| エンジェル・スノー | |
| A DAY(原題:一日) | |
| 2001年韓国/ヒューマンドラマ <監督> ハン・ジスン <脚本> シム・ヘウォン パク・ミヨン <出演> ソギュン/イ・ソンジェ ジヌォン/コ・ソヨン ジヌォンの叔母/ユン・ソジョン チョ医師/キム・チャンワン チョンギ/ユ・テホ ク看護婦/ホン・ユジン |
<ストーリー&コメント> ソギュンとジヌォンは結婚6年目を迎える若い夫婦。幸せな生活を送る彼らの唯一の悩みは、子供ができないことだった。そんなある日、辛い不妊治療に耐えた二人に遂に妊娠の吉報が。喜びに沸く二人だったが、やがて胎児が重大な疾患に冒されていることが判明する…。 イタリアで実際に起きた出来事をもとに作られた感動作。 僕はまだ独身だし、親になったこともない。だけどこの作品に描かれている夫婦は、世界中のどの夫婦にも起こり得るありのままの姿を描いている。それはすごく感じられます。もちろんその立場になってみないとわからないだろうけど、妻を支える夫の苦悩、自分に原因があるんじゃないかと自責の念につぶされそうになる妻、そんな情感が痛々しいばかりに心に染み込んできて、何度も涙せずにはいられませんでした。 真実の愛、家族の絆、生命の尊厳…そんな様々な事柄を、もし映画を通して学ぶことが出来るとしたら。この作品は、間違いなくそのひとつであると思います。途中で何度も自然に涙があふれてきたし、最後は涙が止まりませんでした。感動の涙とか、悲しさの涙とか、そういう言葉をはるかに越えた次元で、人として、心の奥底から揺さぶられました。 |
| 112分/★★★★★ (2003年2月16日) |
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| 黒水仙 | |
| LAST WITNESS | |
| 2001年韓国/サスペンス <監督・脚本> ペ・チャンホ <原作> キム・ソンジョン <出演> オ・ビョンホ刑事/イ・ジョンジェ ソン・ジヘ/イ・ミヨン ファン・ソク/アン・ソンギ ハン・ドンジュ/チョン・ジュノ 捜査課長/チョン・ジンガク ヤン・ダルス/イ・ギヨン ソ刑事/チョン・サンチョル チョン刑事/イ・デヨン キム・ジュンヨプ/キム・ドンス カン・マノ/カン・ソンジン キム・ジュンチョル/キム・スロ |
<ストーリー&コメント> 終身刑で50年間独房に収監されていた男ファン・ソクが釈放された。時を同じくして、朝鮮戦争中に脱走した捕虜を捕らえる任務に就いていた男が水死体で発見される。捜査を担当するオ刑事は、殺された男の友人宅からソン・ジヘという女性の日記を発見。そこにはジヘとソクの恋愛と、彼らが捕虜脱走に関わった事実が記されていた…。 朝鮮戦争を背景に、歴史に翻弄された一組の男女の運命をミステリアスに描いたサスペンス・ラブストーリー。 すごく面白かったです。韓国映画はどれもそうだけど、最初は人名と登場人物が覚えられなくて、複雑な政治状況も絡んできて難しかったんだけど、中盤あたりからグイグイ引き込まれていきました。最後には、ちゃんと「なるほど、そうなるのか」と全て納得できます。事件の主題は、「朝鮮戦争時代、捕虜を捕らえる任務に就いていた男が二人殺され、その犯人を追う」というものなんだけどね。そこに、大きな陰謀や恋物語が絡んできて、事件は思いもよらぬ展開をみせていきます。最後の展開は予想できなかったけど、とても感動的なラストでした。 『シュリ』が好きな人は、きっと面白く観られると思いますよ。 終盤、なぜか日本の宮崎県に舞台が飛ぶんだけど、その場面だけは突飛すぎて受け容れがたいというか、失敗だったんじゃないかと思うね。どう聞いてもカタコトの日本語だし。宮崎県は製作費の総約10分の1を支援したらしいんだけど、高千穂峡など宮崎の名所が次々出てくるんだよね。そこだけまるで「火曜サスペンス劇場」みたいで苦笑。 |
| 106分/★★★★☆ (2004年10月31日) |
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| 子猫をお願い | |
| TAKE CARE OF MY CAT | |
| 2001年韓国/ドラマ <監督・脚本> チョン・ジェウン <出演> テヒ/ぺ・ドゥナ ヘジュ/イ・ヨウォン ジヨン/オク・ジヨン ピリュ/イ・ウンシル オンジョ/イ・ウンジュ チャニョン/オ・テギョン テヒの母/キム・ファヨン テヒの父/チェ・サンソル |
