまいます。ちょっと同情したくなるけど。
ありがちなストーリーで新鮮味はない。二人のストーカー行為を笑いとして受け止めることができれば、安心して楽しめるコメディです。
個人的にはメグ・ライアンよりケリー・プレストンの方が好みです(笑)
101分/★★★☆☆
(2002年7月24日)

.

恋の秋
CONTE D'AUTOMNE
1998年フランス/ラブストーリー

<監督・脚本>
エリック・ロメール
<出演>
マリー・リヴィエール
ベアトリス・ロマン
アラン・リボル
ディディエ・サンドル
アレクシア・ポルタル
<ストーリー&コメント>
45歳のマガリは南仏プロヴァンスでワイン造りをしている。夫と死別し、二人の子供も独立し、一人で寂しい日々だった。親友のイザベルがある日マガリをたずねると、マガリは息子レオの恋人のロジーヌと一緒にいた。孤独に暮らすマガリには男性が必要だと、イザベルとロジーヌはそれぞれ密かにマガリの相手を探そうとするのだが…。
『夏物語』に続く「四季の物語」シリーズ最終章。
エリック・ロメール、またやっちゃったねって感じ。『夏物語』はマシだったのに、また前の路線なんだね。イザベル、ロジーヌ、マガリ。登場する三人の女性はそれぞれに自分勝手で一人よがり。マガリはまぁ納得できるとしても、他の二人はお節介にも程がある。僕がジェラルドだったら激怒するだろうね。それでも平然と次の相手を求めてしまうのはフランス人の気質なんだろうか。もしそうだとすると、僕にはフランス人の恋愛は理解できそうもないです。それはつまり、フランス映画を楽しめないということ。フランス映画、もう当分観ないだろうなぁ。
112分/★★☆☆☆
(2002年11月20日)

.

恋のからさわぎ
10 THINGS I HATE ABOUT YOU
1999年アメリカ/ラブコメディ

<監督>
ジル・ジャンガー
<脚本>
カレン・マックラー・ラッツ
カーステン・スミス
<出演>
ヒース・レジャー
ジュリア・スタイルズ
ジョゼフ・ゴードン・レビット
ラリサ・オレイニク
デビッド・クラムホルツ
アンドリュー・キーガン
<ストーリー&コメント>
パデュア高校に転校してきたキャメロンは、学園の人気者ビアンカに一目惚れ。だが、厳しい父親のせいでビアンカはデートさえもままならない。自由にデートをしたいビアンカに父親が出した条件は、偏屈な姉のキャットにもデートの相手ができたら、というものだった。そこでキャットの恋人役にと選ばれたのが犯罪暦アリと噂されるパトリック。計画が実り、パーティに姉妹そろって参加することになるのだが…。
厳格な良家の子女とのデートを巡って巻き起こる恋の騒動を描いたラブ・コメディ。シェイクスピアの原作『じゃじゃ馬ならし』の現代版リメイク。
今どき珍しいB級青春映画の王道作品。内容はごくありふれたものだけど、主人公のキャラ立てもストーリーもしっかりとしていて、随所にコメディの要素もいっぱい。校内中にマイクで愛の告白をする場面が特によかった。時間もちょうどいい長さで、最後まで飽きずに楽しめました。
4ツ★に限りなく近い3ツ★かな。
98分/★★★☆☆
(2002年10月1日)

.

恋のクリスマス大作戦
SURVIVING CHRISTMAS
2004年アメリカ/ラブコメディ

<監督>
マイク・ミッチェル
<脚本>
デボラ・カプラン
ハリー・エルフォント
ジェフリー・ヴェンティミリア
ジョシュア・スターニン
<出演>
ベン・アフレック
ジェームズ・ギャンドルフィーニ
クリスティナ・アップルゲイト
キャサリン・オハラ
ジョシュ・ザッカーマン
ビル・メイシー
ジェニファー・モリソン
<ストーリー&コメント>
青年実業家のドリューは、クリスマスを目前に恋人にふられてしまった。このままでは1人きりでクリスマスを迎える羽目になる!と恐れた彼は知人たちに連絡するが、誰も彼を誘ってくれる人はいない。うちひしがれた彼は、カウンセラーの忠告に従って、幸せな子供時代を過ごした生家を訪ねる。そこにはすでに全く別の家族が暮らしていたが、そのとき彼はあることを思いついた。ドリューは大金を積み上げ、その家に住むヴァルコ一家にクリスマスのときだけ彼を家族の一員としてくれるよう頼み込んだのだ。こうして孤独なクリスマスを逃れたドリューだったが、一般常識とかけ離れた羽振りのよさを見せる彼と休日を過ごすことになったヴァルコ一家は困惑するばかり…。
ドタバタコメディ。この作品は、驚異的な羽振りの良さを奮うドリューのノリについていけるかどうかで評価が分かれるのかも。本国アメリカでは大コケしたそうで、ラジー賞にノミネートされてしまったほど。だけど僕は、個人的にこういうバカっぽい作品嫌いではないです。というか、むしろ好きかも(笑)ベン・アフレックもわりと好きな俳優だし、何をやっても許されてしまうような雰囲気がクリスマスという時期にはあるのかもね。
91分/★★★★
(2007年12月8日)

.

恋のじゃま者
NOTHING IN COMMON
1986年アメリカ/コメディドラマ

<監督>
ゲイリー・マーシャル
<出演>
トム・ハンクス
ジャッキー・グリーソン
エバ・マリー・セイント
ヘクター・エリゾンド
バリー・コービン
ベス・アームストロング
サラ・ワード
<ストーリー&コメント>
広告代理店に勤めるエリート社員デビッドは社会的にもプライベートも満足のいく暮らしを送っていた。ところがある日、父親のマックスを残して母親ロレインが家出してしまい、デビッドは突然の両親の破局に戸惑う。会社では重要な仕事を任されているのに、両親に電話でふりまわされる始末。デビッドはこの危機をどうのりきるのか?
若き日のトム・ハンクス主演作。途中があまりにも退屈でした。最後は父と息子のヒューマン・ドラマ風なんだけど、作品全体が軽いタッチなので全然重みがない。ユーモアにもあふれ、現在の彼を形作っている作品ではあるんだろうけど…つまらなかったです。
さらに、意味不明なのが邦題。どうしてこんな?両親が恋愛にとって邪魔ってことなのかな?でも、そんなに恋愛模様を描いた内容でもないし…全く理解を超えたネーミングです。
115分/★★☆☆☆
(2002年8月2日)

.

恋はサルサで!
BORN ROMANTIC
2000年イギリス/ラブコメディ

<監督・脚本>
デヴィッド・ケイン
<出演>
クレイグ・ファーガソン
イアン・ハート
ジェーン・ホロックス
エイドリアン・レスター
キャサリン・マコーマック
ジミー・ミストリー
デヴィッド・モリッセイ
オリヴィア・ウィリアムズ
<ストーリー&コメント>
ロンドンでタクシー運転手をしているジミーは、毎夜、サルサ・クラブへと通いつめる男女を乗せていた。別れた恋人のモーを捜し続けているファーガス、美しいエレノアに恋したバツイチのフランキー、墓掃除の仕事をする変わり者のジョスリンに恋した強盗のエディ。恋に不器用な三者三様の恋模様は、ジミーのアドバイスによって次第にお互いの心の距離を縮めていくのだった…。
ロンドンのサルサ・クラブを舞台に、男女の恋を描いたラブコメディ。
『200本のたばこ』のような群像喜劇。タクシードライバー、恋を求める複数の男女、陽気なクラブの雰囲気がよく似ている。だけど、こちらの方が思っていたより遥かに面白かった。それぞれのキャラクターの個性がしっかりと立っていて、とても微笑ましい。三人の男たちが背負っているものがそれぞれに違うから話しにもメリハリがあるし。こういう群像モノはイギリス映画の得意とするところなのかな。あと、影に隠れがちだけど、休憩中のタクシードライバー二人の恋愛談義も面白い。
後味も爽やかで、★5ツをつけてもいいぐらい面白い作品でした。
エレノア役のオリヴィア・ウィリアムズ がとても綺麗で魅力的でした。
96分/★★★★
(2003年6月2日)

.

恋は邪魔者
DOWN WITH LOVE
2003年アメリカ/ラブコメディ

<監督>
ペイトン・リード
<脚本>
イヴ・アーラート
デニス・ドレイク
<出演>
レネー・ゼルウィガー
ユアン・マクレガー
サラ・ポールソン
デヴィッド・ハイド・ピアース
レイチェル・ドラッチ
ジャック・プロトニック
トニー・ランドール
ジョン・アイルウォード
ウォーレン・マンソン
<ストーリー&コメント>
1960年代初頭のニューヨーク。女流作家バーバラ・ノヴァクは、女性解放を謳ったデビュー作『恋は邪魔者』を出版。本は女性たちの間で爆発的に大ヒットし、世の女性たちはすっかりバーバラの主張に感化されてしまう。そのあおりを受けた男性たちの代表として、名うてのプレイボーイにして敏腕記者のキャッチャー・ブロックは、バーバラのスキャンダルをモノにするため、身分を偽り彼女に近づくのだが…。
『シカゴ』のレネー・ゼルウィガーと『ムーラン・ルージュ』のユアン・マクレガー共演によるラブ・コメディ。
肩肘はらずに楽しめるコメディです。最後にしっかりとドンデン返しがあったりして、起承転結がキッチリした脚本だし、60年代の彩り豊かなトレンドも楽しい(特に、レネーの数々の衣装は圧巻)。だけど…内容自体はわりと普通。この二人の主演なら、もう少し面白くなってもいいはずなのに。最後にミュージカルシーンがあるんだけど、ダンスづいてる二人の踊りはさすが。もっと全体的に、ミュージカル仕立てにしてみても面白かったのかもしれない。
101分/★★★☆☆
(2004年12月18日)

.

恋はハッケヨイ!
SECRET SOCIETY
2000年イギリス/ラブコメディ

<監督・脚本>
イモジェン・キンメル
<出演>
シャーロット・ブリテン
リー・ロス
アネット・バッドランド
ジェームズ・フートン
リサ・ジェーン・ライリー
チャールズ・デール
レーチェル・スミス
<ストーリー&コメント>
イギリスのヨークシャーに暮らすデイジーは20歳の若妻。太めの体型を気にする彼女は控えめな性格だが、夫のケンはデイジーのポッチャリした体型にゾッコン。ある日、夫のケンがリストラされ、デイジーは家計を支えるために町の缶詰工場で働くことになる。その会社には太った女性の集まる秘密の相撲部があり、デイジーもそれに仲間入り。だが、何も知らない夫のケンは、帰りの遅い妻が宇宙人に身体を乗っ取られたのではないかと思ってしまう…。
相撲に打ちこむことで前向きな人生を切り開いていく女性の姿を爽やかに描いたスポーツ・コメディ。
途中まではかなり笑えました。中途半端に輸入されたスモウがいい感じだし、宇宙人オタクの夫もいい感じ。デイジーを演じるシャーロット・ブリテンは、ちょっと太めだけどとてもチャーミングだ。とてもいい感じで最後まで来たのに、残念ながらハイライトとも言うべき相撲の取組みシーンのアクションがヌルイ。スローモーションと、ヘタなカメラアングルで、全く迫力がない。一応、相撲をメインにした作品なわけだし、やっぱりここは迫真のアクションを見せて欲しかった。つくづく残念。
95分/★★☆☆☆
(2002年10月11日)

.

