| ワイルド・スピード | |
| THE FAST AND THE FURIOUS | |
| 2001年アメリカ/カーアクション <監督> ロブ・コーエン <脚本> ゲーリー・スコット・トンプソン <出演> ポール・ウォーカー ヴィン・ディーゼル ミシェル・ロドリゲス ジョーダナ・ブリュースター リック・ユーン チャド・リンドバーグ |
<ストーリー&コメント> ロス市警のブライアン・オコナーは、頻発するトレーラー・ジャックの真相究明のために、ストリート・レースに命を賭けるチームに接触、潜入捜査を試みる。無名のレーサーを装ったブライアンは、トップレーサーのドミニク・トレットに挑戦し、勝負に敗れたものの彼に一目置かせることに成功する。彼の仲間としてレースを続けるうち、ブライアンは彼の強いカリスマ的魅力に共感を覚えて行くのだった…。 全米で大ヒットを記録したバイオレンス・カーアクション。ストーリーは全く内容のないものだけど、カーチェイスは見どころ満載。デジタル効果によって生み出されたスピード感、強烈な加速描写は思わず笑ってしまうほど。スイッチひとつで時速300km超まで加速する「亜酸化窒素燃焼加速装置」も凄かった。僕は車の知識が皆無なのでよくわからなかったんだけど、登場する車はほとんどが日本車らしいです。コテコテに改造されたハイパフォーマンスカーは、ほとんど漫画の世界。 車好きな人や、スピード感でスカッとしたい人向けの作品。 |
| 107分/★★★☆☆ (2003年5月20日) |
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| ワイルド・スピードX2 | |
| 2 FAST 2 FURIOUS | |
| 2003年アメリカ/カーアクション <監督> ジョン・シングルトン <脚本> マイケル・ブラント デレク・ハース <出演> ポール・ウォーカー タイリース エヴァ・メンデス コール・ハウザー ルダクリス デヴォン・アオキ マイケル・イーリー |
<ストーリー&コメント> 刑事ブライアンは、かつて容疑者を見逃した責任を問われ、警察を辞職。ストリート・レースの世界に身を投じた彼は、夜のマイアミで無敵のチャンピオンとして君臨していた。そんなある日、突然現れた警官隊に取り囲まれ、連行されてしまう。実は警察の目的は彼の逮捕ではなく、国際的な犯罪組織の摘発のため、ブライアンを運び屋として内部に潜入させるということにあった…。 元警官のストリート・レーサーが再びオトリ捜査官として国際的犯罪組織に潜入する。ハイスピード・カーアクションの第2弾。 前作以上に面白かった!ニトロの加速でバカみたいなスピード感は相変わらずだし、カーアクションの凄さは他のアクション映画の追随を許さない。ド派手なカラーリングで夜の闇を疾駆するカーレースシーンは充分満足。ただ、肝心の映画の内容はというと…ハッキリいってどうでもいいようなストーリー、設定なんですけどね。犯罪組織の黒幕も、なんともヌケたところがあるし。 現在、車映画と言えば、僕の中ではこのシリーズと『TAXi』シリーズですね。過去の作品まで広げると、究極の車バカ映画は『バニシング IN 60』だけどね。 |
| 107分/★★★☆☆ (2005年7月31日) |
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| わが命つきるとも | |
| A MAN FOR ALL SEASONS | |
| 1966年イギリス/伝記ドラマ <監督> フレッド・ジンネマン <脚本> ロバート・ボルト <出演> ポール・スコフィールド ウェンディ・ヒラー レオ・マッカーン ロバート・ショウ オーソン・ウェルズ スザンナ・ヨーク ナイジェル・ダヴェンポート ジョン・ハート |
