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クイルズ
QUILLS
2000年アメリカ/ドラマ

<監督>
フィリップ・カウフマン
<脚本>
ダグ・ライト
<出演>
ジェフリー・ラッシュ
ケイト・ウィンスレット
ホアキン・フェニックス
マイケル・ケイン
パトリック・マラハイド
アメリア・ワーナー
<ストーリー&コメント>
19世紀初頭、ナポレオン体制下のフランス。強烈な背徳的内容と禁忌に触れる筆致で、貴族でありながら人生の多くの時期を監獄や精神病院で過ごしたサド侯爵。飽くなき執筆意欲に駆り立てられる彼を弾圧しようと、皇帝は拷問具を使った荒療治で名高いコラール博士を送りこむ。その強権的な姿勢にも屈せず、サドは書くことに執着をみせる。二人の間に挟まれたド・クルミエ神父は、理想と現実の狭間で苦悩し、それまでの人生観を変えていくのだった…。
人間の心の奥底に潜む、飽くなき快楽への欲望を綴り、「サディズム」という言葉のもとになった人物としても知られるサド侯爵。そんな彼の晩年に焦点を当てて描いた戯曲を映画化。
映画自体の評価としては、エロティシズムが前面に押し出されているように思う。もちろんそういうシーンも含まれてはいるが、内容自体はとても奥の深いものだった。オスカーにノミネートされたジェフリー・ラッシュの怪演ぶりも圧巻だけど、理想の信仰と現実の煩悩の間で苦悩する神父を演じたホアキン・フェニックスが見事なハマリ役。構成を俯瞰すると、彼が本当の主人公なのかもしれないと思いました。
124分/★★★☆☆
(2003年7月4日)

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偶然の恋人
BOUNCE
2000年アメリカ/ラブストーリー

<監督・脚本>
ドン・ルース
<出演>
ベン・アフレック
グウィネス・パルトロウ
ナターシャ・ヘンストリッジ
ジェニファー・グレイ
トニー・ゴールドウィン
ジョー・モートン
ジョニー・ガレッキー
<ストーリー&コメント>
やり手広告マンのバディ。ある日出張先のシカゴ空港で、吹雪のため足止めを食った彼は、家路を急ぐという男グレッグと知り合い、自分の搭乗券を譲る。ところがその飛行機が墜落してしまい、グレッグを含む216名の乗客が帰らぬ人となった。バディは命拾いをしたとはいえ、深い罪悪感に駆られ、しだいに酒に溺れて行く。1年後、ようやく立ち直った彼は、グレッグの遺族の様子を見にいこうとするのだが…。
主演の2人が元・恋人同士だったのは有名な話。そんな2人がラブ・シーンを演じるというのもおかしな話だが、それ以上に違和感をおぼえるのが邦題。アリーはまだしも、バディの方は前知識があって接近していったわけで、どう考えても「偶然」ではないと思うんだけど。
ストーリーの方はわりとありきたりなラブ・ストーリー。似たような内容だけど、個人的には『この胸のときめき』のほうが好きかな。
106分/★★★☆☆
(2002年4月21日)

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草の上の月
THE WHOLE WIDE WORLD
1996年アメリカ/ラブストーリー

<監督>
ダン・アイルランド
<出演>
ビンセント・ドノフリオ
レネー・ゼルウィガー
アン・ウェッジワース
ハーブ・プレズネル
ベンジャミン・モートン
クリス・シェアラー
<ストーリー&コメント>
1933年、テキサス。作家を夢見ながら教師をしているノーベリン・プライスは、ある日新進気鋭の冒険小説作家、ロバート・E・ハワードに出会う。彼はハンサムだが奇行も多く、周囲の人々からは隔たった感があった。そんな彼に、やがてノーベリンは惹かれていくのだが…。
女流作家ノーベリン・プライスの自叙伝を映画化。彼女の視点で描かれたロバート・E・ハワードの伝記でもある。『コナン・ザ・グレート』の作者として有名なロバートは、シャイで人付き合いも苦手。病気の母親の看病をしている反面、激しい感情の持ち主でもある。そんな難しい役どころをビンセント・ドノフリオが好演。
それに対してレネー・ゼルウィガーの演ずるノーベリンは、ちょっと色づけが弱かったかな。熱演というか、一生懸命な感じはすごく伝わるけど。これは、脚本の問題だろうか。
また、夕日や朝日、草原といった景色が物語になんとも言えない味わいを添えています。役者の演技もそうだけど、自然の美しさってのも映画には欠かせない大切な要素だよね。
117分/★★★☆☆
(2002年7月5日)

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クジラの島の少女
WHALE RIDER
2002年ニュージーランド/ドラマ

<監督・脚本>
ニキ・カーロ
<原作>
ウィティ・イヒマエラ
<出演>
ケイシャ・キャッスル=ヒューズ
ラウィリ・パラテーン
ヴィッキー・ホートン
クリフ・カーティス
グラント・ロア
マーニャ・タウマウヌ
レイチェル・ハウス
<ストーリー&コメント>
ニュージーランドの小さな村で暮らすマオリ族の人々。彼らは、はるか遠い昔、部族の祖先がクジラに乗ってここにやってきたという勇者伝説を長年語り継いで生きてきた。族長一家の長男ポロランギは、双子の男女を授かるが、出産時の不幸で妻と男児は死亡してしまう。悲しみに暮れたポロランギは娘を残して故郷を去り、伝説の勇者と同じパイケアと名付けられた女児は、誇り高き祖父のもとで成長するのだが…。
ニュージーランドの島で暮らす少数民族、マオリ族出身の作家ウィティ・イヒマエラが書いた原作を、女性の新人監督ニキ・カーロがいきいきと爽やかに映画化。男性偏重という長年の因習を打ち破って部族に新鮮な風を吹き込むヒロインの少女を、1万人の候補の中から選ばれた新星ケイシャ・キャッスル=ヒューズが魅力的に好演。惜しくも受賞こそ逃したが、第76回アカデミー賞では史上最年少の13才で主演女優賞候補となり、一躍大きな話題を集めた。
静かな佳作、という味わい。主要キャストがそれぞれに好演していて、素晴らしいヒューマンドラマに仕上がっています。特に圧巻なのは、スピーチのシーン。あのシーンだけを見ても、ケイシャ・キャッスル=ヒューズはオスカーにノミネートされる演技でした。他のキャストでは、祖父母もいいけど、ラウィリ伯父さん役のグラント・ロアがいい。個性的で、いい味を出していました。
101分/★★★★
(2005年5月22日)

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下り坂
DOWNHILL
1927年イギリス/ドラマ

<監督>
アルフレッド・ヒッチコック
<脚本>
エリオット・スタナード
<出演>
イヴォー・ノヴェロ
ロビン・アーヴィン
ノーマン・マッキネル
ベン・ウェブスター
シビル・ローダ
<ストーリー&コメント>
学校で盗みを働いたと疑われ退学処分になったロディ・バーウィックは、父親にも勘当されてしまい、社会に出て一人で生きていこうと決める。パリでダンサーとして働き始めた彼は、ある有名女優に惹かれる。そんなある日、巨額の遺産が彼に相続されるという報せがある…。
『快楽の園』同様、サイレント映画。台詞は時折挿入される字幕だけなので、登場人物が何を話しているかは想像するしかない。この時代はそれが当たり前だったんだろうけど、今観ると内容がさっぱりわからない。当時の人は想像力が逞しかったのか、それとも、原作を読んだりして会話の内容や物語の背景をある程度知っていたか、そのどちらかなのだろうか。そうでもなければ話が理解できないと思うんだけど…。物語の鍵となる「序盤の誓い」のシーンもわかりづらかったし。
内容はわりとありきたりな「哀れな男の生涯」を描いたドラマで、ヒッチコックらしさはあまり感じられない。映像的には、階段の壁に映る影のシーンが、後に作られる多くの作品を感じさせてくれた。
85分/★★☆☆☆
(2003年4月24日)

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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
GOOD WILL HUNTING
1997年アメリカ/ヒューマンドラマ

