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メイズ・ランナー
THE MAZE RUNNER
2014年アメリカ/SFアクション

<監督>
ウェス・ボール
<脚本>
ノア・オッペンハイム
グラント・ピアース・マイヤーズ
T・S・ノーリン
<出演>
ディラン・オブライエン
ウィル・ポールター
カヤ・スコデラーリオ
トーマス・ブローディ・サングスター
アムル・アミーン
キー・ホン・リー
ブレイク・クーパー
<ストーリー&コメント>
記憶を失い、高い壁に囲まれた草原で目覚めた青年。そこには、同じように記憶を消されて連れてこられた若者たちが集落を作っていた。やがて青年はトーマスという名前だけを思い出し、リーダーのアルビーからここが巨大な迷路に囲まれた場所であることを聞く。精鋭の“ランナー”たちが出口を探して迷路の探索を進めていたが、危険な怪物がいる上に毎日迷路の構造が変わり、未だ脱出の糸口もつかめていないというのだが…。
J・ダシュナーの同名ベストセラー小説を映画化、3部作の第1部。
ワケもわからず閉じ込められた箱からの脱出というと、名作『CUBE』をまっさきに思い出しますが、本作はそれを超えるまでには至ってないですね。主人公トーマスが壁の中に来てから、わりと数日で物語が動き出してしまうので、ちょっと拙速な感じです。もう少し「迷路の恐怖」みたいなのを、アルビーの語りではなく実例(ベンみたいな)で感じさせてほしかったかな。真相は未解決なままだし、結末は完全に「次作へ続く」なので、「完結してない映画」という覚悟で観始めないとモヤッとするかも。
113分/★★★☆☆
(2024年11月3日)

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メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮
THE MAZE RUNNER: THE SCORCH TRIALS
2015年アメリカ/SFアクション

<監督>
ウェス・ボール
<脚本>
T・S・ノーリン
<出演>
ディラン・オブライエン
カヤ・スコデラーリオ
トーマス・ブローディ・サングスター
キー・ホン・リー
デクスター・ダーデン
ジェイコブ・ロフランド
アレクサンダー・フローレス
<ストーリー&コメント>
多くの犠牲を払いながら巨大迷路から脱出したトーマスたちは、同じように別の迷路を生き延びた若者たちが収容された施設へと運ばれた。つかの間の休息を過ごすトーマスたちだが、やがて彼らはこの施設の恐るべき実態を知り、彼らを迷路に送り込んだ黒幕である組織「WCKD(ウィキッド・世界災害対策本部)」の存在に気付く。危険を察知したトーマスたちは仲間とともに脱出。だが施設の外には、広大な砂漠が広がっていた…。
J・ダシュナーの人気小説シリーズを映画化したSFアクションの第2弾。
前作は迷路が舞台でそれなりに緊迫感があったけど、今回はゾンビ(正確には「フレア・ウィルスに感染した人間」)に襲われる展開で、『バイオ・ハザード』みたいな感じ。すっかり全体の雰囲気が変わってしまって、誰か(どこか)を訪ね歩く一本道の展開も退屈。ある人物の裏切りが一番キモではあるんだけど、あんまりその背景に共感できないのがなぁ…。
主人公トーマスを支える仲間たち、とくにミンホとニュートが勇ましい。第1弾ではモブのひとりかと思ってたけど、ここまで立派に成長するキャラだったとは!
132分/★★☆☆☆
(2024年11月4日)

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メイズ・ランナー:最期の迷宮
THE MAZE RUNNER: THE DEATH CURE
2018年アメリカ/SFアクション