<ストーリー&コメント> 16世紀初頭のイギリス。国王ヘンリー八世は、王妃と離婚し愛人と再婚とようとしていた。ヘンリーはローマ法王への申し立ての弁護人に大法官のトーマス・モア卿を指名する。しかし、モアは離婚はカソリックの教義に反するとして弁護を拒否、国王の怒りを買ってしまう…。 権力に高潔な信念をもって抗した、イギリス史に残るトーマス・モアの生涯を描いた史劇大作。アカデミー作品賞ほか、5部門受賞。 素晴らしいドラマではあると思うんだけど…正直キツかったです。まさに実直なイギリス映画って感じで、派手さはなく、淡々とドラマが進み(よく言えば丁寧)、起伏もあまりない。まるで、一人の実在の人物を描くことに執心した再現ドキュメンタリーみたい。あまりにも平行線なテンポに、途中で何度か睡魔に襲われました…。 ひとつだけ気になったのは、中盤のトーマス卿と妻アリスとの会話。夫の意見と信念を聞きたいと言う妻に対し、夫は「沈黙を貫くことこそ私の身の安全のためでもあるのだ」という内容のことを言うんですね。確かに、言わんとすることはわかる。だけど、僕の専門の古代中国史では暴君を命がけで諌めて虐殺された忠臣がたくさん登場する。そういう「臣下としての忠義」の形を知っているから、トーマスの姿勢には王への忠誠以上に神のしもべであることへの優先順位と、自身の保身の姿勢が見え隠れしてしまった。一度そう思ったら、もう二度と彼を「高潔の士」には見えなくなって。高潔の士なら、最初から命を投げ出す覚悟で国王を諌めてほしかった。あのセリフがなかったら、終盤の法廷ドラマにもう少し入りこめたかもしれないだけに残念。 |
| 120分/★★☆☆☆ (2004年1月12日) |
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| 第39回アカデミー賞(1966年) 作品賞、主演男優賞、監督賞、脚色賞、撮影賞(カラー)、衣装デザイン賞(カラー) | |
| 若草物語 | |
| LITTLE WOMEN | |
| 1994年アメリカ/文芸ドラマ <監督> ジリアン・アームストロング <原作> ルイザ・メイ・オルコット <脚本> ロビン・スウィコード <出演> ウィノナ・ライダー ガブリエル・バーン トリニ・アルヴァラード サマンサ・マシス キルステン・ダンスト クレア・デーンズ クリスチャン・ベール エリック・ストルツ ジョン・ネヴィル メアリー・ウィックス スーザン・サランドン |
<ストーリー&コメント> 南北戦争に突入した19世紀半ばのアメリカ。父親が従軍したマーチ家では、母親と四人の娘が貧しいながらも仲良く暮らしていた。家庭的な長女メグ、作家志望のお転婆な次女ジョー、内気な三女ベス、低い鼻を気にしている末っ子のエイミー。楽しげなその様子をいつも眺めているのは、隣家の御曹司ローリー。ある舞踏会でジョーは彼と知り合い、たちまち意気投合するのだが…。 四人姉妹の青春を描いたルイザ・メイ・オルコットによる誰もが知っている名作を、1918年、1933年、1949年に続く四度目の映画化。 誰もが知っている名作を映画化するときは、そのイメージを崩さないようにするのが大変。その意味では、この作品はなかなかよくできていると思う。僕にとって『若草物語』といえば1987年にフジテレビ系列の「世界名作劇場」で放送されたアニメ版。だから、お父さんが帰ってくるまでの物語しか知らないんだよね。この作品ではそれが前半にあたり、メグの結婚以降の出来事が後半に描かれています。家を出たジョーがベア先生と出会ったり、エイミーがローリーと結婚するまでの経緯は初めて知ったのでとても新鮮でした。原作ではここまで描かれているんだね。でも、エピソードが豊富な分、それぞれがとても駆け足。今だったら、前・後半に分けて合計四時間でもいいぐらいのストーリー。 違和感があったといえば、ハンナが白人だったことと、お父さんがかなり年配だったこと。原作ではどうなってるんだろう? 当時旬だったウィノナ・ライダーを筆頭に、今ではなかなか揃えられない豪華なキャストたちの初々しい姿が見られます。特に目をひかれたのがクレア・デーンズとキルステン・ダンスト。『太陽の帝国』のジム君ことクリスチャン・ベールも立派に成長しました。数年後に、またその時旬な俳優をキャスティングしてリメイクされるかもしれませんね。 |
| 118分/★★★☆☆ (2004年2月3日) |