<ストーリー&コメント> ソウル近郊の都市、インチョンの女子商業高校を一緒に卒業してから1年。かつての仲良し5人組は、社会に出て別々の道を歩み出すうち、次第にその間には微妙な距離が生じ始めていた。上昇志向のヘジュは証券会社に就職し、グループの出世頭。そんな優越感が態度にも表われてしまい、無職のジヨンの反発を買ってしまう。一方、5人の友情をなんとか守ろうとしているテヒは、家業を手伝う日々だったが、家庭では父の無理解に不満を募らせていた。 20歳を迎えた女友達5人が、それぞれの道を歩み始める群像ドラマ。監督は、これが長編デビューとなる女性監督チョン・ジェウン。 なかなか味わい深い作品だった。最初は、あまりにも淡々とした展開に戸惑ったし、なかなか入り込めなかったんだけど、メンバーの顔と名前が一致して、ヘジュとジヨンの対立が浮き彫りになってくるあたりから面白くなった。メンバーそれぞれ(双子は別として)の考えが、それぞれ理解できるから簡単ではないんだね。ヘジュは一見華やかだけど、その裏では学歴の壁に苦しんでいるし、ジヨンは美術の才能がありながら、仕事にありつけず貧しい家庭環境に悩んでいるし、テヒは一見自由を謳歌しているようでいて、そこから羽ばたけずにいる。みんなそれぞれのコンプレックスに悩んでいるんだよね。脆く崩れそうになった時、やっぱり助けになるのは友達の存在。その象徴として出てくるのが子猫なんだろうね。ただ、理解できないのがジヨンの補導。被害者なのに、なぜ? これが初見のペ・ドゥナ、なかなかいい感じです。『アタック・ザ・ガス・ステーション!』のイ・ヨウォンも相変わらずかわいい。 |
| 112分/★★★☆☆ (2005年11月15日) |
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| 友へ/チング | |
| FRIEND(原題:友達) | |
| 2001年韓国/極道ドラマ <監督・脚本> クァク・キョンテク <出演> イ・ジュンソク/ユ・オソン ハン・ドンス/チャン・ドンゴン チョン・サンテク/ソ・テファ イ・ジュンホ/チョン・ウンテク ジンスク/キム・ボギョン ドンスの父/チョン・ヨンウン |
<ストーリー&コメント> 1976年のプサン。ヤクザの息子ジュンソク、葬儀屋の息子ドンス、優等生のサンテク、お調子者のジュンホの4人組は、大の仲良し。別々の中学校に進んだ彼らは、5年後、高校で再び顔を合わせるが、どこかしっくりいかなくなっていた。そんなある日、他校の生徒との乱闘事件を引き起こした彼らは退学処分・転校などで散り散りになってしまう。歳月は流れ、サンテクが目の当たりにしたのは、ヤクザの別々の組織に分かれて対立するジュンソクとドンスの姿だった…。 1970年代後半から90年代前半にかけての激動の時代の韓国を舞台に、運命に翻弄される4人の幼馴染みたちの人間ドラマを切ないタッチで描く。韓国版『スタンド・バイ・ミー』として一躍評判を呼び、『シュリ』、『JSA』の興行記録を塗り替えた大ヒット作。 友情を引き裂いたのがヤクザの世界というのが、ちょっと感情移入しきれなかった。展開がちょっと急ぎ足なのも気になった。 |
| 118分/★★★☆☆ (2003年5月9日) |
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| パイラン | |
| FAILAN(原題:白蘭) | |
| 2001年韓国/ラブストーリー <監督・脚本> ソン・ヘソン <脚本> アン・サンフン キム・ヘゴン <原作> 浅田次郎 <出演> カンジェ/チェ・ミンシク パイラン/セシリア・チャン ヨンシク/ソン・ビョンホ ギョンス/コン・ヒョンジン 洗濯屋おばさん/キム・ジヨン 結婚紹介所長/ミン・ギョンジン 子分1/チャン・ユサン 子分2/チ・デハン 子分3/ソン・ビョンヒ シン・チョルジン キム・ヨンソン ソン・ジュニョン |