恋は負けない
LOSER
2000年アメリカ/ラブコメディ

<監督・脚本>
エイミー・ヘッカリング
<出演>
ジェイソン・ビッグス
ミーナ・スヴァーリ
グレッグ・キニア
ザック・オース
トーマス・サドスキー
ジミ・シンプソン
<ストーリー&コメント>
田舎町からニューヨークの大学に入学した純朴な青年ポールは、アカ抜けないファッションや言動が災いし、学校では友人も出来ず、寮ではルームメイトの3人に嫌がらせをされる毎日。だが、文学クラスで一緒になったドーラだけは、ポールに優しい声をかけてくれた。ポールはそんな彼女に恋心を抱くようになるが、実は彼女は文学クラスのオルコット教授と交際していたのだった…。周囲とのギャップに悩む田舎出身の純朴な青年と可愛い同級生との恋を描いたラブ・コメディ。
田舎者の主人公と苦学生のヒロイン、学生に手を出す大学教授、金持ちで嫌味なルームメートと、定番の要素が揃った学園ラブコメディ。主人公と周囲の人物の性格がハッキリと区分けされているのでわかりやすいし、安心して観られます。
一番よかったのは、「倹約デート」のシーン。初めてのブロードウェーで口が開きっぱなしのポールと、隣でニコニコしているドーラ。なんだかほのぼのとしていてよかった。最後の後日談も面白かった。
95分/★★★☆☆
(2003年4月9日)

.

恋人たちの予感
WHEN HARRY MET SALLY...
1989年アメリカ/ラブコメディ

<監督>
ロブ・ライナー
<脚本>
ノーラ・エフロン
<出演>
ビリー・クリスタル
メグ・ライアン
キャリー・フィッシャー
ブルーノ・カービイ
スティーブン・フォード
<ストーリー&コメント>
大学時代、ニューヨークへ車の旅を共にした二人の男女、ハリーとサリー。ハリーはサリーに惹かれるが、サリーは相手にしない。数年後バッタリ再会した二人は、互いの生活ぶりを語り合う親友となる。そんな時、互いの元の交際相手がたて続けに現れ、それぞれの胸中は様々に揺れるのだが…。
二人の男女が紆余曲折を経て、様々に揺れる心の変遷を描く。移りゆく季節をおさめたニューヨークの景観も魅力的。
内容的には、あまり大したことのないストーリーです。結末が見え見えで、どのようにしてそこまでたどりつくか、という過程のお話。友達にこういう二人がいたら、見ていてまどろっこしくなりそうな感じ。伝えたいのはたぶん、「大切な人はきっと傍にいる」ということなんだろうね。でも、「恋愛感情抜きに男女の友情は成立するか」というテーマは、結局「無理」ということなのかな?
当時28歳のメグ・ライアンがとにかくキュートです。彼女の、くるくる変わる表情が一番の見所かな。失恋して、うろうろしながらクリネックスを次々につまむシーンが特に好き。
『スター・ウォーズ』のレイア姫も33歳になりました。
96分/★★★☆☆
(2002年12月4日)

.

恋人までの距離
BEFORE SUNRISE
1995年アメリカ/ラブストーリー

<監督・脚本>
リチャード・リンクレイター
<出演>
イーサン・ホーク
ジュリー・デルピー
アンドレア・エッカート
ハンノ・ポシュル
エルニ・マンゴールド
ドミニク・カステル
<ストーリー&コメント>
ブダペストからパリへ向かう列車の中で偶然出会ったアメリカ人の青年ジェシーとフランス人の女子大生セリーヌ。意気統合した二人は、一日を一緒に過ごす約束をする。古都ウィーンの美しい景色の中、やがて恋心は愛へとかわってゆく…。
恋心が芽生える瞬間、愛が育っていく過程をリアルな会話の連続で描く。大好きな映画五指に入るぐらい好きな作品です。
まるで、切ないラブソングのつまったレコードを聞いているかのような恋。列車の食堂車、路面電車、無縁墓地、レコード店の試聴室、観覧車、ナイトクラブ…どの場面からも、二人の感情が紡ぎ合う言葉とともに溢れてきます。ノンストップで、しかも知的センスに満ちた会話が展開する様は、まるで演劇のよう。後味も爽やかだし、とても良質な恋愛小説。
2004年に、続編『ビフォア・サンセット』が作られています。
<再評価:★4→★5>
レンタルビデオで観て以来、2度目の鑑賞。前回観てからかなりの時間が経っているけど、やっぱり素晴らしい。その間に観た数々の良作と比べても遜色がないし、評価を上げました。それにしても、あらためて観てみると素敵なシーンがいっぱい。個人的には、路面電車の中でジェシーがセリーヌの髪をかきあげようとして、急に彼女が振り返って手をひっこめるシーンが好き。なんか、すごく自然で。
102分/★★★★★
(再観・2003年6月6日)

.

恋人よ帰れ!わが胸に
THE FORTUNE COOKIE
1966年アメリカ/ラブコメディ

<制作・監督・脚本>
ビリー・ワイルダー
<脚本>
I・A・L・ダイアモンド
<出演>
ジャック・レモン
ウォルター・マッソー
ジュディ・ウェスト
ロン・リッチ
クリフ・オズモンド
<ストーリー&コメント>
お人よしのTVカメラマン、ハリーはフットボール中継の試合中、大男のジャクソン選手に激突され、脳震盪を起こしてしまう。ハリーが収容された病院にいち早く駆けつけたのは抜け目のない弁護士である義兄ウィリー。彼はチームや試合場だったスタジアム、TV局に対して100万ドルの賠償金を要求する訴訟を起こすという。ハリーは反対するがウィリーは、勝訴すればハリーを捨てた妻、サンディが帰ってくるとハリーに言い聞かせて丸め込もうとするのだが…
主人公の義兄に扮したウォルター・マッソーがずる賢い卑屈な役を巧演し、見事アカデミー助演男優賞を受賞した。
題材自体はサギの話なので、リアルにやってしまうとかなりひどい映画になりそうだけど、そこはさすがのビリー・ワイルダー。どこかにくめない人情喜劇に仕上げています。
ジャック・レモンはあまり味が出てない感じたけど、とにかくいいのがウォルター・マッソー。悪どい役がまさに適役です。
125分/★★★☆☆
(2011年3月10日)
第39回アカデミー賞(1966年) 助演男優賞

.

恋をしましょう
LET'S MAKE LOVE
1960年アメリカ/ラブコメディ

<監督>
ジョージ・キューカー
<脚本>
ノーマン・クラスナー
ハル・カンター
<出演>
マリリン・モンロー
イブ・モンタン
トニー・ランドール
フランキー・ヴォーガン
ウィルフリッド・ハイド=ホワイト
デヴィッド・バーンズ
<ストーリー&コメント>
代々続く億万長者であり、プレイボーイとしても有名なジャン・マルク・クレマンは、自身を皮肉った芝居が上演されることを知り、内緒でリハーサルを見に劇場を訪れる。ところがそこで、妖艶に踊る女優のアマンダに一目惚れ。さらにその場で、そっくりさんと勘違いされて自分役の俳優としてスカウトされる。金持ちではない本当の自分を知ってもらいたいがために、身元を隠してアマンダに近づくクレマンだが、なかなか思うようにいかない。一流コメディアンや歌手、ダンサーらを招いて勉強し、なんとか彼女の気をひこうとするのだが…。
とても楽しいミュージカル調のラブ・コメディ。映画サイトでの評判はあまり芳しくないんですが、個人的にはすごく楽しかったです。同時期に観た『フィラデルフィア物語』(こちらの方が一般的な評価はずっと高い)より、こちらの方が好きです。ミルトン・バール、ビング・クロスビー、ジーン・ケリーという大御所3人がカメオ出演しているモンタンへの教育シーンも楽しいし、マリリン・モンローの勘違いっぷりもキュート。イブ・モンタンも、気品があって見事なはまりっぷりでした。
恋多き女として知られるマリリン・モンローは共演者と恋に落ちることはあまりなかったが、今作の相手役イブ・モンタンとは激しい恋をしたので有名なんだそうです。
118分/★★★★
(2009年12月27日)

.

項羽と劉邦〜その愛と興亡
項羽と劉邦
1994年香港、中国/史劇ドラマ

<監督>
スティーブン・シン
<出演>
コン・リー
レイ・ロイ
チャン・フォンイー
ロザムンド・クアン
<ストーリー&コメント>
舞台は紀元前の中国。秦の始皇帝の死後、激しい戦いを繰り広げた項羽と劉邦。その興亡の様子を劉邦の正妻、呂雉をメインに描いた作品。
呂雉を演じるコン・リーの演技は素晴らしい。
壮大なストーリーを語るには時間が短すぎるかな。
★★☆☆☆

.

交渉人
THE NEGOTIATOR
1998年アメリカ/サスペンス

<監督>
ゲイリー・グレイ
<出演>
サミュエル・L・ジャクソン
ケビン・スペイシー
J・T・ウォルシュ
デビッド・モース
<ストーリー&コメント>
シカゴ警察でトップの実力を誇る人質交渉人のダニー・ローマン。罠にはめられ、相棒殺しと横領の容疑者となった彼は真犯人を突き止めるために、連邦政府ビルに人質をとって立て籠もる。
ローマンは交渉相手に、他の管轄区を担当するもうひとりのトップ交渉人、クリス・セイビアンを指名する…。
行き詰まる心理戦。言葉の駆け引きが大きなポイント。
139分/★★★★

.