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| わが谷は緑なりき | |
| HOW GREEN WAS MY VALLEY | |
| 1941年アメリカ/ドラマ <監督> ジョン・フォード <製作> ダリル・F・ザナック <脚本> フィリップ・ダン <出演> ウォルター・ピジョン モーリーン・オハラ ドナルド・クリスプ ロディ・マクドウォール ジョン・ロダー サラ・オールグッド バリー・フィッツジェラルド |
<ストーリー&コメント> 19世紀末、ウェールズの炭鉱町。モーガン家の男たちは、10才の末っ子ヒューを除いて皆が炭鉱で働いており、ヒューはそんな父や兄たちが大好きだった。だがそんなある日、炭鉱の経営者は労働者たちの賃金を一方的に削減。組合を作るか否かで兄弟と父は対立し、結果、姉のアンハラドとヒュー以外の息子たちは家を出てしまう…。 名匠ジョン・フォード監督による不朽の名作で、アカデミー賞では作品賞をはじめ計5部門で受賞。ある家族が過ごした愛と哀しみの年月を感動的につづるヒューマン・ドラマ。 名作の誉れ高い作品ということで、ちょっと気構えて観るところがあったんですが、とても心揺さぶられるドラマでした。僕が特に感情移入していたのが、父親。炭鉱夫のまとめ役存在として皆に頼りにされ、息子たちも立派に働いていて。その頃の合唱はとても明るく楽しいものです。ところが中盤、ストライキのシーンあたりから状況が一転。街の人たちは皆冷たくなり、陰口を叩いたり、直接的な嫌がらせに出る始末。それでも耐える父。度重なる不幸にもめげずに、懸命に生きるモーガン家の、まさに象徴的な存在でした。 戦争一色になっていく世相の中で、家族の団結を訴え、大きな支持を集めたそうです。 |
| 118分/★★★☆☆ (2007年10月31日) |
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| 第14回アカデミー賞(1941年) 作品賞、監督賞、助演男優賞、撮影賞(モノクロ)、室内装置賞(モノクロ) | |
| 我が道を往く | |
| GOING MY WAY | |
| 1944年アメリカ/ドラマ <製作・監督・原案> レオ・マッケリー <脚本> フランク・バトラー フランク・キャヴェット <出演> ビング・クロスビー バリー・フィッツジェラルド ジーン・ヘザー リース・スティーヴンス ジーン・ロックハート ジェームズ・ブラウン フランク・マクヒュー |
<ストーリー&コメント> ニューヨークの下町に建つ一軒の古びた教会。この教会の老神父フィッツギボンは、財政難で教会の修理もままならない現実を嘆いていた。そんなある日、教会に副神父として若いオマリーが派遣されてくる。彼は大らかな性格の持ち主で、歌とピアノが得意な青年。赴任当初こそ失敗を重ねて信徒たちの評判を落としていたが、その持ち前のユーモアと機転を活かして街のいざこざを解決していくのだが…。 ポピュラーソング界の大スター、ビング・クロスビーを主演に迎え、アカデミー賞7部門を受賞したヒューマンドラマ。 なかなか楽しい作品でした。派遣されてきたやり手の若手神父が、歌でみんなをハッピーにしていく物語。太平洋戦争で日本が「貧乏は敵」とか言ってた頃、アメリカはこんな映画を作っていたんだね。そりゃあ戦争にも勝てんわね。貧乏を克服するにはお金も大事だけど、大らかな人柄とか歌声とか、心に余裕を持てることが大事だよね。 |
| 126分/★★★☆☆ (2024年9月1日) |
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| 第17回アカデミー賞(1944年) 作品賞、主演男優賞、助演男優賞、監督賞、オリジナル原案賞、脚色賞、歌曲賞 | |
| 我が家の楽園 | |
| YOU CAN'T TAKE IT WITH YOU | |
| 1938年アメリカ/ラブコメディ <製作・監督> フランク・キャプラ <脚本> ロバート・リスキン <出演> ジーン・アーサー ライオネル・バリモア ジェームズ・スチュワート エドワード・アーノルド ミシャ・オウア アン・ミラー スプリング・バイイントン サミュエル・S・ハインズ ドナルド・ミーク H.B.ワーナー ハリウェル・ホッブス ダブ・テイラー メアリー・フォーブス リリアン・ヤーボ |