<監督>
ガス・ヴァン・サント
<脚本・出演>
マット・デイモン
ベン・アフレック
<出演>
ロビン・ウィリアムス
ミニー・ドライヴァー
ステラン・スカルスゲールド
ケイシー・アフレック
コール・ハウザー
<ストーリー&コメント>
不良じみた毎日を過ごしているが、実は天才的知能を持つウィル。彼は清掃員のアルバイトで行ったマサチューセッツ工科大で掲示板に書かれた数学の難問を解き、その才能に注目した教授は彼に学問を教えようとする。だがその反抗的な性格は誰の手にも負えず、教授の旧友であり、妻を失った過去を持つコミュニティ・カレッジの温和な講師マクガイアが、ウィルの心を癒して解放していく。
心に深い傷を持ち、防衛的に他人を傷つけてしまう青年ウィルと、彼を見守るカウンセラーの交流を描いた人間ドラマ。
マット・デイモンの天才青年ぶりがクール。
若き天才青年の心の壁を少しずつ崩していこうとするカウンセラーを演じるロビン・ウィリアムスはこの作品でアカデミー賞助演男優賞を獲得。好演が光ります。
幼馴染みでもあるマット・デインとベン・アフレックの親友二人が共同脚本でアカデミー脚本賞を受賞しています。
126分/★★★★
(2000年7月24日)
第70回アカデミー賞(1997年) 助演男優賞、脚本賞

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グッドモーニング、ベトナム
GOOD MORNING VIETNAM
1987年アメリカ/ドラマ

<監督>
バリー・レヴィンソン
<脚本>
ミッチ・マーコウィッツ
<出演>
ロビン・ウィリアムス
フォレスト・ウィテカー
タン・サン・トラン
チンタラ・スカパタナ
ブルーノ・カービイ
ロバート・ウール
<ストーリー&コメント>
1965年、ベトナムに駐留する米軍とベトナム軍との緊張は増し、泥沼状態と化していた。米軍は兵士たちの士気を高めるため、本国からラジオ放送の人気DJ、クロンナウア一等兵を呼び寄せる。酷暑のサイゴンに降り立った彼はさっそく放送を開始し、マシンガン・トークと風刺的なジョーク、ロックン・ロールでたちまち兵士たちに好評を得るのだが…。
米軍放送の人気DJを通して間接的にベトナム戦争を描くドラマ。
なんと言ってもロビン・ウィリアムス。アカデミー主演男優賞にノミネートされたほどの演技はとても素晴らしい。自分自身のポリシーを持ちながら、軍部に抑圧されることに憤りを感じる…。当時35歳の彼だけど、若さに満ちています。破天荒なDJシーンはみんなアドリブらしいし。
ただ、作品の内容はといえば、思っていたほどではなかったかな。悲惨な戦争をもうひとつの側面から描くという手法は見事だし、中盤の「It's A Wonderfull World」が流れるシーンで繰り広げられる民家の爆破シーンなどは息を飲んだ。だけどいまいち、戦争の「悲惨さ」というところまでは伝わってこなかった。戦争ドラマなのかヒューマンドラマなのか、中途半端な位置付けになってしまうのが残念なところ。
終盤に予想外の展開が控えているんだけど、それまでの流れからあまりに唐突に逸脱してしまう感じを受けた。クロンナウアの悲しみ、落胆と共に観ている側も一緒になって悲しめるんだけど、それはストーリーというよりツァン少年の熱演に負うところが大きい。
DJシーンが楽しめるかどうかも作品の評価を分けるかもしれないけど、あえてそれは気にしませんでした。そういうのを理由にしたら、この作品はアメリカ人限定になってしまうしね。もちろん僕はさっぱり笑えなかったので(苦笑)やっぱり字幕では限界があるなぁ。
119分/★★★☆☆
(2004年1月10日)

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グーニーズ
THE GOONIES
1985年アメリカ/冒険アクション

<製作総指揮・原案>
スティーブン・スピルバーグ
<製作・監督>
リチャード・ドナー
<脚本>
クリス・コロンバス
<出演>
ショーン・アスティン
ジョシュ・ブローリン
ジェフ・B・コーエン
コリー・フェルドマン
ケリー・グリーン
マーサ・プリンプトン
キー・ホイ・クァン
<ストーリー&コメント>
オレゴン州の港町。少年マイキーとその一家は、借金の差し押さえで家を明け渡さなくてはならない。片付けの最中、屋根裏から古い地図を見つけたマイキーは“グーニーズ”の仲間たちに相談。その地図は海賊ウィリーの宝の隠し場所を示しているらしい。宝を見つけ出せれば借金が返せると、マイキーは仲間たちと地図が示す岬に出発。だが、強盗団のフラテリ一家も偶然から宝のことを知ってしまう…。
シンディ・ローパーの軽快な主題歌も懐かしいヒット作。
くねくね曲がりくねった洞窟の迷路にいっぱい仕掛けられた海賊たちの罠が、次々と襲いかかる!童心にかえってワクワクできる冒険活劇です。
114分/★★★☆☆
(再観・2022年1月16日)

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クライシス・オブ・アメリカ
THE MANCHURIAN CANDIDATE
2004年アメリカ/サスペンス

<監督>
ジョナサン・デミ
<脚本>
ダニエル・パイン
ディーン・ジョーガリス
<出演>
デンゼル・ワシントン
メリル・ストリープ
リーヴ・シュレイバー
ジェフリー・ライト
キンバリー・エリス
ジョン・ヴォイト
ブルーノ・ガンツ
<ストーリー&コメント>
湾岸戦争の英雄として政界入りしたレイモンド・ショー軍曹は、下院議員から副大統領候補へと名乗りを挙げた。そのテレビ演説を複雑な気持ちで見つめる元上官のベン・マルコ少佐。彼はショーを名誉勲章の叙勲者に推薦した一人でもあったが、一方で記憶にあるショーの英雄的行為が幻覚ではないかとの思いにとらわれていた。彼は悪夢にも悩まされており、夢に登場するショーは仲間を平然と殺す殺人者だった。この謎の解明に乗り出したマルコだったが、やがて自身の身体の異変に気づくのだが…。
リチャード・コンドンの小説を原作にした1962年製作の『影なき狙撃者』を現代風にアレンジ。
ボチボチでした。原題は直訳すると『洗脳された候補者』。そこからイメージする内容は、ひとつの企業が大物候補者を洗脳して政界を私物化しようというサイコ映画なんだろうけど、邦題から受けるイメージはもっと大きな、テロから国を守るみたいなもので…タイトルがちょっと失敗かも。洗脳施設とか、怪しげな組織のチープな感じからは、B級感がプンプンするんだけど…キャスティングが豪華すぎるので、違和感がハンパない(笑)
デンゼル・ワシントンは軍服がよく似合うし、安定の好演。それよりも、メリル・ストリープがすごくよかった。自身も強姿勢の上院議員でありながら、息子を盲目的に溺愛する狂い方がさすがの存在感でした。
132分/★★★☆☆
(2019年6月9日)

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クライ・ベイビー
CRY-BABY
1990年アメリカ/ラブ・コメディ

<監督>
ジョン・ウォーターズ
<出演>
ジョニー・デップ
エイミー・ロケーン
イギー・ポップ
トレイシー・ローズ
スーザン・タイレル
ポリー・バーゲン
リッキー・レイク
ウィレム・デフォー
<ストーリー&コメント>
1954年のボルチモア。同じ高校に通う不良少年クライ・ベイビーと山の手の令嬢アリソンは、お互いに一目惚れ。だが町は不良とお金持ちの二派に分かれていて、二人の恋は大きな波紋を生んでしまう…。
始まった瞬間、B級映画のニオイがプンプン。だけどなんだか、楽しい。音楽やファッションはオールディーズ一色。古臭いけど楽しいノリの中、クセのあるキャラクターたちがミュージカルで大爆発。最後の最後まで「そんなバカな!」というツッコミどころが満載で大笑い。歌と踊りが満載ですごく楽しかったです。
若き日のジョニー・デップ初の主役作品。
『Profiler』でシャロンを演じるトレイシー・ローズも出演している。
84分/★★★★
(2002年3月12日)

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クライム&ダイヤモンド
WHO IS CLETIS TOUT ?
2001年アメリカ、カナダ/クライムコメディ

