| Interview | |
| INTERVIEW | |
| 2000年韓国/ドラマ <監督・脚本> ピョン・ヒョク <脚本> クォン・ヨングク オ・ヒョンリ チョン・ジンワン <出演> チェ・ウンソク/イ・ジョンジェ イ・ヨンヒ/シム・ウナ ソン・ビョングォン/チョ・ジェヒョン 本人/クォン・ミンジュン キム・ジョンヒョン/チョ・ミンス ジェヒョク/チャン・ホイル ジョンホ/イ・ドクチン ウニョン/ヤン・ウニョン |
<ストーリー&コメント> フランス留学を終えた映画監督のウンソクは、オリジナル映画の製作を始める。それは、無数のインタビューで構成されるドキュメンタリー調の映画で、普通の人々が直接体験した恋愛体験談から運命的な愛を探すというものだった。そんなある日、美容師見習いと自己紹介したある女性に興味を抱いたウンソクは、彼女に独占インタビューをするようになるのだが…。 運命的な愛を探してインダビューを続ける男と、被写体として現れた心に傷を持つ女。二人がカメラを通して心の傷をさらけ出していく様を描く。 実際に数多くの一般人をインタビューしたそうです。ドキュメンタリーとフィクションの織り交ぜられた構成は混乱を生むばかりで、あまり意味はないように感じました。このストーリーだったら、時系列のままにエピソードを繋げていってもいいと思うんだけど。メインストーリーの二人の恋は、演技達者な主演二人のおかげでもっと感動的なものにできたのに、と思います。そこに差し挟まれる一般人のインタビューは到底映画らしいとは言えず、人数が多くなってくると、正直滅入りました。 2001年に引退宣言をしてしまったシム・ウナは、本作以降は映画やドラマに出演しておらず、現時点ではこれが最後の出演作ということになります。 |
| 107分/★★☆☆☆ (2004年9月18日) |
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| JSA | |
| JSA : Joint Security Area | |
| 2000年韓国/サスペンス <監督・脚本> パク・チャヌク <脚本> キム・ヒョンソク イ・ムヨン チョン・ソンサン <出演> オ・ギョンピル/ソン・ガンホ イ・スヒョク/イ・ビョンホン ソフィー・チャン/イ・ヨンエ ナン・ソンシク/キム・テウ チョン・ウジン/シン・ハギュン 写真の女/コ・ソヨン |
<ストーリー&コメント> 朝鮮半島を南北に分断する北緯38度線上の共同警備区域(JSA)。ある夜、謎の銃撃事件が発生。両国政府の合意のもと、スイス軍女性将校ソフィーが事件の調査に乗り出すことになる。ところが、事件当夜現場にいた北朝鮮側の兵士と韓国側の兵士の間には意見の食い違いがみられた。ソフィーは粘り強く当事者たちとの面談を進め、やがてある思いがけない真実にたどりつく…。 事件の夜の描写が前後するので、最初は背景がわかりづらいが、段々と理解できるにしたがって引き込まれていく。重要なポイントは、登場人物の顔と名前が一致するかどうか。この作品ではそれが特に重要である。理解が深まった上でもう一度見てみたい作品だ。 陸続きの国境を持たない日本にとって、国境の政治的緊張感や兵役の辛苦は想像し難いが、それを補ってあまりある物悲しさが作品全体に漂っている。 『シュリ』が南北に引き裂かれた愛を描いたのに対し、この作品は引き裂かれた友情を描く。『シュリ』を抜き、本国韓国で驚異的な興収記録を樹立した。 僕の好きなイ・ヨンエの出演作。だけど、出番は少ない…。 |
| 110分/★★★☆☆ (2002年5月8日) |
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| アウトライブ/飛天舞 | |
| BI CHEON MOO(原題:飛天舞) | |