<ストーリー&コメント> 大富豪のカービーは軍需工場拡大のため敷地を買収しようとするが、断固として立ち退きを拒否する一家があった。父の強引なやり方に日頃から疑問を抱いていた副社長のトニーはそんなことにはお構いなしで秘書のアリスに夢中な日々。しかし、アリスこそはその一家、ヴァンダホフ家の一員なのだった。トニーは、自由気ままに生きるヴァンダホフ家の人たちと父との間でトニーは葛藤するのだが…。 『或る夜の出来事』のフランク・キャプラ監督がブロードウェイのヒット戯曲を映画化。工業用地買収に奔走する大富豪と、それに反対する一家が繰り広げる騒動を通して、人生に大切なものとは何かを訴えかける。 現代社会の矛盾をついた痛烈な風刺劇で、人間讃歌を描いた傑作。とても暖かい気持ちになれる作品です。主人公のトニーとその一族は、いわば普通の現代人。仕事に生き、金と名誉こそが人生における最大の勝利だと考える人々です。それに対して「楽園」に集う人々はその対局で、理想的、あるいは空想的とも言える人々。金には無頓着で、楽しい暮らしと笑顔、そして友人たちこそが人生の最大の宝物と考える人々です。その二つの考え方に是非を問うキャプラ監督ならではの理想主義、平等主義に裏打ちされた作品といえます。 登場人物たちもクセの多い者ばかりで楽しかった。花火作りに燃える人々、音楽と踊りに夢中の夫婦、その踊りの先生でもある怪しげなロシア人。序盤こそ低調ですが、中盤からは笑いの連続、そして最後には心が温かくなります。後の傑作『素晴らしき哉、人生!』の原点ともいえるシーンも多く、比較しても楽しめます。 ちなみに、原題は「あの世に金は持っていけない」という意味。 |
| 127分/★★★★☆ (2004年2月22日) |
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| 第11回アカデミー賞(1938年) 作品賞、監督賞 | |
| ワーキング・ガール | |
| WORKING GIRL | |
| 1988年アメリカ/ラブコメディ <監督> マイク・ニコルズ <脚本> ケビン・ウェイド <出演> ハリソン・フォード シガニー・ウィーバー メラニー・グリフィス アレック・ボールドウィン ジョーン・キューザック ケビン・スペイシー |
<ストーリー&コメント> テス・マクギルはキャリア・ウーマンに憧れる普通のOL。新しい上司のキャサリンは仕事の出来る女性で、テスの憧れそのものだった。ある日、キャサリンが事故で休職することになり、テスがその留守を任されるのだが、彼女は上司に成りすまし、独断で合併のプロジェクトを進行させようとするのだった…。 OLが証券業界を舞台に奮闘するコミカルなサクセス物語。カーリー・サイモンの歌う主題歌「Let the River Run」はアカデミー主題歌賞受賞。 ハリソン・フォードが主役かと思って観たら大間違い、メラニー・グリフィスが主役で、他の人物はすべて脇役な感じでした。ジョアン・キューザックの「Coffee, Tea, Me?」とか、時代を感じてしまう女性たちのワサワサヘアとか、巨大なゴリラ人形とか、ハリソン・フォードの着替えに拍手とか、セクハラ上司役のケビン・スペイシーとか。こまかいところは笑える場面が幾つもあったけど、全体を通してみるとちょっと退屈でした。 |
| 109分/★★☆☆☆ (2002年12月10日) |
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| 第61回アカデミー賞(1988年) 歌曲賞 | |
| ワグ・ザ・ドッグ/ウワサの真相 | |
| WAG THE DOG | |
| 1997年アメリカ/コメディー <監督> バリー・レビンソン <出演> ダスティン・ホフマン ロバート・デ・ニーロ アン・ヘッシュ キルステン・ダンスト デニス・レアリー ウディ・ハレルソン |
