| 抱擁 | |
| POSSESSION | |
| 2002年アメリカ、イギリス/ラブストーリー <監督・脚本> ニール・ラビュート <脚本> デヴィッド・ヘンリー・ホアン ローラ・ジョーンズ <原作> A・S・バイアット <出演> グウィネス・パルトロウ アーロン・エッカート ジェレミー・ノーザム ジェニファー・エール レナ・ヘディ ホリー・エアード トビー・スティーヴンス トレヴァー・イヴ |
<ストーリー&コメント> 19世紀の桂冠詩人、アッシュの没後100年記念展が開催中のロンドン。学者のローランドは、彼の蔵書の中に古い手紙を発見する。それは、彼が妻以外の女性に宛てた恋文の下書きだった。文学史上の新発見と息巻くローランドは、恋文の相手が同時代の女性詩人ラモットだと推測し、ラモット研究家の女性学者モードに協力を仰ぎ、この詩人たちの封印された愛の真相を探るため調査を始めるのだったが…。 英国王朝時代の詩人達の秘められた愛と、その真相を調べる現代の研究者二人の恋愛を併行して描くラブロマンス。現在と過去の恋愛を交錯させながら描く。 ありがちな構成のドラマだったけど、可もなく不可もなく、全体的によくできた作品でした。何かの研究を通して出会った二人がやがて惹かれ合っていくという構成は、過去のどの作品と思い出せないほど「使い古された手」だと思う。だけど飽きずに観られたのは、過去のパート部分の素晴らしさだと思う。 ジェレミー・ノーザム、ジェニファー・エールの二人は150年前の時代を感じさせる雰囲気を漂わせていたと思う。豪華な装飾もよく出来ていたと思う。それに比べると、現代のパートは物語の展開にも整合性があまり感じられず、逆に色褪せてさえ見える。ローランドの女嫌いにも、あまり深い意味はなかったようだし。 劇中の詩人は、それらしく創られた架空の人物です。 |
| 103分/★★★☆☆ (2004年8月29日) |
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| ボウリング・フォー・コロンバイン | |
| BOWLING FOR COLUMBINE | |
| 2002年カナダ、アメリカ/ドキュメンタリー <監督・脚本・出演> マイケル・ムーア <出演> チャールトン・ヘストン マリリン・マンソン クリス・ロック マット・ストーン他 |
<ストーリー&コメント> 1999年4月20日、事件はコロラド州の小さな町で突如起こった。二人の高校生が計13人の命を奪った、コロンバイン高校銃乱射事件。さらに、6歳の少年が同い年の少女を銃殺してしまうというような狂った事件が相次いで起きるアメリカ。その一方で、ごく普通に銃が手に入るという不条理な現実。「なぜアメリカにはこんなにも銃犯罪が多いのか」という疑問を解消するため、マイケル・ムーアはカメラとマイクを手に様々なところへアポなし突撃取材を始めるのだった…。 すごく面白かった。イメージだけは持っている「銃社会アメリカ」。その実像を鋭く描き出したドキュメンタリーです。数年前の統計によると、一年間に銃殺された人の数は、日本が39人、イギリスが68人、アメリカはなんと11127人。ケタ違いの数字だ。アメリカには2億7千万人の人口に対し2億5千万丁の銃があるそうで、日本人の携帯電話の普及率なみにすごいものがある。銃による事件が多発しているから銃を規制すればいいと思うのだが、「市民の武装は建国以来のアメリカの伝統であり、憲法でも保障された国民の権利だ」と主張する全米ライフル協会(NRA)が、アメリカ最大の政治圧力団体として銃規制法案にストップをかけているんだとか。 作品中で特に興味深かったのが、アメリカの歴史を「白人の怖れの歴史」と紹介したアニメと、鍵もかけない平和なカナダの街。日本人にとってはアメリカとカナダって似たようなイメージだったけど、随分国民性が違うんだね。 とにかく、何を見ても何を聞いても驚きの連続。もちろん、この作品が述べていることがそのまますべて答えではないんだけど、アメリカの現実に警鐘を鳴らしたマイケル・ムーアの勇気に敬意を表したい。 |
| 119分/★★★★★ (2004年2月5日) |
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| 第75回アカデミー賞(2002年) 長編ドキュメンタリー賞 | |
| ぼくの神さま | |
| EDGES OF THE LORD | |
| 2001年アメリカ/ヒューマンドラマ <監督・脚本> ユレク・ボガエヴィッチ <出演> ハーレイ・ジョエル・オスメント ウィレム・デフォー リアム・ヘス リチャード・バーネル オラフ・ルバスゼンコ マルゴルザタ・フォレンニアク |
<ストーリー&コメント> 1942年のポーランド。クラクフの街にもナチス軍が侵攻し、ユダヤ人の少年ロメックは、強制連行から逃れるため両親と別れ、地方の村の農家に預けられる。ユダヤ人であることを隠し、カトリックとして生活しなければならなかったロメックだったが、美しい自然に囲まれ、村の少年たちと楽しい毎日を過ごすのだった。しかし、そんな村にもナチスの暗い影が忍び寄っていた…。 不安と恐怖に怯えて暮らす少年という役回りはすっかり板についたハーレイ君と、名優ウィレム・デフォー以外はほとんど無名の俳優ばかりだけど、いずれも静かな重みのある演技を見せている。特に弟役のリアム・ヘス。これが映画初出演とは思えない度胸と輝きは、ハーレイ君にもひけをとらないものだった。兄役のリチャード・バーネルも好演。 ポーランド出身の監督が祖国の歴史を思い入れたっぷりに描いているが、ところどころ理解が難しい部分もあった。特にラストシーンは、ストーリーとしてはわかるものの、映画的にはわかりにくい場面だった。 戦争の犠牲になるのはいつでも子供たち…。それが現在の世相にも重なって見えて、観ていてちょっと辛かった。 |
| 98分/★★★☆☆ (2003年4月18日) |
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| 僕のスウィング | |
| SWING | |
| 2002年フランス/青春ドラマ <監督・脚本> トニー・ガトリフ <出演> オスカー・コップ ルー・レッシュ チャヴォロ・シュミット マンディーノ・ラインハルト ベン・ズィメット ファビエンヌ・マイ |
<ストーリー&コメント> 夏休みを祖母の家で過ごすため、フランス北部のストラスブールへとやってきた10歳の少年マックス。ある日彼は、街の酒場でマヌーシュ・ギターの名手ミラルドが奏でる軽やかな音色に心を奪われ、彼からギターのレッスンを受けることにする。その一方で、ロマ(ジプシー)の少女スウィングに次第に心惹かれていくのだった…。 自らのルーツでもあるロマの伝統文化を独自に追求し続けるトニー・ガトリフ監督。その彼が本作では、陽気な明るいメロディの下に深い悲しみをたたえたロマ音楽“マヌーシュ・スウィング”(ジプシー・ジャズ)の魅力を綴っている。その第一人者である名ギタリスト、チャヴォロ・シュミットが特別出演して神業的なプレイも披露する。 貧しいながらも自由を謳歌しているかに見えるロマの人々が、ほんの数十年前には激しい迫害を受けたという歴史の悲劇。時代の流れの中で移り変わっていく、ロマの生活と音楽の伝統。こうした社会的なテーマも包括しながら、10歳の少年とスウィングという名の少女、異文化との触れ合いに託して描いている。とにかく、全編を彩るジプシー音楽の素晴らしさに圧倒されました。現代版『小さな恋のメロディ』という感じです。 |
| 90分/★★★☆☆ (2004年1月29日) |
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| ぼくのバラ色の人生 | |
| MA VIE EN ROSE | |
| 1997年フランス、ベルギー、イギリス/ドラマ <監督> アライン・ベルリナー <出演> ジョルジュ・デュ・フレネ ミシェール・ラロック エレーヌ・ヴァンサン |
<ストーリー&コメント> 主人公リュドヴィックは、人形遊びをしたり、お化粧したり、お姉さんの服を無断拝借して女の子の格好をするのが大好きな少年。そんな子供の存在が、やがて家族を崩壊させることになっていく…。 いわゆる「性同一化障害」とか「トランスジェンダー」という症候群をテーマにした映画。 僕にはそういうのって理解できないから、当然この映画も面白くなかった。なんか、気持ち悪いという印象が先に立ってしまって…。 実は途中でイヤになってしまって、最後まで見てないんだけどね。ちょっと、評価不可能です。 |