<監督>
ウェス・ボール
<脚本>
T・S・ノーリン
<出演>
ディラン・オブライエン
キー・ホン・リー
カヤ・スコデラーリオ
トーマス・ブロディ・サングスター
デクスター・ダーデン
ウィル・ポールター
ジェイコブ・ロフランド
ローサ・サラザール
ジャンカルロ・エスポジート
パトリシア・クラークソン
エイダン・ギレン
<ストーリー&コメント>
トーマスたちは捕虜となった仲間のミンホを救うため、WCKDの列車を急襲するが、ミンホは既に敵の本拠地である“ラスト・シティ”に運ばれていた。一方、WCKD側に付いたテレサは、ミンホの血液からフレアウイルスの血清を作るべく研究に没頭する。ミンホを追ってラスト・シティへと向かうトーマスたちだが、強固な防御壁に阻まれ、進入経路を見いだせない。そんな中、彼らはかつて死んだと思われていたギャリーと再会するのだが…。
J・ダシュナーの小説をもとにしたSFアクション「メイズ・ランナー」3部作の完結編。
一応シリーズの完結編ではあるんだけど、迷路、砂漠、都市と舞台がずいぶん様変わりしました。特に、太陽熱で世界が一度滅びたはずなのに、繁栄の極みのシティは文明の差がありすぎる気がします。「血清をよこせ!」とか、どこかで観たような物語の焼き直しでストーリーは微妙。いろいろとツッコミはありますが、それを補って余りある派手なアクションと美しい映像で、それなりに面白かったかな。
最後の展開はちょっと予想外。まぁ納得できる終わりではあったけど。今作では、推しのニュートが倒れた場面がいちばんつらかったなぁ。
144分/★★★☆☆
(2024年11月5日)

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メイド・イン・マンハッタン
MAID IN MANHATTAN
2002年アメリカ/ラブコメディ

<監督>
ウェイン・ワン
<脚本>
ケヴィン・ウェイド
<出演>
ジェニファー・ロペス
レイフ・ファインズ
ナターシャ・リチャードソン
スタンリー・トゥッチ
タイラー・ガルシア・ポージー
フランセス・コンロイ
クリス・アイグマン
エイミー・セダリス
マリサ・メイトロン
プリシラ・ロペス
ボブ・ホスキンス
<ストーリー&コメント>
ニューヨークの超高級ホテルでメイドとして働きながら、子育てにも奮闘するシングルマザーのマリサ。ある日彼女は、遊び心から滞在客の高級ドレスを試着していた。するとそこへ、上院議員候補にして政界のプリンス、クリスが現れる。行きがかり上他人に成りすましたマリサだったが、その後もクリスと幾度となく顔を合わせるうち、彼に対する恋心と罪悪感の板挟みにあって苦悩するようになるのだった…。
一流ホテルで働くメイドが、ひょんなことから未来の大統領候補と恋に落ちる様子を描くラブ・コメディ。
よくある、ごく普通のラブコメディ。真新しいところもないし、飛びぬけて新鮮なところもない。だけどよく言えば、大ハズレはしないし、誰にでも楽しめる作りになっています。このテの映画って、主演俳優、舞台設定、恋愛のツールが時代ごとに変わるだけで、やってることはずっと一緒なんだよね。その時代ごとの流行を反映させているというか、使い捨てで決して長持ちはしないけど、やっぱり必要なものなんだろうね。何年に一度という超大作もあって、こういう普通な作品もあるからバランスが取れてるんだろうね。キャストでは、執事のライオネル役のボブ・ホスキンスがいい味を出してました。
105分/★★★☆☆
(2004年12月3日)

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メイフィールドの怪人たち
THE 'BURBS
1989年アメリカ/コメディ

<監督>
ジョー・ダンテ
<脚本>
ダナ・オルセン
<出演>
トム・ハンクス
ブルース・ダーン
キャリー・フィッシャー
リック・デュコモン
コリー・フェルドマン
ウェンディ・シャール
ヘンリー・ギブソン
<ストーリー&コメント>
閑静な郊外の住宅地メイフィールドに住む、レイたちピーターソン一家。快適な生活を送る彼らだったが、一ヶ月前に隣に引っ越してきたクロペック家は、住人がろくに姿を見せず、その上、夜中には不気味な物音が響いてくるのだった。事件の匂いがプンプンする隣家を不審に思い始めたレイは、近所に住むアートやラムスフィールドらと共にクロペック家の監視を始めるが、その矢先、住民の1人が姿を消す怪事件が発生、彼らはますます隣家への疑惑を深めてゆく…。
若き日のトム・ハンクスが主演したドタバタコメディ。
1980年代末期っぽい雰囲気の漂う、いい意味で力の抜けた娯楽作。ものすごくくだらなくはないけど、若きトム・ハンクスや、庶民に身をやつしたレイア姫に興味がなければ、大して観る価値もないかな(笑)という程度の作品かと。
キャストの中では、ラムスフィールド役のブルース・ダーンが面白い。住宅地の中なのに、昔とった杵柄で迷彩服に身を包んだイカレ軍人がハマり役。登場人物はみんな奇天烈なキャラたちばかりなのに、いい人っぽいトム・ハンクス演じるレイがだんだん壊れていくのも面白い。後は、「ピザがくるんだ!」かな。ほんとにピザが届いたよ!(笑)
102分/★★☆☆☆
(2007年5月12日)

