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あした世界が終わるとしても
Even if the world ends tomorrow
2019年日本/SFファンタジー

<監督・脚本>
櫻木優平
<原作>
クラフター
<声優>
狭間真/梶裕貴
ジン/中島ヨシキ
泉琴莉/内田真礼
コトコ/千本木彩花
ミコ/悠木碧
リコ/水瀬いのり
狭間源司/津田健次郎
泉宗/森川智之
ユーリ/水樹奈々
ナレーション/古谷徹
<ストーリー&コメント>
幼い頃に突然死で母を亡くし、心を閉ざしがちな狭間真は、仕事に没頭し続けている父とも心を通わせることができないでいた。クラスメイトで幼馴染の琴莉は、そんな真をずっと見守り続けてきた。そして、ようやく一歩を踏み出そうとした二人の前に、全く同じ顔をしたもうひとりの自分が現れる。ジンと名乗った彼は、この世界と相対するもうひとつの世界「日本公国」から来たという。ふたつの世界には「命のリンク」があるというのだが…。
アニメ制作会社クラフタースタジオが、日本独自のアニメーション表現をフルデジタルで実現する「スマートCGアニメーション」映画第1弾として手がけたオリジナル劇場用アニメーション。岩井俊二監督作や宮崎駿監督作のCGスタッフを担当してきた櫻木優平の監督デビュー作。
ストーリーはボチボチだったかな。展開が唐突だったり、設定的に無理があったりするところはあったけど、全体的には楽しめました。
アニメというより、ゲームの中のムービーみたいな感じ。CGで描かれたキャラクターたちは微妙にユラユラ揺れてるのが気になるし、やっぱり手書きで描かれたアニメとは質感みたいなものが違うなぁ。
93分/★★★☆☆
(2023年8月22日)
主題歌:「あした世界が終わるとしても」あいみょん

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ヴイナス戦記
The Venus Wars
1989年日本/SFファンタジー

<監督・原作・脚本>
安彦良和
<脚本>
笹本祐一
<声優>
ヒロ/植草克秀
マギー/水谷優子
スゥ/原えり子
ミランダ/佐々木優子
ギャリー/納谷悟朗
ウィル/大塚芳忠
ロブ/菊池正美
カーツ/池田秀一
ドナー/塩沢兼人
<ストーリー&コメント>
西暦2018年、金星へ人類の植民が開始された。それから半世紀が過ぎた西暦2089年。金星は強大な軍事力を誇る“イシュタル”と肥沃な国土に恵まれた“アフロディア”の二大自治州に別れ、対立を深めていた。バイクゲームに興じていたアフロディアの少年ヒロは、両軍の抗争に巻き込まれていく。やがてイシュタルの重戦車部隊がアフロディアに侵攻、戦闘バイク部隊“HOUND”の一員として出撃したヒロは、重戦車“タコ”に戦いを挑んでいくのだが…。
『クラッシャージョウ』、『アリオン』に続く安彦良和原作・監督の劇場用長編アニメーション。アニメーション制作は九月社。本作は興行的に失敗し、安彦監督はアニメ製作の現場からは遠ざかったそうです。それから『THE ORIGIN』の総監督としてアニメ製作の現場に復帰するまで24年の月日が流れました。
当時もあまり話題になっていなかったのか、観ていない作品でした。公開から30年以上も経ってから観ると、随所に古さが感じられて正直ちょっと微妙な作品だなと感じました。時折挟まれる実写改造のシーン、やけに作中で流れる音楽(しかもかなり古さを感じる)、製作時期の100年後で「遠い未来」を描いた作品のはずがその時期がもう近づいていること、その技術の進歩は想像をはるかに超えたスピードで進んでいること。それらがどうしてもネガティブな要素になってしまいますね。巨大ロボット兵器が出てこないのはいいとしても、宇宙時代に戦うのが戦車とかバイクでは…。金星に降りる時代には、人類は既に道路を走ってないだろうね。
主人公ヒロが見た目はほぼシーブックなのに、声が全然違うのに違和感かがあったんだけど、まさか少年隊とは…。脇を固める声優陣は豪華なのに、明らかに見劣りがしますね。
103分/★★☆☆☆
(2023年11月25日)
主題歌:「明日への風」柳ジョージ