<ストーリー&コメント> 大統領のスキャンブルを揉み消すためにハリウッドの大物プロデューサーを招聘し、架空の戦争を起こしちゃおうという話。 あの手この手の方法でニュースを捏造し、世論を手玉にとっていくのが面白い。 難民少女の映像をスタジオ撮影とデジタル合成技術ででっち上げ、ニュースを演出し、テーマ曲を作り、戦争の英雄を強引に作り出してしまう。 国内政治の失点を外敵の存在で乗り切るのは、アメリカの得意技だけど、こんなパロディ映画も作れてしまうところがすごい。 |
| 97分/★★★☆☆ | |
| 私の愛情の対象 | |
| THE OBJECT OF MY AFFECYION | |
| 1998年アメリカ/ラブストーリー <監督> ニコラス・ハイトナー <脚本> ウェンディ・ワッサースタイン <出演> ジェニファー・アニストン ポール・ラッド ジョン・パンコウ |
<ストーリー&コメント> 失恋したゲイのジョージと、恋人との結婚になかなか踏み切れないニーナは、ある日意気投合し同居生活を始める。やがて夫婦のような信頼関係を育む二人。恋人の子供を妊娠したニーナは、自分が一緒に暮らしていきたいのはジョージなのだと思い始め、彼にその思いを打ち明けてみるが…。 やっぱり、同性愛者の愛というのが僕にはどうしても理解しきれない。ラストはちょっと驚き。 |
| 112分/★★★☆☆ | |
| 私は告白する | |
| I CONFESS | |
| 1953年アメリカ/ドラマ <監督> アルフレッド・ヒッチコック <原作> ポール・アンセルム <脚本> ジョージ・タボリ ウィリアム・アーチボルド <出演> モンゴメリー・クリフト アン・バクスター カール・マルデン ブライアン・エイハーン ロジャー・ダン ドリー・ハス チャールズ・アンドレ O・E・ハッセ |
<ストーリー&コメント> カナダにある小さな町ケベック。ある夜、聖マリー教会の神父ローガンは、使用人の男から、強盗殺人をしてしまったと告解を受ける。その男が犯罪を行った際に僧衣をまとっていた事から、ローガンに疑いがかかるが、カトリックの神父は懺悔の内容を決して口外してはならないという掟がある。さらに、被害者の男からローガンが脅迫されていたという事実が発覚し、ローガンは窮地に陥ってしまう…。 殺人の疑いをかけられ、聖職者としての立場から潔白を証明できずに苦しむ若き神父を描いたサスペンスドラマ。 2007年最初の視聴作品。個人的には、とても面白かった。犯人を知りながら口外できないという特異なシチュエーションがとにかく面白かった。そのために事件に巻き込まれてしまうという流れはヒッチコックの得意分野で、安心して観られた。最後はちょっと都合よく終わってしまった感もあるけど。 神父役のモンゴメリー・クリフトはカッコイイですね。アン・バクスターといえば、僕にとっては『イヴの総て』。綺麗な女優さんですね。 |
| 95分/★★★★☆ (2007年1月9日) |
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| 悪いことしましョ!(1967) | |
| BEDAZZLED | |
| 1967年イギリス/ラブコメディ <監督> スタンリー・ドーネン <脚本> ピーター・クック <出演> ピーター・クック ダドリー・ムーア ラクエル・ウェルチ エレノア・ブロン |
<ストーリー&コメント> ロンドンの食堂でコックとして働くスタンリーは、ウエイトレスのマーガレットに片想い中。だがスタンリーは彼女に全く相手にされず、思い悩んだ末に遺書を残し自殺しようとする。そこへ悪魔を名乗る男ジョージが現れ、魂と引き換えに七つの願いを叶えようと持ち掛けられる。ダメで元々と契約を結んだスタンリーは、マーガレットの心を射止めようと、次々と願い事をするのだが…。 2000年にブレンダン・フレイザー主演でリメイクされた同名作品のオリジナル。原案は主演のピーター・クックとダドリー・ムーア。 2000年版を先に見たんだけど、そっちの方が面白かったかな。アイスを買ったり、違反キップを切ったりとオリジナルを踏襲している部分がかなりあるのがわかる。オリジナル版では悪魔が男なのが決定的な違いかな。オチが弱いのはオリジナルも同じ。 それにしても・・・マーガレット役のエレノア・ブロン。全然“美しい”という感じではなくて入れ込めなかった。時代性とはいえ、あのパンダメイクはどうにかならないもんなんだろうか。 |