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めぐりあう時間たち
THE HOURS
2002年アメリカ/文芸ドラマ

<監督>
スティーヴン・ダルドリー
<原作>
マイケル・カニンガム
<脚本>
デヴィッド・ヘア
<出演>
ニコール・キッドマン
ジュリアン・ムーア
メリル・ストリープ
スティーヴン・ディレイン
ジョン・C・ライリー
エド・ハリス
ミランダ・リチャードソン
リンダ・バセット
トニ・コレット
ジャック・ロヴェロ
アリソン・ジャニー
クレア・デーンズ
ジェフ・ダニエルズ
<ストーリー&コメント>
1923年、イギリス。女性作家のヴァージニア・ウルフは、ロンドン郊外で病気療養生活を送りながら、新作の執筆に懸命に取り組んでいた。1951年、ロサンゼルス。主婦のローラは、理想の妻像を演じることに疲れを覚えつつ、夫のためにバースデイ・ケーキの準備に取りかかる。2001年、ニューヨーク。敏腕女性編集者のクラリッサは、エイズに冒された友人の作家リチャードの受賞パーティの準備に奔走するのだったが…。
異なる時代に生きる三人の女性たちの運命が交錯する様子を鮮烈に綴ったマイケル・カニンガムのベストセラー小説を、『リトル・ダンサー』のスティーヴン・ダルドリー監督が映画化。
映画として観た場合、決して「面白い作品」ではなかった。物語はかなり重厚すぎるし、三つの時代がそれぞれ暗示するものもいささか思わせぶり過ぎるところがある。中身を見ても、1923年の物語は『アイリス』と似たところもあるし、2001年の話に限って言えば、末期患者のドラマはもっと優れたものがたくさんある。『晩秋』『モリー先生との火曜日』、メリル・ストリープ自身が出演している『母の眠り』など。三等分されているので、それぞれのドラマが希薄になってしまった点も惜しい。
ただ、この作品の最大の見所は、三人の素晴らしい女優の熱演が観られること。これは本当に素晴らしかった。ニコール・キッドマンは今までとは雰囲気の違う、惹きつける演技で見事オスカーを獲得したし、ジュリアン・ムーアも一瞬の表情で台詞以上に多くを物語っていた。僕は、このジュリア・ムーアが一番よかったと思う。メリル・ストリープもさすがの熟練の演技だったし、まさに「豪華な競演」です(実際には三人が一同に会する場面はないんだけど)。ほんと、演技ってこういうものなんだという教本のような作品でした。
115分/★★★☆☆
(2004年6月20日)
第75回アカデミー賞(2002年) 主演女優賞

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めぐり逢えたら
SLEEPLESS IN SEATTLE
1993年アメリカ/ラブストーリー