| 88分/★☆☆☆☆ | |
| 北北西に進路を取れ | |
| NORTH BY NORTHWEST | |
| 1959年アメリカ/サスペンス <監督> アルフレッド・ヒッチコック <脚本> アーネスト・レーマン <出演> ケーリー・グラント エヴァ・マリー・セイント ジェームズ・メイソン ジェシー・ロイス・ランディス レオ・G・キャロル マーティン・ランドー |
<ストーリー&コメント> 広告代理店経営者のロジャーは、ある日キャプランというスパイに間違えられて誘拐されてしまう。辛うじて窮地は脱したものの、今度は殺人の濡れ衣を着せられてしまう。彼は逃亡しながらも事件の真相を解明するためキャプランという人物を追い始めるのだが…。 ヒッチコックの巻き込まれ型サスペンスの集大成作品。人違いで誘拐された主人公が、国際スパイ団の陰謀に巻き込まれてゆく様を描く。 とても評価の高い作品だが、個人的にはまぁまぁかなという感じ。息をもつかせぬシーンの連続だけど、どれも過去の作品で観たようなアイデアが多く、あまり新鮮さは感じなかった。ただ、音楽的に言えばベストアルバム的なこの作品は万人向けの面白さを持つと思うし、ヒッチコックの入門編としても最適だと思う。 様々な解釈があるというタイトルだが、元々は『Breathless』、『In a Northwesterly Direction』、『The Man on Lincoln’s Nose』などが候補に挙がり、最終的にシェークスピアの『ハムレット』の台詞が出典となった。ヒッチコック自身はこのタイトルを気に入っていなかったようだが、他にいいタイトルも無かったのでこのタイトルに落ちついたらしい。 |
| 137分/★★★☆☆ (2004年1月6日) |
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| 僕らのミライへ逆回転 | |
| BE KIND REWIND | |
| 2008年アメリカ/コメディ <監督・脚本> ミシェル・ゴンドリー <出演> ジャック・ブラック モス・デフ ダニー・グローヴァー ミア・ファロー メロニー・ディアス シガーニー・ウィーヴァー アーブ・グーチ |
<ストーリー&コメント> 小さな町の古びたあるレンタルビデオ店は、再開発の影響で取り壊しの危機に直面していた。そんな中、真面目な店員マイクが店長の留守を任されることに。だが、店の常連でマイクの幼なじみのトラブルメーカー、ジェリーのせいで、商品のVHSビデオが全て使い物にならない状態になってしまう。慌てた2人は、ビデオカメラ片手に在り合わせの物を使って、『ゴーストバスターズ』などリメイク映画を作り始めるのだが…。 レンタルビデオ店の店員たちが名作映画の数々をホームビデオで勝手にリメイクする騒動を描いた、ジャック・ブラック主演のドタバタコメディ。 あまりにつまらなくて、途中で寝てしまいました(笑)消えてしまった映画の内容を手作りでリメイクするんだけど、どう見てもチープな偽物だし、時間も20分程度では…。それが評判になるというのも、ちょっと無理があるかな。最後は無理やりハートフルな方向に流れて行って、逆に中途半端な印象。ジャック・ブラック主演なら、もっとやりたい放題の『スクール・オブ・ロック』の方が面白いなぁ。 |
| 104分/★★☆☆☆ (2019年3月10日) |
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| 星に想いを | |
| I.Q. | |
| 1994年アメリカ/ラブコメディ <監督> フレッド・スケピシ <脚本> アンディ・ブレックマン <出演> ティム・ロビンス メグ・ライアン ウォルター・マッソー スティーブン・フライ ルー・ジャコビ ジーン・サックス |
<ストーリー&コメント> のどかな学園都市プリンストン。自動車整備工のエドは、車の修理に立ち寄った美しい娘キャサリンに一目惚れしてしまう。だが実は、彼女は優秀な数学者であると同時に、世界的な物理学者アインシュタイン博士の姪でもあった。博士は、心理学者のジェームズと愛のない婚約をした姪のことが心配でたまらなかった。エドは博士ら老科学者たちの協力を得て、なんとか彼女を振り向かせようとするのだが…。 あのアインシュタイン博士が恋の応援をするという設定が奇抜で面白い。老人たちが若い恋人たちの世話をやくという構図は、後の『この胸のときめき』なんかと一緒だけど、元気なジイさまたちの活躍がすごく面白い。この作品に関しては、アインシュタイン博士という実在の人物をもってきたことで、より彼らの行動が力強く見える。肝心の主演の二人はといえば、老人たちにちょっと押されぎみ。『ショーシャンクの空に』で素晴らしい演技をみせたティム・ロビンスでさえ、老人たちの前では影が薄く見えてしまいます(笑) 登場人物がみんないい人ばかりだし、安心して見られるラブコメです。 |
| 96分/★★★☆☆ (2003年6月29日) |
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| 星の旅人たち | |
| THE WAY | |
| 2010年アメリカ、スペイン/ドラマ <監督・脚本> エミリオ・エステヴェス <出演> マーティン・シーン デボラ・カーラ・アンガー ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン ジェームズ・ネスビット エミリオ・エステヴェス チェッキー・カリョ レネ・エステヴェス |
<ストーリー&コメント> アメリカ人眼科医トムのもとに、ひとり息子ダニエルの訃報が届く。フランス南国境の町サン=ジャンを訪れたトムは、息子の遺体と対面し、彼が聖地巡礼の旅に出た矢先に命を落としたことを知る。決していい父親とはいえなかったトムは、息子がこの旅に何を求めていたのか理解したいと、遺品のリュックを背負い、遺灰を手に歩き始める。旅の途中、彼は祖国も目的もさまざまな巡礼者と出会い、道中をともにすることになるのだが…。 フランス国境の町サン=ジャンからキリスト教の聖地、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへ。約800kmにもおよぶこの巡礼路を、亡き息子に代わってたどる父親の旅を綴ったロードムービー。実力派監督でもある俳優エミリオ・エステベスが、実父マーティン・シーンを主演に起用し、自らの監督・脚本・製作・出演で制作した。 すごく面白かったです。「こういう旅をしたいなぁ」と思わせてくれる、まさに人生讃歌。いいことばかりではなくトラブルもいろいろあったり、好意的な出会いばかりではないけど、それでも旅は続く。脚本もいいし、景色も美しい。こういう映画、好きだなぁ。 |
| 129分/★★★★☆ (2025年5月24日) |
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| ポストマン | |
| THE POSTMAN | |
| 1997年アメリカ/SF近未来 <製作・監督・出演> ケビン・コスナー <脚本> エリック・ロス <出演> ウィル・パットン ラレンズ・テイト オリヴィア・ウィリアムズ ジェイムズ・ルッソ ダニエル・ヴォン・バーゲン |
<ストーリー&コメント> 西暦2013年。大規模な世界戦争で世界中のありとあらゆるものが崩壊され、人々は小さな集落で身を寄せ合い、無政府状態の中、私兵を集め権威をかざす暴力集団に人々は怯えて暮らしている。そんな彼らの前に新政府の郵便配達夫を名乗る男が現われる。いつしか人々の希望の象徴となった彼が生きるためについた「小さな嘘」が、やがて人々に勇気と希望を与えていくのだった…。 『ダンス・ウィズ・ウルブズ』以来7年ぶりとなるケビン・コスナー監督作品。ラジー賞を総ナメにしたことでかなり評価が低い作品だけど、そこまでひどい作品とは思えなかった。むしろ、『ウォーターワールド』でも描かれた「破壊された近未来に現われた英雄」像はケビン・コスナーらしい世界観と言えるかもしれない。ただ、2013年という設定はあまりにも…。この作風なら、開拓時代のアメリカとか、もっと古い時代の方がしっくりきたような気がする。服装とか文化レベルとか、あまりにもオソマツすぎる。さらに30年後のラストシーンでは、我々の住む現在とあまり変わらない様子だし。破壊と復興の格差があまりにも激しすぎる気がした。 ケビン・コスナーの実の子供たち3人がチョイ役で出演しています。ポストマンとしての使命に燃える少女に長女、ポストマンを歌で歓迎する少女に次女、馬で駆け抜けるポストマンに手紙を指し出す少年に息子が扮しています。 |