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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
FIREWORKS, SHOULD WE SEE IT FROM THE SIDE OR THE BOTTOM?
2017年日本/ファンタジードラマ

<総監督>
新房昭之
<監督>
武内宣之
<脚本>
大根仁
<原作>
岩井俊二
<声優>
及川なずな/広瀬すず
島田典道/菅田将暉
安曇祐介/宮野真守
田島純一/浅沼晋太郎
和弘/豊永利行
稔/梶裕貴
再婚相手/三木眞一郎
なずなの母/松たか子
<ストーリー&コメント>
夏休み、海辺の町。花火大会を前に、典道たち中学生の男子は「打上花火を横から見たら丸いのか?平たいのか?」というたわいもない話で盛り上がっていた。そんな中、典道が想いを寄せるクラスメートのなずなが、母親の再婚で転校することに。思い悩むなずなは、典道に家出することを打ち明けるが、あえなく母親に連れ戻されてしまう。なずなを救えなかった自分に憤る典道は、彼女が海で拾ったという不思議な玉に怒りをぶつける。するといつのまにか、連れ戻される前まで時間が巻き戻されていた…。
何度も繰り返される一日の果てに、なずなと典道がたどり着く運命は?
1993年にTVドラマとして作られ、後に劇場公開された岩井俊二監督の出世作をアニメ映画化。
原作ドラマに当時ハマったので、けっこう期待して観ましたが、まぁまぁだったかなと思います。世界観やストーリーがよくわからなくて、結末にはちょっと取り残されてしまう恐れもあるけど、そのあたりはファンタジーなので、ね。解釈は自由ということで。
原作を観たのはだいぶ前なので、奥菜恵が美少女だったことと、印象的な主題歌の記憶しかないけど、「あぁ、こんな感じだったかな」と思いながら観ました。原作ドラマでは主人公たちは小学生の設定だったのに、今作では中学生だったみたいです。みんな大人っぽいので、高校生化と思ってたけど(笑)主人公たちの年齢設定が違えば、行動の限界点も自然と変わってくるので、やりきれなさの必然性みたいなものも変わってくるけど…そのあたりは少し設定を間違えたかもしれないね。
終盤でかかった「Forever Friends」。REMEDIOSの名曲の再現は原作ファンへのサービスですね。
91分/★★★☆☆
(2018年8月13日)
主題歌:「打上花火」DAOKO×米津玄師

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宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海
SPACE BATTLE SHIP YAMATO 2199
2014年日本/SFアクション

<ディレクター>
加戸誉夫
<監修>
出渕裕
<原作>
西ア義展
<声優>
沖田十三/菅生隆之
古代進/小野大輔
森雪/桑島法子
島大介/鈴村健一
真田志郎/大塚芳忠
徳川彦左衛門/麦人
佐渡酒造/千葉繁
ドメル/大塚明夫
スターシャ/井上喜久子
デスラー/山寺宏一
<ストーリー&コメント>
西暦2199年。地球は星間国家ガミラスからの遊星爆弾攻撃により、滅亡まであと1年という危機的状況に追い込まれていた。残された最後の希望は、謎の星イスカンダルからもたらされた波動エンジン技術により、人類初のワープ航行を可能にした“宇宙戦艦ヤマト”のみ。沖田艦長率いる古代、森らヤマトのクルーたちは、汚染された地球を浄化できる“コスモリバースシステム”を求め、16万8千光年彼方のイスカンダルへ旅立つのだった…。
1974年に放送され日本アニメ史上に刻まれた名作『宇宙戦艦ヤマト』を、現代の技術とアレンジでリメイクした『宇宙戦艦ヤマト2199』。本作は、2013年に全26話のTVシリーズからエッセンスを抽出、タイトル通り人類の命運を懸けたヤマトの戦いと航海を追想する物語として、新規カットも交えながら再構成した総集編。
2013年に放送されたTV版も観ていたので「あぁ、こういう感じだったな」と思いながら観ることができました。当時も思ったことだけど、出渕裕さんのオリジナル版へのリスペクトがすごくあるので、残すべきテイストは残しつつリアレンジしている程度がちょうどよくて、原作ファンも楽しめるんじゃないかな。
唐突に出てくる乗り移りのキャラとかがなかなか理解できないけど、まぁこういうものかと思って観るしかないかな。ダイジェストなのでどうしても各エピソードが薄くなってしまうところはあるんだけど、ドメルとの決戦はすごく丁寧に編集されていてよかったです。
131分/★★★☆☆
(2022年10月11日)
主題歌:「BLUE」水樹奈々

