| 永遠の片想い | |
| LOVER'S CONCERTO(原題:恋愛小説) | |
| 2002年韓国/ラブストーリー <監督・脚本> イ・ハン <出演> イ・ジファン/チャ・テヒョン キム・ギョンヒ/イ・ウンジュ シム・スイン/ソン・イェジン イ・ジユン/ムン・グニョン チョリョン/パク・ヨンウ ミンシク/シン・スンファン ソクチン/キム・ナムジン ミニョン/サガン |
<ストーリー&コメント> 早くに両親を亡くし、妹と二人暮らしの大学生ジファン。彼はある日、バイト先の喫茶店でスインとギョンヒとという二人の女の子に出会う。スインに一目惚れしたジファンのストレートな告白がきっかけで、三人は友だちとして付き合い始める。そうして、いつしか互いに友情とは別の感情が芽生え始めた頃、スインとギョンヒは突然ジファンの前から姿を消してしまうのだった…。 一人の青年と、ある秘密を抱えた二人の女性が織りなす純愛物語。 予想以上に面白かった。単にソン・イェジン目当てで観たんだけど、イ・ウンジュ。可愛いじゃないですか(笑)僕にとってはこれが大いなる発見。スインとギョンヒ、全くタイプの異なる二人だけに、なおさらそれぞれの魅力が爆発。“両手に花”なジファンが羨ましい!役得だね。 一番好きなシーンは、待ち合わせ場所に着いたジファンを二人が影からコッソリ見るシーン。あいかわらず“憎めないヤツ”のオーラを全身に漂わせているチャ・テヒョン、演技力も確かなものです。また、エンディング・テーマは彼が歌っているんだとか。歌手としてもデビューしたのはダテではないね。ただ、ひとつ難点をつけるとするなら、それぞれのキャラクター描写の奥行きがもう少し欲しかったところ。その点、同じようなテイストの作品だけど『ラブストーリー』の方が勝っているかな。 『秋の童話』でウンソの中学時代を演じたムン・グニョンがジファンの妹役で出演。こちらの方のサブ・ストーリーもなかなかいい。 |
| 105分/★★★★☆ (2005年2月12日) |
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| オアシス | |
| OASIS | |
| 2002年韓国/ラブストーリー <監督・脚本> イ・チャンドン <出演> ホン・ジョンドゥ/ソル・ギョング ハン・コンジュ/ムン・ソリ ホン・ジョンイル/アン・ネサン ジョンイルの妻/チュ・グィジョン ホン・ジョンセ/リュ・スンワン ジョンドゥの母/キム・ジング ハン・サンシク/ソン・ビョンホ サンシクの妻/ユン・ガヒョン |
<ストーリー&コメント> 轢き逃げによる過失致死罪で2年6ヶ月の刑期を終えて出所した青年ジョンドゥ。だが、家族は誰一人、彼の帰宅を喜ぼうとはしなかった。そんなある日、ジョンドゥは、かつての事故の被害者の遺族宅を見舞いに訪れるが、おりしも一家は引っ越しの最中で、重度の脳性麻痺を抱えて身体が不自由な女性コンジュを、アパートの部屋に取り残していくのだった。彼女のことが気がかりなジョンドゥは、以後もしばしば彼女のもとを訪れ、やがて2人の間には次第に愛情が芽生えていくのだが…。 社会から疎外されて生きる男女2人が互いに愛を育んでいく様を綴り、2002年ヴェネチア国際映画祭をはじめ、世界中で絶賛された純愛ドラマ。 最高!とまではいかないけど、なかなかいいドラマだった。注目は、やはりムン・ソリの熱演。美人女優が歪んだ表情で、ここまでの演技をするのに、抵抗はなかったのだろうか?だけどそれこそが、女優なんだろうね。現在日本で人気のある“女優”と呼ばれる芸能人たちで、ここまでできる人っているだろうか? 内容的には、最後の“事件”がちょっと残念。もうちょっと気持ちよく終わってもよかったんじゃないかと思うけど。 |
| 134分/★★★☆☆ (2006年2月7日) |
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| オーバー・ザ・レインボー | |
| OVER THE RAINBOW | |
| 2002年韓国/ラブストーリー <監督・脚本> アン・ジヌ <脚本> チャン・ヒョクリン <出演> イ・ジンス/イ・ジョンジェ カン・ヨニ/チャン・ジニョン チェ・サンイン/チョン・チャン キム・ウンソン/オム・ジウォン チョン・ユナ/イ・ヨンジュ ハン・ギョンヒ/キム・ソヒョン ヨンミ/シン・ウンジョン チェ・ヘヨン/パク・ユニョン キム・ヨンミン/コン・ヒョンジン ピョン・ムリム/チェ・ジェウォン ギョンス/キム・フンス |