| 105分/★★★☆☆ (2002年7月25日) |
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| 悪いことしましョ!(2000) | |
| BEDAZZLED | |
| 2000年アメリカ/ラブコメディ <監督・脚本> ハロルド・ライミス <脚本> ピーター・トラン <出演> ブレンダン・フレイザー エリザベス・ハーレイ フランシス・オコーナー ミリアム・ショア オーランド・ジョーンズ ガブリエル・カセウス |
<ストーリー&コメント> コンピュータ会社に勤めるエリオットは、やることなすことドジばかりで同僚にもバカにされてばかり。片想いのアリソンにもフラれてガックリしているところへ、妖しい美女が現れる。実は彼女は悪魔で、魂と引き換えに七つの願いを叶えるという契約をもちかける。エリオットは悩むが、ワラにもすがる思いで彼女との契約を交わしてしまう…。 1967年制作の同名映画のリメイクだけど、こっちの方が面白かった。 主演二人が次々と見せるコスチュームチェンジが見物。 ブレンダン・フレイザーは『ハムナプトラ』のヒーローとは正反対の情けない男を好演。どこか穴のある“願い事”のたびに見せる七変化は大爆笑ものです。こういう役の方が彼には向いてるのかもね。 色っぽい悪魔を演じるエリザベス・ハーレイもいい感じ。こんなセクシーな悪魔だったら、男はみんな騙されてしまうだろうね。キレのないマライア・キャリーのようなフランシス・オコーナーよりエリザベス・ハーレイの方がいいと思うのは僕だけだろうか?(笑) ストーリーはベタなコントの連続だけど、テンポはいい。オチがちょっと弱い気がするけど、コメディとしては申し分ない出来だと思います。 |
| 94分/★★★☆☆ (2002年7月24日) |
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| ワルキューレ | |
| VALKYRIE | |
| 2008年アメリカ、ドイツ/歴史ドラマ <監督> ブライアン・シンガー <脚本> クリストファー・マッカリー ネイサン・アレクサンダー <製作総指揮・出演> トム・クルーズ <出演> ケネス・ブラナー ビル・ナイ トム・ウィルキンソン カリス・ファン・ハウテン テレンス・スタンプ |
<ストーリー&コメント> 第二次大戦末期のドイツ。アフリカ戦線で左目や右手を失うなど瀕死の重傷を負いながら奇跡的に生還したクラウス・シュタウフェンベルク大佐は、祖国を純粋に愛するが故にヒトラー独裁政権に対して反感を抱いていた。やがて彼は、軍内部で秘密裏に活動するレジスタンスの会合に出席することに。ドイツ国内で有事の際に反乱勢力を鎮圧するという“ワルキューレ作戦”を巧みに利用してヒトラーを暗殺し、ナチスの政権を転覆させて実権を掌握しようという作戦を立案したクラウスは、ついに暗殺を実行できるチャンスを迎えるのだが…。 ドイツ国防軍将校によるヒトラー暗殺計画「7月20日事件」と、その指揮を執った実在の将校クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐を描く。 実話を基にしたドラマなので、すごく重厚感がありました。ドイツが舞台なのに全編が英語なのは違和感があるけど、そこはアメリカ主体の製作なので仕方ないかな。第二次大戦のドイツやヒトラーを描いた物語はたくさんあるけど、ここまでリアルな暗殺計画があるのは知らなかったし、こういう実話を映画をキッカケに知ることができるのはすごくいいことだよね。 |
| 121分/★★★☆☆ (2023年1月22日) |
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| ワールド・トレード・センター | |