<監督・脚本>
クリス・ヴァー・ヴェル
<出演>
クリスチャン・スレイター
ティム・アレン
ポーシャ・デ・ロッシ
リチャード・ドレイファス
ビリー・コノリー
ピーター・マクネイル
ルポール
<ストーリー&コメント>
熱烈な映画ファンの風変わりな殺し屋“毒舌ジム”は、標的のフィンチという詐欺師をホテルの一室に追いつめる。ジムはフィンチに「もし映画のように面白い話を聞かせてくれたらお前の命を助けてやろう」と話しかける。そこでフィンチは、「面白い話を聞かせよう。宝石強奪事件があって、刑務所脱獄があって、女が絡む話だ」と、嘘とも本当ともつかない物語を語り始めるのだった…。
これが初監督作品の新人監督クリス・ヴァー・ヴェルが、過去の名画の引用を随所にちりばめながら、軽妙洒脱なタッチと小粋な話術で描くコメディ・サスペンス。
あまり深く考えずに観たんだけどすごく面白かった。2004年最初のヒットだね。ちょっと小粋な『パルプ・フィクション』みたいな感じ。最初はちょっと話の展開がわかりにくいんだけど、中盤あたりからグイグイと引き込まれた。フィンチが「千夜一夜物語」よろしく話す“物語”だけでも『ショーシャンクの空に』みたいでかなり面白いし、いちいち映画ファンなツッコミを入れるジムのキャラクターも面白い。最後の方なんて、ジムを応援してしまったしね(笑)
展開はわりと一直線で先の展開が読めてしまうところもあるんだけど、それぞれのエピソードが活きているから退屈することもない。キャストも知名度もちょっと地味な小品だけど、内容は抜群。最後の後味も爽快だし、とっても気持ちのいい作品でした。
92分/★★★★
(2004年1月13日)

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クライング・ゲーム
THE CRYING GAME
1992年イギリス/ラブストーリー

<監督・脚本>
ニール・ジョーダン
<出演>
スティーブン・レイ
フォレスト・ウィテカー
ミランダ・リチャードソン
ジェイ・デビッドソン
<ストーリー&コメント>
北アイルランド紛争の中、とあるアイルランド人民反乱団体が、1人の英国人黒人兵を誘拐。彼の死に立ち会った見張り役の男ファーガスが身分を隠して彼の恋人を見守るうち、そのミステリアスな魅力にひかれてゆく…。
最後にひとひねりのあるストーリー。個人的にはこういうラストはちょっと…って感じだったけど。
113分/★★★☆☆
第65回アカデミー賞(1992年) 脚本賞

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グラスハウス
THE GLASS HOUSE
2001年アメリカ/サスペンス

<監督>
ダニエル・サックハイム
<脚本>
ウェズリー・ストリック
<出演>
リーリー・ソビエスキー
ダイアン・レイン
ステラン・スカルスガルド
ブルース・ダーン
キャシー・ベイカー
トレヴァー・モーガン
<ストーリー&コメント>
両親の突然の交通事故死で孤児となってしまった女子高校生のルビーと弟のレット。しかし、ふたりには400万ドルの遺産が残されていた。両親の遺言に従い、二人が成人するまではかつて隣人だったグラス夫妻が後見人になることに。住み慣れた家を離れ、姉弟は美しいマリブ・ビーチの豪邸で新しい生活を始めるのだが…。
監督はこれが初劇場作品のダニエル・サックハイム。
リーリー・ソビエスキー主演のサスペンス。なかなかスリリングだった。リーリーは『ロードキラー』の映画と同じく、脅えるヒロインを好演。というより、どこか不機嫌そうなこの雰囲気は彼女の地なのかもしれない。まだ若いが、資質的にあまり芸域は広くないのかもしれない。
テリー・グラス役の俳優は見た目からして思いっきり怪しいので、もう少し優しさを感じさせるような俳優の方がよかったかも。序盤の葬式のシーンの伏線で結末がなんとなく読めてしまうのはちょっとマイナスかな。
106分/★★★☆☆
(2004年2月22日)

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クラッシュ
CRASH
2004年アメリカ/ドラマ

<監督・脚本>
ポール・ハギス
<脚本>
ボビー・モレスコ
<出演>
サンドラ・ブロック
ドン・チードル
マット・ディロン
ジェニファー・エスポジット
ウィリアム・フィクトナー
ブレンダン・フレイザー
テレンス・ハワード
クリス“リュダクリス”ブリッジス
サンディ・ニュートン
ライアン・フィリップ
<ストーリー&コメント>
クリスマス間近の冬のロサンゼルス。地方検事リックはアフリカ系の男性2人組の強盗と遭遇するが、以来リックの妻ジーンは周囲のマイノリティに対して抱いていた、潜在的な差別意識を露見させていくように。一方、人種差別主義者であると自認する警官ライアンは町でアフリカ系のTVプロデューサーのキャメロンに職務質問した際、キャメロンの妻クリスティンの身体をさわって2人を侮辱する。だがライアンはクリスティンと予期せぬ再会をはたす。他にも、黒人刑事グラハムとその同僚でヒスパニックの恋人リアや、銃砲店で不当な差別に憤慨するペルシャ人の雑貨店経営者ファハドとその娘の葛藤など、様々な階層からなる多彩な人種の人々が、自身の中に眠っていた差別を意識していく…。
多彩な人種が集まる大都市LAを舞台に、人種間の対立をはじめとする数々の“衝突(クラッシュ)”を迫力たっぷりに描写した社会派ドラマ。
なかなか重厚なドラマでした。単純に一言で「面白い」とは言えないけど、ガッツリと社会派ドラマを観たって感じ。ともすれば、小競り合いの連続で大きなテーマがぼやけてしまうような気もするけど、そこは豪華キャストが引き締めてくれます。クレジットではサンドラ・ブロックがトップだけど、実質的な主役はドン・チードルだね。母と弟との軋轢に苦悩するエリート刑事を好演。
それにしても、ブレンダン・フレイザー久しぶりに観たなぁ。
113分/★★★☆☆
(2007年2月27日)
第78回アカデミー賞(2005年) 作品賞、脚本賞、編集賞

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グラディエーター
GLADIATOR
2000年アメリカ/歴史アクション

<監督>
リドリー・スコット
<出演>
ラッセル・クロウ
ホアキン・フェニックス
コニー・ニールセン
オリヴァー・リード
リチャード・ハリス
<ストーリー&コメント>
西暦180年の古代ローマ。老いた皇帝アウレリウスは、英雄マキシマス将軍に皇位を譲る意向を告げるが、彼は故郷で平凡に暮らしたいと辞退する。一方、皇帝の真意を知った野心的な王子コモドゥスは、自らの手で父を殺して皇位を奪い、マキシマスを反乱者として家族共々死刑しようとする。マキシマスは隙をついて脱走するが、すでに妻子は無残に殺されていた。やがて奴隷商人に連れ去られた彼は、死すら恐れない勇猛な剣闘士として名を上げ、再びローマへと戻るのだが…。
CGで作られたコロセウムの迫力はすごい。
迫真の剣闘シーンに胸踊る名作です。
155分/★★★★
(2002年1月16日)
第73回アカデミー賞(2000年) 作品賞、主演男優賞、音響賞、衣装デザイン賞、視覚効果賞

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グラディエーターII/英雄を呼ぶ声
GLADIATOR II
2024年アメリカ、イギリス/歴史アクション

<監督>
リドリー・スコット
<脚本>
デヴィッド・スカルパ
<出演>
ポール・メスカル
デンゼル・ワシントン
ペドロ・パスカル
コニー・ニールセン
ジョセフ・クイン
フレッド・ヘッキンジャー
<ストーリー&コメント>
ローマ帝国が栄華を誇った時代。北アフリカのヌミディアの町で平穏な暮らしを送っていたハンノは、将軍アカシウス率いるローマ帝国軍の侵攻により愛する妻を殺され、捕虜として拘束されてしまう。すべてを失いアカシウスへの復讐を胸に誓ったハンノは、謎の奴隷商人・マクリヌスに買われ、ローマへと赴くことに。そこで剣闘士“グラディエーター”となった彼は、復讐心を胸に、力のみが物を言うコロセウムで待ち受ける戦いへと踏み出していくのだが…。
アカデミー作品賞に輝くなど5部門を受賞した歴史大作『グラディエーター』の24年ぶりとなる続編。
すごく面白かったです。前作を観てから20年以上経ってるし、詳細はあまり覚えてないけど、ラストシーンをYouTubeで観返して、Webでストーリーのおさらいをして臨みました。便利な時代ですね。わりと早く判明するんだけど、主人公ハンノは、実は前作の主人公マキシマスと皇帝の娘ルッシラの間の息子ルシアス。前作ではコモドゥスと一緒にいた男の子です。冒頭で麦を握るシーンや、闘技場で砂を握る様子は前作の踏襲で、父と子の絆を感じさせます。とはいえ、何年も離れていた息子が(詩のことはあれど)すぐにわかるものかな?そもそもルッシラは「何年かしたら迎えに行く」と言ったきりルシアスを放置して、自分は将軍と結婚してるわけで。そのあたりはちょっとツッコミどころかな(笑)
だけどそれを差し引いても、アクションはすごい迫力だし、ストーリーもとても骨太なのでグイグイ引き込まれました。
148分/★★★★
(2024年11月18日)