<ストーリー&コメント> うだつの上がらない中年のチンピラのカンジェは、組長の身代わりとして刑務所に入ることになる直前、妻が死んだという訃報を受ける。その妻とは、かつて小金欲しさに偽装結婚した相手、パイランだった。カンジェは、一度も会ったことのない妻の遺体を引き取るために旅立つ。そこで彼は、慣れない土地で懸命に生きた一人の女性の人生を見つめることになるのだった…。 原作は浅田次郎の短編小説『ラブ・レター』。日本では中井貴一主演で映画化されているが、舞台を韓国に置き換え、韓国人のスタッフ・キャストで再映画化。 とても切ない物語でした。カンジェとパイランは、お互いに会ったこともないんだけど、書類上では夫婦。身寄りがなく、韓国へと移住してきた中国人女性のパイランは、周囲に頼る人もなく、この不思議な縁で知った男性をいつしか愛するようになっていきます。ところが、その愛は報われることもなく、二人の距離が近づくのは彼女の死後のことなのです。これは映画では中盤のあたりなんだけど、物語はそこからカンジェの視線を通して、パイランの生き様を映し出していきます。この過程がすごく丁寧で、そして優しい。観ている側もパイランのひたむきさに心打たれ、カンジェ同様、いつしか自然に彼女を好きになっているのです。初めて会う“妻”の遺体を目にしたとき、そして彼女が“夫”に遺した手紙を読んだとき…きっとこみ上げてくるものがあります。 愛の言葉を交わすこともないし、触れ合ったりすることもない異色のラブストーリー。結末は好みが分かれると思う(僕はあまり好ましくなかった)けど、カンジェ役のチェ・ミンシクの演技がとにかく素晴らしいし、きっと長く心に残る作品の一本になると思います。 |
| 116分/★★★★☆ (2004年5月4日) |
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| 春の日は過ぎゆく | |
| ONE FINE SPRING DAY | |
| 2001年韓国・日本・香港/ラブストーリー <監督・脚本> ホ・ジノ <脚本> ユ・ジャンハ イ・スギョン シン・ジュノ <出演> サンウ/ユ・ジテ ウンス/イ・ヨンエ サンウの祖母/ペク・ソンヒ サンウの父/パク・イナン サンウの叔母/シン・シネ |
<ストーリー&コメント> 録音技師をしている青年・サンウは、痴呆にかかった祖母、父、叔母と一緒にソウルで暮らしている。ある冬の日、彼は仕事で訪れたカンヌンで年上の女性ラジオDJ、ウンスと出会う。何度か仕事で会ううち、二人はお互いに好意を持ち始める。二人の愛は永遠に思えたが、過去の経験で愛に懐疑的になっていたウンスは、時間が経つにつれサンウの愛を負担に感じ始めるのだった…。 『八月のクリスマス』に続きこれが監督ニ作目となるホ・ジノ作品。風のざわめき、小川のせせらぎ、稲穂の揺れる音。そして、季節の移ろい。そんな美しい風景を舞台に、ありふれた愛の姿を繊細に描いています。 描く恋愛も普遍的なものだし、ドラマとしては盛り上がりに欠けるかもしれません。ただ、その描写はすごくリアル。おとぎ話しではない現実的な愛の姿があまりにも切なくて、観ていて胸が苦しくなってしまいました。 視点は終始サンウの、つまり男性の側から見たもの。一方の視点からだけ見れば、わからないことも、理解のできないこともある。愛ってそういうものかもしれないと思えるようになったのは、僕自身も様々な体験を経て成長したからかもしれない。だけどその一方では、どうしても揺るがせない想いというのもあって。この映画自体は素晴らしい作品なんだけど、個人的な感情抜きにしては観られないから、やっぱりこの評価になってしまう。人ってやっぱり喜怒哀楽に司られた生き物だから…。 主演二人の演技はどちらも素晴らしい。雨の窓際で、大声で歌うサンウの姿が一番印象的でした。 |
| 113分/★★★☆☆ (2003年3月10日) |
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| バンジージャンプする | |
| A BUNGEE JUMPING OF THEIR OWN | |
| 2001年韓国/ラブストーリー <監督> キム・デスン <脚本> コ・ウンニム <出演> ソ・インウ/イ・ビョンホン イン・テヒ/イ・ウンジュ イム・ヒョンビン/ヨ・ヒョンス オ・ヘジュ/ホン・スヒョン テ・グン/イ・ボムス 彫刻科教師/キム・ガプス 英語教師/キム・ジョンヨン インウの妻/チョン・ミソン |