皇帝ペンギン
La Marche de L'Empereur
2005年フランス/ドキュメンタリー

<監督>
リュック・ジャケ
<脚本>
ミシェル・フェスレール
<声優>
ロマーヌ・ボーランジェ
シャルル・ベルリング
ジュール・シトリュク
<ストーリー&コメント>
体長120cm、最大のペンギンとして知られる皇帝ペンギン。愛らしい姿の反面、彼らの生活、そして子育ては果てしなく厳しい。南極に冬が近づくと、彼らは他の生き物たちとは逆に、より寒い南へと旅を始める。敵の少ない極寒の氷原で繁殖を行うためだ。求愛のダンスでパートナーを見つけたカップルは、たった1つの卵を大切に暖めあう。だが、やがて母ペンギンたちは往復120日間をかけてエサを求める旅へと出発する。その間、父親たちは絶食したまま、ひたすらに卵を守り続ける。身を寄せ合ってブリザードを凌ぎ、ただパートナーと再会できる日を信じて…。
美しくも過酷な南極で、精一杯生き、子供を育てる皇帝ペンギンたちの姿を綴る。マイナス40度の極寒の地で育まれる小さな命。動物行動学の研究者でもあるリュック・ジャケ監督が、南極で8880時間をかけて記録した映像を基に、厳しい自然の中でヒナを育てる皇帝ペンギンたちの愛の物語を描く。
すごく面白かったです。ネイチャードキュメンタリーとしては『WATARIDORI』と双璧なんじゃないかな。あちらは淡々とした映像叙述詩だったけど、こちらは脚本通りに物語性を持たせている。そのあたりに賛否両論があるのかもしれないけど、フランスならではの愛の語り口が素直に素敵でした。
ペンギンたちの姿がとにかくかわいい!列でぶつかったり、コケたり。動物の映像はそれだけで可愛いから反則だよね(笑)
英語バージョンのナレーターはモーガン・フリーマンが担当しているそうです。
86分/★★★★★
(2006年7月23日)
第78回アカデミー賞(2005年) 長編ドキュメンタリー賞

.

荒野の嫁とり
COWBOYS AND ANGELS
1999年アメリカ/コメディ

<監督・脚本>
トーマス・W・ロウシュ
<出演>
ジョン・ダキーノ
ジョーダン・マーフィー
ケイト・プレンダガスト
ケリー・シェア
ケリー・マッキン
マット・ウィルソン
ロバート・ガバキアン
<ストーリー&コメント>
御者と口論の末、荒野に置き去りにされてしまった開拓者の一家。水も底を尽き、夫婦と二人の娘、牧師の五人は絶望にひしがれているところに、一人のカウボーイが通りかかる。助けを求める父親に、彼は「助ける代わりに娘を嫁にほしい」という交換条件を出すのだが…。
大らかな開拓時代を舞台に描くほのぼのコメディー。
設定自体は面白かったけど、オチがイマイチだったかなぁ。水を欲張ってガブ飲みするお父さんはすごくリアルだったけど。
(以下、あらすじ紹介文。マウスでなぞってお読みください)
金で手をうとうとする父に対して、金は要らない、嫁が欲しいという男。ハンサムなその容姿に娘の方が心惹かれて、妹にだけ別れを告げ、他の家族を残し、明け方に二人で旅立ってしまう。激怒する父親の前に、新たなカウボーイが現れる。「嫁がもらえるんだって!?」
11分/★★☆☆☆
(2004年2月1日)

.

氷の微笑
BASIC INSTINCT
1992年アメリカ/サスペンス

<監督>
ポール・バーホーベン
<出演>
マイケル・ダグラス
シャロン・ストーン
<ストーリー&コメント>
元ロックスターの殺人事件の容疑者に作家のキャサリンが浮かび上がった。刑事ニックは彼女に近づくが、やがて彼自身にも危険が迫る。冒頭のアイスピックでの殺人シーンは衝撃的。
シャロン・ストーンの足の組替えシーンなどが話題になってたけど、個人的にはイマイチかな。彼女の主演作って、どうしてもお色気モノっていうか…そういうとこばかり先行してるような気がするんだよねぇ。
128分/★★☆☆☆

.

告発の行方
THE ACCUSED
1988年アメリカ/サスペンス

<監督>
ジョナサン・カプラン
<脚本>
トム・トーパー
<出演>
ジョディ・フォスター
ケリー・マクギリス
バーニー・コールソン
レオ・ロッシ
アン・ハーン
カーメン・アルジェンツィアノ
スティーヴ・アンティン
<ストーリー&コメント>
ある夜、場末の酒場でレイプ事件が発生した。この事件を担当することになった女性検事補キャサリンは、被害者サラの話に基づき、大学生を含む3人の男をレイプ犯として告訴することにする。しかし被告側は和姦行為だったと主張、さらに事件当夜サラがかなり酒に酔いマリファナを吸引していたことが判明するや、サラの立場はにわかに不利になってしまう。そこでキャサリンは、過失傷害の裁定で結審する取り引きに応じることに。だが、それを知らされたサラはキャサリンを激しく責めた。そして、サラの本当の怒りと悲しみを理解したキャサリンは、暴行犯たちだけでなく、周囲で煽った男たちをも“暴行教唆”の罪に問うべく戦う決心をするのだが…。
レイプ裁判を戦う被害者と女性検事の姿を通して、現代アメリカ社会におけるレイプ犯罪の現実に真正面から取り組んだ意欲作。被害者の女性に扮したジョディー・フォスターの熱演でアカデミー主演女優賞を受賞。
時間軸のずらされた構成でちょっとわかりにくいところもあったんだけど、ストーリー自体はわりと一本道。ただ、その過程で「被害者が検事に告げていなかった事実」などがあって、少しずつ視点が変わっていく感じ。終盤の暴行シーン(証人の追想という感じでの挿入)は、観ていてかなり痛々しいシーンでした。ジョディ・フォスターが、文字通り体当たりの熱演。構成的には、あのシーンは冒頭ではなく最後にもってきて正解。ただやっぱり、サラのあの服装やダンスは「扇情的・誘惑的行為」ととられても仕方ないような…。
あと印象深かったところでは、レコード店でけしかけてくる変態オヤジ。あれはちょっとムカつきましたね。性的暴行を受けた被害者の女性たちがこんな苦痛を受けているのかもしれないと考えると、加害者はもっと厳罰に処せられるべきだと思うし、被害者が勇気をもって相談できる警察のシステム作りとか、裁判システムがもっと整備されるべきだと思いますね。そういう警鐘のためと考えると、映画の持つ力ってすごく大きいんだと思いますね。
110分/★★★☆☆
(2009年11月4日)
第61回アカデミー賞(1988年) 主演女優賞

.

コクーン
COCOON
1985年アメリカ/SFファンタジー

<監督>
ロン・ハワード
<出演>
ドン・アメチー
ウィルフォード・ブリムリー
ヒューム・クローニン
ジャック・ギルフォード
スティーブ・グッテンバーグ
ブライアン・デネヒー
<ストーリー&コメント>
ベンたち老人ホームの3人衆は、しばしば隣家に忍び込んでこっそりプールで泳いでいた。その頃、フロリダ沖で釣り船の仕事をするジャックは、27日間船を借りたいという申し出を快諾。依頼人たちが引き上げた繭をいぶかしがりながらもベンたちはプールで泳いでいたが、不思議なことに身体中に活力がみなぎってくるのだった…。
不思議な力で若返る老人たちがはしゃぐ様が、実に面白いです。中盤からは、自然に生きることの意味、長年積み重ねてきた人間関係の深さの尊厳など、様々なことを考えさせられます。息をひきとった妻に、生命の水をかけて必死に蘇えらせようとするシーンはグッときます。全体的にドラマがしっかりしていて、すごく面白いです。
118分/★★★★
(2002年3月3日)
第58回アカデミー賞(1985年) 助演男優賞、視覚効果賞

.

コクーン2/遙かなる地球
COCOON : THE RETURN
1988年アメリカ/SFファンタジー

<監督>
ダニエル・ペトリー
<出演>
ドン・アメチー
ウィルフォード・ブリムリー
ヒューム・クローニン
ジャック・ギルフォード
スティーブ・グッテンバーグ
バレット・オリバー
<ストーリー&コメント>
前作から5年の月日がたった。海底地震の予兆を感じとったキティたちは、仲間を救出すべく再びフロリダを訪れる。ベン、アート、ジョーたちも帰郷して地球での生活を楽しむが、5年の歳月は彼らの知らないところで確実に流れていた…。
前作からの雰囲気をよく受け継いでいて、続編というより「後編」といった感じ。孫のデビッドは成長しているが、同じ子役が演じている。
前作では「人の生き方」と同時に異星人との交流も描かれていたが、今作は異星人の話はあくまでも脇道で、「人の死に方」に重点を置いて描かれている。2作続けて観れば、「人はいかにして生き、老い、いかにして死んでいくか」ということについて深く考えさせられる。
勢い的には盛りだくさんな前作の方が優るが、ストーリー的には決して劣らない秀作です。
117分/★★★☆☆
(2002年3月6日)

.

地上(ここ)より何処(どこ)かで
ANYWHERE BUT HERE
1999年アメリカ/ヒューマンドラマ

<監督>
ウェイン・ワン
<出演>
スーザン・サランドン
ナタリー・ポートマン
ボニー・ベデリア
ショーン・ハトシー
ハート・ボックナー
ヘザー・マッコーム
<ストーリー&コメント>
明るく自由奔放なアデルは、ウィスコンシン州の小さな町での退屈な田舎暮らしに別れを告げ、14才の娘アンと共にビバリーヒルズへやって来た。安アパートを見つけ家庭内ではグッと切り詰めた暮らしをする一方で、アデルは娘を女優に仕立て上げようと懸命に張り切るが、アンはそんな母親の押しつけがましい愛情にいささかウンザリ気味。アンは母親のせいで自分の人生は台無しと思い、早く自立したいと願っていた…。
華やかな人生を望む母と平穏な暮らしを望む娘が、反目しながらも心を通わせていく姿を描いたヒューマン・ドラマ。
地味だけど、なかなか心に染み入るものがある作品です。娘を嫁に出す父とか、息子が独立するときの母親が見たら号泣かも。
115分/★★★☆☆
(2002年2月4日)

.

地上(ここ)より永遠(とわ)
FROM HERE TO ETERNITY
1953年アメリカ/ドラマ

<監督>
フレッド・ジンネマン
<脚本>
ダニエル・タラダッシュ
<原作>
ジェームズ・ジョーンズ
<出演>
バート・ランカスター
モンゴメリー・クリフト
デボラ・カー
ドナ・リード
フランク・シナトラ
フィリップ・オバー
ミッキー・ショーネシー
<ストーリー&コメント>
1941年夏、ハワイ。23才の上等兵プリューイットは、オアフ島スコフィールド兵営に転属された。ボクシングに夢中の上司ホルムズ大尉は、プリューイットが優秀なボクサーであることを知り、試合に出場すれば下士官に出世させると約束する。だが、プリューイットはかつて試合で友人を負傷させたという後悔から自らにボクシングを禁じており、これを断ってしまう。彼を反抗的な若造と思い込んだ上司は、やがて部下たちに彼への嫌がらせを命じるのだが…。
アカデミー賞作品賞をはじめ、8部門の大量受賞を成し遂げた群像メロドラマ大作。真珠湾攻撃が近づく1941年のハワイの合衆国兵営を舞台に、過酷な軍隊生活や軍内部の腐敗といったシリアスな題材と、様々な男女の織り成す愛と苦悩の人間模様を描く。
内容的には、評価がちょっと難しいところ。すごく面白いというわけではないし、かといってつまらない作品ではない。ギリギリ☆3ツと4ツの間、という感じ。
前半から中盤にかけては、正直ダレるんですよね。兵隊同士の葛藤を描くものかと思いきや、けっこう自由に遊んでたり。ところが、場面は一転、中盤からはすごくシリアスな展開に。全く前知識がなく観たので、突然の真珠湾攻撃には震撼しました。こんなふうに、何気ない日常の中で、突然の奇襲攻撃だったんだな、って。そう考えると、中盤までの平和なドラマの必要性も感じられるわけで。途中で挫折せずに最後まで観れば、ちゃんと応えてくれる作品です。ある意味、1950年代の『パール・ハーバー』かも。
豪華キャストがそれぞれに好演。気骨のあるハンサム・ガイ、モンゴメリー・クリフトや、いい感じに遊び人がハマり役のフランク・シナトラ、彼らより一段大人のバート・ランカスター。決して傑作ではないけど、なかなかに贅沢な、映画史に欠かせない作品のひとつかなと思います。
119分/★★★☆☆
(2007年5月22日)
第26回アカデミー賞(1953年) 作品賞、助演男優賞、助演女優賞、監督賞、脚色賞、撮影賞(白黒)、編集賞、録音賞

.