| WORLD TRADE CENTER | |
| 2006年アメリカ/ドラマ <監督> オリヴァー・ストーン <脚本> アンドレア・バーロフ <出演> ニコラス・ケイジ マイケル・ペーニャ マギー・ギレンホール マリア・ベロ スティーヴン・ドーフ ジェイ・ヘルナンデス マイケル・シャノン |
<ストーリー&コメント> 2001年9月11日早朝。マンハッタンの上空を横切った旅客機が、世界貿易センターのツインタワーに激突するという衝撃的事件が発生。緊急招集がかけられた港湾警察官のベテラン巡査部長ジョン・マクローリンは、同僚と共に現場に急行。その時ビルには、2機目の航空機の激突が…。あまりの惨状に呆然となりながらも、彼らは早速、救助チームを結成し、ビル内部の遭難者の救助に取りかかる。ところがそれから間もなく、ビル全体が大音響と共に崩れ落ちて、マクローリンたちは瓦礫の山の中に生き埋めとなってしまうのだった…。 あの“9・11”の悲劇当日、世界貿易センターの崩落に遭遇した末、奇跡の生還を遂げた2人の港湾警察官の勇気ある姿を実話をもとに描く。 ちょっと予想外な内容でした。ニコラス・ケイジが救助隊となって、決死の覚悟で人々を救う…そんな内容だと思ってたんだけど、実際には彼はほとんど生き埋め状態で、助けられる側。全く正反対の展開でした。だけどやっぱり、実話をベースにしたストーリーというのは重みがあります。助けよう、助かりたい、助けたい、生きていて欲しい…。そんな、たくさんの人々の様々な思いが生んだ奇跡なんだろうね。 淡々と事実を述べているような内容なので、評価は分かれるかも。災難に巻き込まれて、そこから奇跡の生還を果たす。その展開の「結果」だけを見れば、「起因」であるテロ事件はあまり連想できないし。極端に言えば、そこを省いても作品が成り立つわけで。表現を変えるなら、「二次災害的」な作品だと思うんですよね。犯人との直接的な緊張を描いた『ユナイテッド93』とは、全く表現の異なる手法です。 当事者でもあるジョン・マクローリン氏と、ウィル・ヒメノ氏も劇中に特別出演しているそうです。 |
| 130分/★★★☆☆ (2008年1月17日) |
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| 我等の生涯の最良の年 | |
| THE BEST YEARS OF OUR LIVES | |
| 1946年アメリカ/ドラマ <製作> サミュエル・ゴールドウィン <監督> ウィリアム・ワイラー <脚本> ロバート・E・シャーウッド <出演> フレデリック・マーチ マーナ・ロイ ダナ・アンドリュース テレサ・ライト ヴァージニア・メイヨ ハロルド・ラッセル キャシー・オドネル |
<ストーリー&コメント> 同じ軍用機に乗り合わせて故郷の町に戻ってきた3人の復員兵たち。陸軍軍曹のアルは、愛する妻子に迎えられ、前職の銀行に復帰したものの、家庭や仕事面でさまざまな問題と直面。水兵のホーマーは、戦場で両腕を失い義手をつけて帰還したものの、何かとコンプレックスを抱き、恋人のウィルマとの仲に亀裂が生じる。そして、空軍大尉のフレッドは、妻のマリーが自分の留守の間に家出してバーで働いていることを知り、愕然となるのだった…。 第二次大戦後、復員兵たちが直面する問題を通して、戦争が人々の市民生活にまで深く影響を及ぼす様子を浮き彫りにし、第19回アカデミー賞で7部門を受賞した古典的ドラマ。ホーマーを演じた本物の傷痍軍人ハロルド・ラッセルには、助演男優賞のほかに特別賞も授与された。 重厚なドラマ。復員兵を描いたドラマは他にもある(パッとタイトルが出てこないけど)んだろうけど、正直言って、そこまで「名作」とは…。どのへんが「最良」なのかもよくわかりませんでした。アカデミー賞で圧勝した作品だけど、個人的には同年の『素晴らしき哉、人生!』の方がずっと好き。 主人公を3人据えた構成は、個人的には面白いと思いました。それぞれの生活の違い、迎える人々の表情、とりまく環境が如実に違うから比べられるし。 ペギー役のテレサ・ライト、『疑惑の影』に出ている女優さんですね。 |
