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0:34/レイジ34フン
CREEP
2004年イギリス、ドイツ/ホラー

<監督・脚本>
クリストファー・スミス
<出演>
フランカ・ポテンテ
ヴァス・ブラックウッド
ケン・キャンベル
ジェレミー・シェフィールド
ポール・ラットレイ
ケリー・スコット
ショーン・ハリス
<ストーリー&コメント>
イギリスのロンドン。アパレル業界で働くケイトは、言い寄ってくる同業者のガイを避けるようにパーティを抜け出し、地下鉄の駅へと飛び込んだ。だが、うっかりと居眠りして電車に乗り損ね、シャッターの降りた構内に閉じこめられてしまう。地下で電話もつながらず、途方に暮れる彼女だったが、そのとき、なぜか来るはずのない電車がホームに滑り込んでくる。不審に思いながらも乗り込むケイト。乗客は誰もいないように思えたが、やがて人影が…。
サスペンスかと思いきや、ほとんどホラー。なかなか怖かったです。日本的な何も見えない闇の怖さじゃなくて、スプラッター系の欧米的怖さの方。ゲーム『バイオハザード』系の怖さです。
ヒロインを演じるフランカ・ポテンテは『ラン・ローラ・ラン』のように走る、走る、走る!
ちなみに原題の「CREEP」は「忍び寄る」という意味。
(以下、ネタバレ文。観た後で、マウスでなぞってお読みください)
懐中電灯をつけたら目の前にいたり、手術台での惨殺シーンなど怖い描写がたくさんなんだけど、怪物誕生の秘密とか、神出鬼没の機動力とか、物足りないところも幾つかあるのが気にはなる。ただ、全てが解決してハッピーというハリウッド・エンドじゃなく、寂しい余韻の残るイギリス式ラストはよかった。
86分/★★★☆☆
(2006年7月29日)

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10日間で男を上手にフル方法
HOW TO LOSE A GUY IN 10 DAYS
2003年アメリカ/ラブコメディ

<監督>
ドナルド・ペトリー
<脚本>
クリステン・バックリー
ブライアン・リーガン
バー・スティアーズ
<出演>
ケイト・ハドソン
マシュー・マコノヒー
キャスリン・ハーン
アニー・パリッセ
アダム・ゴールドバーグ
トーマス・レノン
マイケル・ミシェル
シャロン・ハーロウ
<ストーリー&コメント>
新米雑誌ライターのアンディは、編集長から軽い“HOW TO モノ”のコラムを任され、友だちの失敗談を参考に、男と別れたい女性のための“10日間で男にフラれる方法”という記事を書くことに。一方、広告マンのベンは、大手取引先との仕事を巡って上司と賭けをすることになり、10日以内に恋人をつくることに。そんなアンディとベンは、互いの本心も知らずにデートの約束を交わすのだが…。
全米ベストセラーとなったハウツー本を、都会派ラブコメディとして映画化。偶然出会った男女が互いの相反する思惑を心に秘めたまま、奇妙な恋愛を繰り広げるさまを綴る。
かなりありがちで、とるに足らない、まさに“ブルシット”(訳者によっては表記が異なるかも)なラブコメディ。ものすごく下らないわけではないけど、面白いというほどではない。細かいツッコミは野暮なのでやめておくとして、「恋愛はゲームだぜ」な、典型的なアホのアメリカ人的なノリが許容範囲を越えてたかな。賭けのために恋を始めた男と、記事のために恋を始めた女。いいムードになりつつも「本気の恋じゃない」って、そんなの説得力ゼロ。そもそも、本気とそうじゃない恋の区別っていったいどこなんだ?
(以下、ネタバレ文。観た後で、マウスでなぞってお読みください)
そもそも、「上手にフル…」って、上手にフレてないし(笑)その時点でダメでしょ。そういうテーマで進めるなら、男の方の賭けネタはナシにして、かけひきに興じた女が、男のひたむきな姿勢で本当の愛に気づく…という構図の方がいいと思う。そういう作品、過去にたくさんあると思うけどさ。それと…あんな未練タップリの記事が、人気女性誌の編集長が絶賛する内容だとは到底思えない。確実にボツでしょ。
115分/★★☆☆☆
(2005年2月14日)

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11月1日
November 1st
2019年イギリス/ドラマ

<監督・脚本>
チャーリー・マントン
<出演>
リンゼイ・ダンカン
ソフィア・マイルズ
クリント・ディアー
トーム・アシュリー
リサ・ループス
<ストーリー&コメント>
息子を無残に殺され、殺人犯の死刑執行を長年待ち続けた母親ボニー。ようやく待ちに待った死刑執行の日を迎えることに。しかし28年という長い月日はボニーの心をボロボロにし、娘キャロラインとの間にも深い溝ができていた。執行の立ち合いのために刑務所に向かう母娘だったが、さらにその溝が深まることになるのだった…。
母親役のリンゼイ・ダンカンが迫真の演技でした。それに尽きるんだけど、ドラマとしても面白かったです。息子の殺人事件は家族を確実に壊している。母親は事件で時間が止まり、娘はそれから28年間生きているのに母親から愛を得られず、大きな確執がある。そしておそらく夫とは離別している雰囲気。そんな閉塞感が湖の雪景色に投影されていて、救いようのない喪失感を描いていて。終盤の展開もスカッとしたし、秀逸なドラマでした。
25分/★★★☆☆
(2025年11月1日)

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十二人の怒れる男
12 ANGRY MEN
1957年アメリカ/法廷サスペンス

<監督>
シドニー・ルメット
<製作・脚本>
レジナルド・ローズ
<製作・出演>
ヘンリー・フォンダ
<出演>
リー・J・コッブ
エド・ベグリー
E・G・マーシャル
ジャック・ウォーデン
マーティン・バルサム
ジョン・フィードラー
<ストーリー&コメント>
真夏のニューヨーク。法廷では、不良少年が飛び出しナイフで父親を刺殺したとされる事件に関する審理が行なわれていた。やがて審理が終わり、12人の陪審員たちは評決への討議を開始する。誰が見ても有罪に疑いなく、たちまち評決に達するものと見られていた。だが、陪審員の1人が無罪を主張。有罪と決する確たる証拠がない、というのがその理由だった。陪審判決は全員一致でなければ決められない。残る陪審員たちは、彼を説得しようとそれぞれ有罪を確信した理由を説明する。だが、その都度彼は別の観点から疑問を提示していくのだった…。
殺人事件の評決をめぐり白熱の議論を展開する12人の陪審員を描き、陪審員制度の問題点を浮き彫りにした法廷サスペンス・ドラマの傑作。ベルリン国際映画祭金熊賞受賞。
素晴らしい傑作でした。まさに息詰まるというか、最後まで緊迫したスリルがすごかった。舞台はほぼ陪審員室のみで展開されるんだけど、そんな狭さを感じさせない群集劇。ヘンリー・フォンダをはじめ、キャストたちもそれぞれ一般人、“普通の人々”を熱演。次々と新しい展開が開け、様々なバックグラウンドを持った人々が集まって討議するという陪審員制度ならではの面白さもあった。
ただ、陪審員制度の持つ怖さも強く提示している作品だと思う。ヘンリー・フォンダのように、勇気を持って異議を唱える人が毎回いるわけではないだろうし、「他のみんながそうだから」というのに弱い日本人なら、少数意見が流されてしまう恐れもある。日本でもやがて陪審員制度が導入されるようだけど、偏見や先入観が勝ってしまって、公平な物の見方を難しくさせてしまうことって、往々にしてあるんだろうね。人が人を裁くのって、やっぱり難しい。
96分/★★★★★
(2005年7月27日)

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12モンキーズ
12 MONKEYS
1995年アメリカ/SFアクション