<監督・脚本>
ノーラ・エフロン
<脚本>
デビッド・S・ウォード
<出演>
トム・ハンクス
メグ・ライアン
ビル・プルマン
ロス・マリンジャー
ロジー・オドネル
ギャビー・ホフマン
ビクター・ガーバー
リタ・ウィルソン
<ストーリー&コメント>
最愛の妻を失った建築家のサム。ショックから立ち直ろうと、思い出多きシカゴを去りシアトルに移住するが、悲しみに眠れぬ日々は続いていた。そんな父を見かねた一人息子のジョナは、クリスマスの夜にラジオの人生相談に電話をする。亡き妻への深い愛を語るサムにアメリカ全土から共感の頼りが届くが、サムは全く相手にしなかった。そんな中、遠いボルチモアのアニーから届いた手紙がジョナの胸をうち、サムをなんとか彼女に会わせたいと思うのだが…。
ケーリー・グラント主演の1957年の名作『めぐり逢い』をバック・ボーンに描くファンタジックなラフ・ストーリー。
いろいろ腑に落ちない点もなくはないけど、それ以上にすごく素敵な作品です。個人的には、『あなたに降る夢』にも通ずるものがあるラブストーリーだと思いました。設定に無理があるとか、現実的ではないとか、そういうことはファンタジーを描く作品には求めるべきではないし。映画の中だからこそ実現する素敵な恋がある。そんな作品です。
トム・ハンクスとメグ・ライアンというキャスティングは『ジョー、満月の島へ行く』『ユー・ガット・メール』とありますが、この作品が一番好きです。
105分/★★★★
(2002年11月10日)

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メジャーリーグ
MAJOR LEAGUE
1989年アメリカ/スポーツドラマ

<監督>
デヴィッド・S・ウォード
<出演>
トム・ペレンジャー
チャーリー・シーン
コービン・バーンセン
マーガレット・ホイットン
レネ・ルッソ
ウエズリー・スナイプス
<ストーリー&コメント>
チームの売却を企む新オーナーが、落ちこぼれ選手ばかりを集め、人気の下落を期待する。しかし、それを知った選手たちは一致団結、リーグ優勝を目指す。実在のプロ野球チーム、クリーブランド・インディアンスをモデルにしたスポーツ・コメディの快作。
当時は本当に弱かったインディアンスだが、この映画の後、本当に強くなったのには驚いた。
107分/★★★☆☆

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メジャーリーグ2
MAJOR LEAGUE II
1994年アメリカ/スポーツドラマ

<監督>
デヴィッド・S・ウォード
<出演>
トム・ベレンジャー
チャーリー・シーン
コービン・バーンセン
デニス・ヘイスバート
石橋貴明
<ストーリー&コメント>
落ちこぼれ球団から転じて、奇跡のリーグ優勝を果たしたクリーブランド・インディアンス。すっかりスター選手気取りの選手達は闘争心を失い、今季の出だしは連戦連敗。経営危機に陥った球団は主力打者を金銭トレードに出したり、心臓発作で入院した監督のかわりに捕手のジェイクが監督代行を押しつけられたり、苦難続きのインディアンス。果たしてチームの運命は…?
続編だが、コメディー映画になり果てた。
105分/★★☆☆☆

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メッセージ
ARRIVAL
2016年アメリカ/SFサスペンス

<監督>
ドゥニ・ヴィルヌーヴ
<脚本>
エリック・ハイセラー
<出演>
エイミー・アダムス
ジェレミー・レナー
フォレスト・ウィテカー
マイケル・スタールバーグ
マーク・オブライエン
ツィ・マー
<ストーリー&コメント>
世界各地の12ヶ所に、ある日突然巨大な物体が現れた。宇宙から来た巨大なUFOと思われる物体には18時間毎に入ることができ、人間たちはエイリアンたちと交信を試みるが、言葉が通じず、意思の疎通ができずにいた。アメリカ軍では言語学者ルイーズと物理学者イアンが呼ばれ、エイリアンたちとコミュニケーションを取るよう依頼される。ルイーズの機転で文字を使った会話ができるかに思えたが、業を煮やした中国ではUFOを攻撃すべきという声が高まるなど、世界中が緊迫したムードになっていくのだった…。
テッド・チャンのSF短編小説『あなたの人生の物語』を映画化し、第89回アカデミー賞で8部門にノミネートされ、音響編集賞を受賞。インターネットの出現以来、言語を介したコミュニケーションが逆に軽薄化する中、あえて言語の復権を問う。
映画サイトを見るとすごく評価が高い作品だけど、僕はあまり面白くなかったです。いわゆるSFモノというドンパチするシーンはなくて、ひたすら異星人と交流を図ろうとする異色の作品です。未知との遭遇で必死に言葉を探しているシーンは哲学的でなかなかの意欲作だとは思うけど、映画として観た時には、あまりエンターテインメントではないよね。終始画面は暗いし、展開がとにかく地味なので、体調によっては睡魔に襲われるかもしれません。
ヘプタポッドの言葉(概念?)を理解することで未来を知ることができるとか…ちょっと理解を飛躍していて、難しかったかな。かつて「人はいつか時間さえ支配できる」という言葉があったけど、ニュータイプ論や、「来たるべき対話」にも関わる話だとすると、ある種のガンダム論とも通ずるのかな…?
117分/★★☆☆☆
(2018年8月27日)
第89回アカデミー賞(2016年) 音響編集賞