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グランド・クロス
ICE
1998年アメリカ/SFパニック

<監督>
ジャン・D・セゴンゼック
<出演>
グラント・ショー
エバ・ラルー
ウド・キア
<ストーリー&コメント>
各地で異常気象が発生、キスラー博士は太陽黒点の観測から氷河期の到来を予測する。やがて、大寒波が襲来。大統領は戒厳令を敷いて対策を練るが…。
1999年に発生した“グランドクロス(惑星が十字架状に並ぶ現象)”によって突然訪れた氷河期に混乱する人々を描いた作品。
大層な設定のわりには、内容はこじんまりとしてて…なんか、淡々としたストーリーだったなぁ。あまりお金をかけてなさそうだからかな?
90分/★★★☆☆

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グランド・ブダペスト・ホテル
THE GRAND BUDAPEST HOTEL
2013年イギリス、ドイツ/サスペンスコメディ

<監督・脚本>
ウェス・アンダーソン
<出演>
レイフ・ファインズ
F・マーレイ・エイブラハム
シアーシャ・ローナン
エイドリアン・ブロディ
ウィレム・デフォー
ジュード・ロウ
トニー・レヴォロリ
<ストーリー&コメント>
1968年、かつての栄華を失ったグランド・ブダペスト・ホテルのオーナーであるゼロは、若い作家の前で自分の人生を振り返る。ゼロがベルボーイとして働き始めた1932年、ホテルはエレガントな宿泊客で溢れていた。そんな中、伝説のコンシェルジュ、グスタヴの得意客であるマダムDが殺され、彼女から貴重な絵画を受け取ったグスタヴに容疑が掛かってしまう。グスタヴとゼロは、ホテルの威信を懸けて事件解明に挑むのだが…。
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』など個性的な作風で知られるウェス・アンダーソン監督が、豪華スター共演で贈るミステリー・コメディ。1900年代ヨーロッパの歴史の変遷を時代ごとに描きながら、映画史になぞったスクリーンサイズの違いによってもその変化を表現。また、シンメトリーを基本とした画面構成など、彼特有の映像表現と演出が冴え渡る。
序盤は独特の雰囲気についていきにくかったけど、脱獄をするあたりからようやく話が飲み込めて、面白くなりました。私立探偵が無茶苦茶やってるのは恐ろしかったけど、スキー場での追いかけっこは面白かった。引きの画でシルエットがチマチマと歩いている様子は、昔のゲームウオッチみたいでノスタルジィを刺激されました(笑)
102分/★★★☆☆
(2020年2月15日)
第87回アカデミー賞(2014年) 作曲賞、衣装デザイン賞、メイク・ヘアスタイル賞

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グランド・ホテル
GRAND HOTEL
1932年アメリカ/ドラマ

<監督>
エドマンド・グールディング
<原作>
ヴィッキー・バウム
<脚本>
ウィリアム・A・ドレイク
<出演>
グレタ・ガルボ
ジョン・バリモア
ジョーン・クロフォード
ウォーレス・ビアリー
ライオネル・バリモア
ルイス・ストーン
ジョーン・ハーショルト
ロバート・マクウェイド
パーネル・プラット
フェルディナンド・ゴツシャルク
ラファエラ・オティアーノ
<ストーリー&コメント>
ベルリンの最高級ホテル“グランド・ホテル”には様々な悩みや葛藤を抱えた人々が訪れ、そして去っていく。そこはまるで、人生の縮図だった。借金に苦しみ盗みを働く男爵や、病で余命わずかの男、落ち目のバレリーナ、事業の危機に瀕している社長、実利的な女性速記者。彼らはわずかな滞在の間に、人生の交錯を繰り広げるのだった…。
人生の虚無を引きずる人間たちの交錯を描き、同様の群衆劇を意味する「グランド・ホテル形式」という言葉を生んだ極上の人間ドラマ。まだ俳優が映画会社のお抱えだった1930年代、MGMを代表する5大スターが共演し話題を呼んだ。グレタ・ガルボとジョーン・クロフォードの夢の共演で話題を呼んだそうですが、いさかいがあって実際には二人同時に出演するシーンはなかったそうです。
現代に観るとちょっと地味な印象を受けますが、70年も前の作品ということを考えて観ればすごく面白かったです。グルジンスカヤ、フレムヒェン、男爵、プライジングが主役のようにも思えますが、実は一番中心にいるのはクリンゲライン。庶民の身でありながら人生謳歌のために投宿した彼の視点が、そのまま観ている側の視点になっています。演じているライオネル・バリモアも活き活きとした演技で、ほかの人物より内容のあるキャラクターに思えます。作品自体も映画的な描き方がうまいし、とても魅力的な作品に仕上がっています。
グランド・ホテルのモデルとなったのは、ベルリンに実在した高級ホテル、アドロン。ですが、映画はほとんどセットで撮影されたため実際のアドロンは映画には登場しないそうです。
113分/★★★★★
(2002年6月17日)
第5回アカデミー賞(1931〜32年) 作品賞

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グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版
LE GRAND BLEU
1988年フランス、イタリア/ドラマ

<監督・脚本>
リュック・ベッソン
<脚本>
ロバート・ガーラント
<出演>
ロザンナ・アークエット
ジャン=マルク・バール
ジャン・レノ
ポール・シェナー
セルジオ・カステリット
ジャン・ボイセ
マーク・デュレット
グリフィン・ダン
<ストーリー&コメント>
性格は正反対だが、素潜りではよきライバルにして親友、幼なじみのジャックとエンゾ。大人になり、フリーダイビングの世界チャンピオンになっていたエンゾは、世界選手権で競うためにジャックを探し出す。二人は次々と記録を塗り替えていくが、その深度はあまりにも危険な領域へと近づいていたのだった…。
美しい海を舞台に、フリーダイビングにすべてを賭ける繊細な青年と、彼に惹かれる都会育ちの女性、そして青年の生涯のライバルの繰り広げる恋と友情のドラマを描く。リュック・ベッソン、ジャン・レノの出世作『グレート・ブルー』に、カットされた49分間の未公開映像を加えた完全版。
正直、キツイなぁというのが率直な感想。とにかく長く感じました。120分ほどに編集されたものが『グレート・ブルー』という映画なんですが、そっちでよかったかな。「完全版」と「長尺版」は違うと思うんですよ。ひととおり撮影したものをダラダラとつなげた「長尺版」なら必要ないです。編集版を観てないので比較はできないけれど、明らかに省けるシーンが多かった。特に潜水選手権の様子が長すぎ。中盤まではそれなりだったのに、ここで一気にダレてしまうのは残念。
作品全体の感想としては、だいぶイメージとは離れてました。もっとドラマ性に富んだ脚本なのかと思っていたんだけど、まるでスポーツドキュメントか環境映像のような、よく言えば美しい、悪く言えば起伏に乏しい作品でした。「映画」として観るにはちょっと厳しいなぁというのが正直なところ。結末も共感できず。
169分/★★☆☆☆
(2004年12月9日)

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クリクリのいた夏
LES ENFANTS DU MARAIS
1999年フランス/ヒューマン・ドラマ