心の旅
REGARDING HENRY
1991年アメリカ/ドラマ

<監督>
マイク・ニコルズ
<脚本>
ジェフリー・エイブラムス
<出演>
ハリソン・フォード
アネット・ベニング
ビル・ナン
ミッキー・アレン
ドナルド・モファット
レベッカ・ミラー
<ストーリー&コメント>
ヘンリーは、ニューヨークでも屈指の敏腕弁護士。職場でも家庭でも仕事優先の日々で、妻や娘と接点を持つ時間も短い暮らしだった。そんなある夜、彼はタバコを買いに訪れた店で偶然居合わせた強盗に撃たれてしまう。銃弾により身体の自由と記憶を失ってしまったものの、周囲の人々の支えによって次第に回復していくのだが…。
『レナードの朝』などにも通ずる、ハートウォーミングドラマ。
事件の発生からリハビリ、復帰までの足取りはわりと早足です。「どれだけ時間がかかるかわかりません」とか言ってたのに、すぐに喋れるようになるし、ちょっと拍子抜け。この作品では、タイトルからもわかる通り「元の自分への復帰」の過程で、過去の自分と向き合い、心が揺れ動いていく様を主題にしているようです。
ただ、この手の物語では早足だった部分にこそ感動があるので、どうにもドラマが弱い気がしました。妻のサラ役のアネット・ベニングにも夫の回復に対する焦燥感や徒労感みたいなものを感じられなかったのがちょっと残念。素敵な女優なんだけどね(笑)
106分/★★★☆☆
(2003年7月25日)

.

心みだれて
HEARTBURN
1986年アメリカ/ドラマ

<監督>
マイク・ニコルズ
<原作・脚本>
ノーラ・エフロン
<出演>
メリル・ストリープ
ジャック・ニコルソン
ジェフ・ダニエルズ
モーリン・ステイプルトン
ストッカード・チャニング
ケビン・スペイシー
<ストーリー&コメント>
料理研究家のレイチェルは知人の結婚式に出席し、コラムニストのマークと出会い、意気投合した二人。お互い結婚に失敗した中年同士の二人だが、今度こそはと再婚。ワシントンで中古の家を買い、リフォームして暮らし始める。子供も生まれ、幸せを満喫していたレイチェルだが、二人目の子供を妊娠中にマークの浮気が発覚する…。
作家で映画監督でもあるノーラ・エフロンが、自らの結婚生活を描きベストセラーとなった自伝的小説の映画化。
冒頭に、トム・ハンクス、シェリー・ロング主演の『マネー・ピット』を思い出した。同じ年の作品だし、中古住宅に悩まされる新婚カップルという図式も同じだ。しかしこちらはコメディではなく、実話を基にしたシリアスなドラマ。夫の浮気に悩まされる主婦の日々を追ったものだ。
ただ、実話ベースの失敗、悪いパターンが多々見られる。まず、話が一向に盛り上がらない。視点は終始レイチェルから見たものなので、意見、主張も偏ったものだし。亭主の浮気で家を出ました。戻りました。また浮気したので、また家をでます。そんな感じなんだよね。これはドキュメントであって、映画作品には成りえない。強盗に遭うシーンも不必要。その事件をキッカケにヒロインが強くなるとか、何かを学ぶとか、そういう描写も一切ない。ただ、経過的な出来事として出てくるだけ。
同じような境遇の主婦の方が観て「わかる、わかるわ」と頷くような場面のみに限られた作品のような気がします。最後まで退屈でした。
オスカー俳優同士の共演なので期待して観ただけに、残念。
110分/★★☆☆☆
(2002年11月1日)

.

ゴーストシップ
GHOST SHIP
2002年アメリカ/幽霊船ホラー

<製作>
ジョエル・シルヴァー
ロバート・ゼメキス
<監督>
スティーヴ・ベック
<脚本>
マーク・ハンロン
ジョン・ポーグ
<出演>
ガブリエル・バーン
ジュリアナ・マルグリース
ロン・エルダード
デズモンド・ハリントン
イザイア・ワシントン
アレックス・ディミトリアデス
カール・アーバン
エミリー・ブラウニング
フランチェスカ・レットンディーニ
<ストーリー&コメント>
マーフィ船長率いる海洋サルベージ船のクルーは、ある時空軍パイロットのフェリマンから漂流船の調査を依頼される。出港した彼らは、やがてとんでもないものを発見する。漂流していたその船とは、1962年に建造されたイタリアの豪華客船、グレーザー号だったのだ。大西洋上で突然姿を消したその船が、なぜ40年後の今になって発見されるのか?クルーは内部へと乗り込むのだが…。
『マトリックス』のジョエル・シルヴァーと『キャスト・アウェイ』のロバート・ゼメキスが設立したホラー専門プロダクション、ダーク・キャッスル・エンタテインメントの『TATARI』、『13ゴースト』に続く第3弾。ある惨劇によって40年もの間大洋をさまようことになった幽霊船を舞台に、調査に訪れたクルーを襲う恐怖を描く。
冒頭はけっこうよかった。ホラーらしくないポップなタイトルクレジットに、いきなり予想外の惨劇。ところが、舞台が現代に移ってからは魅力が半減。ありがちな幽霊船ホラーというか、B級船舶ドラマになってるんだよね。船の模型や撮影は『タイタニック』っぽいし。途中の過程も、次に誰が殺されるのかと呑気に構えてられるぐらいのんびりしたもの。回想シーンの演出はよかったけど、BGMがハードロックというのはいかがなものか。最後の最後が、ちよっとヒネりのある終わり方だったけどね。
マンダー役のカール・アーバン、『ロード・オブ・ザ・リング』のエオメル役の俳優さんだね。同じ顔、同じメイク。地のままの顔なのかな。
91分/★★☆☆☆
(2004年7月6日)

.

ゴースト〜ニューヨークの幻
GHOST
1990年アメリカ/ラブストーリー

<監督>
ジェリー・ザッカー
<出演>
パトリック・スウェイジ
デミ・ムーア
ウーピー・ゴールドバーグ
<ストーリー&コメント>
銀行員のサムは恋人との結婚を決意した夜、強盗に撃たれて死んでしまう。ゴーストとなった彼は霊媒師の力を借りて自分を殺した犯人を探し、恋人を守ろうとする。そばにいるのがわかっているのに触れ合うことができないサムと恋人とのキスシーンが切ない。
文句なしにおもしろい感動のラブストーリー。
127分/★★★★
第63回アカデミー賞(1990年) 助演女優賞、脚本賞

.

ゴーストバスターズ
GHOSTBUSTERS
1984年アメリカ/SFコメディ

<監督>
アイヴァン・ライトマン
<脚本・出演>
ダン・エイクロイド
ハロルド・ライミス
<出演>
ビル・マーレイ
シガーニー・ウィーバー
リック・モラニス
アニー・ポッツ
ウィリアム・アザートン
アーニー・ハドソン
<ストーリー&コメント>
ニューヨークの大学で超常現象の研究を行う3人の科学者、ピーター、レイ、イガンは、研究費の援助を打ち切られたために“おばけ退治”の商売を始める。彼らは、ホテルに出現した幽霊をたちまち退治するなど一躍有名になっていく。そんな時、ピーターが思いを寄せる女性ディナが、邪神ズールに取り憑かれてしまう…。
公開当時、日本でも一大ブームを巻き起こしたと記憶しています。僕もテレビで観たんだけど、レイ・パーカー・Jrの歌うテーマ曲と、ゴースト退治のビーム、終盤に登場する巨大なマシュマロマンがかなり記憶に残っています。たぶん、ほとんどの日本人が観たことがあるのでは?
その時以来、かなり久しぶりに観たんだけど、とても面白かった!なんだかお金かかってなさそうなB級コメディなんだけど、適度な脱力感が最高!難しいストーリーはないんだけど、主人公3人のキャラだけでもかなり楽しめます。オトボケ者のピーター(ビル・マーレイ)、陽気なレイ(ダン・エイクロイド)、冷静沈着なイガン(ハロルド・ライミス)。アパートの変な住人タリー(リック・モラニス)も面白かった。「20分の運動ビデオを早回しで10分で消化した」とか、笑ってしまいました。最後の破壊神ゴーザとの対決はどうでもいいようなオチ。それよりも、全篇にわたって快適な“ノリ”で楽しむ作品です。一世を風靡した名作と言えるかも。
この当時のシガーニー・ウィーバーはニコール・キッドマンみたいだね。
105分/★★★☆☆
(2003年11月22日)

.

ゴーストバスターズ2
GHOSTBUSTERS II
1989年アメリカ/SFコメディ

<監督>
アイヴァン・ライトマン
<脚本・出演>
ダン・エイクロイド
ハロルド・ライミス
<出演>
ビル・マーレイ
シガーニー・ウィーバー
リック・モラニス
アーニー・ハドソン
アニー・ポッツ
ピーター・マクニコル
<ストーリー&コメント>
前作の5年後。資金不足で解散してしまったゴーストバスターズは、それぞれ別の仕事に就き、さえない日々を送っていた。そんなある日、ディナの赤ちゃんを乗せた乳母車が突然暴走する怪事件が起こる。さっそく調査を開始した彼らは、事件がスライム化した霊体の仕業であることを突き止めるが、市長にはインチキ扱いをされてしまう。その頃、大魔王ビーゴが自らの復活を目論んでいた…。
幽霊退治を商売にする科学者たちの活躍を描くSFコメディ第2弾。
同じスタッフ、キャストで作られた続編。下らなくはないが、明らかに二番煎じな作品。ホラー調のテイストを濃くしたためかコメディのキレは影をひそめ、相変わらずインチキ扱いのゴーストバスターズは活躍シーンも少ない。中盤まではシガーニー・ウィーバー演じるディナが主人公かと思えるほど。メンバーに加わったタリーと、秘書のジェニーの脇役ぶりが面白かったのが救いかな。前作ほど笑えるシーンも少ないし、ストーリー展開もさらに瓦解。更なる続編が作られていないことからも、この作品は興行的に失敗したのかもしれない。
前作のマシュマロマンに替わるクライマックスの巨大キャラクターは「まさか」と思ったけど、ちょっとやりすぎのような。あそこまでやれば、彼らはもはや科学者ではなく魔術師か錬金術師だぞ。
108分/★★☆☆☆
(2003年11月22日)

.