<監督>
テリー・ギリアム
<脚本>
デビッド・ピープルズ
ジャネット・ピープルズ
<出演>
ブルース・ウィリス
マデリーン・ストー
ブラッド・ピット
クリストファー・プラマー
<ストーリー&コメント>
1996年に発生した謎のウィルスにより、全人類の約99パーセントは死滅した。そして2035年、地下に住んでいた人間たちはその原因を探るため、一人の囚人を過去へと送り出す。糸口はたったひとつ、“12モンキーズ”という謎の言葉のみだった…。
ブルース・ウィリスとブラッド・ピットの競演が見物。
序盤はちょっと背景がわかりにくいけど、最後は「なるほど〜」と頷けます。思っていた以上に面白かった。
130分/★★★☆☆
(2001年12月15日)

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13ウォリアーズ
THE 13TH WARRIOR
1999年アメリカ/アクションドラマ

<監督>
ジョン・マクティアナン
<出演>
アントニオ・バンデラス
オマー・シャリフ
ダイアン・ヴェノーラ
<ストーリー&コメント>
アラブの詩人、アハメッド・イブン・ファハラン。彼は太守として赴任した辺境の地でバイキングの傭兵たちと出会うが、彼らの故郷が外敵の危機にさらされているという知らせが届く。巫女の託宣によって13人の戦士が選ばれるが、アハメッドもそのひとりとして選ばれる。森の中から霧と共に現れる“ヴェンドル”という魔物と戦う13人の姿を描く。
なんか、ストーリーが一本調子でつまらなかったかな。戦闘シーンにはそれなりに迫力はあったけど…。
102分/★★★☆☆

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13デイズ
THIRTEEN DAYS
2000年アメリカ/シリアスドラマ

<監督>
ロジャー・ドナルドソン
<出演>
ケビン・コスナー
ブルース・グリーンウッド
スティーヴン・カルプ
ディラン・ベイカー
マイケル・フェアマン
ヘンリー・ストロツィエー
フランク・ウッド
ケヴィン・コンウェイ
ティム・ケラー
<ストーリー&コメント>
1962年10月16日、偵察機の映像から、キューバ基地にソ連から運び込まれた弾道ミサイルが存在することが確認された。ケネディ大統領はすぐさま国家安全保障会議執行委員会を召集する。委員が空爆を薦める中、第三次世界大戦勃発を恐れる大統領は、実弟でもある司法長官のロバート、大統領特別補佐官の親友オドネルと相談の上、話し合いでの解決を模索するが…。
世界が核戦争にもっとも近かった13日間、1962年の「キューバ・ミサイル危機」。世界を揺るがした大事件の真相に迫る政治サスペンスの超大作。ケネディ兄弟率いる政府と、開戦を望む軍部との対立が中心テーマなのかなぁ。
時間的にも長いし、難しい話なので正直途中ちょっとつらかった…。まるで政治ドキュメントを見ているような感じでした。それに、登場人物が多すぎて…名前が覚えられない(笑)
145分/★★★☆☆
(2002年2月2日)

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13日の金曜日
FRIDAY THE 13TH
1980年アメリカ/ホラー

<監督>
ショーン・S・カニンガム
<脚本>
ヴィクター・ミラー
<出演>
ベッツィ・パルマー
エイドリアン・キング
ハリー・クロスビー
ローリー・バートラム
ジャニーヌ・テイラー
ケヴィン・ベーコン
マーク・ネルソン
ロビー・モーガン
ピーター・ブローアー
<ストーリー&コメント>
1958年6月13日の金曜日に若いカップルが何者かに殺されて以来、いつしか人が近づかなくなってしまった、ニュージャージー州クリスタル湖の湖畔のキャンプ場。時は流れて1980年、キャンプ・シーズン直前である初夏、アリスやジャックなど8人の若者がキャンプ場を復活させようとやって来る。地元の住人たちの警告も気にかけず、キャンプ場再開の準備を進める若者たち。だがある夜、何者かが1人また1人と若者たちを残忍な方法で殺していく…。
殺人鬼“ジェイソン”が初めて銀幕で描かれた、ヒット・ホラー・シリーズの記念すべき第1作。有名な殺人鬼ジェイソンだが、実はこの第1作ではまだチョイ役だったりする。
公開当時は、恐怖場面が続くだけと批判があったらしいけど…正直、そんなに怖くなかった。映像も、ちょっと時代を感じさせてしまうものだし、恐怖描写にもそんなに目新しさはない。「有名なシリーズ物の第1作を観た」というコレクター的趣向以外には、観る必要はないのかも。
ただ、1番最後のシーンだけはちょっと驚いたかな。怖かったというより驚いた、というのが本音。あまりにも唐突すぎてね。
95分/★★★☆☆
(2005年8月7日)

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15時17分、パリ行き
THE 15:17 TO PARIS
2018年アメリカ/サスペンスドラマ

<製作・監督>
クリント・イーストウッド
<脚本>
ドロシー・ブリスカル
<出演>
スペンサー・ストーン
アンソニー・サドラー
アレク・スカラトス
ジュディ・グリア
ジェナ・フィッシャー
レイ・コラサーニ
マーク・ムーガリアン
イザベラ・リサチャー・ムーガリアン
クリス・ノーマン
<ストーリー&コメント>
2015年8月21日15時17分、パリ行きの高速列車がオランダのアムステルダムを発車。乗客554人の中には、ひそかに自動小銃を持ち込み、やがてそれを乱射して車内をパニックに陥れるイスラム過激派の男や、まさかそんなことが起きるとも知らず、無邪気に観光旅行を楽しむ3人組のアメリカ人青年、アンソニー、アレク、スペンサーもいた。幼なじみの3人は、どのように成長し、銃乱射事件にいかに立ち向かったのか…。
『ハドソン川の奇跡』、『アメリカン・スナイパー』など、近年は実話をベースにした題材に数多く取り組んでいる名匠イーストウッド監督が、本作では2015年に実際に起きた「タリス銃乱射事件」を映画化。イスラム過激派の男による銃乱射事件が発生する中、勇猛果敢に犯人に立ち向かい、惨事を未然に防いだ3人の幼なじみのアメリカ人青年たち。実際に事件でテロリストを取り押さえた彼らが俳優として起用され、劇中で自分自身を演じるという前代未聞のキャスティングが話題になった。
なかなか「いい映画」って感じでした。一言でいうと、「たまたま乗った電車で発生したテロ事件を防いだ若者たち」ということなんだけど、そこに至るまでの道筋を丁寧に描いています。彼らの生い立ち、事件前までの観光の様子など、不必要とさえ思えるストーリーだけど、彼らが生まれながらの英雄ではなく、ごく普通の青年(しかも子どもの頃は問題児だった)ということと、ありふれた日常の中で、突然として事件・悲劇が起きるということも裏のテーマなんじゃないかな?前半部分を全部削いでしまったら、あまりにも無機質な映画になってしまうと思うんだよね。
94分/★★★☆☆
(2018年12月23日)

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1735km
1735KM JACKFRUIT THORN KISS
2005年ベトナム/ラブコメディ

<監督>
グエン・ギエム・ダン・トゥアン
<出演>
ズーン・イエン・ゴック
ホー・カイン・チン
<ストーリー&コメント>
厳格な家庭で育ち、結婚を間近に控えたチャムアンは、祖母に会いに行ったハノイからホーチミン市へと帰る列車の中で、キエンという青年と隣り合わせる。気軽に話しかけてくるキエンに対し、始めはつれなくしていたチャムアンだが、列車の旅は1735kmもあり、長い時間の中で次第に心を許していく。ところが、一時停車したフエ駅で降りた二人は、そこに取り残されてしまう。先はまだ長く、手持ちのお金もほとんどない。偶然道連れとなってしまった二人は、トラブルに遭いながらもホーチミンを目指して旅を続けるのだが…。
ベトナム製作のラブストーリー。あまり見慣れないベトナム映画(「映画三昧」でも『青いパパイヤの香り』ぐらい?)だけど、なかなか面白かったです。でもこれ、ほとんど『恋人までの距離』なのでは…?きっと影響受けてるはずだよ。男女が列車で出会って、一緒に旅をするっていう設定が同じだしね。
ベトナムの景色や言葉もなかなか新鮮。ちょっと中国っぽいところもあるけど、ところどころ南国的なテイストもあるんだね。
ホーチミンに着いてからの後半部分は、ちょっと下り坂な感じかな。爽やかで不思議だったキエンの実情が明かされると、なんか急に魅力を失ってしまう気がするんだよね。
110分/★★★☆☆
(2010年5月23日)

