| うつせみ | |
| 3-IRON(原題:空き家) | |
| 2004年韓国/ドラマ <製作・監督・脚本> キム・ギドク <出演> ソナ/イ・スンヨン テソク/ジェヒ ミンギュ(ソナの夫)/クォン・ヒョゴ チョ刑事/チュ・ジンモ 看守/チェ・ジョンホ |
<ストーリー&コメント> 巧みに探り当てた留守宅に勝手に上がりこみ、その家の主になったつもりで1人くつろいでは密かな愉しみを味わう、風変わりな青年のテソク。ある日、いつもの手口でさる邸宅に上がりこんだ彼だったが、てっきり留守宅と思ったその家には、夫の暴力に日々虐げられ、絶望に打ち沈む孤独な人妻ソナの姿があった。彼女をその家から連れ出し、今度は2人で留守宅を泊まり歩くうち、テソクとソナの間には不思議な心の絆が芽生え始めるのだった…。 韓国映画界随一の異才キム・ギドクが、共に深い孤独を抱えた1組の男女の運命的な出会いと不思議な心の交流を、主役の男女の台詞を一切排した斬新な演出で描き、2004年ヴェネチア国際映画祭監督賞を受賞。 とても不思議な作品でした。一言で言えば「先鋭的」。わかりやすいストーリーや派手なアクションがあるわけでもなく、淡々と家宅侵入生活を描いていく。人物の心情を吐露すべきセリフもほとんどないので、何を考えているか不明。なんとなくはわかるけど、あくまでもそれは推論の範囲。それが映画を観る時の体勢として正しいかどうかは趣旨の分かれるところかもしれない。 秀作ではあるけど、決して名作ではないと思う。このテの作品は、一部の映画マニアが、発掘的に提示したい系統のものなんだろうね。大衆受けしないけど、コアな層には受ける、そんな感じ。僕は全く受け付けないわけではないけど、もう少し大衆寄りの映画の方が好みかな。 イ・スンヨン、綺麗な女優さんですね。テソク役のジェヒは原田龍二みたい。 |
| 88分/★★★☆☆ (2007年6月2日) |
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| オー!マイDJ | |
| AU REVOIR! UFO(原題:アンニョン!UFO) | |
| 2004年韓国/ラブストーリー <監督> キム・ジンミン <脚本> キム・ジヘ イ・ヘヨン イ・ヘジュン <出演> サンヒョン/イ・ボムス ギョンウ/イ・ウンジュ サンギュ/ポン・テギュ 不動産紹介所/ピョン・ヒボン ユ・ドボク/チョン・ジェヒョン ビョンフン/イ・スンフン ビョンフンの娘/コ・ソヒ チョンテ/キム・ミンギョ 本人/チョン・イングォン |
<ストーリー&コメント> 先天的視覚障害を持つギョンウは、失恋の痛手を癒すため田舎町へ引っ越すことに。通勤手段は、時間通りに来ない最終バスだけ。そんなバスに悪態をつきながらも、車中に流れるラジオ放送は彼女のお気に入り。だがその放送は、バスの運転手サンヒョンが自作した偽放送だった。偶然、街でギョンウに出会ったサンヒョンは、思わず彼女に名前も職業も偽ってしまうのだが…。 すごく面白かった。一度だけ目が見えたUFOの奇跡を信じて田舎町にやってきた女性に、恋い焦がれてしまうバス運転手の恋。そんなサンヒョンを演じたイ・ボムスがとにかく熱演。最初の登場は、大声で歌いながらバスを運転するシーン。そんな気のいい“あんちゃん”が、恋したことによって次第に変わっていくんだよね。だけど、最初についてしまった嘘のせいで苦しむことにもなり、その葛藤の狭間で揺れ動く様子がとてもよく伝わってきました。 ヒロインのイ・ウンジュも好演。彼女の作品(もちろん僕が観たものに限る)の中で、彼女のありのままの優しさが一番現れている作品なんじゃないかと思います。特に、フラフープをしているシーンが可愛いくて好き。つくづく、早過ぎる死が惜しまれる女優さんです。 |
| 105分/★★★★☆ (2005年8月8日) |
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| 彼女を信じないでください | |
| TOO BEAUTIFUL TO LIE | |