ゴーストワールド
GHOST WORLD
2001年アメリカ/青春ドラマ

<監督・脚本>
テリー・ツワイゴフ
<原作・脚本>
ダニエル・クロウズ
<出演>
ゾーラ・バーチ
スカーレット・ヨハンソン
スティーヴ・ブシェミ
ブラッド・レンフロ
イレーナ・ダグラス
ボブ・バラバン
テリー・ガー
ステイシー・トラヴィス
チャールズ・C・スティーヴンソン・Jr
<ストーリー&コメント>
高校を卒業したものの、いまだ進路も決めることなく不安定な心のまま遊びほうけているイーニドとレベッカ。仲良しの二人は、自分たちのセンスに合わないものをからかって楽しむ日々。そんなある日、新聞の出会い広告欄に載っていた中年男シーモアをからかおうと呼び出して尾行するが、イーニドは次第に彼のことが気になり始める。やがて、彼の趣味である古いレコードをきっかけに二人の奇妙な交流が始まるのだが…。
僕は読んだことがないけど、原作は全米の若者の間でカリスマ的人気を誇るというダニエル・クロウズの新感覚コミック。
全く響くものがありませんでした。「またつまらない映画を観てしまった…」と思いきや、各映画批評サイトでの評価がものすごく高いことにビックリ。たまにそういう作品があるけど、これに関しては…本当に面白いかなぁ?(笑)少なくとも僕の感性では面白いと思えるシーンはごくわずか(バス亭のノーマンとかね)しかなかったし、ゾーラ・バーチ演じるイーニドのイライラした表情ばかりが目に付いて。自立していくレベッカの方がよっぽど“健全”に見えるし、それだけじゃ映画にならないのかもしれないけど、最後には八方塞がりになってしまうイーニドには救いがないと思えてしまう。唯一の救いと言えば、スティーヴ・ブシェミの怪演。彼、ほんと存在感あるね。
レコード集めに興じる音楽オタクたちの悲哀が描かれているけど、そういう系統なら『エンパイア・レコード』『ハイ・フィデリティ』の方が何倍も面白いよ。
余談だけど、実はスカーレット・ヨハンソン目当ての鑑賞でした(笑)彼女、どことなくシャーリズ・セロンに似てると思うのは僕だけ?
111分/★★☆☆☆
(2005年2月19日)

.

ゴスフォード・パーク
GOSFORD PARK
2001年アメリカ/ドラマ

<監督・原案>
ロバート・アルトマン
<原案>
ボブ・バラバン
<脚本>
ジュリアン・フェロウズ
<出演>
マギー・スミス
マイケル・ガンボン
クリスティン・スコット=トーマス
カミーラ・ラザフォード
チャールズ・ダンス
ジェラルディン・ソマーヴィル
トム・ホランダー
ナターシャ・ワイトマン
ジェレミー・ノーザム
ボブ・バラバン
ジェームズ・ウィルビー
クローディー・ブレイクリー
ローレンス・フォックス
トレント・フォード
ライアン・フィリップ
スティーヴン・フライ
ロン・ウェブスター
ケリー・マクドナルド
クライヴ・オーウェン
ヘレン・ミレン
アイリーン・アトキンス
エミリー・ワトソン
アラン・ベイツ
<ストーリー&コメント>
1932年11月、イギリス郊外のカントリー・ハウスで、ウィリアム・マッコードル卿夫妻が盛大なパーティを開催。貴賓たちが優雅に来場するなか、メイドや従者たちは大忙し。社交の華があちこちで咲く一方、水面下ではゴシップが乱れ飛び、様々な駆け引きが繰り広げられていた。そんな中、主のマッコードル卿が邸内で殺害されてしまう…。
イギリスの階級社会の偽善や退廃ぶりを、辛辣な皮肉と諷刺をこめて切れ味鋭く追求、シニカルに描いたブラック・コメディ。名匠ロバート・アルトマンが、お得意の話術を存分に発揮してアカデミー脚本賞ほか数々の映画賞に輝いた秀作群像劇。
僕は『ハリー・ポッター』でお馴染みのマギー・スミスぐらいしか知らないけど、キャストにはイギリスの錚々たる実力演技派が、ベテランから若手までズラリと顔を揃えているんだそうです。
冒頭の雨のシーンが象徴するような重い雰囲気のドラマ。最初は、あまりの登場人物の多さと、いまいち盛り上がらない雰囲気にくじけそうになったけど、観終わってみるとすごく面白かったです。ただ、話自体は地味なので万人向けではないと思うけど。
物語には数多くの人物が登場するけど、“上の階”に宿泊する貴賓たちと、“下の階”に寝泊りする使用人たちに二分されます。そしてこの物語の主役は、“下の階”の住人たち。その中でも中心になるのは、ナタリー・ポートマン風の美人若手女優ケリー・マクドナルドが演じる“ミス・トレンサム”ことメアリー・マキーシュラン。彼女は経験の浅い若い使用人という設定なので、彼女の視点を通して、映画を観ている側も当時の貴族たちの暮らしぶりを窺うことができます。映画の前半部分は、ほとんどがこの風景説明に充てられています。物のように扱われながら、陰では貴賓たちの噂話で盛り上がる使用人たち。そんな情景に、作品の辛辣な風刺が込められていると思うんですよね。
物語は中盤におきる殺人事件で雰囲気がサスペンスっぽくなりますが、実はこれはどうでもいいこと。事件の発生で、舞台に風を吹かせているだけのこと。警察や、すましている貴族たちよりも使用人たちの方がよっぽど真相を知っているというのが笑えます。和洋を問わず、「家政婦は見て」いるものなんですね。
137分/★★★☆☆
(2004年4月22日)
第74回アカデミー賞(2001年) 脚本賞

.

コーダ あいのうた
CODA
2021年アメリカ、フランス、カナダ/ドラマ

<監督・脚本>
シアン・ヘダー
<出演>
エミリア・ジョーンズ
トロイ・コッツァー
マーリー・マトリン
ダニエル・デュラント
エウヘニオ・デルベス
フェルディア・ウォルシュ=ピーロ
<ストーリー&コメント>
海に面したマサチューセッツ州の小さな町、グロスター。漁業を営む両親や兄と4人暮らしの女子高校生ルビー。両親や兄は皆耳が聞こえず、ただ一人聞こえる「コーダ」のため、家族の耳代わりと通訳を務める毎日。歌うことが大好きなルビーは合唱クラブに入部するが、顧問の教師は彼女に歌の才能を見出し、ボストンにある音楽大学への受験を勧める。だがルビーがいないと家業に困る彼女の両親は猛反対するのだが…。
2014年のフランス映画『エール!』を、主人公一家の職業を酪農業から漁業に置き換えてリメイク。家族で唯一、耳が聞こえるヒロインは、自分の夢と自分がいないと困る家族、どちらを選ぶのか。
とても微笑ましい作品でした。テーマはとてもシリアスに思えるんだけど、ヒロイン役のエミリア・ジョーンズの朗らかな雰囲気や熱唱の数々、一家の微笑ましい描写によって幅広い層が笑って泣ける物語になっています。これがアカデミー作品賞かといわれると、そこまでの大作じゃないとは思うけど。
実際に聾唖者の3人が両親と兄役を務め、ルビー役にオーディションで選ばれたエミリア・ジョーンズは撮影開始までの9か月で手話を学んだんだそうです。父親役を演じたトロイ・コッツァーはアカデミー助演男優賞を受賞。これは、母親役を演じたマーリー・マトリンが『愛は静けさの中に』で第59回アカデミー主演女優賞に輝いて以来、すべての分野を通じて36年ぶりの聾唖者のアカデミー賞候補者および受賞者だったんだとか。
112分/★★★☆☆
(2024年2月22日)
第94回アカデミー賞(2021年) 作品賞、助演男優賞、脚色賞

.

コード
CORD : HIDE AND SEEK
2000年アメリカ/サイコホラー

<監督>
シドニー・J・フューリー
<脚本>
ジョエル・ラドチェク
<出演>
ダリル・ハンナ
ジェニファー・ティリー
ブルース・グリーンウッド
ヴィンセント・ギャロ
ジョアンナ・ブラック
<ストーリー&コメント>
ジャックとアンの夫婦は、子供を待ち望み体外受精治療を受けていた。そんなある日、アンは就寝中に何者かに誘拐され、地下室に監禁されてしまう。誘拐犯はアンが通っていた産婦人科の医師フランクとその妻ヘレン。子供に恵まれなかったふたりは妊娠中のアンを監禁して子供を産ませ、それを自分たちの子供として育てるつもりなのだった…。
なんともクレイジーとしか言いようのない作品で、気分が悪かった。いくら子供が欲しくても、他人を誘拐して代わりの子供を産ませようなんて許される行為ではない。倫理的に意義を問いたいテーマだと思う。だが、それ以上に犯人の妻役のジェニファー・ティリーが怖かった。明るく振舞っているつもりなんだけど、狂気が漂っていて。バットを振り回して叫ぶ姿は本当に怖かった。
104分/★★★☆☆
(2002年6月29日)

.