| 178分/★★★☆☆ (2002年10月13日) |
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| ポセイドン | |
| POSEIDON | |
| 2006年アメリカ/アクションパニック <製作・監督> ウォルフガング・ペーターゼン <脚本> マーク・プロトセヴィッチ <出演> カート・ラッセル ジョシュ・ルーカス リチャード・ドレイファス ジャシンダ・バレット エミー・ロッサム マイク・ヴォゲル ジミー・ベネット アンドレ・ブラウアー |
<ストーリー&コメント> 大晦日。北大西洋を航海中の豪華客船ポセイドン号では、新年を控えて贅を尽くしたパーティが行なわれていた。元ニューヨーク市長のラムジーは、恋人とダンスホールに消えた娘ジェニファーを苦々しく思いながら祝宴に出席していたが、まさに新年を迎えようとしたその時、海上に超巨大な波が発生、街ほどもある船が一瞬にして転覆してしまった!天地は逆転し、瓦礫に埋もれた船内は地獄と化した。救助が来るまでホールに留まれと船長が命じる中、ギャンブラーのディランは勘を頼りに独自に脱出路を探そうとする。娘の安否が気がかりなラムジーは、ディランの計画に乗った人々とホールを後にするのだが…。 1972年製作の名作パニック映画『ポセイドン・アドベンチャー』を最新技術でリメイク。 先入観なく普通に観たらそれなりに楽しめると思うけど、超名作のリメイクとしてはちょっと厳しいかも。今どき珍しい短時間映画にまとめているけど、なんだか淡々としている気がした。もう少し、ひっぱるべきところはひっぱってもいいのかも。前半、事件が起きるまでの登場人物紹介シーンもとても淡白だし、ドーンと事件が起きて、ワーッと進んでいってしまうので、特に感情移入できる人物もいなかったし。公開当時、映画館に観に行こうと思っていた作品だったけど、行かなくて正解だったかも(笑) 『バックドラフト』のカート・ラッセルが「元消防士だ!」というのがなんだか面白かった。 |
| 98分/★★★☆☆ (2007年6月14日) |
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| ポセイドン・アドベンチャー | |
| THE POSEIDON ADVENTURE | |
| 1972年アメリカ/アクションパニック <監督> ロナルド・ニーム <出演> ジーン・ハックマン アーネスト・ボーグナイン レッド・バトンズ キャロル・リンレイ ジャック・アルバートソン シェリー・ウィンタース ステラ・スティーヴンス パメラ・スー・マーティン エリック・シェア ロディ・マクドウォール |
<ストーリー&コメント> 12月にニューヨークを出航したアテネ行きの豪華客船ポセイドン号は、大晦日の夜、予期せぬ海底地震による津波を受けてあっという間に転覆しまう。かろうじて生き残った人々はスコット牧師に率いられ、逆さになった船内から必死の脱出を試みる。だが、船内の各所ではすでに水没が始まっていた…。 後の『タイタニック』と比べても、全くヒケをとらない。『タイタニック』がパニックムービーと同時に恋愛映画でもあるのに対し、この作品は船内からの脱出のみに主眼が置かれている。脱出のスリリングさだけを見たら、むしろ『タイタニック』より上かもしれない。この先、どんな展開が待っているのか。果たして、誰が生き残ることができるのか?最後までドキドキしながら観ました。 この映画はフィクションなんだけど、タイタニック沈没事件を基にした部分が多くみられます。TITAN、POSEIDONと船名はギリシャ神話からとっているし、タイタニックがアメリカ行きなのに対しポセイドンはアメリカ発。氷山と、地震による大津波とキッカケは違うけど、同じような視点で描かれた作品といえると思います。 登場人物は、限られた人数のみ。それぞれに小さなエピソードがあって、思い入れを持つこともできます。最後の牧師の叫びは胸が熱くなるものがあります。 製作された年代を全く感じさせず、名作と呼ぶに相応しい作品です。 |
| 118分/★★★★★ (2002年3月14日) |
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| 第45回アカデミー賞(1972年) 歌曲賞、特別業績賞(視覚効果) | |
| ポセイドン・アドベンチャー2 | |
| BEYOND THE POSEIDON ADVENTURE | |
| 1979年アメリカ/アクション <監督> アーウィン・アレン <脚本> ネルソン・ギディング <出演> マイケル・ケイン サリー・フィールド テリー・サヴァラス ピーター・ボイル カール・マルデン ジャック・ウォーデン シャーリー・ナイト シャーリー・ジョーンズ |
<ストーリー&コメント> 大西洋上で大津波に襲われ、転覆事故を起こした豪華客船ポセイドン号。たまたま近くを巡航中だったサルベージ船の船長マイクは、その船内の貴重なお宝を頂こうと、相棒のウィルバーや同乗していたセレステと共に、早速遭難現場まで急行。マイクらは、先に現場に到着していた医療救護団を名乗るスベボたちと共に船内に入り込むのだが…。 パニック映画の傑作『ポセイドン・アドベンチャー』から7年。前作で製作を手がけたアーウィン・アレンが自ら監督も務めた続編…なんですが、残念ながら前作ほどの出来ではありませんでした。舞台だけは同じだけど、キャストも一新しているし、全く別の物語と言ってもいいほど。前作ほどのシリアスさはなく、銃を乱射したり、あるはずのなかった陰謀が積荷として設定されたり、娯楽アクションに成り下がってしまいました。2匹目のドジョウはなかなかいないものです。 セレステ役で主演のサリー・フィールドは、後に1984年の『プレイス・イン・ザ・ハート』でアカデミー主演女優賞を受賞しています。 |
| 115分/★★★☆☆ (2003年7月13日) |
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| ボディガード | |
| THE BODYGUARD | |
| 1992年アメリカ/ラブストーリー <監督> ミック・ジャクソン <出演> ケビン・コスナー ホイットニー・ヒューストン |
<ストーリー&コメント> 大統領の警護を努めたこともある有能なボディガードが歌手兼女優の大スターに雇われる。次第にひかれあう二人だが、殺人者の手は彼女のすぐそばにまで迫っていた…。 愛と使命のために命を賭けるストイックな男の生きざまを描く。 ホイットニー・ヒューストンの歌唱力が圧巻。 |
| 130分/★★★☆☆ | |
| 歩道の終わる所 | |
| WHERE SIDEWALK ENDS | |
| 1950年アメリカ/フィルム・ノワール <監督> オットー・プレミンジャー <脚本> ベン・ヘクト <出演> ダナ・アンドリュース ジーン・ティアニー ゲーリー・メリル バート・フリード トム・タリー |
<ストーリー&コメント> マーク・ディクソンは凄腕の刑事だが、しばしば暴力を奮うことで警察署内での評判は悪かった。そんなある日、ヤミ賭博のもつれで富豪が殺害されるという事件が発生。早速調査に乗り出したディクソンは、日頃彼とは因縁の深い悪党スカリーシを事件の黒幕とにらみ、容疑者のペインの口からそれを割らせようと試みる。だがその取り調べの最中、過ってペインを死なせてしまう。やむなくディクソンはひそかに死体を始末すると、そしらぬ顔で事件の捜査を続行するが…。 光と闇のコントラスト、憂愁と諦観の念を色濃くにじませた主人公。事件調査中の過失で心の葛藤に陥る刑事の息詰まる心理を描くサスペンスで、「フィルム・ノワール」の傑作のひとつ。「フィルム・ノワール」とは、1940〜50年代に主流となった「陰影のある映像で彩る犯罪サスペンスのアメリカ映画」をフランス語で言ったもの。 |
| 94分/★★★★☆ (2002年11月13日) |
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| ポネット | |
| PONETTE | |
| 1996年フランス/ドラマ <監督・脚本> ジャック・ドワイヨン <出演> ヴィクトワール・ティヴィソル デルフィーヌ・シルツ マチアス・ビューロ・カトン レオポルティーヌ・セール マリー・トランティニャン グザビエ・ヴォーヴォワ クレール・ヌブ |