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17歳〜体験白書〜
ALL I WANT (TRY SEVENTEEN)
2002年アメリカ/ラブコメディ

<監督>
ジェフリー・ポーター
<脚本>
チャールズ・ケッパート
<出演>
イライジャ・ウッド
フランカ・ポテンテ
マンディ・ムーア
クリス・マーティン
デボラ・ハリー
エリザベス・パーキンス
アーロン・パール
アンドリュー・ジャクソン
<ストーリー&コメント>
裕福な家に育ち、大学にも一発合格を果たした17歳のジョーンズ。順風満帆に見える彼だったが、人一倍気弱で、童顔なため子供扱いされることに悩んでいた。結局、入学初日にしてドロップアウトした彼は、自立心を養おうとアパートで一人暮らしすることに。だが、引っ越し早々、住人の気まぐれな女性たちに振り回されることになってしまう…。
『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で主人公フロドを演じ、世界的スターとなったイライジャ・ウッドが、エキセントリックな2人の女性に振り回されて奮闘するナイーブな少年を演じた青春ラブコメディ。
ごくごくありふれた学園物コメディ。内容的にも特筆すべきところはないけど、豪華なキャストに注目したい。イライジャ・ウッド、フランカ・ポテンテ、マンディ・ムーア。と主演級が3人並んで、フロドは両手に花で、なんとも羨ましい限り。最後がちょっとシックリこない気もしなくはないけど…まぁこんなもんでしょ(笑)
ちなみに僕は、どちらかだったらリサ(マンディ・ムーア)を選びます。
93分/★★★☆☆
(2005年10月30日)

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17歳のカルテ
GIRL, INTERRUPTED
1999年アメリカ/ドラマ

<監督・脚本>
ジェームズ・マンゴールド
<原作>
スザンナ・ケイセン
<脚本>
リサ・ルーマー
アンナ・ハミルトン・フェラン
<製作総指揮・出演>
ウィノナ・ライダー
<出演>
アンジェリーナ・ジョリー
クレア・デュヴァル
ブリタニー・マーフィ
エリザベス・モス
ジャレッド・レトー
ジェフリー・タンバー
ヴァネッサ・レッドグレーヴ
ウーピー・ゴールドバーグ
アンジェラ・ベティス
ジリアン・アルメナンテ
ドゥルシエ・マクダニエル
アリソン・クレア
クリスチーナ・マイヤーズ
ジョアンナ・カーンズ
<ストーリー&コメント>
1967年のアメリカ。薬物の過剰摂取で自殺を図るなど精神が不安定な17歳のスザンナは「境界性人格障害」と診断され、クレイモア精神病院に入院することになった。そこで彼女は、自分と同じように、様々な心の病に苦しみながらも健気に生き抜こうとしている同世代の女性たちと知り合い、交流を続けていくうちに、やがて少しずつ自立心を取り戻していくのだった…。
精神病院で2年の歳月を過ごしたスザンナ・ケイセンの同名の回想録(原作の邦題は『思春期病棟の少女たち』)に惚れ込んだウィノナ・ライダーが、自らの製作総指揮・主演で映画化。
作品としてはなかなか面白いと思ったけど、同様に精神病に苦しんでいる患者の方から見ると「ヌルイ」と思えるらしい。やっぱり、そういう世界を表現するのは難しいものなのかなぁ。
万引きしたり、プライベートでいろいろとお騒がせしているウィノナ・ライダーは、彼女なりによくリサーチして作ったと思うけどね。ただ、28歳の彼女が17歳の役というのはちょっとムリがあるような。病的でホッソリした彼女だから、まだよかったのかもしれないけど。
でもやっぱり、この作品はアンジェリーナ・ジョリー。彼女につきると思います。病院の脱走常習者リサを熱演し、アカデミー助演女優賞を受賞したのも納得。作品の視点こそウィノナ演じるスザンナだけど、彼女は終始リサに振り回されているので、どちらが主役かわからないぐらい。そのぐらいアンジェリーナ・ジョリーは活き活きと、溌剌と演じています。『60セカンズ』ぐらいしか思い浮かばない(『ボーン・コレクター』はあまり記憶にない)けど、ちょっとサイコな役柄は得意なのかも。
ジョージーナ役のクレア・デュヴァルは、どことなくクレア・デーンズに似ている気がする。
あと、ペトゥラ・クラークの「恋のダウンタウン」など、60年代を彩った挿入歌たちも印象的でした。
127分/★★★☆☆
(2004年3月4日)
第72回アカデミー賞(1999年) 助演女優賞

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200本のたばこ
200 CIGARETTES
1999年アメリカ/コメディ

<監督>
リサ・ブラモン・ガルシア
<脚本>
シャナ・ラーセン
<出演>
ベン・アフレック
ケイシー・アフレック
デビッド・チャペル
ケイト・ハドソン
コートニー・ラブ
ブライアン・マッカーディ
ジェイ・モア
マーサ・プリンプトン
<ストーリー&コメント>
1981年、大晦日のニューヨーク。モニカの開いたパーティには、誰もやって来ない。パーティに向かっているはずの友人たちは、それぞれが、それぞれの事情で、それぞれの友人たちと、街の中でそれぞれの時間を過ごしているのだった。彼らは果たして、新しい年を新しい相手と迎えることが出来るのだろうか…?
大晦日に新しい出会いを求める若者たちの、さまざまなエピソードが交錯する青春恋愛映画。コートニー・ラヴ、エルヴィス・コステロ、クリスティーナ・リッチら豪華スターが競演。
『アメリカン・グラフィティ』と比較される、よくある群集映画。僕が観たところでは『マグノリア』『スウィンガーズ』『タイムコード』なんかがあるけど、どれもイマイチ。だけどこれは面白かった。「誰かと新年を迎えたい」という共通の目的があって各人が行動しているからだ。これがあるから、バラバラの話もひとつの物語として認識できるし。様々な恋人たちの姿があるから、きっとどれかに感情移入できるはずだし。個人的にはケヴィンとルーシーの話が面白かった。タクシードライバーもいい味出してたしね。左評に書ききれない豪華な共演陣も楽しかった。ただ、最後の「死体役」の人が可哀相だったけどね(笑)
終始笑えたし、★4ツつけてもいいぐらい面白かった。
102分/★★★☆☆
(2002年12月19日)

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2001年宇宙の旅
2001 : A SPACE ODYSSEY
1968年アメリカ/SFアドベンチャー

<製作・監督・脚本>
スタンリー・キューブリック
<原作・脚本>
アーサー・C・クラーク
<出演>
ケア・デュリア
ゲイリー・ロックウッド
ウィリアム・シルベスター
ダニエル・リクター
レナード・ロシター
ダグラス・レイン(声優)
<ストーリー&コメント>
2001年、人類は宇宙基地や月を足がかりに、本格的に宇宙開発に乗り出していた。そんなある日、月面で不思議な石版が発掘される。モノリスと名付けられたその石版は、400万年前に埋められたものと推定され、木星へ向けて謎の電波を発信していた。アメリカは惑星航行船ディスカバリー号を木星へ送り、その謎を解明しようとするのだが…。
今や映画史上のベストテンに必ず入る大作SFオペラ。アカデミー特殊視覚効果賞受賞。
いつかは観なければならないというか、映画道では避けて通れない作品をついに観た。正直、評価に困ったが、個人的には純粋に退屈だった。途中で寝てしまったし…。
いろいろな映画ファンサイトを見ると「最高傑作!」と書いている人が多いのに驚いた。彼らのうちの何割が、真にこの作品を理解しているんだろうか?いろいろと、深く解釈しようと思えば様々な推測が成り立つが、それは考えすぎの気がする。映画作品として考えた場合に、この作品はそれだけあまりにも常軌を逸しているのだ。大作の誉れ高い作品だし、難解な作品をさも理解しているように語るのは容易い。だが、その人たちに僕はあえて聞きたい。「これ、本当に面白いかい?」
とりあえず僕は、もう二度とこれを観ることはないだろう。
139分/☆☆☆☆
(2003年9月23日)
第41回アカデミー賞(1968年) 特殊視覚効果賞