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メッセージ・イン・ア・ボトル
MESSAGE IN A BOTTLE
1999年アメリカ/ラブストーリー

<監督>
ルイス・マンドーキ
<原作>
ニコラス・スパークス
<出演>
ケビン・コスナー
ロビン・ライト
ポール・ニューマン
ジョン・サベージ
イレーナ・ダグラス
ロビー・コルトレーン
<ストーリー&コメント>
離婚間もないシングルマザーのテリーサ。息子が別れた夫と一緒に過ごす間、一人きりの休暇を過ごした彼女は、海岸で手紙の入った瓶を拾う。その手紙に書かれていたのは、今は亡き妻にあてたひとりの男の誠実な愛の言葉だった。心を打たれ、勤め先の新聞社に手紙を持っていくテリーサ。上司に無断で掲載され憤慨したものの、アメリカ中の読者を虜にしたこの男に会ってみたいという思いを募らせていく…。
全米でセンセーションを巻き起こし、170万部を売り上げたベストセラーを映画化した感動巨編。
ラストは、本当にもう…泣けます。
131分/★★★★

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メッセンジャー
MAGELLAN
2017年アメリカ、オーストラリア/SFサスペンス

<製作・監督・脚本>
ロブ・ヨーク
<脚本>
スコット・ベアード
<出演>
ブランドン・レイ・オリーヴ
K・ダナー・ジェラルド
ホイットニー・パーマー
マシュー・マーサー
ニコラ・ポースナー
D・L・ウォーカー
<ストーリー&コメント>
近未来のアメリカ。NASAは太陽系内の3カ所から発せられた奇妙な電波を受信する。3つを合わせると和音になることが判明、何者かからの意図的な信号という可能性から、国防省はネルソン大尉に調査任務を下す。しかしそれは、土星の衛星タイタン、海王星の衛星トリトン、そして太陽系外縁の準惑星エリスを巡る往復10年もの過酷なミッションだった。超長期の危険な旅に大尉の妻は反対するが、地球外生命体との遭遇の可能性もある重大さへの使命感から大尉は任務を受ける。そして542日目、大尉は最初の目的地である土星の衛星タイタンに到着するが…。
劇場非公開の作品らしいです。映画批評サイトを観ると総じて低評価だったけど、そこまでつまらないかなぁ。むしろ僕はけっこう面白かったんだけど(笑)低予算っぽい造りは泣き所だけど、意欲作ではあると思うんだよね。みんなが批判しても、自分で面白いと思ったものは、胸を張って面白いと言いたいと思います。
孤独を埋める話し相手は冗談の通じないAI(しかも2種類)で、外界とのつながりは地球に残された妻や本部との何時間ものタイムラグを伴う通信のみ。ほとんどが宇宙船の中の一人芝居に終始するんだけど、冷凍睡眠(?)の移動時間が長いからか、ネルソンはわりと元気で快活。たった1人でミッションに旅立つのも、生命維持のための容量の問題もあるだろうし、極秘の危険なミッションだしね。最初のタイタンへの離着陸とかけっこうドキドキしたし、最後の結末もなかなか予想外で。
102分/★★★☆☆
(2018年9月15日)