| 2000年韓国/アクション <監督・脚本> キム・ヨンジュン <原作> キム・ヘリン <脚本> チョン・ヨンギ <出演> ジナ・チャハラン/シン・ヒョンジュン タルガ・ソルリ/キム・ヒソン ジュングァン/チョン・ジニョン ライ/チャン・ドンジク タルガ/キム・ハクチョル クァクジョン/キ・ジュボン サジュン/ソ・テファ ヨジン/チェ・ジニ ナムグン・ヨンギル/オ・スンミョン チョ・ベクスン/ハン・サンチョル ハ・チャンニョン/イ・ハンガル アシン/キム・スロ アリス/リュ・ヒョンギョン |
<ストーリー&コメント> 14世紀中期、元朝末期の中国。そこでは、天下統一を目指し蒙古、漢族、高麗族が入り乱れていた。両親を失い、叔父と暮らす高麗遊民の子ジナは、蒙古の将軍の美しい少女ソルリと出会い、愛を育んできた。しかし身分の違う二人の結婚は許されず、ソルリは漢族の名門へと嫁いでいく。一方ジナは、偶然自らの出生の秘密を知り、受け継いだ秘書「飛天神記」を手に無敵の剣術を極めるべく修行をする。やがてジナは、親の敵を討つため刺客となるのだが…。 激しい勢力争いが繰り広げられる元朝末期の中国を舞台に描く一大スペクタクル・ロマン。原作は韓国の三大女流漫画家の一人と言われるキム・ヘリンの武侠純情漫画『飛天舞』。愛と憎しみ、生と死、親子の情愛を細やかに描き、韓国の若者たちの熱狂的な支持を受けたそうです。 それなりに面白かった。おそらくこの物語の原作は、韓国では有名なドラマなんだろうね。明らかに、それを短縮したというか、エピソードを詰め込んだという感じがしました。だからそれぞれのエピソードがかなり駆け足で、僕のように背景を全く知らない者にはとてもついていけませんでした。殺されたはずの主人公が密かに蘇生して、いきなり暗殺集団の頭領になったり、知らない間に物語の中でかなりの時間が経っていたりとか。ファンのためだけに作られた作品でなければ、明らかな説明不足。登場人物の混み入った人間関係や、物語の背景は面白そうだけにとても残念。もし日本版が出ているんであれば、原作読んでみたいかも。 売り物のアクションシーンは、なかなかの迫力。剣による戦闘とか、秘奥義とか凄かった。だけど、ワイヤーアクションはかなり強引。冒頭の戦闘シーンなんて、明らかに海の上を走ってるしね(笑) ヒロインのソルリ役の女優キム・ヒソンがとても綺麗でした。『天までとどけ』に出ていた若林志穂に似ている気がしました。 |
| 117分/★★☆☆☆ (2004年2月12日) |
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| イルマーレ | |
| IL MARE(原題:時越愛) | |
| 2000年韓国/ラブストーリー <監督・脚本> イ・ヒョンスン <脚本> ヨ・ジナ <出演> ハン・ソンヒョン/イ・ジョンジェ キム・ウンジュ/チョン・ジヒョン ジェヒョク/チョ・スンヨン ジョンスク/ミン・ユンジェ ジフン/キム・ジム ヘウォン/チェ・ユニョン コーラ/ドゥナ |
<ストーリー&コメント> 恋人と別れて傷心のウンジュは、イタリア語で「海」を意味する「イルマーレ」と名付けられた海辺の一軒家を後にし、都心のマンションへと引っ越した。郵便受けに、次の住人への手紙を残して。新しく引っ越してきた青年・ソンヒョンは、その手紙を見つけて不思議に思う。新築のその家には自分が初めての住人のはずだし、何よりもその手紙に書かれた日付けは自分の住む1997年より2年も後の1999年のものだったから…。 不思議な郵便受けを通じて、2年の時を隔てて男女が手紙のやりとりで愛を育んでいくラブ・ストーリー。 この作品の少し前に公開された『リメンバー・ミー』と同じく「時を越えた愛」がテーマ。こちらでは無線機ではなく、手紙のやりとりです。どちらの作品もそうなんだけど、時を越える理論や理屈は詳しく解明されないので、そういうツッコミはなしにして、素直な気持ちで観てみてほしい作品です。こちらの方はテレビドラマのようなテイスト。中盤まではくすぐったくなるようなピュアなやりとりが続きますが、海辺の家は誰もが住んでみたいと思うほど素敵だし、海の映像も自然ですごく素敵。 中盤以降は主人公二人の抱える心の苦悩にせまっていきます。男から見ると、ソンヒョンはすごく切ない恋をしているし、応援してやりたくなるんだよね。「時を越えた愛」では会いたくても会えない、というのが大きな焦点のひとつ。それが、この作品でも大きなポイントをしめてきます。 心温まる素晴らしいラブストーリーでした。 |