<ストーリー&コメント> プロバンスの田舎の村。4歳の少女ポネットのママは事故で死んでしまった。父や伯母、従兄弟らはポネットに「死」を理解させようとするが、幼いポネットにはそれが理解できない。「ママはきっと会いに来てくれる」、そう信じてポネットは神様にお祈りをしてママを待ち続ける…。 母親を亡くした幼い少女が、肉親の死という残酷な現実と向き合いながら、それを乗り越えてゆくまでを描く。 この後、『ショコラ』にも出演する主演のヴィクトワール・ティヴィソルが史上最年少で1996年ヴェネチア国際映画祭の主演女優賞を受賞した。この子はとても可愛いし、演技も驚くほど自然です。4歳の子供がこんなに泣いたり笑ったり、自在に「演技」できるものなのか疑ってしまいたくなるほど。それを彼女は「本当の自分」と「お芝居の役」をきっちり認識してやっているそうです。すごい。肝心のストーリーは子供同士の会話のシーンも多く、いまいち間延びしている。内容よりもヴィクトワールの天才的な演技の方が突出してしまっています。 |
| 101分/★★★☆☆ (2002年9月10日) |
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| 炎のランナー | |
| CHARIOTS OF FIRE | |
| 1981年イギリス/ドラマ <監督> ヒュー・ハドソン <脚本> コリン・ウェランド <出演> ベン・クロス イアン・チャールソン イアン・ホルム ナイジェル・ヘイヴァース ニコラス・ファーレル |
<ストーリー&コメント> 1919年、名門ケンブリッジ大学に入学したハロルド・エイブラハム。ユダヤ人である彼は,世間の差別と偏見を走る事で見返すべく陸上競技にひたすら打ち込む。一方、聖職者の息子としてスコットランドに生まれたエリック・リデルも神に与えられた才能を活かすため、陸上競技の選手として練習を重ねていた。そして1924年のパリ・オリンピックで、二人のランナーは世界の頂点を極めるレースにそれぞれ臨むのだった…。 1924年のパリ・オリンピックに青春を賭けた、実在した二人の英国人ランナーの姿をドキュメンタリー・タッチで描く。 中盤あたりまで登場人物の見分けがつきにくく、重要な人物とそうでない人物の区別もしにくかったので、感情移入できないうちに話がどんどん進んでしまった。主人公がライバル同士の二人だということがようやく理解できた頃、いつのまにかオリンピックの本戦。しかし、ある事柄が原因で二人の大舞台での対決は実現しないのです。最後はなんだか淡々としていて、どうにも消化不良な感じでした。 誰もが一度は聴いた事のあるテーマソング。アカデミー賞にも輝いたバンゲリスの業績は偉大です。 |
| 119分/★★★☆☆ (2002年10月22日) |
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| 第54回アカデミー賞(1981年) 作品賞、脚本賞、作曲賞、衣装デザイン賞 | |
| ホビット/思いがけない冒険 |
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| THE HOBBIT : AN UNEXPECTED JOURNEY | |
| 2012年アメリカ・ニュージーランド/ファンタジー <製作・監督・脚本> ピーター・ジャクソン <原作> J・R・R・トールキン <脚本> フラン・ウォルシュ フィリッパ・ボウエン ギレルモ・デル・トロ <出演> イアン・マッケラン マーティン・フリーマン リチャード・アーミティッジ ジェームズ・ネスビット ケン・ストット シルヴェスター・マッコイ ケイト・ブランシェット クリストファー・リー ヒューゴ・ウィービング アンディ・サーキス |
<ストーリー&コメント> “中つ国”のホビット庄で穏やかに暮らしていたビルボ・バギンズは、ある日、旧知の魔法使いガンダルフの思いがけない訪問を受ける。ガンダルフはビルボに対し、ドワーフの若き王・トーリン率いる陽気な13人のドワーフたちの旅に参加してほしいと要請する。その旅の目的は、邪竜“スマウグ”に奪われたドワーフの王国を取り戻すこと。ガンダルフは、この旅にはホビットの忍びの才能が欠かせないと考えていた。はじめは危険な旅に拒絶反応を示すビルボだったが、好奇心と冒険心をくすぐられ、思わず旅の仲間に加わってしまう。しかし彼らの前には、予想を遥かに超える険しい道のりと恐ろしい怪物たちが待ち受けているのだった… J・R・R・トールキンの『指輪物語』を映画化した傑作ファンタジー『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の監督ピーター・ジャクソンが、その60年前の中つ国を舞台として描かれた児童書『ホビットの冒険』を再び3部作として映画化したファンタジー超大作の第1弾。メジャー作品としては初となる、通常の倍の毎秒48フレーム(48fps)で撮影された“ハイ・フレーム・レート”方式の3D映像も話題になった。 あの感動と興奮が、再び僕たちのもとへ。僕を含めあの超大作に心躍らせたファンたちは、心待ちにしていた作品でした。レイトショーで観に行ったんですが、8時半から11時半まで3時間、めいっぱい楽しみました!まだ物語は序盤という感じですが、すごく面白かったです。3D字幕で観たんですが、あまり疲れずに観られました。 ただ、ある程度の世界観の知識が必要なので、『ロード・オブ・ザ・リング』を観てないとちょっとキツいかもしれません。 前3部作の主要キャストが多数再登場しているのも見所。老ビルボを演じるイアン・ホルムと、フロド役のイライジャ・ウッドも物語冒頭で再登場しています。特に、“サー”イアン・マッケラン演じるガンダルフはカッコいいです。ドワーフの若き王・トーリンもいいですね。もちろん、若きビルボ・バギンズも飄々としていい感じです。続編もすごく楽しみです。 続編の『ホビット/竜に奪われた王国』は2013年に、最終編の『ホビット/ゆきて帰りし物語』は2014年に公開予定。 |
| 170分/★★★★★ (2012年12月20日) |
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| ホビット/竜に奪われた王国 | |
| THE HOBBIT: THE DESOLATION OF SMAUG | |
| 2013年アメリカ・ニュージーランド/ファンタジー <製作・監督・脚本> ピーター・ジャクソン <原作> J・R・R・トールキン <脚本> フラン・ウォルシュ フィリッパ・ボウエン ギレルモ・デル・トロ <出演> イアン・マッケラン マーティン・フリーマン リチャード・アーミティッジ オーランド・ブルーム エヴァンジェリン・リリー リー・ペイス ルーク・エヴァンス エイダン・ターナー ケイト・ブランシェット |
<ストーリー&コメント> 邪悪なドラゴン、スマウグに王国エレボールを奪われたドワーフの王子トーリン・オーケンシールドはスマウグを退治し、王国を奪い返そうと13人の仲間と、灰色の魔術師ガンダルフ、そしてホビットのビルボ・バギンズらと“はなれ山”を目指して旅を続けている。「もう一つの危惧」を確かめるため闇の森の前で旅の仲間達と別れ、ドゥグルドゥアに向かうガンダルフ。トーリンたちはエルフの牢獄に閉じ込められ、激流を下りながらオークと死闘を繰り広げ、たどりついた湖の町では人間たちに捕まってしまう。そしてついに、巨竜スマウグが姿をあらわすのだった…。 J・R・R・トールキンの『指輪物語』を映画化した傑作ファンタジー『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の監督ピーター・ジャクソンが、その60年前の中つ国を舞台として描かれた児童書『ホビットの冒険』を再び3部作として映画化したファンタジー超大作の第2弾。 『スター・トレック/イントゥ・ダークネス』のベネディクト・カンバーバッチが伝説の竜スマウグの声を演じている。 近所の映画館に観に行ったんですが、上映案内を間違えてしまい、3Dで観られませんでした。大失敗。本来は3Dなので、そっちで観たかった。 それが影響したのかどうかわからないけど、不思議と前4作ほどは面白くなかったかなぁ。面白いのは間違いないんだけど、少しマンネリ化してる気もしました。基本的な流れとしては、旅をして敵と戦ったり、捕まって脱出したりなんだけど、そのたびに超人的な強さの助っ人が現れる感じなんだよね。今作ではとにかくレゴラスが強すぎ。ファンにとってはサービスショット満載って感じなんだろうけど、弓が鬼のように強すぎる(矢一本で瞬間的に絶命はしないだろう)し、剣をとってもものすごい無双っぷり。1人だけで何人倒してんのってツッコミたくなる。新キャラクターとなるタウリエルも、ちょっと違和感。ドワーフを毛嫌いしているエルフが、キーリにいきなり惹かれている理由がよくわからないし。ガンダルフの単独行もあまり本筋と関係ないので、ザックリ削ればランニングタイムももう少し短くなるかもね。一番ワクワクしたのは、ドラゴンと城内で戦うシーンかな。あのあたり、本当に3Dで観たかった…。 最終第3話『ホビット/ゆきて帰りし物語(仮題)』は2014年末にも公開予定とのこと。次は必ず3Dで観に行くぞ! |