<ストーリー&コメント> 1983年。大学生のインウは、ある雨の日に出会ったテヒに一目惚れをしてしまう。不器用ながらテヒにアプローチしたインウは愛を告白し、二人は永遠の愛を誓い合うようになる。しかし、インウが兵役へ旅立つ夜、見送りに来るはずのテヒはやって来なかった…。17年後、インウは国語教師として新しいクラスを受け持つのだが、そこで思いがけない出会いに動揺するのだった…。 正直、イマイチでした。予想してたのと全く違う内容だったので、ちょっととまどったし。あと、編集がひどい。シーン毎に余韻もなく、バッサリと切られているし。唐突にシーンがかわってしまうので、特に序盤の方はそれが気になってなんだか作品の流れに乗りきれませんでした。 この作品のテーマは「生まれ変わりの愛」なんですけど、ああいう形はやっぱりちょっと…。最後なんか、どう見てもゲイのカップルにしか見えないもんなぁ。生死を越えた愛もいいけど、ゲイ映画として見てしまうと個人的にはやっぱり受け付けがたいなぁ。 ただ、イ・ビョンホンの演技はよかったです。この作品で評価されたというのも頷ける。作品中で唯一、泣くシーンがあるんですが、あの場面はグッときた。お目当てのイ・ウンジュは、出番が少なくてかなり残念。 |
| 100分/★★★☆☆ (2005年5月15日) |
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| ラスト・プレゼント | |
| LAST PRESENT(原題:贈り物) | |
| 2001年韓国/ラブストーリー <監督> オ・ギファン <原作・脚本> パク・チョンウ <出演> チョン・ヨンギ/イ・ジョンジェ パク・ジョンヨン/イ・ヨンエ ハクス/クォン・ヘヒョ ハクチョル/イ・ムヒョン チョルス/コン・ヒョンジン エスク/ク・ヘリョン |
<ストーリー&コメント> なかなか芽の出ないコメディアン、ヨンギ。彼は、親の反対を押し切って愛するジョンヨンと結婚するも、生まれた子供を幼くして亡くしてしまう。稼ぎも乏しく、しっかり者の妻との口論も絶えない日々。そんなある日、ヨンギはお笑い番組の勝ち抜き戦で躍進をみせ、ジョンヨンも夫の活躍を喜ぶのだが、彼ら夫婦に残された時間は僅かしかないのだった…。 家庭を顧みず成功ばかりを求める軽薄な夫と、稼ぎのない夫を責めてばかりの妻。一見すると冷えきった関係に見えるが、実は互いに深く愛し合っている。お互いに素直になりきれず、もどかしく時間ばかりが過ぎて行く。そんな二人の関係が、妻が難病に冒されていることが発覚して少しずつ変わっていく。その様子がとても丁寧に描かれています。 今の日本の風潮からすると、かなりベタなメロドラマに感じられるけど、男女の愛というのは人種や年代を越えて不変のもの。その形が時代によって多少色合いを変えるのだけど…この作品を観てとても泣けるということは、真摯な恋愛ものを渇望しているということなんでしょうね。 記念写真を撮るところは、『八月のクリスマス』を彷彿とさせます。 イ・ヨンエの出演作では間違いなく最高傑作です。 |
| 112分/★★★★☆ (2003年9月3日) |
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| 猟奇的な彼女 | |
| MY SASSY GIRL | |
| 2001年韓国/ラブコメディ <監督・脚本> クァク・ジェヨン <原作> キム・ホシク <出演> 彼女/チョン・ジヒョン キョヌ/チャ・テヒョン キョヌの父/キム・インムン キョヌの母/ソン・オクスク キョヌの叔母/ヤン・グムソク 彼女の父/ハン・ジニ 彼女の母/ヒョン・スッキ |
<ストーリー&コメント> 性格の優しい大学生のキョヌは、夜の地下鉄のホームで美しい女性と出会う。しかしその時彼女は泥酔状態で、最悪の出会いだった。彼女を放っておけず、仕方なく介抱したキョヌ。これがきっかけで、可愛い顔をして過激な言動とワイルドな行動を繰り返す彼女に振り回されるキョヌの日々が始まった。だが彼女には、ある切ない秘密があった…。 インターネットの掲示板に投稿された奇妙な体験談が話題を呼び、後に単行本化されベストセラーとなった物語を映画化。 「前半戦」、「後半戦」、そして「延長戦」という三幕仕立てで、前半は大爆笑のコメディ、後半は切ないラブストーリー、最後は二人の未来…というように、メリハリの効いた展開。日本人にしてみればベタな部分もあるものの、それが韓国映画の良さだと思っているので、問題なし。 こんな彼女になら、振りまわされても…と思ったりもしたけど、あまりにも過激すぎるかも。とにかくチョン・ジヒョンが可愛いので、それだけで大満足なんですが(笑)うぅむ。冷静な判断力を欠いているかな? 何回も繰り返して観られそうな映画だし、思いきってDVDを買ってよかった!特典もナイスだし、やっぱりセルDVDはいいね。 ちなみに、韓国の若者たちの間では「ユプギ(猟奇的)」という言葉が「個性的」とか「イカす」という意味で多用されているそうです。 |