| 96分/★★★★☆ (2003年3月7日) |
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| 春香伝 | |
| Chun Hyang | |
| 2000年韓国/ラブストーリー <監督> イム・グォンテク <脚本> キム・ションゴン <パンソリ> チョ・サンヒョン <出演> 成春香/イ・ヒョジョン 李夢龍/チョ・スンウ 卞学徒/イ・ジョンホン 房子/キム・ハギョン 香丹/イ・ヘウン 月梅/キム・ソンニョ 官妓の姉御/ホン・ギョンヨン 谷城・郡守/ユン・イルジュ 順天府使/イ・ヘリョン |
<ストーリー&コメント> 李朝時代、名家の息子・李夢龍は妓生の娘・春香に一目惚れをしてしまう。お互いにたちまち恋に落ち、百年の契りをかわした二人は、人目を忍び愛を育み合う。だが、夢龍は父の昇進に伴い、都に行くことになってしまう。科挙試験に臨む身の夢龍は妻帯を許されず、離ればなれとなることになった二人は、再会する日を誓い合うのだが…。 身分を超えた男女の純愛を描き、韓国人なら誰もが知っているという“烈女・春香”の古典物語。 既に何度も映画化されている名作ですが、今作では“パンソリ”を土台に構成。“パンソリ”とは、物語に節をつけて歌う韓国固有の伝統芸能。日本でいう「平家物語」みたいなものなのかな。作品では、ドラマ部分にこの“パンソリ”がちょうどいい具合に絡み合って、絶妙の構成です。歌い手は韓国の人間国宝・チョ・サンヒョン。 すごく面白かったです。純愛物語、朝鮮の歴史、暗行御史(アメンオサ)による勧善懲悪といった様々な要素が含まれています。物語を詳しく知らない外国人にも充分楽しめます。 ただ、ひとつだけ残念な点としては、過程をすべて描きすぎている脚本。夢龍が都に上り、科挙試験に挑むあたりの件はむしろ描かずに、粗末な身なりになって戻ってくるあたりまで飛ばしたほうがいい。そのあたりのことは知らないほうが、観ている側はドップリと春香の悲劇に感情移入できるし、最後の結末に対しての驚きと喜びも増すと思うんだよね。 ちょっとだけケチをつけたけど、とても素晴らしい傑作です。2000倍の超難関オーディションを突破し本作でデビューしたチョ・スンウも、静かながら好演。 |
| 120分/★★★☆☆ (2005年1月10日) |
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| 寵愛 | |
| LA BELLE(原題:美人) | |
| 2000年韓国/ラブストーリー <監督・原作・脚本> ヨ・キョンドン <脚本> イ・サンウ <出演> ナンジ/オ・ジホ 女/イ・ジヒョン 男/チョ・ギョンファン 店員/チョ・ジョンウク パク・ソンミン ク・ボニョン ソ・ドンヒ |
<ストーリー&コメント> インタビュー雑誌で記事を書くナンジは、ヌードモデルの女と出会う。ナンジは今まで一度も「愛」を信じたことがなく、女は失恋の痛手を負っていた。二人は刹那的に互いの身体を求めあうが、女は彼を翻弄し、気ままに他の男のもとに出かけて行く。彼はひたすらそんな彼女を待ち続ける。そんなある日、彼女が傷だらけの身体で帰ってくる。そして、それを見たナンジはある行動を決意する…。 互いに激しく身体を求め合うことでしか成り立たない、刹那的な男女の愛を描いた問題作。登場人物は全編を通してほとんど主人公の男女ふたりだけ。しかも、大半を占めるセックスシーンでは、韓国を代表する気鋭の現代舞踊家が演出を担当。 全裸で体当たりの演技を披露したのは韓国期待の新人イ・ジヒョン。表情がよく変わる、魅力的な女優さんです。 主役の二人は、ともにこれが映画デビュー作。二人ともほとんど裸での演技ですが、過度に卑猥ではないギリギリの線での艶めかしさを表現しています。物語の内容はちょっと薄めだけど、主演二人の立居振る舞いの美しさだけで飽きさせない作品でした。 最後はちょっと意味不明な終わり方だったかなぁ。 |