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宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟
SPACE BATTLE SHIP YAMATO 2199
2014年日本/SFアクション

<総監督・脚本>
出渕裕
<原作>
西ア義展
<声優>
沖田十三/菅生隆之
古代進/小野大輔
森雪/桑島法子
島大介/鈴村健一
真田志郎/大塚芳忠
新見薫/久川綾
桐生美影/中村繪里子
沢村翔/近木裕哉
フォムト・バーガー/諏訪部順一
ネレディア・リッケ/園崎未恵
ゴラン・ダガーム/大友龍三郎
レーレライ・レール/岩男潤子
<ストーリー&コメント>
西暦2199年。苦難の航海を経て、ついにイスカンダルで“コスモリバースシステム”を受領したヤマトは、滅亡の危機が迫る地球への帰途を急いでいた。だが大マゼラン銀河を後にしようとした矢先、謎の艦隊に行く手を阻まれる。彼らは宇宙にその名をとどろかす戦闘民族“ガトランティス”の遠征軍だった。遠征軍が艦の明け渡しを要求する一方、一刻も早く地球に帰還せねばならないヤマト側は、なんとか戦闘を回避しようとする。間一髪で敵の追撃を振り切ったヤマトだが、薄鈍色の謎の惑星へと誘われていくのだった…。
1970年代アニメブームの火付け役となった名作をリメイクした全26話のTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』。本作はその劇場版総集編『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』に続く、完全新作の劇場版。TV版第24話と第25話の間に位置し、ガトランティス遠征軍との遭遇戦が描かれ、ガトランティスとの本格的な戦いが展開する続編『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』へと橋渡しする前哨戦的な作品となっている。
「ヤマト」のわりにはこじんまりした作品だったなぁというのが正直な感想です。前作のラストで波動砲を封印し、通常戦闘しかできないヤマト。話の主軸は、敵の追撃から逃れて降り立った謎の惑星での奇妙な謎解き。まるで探偵アニメのような密室のホテルの中で、ガミラス人と呉越同舟。「異星人と分かり合える」というのがテーマみたいだけど、言葉も普通に通じてるし、なんだか違和感。昔のヤマトもそんなにハッキリ覚えてるわけじゃないけど、何度も死んでるはずのデスラー総統がシリーズごとに蘇って、ヤマトと共闘してたような記憶があります。
ヤマトは単艦での航海だから、どうしてもダメージが蓄積されていくし、外宇宙で補給も滞るはずなのにわりとすぐに復旧していくのもツッコミするのは野暮なんだろうね。艦隊戦も迫力あるし、画も綺麗だけど、そのぶんストーリーとかの矛盾が気になっちゃうシリーズですね。
112分/★★★☆☆
(2022年10月16日)
主題歌:「Great Harmony 〜for yamato 2199」平原綾香

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映画 ゆるキャン△
YURUCAMP MOVIE
2022年日本/ドラマ