| 2004年韓国/ラブコメディ <監督> ペ・ヒョンジュン <脚本> チェ・ヒデ <出演> チュ・ヨンジュ/キム・ハヌル チェ・ヒチョル/カン・ドンウォン ヒチョルの父親/ソン・ジェホ ヒチョルの祖母/キム・ジヨン ヒチョルの妹/イ・ヨンウン 刑務所仲間/ミョン・ジヨン 刑務所仲間/キム・アロン ヒチョルの恋人/ナム・サンミ |
<ストーリー&コメント> 嘘八百を並べて刑務所からの仮釈放を許された女性サギ師、ヨンジュ。姉の結婚式に向かった列車の中で、向かいの席に座った薬剤師の青年、ヒチョルを痴漢と誤解して大騒ぎに。直後、ヒチョルの指輪がスリに盗られるのを目撃したヨンジュは、自分のしわざと誤解されないよう、スリを追いかけて指輪を取り戻すが、ヒチョルが乗った列車に置いてきぼりにされる。ヨンジュは彼に指輪を届けるため、ヒチョルが住む地方の街へ。だがひょんなことから自分がヒチョルと結婚した嫁だと嘘をつき、ヒチョルの家族の間で騒動に。 正直、あまり面白くなかった。最初から最後まで予想通りの展開で、それ以上の波乱はない。それよりも、全体的にテンポが悪いのが気になる。このテのコメディは笑いの連鎖でつないでほしいわけで、無駄なシーンが続くとたるんでしまうだけ。ドタバタの内容も、あまりにも有り得ないウソの連続で全く物語に入り込めず。かわいいキム・ハヌル、朴訥としたカン・ドンウォンとキャスティングとしては面白いんだけど…惜しい。 |
| 116分/★★☆☆☆ (2006年6月24日) |
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| 恋する神父 | |
| LOVE SO DIVINE(原題:神父修業) | |
| 2004年韓国/ラブコメディ <監督・脚本> ホ・インム <脚本> ユン・ウンギョン <出演> キム・ギュシク/クォン・サンウ ヤン・ボンヒ/ハ・ジウォン ソンダル/キム・イングォン ナム神父/キム・インムン キム修道女/キム・ソンファ ケシップ/チョン・ヘジン ジノ/チェ・ファンジュン |
<ストーリー&コメント> 真面目な神学生ギュシクは、司祭になる儀式を1か月後に控えていた。だが、トラブルに巻き込まれ、地方の教会で精神修業するよう言い渡される。ギュシクはそこで教会の神父の姪ボンヒと出会うが、彼女はアメリカ帰りで自由奔放な価値観を持ち、かつ、恋人にフラれたばかりで荒れていた。神父はギュシクに、ボンヒが心を入れ換えてキリスト教の洗礼を受けるよう導くことをギュシクの卒業課題とする。そんなギュシクが初めてのキスをボンヒと交わす非常事態が。信仰か、恋か。ギュシクの心は揺れる…。 いまいち期待ほどは面白くなかった。物語に起伏が乏しく、なんだか淡々とした印象が強かった。それなりに事件は起きるんだけど、そもそも、クォン・サンウ演じるギュシクが「生涯独身でいると誓ったカタブツの神学生」には見えない。地方のはずなのに普通にオシャレな衣装を持ってたり、ダンスしたり、ヤケ酒を飲んだり、あれこれ…。キャラクター的に、演出不足。だからかな、作品全体的に締まりがなく、ダラダラ感じたのは。反面、いい加減っぽいソンダルの方がよっぽどいい神父になれそうな気がするね。 ハ・ジウォンはホラークイーンの印象が強かったけど、コメディエンヌとしてやっていけるみたいだね。 クォン・サンウは、本作の撮影後に、本当にカソリックに入信したらしいです。 |
| 108分/★★☆☆☆ (2006年10月18日) |
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| コックリさん | |
| BUNSHINSABA(原題:分身娑婆) | |
| 2004年韓国/ホラー <監督・脚本> アン・ビョンギ <原案> イ・ジョンホ <出演> イ・ウンジュ&チュニ/キム・ギュリ イ・ユジン/イ・セウン キム・インスク/イ・ユリ ハン・ジェフン/チェ・ソンミン ホギョン/チェ・ジョンユン チョン・ヒス/イ・ウンギョン ハン・サンドチン・ググァン キム・ヨンシク校長/イ・スンチョル 娘/ウン・ソウ |