コット、はじまりの夏
THE QUIET GIRL
2022年アイルランド/ドラマ

<監督・脚本>
コルム・バレード
<出演>
キャサリン・クリンチ
キャリー・クロウリー
アンドリュー・ベネット
マイケル・パトリック
ケイト・ニック・コナオネア
<ストーリー&コメント>
1981年、アイルランドの田舎町。大家族の中でひとり静かに暮らす9歳の少女コットは、赤ちゃんが生まれるまでの夏休みを遠い親戚夫婦のキンセラ家のもとで過ごすことに。寡黙なコットを優しく迎え入れるアイリンに髪を梳かしてもらったり、口下手で不器用ながら妻・アイリンを気遣うショーンと子牛の世話を手伝ったり、2人の温かな愛情をたっぷりと受け、一つひとつの生活を丁寧に過ごしていくうち、はじめは戸惑っていたコットの心境にも変化が訪れる。緑豊かな農場での暮らしに、今まで経験したことのなかった生きる喜びに包まれ、自分の居場所を見出すコット。いつしか本当の家族のようにかけがえのない時間を3人で重ねていくのだが…。
第95回アカデミー賞でアイルランド語映画初の国際長編映画賞ノミネートをはじめ、世界の映画賞で多数ノミネートされた。監督を務めるのは、これが長編映画デビューとなるコルム・バレード。これまでドキュメンタリー作品を中心に子どもの視点や家族の絆を誠実に映し出し、数々の賞を受賞してきた。本作でもその手腕を十分に発揮しており、大家族に生まれ学校でも家族の中でも孤独に過ごすコットが、キンセラ夫婦との生活の中で初めて触れた深い愛情、自己を解放し成長していく姿を静かながらも丁寧に描き切っている。
すごく優しい物語でした。喋ったり人付き合いが苦手な寡黙な少女が、田舎の景色や穏やかな暮らしを過ごすうちに生き生きと過ごすようになる過程が素晴らしいです。余韻のあるラストが描く未来は、映画を観たそれぞれの観客に委ねられているんでしょうね。僕はもちろん、アイリンやショーンの元で暮らすコットを想像しますよ。
95分/★★★☆☆
(2024年4月25日)

.

ゴッドファーザー
THE GODFATHER
1972年アメリカ/ドラマ

<監督・脚本>
フランシス・フォード・コッポラ
<原作・脚本>
マリオ・プーヅォ
<出演>
マーロン・ブランド
アル・パチーノ
ジェームズ・カーン
リチャード・カステラーノ
ロバート・デュヴァル
スターリング・ヘイドン
ジョン・マーリー
リチャード・コンテ
アル・レッティエリ
ダイアン・キートン
ジョン・カザール
タリア・シャイア
<ストーリー&コメント>
イタリア系マフィア、ドン・ヴィト・コルレオーネはマフィアのファミリーの中で絶対的権力をほこっていた。だが、ヴィトには跡取り問題という大きな頭痛の種があった。彼には3人の息子がいるが、長男ソニーは血の気が多く、次男フレドは腰抜け、三男マイケルは堅気の道へ進もうとしている。そんなある日、敵対する一味によってヴィトが狙撃され、重傷を負う事件が発生する。それはやがて一族の覇権をかけた一大抗争へと発展していくが、その混乱の中でヴィトの志を継ぐ決心をしたのは、もっとも稼業を嫌っていたマイケルだった…。
マリオ・プーゾのベストセラーを基に、暗黒街の抗争をタテ軸、家族愛をヨコ軸に、アメリカのマフィア社会を壮大なスケールで描いた大河ドラマの傑作シリーズ第1弾。
ニーノ・ロータの有名なテーマ曲とともに、映画史上に残る傑作というイメージがずっとあった。だけど、あまりにも重厚すぎるテーマと、3時間という長尺ということもあって、ずっと敬遠してきた作品。だから、内容がどうこう言うよりも、ただただ圧倒されたし、ついに観たという達成感の方が正直大きかった(笑)ヤクザとかマフィアの映画ってあまり好きじゃないけど、それでもこれは充分に見応えがありました。さすが。
マーロン・ブランドはすごい存在感だったし、若きアル・パチーノもカッコよかった。中盤、マイケルが決戦に向かうあたりが一番ドキドキした。
176分/★★★☆☆
(2005年5月3日)
第45回アカデミー賞(1972年) 作品賞、主演男優賞、脚色賞

.

ゴッドファーザー PART II
THE GODFATHER PART II
1974年アメリカ/ドラマ

<製作・監督・脚本>
フランシス・フォード・コッポラ
<原作・脚本>
マリオ・プーヅォ
<出演>
アル・パチーノ
ロバート・デュヴァル
ダイアン・キートン
ロバート・デ・ニーロ
ジョン・カザール
タリア・シャイア
リー・ストラスバーグ
マイケル・V・ガッツォ
ハリー・ディーン・スタントン
ダニー・アイエロ
トロイ・ドナヒュー
ジョー・スピネル
<ストーリー&コメント>
父の跡を継ぎ、ファミリーのドンとなったマイケルは、ラスベガスから収入を得て、地盤を固めていく。だが頭によぎるのは亡き父、ヴィトのことだった。9歳で両親を殺され、移民船に紛れ込んでニューヨークに渡り、卓越した行動力でマフィアのボスにのし上がっていった父。そんな父の偉大な面影に苦悩しながらも、マイケルは自分流の現代的なやり方でファミリーを統率していく。そんな中、マイアミの大物、ハイマン・ロスとの間の縄張り争いが次第に激化していく…。
ファミリーを背負ったマイケルの孤独と苦悩を、亡き父の少年時代から“ゴッドファーザー”としての地位を築くまでのエピソードに重ねて綴った、マフィア大河ドラマの続編。アカデミー賞では前作を超える6部門に輝き、アカデミー賞で第1作と第2作が共に作品賞を受賞する初めてのケースとなった。
前作以上にキツかった。3時間20分って、長すぎるよ!これ、果たして本当に面白いのか?というか、全然面白くなかったんですけど。前作は、まだ観れた。家族愛にテーマを置いたドラマとして、ヤクザものが苦手な僕にも共感できるところがあったし。だけど今作は、単なるヤクザの勢力抗争絵巻だし、そもそも似たような人物がいっぱい出てきてワケがわからない。みんな同じような服装だし。中盤に出てきた、記憶喪失(?)の男は、一体誰?
構成としては、過去と現在、二つの物語が語られるんだけど、過去の方、若きヴィトを描いた方はよかった。ロバート・デ・ニーロの巧みな演技力(喋り方とか声とか、スゴイ!)は見所充分。だけど現在の方は…。やっぱり、ヤクザものは苦手だなぁ。
201分/★★☆☆☆
(2005年5月4日)
第47回アカデミー賞(1974年) 作品賞、助演男優賞、監督賞、脚色賞、美術監督・装置賞、作曲賞

.

ことの終わり
THE END OF THE AFFAIR
1999年イギリス、アメリカ/ラブストーリー

<監督・脚本>
ニール・ジョーダン
<原作>
グレアム・グリーン
<出演>
レイフ・ファインズ
スティーブン・レイ
ジュリアン・ムーア
イアン・ハート
サム・ボールド
ジェイソン・アイザックス
<ストーリー&コメント>
1946年、雨のロンドン。作家ベンドリックスは2年ぶりに再会した旧友ヘンリーから妻のサラが浮気しているらしいと聞かされ、言いようのない嫉妬を感じる。実は、かつてベンドリックスとサラは愛人関係にあった。そんなふたりの仲は1944年の夏、彼女が一方的に去ったことで終わっていたが、今も彼女を忘れられないベンドリックスは私立探偵に彼女の調査を依頼する。やがて、サラが彼のもとを去った本当の理由が明らかになるのだった…。
主演は、『イングリッシュ・ペイシェント』で愛に溺れる男を演じたレイフ・ファインズ。戦時下のイギリスで、炎のように求め合う二人。一度走り出した列車は止められない。男女の仲ってそういうものだと思います。
一言で言ってしまえば、不倫の愛を描いた映画です。ストーリー的な奥行きはそんなに感じなかったけど、ベンドリックスとヘンリー。僕も男だから、二人のそれぞれの心情が痛いほど伝わる気がして。恋は愛に変わり、華やかさの影にはやがて嫉妬が芽生える。そんな愛の形って、世の中に溢れかえってる。だからこそ共感もでき、同時に絶望もしてしまうんですが。この作品はそんな普遍的な愛のひとつを描いたものです。
作品の終盤、男女それぞれの視点で同じシーンが描かれるところがあるんだけど、なかなか興味深かった。同じ場所にいても、心が通い合えた気がしても、かくも違うものなのだなと思えて。
念の為…明るい恋愛映画を観たい人にはオススメできません。
103分/★★★★
(2002年9月17日)

.

この胸のときめき
RETURN TO ME
2000年アメリカ/ラブコメディ

<監督・脚本・出演>
ボニー・ハント
<脚本>
ドン・レイク
<出演>
デビッド・ドゥカブニー
ミニー・ドライバー
キャロル・オコナー
ロバート・ロッジア
デビッド・アラン・グリア
ジョエリー・リチャードソン
<ストーリー&コメント>
建築家のボブは妻を交通事故で亡くし、悲嘆に暮れる毎日を送っていた。そんなある日、彼はとあるイタリアン・レストランで、ウェイトレスのグレースに不思議な親近感を覚える。同じくグレースも彼にかつてない胸の高鳴りを感じるが、胸にある手術の傷痕がコンプレックスとなってなかなか恋に踏み切れない。二人は恋に落ちるが、偶然にもグレースは、自分の命を救った心臓の提供者がボブの妻だったことを知ってしまう…。
俳優でもあるボニー・ハントの初監督作品。主演は『X-FILES』のデビッド・ドゥカブニー。
最初はいきなりゴリラの登場で、どうなることかと思いきや…登場人物がみんないい人ばかりで、安心して見られる温かいラブ・ストーリーです。
二人の恋のゆくえをヤキモキして見守る周りの人々の好演が秀逸です。ジイサマ軍団は面白いし、監督でもあるボニー・ハントはヒロインの親友役を好演。『コクーン』なんかもそうだけど、元気なジイサマたちの登場する映画って、なんか好きです。
117分/★★★★
(2002年4月10日)

.

この森で、天使はバスを降りた
THE SPITFIRE GRILL
1996年アメリカ/ドラマ

<監督・脚本>
リー・デヴィッド・ズロートフ
<出演>
アリソン・エリオット
エレン・バースティン
マーシャ・ゲイ・ハーデン
ウィル・パットン
キーラン・マローニー
ゲイラード・サーテイン
ジョン・M・ジャクソン
ルイーズ・デ・コーミア
<ストーリー&コメント>
5年間の刑期を終えたパーシーは、新しい生活の地に森の奥深くにある田舎町ギリアドを選んだ。彼女は、ハナという無愛想な老女が経営するレストラン“スピットファイアー・グリル”で働きはじめ、町の人々はよそ者であるパーシーに容赦のない奇異の眼差しを向ける。だが、パーシーの率直で誠実な魅力に周囲の人々は次第に惹かれてゆく。しかし、彼女には誰にも言えない暗い過去があった…。
派手さはなく、きわめて地味な作品だけど、なかなか訴えかけてくるものがある佳作。『フライド・グリーン・トマト』と同じように、女性たちが失われかけた輝きを取り戻していく作品でもあります。森林や谷間の急流など、大自然の映像美は必見。
物語の焦点は、パーシー、ハナ、シェルビーという、世代の違う3人の女性の織り成すドラマ。それぞれに共通点と相容れない点とがあるんだけど、彼女たちはお互いの存在を刺激にして、優しさと強さ、輝きを取り戻していきます。最後には予想しえない展開が待っているんだけど、人物を丁寧かつ繊細に描写している様子は素晴らしい。単純な感動というのとは違うけど、優れたドラマだと思います。
116分/★★★★
(2005年3月27日)

.