| 171分/★★★☆☆ (2007年12月30日) |
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| 第19回アカデミー賞(1946年) 作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、脚色賞、編集賞、劇・喜劇映画音楽賞 | |
| ワンス・アンド・フォーエバー | |
| WE WERE SOLDIERS | |
| 2002年アメリカ/戦争ドラマ <監督・脚本> ランドール・ウォレス <出演> メル・ギブソン マデリーン・ストウ グレッグ・キニア サム・エリオット クリス・クライン ケリー・ラッセル バリー・ペッパー |
<ストーリー&コメント> 1965年、アメリカは北ベトナムへの爆撃を開始、さらに大規模な部隊を派遣した。フォート・ベニングで過酷な訓練を受けた新兵たちも、ムーア中佐に率いられベトナムへ上陸。1965年11月14日、南ベトナム中央高地の“死の谷”と呼ばれるイア・ドランの谷に降り立つ。だがそこは、ベトナム軍の精鋭が待ち構える罠の真っ只中だった…。 本作の主人公ムーア中佐とジョー・ギャロウェイ従軍カメラマンが記し、全米ベストセラーとなったノンフィクションを映画化。 『プライベート・ライアン』や『ブラックホーク・ダウン』などリアル路線の戦争ドラマが近年数多く作られているけど、その中でもかなり面白い作品だったと思う。主人公のムーア中佐を演じるメル・ギブソンがかなりヒーローくさく演出されている気はするけど、部下思いの隊長像はやっぱり頼りになるしかっこいい。敵指揮官との先を読む戦略合戦も面白い。 この作品の大きな特徴としては、戦争に参加した兵士たちの帰りを待つ家族たちの、「もうひとつの戦い」を描いたこと。戦死通知に脅えながらも気丈に振る舞う女性たちの様子はなかなか見応えがあります。 記録を見るだけでも、ベトナム戦争はとても悲惨なものでした。1960年から1975年までの15年間の戦争で、死傷者は民間人440万人、北ベトナム軍・解放戦線227万6700人、南ベトナム政府軍59万9000人、米軍36万人。数字だけ見ると一瞬だけど、それぞれに何百万通りのもの人生とドラマがあるのです。こんな愚かな戦争のどこに、正義なんてものが存在するでしょうか? |
| 138分/★★★★☆ (2003年12月30日) |
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| ワンダーランド駅で | |
| NEXT STOP WONDERLAND | |
| 1998年アメリカ/ラブコメディ <監督・脚本> ブラッド・アンダーソン <脚本> リン・ヴァウス <出演> ホープ・デイヴィス アラン・ゲルファント ホセ・ズニーガ フィリップ・シーモア・ホフマン ヴィクター・アルゴ カーラ・ブオノ |
<ストーリー&コメント> 恋人に突然振られた看護婦のエリン。そんな彼女に新しい恋人を世話しようと、彼女の母親は彼女に内緒で新聞に恋人募集の広告を掲載してしまう。一方、父親の後を継いで配管工になったものの、海洋生物学者になる夢を捨てきれないアラン。二人は、お互いの存在を知らないままワンダーランド駅行きの地下鉄で通勤しているのだが…。 ボストンを舞台に、ある男女が運命の恋に落ちるまでを描いたラブストーリー。出逢えそうで出逢えない「すれ違い」にヤキモキする感じは『恋人たちの予感』や『めぐり逢えたら』に似ています。逆に言えば、そういうタイプのラブストーリーが好きな人(僕もそうだけど)は楽しめる作品だと思います。キャストもあまりお馴染みではないし、どちらかといえばちょっと地味かもしれないけど。アメリカ映画だけど、ヨーロッパ映画みたいでとてもオシャレな雰囲気。全篇を彩るボサノバの音楽も軽快で、作品のテーマによくマッチしています。 ラストの展開は、途中のセリフに伏線があります。 |
| 97分/★★★☆☆ (2003年10月2日) |
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