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2010年
2010
1984年アメリカ/SFアドベンチャー

<製作・監督・脚本>
ピーター・ハイアムズ
<原作>
アーサー・C・クラーク
<出演>
ロイ・シャイダー
ジョン・リスゴー
ヘレン・ミレン
ボブ・バラバン
ケア・デュリア
ダグラス・レイン(声優)
<ストーリー&コメント>
前作から9年後の2010年。プロジェクトの責任者だったフロイド博士は、ロシアの宇宙船レオノフ号に乗り込み、消息不明のディスカバリー号を探査すべく木星へ旅立った。木星の衛星イオの軌道上でディスカバリー号と接触し、その復旧にとりかかるが、その頃地球ではアメリカとロシア間の緊張が極限に達し、両国は開戦へと踏み切ろうとしていた…。
SF大作『2001年宇宙の旅』の続編。前作で未解決だった謎の多くを解明しようという試みに、ピーター・ハイアムズが果敢に挑戦。
全く意味不明で退屈だった前作に比べて、こちらはわりと普通の映画作品だった。それだけでもちょっとホッとしたりして(笑)
モノリスとディスカバリー号の謎を解明すべく旅立つ、とストーリーもちゃんとあります。登場人物も多いので、会話もちゃんとあります。猿も出てこないし。わりと船内での行動が多かった前作に比べ、今回は船外活動のカットも多いし、宇宙の映像もとても綺麗です。
終盤の展開はちょっと意外。テーマが壮大すぎて驚きました。7年後にこれが本当に実現したら、ものすごいことだなぁと思いますね。世の中の常識や、社会の習俗がすべて一変してしまうでしょう。
116分/★★★☆☆
(2003年9月23日)

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2012
2012
2009年アメリカ/アクションパニック

<製作総指揮・監督・脚本>
ローランド・エメリッヒ
<脚本>
ハラルド・クローサー
<出演>
ジョン・キューザック
アマンダ・ピート
キウェテル・イジョフォー
タンディ・ニュートン
オリヴァー・プラット
トーマス・マッカーシー
ウディ・ハレルソン
ダニー・グローヴァー
リアム・ジェームス
モーガン・リリー
ズラッコ・ブリッチ
ベアトリス・ローゼン
ヨハン・アーブ
<ストーリー&コメント>
ロサンゼルスでリムジン運転手をしている売れない作家のジャクソンは、別れた妻ケイトと暮らす子供2人と久々の休暇を楽しむために、イエローストーン国立公園へキャンプに向かう。彼はそこで、怪しげな男チャーリーから奇妙な話を聞かされる。それは、地球の滅亡が目前に迫っており、その事実を隠している各国政府が、限られた人間が生き残るための巨大船を建造している、という荒唐無稽な内容だった。しかし、その後ロサンゼルスをかつてない巨大地震が襲い、その話が嘘ではないと悟るジャクソン。さらに、大津波や大噴火など、あらゆる天変地異が世界中で発生、次々と地球を呑み込んでいく。そんな中、ジャクソンはケイトと子供たちを守るため、必死の逃亡サバイバルを繰り広げるのだが…。
『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』のローランド・エメリッヒ監督が放つパニック巨編。正確な暦を持っていたマヤ文明の《2012年の冬至に地球が滅亡する》という終末説を基に、世界中で怒濤のごとく発生する未曾有の天変地異に人類が為す術なく襲われていくさまを驚異のスペクタクル映像で描く。
なかなか面白かったです。基本的には、「ドカーン!」「ザバーン!」と次々に大災害が連発するというパニック・ムービーなんだけど、このテの作品はやっぱり映画館で観ると迫力が違うね。大迫力で、最後まで飽きずに観られました。「船」のあたりからはちょっとダレた感じだったけどね。
ただ、映像系にお金をかけすぎたのか、キャストがわりとこじんまりしている印象。もっと大物俳優が出ていたら『宇宙戦争』とか『アルマゲドン』みたいなテイストになっていたかもしれないね。ジョン・キューザックもけっこう好きな俳優だけど、この作品にしてはちょっと地味な印象かな。
ただし、超大物がいないのは逆に群像劇としてみると功を奏しています。出だしからしてキウェテル・イジョフォー演じるエイドリアン博士のストーリーなので、この人が主役かと(実際、最後には主役級な場面が)。他にも、意外といい人なゴードンや、ユーリとタマラ、サーシャの一味、ダニー・グローヴァー演じる大統領とその娘ローラとの絆など、感情移入するキャラクターによって物語の起伏を楽しめるかも。
158分/★★★☆☆
(2009年11月17日)

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21グラム
21 GRAMS
2003年アメリカ/ドラマ

<製作・監督>
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
<脚本>
ギジェルモ・アリアガ・ホルダン
<出演>
ショーン・ペン
ベニチオ・デル・トロ
ナオミ・ワッツ
ダニー・ヒューストン
シャルロット・ゲインズブール
メリッサ・レオ
クレア・デュヴァル
<ストーリー&コメント>
余命1ヶ月の重病から、心臓移植手術を受けて奇跡的に健康を回復したポール。彼に新たに授けられた心臓は、前科持ちの男ジャックが過ってトラックで轢いて命を落とした男性のものだった。ドナー(臓器提供者)の遺族を突き止めたポールは、未亡人クリスティーナが、家族を喪った悲しみで自暴自棄に陥っている窮状を知り、その支えになりたいと思うようになるのだが…。
それまで別々の人生を歩んできた3人の男女の運命がある事件を契機に互いに交錯し、激しい愛憎劇を織り成していくさまを、物語の時間軸をシャッフルさせた実験的話法を通してスリリングに描写。
特別面白いというわけでもないし、くだらないわけでもないんだけど、なんか圧倒されてしまった。時間軸がぐちゃくぢゃなパズル的手法のせいか?演技達者なキャストのせいか?その理由はちょっとわからない。評価が難しいところではあるけど、描いていたテーマ自体は興味深いものだった。人は死んだ時、21グラムだけ軽くなるという。そんな“魂の重さ”がモチーフ。
時間軸をシャッフルする構成は、最初はわかりにくかったけど、ちんと観ていればだんだんドラマが見えてきた。むしろ、ストーリー自体は単純なものなので、そのまま見せていても面白いものになるかどうかは疑問。そう考えれば、この手法は悪くない。
キャストはそれぞれに熱演。特に、怪しさ満点のベニチオ・デル・トロと、体当たりの演技のナオミ・ワッツがよかった。
124分/★★★★
(2005年11月19日)

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24時間4万回の奇跡
LES CONVOYEURS ATTENDENT
1999年ベルギー、フランス、スイス/ドラマ