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めまい
VERTIGO
1958年アメリカ/サスペンス

<監督>
アルフレッド・ヒッチコック
<脚本>
アレック・コッペル
サミュエル・テイラー
<出演>
ジェームズ・スチュワート
キム・ノヴァク
バーバラ・ベル・ゲデス
トム・ヘルモア
<ストーリー&コメント>
犯人を追跡中、同僚の警察官を死なせてしまい、以来高所恐怖症がトラウマになっている元刑事のスコティ。ある日彼は、学生時代の友人エルスターに呼ばれ、挙動不審な妻マデリンの素行を調査するよう頼まれる。マデリンは不遇の死を遂げた祖先の霊に悩まされ、不意に訪れる自殺願望に苦しんでいるのだった。興味本位で引き受け、翌日から早速尾行を開始するスコティだったが、次第にそんなマデリンの危うさに惹かれていくのだった…。
ヒッチコックのサスペンスとしては異色の作品に思える。殺人や陰謀の正体は終盤まで明かされず、物語は淡々と進んでいく。後半はスコティのラブストーリーがストーリーの軸になっていくのだが、ヒッチコックの描く恋愛物語はいかにも不恰好だ。どんでん返しの展開や、斬新なラストシーンはとても面白かったのだが、陰謀の動機や、背景あたりがあまり描かれていないので話がこじんまりとしたものに思えた。中盤のテンポがあまりよくないのも気になった。
128分/★★★☆☆
(2003年1月19日)

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メメント
MEMENTO
2000年アメリカ/サスペンス

<監督・脚本>
クリストファー・ノーラン
<出演>
ガイ・ピアース
キャリー=アン・モス
ジョー・パントリアーノ
マーク・ブーンJr.
スティーヴン・トボロウスキー
ジョリア・フォックス
<ストーリー&コメント>
ロサンゼルスで保険の調査員をしていたレナードの家に、ある日何者かが侵入し、愛する妻を惨殺。その時のショックで、彼は自分のわずか10分間しか記憶を保てない「前向性健忘」という記憶障害に陥ってしまう。ポラロイド写真や彼自身の身体に刻み込んだタトゥーを手がかりに自ら犯人探索に乗り出したレナードだが、記憶がたちどころに薄れてしまい、探索は困難をきわめるのだった…。
重度の記憶障害を抱えながら妻殺しの犯人を追う男の姿を、結末から過去へと逆行していく形で物語を再構築。この手法が、なんとも斬新です。観ている側も主人公と同じ視点で「この人物は誰か?」、「この人物の話は信じられるのか?」と謎解きをしていく面白さ。まるでパズルのピースが埋まっていくように、少しずつ真相が明らかになっていく過程はスリルの連続です。受賞はならなかったものの、アカデミーオリジナル脚本賞にもノミネートされています。脚本アイデアの勝利。
ちなみに「memento」は「形見、思い出の品、記憶」という意味。
113分/★★★★
(2003年3月8日)

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メリーに首ったけ
THERE'S SOMETHING ABOUT MARY
1998年アメリカ/ラブコメディ

<監督・脚本>
ボビー・ファレリー
ピーター・ファレリー
<脚本>
エド・デクター
ジョン・J・ストラウス
<出演>
キャメロン・ディアス
マット・ディロン
ベン・スティラー
リー・エヴァンス
クリス・エリオット
<ストーリー&コメント>
さえない高校生テッドは、とびきりキュートな女の子メリーから卒業パーティに誘われたが、パーティ当日のアクシデントで無念の病院送り。それから13年、テッドのメリーへの想いはつのるばかり。消息不明のメリーの居場所を突き止めるべく探偵のヒーリーを雇うが、ヒーリーは探し当てたメリーに一目惚れ、テッドにウソの報告をして彼女をモノにしようとする。ヒーリーの嘘に気付いたテッドもメリーのもとへ向かうが、恋敵はヒーリーだけではなかった!次々と登場する“メリーに首ったけ”な、セコくてズルい奴ら…。果たしてメリーの愛を勝ち取るのは?
随所に笑える要素がタップリだけど、下ネタが多いので要・注意です。
ギブス犬が面白い(笑)
119分/★★★★
(2000年11月7日)