<ストーリー&コメント> 気象予報士のジンスは、雨の夜に交通事故に遭遇し、記憶喪失となってしまう。職場復帰は果たしたものの、ここ数年の記憶は抜け落ちてしまったものの、誰かを愛していたという切ない気持ちが残っていた。愛する人についての記憶を取り戻したいと思った彼は、大学時代の写真サークルの仲間ヨニの助けを借りて、その女性を捜す共同作業が始まるのだが…。 「失われた記憶の中の恋人を探す」という筋書きはよくあるものだし、結末もある程度予想できるものだし、ありふれたラブストーリーだった。 その中で出色だったのは、やはりイ・ジョンジェの演技。彼、本当に演技がうまいね。表情はあまり豊富ではない彼だけど、ひとつひとつのシーンで見せる焦燥感や朗らかな笑顔が、ジンスという人物像に深みと存在感を持たせるんだね。気象予報士という設定ならではの、天気用語を用いたセリフや、『雨に唄えば』のパロディシーンも楽しい。 構成的に、現在と過去のシーンが混ぜられているのでちょっと混乱してしまうところもあるけど、それはジンス自身の混乱ぶりにも通じるものとして好意的に受け取れる範囲内。 |
| 109分/★★★☆☆ (2005年8月29日) |
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| おばあちゃんの家 | |
| THE WAY HOME(原題:家へ…) | |
| 2002年韓国/ドラマ <監督・脚本> イ・ジョンヒャン <出演> おばあちゃん/キム・ウルボン サンウ/ユ・スンホ チョリ/ミン・ギョンフン ヘヨン/イム・ウンギョン 母親/トン・ヒョヒ 自転車の老人/イ・チュニ 雑貨屋の老婆/イ・ドンチウォン 市場バスおじさん/ユ・ソンギ 履き物店主人/ユン・ジェグン 道案内の老人/コ・ベクファン |
<ストーリー&コメント> 母親とソウルで暮らす少年サンウは、しばらく田舎のおばあちゃんの家に預けられて生活することになる。都会に慣れたサンウにとって田舎での生活は不便で退屈きわまりなく、耳が遠くて話ができないおばあちゃんとの暮らしには苛立ちを覚えるばかり。けれどもおばあちゃんの方は、そんな彼を少しでも喜ばせようとあれこれ気を遣うのだが…。 都会育ちの腕白な少年が、田舎での退屈な生活に閉口しつつも次第に祖母と心を通わせていく様子をほのぼのと綴る。 本当にほのぼのとした、ノスタルジィ溢れる作品です。観ていてまず思うのは、「生意気だぞ、小僧!」ということ(笑)サンウは本当に典型的な都会っ子で、ワガママ放題。アレが欲しい、これが食べたいと無理難題を言ったり、友達には嘘をつき、年長者には悪態をつく始末。全く共感できない悪ガキなんですが、誰しも子供の時の自分をどこかに重ねて感じて、なんだかいたたまれなくなるんでしょうね。それに対して、おばあちゃんの優しさは終始変わりません。言葉はないんだけど、率直な優しさがあふれているんですよね。映画は何気ない田舎の日常を通して、都会っ子が心を開いていく様を描いています。 出演者はサンウ役のユ・スンホ以外はすべて素人で、映画の舞台でもあるおばあちゃんが住む村の住民が起用されたんだそうです。 |
| 88分/★★★☆☆ (2004年10月4日) |
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| 純愛中毒 | |
| ADDICTED(原題:中毒) | |
| 2002年韓国/サスペンス <監督> パク・ヨンフン <脚本> ピョン・ウォンミ ソン・ミノ <出演> ファン・テジン/イ・ビョンホン ハン・ウンス/イ・ミヨン ファン・ホジン/イ・オル エジュ/パク・ソニョン チョルヒョン(メカニック)/チ・デハン コーチ/パク・チェファン イ博士/キム・テフン キム博士/オ・ミンジョ |