| 161分/★★★☆☆ (2014年3月18日) |
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| ホビット/決戦のゆくえ |
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| THE HOBBIT: THE BATTLE OF THE FIVE ARMIES | |
| 2014年アメリカ・ニュージーランド/ファンタジー <製作・監督・脚本> ピーター・ジャクソン <原作> J・R・R・トールキン <脚本> フラン・ウォルシュ フィリッパ・ボウエン ギレルモ・デル・トロ <出演> イアン・マッケラン マーティン・フリーマン リチャード・アーミティッジ オーランド・ブルーム エヴァンジェリン・リリー リー・ペイス ルーク・エヴァンス エイダン・ターナー ケイト・ブランシェット |
<ストーリー&コメント> 魔法使いのガンダルフ、ホビット族のビルボとともに過酷な旅を続けてきたトーリン率いる勇敢なドワーフ一行。やがてエルフ族や“湖の町”の住人の協力で、ついに恐るべき竜スマウグに奪われた王国と財宝の奪還に成功する。しかしエルフと湖の町の人々が協力への当然の見返りとして財宝の分配を要求すると、トーリンはこれを頑なに拒否してしまう。三者の対立が激しくなる中、衝突を回避しようと行動に出るビルボだったが…。 J・R・R・トールキンの『指輪物語』を映画化した傑作ファンタジー『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の監督ピーター・ジャクソンが、その60年前の中つ国を舞台として描かれた児童書『ホビットの冒険』を再び3部作として映画化したファンタジー超大作の完結編。邪竜スマウグのスマウグの声とモーションキャプチャーによる動きを、前作に引き続きベネディクト・カンバーバッチが担当している。 前回の反省を活かし、しっかりと3Dで観てきました(笑) 今回の率直な感想も、前作とほぼ同じかな。『指輪物語』前3部作がものすごく面白かったので、すごく期待が大きすぎたのかな。「面白いのは面白いけど、思っていたほど面白くはない」というのが正直な感想。やっぱり今回も、いろいろつっこみどころが多いからかなぁ。最大のつっこみどころは、城の外で魔物の大軍とエルフ・ドワーフ・人間の連合軍が戦うところ。連合軍もがんばったけど、多勢に無勢、城門の前まで追い込まれて絶対的なピンチに。そんなところにドワーフが数人援軍に駆けつけても、そこまで形勢は逆転せんだろう。しかも「大将を倒せば勝てる」みたいな感じだったのに、最終的には相討ち。気がつけば大戦は終わってたっていう。魔法使いの援軍も来たとはいえ、あそこまで完勝できたのはなぜ?もうひとつ、人間のバルド(演じるルーク・エヴァンスはジョニー・デップによく似てるね)が持ってたはずのアーケンストーンは最終的にどうなった?レゴラスが強すぎなのは今回も同様。 とにかくこれでストーリーは完結して、『ロード・オブ・ザ・リング』につながっていくんだね。もう一度シリーズを通して観たくなりました。 |
| 144分/★★★☆☆ (2014年12月22日) |
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| ボブという名の猫/幸せのハイタッチ | |
| A STREET CAT NAMED BOB | |
| 2016年イギリス/ドラマ <監督> ロジャー・スポティスウッド <脚本> ティム・ジョン マリア・ネイション <出演> ルーク・トレッダウェイ ボブ ルタ・ゲドミンタス ジョアンヌ・フロガット アンソニー・ヘッド ダレン・エヴァンス |
<ストーリー&コメント> ロンドンでプロのミュージシャンを目指すが夢破れ、家族にも見放されてホームレスとなった青年ジェームズ。人生に目的も目標も持てないまま、薬物依存から抜け出す事もできず、まさにドン底の生活を送っていた彼のもとにある日、足にケガをした一匹の野良猫が迷い込んでくる。ボブと名付けたその猫を、有り金全てをはたいてを助けて以来、ふたりはどこへ行くにも一緒で、次第にその動向が世間の注目を集めるようになるのだが…。 一匹の野良猫との出会いから再生していく孤独な青年の実話を映画化した感動作。猫のボブを本物のボブが演じ、話題となった。 ジェームズ・ボーエンが書いたノンフィクション『ボブという名のストリート・キャット』は2012年に出版され、販売部数は世界中で500万部、続編2冊を合わせると計1000万部を越える大ベストセラーになった。 なかなか面白かったです。ドラマ(加えて、ジェームズの歌も)は普通のレベルではあるけど、時折挟まれる猫目線のカメラワークや、彼自身を演じた「ボブ」の演技も見事。ネコだから当然喋らないし、演技をしているわけではないんだけど、そう感じられる目線や身体の動き、演出の勝利なんじゃないかな。ホームレスやドラッグ依存症を主軸に描いたダークな世界観ではあるんだけど、肩乗りネコのボブが可愛いから最後まで楽しく観ていられる。そんな映画でした。 |
| 103分/★★★☆☆ (2022年7月16日) |
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| ボブという名の猫2/幸せのギフト | |
| A CHRISTMAS GIFT FROM BOB | |
| 2020年イギリス/ドラマ <監督> チャールズ・マーティン・スミス <脚本> ギャリー・ジェンキンズ <出演> ルーク・トレッダウェイ ボブ ルタ・ゲドミンタス ジョアンヌ・フロガット クリスティーナ・トンテリ=ヤング ファルダット・シャーマ アンナ・ウィルソン=ジョーンズ |
<ストーリー&コメント> 一匹の野良猫との出会いをきっかけに人生のどん底から抜け出し、一躍ベストセラー作家となったジェームズ。ある晩、相棒の愛猫ボブとともに出版社のクリスマスパーティーに出席した帰り、ジェームズは、かつての自分を思わせるような路上生活者の青年ベンの姿を街角で見かけ、彼の急場を救う。自暴自棄な態度を見せるベンに対し、ジェームズはある忘れ難い体験談を語って聞かせる。それは、心温まるクリスマスストーリーだった…。 実話に基づくベストセラーを映画化し、世界中で大ヒットした『ボブという名の猫/幸せのハイタッチ』の続編映画。前作に引き続き、主人公の青年ジェームズにルーク・トレッダウェイ、そして彼の相棒となる野良猫には当のボブ自身が再登場し、息の合った名コンビぶりを披露。 本が売れて有名になった後の続編ですが、実質的な物語はそのちょっと前の貧しい時代のクリスマス。ほのぼのとしたドラマに仕上がっています。相変わらず芸達者のボブに癒されましたが、本作の撮影後に亡くなったんだとか。2020年6月15日に「少なくとも14歳」で亡くなったそうです。悲しい。 |
| 92分/★★★☆☆ (2024年5月27日) |
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| ボヘミアン・ラプソディ | |
| BOHEMIAN RHAPSODY | |
| 2018年イギリス・アメリカ/伝記ドラマ <監督> ブライアン・シンガー <脚本> アンソニー・マクカーテン <出演> ラミ・マレック ルーシー・ボーイントン グウィリム・リー ベン・ハーディ ジョセフ・マッゼロ エイダン・ギレン トム・ホランダー アレン・リーチ マイク・マイヤーズ ボブ・ゲルドフ |