| 93分/★★★☆☆ (2004年6月29日) |
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| 友引忌 | |
| NIGHTMARE(原題:悪夢) | |
| 2000年韓国/ホラー <監督・脚本> アン・ビョンギ <出演> ヘジン/キム・ギュリ ギョンア/ハ・ジウォン ヒョンジュン/ユ・ジテ ソネ/チェ・ジョンユン ジョンウク/ユ・ジュンサン セフン/チョン・ジュン |
<ストーリー&コメント> 大学卒業を控えたヘジンら仲良し6人の男女が所属する大学サークルに新入生のギョンアが参加。しかし、それを境に彼らの周囲で不可解な出来事が頻発、サークル内の関係も狂い始める。それから2年、ヘジンのもとに、サークル時代の仲間ソネが突然訪ねてくる。だがこの時、ソネの顔は恐怖に引きつり何かに怯えていた。彼女は学生時代に投身自殺したギョンアが自分を見ているというのだった…。 学生時代のサークル仲間たちが、かつて自殺した友人の影に怯え、逃げ場のない恐怖に晒されていく姿を生々しいタッチで描く。韓国ホラー映画界の鬼才アン・ビョンギの原点とも言える作品。主演は、韓国のホラークイーンとして人気を集めているハ・ジウォン。 イマイチだったかなぁ。ホラーにしては“怖がらせ方”も何だか中途半端だし、そもそも、最後の結末が弱いというか…映画作品の最大の軸である脚本が弱すぎる。事件の黒幕があの人ってのは、ないだろう。 最後の最後はちょっと…怖いというより後味が悪いかも。 |
| 97分/★★☆☆☆ (2005年6月5日) |
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| リメンバー・ミー | |
| DITTO(原題:同感) | |
| 2000年韓国/ラブストーリー <監督> キム・ジョングォン <脚本> チャン・ジン ホ・イナ <出演> ユン・ソウン/キム・ハヌル チ・イン/ユ・ジテ ソ・ヒョンジ/ハ・ジウォン チ・トンヒ/パク・ヨンウ ホ・ソンミ/キム・ミンジュ |
<ストーリー&コメント> 学生運動が激化する1979年のソウル。新羅大学の英文科に通うソウンは、同じ大学に通う先輩、トンヒを恋していた。内気なソウンはいつも影から彼を見つめ、親友のソンミに彼の事を熱く語るのだった。そんなある日、ソウンは偶然から壊れかけた無線機を手に入れる。皆既月食が起きた夜、壊れているはずの無線機から男の声が聞こえてくるのだが、インと名乗るその男は21年後、2000年の世界の住人なのだった…。 過去と未来の人間が無線機で話すという設定は『オーロラの彼方へ』と同じ。だが、同じ年の製作だし、どちらかが模倣したとも言いきれない。また、無線機の設定が同じなだけで内容は全く異なるものだから、それは意味のない議論になるだろう。こちらは、とてもピュアなラブストーリー。本作では、時間軸のパラドックスとか、科学的な根拠は全く語られず、登場人物の心の表情に重点を置いて描かれている。そういう期待をする人には物足りないかもしれないけど、人間ドラマとしての描写は素晴らしいです。 派手な演出に凝ったアメリカ映画、内容よりも話題ばかりが先行する日本映画と違い、お国柄か国民性なのかわからないが、韓国の映画は人間同士の尊重というものが際立っていると思う。年上を敬ったり、人を思いやることは今の日本ではなかなか感じられなくなっていると思う。そんな韓国だからこそ、こんなピュアなストーリーができたんだと思える。各人から感じる空気感、香りがすごく自然だから、それだけ感動も大きいと思えます。詳しい内容はあえて書かないけど、思っていた以上に素晴らしい作品でした。韓国の映画って、やっぱりいいなぁ。 |
| 111分/★★★★☆ (2002年12月18日) |
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