<監督・脚本>
ブノワ・マリアージュ
<出演>
ブノワ・ポールブールド
ジャン・フランソワ・ドヴィーニュ
モルガーヌ・シモン
ブーリ・ランネール
<ストーリー&コメント>
地元新聞のしがない記者兼カメラマンのロジェ。警察無線を傍受し事件現場に駆けつける日々。妻と2人の子どもに囲まれた平穏な暮らしながら、鬱屈を募らせるロジェは、一攫千金の夢にとりつかれていた。そんなある日、彼は息子のミシェルに、「ドア開閉世界記録」に挑戦させることを思いつき、特訓を始める。妹のルイーズ、伝書鳩を愛する隣人を巻きこんで、賞品の新車を目指して商工会議所コンテストの日が近づくのだが…。
「24時間でドアを41,827回開閉する」という奇妙奇天烈な世界記録にチャレンジすることになった家族の姿をユーモア溢れるタッチで描く、異色の悲喜劇。1999年のカンヌ映画祭監督週間で大絶賛された。
摩訶不思議な題材からして、滅多にお目にかかれない不思議な作品だった。ドア開閉の世界記録に挑む家族のハートフルドラマかと思いきや、かなり悲惨なお話。横暴な父親に従うしかない妻と子どもたち。ある事件をきっかけにその絆が崩壊し、やがて再生していくまでを描くという、かなりシリアスなドラマでした。
前半はただただ父親の横暴ぶりが目立つけど、後半は一気に色合いを変えてしまいます。家族にとって最も大切なものはなんなのか。それを問いかけるドラマです。
広場での練習用ドアが「どこでもドア」みたいでとても不思議。
94分/★★★☆☆
(2006年8月15日)

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28DAYS
28 DAYS
2000年アメリカ/シリアスドラマ

<監督>
ベティ・トーマス
<脚本>
スザンナ・グラント
<出演>
サンドラ・ブロック
ヴィゴー・モーテンセン
ドミニク・ウェスト
エリザベス・パーキンス
アズラ・スカイエ
スティーヴ・ブシェミ
<ストーリー&コメント>
ニューヨークに住むジャーナリストのグエンは、毎晩の酒とクスリで荒れた日々を送っていた。姉の結婚式でさえ泥酔し、リムジンを飲酒運転する始末。そんな彼女は、アルコールとドラッグの中毒を治療する更正施設に4週間の入院を余儀なくされるのだが…。
中毒のリハビリ施設に入れられた女性が、様々な過去を持つ仲間たちに出会い、次第に立ち直っていく姿を描く。
『男が女を愛する時』とかもそうだけど、何かの中毒になって施設に入り、セラピーを受けるという構図はアメリカ人には日常的なもののようです。最初は「宗教のようだ」と毛嫌いしていたグエンだが、禁断症状を乗り越え、次第に仲間の輪にとけこんでいく。その心理の移りゆく様が丁寧に描かれている。酔っ払ったり、暴れたり、喚き散らしたりと手のつけられないグエンをサンドラ・ブロックが好演。
同室の少女役のアズラ・スカイエもいい感じでした。
105分/★★★☆☆
(2002年11月26日)

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2人の秘密
CHICAS DAY
2013年スペイン/ドラマ

<監督・脚本>
スーザン・ベヤル
<出演>
Chiqui Fernandez
Tania Carretero
Eduard Gibert
<ストーリー&コメント>
ある日の昼下がり、おめかしして、庭のプールサイドでカクテルを楽しんで。時には泳いだり、水をかけあったり。二人にとって、今日は何でもありの女子会。ただの遊びであることさえ忘れなければ…。
一見すると、母と娘の昼下がりのどうってことのないひととき。だけど実は…。まさに脚本の勝利ですね。ショートストーリーらしい、さらりと観られる佳作でした。
10分/★★★☆☆
(2023年2月12日)

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三十四丁目の奇蹟
MIRACLE ON 34TH STREET
1947年アメリカ/ファンタジー

<監督・脚本>
ジョージ・シートン
<出演>
モーリーン・オハラ
ジョン・ペイン
エドマンド・グウェン
ジーン・ロックハート
ナタリー・ウッド
ポーター・ホール
ウィリアム・フローリイ
ジェローム・コーワン
<ストーリー&コメント>
ニューヨークのメイシー百貨店が催すクリスマス恒例の感謝祭パレードに、サンタクロース役として雇われた白髭の老人クリス・クリングル。彼はたちまち子供たちの人気者になり、売り上げも急上昇。ところが、彼が「私は本物のサンタクロースです」と言い出したことから、周囲は大騒ぎになってしまう。サンタクロースが実在するか否かをめぐる一大論争は、遂に法廷の場にまで持ち込まれるのだが…。
“サンタクロースって本当にいるの?”そんな子供たちの永遠の疑問に鮮やかな解答を与えてくれる、クリスマス・ファンタジーの傑作!
素晴らしい作品です。僕は1994年のリメイク版を先に観たんだけど、どちらも内容に大差はないんだけど、こちらの方がオリジナルであることに敬意を表して満点。クリスマスのファンタジー作といえば、この作品か『素晴らしき哉、人生!』の二択じゃないんでしょうか。
サンタクロースは本当にいるか。現実的な事を言ってしまえば、空飛ぶソリに乗ってプレゼントを配る魔法使いのような老人はもちろん存在しません。だけど、優しさとか愛とか、思いやりの心、素直にそれらを信じることのできるクリスマスの象徴として、サンタクロースは存在すると僕は思います。神の存在と一緒で、誰もが心の中でそう願うこと。その想いこそが奇跡を起こすんだしね。
96分/★★★★★
(2004年12月25日)
第20回アカデミー賞(1947年) 助演男優賞、脚色賞、原案賞

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34丁目の奇跡
MIRACLE ON 34TH STREET
1994年アメリカ/ヒューマンドラマ

<監督>
レス・メイフィールド
<脚本>
ジョン・ヒューズ
ジョージ・シートン
<出演>
リチャード・アッテンボロー
エリザベス・パーキンス
マラ・ウィルソン
ディラン・マクダーモット
<ストーリー&コメント>
マンハッタン34丁目の老舗デパート「コールズ」は営業不振で、身売りの危機に立たされる。恒例の感謝祭パレードでサンタの代役が必要になるが、そこにサンタに似た老人クリスが現れ、事なきを得るが、クリスが人を殴る事件が発生してしまう。「コールズ」は全社を挙げて、彼の救済運動を展開するのだが…。
1947製作の同名映画のリメイク。
自分こそはサンタクロースだと名乗る老人が、彼を信じる純真な少女の願いをかなえるために、奇跡をもたらす。
サンタクロースの実在をめぐる法廷シーンが温かい涙を誘う。古きよきアメリカの良心が全篇にちりばめられた感動作です。
114分/★★★★

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三十九夜
THE 39 STEPS
1935年イギリス/サスペンス

<監督>
アルフレッド・ヒッチコック
<原作>
ジョン・バカン
<脚本>
チャールズ・ベネット
<出演>
ロバート・ドーナット
マデリーン・キャロル
ルッチー・マンハイム
ゴッドフリー・タール
<ストーリー&コメント>
カナダ人のリチャード・ハネイは、ロンドンで休暇を過ごしていた。ある日、殺人事件に巻き込まれてしまい、無実の殺人容疑で警察と謎の組織に追われることになってしまう。ハネイは、逃亡の列車内で知り合った女性を巻き込みつつも事件の真相へと近づいていくのだが…。
ヒッチコックが最も敬愛する作家ジョン・バカンのスパイ小説『三十九階段』を映画化。『バルカン超特急』とならび、ヒッチコックのイギリス時代の代表作とされる。でも、個人的には『間諜最後の日』の方が好き。マデリーン・キャロルはこちらにも出ているけど、やはり美しい女優さんです。ヒッチコックは金髪美人女優が好きらしく、彼女もその一人なんだとか。モノクロだし、髪の色はわからないんだけどね。靴下(ストッキング?)を脱ぐシーンはとても色っぽいです。
あと、ロバート・ドーナットはブレンダン・フレイザーみたいだね。
仕掛けとしては、「記憶男」がなかなか面白かった。
86分/★★★☆☆
(2002年12月19日)

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3時10分、決断のとき
3:10 TO YUMA
2007年アメリカ/西部劇