<ストーリー&コメント> 複雑な生い立ちや容姿へのコンプレックスを抱えた孤独な若者フレディ・マーキュリーは、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーたちと出会い、1970年にロックバンド“クイーン”を結成する。この個性的なメンバーの集まりは、互いに刺激し合うことで音楽的才能を開花させていき、常識にとらわれない革新的な名曲を次々に生み出していく。そしてついに、ロックとオペラを融合させた型破りな楽曲「ボヘミアン・ラプソディ」が完成する。しかし6分弱という当時としては異例の長さに、ラジオでかけられないとレコード会社の猛反発を受けるフレディたちだったが…。 伝説のバンド“クイーン”の栄光と知られざる苦闘の物語を、リード・ヴォーカル、フレディ・マーキュリーの短くも壮絶な人生を軸に描き出した感動の音楽伝記映画。バンド・メンバー、ブライアン・メイとロジャー・テイラーの全面協力のもと、バンドの誕生から、今なお語り継がれる“ライヴ・エイド”での奇跡の復活までが、全編を彩るクイーンの名曲の数々をバックに、自らのコンプレックスと格闘し続けたフレディ・マーキュリーの愛と孤独とともにドラマチックに描かれていく。 すごく面白かったです。クイーンは有名な曲を知ってるのと、フレディ・マーキュリーがエイズで亡くなったことぐらいしか知らなかったけど、彼らの生きた時代を追体験することができた気がします。ワールドツアーの日々も都市名だけで済ませるとか、新メンバー加入のところとか、駆け足になっているところもあるけど、主軸はフレディに絞っているので、彼の苦悩の日々がよりリアルに感じられました。ゲイへの目覚めとか、タイツ衣装への変身はなんだか唐突な気がしたけど。 随所にはさまれるライブの映像は圧巻。音響のいい映画館で観たので、足元からズシンズシンと響いてくるドラムやベースの迫力、空気を震わせるようなギターの音色、そして圧倒的なパワーを見事に再現しているヴォーカル。“ライヴ・エイド”は当時の様子を動画で観たけど、動きとか、カメラアングルとか、完コピしてますね。ものすごい。 |
| 135分/★★★★★ (2018年11月30日) |
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| 第91回アカデミー賞(2018年) 主演男優賞、録音賞、編集賞、音響編集賞 | |
| 微笑みをもう一度 | |
| HOPE FLOATS | |
| 1998年アメリカ/ラブストーリー <監督> フォレスト・ウィテカー <製作総指揮・出演> サンドラ・ブロック <出演> ハリー・コニックJr. マイケル・パレ ジーナ・ローランズ メイ・ホイ ットマン キャメロン・フィンレー |
<ストーリー&コメント> 高校時代には“学園の女王”に選ばれたバーディは、ハンサムなクォーター・バックだったビルと結婚し、ひとり娘のバニースにも恵まれ、幸せな日々を過していた。しかし、テレビの視聴者参加番組で親友のコニーから、夫のビルとの不倫を打ち明けられたバーディは失意のどん底に突き落とされる。娘を連れて故郷であるテキサスの田舎町スミスヴィルに戻ったバーディは、母親のラモーナともしっくりいかない。しかし昔の同級生ジャスティンの素直で一途な気持ちにバーディの心は安らぐのだった…。 故郷で新しい愛を見つけるヒロインの姿を描いたラブロマンス。 主筋のストーリーとは関係ないんだけど、いとこの息子のトラヴィス(キャメロン・フィンレー)がかわいい。犬、カエル、チャップリン、インディ・ジョーンズと様々な変装を見せてくれるのがとても楽しい。気がつけば、彼ばかりを探して見ていた。 ストーリー自体はありがちな話だったかな。 最後のシーンは「キミ、仕事中じゃないの?」とつっこんでしまったが(笑) |
| 112分/★★★☆☆ | |
| ホーム・アローン | |
| HOME ALONE | |
| 1990年アメリカ/コメディードラマ <監督> クリス・コロンバス <出演> マコーレー・カルキン ジョー・ペシ ダニエル・スターン |
<ストーリー&コメント> 15人の大家族がクリスマスをパリで過ごすことに。ところが8歳のケビンが置いてけぼりをくってしまう。 独りぼっちで留守を守る少年と、ドジなこそ泥コンビの戦いがとにかく面白い。大爆笑。ほのぼのとした名作。 |
| 102分/★★★☆☆ | |
| ホーム・アローン2 | |
| HOME ALONE 2 : LOST IN NEW YORK | |
| 1992年アメリカ/コメディードラマ <監督> クリス・コロンバス <出演> マコーレー・カルキン ジョー・ペシ ダニエル・スターン ジョン・ハート |
<ストーリー&コメント> ケビン少年は家族旅行出発の日、空港で違う飛行機に乗ってしまい、1人ニューヨークへ。そこで前作に登場したコソ泥コンビと再会する。 前作よりパワーダウンかな? |
| 120分/★★☆☆☆ | |
| ホーム・ロード・ムービーズ |
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| HOME ROAD MOVIES | |
| 2001年イギリス/ドラマ <監督> ロバート・ブラッドブルック <脚本> イアン・セラー <出演> ビル・ペーターソン <ナレーター> フェリム・マクデルモット <声優> アマル・アンウォー ジョセフ・エリオット=エドワーズ トム・アイレンバーグ ロブ・ロビンソン ジェム・ホンリーマン |
<ストーリー&コメント> イギリスのある家庭。家の目の前にバス亭があることで父親は便利なバスが好きだったが、時代はマイカーブーム。父親はついに家族の要望でファミリーカーを購入し、毎年のように欧州各国を家族旅行ドライブして家族の期待に応えようとする。しかし、子供たちは成長し、次第に家族は離れ離れになっていってしまう…。 自分の気持ちを表現することが苦手な父と、子供たちとの夏の想い出。実際の演技と3Dアニメを合成して創造したちょっと切ない短編アニメドラマ。英国アカデミー賞ノミネート作。 実際の役者は、父親役の一人だけ。他の家族、背景、車やテントはすべて人形やセットみたいな映像を合成したものです。わがままを言うばかりの家族でさえ、ノッペリとした絵。これがすごく切ない。まるで、作り物の世界の中で、父親一人だけが心の通った生身の人間と言っているようで。時代とともに父親も車も古くなってしまうのですが、最後の結末は切ないけど、どこかホッとするような気もしました。 ただ、短篇だけに一直線なドラマなのは幾分退屈かも。 |
| 12分/★★☆☆☆ (2004年10月1日) |
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| ホリデイ | |
| THE HOLIDAY | |
| 2006年アメリカ/ラブコメディ <製作・監督・脚本> ナンシー・マイヤーズ <製作> ブルース・A・ブロック <出演> キャメロン・ディアス ケイト・ウィンスレット ジュード・ロウ ジャック・ブラック イーライ・ウォーラック エドワード・バーンズ ルーファス・シーウェル |
<ストーリー&コメント> ロンドンの新聞社に勤めるアイリスは、いまだに忘れられずにいた元恋人の同僚ジャスパーが、自分の目の前で他人と婚約発表する現場に立ち会い、ショックで落ち込むハメに。一方、ハリウッド映画の予告編の製作会社を経営するアマンダは、同棲中の恋人イーサンと派手な大ケンカを繰り広げた末に恋愛関係をきっぱりと解消。かくしてお互いに傷心を抱えた2人は、「自宅交換」のウェブサイトを介して知り合い、クリスマス休暇の間だけお互いの持ち家を交換して、異国の地で心のリフレッシュを図ることに。やがてアイリスはアマンダの仕事仲間の作曲家マイルズと、そしてアマンダはアイリスの兄グレアムとそれぞれめぐりあい、新たな恋の機会の到来に心ときめかせるのだったが…。 内容的には、どうってことのない軽妙洒脱なラブコメディ。だけど、キャストがとにかく豪華。主役の4人はそれぞれに主演をはれる俳優だし、ノンクレジットのチョイ役でダスティン・ホフマンが出てくるのもびっくり。 もしケイト・ウィンスレットとジュード・ロウだけだったら、もっとシリアスな物語にもなるんだろうけど、キャメロン・ディアスやジャック・ブラックが出てきた瞬間にコメディの色合いに。これだけの存在感があるのは、さすがと言えるのかも。 |
| 136分/★★★☆☆ (2009年9月23日) |
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| ボルケーノ | |
| VOLCANO | |