<監督>
ジャン・ベッケル
<脚本>
セバスチャン・ジャプリゾ
<出演>
ジャック・ガンブラン
ジャック・ヴィルレ
アンドレ・デュソリエ
ミシェル・セロー
エリック・カントナ
イザベル・カレー
マルレーヌ・バフィエ
<ストーリー&コメント>
1932年の夏。フランスの片田舎の沼地に住み着いた独り者の復員兵ガリスは、隣家のリトン一家と仲良くなり、共同でささやかな収入を得て、貧しくはあるが自由で何物にも束縛されない暮らしを謳歌していた。やがて彼らの自由な暮らしぶりに憧れて、町一番の金持ちの老人ペペや、アメデも彼らの仲間に加わっていく…。
慌ただしい時の流れに押し流されることなく、周囲の自然や人々と調和しながらささやかな人生をマイペースで楽しむ庶民たち。今ではすっかり失われてしまった感のある、そんな古き良き時代の人々の暮らしぶりをノスルジックに描く。
僕はフランスの映画ってあまり好きじゃないんだけど…これはなかなか良かった。すごくほのぼのとしてて、だけど細部まで凝ってて。イタリア映画だけど『イル・ポスティーノ』を思い出しました。
それにしても…邦題には疑問。タイトルからは「クリクリという少女が夏に死んでしまった、その思い出話」という印象を受けるけど、全然そんなことはないです(笑)もっと気のきいたタイトルをつけてほしかった。
115分/★★★☆☆
(2002年6月17日)

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クリスティーナの好きなコト(ノーカット編集版)
THE SWEETEST THING
2002年アメリカ/ラブ・コメディ

<監督>
ロジャー・カンブル
<脚本・出演>
ナンシー・M・ピメンタル
<出演>
キャメロン・ディアス
クリスティーナ・アップルゲイト
セルマ・ブレア
トーマス・ジェーン
パーカー・ポージー
ジェイソン・ベイトマン
<ストーリー&コメント>
「本気な恋より気軽な恋」を信条に、何人もの男とカジュアルな恋愛を楽しんできたクリスティーナ。ある夜、親友のコートニーとジェーンと共にクラブに繰り出した彼女は、そこでピーターという素敵な男に出会うが、本気で恋して傷つくのを怖れて及び腰になってしまう。そんな彼女の心中をお見通しのコートニーは、クリスティーナをピーターのもとへ向かう旅に連れ出すのだが…。
現代女性の赤裸々な恋愛感を、過激な会話とキュートな映像で描く。
脚本家が女性だからか、『メリーに首ったけ』にさらに輪をかけて過激になったお下劣コメディ。主演女優たちの女優生命さえ心配してしまうほどの「ここまでやるか」な弾けっぷりはお見事。ただ、それを笑えるかどうかで作品の評価が分かれるところ。僕は大爆笑で楽しめましたけど。とりあえず、家族で観るのは危険かと(笑)
中華料理店でのミュージカル、ドライブ中のバイク乗り、トイレでの騒動、試着室での会話、『アルマゲドン』の合唱など…見所シーン(下ネタのオンパレードですが)は数えきれません。
91分/★★★☆☆
(2003年8月31日)

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クリスマス・イン・ニューヨーク
A CHRISTMAS IN NEW YORK
2016年アメリカ/ドラマ

<監督・脚本>
ネイサン・アイヴス
<出演>
ロス・マッコール
ジェイミー・レイ・ニューマン
ジェイミー・バンバー
リンダ・パーク
トレイシー・トーマス
ジョズエ・アギーレ
クリストファー・バッカス
リチャード・ハード
リー・メリウェザー
<ストーリー&コメント>
ホリデームード溢れるクリスマスシーズン。ニューヨーク・マンハッタンにある高級ホテルには、多くのゲストが訪れる。結婚50周年を迎えた老夫婦。若いカップル。同性同士のパートナー。不仲な夫と娘を家に残した女性。スイートルームでかつての恋人を待つ女性。幼い息子を残しライブにやってきたミュージシャン。クリスマスを大切な人と楽しむために集まった様々な男女が、それぞれ悩みやトラブルを抱えながらも幸せな時間を過ごそうとするのだが…。
高級ホテルを舞台に、クリスマスを祝うためにやって来た人々のドラマを、いわゆる“グランド・ホテル形式”で描き出す群像劇。
ボチボチだったかなぁ。本家『グランド・ホテル』には遠く及ばないです。1932年の作品なのに、やっぱり色褪せない傑作。
本作ではいろんなテーマを盛り込もうとしているけど、編集もブツ切りだし、どれも中途半端。描き方が雑なので、どのエピソードも浅く感じてしまう。例えば僕が脚本に手を加えるなら、すべての人物を客にはしないかな。受付やルームサービスといったホテル側の人を入れるだけで全然違うし、ジャックのライブを他の人物が観てたり、少しずつでも話に交わりがあるだけで全然違う。エレベーターに乗り合わせたり(エンディングでは無理やり一緒になってたけど、逆に不自然)とかね。
一番興味を惹かれたのは同性カップルの二人だけど、やっぱり深みがなくて残念。
89分/★★☆☆☆
(2025年12月21日)

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クリスマス・ミラクル 聖なる奇跡
THE CHRISTMAS BOOK
2021年カナダ/ドラマ

<監督>
デイビット・I・シュトラッサー
<脚本>
ジェシカ・ランドール
<出演>
ジャイルズ・パントン
チェルシー・ホッブス
マット・ハミルトン
リース・アレクサンダー
テレンス・ケリー
ブレンダン・テイラー
エリン・ボイズ
ミラ・ジョーンズ
<ストーリー&コメント>
ニューヨークの出版社で多忙な日々を送るグラフィックデザイナーのエンバーは、遠く離れたコロラド州にある亡き祖母のクリスマスツリー農園を相続した。休暇を利用し売却手続きのために農園を訪れたが、祖母から管理人として雇われていたブランドンと険悪な出会いをしてしまう。そんなエンバーだが、毎年クリスマス・イブに開催されていた農園の恒例行事を楽しみにしていた住民たちと触れ合ううちに、次第にブランドンとの距離も徐々に縮まっていくのだが…。
ほのぼのとしたドラマでした。休暇で出会った男女が互いに惹かれあっていくというありがちなストーリーなので本筋に特に目を引かれるところはないんだけど、ブランドンの娘のエミリーがとにかくかわいい。2015年生まれというから、この時はまだ5歳ぐらいだと思うんだけど、とにかくキュート。天使のような笑顔と仕草で、田舎町の住人たちはみんなメロメロです。ミラ・ジョーンズ、覚えておこう。
88分/★★★☆☆
(2025年12月22日)

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クリード/チャンプを継ぐ男
CREED
2015年アメリカ/スポーツドラマ

<監督>
ライアン・クーグラー
<出演>
マイケル・B・ジョーダン
シルベスター・スタローン
テッサ・トンプソン
グレアム・マクタヴィッシュ
アンソニー・ベリュー
<ストーリー&コメント>
ボクシング元ヘビー級王者アポロ・クリードの愛人の息子アドニス。彼は生まれる前に死んだ父のことを知らぬまま育ったが、明らかにボクシングの才能は受け継がれていた。アドニスはかつて父と歴史に残る激闘を繰り広げたロッキー・バルボアを探し出し、トレーナーを依頼。ボクシングからは完全に手を引いたと一度は断るロッキーだったが、盟友アポロと同じ強さと決意をアドニスの中に見出し、彼をチャンピオンにすると決意するのだった…。
“ロッキー”シリーズの第7弾で、スピンオフ的な内容です。前作の『ロッキー・ザ・ファイナル』がかなり良かったので、そこまでではなかったけど、やっぱり最後は熱かったです。内容は『ロッキー5/最後のドラマ』同様、若い選手のトレーナーとなるものだけど、今回のボクサーはアポロの息子。愛人の息子という禁じ手を使ってきたので矛盾はないけど、若干今さら感はあるかな。アドニスは理知的で、父の遺産で富豪のような暮らしをしているし、女にうつつも抜かす。猛獣的なボクサーっぽいタイプではないんだよね。その割に後半の急成長はどういうことか…。
観ていて気になるのは、アドニスよりも、ロッキー自身の戦いの方かな。老いと孤独、そして新たな敵との戦いに葛藤する様子をスタローンが好演していて、アカデミー助演男優賞にノミネートされました。
さすがにもう続きはないだろうと思ったけど、2018年に続編が予定されているみたいです。
135分/★★★☆☆
(2018年11月18日)