<監督>
ジェームズ・マンゴールド
<脚本>
ハルステッド・ウェルズ
マイケル・ブラント
デレク・ハース
<出演>
ラッセル・クロウ
クリスチャン・ベール
ピーター・フォンダ
グレッチェン・モル
ベン・フォスター
<ストーリー&コメント>
アリゾナで妻子とともに小さな牧場を営むダン。しかし干ばつ続きで借金が増え、生活は苦しい。そんなある日、ダンは悪党のベン・ウェイド一味が駅馬車強盗を働く現場を目撃。やがてウェイドは保安官たちに捕まり、3日後の3時10分、ユマ行きの列車に乗って裁判所へ連行されることに。手下たちがボスの奪還をもくろむ中、ダンは命懸けの危険な仕事であることを承知の上、報酬のため、ウェイドの護送役を引き受けることにするのだが…。
悪党を護送する危険な任務を、生活苦からあえて請け負った牧場主が、迫りくる恐怖と闘いながら、必死に自分の職務を果たしていく姿をスリリングに描いた1957年の傑作西部劇『決断の3時10分』。作家E・レナードの短編をもとにしたこの作品をリメイク。絶体絶命の状況で意地を貫くドラマは男臭さ満点で、アメリカでは「2000年代最高の西部劇」と絶賛された。
かなり男臭さ満点の重厚なドラマでした。所かまわず銃をぶっぱなして人を撃ちまくったり、放火とか破壊とかやりたい放題の西部劇。そういうツッコミどころはさておき、主演二人の役柄がぴったりで最高でした。ラッセル・クロウは憎たらしいけど魅力たっぷりの悪役、クリスチャン・ベールは借金苦の正義感を雰囲気たっぷりに演じていました。そこに息子も介入してきてドラマはさらに佳境に。なかなかの佳作でした。
123分/★★★☆☆
(2023年3月5日)

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42 〜世界を変えた男〜
42
2013年アメリカ/スポーツドラマ

<監督・脚本>
ブライアン・ヘルゲランド
<出演>
チャドウィック・ボーズマン
ハリソン・フォード
ニコール・ベハーリー
クリストファー・メローニ
アンドレ・ホランド
ルーカス・ブラック
ハミッシュ・リンクレイター
<ストーリー&コメント>
1945年、ブルックリン・ドジャースの先進的GM、ブランチ・リッキーは、当時黒人リーグで活動していたジャッキー・ロビンソンと、メジャーリーグ史上初の黒人選手契約を交わし、世間の大きな注目と話題を集めることに。下部リーグのチームでの試用期間を経て、メジャーリーグに昇格したジャッキーは、1947年ついにドジャースの一員としてスタジアムに登場。しかし彼の前には厳しい差別や偏見が待ち構えていた…。
長らく白人選手だけに限定されていた米国近代メジャーリーグの世界に、史上初の黒人選手として足を踏み入れ、敵球団はおろか、当初は味方の選手や審判、観客、マスコミからも厳しい非難や差別、嫌がらせを受ける中、それを頑としてはねのけて自らの信念ある道を貫き通し、輝かしい成績を残したロビンソン。彼の不屈の闘いを感動的に描いた実話ドラマ。
「ジャッキー・ロビンソン・デー」。彼のメジャーデビュー日である4月15日は、MLBの全30球団が彼の偉業を称え、背番号「42」を着用しています。
もちろんジャッキー・ロビンソンのことは知っていたけど、その活躍については詳しく知らなかったので当時の背景を知ることができて、素晴らしい映画だと思いました。映画ではある程度ソフトに描かれているけど、偏見とか差別とか脅迫とか、実際にはもっとひどかったんだろうと想像できます。想像するだけで涙が出そうになったけど、あくまでも映画作品として事象を描くに留めていたのでエンターテインメントとしても楽しめました。もし彼の活躍がなければ、その後に続くウィリー・メイズも、ハンク・アーロンも、リッキー・ヘンダーソンも活躍できなかった。野球だけに限らず、バスケやフットボールなど他の競技でもそうだよね。その偉大な功績は、もっともっと広く知られるべきだと思うし、全選手が「42」を着用するのも「全員はやりすぎじゃない」と思っていたけど、ちゃんと意味があったんだね。リッキー会長が言っていた「やり返さない勇気を持つ」という言葉も胸にしみました。偏見とか差別って本当にくだらないと思うし、物事の本質を見極められる人間になりたいと思いました。
129分/★★★★★
(2025年11月9日)
関連記事がコラムにもあります。

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50回目のファースト・キス
50 FIRST DATES
2004年アメリカ/ラブコメディ

<監督>
ピーター・シーガル
<脚本>
ジョージ・ウィング
<出演>
アダム・サンドラー
ドリュー・バリモア
ロブ・シュナイダー
ショーン・アスティン
ルシア・ストラス
ダン・エイクロイド
エイミー・ヒル
アレン・コヴァート
ブレイク・クラーク
<ストーリー&コメント>
ハワイのオアフ島。女性観光客のナンパを楽しむ、水族館の獣医ヘンリーはある日、近所のカフェでルーシーという女性客に一目惚れ。だが、実はルーシーは1年前の交通事故の後遺症で、前日までの記憶を一晩ですべて無くしてしまう障害を持ち、そんな彼女が混乱しないよう、周囲の人々はルーシーが毎日同じ一日を繰り返しているかのように振舞っていた。ヘンリーはそんなルーシーと恋に落ちるが、ルーシーが彼のことを忘れないよう、前日までに彼女に起きたことを記録した、“記憶ビデオ”を毎日作ってみることに……。
『ウェディング・シンガー』の名コンビ、アダム・サンドラーとドリュー・バリモアが再共演。どれだけ一所懸命に愛しても、翌日には愛されていることを忘れてしまう恋人。そんな彼女を毎日自分に振り向かせようと奮闘する主人公に、思わず声援を送りたいラブ・コメディの佳作。
とても面白かったです。最初はあまり期待もせず、序盤は予想通りにB級テイストな滑り出し。ところが中盤あたりから、どんどん引き込まれていきました。ドリュー・バリモアが明るいから悲惨さとか重くるしさは伝わってこないけど、桟橋で一人苦悩するシーンあたりに、単なるコメディエンヌじゃないところを垣間見ました。彼女には『チャーリーズ・エンジェル』よりも、こういうラブコメが一番合ってる気がするね。
他に印象的だったのが、『ロード・オブ・ザ・リング』の従者サムことショーン・アスティン。ちびっこホビットサイズじゃないし、全く違うテイストで楽しませてくれました(笑)
ラストも心あったまるオチだし、砂浜で綺麗な貝殻を拾ったような、そんな素的な気分にさせてくれた一作でした。
99分/★★★★
(2007年7月26日)

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60セカンズ
GONE IN 60 SECONDS
2000年アメリカ/アクション

<監督>
ドミニク・セナ
<脚本>
スコット・ローゼンバーグ
<出演>
ニコラス・ケイジ
アンジェリーナ・ジョリー
ジョヴァンニ・リビッシ
ウィル・パットン
デルロイ・リンド
ロバート・デュヴァル
クリストファー・エクルストン
<ストーリー&コメント>
芸術的な手口で高級車だけを狙う伝説の車泥棒、メンフィス・レインズ。引退して平穏に暮らしていた彼だったが、弟のキップがマフィア相手にヘマをしたため無謀な仕事を引き受けることになる。3日の期限で超高級車を50台を集めなければならない。仲間を集め作戦を練るメンフィスだが、警察側もいち早くその動きを察知していた…。
1974年のヒット作カーアクション『バニシング IN 60』のリメイク版。
すごく面白かった!テンポもいいし、後半のカー・チェイスもすごいド迫力!事件が起き、仲間を集めて準備が完了するまでが1時間、盗みを始め、警察との対決が1時間。すごくわかりやすい。事件が起きるまでの道筋もしっかりしてるし、その点はストーリーのわかりにくかった原作と比べるといいリメイクができていると思う。
豪華な共演陣だが、カメラの占有率はほとんどニコラス・ケイジ。特に後半は彼のワンマン・ショー。ニトロを爆発させて250キロで疾走する爆走車には笑ってしまった。あまり悩まずにサクッと見たいときにオススメです。
118分/★★★★
(2002年5月17日)