| 1997年アメリカ/アクションパニック <監督> ミック・ジャクソン <脚本> ジェローム・アームストロング ビリー・レイ <出演> トミー・リー・ジョーンズ アン・ヘッシュ ギャビー・ホフマン ドン・チードル ジャクリーン・キム キース・デビッド |
<ストーリー&コメント> ロサンゼルスの危機管理局の局長マイク・ロークは、離れて暮らす娘ケリーと余暇を楽しんでいた。だが、突然の事故発生の報せを受け、彼は現場へ向かう。地下鉄工事の現場では、作業していた男が火傷で死亡していた。調査を依頼された女性地質学者バーンズは、地下のマグマが近く噴火すると予想した。そして、数時間後。大地震を契機に噴火が発生、ロスの街は溶岩の火の川に飲みこまれていくのだった…。 流行なのか、この年代に多数作られている自然災害映画。隕石や竜巻などある中で、この作品は溶岩とマグマを描いている。大都会が突然の噴火活動によって破壊される様はまさに圧巻。CGで作られた溶岩はドロドロして、観ているだけで熱さを感じた。智恵と勇気を集めて、必死に被害を食いとめようとする人間たちの奮闘ぶりが熱い。 その裏で、人間ドラマもそつなく展開されている。父と娘、人種偏見を持つ警官と黒人青年、女医とその婚約者。それぞれの確執が、自然の猛威に際して和解と成長ぶりを見せていく。主演のトミー・リー・ジョーンズの熱演も見事だし、なかなか面白かったです。 |
| 104分/★★★★☆ (2003年3月27日) |
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| ホワイト・オランダー | |
| WHITE OLEANDER | |
| 2002年アメリカ/ドラマ <監督> ピーター・コズミンスキー <原作> ジャネット・フィッチ <脚本> メアリー・アグネス・ドナヒュー <出演> アリソン・ローマン ミシェル・ファイファー レネー・ゼルウィガー ロビン・ライト=ペン ビリー・コノリー スヴェトラーナ・エフレモーヴァ パトリック・フュジット コール・ハウザー タリン・マニング |
<ストーリー&コメント> 15歳の少女アストリッドは、アーティストの母イングリッドと二人で暮らしていた。父を知らないアストリッドにとっては、美しいが独善的な母が世界のすべてだった。そんなある日、イングリッドが恋人を殺害したことで刑務所に送られてしまう。保護者を失ったアストリッドは福祉事務所の管理に置かれ、次々と里親のもとを巡ることになる。彼女は戸惑いながらも新しい生活に慣れていくのだが…。 全米ベストセラー小説『扉』を豪華女優陣の競演で映画化。 タイトルのオランダーとは、強い毒素を持つが美しい花、白い夾竹桃のこと。タイトルの意味するものはおそらく、母娘の心の葛藤だろうと思われます。子供のことを思いつつも独善的になってしまう母と、外の世界に触れることによって次第に成長していく娘。 物語の中心は、これがデビュー作となるアリソン・ローマン演ずるアストリッド。彼女が出会う様々な人々は、それぞれに独自の世界を持った人物ばかり。良くも悪くもその影響を受けていく様子は、母親と面会に行くときの服装や態度に明らかに現れています。 悪くはないけど、なんだか地味な感じのドラマでした。演出が控えめだからなのか、盛り上がる場面がほとんどないのが致命的かも。 レネー・ゼルウィガー目当てで観たんですが、出番がわずか20分だったので拍子抜けしてしまいました。 |
| 109分/★★☆☆☆ (2004年6月30日) |
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| ホワット・ライズ・ビニース | |
| WHAT LIES BENEATH | |
| 2000年アメリカ/サスペンス <製作・監督> ロバート・ゼメキス <脚本> クラーク・グレッグ <出演> ハリソン・フォード ミシェル・ファイファー ダイアナ・スカーウィッド ジョー・モートン ミランダ・オットー アンバー・ヴァレッタ |
<ストーリー&コメント> とある湖畔の館で研究者の夫ノーマンと静かに暮らすクレア。愛娘を大学に送り出した後、彼女は一抹の寂しさを感じている。隣家に越してきたフューアー夫妻は夫婦喧嘩を繰り返し、やがて妻の姿が見えなくなっていることにクレアは気づく。その一方で、自分の身のまわりで奇怪な心霊現象が続発する…。 ロバート・ゼメキス監督がヒッコックを意識したサスペンス・スリラー。 自然に開くドア、割れる写真たて、バスタブに映る顔…。ホラー映画の苦手な僕なので、とても怖かったです。後半、謎がとけてきてからはハリソン・フォードの鬼のような演技にも注目。 それにしても…ミシェル・ファイファーはイマイチ好きになれないなぁ。 |
| 131分/★★★☆☆ (2002年5月13日) |
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| ボーン・アイデンティティー | |
| THE BOURNE IDENTITY | |
| 2002年アメリカ/アクションサスペンス <監督> ダグ・リーマン <原作> ロバート・ラドラム <脚本> トニー・ギルロイ ウィリアム・ブレイク・ヘロン <出演> マット・デイモン フランカ・ポテンテ クリス・クーパー クライヴ・オーウェン ブライアン・コックス アドウェール・アキノエ=アグバエ ガブリエル・マン |
<ストーリー&コメント> 嵐の地中海で漁船に救出された一人の青年。彼は息を吹き返すが記憶を失っており、自分の名前も分からない状態。身元を探る手がかりは、背中の弾痕と、皮膚に埋め込まれたマイクロカプセル。手がかりを求めてスイスの銀行へと赴いた彼は、6カ国のパスポートと多額の紙幣、拳銃を発見する。なぜか暗殺者たちに狙われ始めた彼は、偶然出会ったマリーの協力を得てパリへと向かうのだが…。 記憶を失った男が自分の正体を突き止めようと奔走しながら、暗殺者たちとの攻防に巻き込まれていくサスペンス・アクション。 ロバート・ラドラムのサスペンス三部作の第一作『暗殺者』を映画化。続編の製作も決定しているそうです。 なかなか面白かったです。これが初のアクション映画となるマット・デイモンがよかった。知性派のイメージがあったから新鮮だったしね。かなり鍛えたらしく、身体はだいぶマッチョになっていました。あと、パリ市内でのカーチェイスもすごかった。バリバリのカーアクションをウリにした映画というわけではないのに、狭い道をミニで疾走する様子はなかなかの迫力。かなり無理やりなブレーキとかカーブとかの連続で、終わりまで息のつくひまもない状態でした。 ヒロインのフランカ・ポテンテはケイト・ブランシェットみたいな感じ。 肝心の物語は、ちょっと曖昧で、中途半端な感じ。原作には登場する重要人物が削られているらしいから、そのせいなのかな。 |
| 118分/★★★☆☆ (2004年7月3日) |
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| ボーン・アルティメイタム | |
| THE BOURNE ULTIMATUM | |
| 2007年アメリカ/アクションサスペンス <監督> ポール・グリーングラス <原作> ロバート・ラドラム <脚本> トニー・ギルロイ ジョージ・ノルフィ スコット・Z・バーンズ <出演> マット・デイモン ジュリア・スタイルズ デヴィッド・ストラザーン ジョアン・アレン スコット・グレン アルバート・フィニー フランカ・ポテンテ |
<ストーリー&コメント> CIAの極秘計画“トレッドストーン”のもと、過去の記憶を消され、最強の暗殺マシーンとして教育された元諜報員ジェイソン・ボーン。計画の全容をつかんで首謀者に復讐するため、独自の調査を継続する。そんな時、英国のある新聞にボーンの顔写真が載る。ボーンは記事を書いた記者に接触し、“トレッドストーン”を発展させた計画“ブラックブライアー”があると知る。CIA局長ヴォーゼンの追跡を逃れ、ボーンは記者の情報源がいるスペインのマドリードへ向かうのだが…。 記憶を失った元CIA諜報員の活躍を描く人気ノンストップ・スパイ・アクション“ジェイソン・ボーン”シリーズの完結編といわれる第3作。ついにボーンの過去が明らかに!? 過去の記憶はないが常人を超越した戦闘能力を持つ元スパイの主人公、ボーンの戦いはいよいよ最終章へ。第2作も監督したP・グリーングラス(『ユナイテッド93』)は引き続いて手持ちカメラを多用し、3500とも4000ともいわれる膨大なカット(通常の映画の数倍)を畳みかけ、スピード感・臨場感は圧巻。アカデミー賞で編集賞など3部門に輝いた。 すごく面白かったです。このシリーズならではの緊迫感と、スリリングでスピーディーなアクションの連続。単純で大掛かりな爆発とかだけじゃない、重厚なアクションはさらにグレードアップしています。内容的にも申し分なく、ボーンの秘密が明かされていく過程もよかった。CIAの女性局員たちが友好的すぎる気がしたけど、そこはあえてスルーで(笑) 2011年に続編製作の噂もあるらしいけど、果たして…? |