<ストーリー&コメント> ソウルから、田舎の村にある高校へ転校してきたが、級友たちのイジメの標的となっていたユジン。彼女はある日、深夜の教室で“コックリさん”の儀式を行い、イジメっ子たちに呪いをかける。翌日の授業中、新任の女性教師ウンジュは、出席簿に記された生徒の名前インスクを読み上げるが、クラスにそんな生徒はいなかった。実は彼女は30年前に、ユジン同様、級友たちから散々イジメられた末に命を落とした生徒であったことが判明する。その後、ユジンに呪いをかけられた生徒たちが次々と変死するようになり…。 『友引忌』、『ボイス』で、一躍韓流ホラー・ブームを巻き起こしたアン・ビョンギ監督。今回は、降霊術の遊び “コックリさん”を題材に、かつての呪いの封印が解かれ、村で次々と恐ろしい事件が勃発する様子を戦慄のタッチで描く。 イマイチ。序盤は不気味な雰囲気にドキドキしたけど、中盤からはダレてきた。ばっさばっさ切った編集、つながりの悪い各シーン。音や映像で怖がらせようというのが見え見えのカメラワーク。似たような手口で何度も震えさせようとしても、やりすぎると飽きてくるいい例だね。とにかく、黒い長髪ってだけで不気味なんだってば。顔を上げると怪物ってパターンには飽き飽きだよ。でも、一番怖かったのは最後に登場した子役のウン・ソウかも。『ボイス』のあの子役ね。笑顔でも顔が怖い(笑) 作品中ではだいぶ年の離れた役柄だけど、キム・ギュリ(1979生まれ)とイ・セウン(1980年生まれ)って1つとしか年が違わないんですね。 |
| 93分/★★☆☆☆ (2006年3月25日) |
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| スカーレットレター | |
| THE SCARLET LETTER(原題:朱紅の文字) | |
| 2004年韓国/サスペンス <監督・脚本> ピョン・ヒョク <出演> イ・ギフン/ハン・ソッキュ チェ・カヒ/イ・ウンジュ チ・ギョンヒ/ソン・ヒョナ ハン・スヒョン/オム・ジウォン チョン・ミョンシク/キム・ジングン ハン社長/ト・ヨング アン刑事/チョン・インギ チョ刑事/キム・チュンニョル キム・ヒョクチュ/ヤン・テド |
<ストーリー&コメント> 殺人課の敏腕刑事ギフンは、チェロ奏者の美しい妻スヒョンと、歌手で情熱的な愛人カヒとの間で揺れる日々。そんなある日、写真館の主人が惨殺されるという事件が発生。ギフンは、不思議な魅力を持つ被害者の妻であるギョンヒに、情痴殺人の匂いを感じ取り、強引に捜査を進めようとするが、事件はますます混迷の度合いを深めていく。一方、スヒョンの妊娠を知ったカヒは嫉妬を募らせるのだが…。 対照的な3人の女性の間で揺れる男が繰り広げる交錯した愛と、その愛の対価を描く。 ものすごくつらい映画でした。2005年2月22日に自殺したイ・ウンジュの遺作。どうしても、そのことを抜きにしては語れない作品だと思います。何も知らずに観たら、主演キャストの圧倒的な演技力と、不思議な魅力に夢中になっていたかもしれない。だけど、そうじゃないからね。ウンジュが演じたカヒ役のあまりの切なさ、残酷さが、将来を嘱望された一人の女優を追い込んでしまった。それだけが原因ではないと思うけど、少なからず影を落としていることは間違いないと思う。 いくら映画とはいえ、演技とはいえ…ここまでやらなければならなかったのか?と思った。あんな役だったら、本来の人格が破壊されてしまうのも頷けてしまう。『オー!マイDJ』の、明るい姿とはあまりにも対極的な役。役にのめり込み過ぎて破壊を招いたのは愚かかもしれないけど、それぐらい彼女がひたむきに演技に向かいあっていたと考えたい。この作品の中の彼女は、あまりにもつらすぎます…。 終盤のシーンがあまりにも残酷すぎて、作品全体の内容を正確に評価するのは難しい。 |
| 119分/★☆☆☆☆ (2006年3月23日) |
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| 誰にでも秘密がある | |
| EVERYBODY HAS SECRETS | |