<監督>
京極義昭
<脚本>
田中仁
伊藤睦美
<声優>
各務原なでしこ/花守ゆみり
志摩リン/東山奈央
大垣千明/原紗友里
犬山あおい/豊崎愛生
斉藤恵那/高橋李依
土岐綾乃/黒沢ともよ
鳥羽美波/伊藤静
各務原桜/井上麻里奈
犬山あかり/松田利冴
ナレーション/大塚明夫
<ストーリー&コメント>
ソロキャンプが好きな女子高生のリンら、山梨で暮らしていた5人は様々な形でキャンプライフを楽しみながら関係を育んでいった。月日は流れ、高校を卒業した5人はそれぞれの道へ。名古屋のちいさな出版社で働くリンは、偶然千明と再会。山梨の観光推進機構に勤める千明は、数年前に閉鎖された施設の再開発計画を担当していた。リンの何気ない一言から、キャンプ場開発計画が始動。東京のアウトドア用品店で働くなでしこ、地元で小学校教師となったあおい、横浜のペットサロンで働く恵那。かつてのキャンプ仲間が集まり、イチからキャンプ場作りに挑戦するのだが…。
あfろの人気コミックを原作に、女子高校生たちがアウトドアを楽しむ姿をゆるやかに描いたアニメ『ゆるキャン△』の劇場版。
期待以上に、すごく面白かったです。原作コミック、アニメ、実写ドラマをすべて観ているファンですが、「あの5人が大人になったらこうなるんだろうなぁ」という期待にしっかり応えてくれています。キャンプ場作りに奔走する5人がすごく楽しそうだし、頼りなかったなでしこがすごくタフなお姉さんになっていたり、それぞれの成長が観られるのも楽しい。
細やかな演出もすごくいい。大人になって、名古屋で忙しい独り暮らしをしているリンは、久しぶりに拾った松ぼっくりの声が聞こえなくなっていて。だけどみんなと久しぶりにキャンプをしたら、しっかりと声が聞こえたり。それもひとつの「再生」だよね。雨の中、あおいが千明につくホラとか。なでしことリンが温泉で語らうシーンもいい。ストーリー的にも、見事な起承転結だし。後半の展開は予想してなかった。サブキャラでは、ジンジャーくんとか、お菓子のキャラがいいね(笑)随所でクスリと笑える、「ゆるキャン△」らしさが満載です。
ただひとつの懸念は、一気に大人を描いてしまったことで、これでシリーズが終わってしまったら寂しいなぁ。まだまだみんなを観ていきたいよ。
120分/★★★★★
(2022年7月1日)
(再観・2025年6月29日)
OP:「Sun Is Coming Up」亜咲花、ED:「ミモザ」佐々木恵梨

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海獣の子供
CHILDREN OF THE SEA
2019年日本/ファンタジー

<監督>
渡辺歩
<原作>
五十嵐大介
<声優>
安海琉花/芦田愛菜
海/石橋陽彩
空/浦上晟周
アングラード/森崎ウィン
安海正明/稲垣吾郎
安海加奈子/蒼井優
先生/渡辺徹
ジム・キューザック/田中泯
デデ/富司純子
<ストーリー&コメント>
自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学2年生の琉花。母親と距離を置いていた彼女は、夏休みの初日に部活でチームメートとトラブルを起こしてしまい、家にも学校にも居場所を失うことに。時間を持て余すことになった琉花は、父の働く水族館で、ジュゴンに育てられたという兄弟、空と海に出会う。純真無垢な弟の海と、何もかも見透かしたような怖さを秘めた兄の空。琉花は彼らに導かれるように、見たことのなかった不思議な世界に触れていくのだが…。
五十嵐大介による同名漫画をSTUDIO4℃が映画化した海洋冒険ファンタジー。
とても不思議なファンタジーでした。海や魚、空の映像が圧倒的で、特に海の中の描写がすごい。すさまじいスピード感で流れるのが水なのか、時間なのか、それとも…。不思議な兄弟と、その能力を悪用しようとする大人たちに巻き込まれ、ひと夏の大冒険をする琉花に、必死についていかないと取り残されてしまうかも。
112分/★★★☆☆
(2020年5月16日)
主題歌:「海の幽霊」米津玄師

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かがみの孤城
THE SOLITARY CASTLE IN THE MIRROR
2022年日本/ファンタジー