| 116分/★★★★☆ (2009年9月20日) |
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| 第80回アカデミー賞(2007年) 録音賞(音響賞)、編集賞、音響編集賞(音響効果賞) | |
| ボーン・コレクター | |
| THE BONE COLLECTOR | |
| 1999年アメリカ/サスペンス <監督> フィリップ・ノイス <出演> デンゼル・ワシントン アンジェリーナ・ジョリー クイーン・ラティファ エド・オニール マイケル・ルーカー ルイス・ガスマン |
<ストーリー&コメント> 砂に埋められ、指を切り取られた変死体が発見された。現場に最初に到着したパトロール警官のアメリアは、的確な判断ですべての証拠を保全する。事件はベッドで寝たきりの捜査官、リンカーン・ライムのもとに持ち込まれた。彼は鑑識能力に優れた敏腕捜査官だったが、捜査中の事故で脊髄を痛め、今は肩から上と指1本しか動かすことが出来ない寝たきりの生活を送っていた。そんな身体のまま捜査の陣頭指揮を執ることになったリンカーンは、若いアメリアを自分の助手に指名する。そんな中、猟奇殺人は繰り返されていく…。 経験の浅い女性警官が、次第に成長していく姿がよく描かれている。 ジットリとした序盤に比べ、最後の方はちょっと駆け足な印象が否めない。 |
| 119分/★★★☆☆ (2002年2月17日) |
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| ボーン・スプレマシー | |
| THE BOURNE SUPREMACY | |
| 2004年アメリカ/アクションサスペンス <監督> ポール・グリーングラス <原作> ロバート・ラドラム <脚本> トニー・ギルロイ ブライアン・ヘルゲランド <出演> マット・デイモン フランカ・ポテンテ ジョアン・アレン ブライアン・コックス ジュリア・スタイルズ カール・アーバン |
<ストーリー&コメント> 元CIAのトップ・エージェント、ジェイソン・ボーンは、失われた過去の記憶に苛まれながらも、壮絶な逃走劇から生き延び、恋人マリーと静かな隠遁生活を送って2年。だが、そんな彼らを謎の狙撃手がつけ狙っていた。その頃、ベルリンで発生した殺人事件の現場から、ボーンの指紋が発見される。CIAの調査チームに追われながらも、ボーンは自ら真相究明に乗り出すのだが…。 前作『ボーン・アイデンティティー』を遥かにしのぐ迫力とスケールで、元CIAのトップ・エージェント、ジェイソン・ボーンの運命の行方をスリル満点に描写。 すごく面白かった。同じスパイ物の続編でも、『M:I-2』みたいな遊びのシーンはほとんどなく、全編がスリル溢れる追走劇。追う者と逃げる者の対比に緊迫感があってね。マツト・デイモン感じるジェイソン・ボーンがとにかくクールだし、(軽いネタバレだけど)いきなり恋人マリーが殺害されてしまう展開も衝撃。それによってボーンの行動の動機づけがハッキリするし、物語の奥行きが出てくるしね。 さらに続編があるみたいだし、このシリーズは期待できるなぁ。 |
| 109分/★★★★☆ (2006年4月9日) |
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| ホーンティング | |
| THE HAUNTING | |
| 1999年アメリカ/ホラー <製作総指揮・監督> ヤン・デ・ボン <製作総指揮> スティーブン・スピルバーグ <出演> リリ・テイラー リーアム・ニーソン キャサリン・ゼタ=ジョーンズ オーウェン・ウィルソン |
<ストーリー&コメント> 不眠症の研究という名目で、ヒル・ハウスと呼ばれる古い屋敷にエレノア、セオ、ルークの3人を呼び出したマロー博士。だが本当の目的は、閉鎖された環境の中で人間の恐怖心がどのように伝わるのかを研究することだった。博士は屋敷に伝わる幽霊話を3人に告げる。それは、皆を恐がらせるための「お話」に過ぎなかったのだが…その夜から、彼らは次々と奇妙な現象に襲われる。 ホラー作品としては弱いんだろうね、きっと。だけど、怖いのがニガテな僕みたいな人にはちょうどいいかも(笑) 最新の映像技術を駆使していて、屋敷がグネグネうごめく様は圧巻です。彫像の子供の顔が「No!」という感じになるのはご愛嬌。 僕にとってはリーアム・ニーソン、キャサリン・ゼタ=ジョーンズの2人が競演してるってだけで大満足な映画なんだけれどね。この2人が主役かと思いきや、主役はリリ・テイラーです。 それにしても…キャサリンは美しいねぇ。「お願い!私と一緒に来て!」なんて言われてみたいものです(笑) |
| 112分/★★★☆☆ (2002年2月18日) |
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| ホーンテッドマンション | |
| THE HAUNTED MANSION | |
| 2003年アメリカ/コメディ <監督> ロブ・ミンコフ <脚本> デヴィッド・バレンバウム <出演> エディ・マーフィ テレンス・スタンプ ナサニエル・パーカー マーシャ・トマソン ジェニファー・ティリー ウォーレス・ショーン ディナ・ウォーターズ マーク・ジョン・ジェフリーズ アリー・デーヴィス |
<ストーリー&コメント> やり手の不動産業者ジムは仕事が忙しく、家庭サービスもままならない。そんな中、なんとか時間を作って家族との週末キャンプを約束した彼だったが、旅行前日になって豪華な大邸宅を手放したいという依頼が入ってしまう。この大口取引に飛びついたジムは、渋る妻サラや子供たちをなだめ、予定を変更してキャンプの前に物件を見に行くことにする。だが翌日、屋敷に着くなり激しい嵐に見舞われた一家は、不気味な執事に案内されるまま、屋敷で一夜を過ごす羽目になってしまう…。 ひょんなことから呪われた幽霊屋敷に足を踏み入れてしまった一家が遭遇する恐怖の顛末を描くファミリー・ホラー・コメディ。『パイレーツ・オブ・カリビアン』に続く、ディズニーランドのアトラクションの映画化。 お金はかかってそうなんだけど、なんだか空回りって感じ。完全に家族向けだからなのか、幽霊も全くスゴくないし。怖いとかじゃなくて、チープなんだよね、とにかく。エディ・マーフィも往年の冴えはなく、必死な感じがどうにも空回り。他のキャストもパッとしないし、物語自体もこじんまりしている。そのわりには、地下の鍵とか、仕掛けだけが大掛かりで。元々がアトラクションだからなのかな? 一番の“名優”はコーラスする石像かな(笑) |
| 89分/★★☆☆☆ (2005年6月19日) |
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| ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ | |
| HILARY AND JACKIE | |
| 1999年イギリス/ヒューマンドラマ <監督> アナンド・タッカー <脚本> ヒラリー・デュ・プレ <出演> エミリー・ワトソン レイチェル・グリフィス ジェームズ・フレイン デヴィッド・モリシー |
<ストーリー&コメント> 音楽好きの母親の下で幼少の頃から音楽の手ほどきを受けて育った、ヒラリーとジャクリーヌの姉妹。やがてジャクリーヌはチェリストとしての才能を大きく開花させる。一方、ヒラリーは自分の才能に見切りをつけて、大学の同級生のキーファと結婚し、平凡な家庭人となる道を選択する。22才で天才ピアニストのダニエル・バレンボイムと結婚したジャクリーヌだったが、結婚と演奏生活の両立に心身ともに疲労困憊して情緒不安定となっていき、やがて多発性硬化症という難病に見舞われてしまう…。 不治の病のため栄光の頂点で表舞台を去った実在の天才女性チェリスト・ジャクリーヌの栄光の陰に隠れた波乱の実像を赤裸々に綴り、大きな物議を醸した問題作。 衝撃の真実を明かす暴露的内容に、欧米では上映禁止を求める抗議運動まで起きたという。 |
| 121分/★★★☆☆ | |