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クリフハンガー
CLIFFHANGER
1993年アメリカ/アクション

<監督>
リニー・ハーリン
<脚本・出演>
シルベスター・スタローン
<出演>
ジョン・リスゴー
マイケル・ルーカー
<ストーリー&コメント>
同僚の恋人を救えずに登山レスキューを断念したゲイブだったが、旅客機を墜落させた犯罪集団には怒り爆発。再び山に向かうが…。
酷寒の冬山を縦横無尽に駆け回るシルベスター・スタローンの力強い演技がスゴイ。随所に見られるアクションシーンといい、手に汗握る展開の連続です。
113分/★★★★

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クリムゾン・タイド
CRIMSON TIDE
1995年アメリカ/戦争ドラマ

<監督>
トニー・スコット
<脚本>
マイケル・シファー
<出演>
デンゼル・ワシントン
ジーン・ハックマン
マット・クレーヴン
ジョージ・ズンザ
ヴィゴ・モーテンセン
ジェームズ・ギャンドルフィーニ
<ストーリー&コメント>
冷戦後のロシアで反乱を起こした過激派が、核ミサイル基地を占拠し、アメリカと日本を攻撃すると宣言し、国際情勢は緊迫していた。この事態にアメリカは原子力潜水艦アラバマ号を緊急出動させる。艦長のラムジー大佐と副艦長のハンター少佐は、経歴も性格も正反対の二人。目的海域に達したアラバマは本国からの指令受信中に魚雷の攻撃を受け、通信が途絶えてしまう。ミサイル発射の指令をめぐってラムジーとハンターの判断が対立、艦内に異常な緊張が走る…。
原子力潜水艦内での息詰まる極限の対立を描くサスペンス。
この作品を一言で語るなら、「緊迫感」この言葉以外に見当たらない。潜水艦という密閉空間の中で、対立する艦長と副官。叩き上げの艦長は経験からくる判断で「行動」を優先し、エリート士官の副官は冷静な判断で「規則」を優先する。それぞれに信ずる信念がぶつかり合い、葛藤を生む。潜水艦という殺風景な舞台は観ている側に風景への観察力を必要とせず、あくまでも人間同士のドラマに没頭させてくれる。そこに緊迫感が生まれ、演技派の主演二人の熱演がそれをさらに質の高いものへと昇華させています。世界情勢の知識として結果を予測できるのはやむを得ないとしても、最後までドキドキさせてくれました。歴史の表には出ないけど、僕たちの知らないところでこういうドラマが現実に展開されている…そう考えると、恐ろしくなってしまう内容でもありました。
潜水艦モノとしてのアクション性は『U-571』の方が優るけど、人間ドラマの出来はこちらの方が上です。
116分/★★★★★
(2003年1月6日)
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グリンチ
THE GRINCH : HOW THE GRINCH STOLE CHRISTMAS
2000年アメリカ/ファンタジー

<製作・監督・出演>
ロン・ハワード
<脚本>
ジェフリー・プライス
<出演>
ジム・キャリー
テイラー・モンセン
ジェフリー・タンバー
クリスティン・バランスキー
ビル・アーウィン
モリー・シャノン
<ストーリー&コメント>
フーヴィルは世界で最もクリスマスを愛する人々が暮らす幻想的な街。だが、クランベット山に住む怪人グリンチだけはクリスマスを嫌っていた。グリンチは全身を緑色の毛で覆われたいたずら好きのひねくれ者。誰からも相手にされない彼は、街の人々が楽しみにしているクリスマスを台無しにしてやろうと企む。街の少女シンディはクリスマスに選ばれる名誉会長にグリンチを推薦し、彼をパーティに招待するのだが…。
少女の優しい心が、孤独なひねくれ者グリンチの心の氷をとかしていく様子をコメディタッチに描くファンタジー。
ピューリッツァー賞を受賞し、アメリカ人なら誰もが知っているという有名な児童文学『グリンチはどうやってクリスマスを盗んだか』。アニメやドラマ化もされたドクター・スースの原作を映画化。幻想的なフーヴィルの街並みが見事に表現されています。グリンチを演じるジム・キャリーが好演。芸達者な犬のマックスと、得意のコメディアクションで大笑いさせてくれます。素顔が全く出ないのに、動きだけでこれだけ笑わせてくれるコメディアンぶりはさすがです。シンディ・ルーを演じるテイラー・モンセンも子役ながら素晴らしい演技。流れるクリスマス・ソングもいい感じだし、家族で楽しみたいハートフルな作品です。
ナレーターをアンソニー・ホプキンスが担当しています。
106分/★★★☆☆
(2002年11月3日)
第73回アカデミー賞(2000年) メイクアップ賞

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グリーン・デスティニー
臥虎藏龍:CROUCHING TIGER, HIDDEN DRAGON
2000年中国、アメリカ/アクション

<監督>
アン・リー
<出演>
チョウ・ユンファ
ミシェル・ヨー
チャン・ツィイー
チャン・チェン
ラン・シャン
チェン・ペイペイ
リー・ファーツォン
<ストーリー&コメント>
リー・ムーバイは、名剣・碧名剣(グリーン・デスティニー)の使い手として中国全土にその名を轟かす剣の達人。だが、彼にとって唯一の無念は、かつて師匠を毒殺した碧眼弧への復讐をいまだ果たしていないことだった。血で血を洗う戦いの世界からの引退を決意したリーは、碧名剣を友人に献上するが、その夜、碧名剣が何者かに盗まれてしまう…。
碧名剣の争奪戦を主軸に、様々な人間模様が絡み合ってゆく。
すごく面白かったです!アクション物としては『マトリックス』『M:I-2』より上。3作品に共通するのは、ワイヤーアクション。この作品は一番違和感があります。っていうか、空飛んでます(笑)横壁も、空も、水の上さえも、彼らは走り抜けてしまうのです(笑)その様子はご愛嬌として、すごいのがカンフーアクションや剣術。ヨーとイェンの戦うシーンなんてハラハラものです。様々な武器を使って、迫真の立ち回り。アクションだらけで辟易した『M:I-2』と比べて、なんだかあっという間の戦闘シーン。スローになったりしないからかなぁ。まぁ、アクション部分は好き嫌いがあるかもしれないから万人はオススメできないかもしれないけど。
ストーリーも、中心となる2人の女性の心理描写がきめ細かく描かれていてよかった。
そして何より、チャン・ツィイーが可愛いです!これだけで満点あげたいぐらいなのを、グッとこらえました(笑)
う〜ん。もう1回観てみたいかも。2時間が爽快に、あっという間にすぎていきました。
121分/★★★★
(2002年7月6日)
第73回アカデミー賞(2000年) 撮影賞、美術監督・装置賞、作曲賞、外国語映画賞

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グリーンブック
GREEN BOOK
2018年アメリカ/ドラマ

<監督・脚本>
ピーター・ファレリー
<脚本>
ニック・ヴァレロンガ
ブライアン・カリー
<出演>
ヴィゴ・モーテンセン
マハーシャラ・アリ
リンダ・カーデリーニ
ディミテル・D・マリノフ
マイク・ハットン
<ストーリー&コメント>
1962年のニューヨーク。ナイトクラブの用心棒として働く、粗暴だが心根は優しいイタリア系白人のトニーは、改装工事で店が休業し、職にあぶれてしまう。そんなある日、アメリカ南部への演奏ツアーを企画していた黒人のジャズピアニスト、ドンの面接を受けて、その腕っぷしの強さと物おじしない性格を見込まれ、運転手兼ボディーガードとして彼に雇われることに。当初は何かと衝突していた2人だが、困難な旅を通して次第に心通じ合うようになる。
1960年代、まだ色濃く残る人種や階級の壁を越えて、お互いに心を通じ合う黒人と白人の友情のドラマを実話をもとに描き、第91回アカデミー賞で、作品賞など計3部門を受賞。
すごく深いドラマでした。腕っぷしだけで雇われ用心棒として生きていたトニーだけど、イタリア移民という差別を感じていた反面、黒人差別主義者でもあったんだよね。黒人に雇われて一緒に旅をすることなんて耐えられない!と思っていたトニーが、旅を通じて次第に変わっていく様子を丁寧に描いています。特に、エピローグの部分が良かったです。
気高いながら神経質な天才ピアニストを演じてオスカーを獲得したマハーシャラ・アリも見事だけど、やっぱりトニーを演じたヴィゴ・モーテンセンだよね。『ロード・オブ・ザ・リング』で世界を導いたアラゴルンが、ビールっ腹の冴えないオッサンに変身。この変身っぷりこそが、本当の俳優ってものだよね。
130分/★★★★
(2020年5月13日)
第91回アカデミー賞(2018年) 作品賞、助演男優賞、オリジナル脚本賞