<監督>
原恵一
<脚本>
丸尾みほ
<声優>
こころ/當真あみ
リオン/北村匠海
アキ/吉柳咲良
スバル/板垣李光人
フウカ/横溝菜帆
マサムネ/高山みなみ
ウレシノ/梶裕貴
こころの母/麻生久美子
オオカミさま/芦田愛菜
喜多嶋先生/宮アあおい
<ストーリー&コメント>
学校での居場所をなくし、部屋に閉じこもる中学生の少女こころ。ある日、突然部屋の鏡が輝き、吸い込まれるように中に入ると、そこは不思議な孤城の中で、見ず知らずの中学生6人が同じように集められていた。こころを含め7人の前に、オオカミの面をかぶった女の子“オオカミさま”が現われ、城に隠された鍵を見つければどんな願いも叶えてやると告げる。戸惑いながらも鍵を探す7人は、少しずつ心を通わせていくのだが…。
本屋大賞に輝いた辻村深月のベストセラー小説を映画化。アニメーション制作はA-1 Pictures。
映画館で何度か予告を観ていて、観やすそうな絵柄は気になっていました。物語はとても温かいもので、若干先が読めるところはあったものの、最後まで楽しく観ることができました。行き場をなくしてしまった子どもたちが逃げ込める場所として「城」は素晴らしいものだけど、そこをファンタジーと割り切ってしまうか、現実世界での軋轢を描くかで創作の方向性は大きく変わってくるでしょうね。僕が中学生の頃にこの作品に出会えていれば、もっと大きく創造の翼を広げることができたかもしれないけど、実際に観ていたのは『僕らの七日間戦争』だからなぁ。昭和の中学生は、逃げ出したい現実とも戦うしかなかったんだよね。
116分/★★★☆☆
(2024年8月16日)
主題歌:「メリーゴーランド」優里

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きみと、波にのれたら
RIDE YOUR WAVE
2019年日本/ファンタジー

<監督>
湯浅政明
<脚本>
吉田玲子
<声優>
雛罌粟港/片寄涼太
向水ひな子/川栄李奈
雛罌粟洋子/松本穂香
川村山葵/伊藤健太郎
ひな子の母/堀越真己
順子/大地葉
愛/西川舞
<ストーリー&コメント>
サーフィンが大好きな大学生のひな子は、消防士の青年・港と運命的な恋に落ちる。彼にサーフィンの手ほどきをしながら幸せな日々を過ごすひな子だが、ある時、ひとりで海に行った港が命を落としてしまう。生きる気力を失い、サーフィンもやめて失意に沈むひな子。そんなある時、彼女がふと思い出の歌を口ずさむと、水の中に港の姿が浮かび上がる。やがてひな子は、自分にしか見えない水の中の港との再会に耽溺していくのだが…。
国際的にも注目されるアニメーション作家・湯浅政明監督が描くファンタジーラブストーリー。アニメーション制作はサイエンスSARU。
結論から言えば、思ったより面白かった。主要キャストがほぼ声優素人の俳優ばかりで、特に港役の片寄涼太の棒ぶりがひどかったけど、川栄李奈はけっこう良かったかな。それを補って余りある、湯浅監督の描く世界観。キャスト・主題歌と、映画の内容、どっちが先かはわからないけど、与えられた材料を最大限に生かしつつ、独自の味付けで魅せてくれます。海や波や景色の描写、喫茶店のシーンでの転換も鮮やかだし、結末の伏線の回収もお見事。そうか、それでサーフィンなのか。そこにそう結びついてくるわけね。主役の演技がヘタでも作品が面白くなるのは、やっぱり脚本の力なのかな。ということは、『ニノ国』はやっぱり脚本もひどかったんだと再認識(笑)
何度も流れる主題歌(作品の中で重要なキーにもなっている)が軽くてポップで、耳に残るね。EXILEは全然聞かないけど、この曲は良かった。
96分/★★★☆☆
(2020年7月23日)
主題歌:「Brand New Story」GENERATIONS from EXILE TRIBE