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61*
61*
2001年アメリカ/スポーツドラマ

<監督>
ビリー・クリスタル
<脚本>
ハンク・スタインバーグ
<出演>
バリー・ペッパー
トーマス・ジェーン
クリストファー・バウアー
ジェニファー・クリスタル
クリストファー・マクドナルド
パット・クロウリー
<ストーリー&コメント>
1961年、ニューヨーク・ヤンキースの花形選手ミッキー・マントルと同僚のロジャー・マリスは、共に開幕から本塁打を量産し、ベーブ・ルースが1927年に打ち立てた60本のメジャー年間本塁打記録を34年振りに更新する勢いだった。だが、ファンの期待は華やかな人気選手のミッキーにばかり集まっていた。そんな折、ミッキーが負傷によりシーズン途中でリタイア。ロジャーへの風当たりはますます強くなる…。
伝説のベーブ・ルースのホームラン記録更新に挑む二人の選手の友情と苦悩を描き、全米で放映されたテレビ映画。
まだ記憶に新しい1998年のマーク・マクガイアとサミー・ソーサのホームラン・レース。その話題の渦中で再評価された、ロジャー・マリスの真実を追うドラマ。ベーブ・ルースの記録を破ることへのプレッシャー、ファンやマスコミの中傷…こんなにも彼が心を痛めていたなんて…。バリー・ペッパーがクールなロジャー・マリスを好演。154試合目の試合後、解放されたような彼の表情に熱くなった。最後には感動で胸がいっぱいになりました。
129分/★★★★
(2003年5月21日)
関連記事がコラムにもあります。

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6デイズ/7ナイツ
SIX DAYS, SEVEN NIGHTS
1998年アメリカ/ラブコメディ

<監督>
アイバン・ライトマン
<脚本>
マイケル・ブラウニング
<出演>
ハリソン・フォード
アン・ヘッシュ
デビッド・シュワイマー
ジャクリーン・オブラドース
<ストーリー&コメント>
男は都会での生活に疲れ、リゾート地で小型機のパイロットとして自由気ままな生活を送っている野性味たっぷりの男。女はニューヨークで女性誌の副編集長として活躍し、恋人と一週間の休暇を楽しむために島を訪れたばかり。性格も年齢もライフスタイルも違う男女が出会い、様々な難関を共にくぐり抜ける内に、否応なく互いに強く惹かれあうようになる物語。
古典的なアメリカンスタイルの王道映画と言えるだろう。
103分/★★★★
(2000年6月24日)

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7月4日に生まれて
BORN ON THE FOURTH OF JULY
1989年アメリカ/ドラマ

<監督・脚本>
オリヴァー・ストーン
<原作・脚本・出演>
ロン・コーヴィック
<出演>
トム・クルーズ
ウィレム・デフォー
トム・ベレンジャー
レイモンド・J・バリー
キャロライン・キャヴァ
キーラ・セジウィック
<ストーリー&コメント>
アメリカの独立記念日に生まれたロン・コーヴィックは、愛国心に満ち溢れ、海兵隊に志願してベトナム戦争へ身を投じた。だがそこで見た現実は、あまりにも過酷で信じていた正義や理想とはかけ離れたものだった。重傷を負って下半身不随になり、車椅子の傷痍兵として帰還した彼を待っていたものは、反戦を叫ぶ人々だった…。
実在するベトナム帰還兵の葛藤を深く描いたドラマ。
トム・クルーズが車椅子の傷痍兵を熱演。それまではアイドル的な役柄の多かった彼が、演技派への目覚めを果たした記念すべき作品。
物語は、実話がベースになっているということを考えると、すごく痛々しいものです。理想に燃えて参戦し、身体が不自由になって帰国してみると、人々は戦争反対を掲げている。自分の存在意義が根本から覆された悲しみと怒りが、ぶつけようのない叫びとなって周囲の人々を傷つけてしまう。中盤の、ロンが家族と言い争うシーンが一番印象的でした。ロン自身は、正義のために戦い、そして傷ついたと信じているし、家族にそれを理解してもらいたい。しかし、彼のいない間に世情は移ろっているのだが、彼の家族の中でのロンの時間は止まってしまっている。そのギャップが双方に苦悩を生んでしまうのです。このシーンの前後は、はっきり言って平均的な映画でした。速すぎるテンポや、浅い人物描写などが気になるし。だけど、たったひとつの印象的なシーンが作品の存在自体を大きなものにしている気がします。
145分/★★★★
(2003年2月4日)
第62回アカデミー賞(1989年) 監督賞、編集賞

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八十日間世界一周
AROUND THE WORLD IN 80 DAYS
1956年アメリカ/ドラマ

<監督>
マイケル・アンダーソン
<出演>
デビット・ニーブン
カンティンフラス
シャーリー・マクレーン
シャルル・ボワイエ
<ストーリー&コメント>
まだ飛行機も発明されていない1872年。ロンドンの社交クラブで、英国紳士フォッグ氏は友人との「80日間で世界を一周できるか」という賭けにのり、2万ポンドもの大金を賭け、自ら実証のための大冒険に出ることになる。パスパルトゥーを従者に従えロンドンを出発したフォッグ氏だが、行く先々で様々なトラブルに巻き込まれてしまう…。
世界一周の大冒険旅行に出た男の奇想天外な旅を描いたジュール・ヴェルヌ原作の同名小説を、超豪華キャストで映画化したアドベンチャー大作。アカデミー賞5部門を受賞。
気球に乗って世界各国を旅する様子はとてもロマンティック。約束の80日目が迫るラストには意外なドンデン返しが!大スターたちがチョイ役で多数出演している。
169分/★★★☆☆
第29回アカデミー賞(1956年) 作品賞、脚色賞、撮影賞

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8 Mile
8 Mile
2002年アメリカ/ドラマ

<監督>
カーティス・ハンソン
<脚本>
スコット・シルヴァー
<出演>
エミネム
キム・ベイシンガー
メキ・ファイファー
ブリタニー・マーフィ
エヴァン・ジョーンズ
オマー・ベンソン・ミラー
ユージーン・バード
タリン・マニング
<ストーリー&コメント>
1995年、デトロイト。中産階級の白人たちが住む郊外とは“8マイル・ロード”で分断された、荒廃した貧民街に暮らす白人青年のジミー。彼は、黒人たちの間でも一目置かれる優秀なラッパーだったが、クラブで行なわれるラップ・バトルでは、なかなか本来の実力を発揮できず、冴えない毎日を送っていた。そんなある日、ジミーは、モデルを夢見るウェイトレスのアレックスと出会い、恋に落ちるのだが…。
カリスマ的人気を誇るラップ・アーティスト、エミネムが、半自伝的ともいえる内容の本作で映画初主演を飾った音楽ドラマ。
想像していた以上に面白かった。僕はラップにはほとんど興味がないんだけど、この作品に関してはとてもカッコよく思えた。工場での不満や、仲間内での下らない世間話みたいなことでも、彼らはラップにしてしまうんだね。相手を誹謗中傷するだけの“バトル”(日本にも以前、そんなバラエティ番組があったよね)はちょっとどうかと思うけど。エミネム自身のサクセス・ストーリーを描いたドラマとしても興味深い。
エミネムって、イライジャ・ウッドとちょっと似てない?目のあたりがフロドっぽいと思うんだけど。
110分/★★★★
(2005年3月13日)
第75回アカデミー賞(2002年) 歌曲賞

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8mm
8MM
1999年アメリカ/アクションドラマ

<監督>
ジョエル・シューマーカー
<脚本>
アンドリュー・ケビン・ウォーカー
<出演>
ニコラス・ケイジ
ホアキン・フェニックス
ジェームズ・ガンドルフィーニ
ペーター・ストルマーレ
<ストーリー&コメント>
私立探偵のトムは、富豪であった亡き夫の遺品であり、少女の殺害シーンを収めた8ミリフィルムについて調査を婦人より依頼される。これは本物の殺人なのか?調査を進めるトムはやがてハリウッド・ポルノの闇市場へと辿り着く…。
テーマも重いし…なんかかったるかったかな。
123分/★★☆☆☆