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グリーンマイル
THE GREEN MILE
1999年アメリカ/ヒューマンドラマ

<監督>
フランク・ダラボン
<原作>
スティーブン・キング
<出演>
トム・ハンクス
マイケル・クラーク・ダンカン
デビッド・モース
ジェームズ・クロムウェル
グラハム・グリーン
ボニー・ハント
ゲイリー・シニーズ
<ストーリー&コメント>
病気や怪我を治癒する能力を持った不思議な黒人死刑囚と、彼を無実と信じる看守たちの物語。
「面白い」とかそういう生半可な感想を越えたものがあるなぁと思った。「It's the Movie」っていうかね。
188分/★★★★★
(2001年3月15日)

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クール・ランニング
COOL RUNNINGS
1993年アメリカ/スポーツドラマ

<監督>
ジョン・タートルトーブ
<出演>
レオン
ダグ・E・ダグ
ラウル・D・ルイス
マリク・ヨバ
ジョン・キャンディ
<ストーリー&コメント>
オリンピック出場を夢見るジャマイカの陸上選手デリース。だが、予想外の不運で予選落ち。それでも夢を捨てきれないデリースは、冬季オリンピックのボブスレーに参加することを思いつく。雪など見たこともない陽気なジャマイカンたちは、果たしてボブスレーで祖国に栄誉を飾れるのか?
1988年、カルガリー冬季五輪で世界中の注目を浴びたジャマイカのボブスレーチーム。彼らの予想外の大健闘という実話を基に、とびきり愉快な作品に仕上がっています。
リズムだね、リズムが肝心だよ(笑)
すごく楽しい傑作です!
99分/ ★★★★
(2002年3月25日)

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クレイジー・コーヒー
SIXTY CUPS OF COFFEE
2000年アメリカ/コメディ

<監督>
デヴィッド・ウォード
<脚本>
ロビー・マッカラン
<出演>
ジェリー・ブルーム
ケリー・サンダース
ジョン・キャデンヘッド
ラリー・パーテル
ビル・フリン
ジュリア・パーク
カイル・インファンテ
マシュー・グリーア
<ストーリー&コメント>
アメリカのある地域に、「コーヒーを一度に60杯飲んだら死ぬ」噂があるらしい。噂や迷信を信じないリッキーは、噂の真偽を自ら確かめることにする。そんな追求心で60杯のコーヒーを飲み続ける男。見守るウェイトレス、男の暴挙をネタに賭けを始める客、目を丸くする母子、事態を見届けようとする警官。さて、彼の命運や如何に…?
噂の真相を確かめる決意をした男の運命を描く短編映画。ヒューストン国際短編映画祭などで話題を呼んだ。
ものすごく面白かったです。男は、ただひたすらコーヒーを飲み続ける。「噂の真相を確かめる」という馬鹿々々しい理由も吹き飛ばすほど、とにかくアッパレな勢い。見ているだけで具合が悪くなりそうなその姿には、とにかく大爆笑!その店に居合わせた周りの人たちの制止も聞かず、飲み続ける。途中トイレに立ったときの、時間の長いこと!(笑)
短編ならではの勢い、アイデアの勝利を感じさせる作品でした。まるでドキュメンタリーみたいな作りだけど、ジェリー・ブルームは実際に60杯近いコーヒーを飲んだんだろうね(笑)
(以下、あらすじ紹介文。マウスでなぞってお読みください)
周囲の人々の心配をよそに、男はついに60杯を飲み終え、倒れてしまう。口から溢れる黒い液体。男は果たして死んだのかどうか?観ている側に解釈を任されたエンディングでした。
9分/★★★★★
(2004年7月1日)

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クレイマー、クレイマー
KRAMER VS. KRAMER
1979年アメリカ/ヒューマンドラマ

<監督>
ロバート・ベントン
<原作>
アヴェリー・コーマン
<出演>
ダスティン・ホフマン
メリル・ストリープ
ジャスティン・ヘンリー
ジョージ・コー
ジェーン・アレクサンダー
<ストーリー&コメント>
広告代理店に勤めるテッドは、仕事第一の日々。いつものように夜遅く帰宅すると、妻ジョアンナに突然別れを告げられる。「娘や妻や母ではない自分自身を見つけたい」と言い残し、彼女は去って行く。息子と2人残されたテッドは、翌日から家事に奮戦。数々の失敗やケンカを乗り越えて父と子の間に深い絆が生まれた頃、息子の養育権を主張するジョアンナがテッドを訪れた…。
当時、離婚が深刻な社会問題となっていたアメリカで、親子の愛のかたちを問いかける感動のドラマ。
父と子、母と子。どちらも深い愛で結ばれて、切り離せない絆。子供にはどちらか一方を選ぶことなんてできない。自分勝手な親たちの間で傷つくのは常に子供なのです…。
最後に、フレンチ・トーストを作るシーンはグッときてしまいました。
105分/★★★★★
(2002年3月4日)
第52回アカデミー賞(1979年) 作品賞、主演男優賞、助演女優賞、監督賞、脚色賞

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グレゴールとおばあちゃん
GREGOR'S GREATEST INVENTION
2000年ドイツ/コメディドラマ

<監督・脚本>
ヨハネス・キーファー
<出演>
アレクサンダー・ベイアー
クリステル・ペターズ
ルース・ニンバッチ
ヘルガ・ゴーリン
ドリス・エグブリン=カーン
<ストーリー&コメント>
発明好きの青年グレゴールは、大好きなお婆ちゃんと二人暮し。足が不自由で老人ホームへの入居を勧められるお婆ちゃんを守ろうと、彼はある発明をするのだが…。
アカデミー短編実写映画賞ノミネート作。
登場人物は、グレゴールとおばあちゃん、その友達の老婆3人という少ない構成。とても小さなコミュニティだから、人物関係がフォーカスされてわかりやすいけど、その反面、ドラマの拡がりがとても小さくなってしまう。よく言えば心温まる小ドラマ、悪く言えばある家族の些細な出来事。グレゴールの発明による展開はちょっとハラハラさせられる場面もあったけど、どうということのない小品、というのが率直な感想。
11分/★★☆☆☆
(2004年8月20日)

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グレートウォール
THE GREAT WALL
2016年中国、アメリカ/ファンタジーアクション

<監督>
チャン・イーモウ
<脚本>
ダグ・ミロ
トニー・ギルロイ
<出演>
マット・デイモン
ジン・ティェン
アンディ・ラウ
ウィレム・デフォー
ペドロ・パスカル
ル・ハン
チャン・ハンユー
<ストーリー&コメント>
金や名声のために世界中を旅する傭兵ウィリアムとトバールは、巨万の富を得られるという「黒火薬」を求めて中国にやってきたが、そこで謎の獣に襲われる。やがて彼は巨大な城壁=万里の長城に到着。獣の正体は饕餮(とうてつ)という60年に1度現れて人間を襲う未知の怪物で、饕餮を食い止める為に万里の長城が築かれ、完全武装した大軍団“禁軍”がまさに迎え撃とうとしていた。ウィリアムたちもその戦いに巻き込まれていくのだが…。
現代中国映画界随一の巨匠で、数々のヒット作を世に送り、2008年と2022年には北京五輪の開閉会式の演出も担当したチャン・イーモウ監督。豪華多彩なキャストを迎え、「万里の長城は、実は恐るべき伝説の怪物の襲来を防ぐために築かれた」という奇抜なアイデアのもと、壮大な戦いのドラマを展開。
荒唐無稽なファンタジーではあるんですが、演出がなかなかすごいので最後まで飽きずに観られました。火薬を求めて西洋人が中国に来るということは、時代的には中世ぐらいなのかな?ストーリーはありきたりだけど、マット・デイモンら武将たちは銃火器は使わず、槍や剣、弓で対抗しているのがカッコよくて好感が持てます。饕餮は洋風なエイリアンチックなので、そこらへんはもう少し中国風の霊獣みたいなデザインがよかったかな。
104分/★★★☆☆
(2022年3月27日)