| 2004年韓国/ラブコメディ <監督> チャン・ヒョンス <脚本> キム・ヨンチャン <出演> チェ・スヒョン/イ・ビョンホン ハン・ソニョン(次女)/チェ・ジウ ハン・ジニョン(長女)/チュ・サンミ ハン・ミヨン(三女)/キム・ヒョジン 母/ソヌ・ヨンニョ ハン・デヨン(弟)/チョン・ジェヒョン ジニョンの夫/キム・ヘゴン サンイル/タク・ジェフン オム教授/チョン・ボソク ウンミ/チャン・ミナ |
<ストーリー&コメント> ジャズ・バーの歌手で三姉妹の三女ミヨンは、自由奔放な恋愛を楽しんでいた。そんなある日、バーに来た青年実業家スヒョンに一目惚れし、彼と婚約する。一方、三姉妹の次女ソニョンは勉強が生きがいで、27歳なのに恋愛経験はゼロ。だが、妹に紹介されたスヒョンにたちまち惹かれていく。また、夫との関係が冷え切っていた三姉妹の長女ジニョンまで、スヒョンは誘惑しだすのだった…。 三姉妹を次々に誘惑していく謎のプレイボーイ。彼の目的は一体…?同時進行で展開する三姉妹の恋の行方を、三姉妹それぞれの視点からコミカルに描くライトなセックス・コメディ。 2000年の『アバウト・アダム/アダムにも秘密がある』のリメイク。 すごく面白かった。というより、たくさん笑えた。順調に見える三女の恋愛の影で、姉妹の愛が水面下で同時進行しているのが面白い。 あまりにも“王子様”がハマり役のイ・ビョンホンと、個性がはっきりと分けられた三姉妹の対比が面白い。ラブシーンになるたびに、いかにもなBGMが流れるのも昭和っぽいレトロさで好き(笑) 最後、そのまま終わるのかと思って一瞬ヒヤッとしたけど、そのままシーンが続いて一応の結論が出たのでよかった。そのまま終わったら「そりゃないぜ!」だったけどね。 この作品、ちょっと『ジョー・ブラックをよろしく』も入ってるかも。 |
| 101分/★★★★☆ (2005年9月30日) |
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| ブラザーフッド | |
| BROTHERHOOD : Tae Guk Gi(原題:太極旗を翻して) | |
| 2004年韓国/戦争ドラマ <製作総指揮・監督・脚本> カン・ジェギュ <出演> イ・ジンテ/チャン・ドンゴン イ・ジンソク/ウォンビン ヨンシン/イ・ウンジュ ヨンマン/コン・ヒョンジン 人民軍大佐/チェ・ミンシク 青年団長/キム・スロ 母/イ・ヨンナン 老役ジンソク/チャン・ミノ ジンソクの孫娘ユジン/チョ・ユニ ヨンソク/チョン・ジェヒョン |
<ストーリー&コメント> 1950年、ソウル。ジンテは一家の家計を支え、恋人ヨンシンとの結婚と、弟ジンソクの大学進学のため、苦しいながらも充実した日々を送っていた。しかし6月25日、突然朝鮮戦争が勃発してしまう。混乱の中、強制的に徴兵されてしまう兄弟。ジンテは、自分が身代わりとなって危険な任務につくことで、弟を戦地から遠ざけようと考えるのだが…。 戦争という歴史の荒波に翻弄される兄弟の悲痛な運命を壮大なスケールで描き、韓国映画史上最大のヒットを記録した戦争ドラマ。 圧倒的なドラマでした。僕は朝鮮半島の動乱について詳しく知らなかったけど、とても悲しいドラマがあったんだね。アメリカと中国の代理戦争としての側面を持ち、同胞を分かってしまった内戦。そして今も、北緯38度線を挟んでその緊張は続いている。その悲劇が、兄弟の姿に投影されている。“ブラザーフッド”、つまり“兄弟の絆”とは主人公の二人でもあるけれど、その実は南北朝鮮を指すんだろうね。 激しい戦闘の描写や演出、物語の構成は、明らかに『プライベート・ライアン』の影響を受けているけど、それでもこれだけのものを作れるのは立派。日本じゃ間違いなく無理だろうね。 主演の二人は、どちらも素晴らしい熱演。特にウォンビンは、様々な経験を経て逞しく成長していく弟役を見事に演じきっていた。 |
| 148分/★★★★★ (2005年11月20日) |
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| 僕の彼女を紹介します | |