コヨーテ・アグリー
COYOTE UGLY
2000年アメリカ/ドラマ

<監督>
デヴィッド・マクナリー
<出演>
パイパー・ペラーボ
マリア・ベロ
タイラ・バンクス
イザベラ・マイコ
リアン・ライムス
<ストーリー&コメント>
ソングライターを夢見てニューヨークで一人暮らしをするヴァイオレットは、生活資金を稼ぐためにクラブ・バー“コヨーテ・アグリー”で働くことにした。そこでは、弁護士や女優を目指している女性バーテンダーたちが、カウンターの上でセクシーでエキサイティングなダンス・パフォーマンスを繰り広げていた…。
音楽もホットだし、登場人物がみんなイキイキしてる!「少女の成長モノ」というのはありきたりなストーリーだけど、過激なバーのシーンと適度にハーモニーしていることによって、超クールな作品に仕上がっている!
僕の興味はなんといっても、「いつリアンが出てくるか」。それに尽きた。だけど、あれは…リアン、別に登場の必要性がないじゃん(笑)でも、リアンの歌う姿はやっぱりカッコイイ。
100分/★★★★
(2001年12月17日)
(再観・2002年7月28日)

.

コラテラル
COLLATERAL
2004年アメリカ/サスペンス

<監督>
マイケル・マン
<脚本>
スチュアート・ビーティー
<出演>
トム・クルーズ
ジェイミー・フォックス
ジェイダ・ピンケット=スミス
マーク・ラファロ
ピーター・バーグ
ブルース・マッギル
<ストーリー&コメント>
ロサンゼルスで長年タクシー運転手をしている、しがない男マックス。ある晩、アニーという女性検事をダウンタウンまで乗せた直後、謎めいた男、ヴィンセントを乗せる。ヴィンセントはマックスに高額の報酬でその夜一晩、自分の専属運転手になることとタクシーを借り切ることを依頼。直後、ヴィンセントは最初の目的地で、いきなり人を殺す。ヴィンセントの正体は、麻薬組織からLAに住む5人の殺害を請け負った、プロの殺し屋だったのだ…。
不幸にもプロの殺し屋を乗せてしまったタクシー運転手が巻き込まれる壮絶な悪夢の一夜を緊張感溢れるタッチでスタイリッシュに描く。
トム・クルーズがシリアスな演技でオスカー受賞を狙ったという作品なんですが、目だったのはむしろ共演の新鋭、ジェイミー・フォックス。葛藤に揺れるタクシー運転手を苦悩たっぷりに演じて、完全にトム・クルーズを食った存在感でした。
殺し屋と運転手というあまり見たことのない設定も面白いし、中盤までは惹きこまれたんだけど、終盤はただのドタバタになってしまったのが残念。
120分/★★★★
(2006年5月7日)

.

コラテラル・ダメージ
COLLATERAL DAMAGE
2001年アメリカ/アクション

<監督>
アンドリュー・デイヴィス
<脚本>
デヴィッド・グリフィス
ピーター・グリフィス
<出演>
アーノルド・シュワルツェネッガー
フランチェスカ・ネリ
イライアス・コティーズ
クリフ・カーティス
ジョン・レグイザモ
ジョン・タトゥーロ
<ストーリー&コメント>
ロサンゼルス消防庁に務めるゴーディは、カフェで待ち合わせていた妻子をコロンビアのテロリストによる爆破テロによって失ってしまう。ゴーディは犯人を目撃していたため当局に通報するが、外交的駆け引きから全く動く気配のない政府に失望する。業を煮やしたゴーディは、自らの手で犯人への裁きを下す決意をする…。
無差別テロで妻子を失った消防士が、復讐のためコロンビア山中の敵地へと乗り込んで行く様を描くサスペンス・アクション。
もともと2001年秋公開の予定だったが、直前に全米を震撼させたテロ事件が起きたため、テロリストを扱った内容が刺激的過ぎるという理由で日米ともに公開が控えられたといういわくつきの作品。
「コラテラル・ダメージ」とは、外交を優先させるためには多少の犠牲はやむを得ないという国家の大義名分のこと。愛する家族を失った者が、「国益のためにはやむを得ない犠牲だった」と冷たく言われたらどう思うだろうか。だが、復讐の鬼となったゴーディに大義はあるのだろうか。実はテロリスト側にも、その行動に踏み込んだ動機があるのだった。軍事力による侵略行為、紛争、報復…それらが決して正しいことではないことを深く考えさせてくれる作品だった。
「アメリカは常に正義だ」という考えに偏らないあたりに好感が持てた。だからこそ、公開が控えられたのだろうか?お蔵入りになっている間に何らかの手が加えられた気がしてならない。特に、ラストシーン。
109分/★★★☆☆
(2003年9月17日)

.

コーリング
DRAGONFLY
2002年アメリカ/ファンタジー

<監督>
トム・シャドヤック
<脚本>
デヴィッド・セルツァー
ブランドン・キャンプ
マイク・トンプソン
<出演>
ケビン・コスナー
スザンナ・トンプソン
ジョー・モートン
ロン・リフキン
キャシー・ベイツ
ロバート・ベイリー・Jr.
ジェイコブ・スミス
ジェイ・トーマス
<ストーリー&コメント>
緊急病棟に勤務する医師ジョーは、派遣先での突然の事故で、小児科医の妻エミリーを失ってしまう。悲嘆に暮れるジョーは悲しみを忘れるように仕事に打ち込むが、ある夜、病院に運ばれた少年が無意識の中からジョーの名を呼ぶという奇妙な出来事に遭遇する。それをきっかけに、彼の周りでは次々と不思議な現象が起こり出すのだった…。
妻の死を悲しむ男の周囲で次々と起こる不思議な現象を描いたミステリアス・ファンタジー。
なかなか面白かったです。中盤までは『シックス・センス』『サイン』のようなミステリー。これでもかと主人公の前に現れる謎の暗示。それは、亡き妻からのメッセージなのか?ドキドキしながら観ていると、後半はサスペンス仕立てのドラマ。そして最後には…。結末にはグッとくるものがありました。★は3ツだけど、10点満点だと7点ぐらいの評価です。
ケビン・コスナーが妻を亡くした男を好演しています。
ちなみに、原題は「とんぼ」。亡き妻のシンボル的存在という位置づけなんだけど、直訳ではあんまりなので、ヒネった邦題にしてよかったかも。
104分/★★★☆☆
(2004年11月1日)

.

コール
TRAPPED
2002年アメリカ/サスペンス

<監督>
ルイス・マンドーキ
<脚本>
グレッグ・アイルズ
<出演>
シャーリズ・セロン
コートニー・ラヴ
スチュアート・タウンゼンド
ケビン・ベーコン
プルイット・テイラー・ヴィンス
ダコタ・ファニング
スティーヴ・ランキン
ゲイリー・チョーク
コリーン・キャンプ
<ストーリー&コメント>
医師の夫ウィル、幼い娘のアビーと、幸せな家庭生活を送ってきたカレン。ところがある日、3人の誘拐犯グループがカレンの家族を個別に誘拐・拘束した。その一方、犯人たちは携帯電話で密に連絡を取り合うという、完璧な誘拐計画を立てていた。ところが、誘拐したアビーが重度の喘息持ちであったことから、計画に思わぬ誤算が生じてしまう…。
完全犯罪を企む誘拐犯たちと、家族との息詰まる攻防戦を、豪華なキャストでスリリングに描いた緊迫のサスペンス。
なんと言っても、豪華なキャストが見所。美しいシャーリズ・セロン、悪辣なケヴィン・ベーコン、この頃はまだ新星だったものの、天才子役ぶりを発揮しているダコタ・ファニング。裏返して言えば、作品自体はごく普通の評価。設定も面白いし、途中まではいい感じだったし、もっと面白くなってもいいと思うんだけど、最後に失速。とくに最後は、ただのアクション巨編になっちゃうのが残念。
それにしても、子供の時に(演技とはいえ)誘拐に遭ったりしたら、トラウマが残ったりしないんだろうか。
106分/★★★☆☆
(2005年1月9日)

.

ゴールド・ディガーズ〜伝説の秘宝を追え!
GOLD DIGGERS : THE SECRET OF BEAR MOUNTAIN
1995年アメリカ/冒険アクション

<監督>
ケヴィン・ジェームズ・ドブソン
<出演>
クリスティーナ・リッチ
アンナ・クラムスキー
ポリー・ドレイパー
ブライアン・カーウィン
デビッド・キース
<ストーリー&コメント>
都会育ちのベスは父の死を契機に母と二人、カナダの田舎で新しい暮らしを始める。そこで出会ったジョディは、ベスが今までに出会ったことのない最高の友達だった。二人は、伝説をもとに膨大な金塊が隠されているという鉱山を探検するが…。
女の子版『スタンド・バイ・ミー』という感じ。
後に『スリーピー・ホロウ』などでジョニー・デップと共演しているクリスティーナ・リッチのあどけない少女時代が見られます。
99分/★★★☆☆
(2002年4月4日)

.

コールドマウンテン
COLD MOUNTAIN
2003年アメリカ/ラブストーリー

<監督・脚本>
アンソニー・ミンゲラ
<原作>
チャールズ・フレイジャー
<出演>
ジュード・ロウ
ニコール・キッドマン
レネー・ゼルウィガー
ドナルド・サザーランド
ナタリー・ポートマン
フィリップ・シーモア・ホフマン
ジョヴァンニ・リビシ
レイ・ウィンストン
ブレンダン・グリーソン
キャシー・ベイカー
ジェームズ・ギャモン
アイリーン・アトキンス
チャーリー・ハナム
ジェナ・マローン
イーサン・サプリー
ジャック・ホワイト
ルーカス・ブラック
<ストーリー&コメント>
1864年夏、南北戦争末期のヴァージニア州ピーターズバーグ。南軍兵士のインマンは、戦闘で重傷を負ってしまう。からくも一命をとりとめた彼は、故郷で帰りを待つ恋人のエイダに会うため、死罪を覚悟で脱走を決意。彼女の待つコールド・マウンテンへの500キロに及ぶ過酷な旅に出る。一方、彼を待ち続けるエイダは、流れ者のルビーに支えられながら逞しく生きていくのだが…。
南北戦争を背景に、一途な愛を貫く男女を壮大なスケールで描いたラブ・ストーリー。チャールズ・フレイジャーの同名ベストセラー小説を『イングリッシュ・ペイシェント』のアンソニー・ミンゲラ監督で映画化。
ルーマニアでロケを行ったという美しい景色、19世紀のノースカロライナを再現した質感はとても素晴らしく、映画館で観た価値がありました。満点とはいかないけど、なかなか面白かったです。
冒頭から激しい戦場のシーンなので、戦争ドラマなのかと思いきや、戦争を感じさせるのは最初だけ。後はずっと、逃亡兵の足跡を追っていくドラマです。その道中で出会う様々な人々と同様、南北戦争という舞台さえも、二人の恋を描き出す絵の具のひとつのように思えます。
ジュード・ロウは厳しい役どころを熱演。訴えかけてくるものは少ないけど、ただひたすら「恋人に会いたい」という思いが身体を突き動かしている様子を熱く表現していました。それに比べると、ニコール・キッドマンは少し弱いかな。牧師の娘という役のせいか、あまり前に出ることがないので控えめな印象でした。そうなってくると、よりルビー色の輝きを増すのがレネー・ゼルウィガー。完全にニコール・キッドマンを喰っていました。野生児のようなルビーだけど、その分感情が率直に表現されているし、好感が持ちやすいと思いました。
作中に流れるブルーグラスの旋律、フィドルの音色、アリソン・クラウスの歌う主題歌「The Scarlet Tide」もよかった。好きな歌手だしね。
(以下、ネタバレ文。観た後で、マウスでなぞってお読みください)
物語の最後はまるで『シェーン』のように、土地の権利争いみたいな形に収束してしまうので、なんかこじんまりとしてしまう印象。戦争から始まって、個々がそれぞれの連れ合いの元に帰る、家へ帰る。そういうのがテーマなんだとしたら、それでいいと思うけど。
155分/★★★☆☆
(2004年5月20日)
第76回アカデミー賞(2003年) 助演女優賞

.

