
| 米澤 穂信 | (1978−) |
| よねざわ・ほのぶ 1978(昭和53)年、岐阜県生まれ。金沢大学文学部卒。 大学卒業後、書店員をしながら執筆活動に励む。 2001年、『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞してデビュー。 |
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*読んだ著書*
インシテミル
(2007年刊/文藝春秋)
映画化『インシテミル/7日間のデス・ゲーム』(2010年日本)
〔概要〕
時給11万2千円という求人広告に釣られ、性別も年齢も職業もバラバラの12人が「暗鬼館」に集まった。
仕事の内容は、「暗鬼館」での7日を、24時間監視されるだけ。
タイムアップまで、何も起きなければ全員が1,600万円以上の大金を手にするはずだった。
だが、それぞれの個室には、異なる殺傷能力を備えた凶器があった。
そして、第一の殺人が起こり、参加者たちは疑心暗鬼に落ちて行くのだった…。
〔感想〕
正直、まぁまぁかなという感想。全体的な構成とか、プロット自体は悪くないと思うけど、文体が合わないのかなぁ。
なんか、作品の内容自体よりも文章で遊ぶことに作者自身が酔ってるような…
そういう「趣味の悪さ」みたいなのを感じながら読んでいました。
キャラクターがたくさん出てくるわりには、描き分けの微妙な人も何人かいるよね。
そもそも、「語り部」や「主観者」であるはずの主人公に秘密があったり、腹黒い感じがあるので
あまり感情移入ができなかったし、他の参加者たちの奥行きのなさも気になるところ。
複雑なルールとか、最後の計算とか、『デスゲーム』とか『カイジ』みたいって思ってしまうんだよね。
最近、こういうのが流行ってるのかなぁ。
評価/★★★☆☆
Story Seller annex
(2014年刊/新潮社)
〔概要〕
大好評アンソロジー「Story Seller」の姉妹編。
6人の超人気作家が豪華競演。オール読みきりで、読み応え抜群の作品を詰め込んだ。
あっと驚かされるミステリ、くすりと笑える話から、思わず涙がこぼれる恋愛小説まで。
物語の力にどっぷり惹き込まれる幸せな読書体験。
4.米澤穂信/万灯
バングラデシュで天然ガスの資源採掘を開拓しようとする井桁商事の課長・伊丹は、自らの新年に従って道を突き進む。
ところが、思ってもいない障害が起こり…。
〔感想〕
ちょっととっつきにくいというか、読みづらいというか、入り込みづらい悔恨調の文章。切々と綴られる一人称の語り。
終盤の展開はちょっと強引な感じで、あまり合わないかなぁと思いました。
この作家、知らない…と思ってたら、『インシテミル』の人だったのか(笑)
この人とは、やっぱり合わないかも。
評価/★★☆☆☆