<ストーリー&コメント> カーレーサーのテジンは、仲のいい家具職人の兄ホジンとその妻ウンスと共に、仲良く平穏に暮らしていた。そんなある日、兄弟は同時刻に別々の場所で事故に遭い、昏睡状態に陥ってしまう。1年後、奇跡的に覚醒したテジンはウンスに引き取られるが、彼は自分がホジンだと主張するのだった。ウンスは戸惑いつつも、ホジンの生まれ変わりのようなテジンに次第に魅了されていくのだった…。 派手さはないけど、なかなか面白かった。“魂の憑依”をテーマにした異色サスペンスだけど、イ・ビョンホンの確かな演技力がそれを成功させていると思う。事故前の自信たっぷりな様子と、事故後の彼は明らかに違うからね。笑顔だけではない彼の危うい魅力みたいなのが存分に発揮されていて、ファンにはたまらない作品だろうね。 オチはなんとなく読めてしまったんだけど、それでも怖さを感じたのは、やっぱり全体的な構成の仕方がうまいんだと思う。画面全体が暗いというか、静かというか、ホラーっぽい作りになっているのが知らず知らずのうちに怖さを増しているんだろうね。 |
| 114分/★★★☆☆ (2005年5月18日) |
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| 酔画仙 | |
| STROKES OF FIRE | |
| 2002年韓国/伝記ドラマ <監督・脚本> イム・グォンテク <出演> チャン・スンオプ/チェ・ミンシク メヒャン/ユ・ホジョン キム・ビョンムン/アン・ソンギ ジノン/キム・ヨジン ソウン、ヒャンナン/ソン・イェジン イ・ウンホン/ハン・ミョング ユスク先生/キ・ジョンス パンスェ/ファン・チュナ |
<ストーリー&コメント> 1850年代、政治的に荒廃していく朝鮮王朝末期。清渓川で乞食たちに殴られていた幼いスンオプは、学者のビョンムンに助けられる。ビョンムンは、荒いけれど非凡なスンオプの画才に驚き、その才能を伸ばそうと自らの家に住まわせるのだが、スンオプは、息苦しい生活がいやでビョンムンの家を離れてしまう。それから5年、ビョンムンは、紙屋で働くスンオプと偶然に再会するのだった…。 朝鮮時代末期に自由な画風で近代絵画の土台を築いた、実在の天才画家「吾園(オウォン)」こと張承業(チャン・スンオプ、1843〜1897)の芸術世界と、彼の天才的な狂気、愛と生涯を描く。 一人の画家の生涯を通じて、激動する朝鮮情勢も同時に描かれており、その二つの流れが様々に絡まりながら流れていく。僕は朝鮮の歴史に詳しくないので、歴史的な事柄がわからなくて、突然の変化についていけない場面もあった。登場人物の顔と名前がなかなか一致しなかったし(笑)そういう点からすると、全体的にわりと淡々とした物語だったかもしれない。画家の伝記ドラマとしては、最近観た『真珠の耳飾りの少女』より面白かったけど。 ふと思いついたところでは、独自の世界を築きつつ、時代の軋轢に葛藤した千利休なんかを描いたらこんな作品になるのかもね。 お目当てのソン・イェジンは、わりとチョイ役。 |
| 117分/★★★☆☆ (2007年6月17日) |
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| フー・アー・ユー? | |
| Who are U ? | |
| 2002年韓国/ラブストーリー <監督・脚本> チェ・ホ <脚本> キム・ウンジョン オ・ヒョンニ <出演> ソ・インジュ/イ・ナヨン チ・ヒョンテ/チョ・スンウ キム・ナムン/イ・ジャンウォン ポヨン/チョ・ウンジ チョン・イルフン/パク・ヘイル スヒョン/ペ・ヘソン シャシャ/キム・サンウォン |
<ストーリー&コメント> ゲームのプランナーとして働くヒョンテは、2年以上もかけて開発してきたチャットゲームの公開を目前に控えていた。ゲームのタイトルは“フー・アー・ユー?”。ヒョンテはテスト参加者の反応に振りまわされる日々を送っていたが、とある掲示板でゲームを誹謗する書き込みを見つけて憤慨する。ヒョンテは書き込み主のIDを調べ、それが同じ建物の水族館で働く女性ダイバーであることを知る。そして、一目で彼女の魅力に陥ってしまうのだった…。 パソコン通信やインターネットを介して出会う恋物語は、『(ハル)』や『接続』などいろいろあるけど、アバターを題材にしたものは初めてなんじゃないかな。チャットという一歩踏み込んだリアリティが、仮想現実の話ながらも、作品に現実味を持たせている。普段チャットしている相手と、よく知っている人物が同一人物だったり…身近に、よくありそうな話でもあるよね。 ちょっと残念なのは、インジュの抱える悩み、具体的にはある障害なんだけど、それが物語の中であまり活かされていないこと。このあたりに絡めて、終盤にもう少し劇的な事件でも起きれば、一気に物語に入り込めると思うんだけど。 |