コレリ大尉のマンドリン
CAPTAIN CORELLI'S MANDOLIN
2001年アメリカ、イギリス/ラブストーリー

<監督>
ジョン・マッデン
<脚本>
ショーン・スロヴォ
<出演>
ニコラス・ケイジ
ペネロペ・クルス
ジョン・ハート
クリスチャン・ベール
イレーネ・パパス
デヴィッド・モリシー
パトリック・マラハイド
<ストーリー&コメント>
第二次大戦下の1941年、ギリシャのケファロニア島はイタリアとドイツの共同軍によって占領される。大らかで屈託のない天真爛漫なコレリ大尉と、彼に率いられたイタリア軍に、島の人々も次第に心を許していく。その中には戦場から恋人の帰還を待つ娘ペラギアもいたが、彼女はいつしかコレリ大尉に心惹かれていくのだった。しかし1943年、イタリアが連合軍に降伏したことで島の状況は一変してしまう…。
世界18ヶ国で翻訳され、イギリスでは20人に1人が読んだと言われているルイ・ド・ベルニエールの大ベストセラーを映画化。
戦下にあるギリシアの島を舞台に、占領側であるイタリア軍人と、島の娘との恋を描いたラブロマンスなんだけど…銃の代わりにマンドリンを背負った陽気な大尉。占領に来たのかバカンスに来たのかわからない軍隊。こう重ねられると、なんだかどうにも軽さを感じてしまう。ニコラス・ケイジはイタリア系の持ち味を生かして好演していたけど、情熱スペイン系なペネロペ・クルスはなんだか違うような…。
あと、これはハリウッド映画に対しては禁句なのかもしれないけど、登場人物はギリシャ人、イタリア人、ドイツ人。なのに言語はすべて英語。まず根本的に、会話が成り立たないのでは…?と、気になるところを挙げればキリがないけど、内容的にはそれなりに面白かった。ただ、可も不可もなく「それなり」レベルだけど。
タイトルにもなってるけど、マンドリンの出番は少ないです。
129分/★★★☆☆
(2003年4月23日)

.

殺しのドレス
DRESSED TO KILL
1980年アメリカ/サスペンス

<監督>
ブライアン・デ・パルマ
<出演>
マイケル・ケイン
アンジー・ディキンソン
ナンシー・アレン
キース・ゴードン
デニス・フランツ
<ストーリー&コメント>
ニューヨークに住むケイトは、精神分析医エリオットのカウンセリングで夫との生活の不満を漏らしていた。そんなある日、美術館へ向かったケイトはそこで出会った男と行きずりの情事を楽しむが、その直後何者かに殺されてしまう。たまたま現場に居合わせて犯人を目撃した娼婦のリズは、それ以来金髪の女性につきまとわれる…。
殺人事件の目撃者が決死の覚悟で犯人を突き止めようとする姿を描いたサイコ・サスペンス。
うーん。大して盛り上がる部分もなく終わってしまったかなぁ。
最後の最後のシーンが一番怖かった。ちょっと意味不明だったけど。
105分/★★★☆☆
(2002年6月27日)

.

コロンブス〜大いなる生涯
CHRISTOPHER COLUMBUS
1985年イタリア、アメリカ、フランス、ドイツ/ドラマ史劇

<監督>
アルバート・ラテュエイド
<出演>
ガブリエル・バーン
ロッサノ・ブラッツィ
オリヴァー・リード
フェイ・ダナウェイ
<ストーリー&コメント>
米仏伊独の四ヶ国が共同制作した超大作。TVシリーズとして製作された。
コロンブスがいかにして新大陸を発見したかが丁寧に描かれている。その後の栄光と凋落の日々についても触れられているのも興味深い。
★★★☆☆

.

コーンウォールの森へ
ALL THE LITTLE ANIMALS
1998年イギリス/ヒューマンドラマ

<監督>
ジェレミー・トーマス
<脚本>
ウォーカー・ハミルトン
エスキ・トーマス
<出演>
ジョン・ハート
クリスチャン・ベール
ダニエル・ベンザリ
ジェームズ・フォークナー
ジョン・オトゥール
エイミー・ロビンズ
<ストーリー&コメント>
子供の頃、事故で脳に障害を負い、外界にあまり触れることなく育ったボビー。彼の唯一の味方だった母親がこの世を去り、冷酷な継父の手で施設に送られそうになった彼は、家を飛び出す。憧れの地コーンウォールにたどり着いた彼は、森の中の一軒家で自然と共存しながらひっそりと暮らす風変わりな老人サマーズと運命的に出会う。そこでボビーは、さまざまな生物たちの命の尊さを学んでいく。やがてそんなボビーのもとに、再び継父の魔の手が忍び寄る…。
『戦場のメリークリスマス』や『ラストエンペラー』のプロデューサーとして知られるジェレミー・トーマスの初監督作品。
コーンウォールは、イギリス南西部に突き出した半島地域。ここはイギリスの中で独自のケルト文化が残っている地域のひとつで、作品中でも音楽や景色にそうしたコーンウォール地方の特色が現われている。
ボビーが楽しそうに過ごしている森と、動物の死体を埋めている様子、生と死が隣り合わせに描かれている様子がすごく印象的。全てを受け入れてくれるような緑豊かなイギリスの景色は本当に美しいです。
それにしても、ダニエル・ベンザリ。怖いです。
112分/★★★☆☆
(2002年9月5日)

.

コン・エアー
CON AIR
1997年アメリカ/アクション

<監督>
サイモン・ウェスト
<脚本>
スコット・ローゼンバーグ
<出演>
ニコラス・ケイジ
ジョン・マルコヴィッチ
ジョン・キューザック
モニカ・ポッタ―
スティーブ・ブシェーミ
ヴィング・レームズ
<ストーリー&コメント>
陸軍突撃隊員だったキャメロン・ポーは、帰郷し妻と再会するが、過失致死罪に問われ、懲役10年の判決を受ける。8年が経ち仮釈放となった彼は、妻子の待つ家に帰るため、連邦保安局の空輸機“コン・エアー”に乗り込む。しかし、その飛行機は終身刑を受けている凶悪犯罪人の輸送機であり、飛び立ってまもなく囚人に占拠されてしまう。ポーは、自らの正義を貫くための戦いを開始するのだった…。
迫力のアクション映画を久しぶりに観たこともあり、すごく面白かった。見るからに悪そうな囚人を乗せた飛行機。事件がおこらないわけがないだろうに(笑)ニコラス・ケイジが正義感を熱演。飛行機を使ったアクションはまさに「飛行機版ダイハード」。
強烈な悪人がたくさん登場するんだけど、個性が強すぎてキャラの配置がつかみにくかったのが残念だったかな。ジョン・マルコヴィッチのイカれぶりと、スティーブ・ブシェーミの怪演が印象的だった。ラストはちょっとコメディが入ってたかな。
114分/★★★★
(2002年12月2日)

.

コンタクト
CONTACT
1996年アメリカ/SFアドベンチャー

<製作・監督>
ロバート・ゼメキス
<原作>
カール・セーガン
<出演>
マシュー・マコノヒー
ジョディ・フォスター
ジョン・ハート
トム・スケリット
ジェームズ・ウッズ
アンジェラ・バセット
<ストーリー&コメント>
宇宙からのメッセージ受信に成功した天文学者エリー。彼女はその声に導かれ、地球外生命体との接触のため宇宙へと旅立つ…。
エリー役を演じる演技派女優ジョディ・フォスターが迫真の演技。
物質転送装置がすごい!ヴェガの星景は幻想的。
150分/★★★★

.

コンフィデンス
CONFIDENCE
2003年アメリカ/サスペンス

<監督>
ジェームズ・フォーリー
<脚本>
ダグ・ユング
<出演>
エドワード・バーンズ
レイチェル・ワイズ
アンディ・ガルシア
ダスティン・ホフマン
ポール・ジアマッティ
ブライアン・ヴァン・ホルト
フランキー・G
モリス・チェスナット
<ストーリー&コメント>
詐欺師のジェイクは、気の合う仲間たちと巧みに謀って、大金を稼いでいた。そんなある日、奪った金が実は暗黒街の大物キングの持ち金であることが判明。窮地に追い込まれたジェイクは、やむなくキングの命令で、彼の宿敵の銀行から500万ドルを騙し取るという無謀な作戦を引き受けることに。ジェイクは美人スリのリリーを新たに仲間に引き入れて綿密な犯罪計画を立てるが、ジェイクの仇敵であるFBI捜査官ビュターンが彼らの後を執拗に追っていたのだった…。
切れ者の詐欺師が、仲間たちと組んで犯罪計画を立案実行していく様子を描くクライム・サスペンス。
なんでだろうなぁ、全然パッとしなかった。キャストもなかなか豪華だし、映像的にも悪くない。だけどなんか、キレがないんだよなぁ。原因として考えられることは2つ。主演のエドワード・バーンズがあまりにもスマートすぎること。アクションシーンなど動きがほとんどなく、人物同士の駆け引きだけで進んでいく物語だけに、あまりにもクセのない主人公で盛り上がらないのかも。あと、あまりにもありがちな脚本かな。全然新鮮味がない。最後の方なんて、当然起こりうるドンデン返しが、逆に自然に感じてしまうほど。あまりにもヒネりがない。
余談だけど、エドワード・バーンズはベン・アフレックによく似てるね。
97分/★★★☆☆
(2005年3月12日)