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君の膵臓をたべたい
I Want to Eat Your Pancreas
2018年日本/ドラマ

<監督・脚本>
牛嶋新一郎
<原作>
住野よる
<アニメーション制作>
スタジオヴォルン
<声優>
僕/高杉真宙
山内桜良/Lynn
恭子/藤井ゆきよ
隆弘/内田雄馬
ガム君/福島潤
僕の母/田中敦子
僕の父/三木眞一郎
桜良の母/和久井映見
<ストーリー&コメント>
他人に興味を持たず、本ばかり読んでいる高校生の「僕」は、病院の待合室で“共病文庫”と書かれた日記帳を拾う。それは天真爛漫な同じクラスの人気者、山内桜良がひそかに記していた闘病日記だった。桜良は「僕」に、自分が膵臓の病で長くは生きられないことを告げる。それは医師と彼女の家族以外は誰も知らない秘密だった。残された時間を精一杯生きようとする彼女に振り回されながら、やがて「僕」の心にも少しずつ変化が訪れていくのだが…。
住野よるのベストセラー小説『君の膵臓をたべたい』をアニメ化したラブストーリー。2017年の実写映画化も大成功を収めた。
原作を読んで面白かった記憶があるので、楽しみにしていました。アニメ版の方が先かと思ってたけど、実写版の方が先だったんですね。原作で感じられた空気感みたいなものが、彩鮮やかに淡いタッチで描かれていて、すごく面白かったです。天真爛漫な桜は、とても重い病気には見えないけど、すごく魅力的な画でよかった。
結末は覚えていなかったので、「えっ、こんなだっけ!?」と驚きました。
作品中に出てくる橋のシーン、原作小説の表紙にもなっている場所ですが、福井市内の幸橋。住んでいるところなので、それもちょっと特別感がありました。
109分/★★★☆☆
(2021年4月18日)
主題歌:「春夏秋冬」sumika

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銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー
Galaxy Express 999 Eternal
1998年日本/アドベンチャー

<監督>
宇田鋼之介
<原作>
松本零士
<脚本>
武上純希
<声優>
星野鉄郎/野沢雅子
メーテル/池田昌子
車掌/肝付兼太
ヘルマザリア/榊原良子
カノン/戸田恵子
イーゼル/日高のり子
イーゼルの父/たてかべ和也
ボルカザンダ三世/梁田清之
クレア/皆口裕子
キャプテン・ハーロック/山寺宏一
ナレーション/夏八木勲
<ストーリー&コメント>
かつての機械帝国は滅び、地球は新政府の手で繁栄しているかに見えていた。だが新たなる支配者が現れ、かつての英雄・星野鉄郎も、今や危険分子として処刑されようとしていた。その時、懐かしい汽笛の音が鉄郎に近づいてくる。メーテルを乗せて銀河鉄道999が鉄郎を助けに来たのだ。1年ぶりの再会に感動した鉄郎は、再び遥かなる宇宙への旅立つのだった。恐るべき闇の支配者が待ち受ける<アルティメイト星系エターナル>へ…。
かつて大ヒットしたシリーズが、「99」前年の1998年に短編映画として上映されたそうです。当時は全然知らなかったけど。この作品は1999年に予定されていた新作長編の導入編という位置づけだったものの、興行的な失敗で新作は製作中止になったんだとか。
温泉での途中休憩とかなんか唐突な印象を受けるし、困ったら結局ハーロックが助けに来てくれるとか、どうにも中途半端な印象があり、映画作品としてはちょっと微妙かな。ただ、999がCGで描かれてやけに綺麗になっているのは見どころかも。
54分/★★☆☆☆
(2023年11月6日)
主題歌:「Brave Love〜Galaxy Express 999」THE ALFEE

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劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:
BOCCHI THE ROCK! Re:
2024年日本/ドラマ