| 102分/★★★☆☆ (2005年8月28日) |
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| ボイス | |
| PHONE | |
| 2002年韓国/ホラー <監督・脚本> アン・ビョンギ <脚本> イ・ユジン <出演> ジウォン/ハ・ジウォン ホジョン/キム・ユミ チャンフン/チェ・ウジェ ジニ/チェ・ジヨン ヨンジュ/ウン・ソウ チョン・ソンファン |
<ストーリー&コメント> 女性ジャーナリストのジウォンは、仕事上からの脅迫行為を煩わしく思い、携帯電話の番号を変更し、親友ホジュンと彼女の夫が所有する郊外の一軒家を借りて引っ越すことになった。だが、その直後から、彼女の周囲には不思議なことが次々起こり始める。新しい携帯電話番号の過去の持ち主たちが皆、謎の事故死や失踪をしていることを知ったジウォンは、その原因を探るべく調査を始めるのだが…。 携帯電話をモチーフにした韓国版現代サスペンス・ホラー。 DVD特典のインタビューで監督自身も言っていたけど、日本映画『リング』の影響がいくつか見える。着信履歴に残らない謎の電話、掻きたてるようなノイズ、女性ジャーナリストに迫る死の恐怖。作品の前半はこのオンパレードで、かなり怖かった。「怖すぎる」とTVCMが放送禁止になり話題になった子役の顔も尋常じゃなかったし。 ところが、後半になると作風はガラッと一変します。事件の全容を明らかにする謎解きにフォーカスが移っていくため、ホラーというよりサスペンスタッチになって前半までの怖さはどんどん薄くなっていきます。ここらへんは、「単純に恐ろしいホラー」を求めて観る人には物足りなく思うでしょうね。僕はヒネりのある展開がけっこう面白いと思った(結末は読めてしまった)けど。 キャストではキム・ユミさんがかなり綺麗でした。出ていないのは知っているのに、最初イ・ヨンエかと思ったほど。 |
| 102分/★★★☆☆ (2004年1月20日) |
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| 密愛 | |
| DEEP LOVES | |
| 2002年韓国/ラブストーリー <監督・脚本> ピョン・ヨンジュ <原作> チョン・ギョンニン <脚本> キム・ジェヨン <出演> イ・ミフン/キム・ユンジン チェ・インギュ/イ・ジョンウォン ミフンの夫/ケ・ソンヨン チョン・ヨンウ/キム・ミンギョン ナ・ウニョン/ユン・ダギョン ウニョンの夫/ソン・ビョンホ 下の家の女/キム・ミンチェ スジン/ハ・スンニ ミフンの母/イ・ヘギョン |
<ストーリー&コメント> 出版社を経営する夫と小学生の娘と、何不自由ない幸せな毎日を送る専業主婦のミフン。ところが、ある夜突然、夫の愛人が家に押しかけてくる。ショックを受けたミフンのために一家は田舎に引っ越すが、ミフンの心には深い傷が残ったままだった。そんなある日、ミフンは偶然知り合った医師インギュから“恋愛ゲーム”を持ちかけられるのだが…。 平凡な人生から一転して不倫の愛に溺れていく一人の女性が、人間らしい自分の人生を探す過程を描いたチョン・ギョンニンの小説『私の生涯でたった一日だけの特別な日』を映画化。 『シュリ』のヒロイン、キム・ユンジンが体当たりの演技で挑んだ不倫ドラマ。監督は従軍慰安婦問題を扱ったドキュメンタリー『ナヌムの家』で注目された女性監督ピョン・ヨンジュ。原作者、プロデューサーも女性の、ウーマンパワーで作られた作品です。随所に女性ならではなのかなと思わせる繊細さや、描き方があって興味深い映像でした。中盤までの展開や、ミフンとインギュの会話などはとてもよかった。ただ、終盤からラストにかけてのあたりがちょっと弱かったのが残念。 |
| 112分/★★★☆☆ (2004年10月27日) |
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