| 124分/★★★★★ (2003年7月25日) |
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| 私にも妻がいたらいいのに | |
| I WISH I HAD A WIFE | |
| 2001年韓国/ラブストーリー <監督・脚本> パク・フンシク <脚本> チェ・ウニョン チャン・ハッキ <出演> キム・ポンス/ソル・ギョング チョン・ウォンジュ/チョン・ドヨン チョン・ホンタク/ソ・テファ テラン/チン・ヒギョン |
<ストーリー&コメント> 人一倍結婚願望が強いものの、なかなか良縁に恵まれない銀行員のボンスは、独身仲間と信じていた親友の結婚が決まり、焦りも絶頂に達していた。そんなある日、大学時代の同窓生テランと再会、交際が始まる。幸せ一杯のボンスは、そんな彼に密かに心惹かれる女性が、銀行の真向かいの学習塾にいることには全く気がつかないのだった…。 何気ない日常の出来事を通じて、平凡な男女の心の動きを丁寧に描いたラブロマンス。 「派手さはないし、地味だけどいい作品」というのがある。本作がまさにそう。恋愛映画にありがちな大波乱や、恋の駆け引きなんかもないし、劇中で描かれるのはごく日常のありふれた出来事ばかりなんだけど、そのタッチがすごく丁寧なんだよね。「実際にこんなことあるよね」というのがそのまま映画になっている感じ。 主演のソル・ギョング、チョン・ドヨンはともに演技がうまくてすごく自然。特にチョン・ドヨンは、恋に落ちた中盤ぐらいからどんどん綺麗になっていく様子がわかるね。 僕はまだそこまで切実ではないけど、ポンスの気持ちはよくわかる(笑) |
| 106分/★★★☆☆ (2005年7月17日) |
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| ワニ&ジュナ〜揺れる想い〜 | |
| WANEE & JUNAH | |
| 2001年韓国/ラブストーリー <監督・脚本> キム・ヨンギュン <脚本> ソ・シネ <出演> イ・ワニ/キム・ヒソン キム・ジュナ/チュ・ジンモ ユン・ソヤン/チェ・ガンヒ ヨンミン/チョ・スンウ ワニの父/キム・グァンニム ワニの母/イ・ヘスク チョンウ/チェ・グァンイル ヒョンス/ソン・セグァン |
<ストーリー&コメント> アニメーターのワニと、シナリオライター志望のジュナ。2人はワニの家で同棲中。そこへワニの腹違いの弟・ヨンミンが留学先から帰国してくることになった。実は、ヨンミンはワニの初恋の人だった。ワニはヨンミンがいなくなって以来、自分の気持ちにも鍵をかけてきたつもりだった。しかしまだ、ほのかな想いが自分の中に残っていることを知り、彼女の胸はざわめく。そんなワニの切なさは優しい恋人・ジュナにも悟られ、二人の関係も揺れ始めるのだが…。 エピローグ、プロローグとして挿入されるアニメーションは牧歌的で、物語にパステル調の淡い色彩を与えている。それはいいんだけど、肝心の内容がイチマイチ。主演の二人にヨンミンを加えた三角関係の話なのかと思いきや、結局ヨンミンは登場しないし(回想シーンのみ)。そのことで、揺れているだけのワニの心情がハッキリしないものになってしまう。そんな彼女の態度にイラつくジュナはリアルだけど。もっと主役二人だけのシーンが多くてもいいと思う。二人の心の溝が、すれ違いによりるものなのか、初恋の弟の存在なのか、曖昧になっているし。 あと、ヨンミンを訪ねてくるおしゃべりな後輩の存在も、説明役みたいでちょっと鬱陶しい。さらに言えば、ワニの先輩と警察官の同性愛のエピソードは全く必要性を感じない。 主演は、『アウトライブ/飛天舞』にも出演していたキム・ヒソン。韓国一の美人女優と呼ばれるだけあって綺麗。 |
| 114分/★★☆☆☆ (2005年5月7日) |
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