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グレムリン
GREMLINS
1984年アメリカ/SFファンタジー

<製作総指揮>
スティーブン・スピルバーグ
<監督>
ジョー・ダンテ
<出演>
ザック・ギャリガン
フィービー・ケイツ
ホイット・エクストン
<ストーリー&コメント>
ビリーが父親にもらったプレゼントは、珍獣のモグワイだった。だが飼育の3つの掟を破ったとき、モグワイのギズモの身体から、小悪魔グレムリンが分裂し、町中で暴れ出した…。
SFXで表現されたグレムリンたちの凶悪ぶり、ギズモの可愛いさ、映画のパロディなど見所一杯!
107分/★★★☆☆

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グレムリン2 新・種・誕・生
GREMLINS 2 : THE NEW BATCH
1990年アメリカ/SFファンタジー

<製作総指揮>
スティーブン・スピルバーグ
<監督>
ジョー・ダンテ
<出演>
ザック・ギャリガン
フィービー・ケイツ
<ストーリー&コメント>
最先端のコンピューターが管理する巨大ハイテクビルで、新種のグレムリンたちが大暴れ!
ヒット作の続編モノ。御多分にもれず、やはり2番煎じの印象は否めない。前作を越えられず、かな。
107分/★★☆☆☆

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クロコダイルの涙
THE WISDOM OF CROCODILES
1998年イギリス/ホラー

<監督>
レオン・ポーチ
<脚本>
ポール・ホフマン
<出演>
ジュード・ロウ
エリナ・レーヴェンソン
ティモシー・スポール
ジャック・ダベンポート
コリン・サーモン
ケリー・フォックス
<ストーリー&コメント>
美貌の青年医師スティーヴン・グリルシュは「自分を愛してくれる女性の血を吸わないと死んでしまう」という特殊体質の持ち主。そのために彼は次々と女性を誘惑しては完全犯罪を重ねていく。だが、不審な死体遺棄事件を追うヒーリー警部がスティーヴンの身辺を執拗に探り始める。そんな時、新しい獲物アンが現れる。不思議な魅力を持つスティーヴンに彼女もまた惹かれていくのだが、スティーヴンもまた獲物であるはずの彼女に惹かれてしまうのだった…。
生きるために愛する女性を殺さなくてはならない現代の吸血鬼が、愛と生の狭間で揺れ苦悩する様を描くサスペンス・ホラー。
ストーリーは大したことはないんですが、ジュード・ロウがとにかく美しいです。耽美で、冷徹で、情熱的。そんな彼の魅力を損なうことなく伝えてくれます。彼のためだけにあるような作品と言っても過言ではないかも。
アンを演じるエリナ・レーヴェンソンは、吸血鬼伝承の盛んなルーマニア出身の女優です。
95分/★★★☆☆
(2002年10月21日)

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クローサー
夕陽天使 : SO CLOSE
2002年香港、アメリカ/クライムアクション

<監督>
コリー・ユン
<脚本>
ジェフ・ラウ
<出演>
スー・チー
ヴィッキー・チャオ
カレン・モク
ソン・スンホン
倉田保昭
デレク・ワン
マイケル・ワイ
ワン・シュウルン
セク・サウ
キー・ヤン・ラム
メイ・クウォン
<ストーリー&コメント>
アジア最大のIT企業のコンピュータがウィルスに侵されるが、“電脳天使”と名乗るハッカーによって駆除され、事なきを得る。しかし、それは暗殺者姉妹リンとクワンが社長に接近するための自作自演で、見事に殺害依頼を完遂する。だが、そんな彼女たちを新人女刑事コンが執拗に追い始める。一方、姉妹には新たな暗殺依頼が舞い込んでいた。だがそれは、彼女たちせ待ち構える罠だったのだ…。
『ロミオ・マスト・ダイ』で武術指導を手がけたコリー・ユンがメガホンをとり、『トランスポーター』のスー・チー、『少林サッカー』のヴィッキー・チャオ、『天使の涙』のカレン・モクが競演したスタイリッシュなサスペンス・アクション。
あまり期待しないで観たんだけど、すごく面白かった!出だしから、有り得ないアクションのオンパレード。あまりにもクールすぎて、まるで絵画のようなアクションシーンでした。中盤は中だるみ。全体の物語自体はとても単純なものなので、陰謀うずまく黒幕たちの会話は退屈ですらある。だけど、ある事件を乗り越えた終盤のアクションはとにかくすごかった!奥の奥に大ボスが待ち構えるというゲームのような展開の先に登場するのは、倉田保昭という日本の俳優さん演じる“マスター”。この男が、とにかく強い!日本刀を振り回して戦う姿は圧巻です。この場面だけでも観る価値があると思いますね。
リン役のスー・チー。初見ですが、香港の女優さんなんですね。すごく綺麗でウットリ。白い衣装がすごくよく似合ってます。時にはクールに、時には愛らしく。一目でお気に入り決定!(笑)
ソン・スンホンが出てるけど、どうでもいいような役。しかもあの中国語、吹き替えじゃないのかな?
111分/★★★★
(2004年10月15日)

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クローサー・ユー・ゲット
THE CLOSER YOU GET
2000年イギリス/ラブコメディ

<監督>
アイリーン・リッチー
<脚本>
ウィリアム・アイヴォリー
<出演>
イアン・ハート
ショーン・マクギンリー
ニーアム・キューザック
ユアン・スチュワート
パット・ショート
キャスリーン・ブラッドレー
リスタード・クーパー
<ストーリー&コメント>
過疎化が進むアイルランドのある田舎町では、若い女性がみんな都会に出てしまい慢性的な嫁不足に悩んでいた。キーランやオリーら、独身男たちはたまり場のパブで愚痴をこぼすうち、あるアイデアを思いつく。それは新聞に花嫁募集の広告を出すことだった。どうせならセクシーなアメリカ美人を呼び寄せようとマイアミのヘラルド紙に広告を出し、男たちはお洒落して花嫁候補の到着を待ちわびるのだが…。
花嫁探しに奮闘する独身男たちの姿を描いたラブ・コメディ。監督はこれがデビュー作となる女性監督、アイリーン・リッチー。
すごく面白かった。話としてはありきたりなものなんだけど、登場人物がみんなそれぞれに個性があって面白い。悪い人間はいないし。愚かな男たちと、温かな女たち。彼らにまじって、神父もとてもいい味を出してた。夜に一人でコッソリと『10(テン)』を見ちゃうような人物だけど、すごく誠実で。「背広の例え話」はすごくよかった。ラストもちょっと面白かったし、悪いところが見つからない。田舎町(というより、村?)の牧歌的な雰囲気もすごくよかった。地味だけど、とても可愛い作品です。
ケイト役のニーアム・キューザックは、ちょっとヘレン・ハント似。
93分/★★★★
(2002年12月20日)

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グローリー
GLORY
1989年アメリカ/戦争ドラマ

<監督>
エドワード・ズウィック
<出演>
マシュー・ブロデリック
デンゼル・ワシントン
ケイリー・エルウィズ
モーガン・フリーマン
<ストーリー&コメント>
南北戦争において、初の黒人部隊が結成された。北軍内部でさえ残る根強い人種差別の中、彼らは厳しい訓練のすえ、白人部隊を凌ぐ成長ぶりをみせる。激戦地ワグナー要塞への出兵前夜、祈りの歌で士気をさらに高揚させる黒人兵士たち。彼らは自分たちの自由と誇りのため、命をかけて戦いに挑むのだった…。
南北戦争を舞台に、アメリカ初の北軍黒人部隊を指揮する若き白人指揮官・ショー大佐と黒人兵たちの勇姿や心の交流を描く。
マシュー・ブロデリックも、デンゼル・ワシントンも、最高の演技です。
それにしても…銃弾の雨の中での進軍、両軍向かい合っての銃撃戦、要塞への正面突撃など、兵法的にはどうなんだろうと思ってしまう戦争シーン。この当時の戦争って、みんなこうだったのかな?
129分/★★★★
(2002年3月9日)
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第62回アカデミー賞(1989年) 助演男優賞、撮影賞、音響賞