| WINDSTRUCK | |
| 2004年韓国/ラブコメディ <監督・脚本> クァク・ジェヨン <出演> ヨ・ギョンジン/チョン・ジヒョン コ・ミョンウ/チャン・ヒョク キム刑事/キム・テウク シン・チャンス/チャン・ホビン チョ警長/オ・ジョンセ 派出所所長/キム・チャンワン 派出所副所長/チョン・ソンエ アンダーカバー/キム・グァンギュ The Guy/チャ・テヒョン |
<ストーリー&コメント> 誰よりも強い正義感に燃えて、日夜奮闘を続ける熱血女性巡査ギョンジン。そんなある日、街でひったくり事件が起き、彼女が自信満々で捕まえたのは、まじめで善良な高校教師のミョンウだった。偶然出会った二人は、不良学生を取り締まる夜間パトロールで再び顔をあわせ、それがきっかけで次第に親しくなっていくのだが…。 チョン・ジヒョンの魅力があふれているので、彼女のファンにはたまらない作品ではあるけど・・・映画作品としては、ちょっと微妙かも。良くも悪くも、『猟奇的な彼女』の二番煎じの印象が強い。「凶暴な彼女に振り回されても我慢強く優しい彼氏」という構図は全く同じ。序盤は、登場人物の設定が変わっただけとすら思える。 物語は中盤から違う方向性を見せていくんだけど、『猟奇的な彼女』に比べて、二人が付き合うことになるまでのエピソードが希薄(突然学校に押しかけて、一方的に宣言するなんて)なため、その後の展開にイマイチ感情移入しきれなかった。最後も、なんか都合のいい終わり方だなぁと思ったし。『ゴースト』か『バニラ・スカイ』か! 中盤にある、校庭での360度撮影のシーンは、チョン・ジヒョンのファンにはたまらない映像。だけどこのあたりの、映画っぽくない軽さや、劇中の統一性のない選曲が「尺の長いミュージックビデオ」との悪評を受けることになってしまったのかなぁ。 最後の最後のオチというかエピローグは、『猟奇的な彼女』を観た人たちへのちょっとしたオマケだろうね。 |
| 123分/★★★☆☆ (2005年8月21日) |
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| 私の頭の中の消しゴム | |
| A MOMENT TO REMEMBER | |
| 2004年韓国/ラブストーリー <監督・脚本> イ・ジェハン <出演> チェ・チョルス/チョン・ウソン キム・スジン/ソン・イェジン ソ・ヨンミン/ペク・チョンハク アンナ/イ・ソンジン スジンの父/パク・サンギュ スジンの母/キム・ヒリョン スジンの妹/ソン・ジヒョン チョルスの母/キム・ブソン |
<ストーリー&コメント> 工場現場で働く無愛想な大工チョルスと、純粋な社長令嬢スジン。住む世界の全く違う2人だが、コンビニで偶然出会い、瞬く間に恋に落ちる。幸せの絶頂にいた2人だが、次第にスジンの物忘れが度を越したものとなっていく。不安を覚え病院を訪ねたスジンは、自分が「若年性アルツハイマー」であるという事実を知る。スジンは全ての記憶を徐々に失い、遂には夫であるチョルスすらも識別出来なくなっていくのだった…。 ずっしりと心に訴えかけてくるものがある作品でした。序盤から中盤までは、わりと平凡な、ありふれた幸せの風景。ところが、難病が判明してからの中盤以降は過酷な二人の愛に、ただ涙、涙、涙…。 お気に入りのソン・イェジンももちろん愛らしかったけど、本作のキーは、やっぱりチョン・ウソン演じるチョルスにあると思う。一番のポイントは、難病を抱えた義父に、娘と離婚し別の人生を歩むよう説得される場面。もちろんチョルスはそんな話には耳をかさないんだけど、身の回りの世話をすべて介護することの困難さもわかる。自分はこれほどまでに尽くしているのに、妻にはその想いが届かず、昔の男の名前で呼ばれてしまう有様…。報われぬ愛だからこそ悲しいし、美しい。 終盤、チョルスが涙をサングラスで隠して無理やり笑顔をつくるシーンはとても胸をうつものがありました。 |
| 117分/★★★★★ (2005年10月27日) |
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