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8月のメモワール
THE WAR
1994年アメリカ/ヒューマンドラマ

<監督>
ジョン・アヴネット
<脚本>
キャシー・マクウォーター
<出演>
イライジャ・ウッド
ケビン・コスナー
メア・ウィニンガム
レキシー・ランドール
ラトーヤ・チスホルム
クリストファー・フェネル
<ストーリー&コメント>
1970年の夏、ミシシッピーの田舎町ジュリエットに住む家族の元へ、父親のスティーヴンがベトナムから帰還した。12才の双子の姉弟リディアとステューは、仲間たちと一緒に近くの森の樫の木にツリー・ハウスを作ることを計画。材料集めに奔走するが、近所に住む意地悪な6人兄弟のいじめに遭う。そんな姉弟に、父親のスティーヴンは、戦うことの無意味さを優しく諭すのだったが…。
『ロード・オブ・ザ・リング』で人気爆発した若手男優イライジャ・ウッドの子役時代の主演作。ベトナム戦争で精神的な後遺症を抱えながら帰郷した父親と、彼を迎える一家との交流を描いた父子ドラマの感動作。
人生における本当の戦いとは何か、愛や勇気とは何かを問う。
ケビン・コスナーは当然のように素晴らしい演技だけど、イライジャ・ゥッドがケビンに負けず劣らず素晴らしい演技を見せてくれる。終盤のシーンでは、思わず泣いてしまいました。
ただ、ガキんちょたちのケンカがエスカレートしすぎ。トラクター爆破しちゃイカンだろ。『Dearフレンズ』でも出てきたけど、「ツリーハウス」はアメリカの子供たちはみんな憧れるんだね。
126分/★★★★
(2002年8月19日)

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96時間
TAKEN
2008年フランス/アクション

<監督>
ピエール・モレル
<製作・脚本>
リュック・ベッソン
<脚本>
ロバート・マーク・ケイメン
<出演>
リーアム・ニーソン
マギー・グレイス
リーランド・オーサー
ジョン・グリース
ホリー・ヴァランス
ファムケ・ヤンセン
<ストーリー&コメント>
元合衆国秘密工作員のブライアンは家庭を顧みない生活のせいで妻子と別れ、退職した今はボディーガードなどの仕事をしている。そんなある日、17歳のひとり娘キムが観光旅行でパリに向かうが、現地で謎の一味に誘拐されてしまう。ブライアンはいても立ってもいられず飛行機で現地へ。統計によれば誘拐事件発生から96時間後、人質の救出は不可能に近くなる。ブライアンは犯行がアルバニア系人身売買組織とにらみ、彼らに接触していくのだが…。
リュック・ベッソン製作・脚本のノンストップアクション。原題は『誘拐』だけど、邦題が『96時間』なのは人質の救出期限をピックアップしたのか、はたまた当時流行ってたTVドラマ『24 -TWENTY FOUR-』にかけたのか。
ものすごい作品でした。「ひとり娘を溺愛する凄腕エージエントが、躊躇なく障害を排除していく救出劇」。その過程で、邪魔者は容赦なく消していく。そのブチギレっぷりが爽快。実際にこんな人いたら怖すぎるけど、映画だからこそ成り立つ凄味がありました。
リーアム・ニーソンは相変わらずの無双っぷり。「かつての仕事で身に着けた特殊能力でお前たちを見つけ、そして殺す」。フォースのご加護のなせるわざか。「最高級の商品です」といって競売にかけられるほど娘が美人じゃないとか、B級なテイストをにおわせながら、勢いで突っ走るあたりはさすがリュック・ベッソン。ちなみに劇中でブライアンが殺した(関わって死んだ)登場人物は30人を超えるそうです。怖すぎる。あれだけの大量殺戮を繰り返しながら、なんのお咎めもなく帰国してハッピーっていうのもB級感がハンパないです。
2012年、2014年に続編が製作されています。
94分/★★★☆☆
(2024年9月3日)

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96時間/リベンジ
TAKEN 2
2012年フランス/アクション

<監督>
オリヴィエ・メガトン
<製作・脚本>
リュック・ベッソン
<脚本>
ロバート・マーク・ケイメン
<出演>
リーアム・ニーソン
マギー・グレイス
ファムケ・ヤンセン
ラデ・シェルベッジア
リーランド・オーサー
<ストーリー&コメント>
トルコのイスタンブールで要人警護の職務を終えた元CIAのブライアンは、元妻レノーアと娘キムを呼び寄せ、親子3人のバカンスを過ごす。翌日、バザールに出掛けたブライアンとレノーアだが、悪漢に拉致されてしまう。2年前、ブライアンに息子たちを殺害され、怒りに燃えるアルバニア人ムラドが復讐のために家族一家に血の制裁を加えようとしたのだが、キムはからくも追跡の手を逃れる。ブライアンの指示のもと、キムは両親の救出のために奔走するのだが…。
L・ベッソンが製作と脚本を務め、世界中でスマッシュヒットした痛快アクション『96時間』の続編。
前作に続いてのトンデモ映画です。つっこみどころは満載だけど、強すぎるリーアム・ニーソンがかっこいいから観ちゃうんだよね。
舞台をフランスからイスタンブールに移し、相変わらずやりたい放題のブライアン。さらには娘も加わって父娘で狼藉の限りを尽くします。目が合った瞬間悪者認定した相手は瞬殺。一般人も巻き込みつつ狭い街中を盗んだタクシーで暴走、列車事故を起こしたり、手榴弾を投げたり、果たしてどちらが悪なのか判断に迷うところです。今作でもブライアンは20人超の相手を殺しているらしいです。
そして最後にはお咎めもなく無事に帰国。アメリカの権力がすごいのか、トルコの政府が弱腰なのか?
99分/★★★☆☆
(2024年9月8日)

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96時間/レクイエム
TAKEN 3
2014年フランス/アクション

<監督>
オリヴィエ・メガトン
<製作・脚本>
リュック・ベッソン
<脚本>
ロバート・マーク・ケイメン
<出演>
リーアム・ニーソン
フォレスト・ウィテカー
マギー・グレイス
ファムケ・ヤンセン
ダグレイ・スコット
サム・スプルエル
<ストーリー&コメント>
トルコのイスタンブールで犯罪組織を壊滅させた元CIA秘密工作員のブライアンは、ロサンゼルスで平穏な日常を取り戻していた。だがそんなある日、別れた妻レノーアが何者かに殺され、現場に居合わせながら逃走した彼は殺人の容疑者として手配されてしまう。ブライアンは大学生となった娘キムに電話し、自分の身の潔白を訴えた後、独自に調査を開始するが、ロス市警のドッツラー警部はパトカーやヘリを総動員して彼を追うのだった…。
L・ベッソンが製作と脚本を務め、世界中でスマッシュヒットした痛快アクション『96時間』の第3作。
相変わらずのド派手アクション連発のシリーズ。リーアム・ニーソンのファンとしては面白いんだけど、やっぱりやりすぎなのではと思ってしまう。秘密工作員って隠密行動が基本な気がするけど、ブライアンはすべての敵を薙ぎ払い、邪魔するものは容赦なく破壊していく。海外での行動は超法規的措置で揉みこせたとしても、今回はアメリカ国内。「無実なんだ!」と訴えても、逃走のために警官を殴打し、ハイウェイでは巻き込み事故でトラックを横転させ、大事故を巻き起こしてしまう。これでも最後にはおとがめなしって、やっぱりモヤッとするんだよねぇ。しかしブライアンと別れたレノーアは毎作夫を換え、高級車を乗り回しながら「やっぱり合わないの」って。そこまでのステータスを持った女性には到底思えないんだけど…。
116分/★★★☆☆
(2024年9月21日)