<監督>
斎藤圭一郎
<脚本>
吉田恵里香
<原作>
はまじあき
<声優>
青山吉能/後藤ひとり
鈴代紗弓/伊地知虹夏
水野朔/山田リョウ
長谷川育美/喜多郁代
<ストーリー&コメント>
極度の人見知りであるため高校でいつもひとりぼっちで過ごしている後藤ひとりは、愛するギターを自室で寂しく弾いてはその動画をネット上に投稿する日々を送っていた。そんなある日、彼女はひょんなことから、違う高校に通う伊地知虹夏率いるロックバンド「結束バンド」に加入することになるのだが…。
はまじあきによる人気コミックが2022年秋にTVアニメ化されるや大ヒット、音楽面でも各種ランキングを席巻した。TVアニメ全12話を二部作で編集した総集編の前編。制作はCloverWorks。
ものすごく面白かったです。TVアニメから入った派ですが、原作コミックスも読んで、アルバムも聞いてるファンです。TVシリーズのいいとこどりの編集ですが、メリハリがあって良かったです。ぼっちちゃんの崩壊シーンは爆笑モノだし、演奏シーンはパワーアップしていて映画館のスクリーン&音響がすごく良くて。ぼっちちゃんの成長物語としてもドラマがしっかりしていて、終盤にはちょっと泣きそうになりました(笑)これを観てTVシリーズ版をもう一度観返してもよさそうです。
新曲も良かったし、夏の後編も楽しみです。
92分/★★★★
(2024年6月10日)
主題歌:「月並みに輝け」、「今、僕、アンダーグラウンドから」結束バンド

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劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:Re:
BOCCHI THE ROCK! Re:Re:
2024年日本/ドラマ

<監督>
斎藤圭一郎
<脚本>
吉田恵里香
<原作>
はまじあき
<声優>
青山吉能/後藤ひとり
鈴代紗弓/伊地知虹夏
水野朔/山田リョウ
長谷川育美/喜多郁代
<ストーリー&コメント>
「ぼっちちゃん」こと後藤ひとりは、ギターを愛する孤独な少女。家で一人寂しく弾くだけの毎日だったが、ひょんなことから 伊地知虹夏が率いる「結束バンド」に加入することに。人前での演奏に不慣れな後藤だが、伊地知虹夏、山田リョウ、喜多郁代ら個性的なメンバーたちとともにバンド活動を通して少しずつ成長していく。初ライブを成功させた結束バンドは、秋の文化祭のステージに臨むことになるのだが…。
TVアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の劇場総集編として、前編となる『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:』が観客動員40万人、興行収入6.2億円を記録。劇場総集編2部作の後編。
前作に続き映画館で観ましたが、基本的な流れはテレビシリーズと同じなので「そうそう、そんな感じだったよね」という「確認」の域を超えない程度だったかな。前作はテレビシリーズ以来久しぶりに観たから勢いみたいなのを感じたけど、今作では文化祭に臨むまでのわりと短い間隔を広げているので、映画としての尺も短いし、ちょっと物足りなさみたいなのを感じました。どのあたりが新作カットなのかよくわからなかったし。ライブシーンは迫力もあってよかったけどね。
この勢いで、テレビシリーズの第2期がすぐに観られるといいんだけどね。
77分/★★★☆☆
(2024年8月10日)
主題歌:「ドッペルゲンガー」、「Re:Re:」結束バンド

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劇場版 SHIROBAKO
SHIROBAKO
2020年日本/ドラマ

<監督>
水島務
<脚本>
横手美智子
<声優>
宮森あおい/木村珠莉
安原絵麻/佳村はるか
坂木しずか/千菅春香
藤堂美沙/野麻美
今井みどり/大和田仁美
宮井楓/佐倉綾音
矢野エリカ/山岡ゆり
安藤つばき/葉山いくみ
佐藤沙羅/米澤 円
久乃木 愛/井澤詩織
<ストーリー&コメント>
「いつか一緒にアニメーション作品を作ろう」と、ドーナツで誓いを立てた上山高校アニメーション同好会の5人は、卒業後、それぞれの場所でアニメーション制作に携わっていく。武蔵野アニメーション(ムサニ)に入社した宮森あおいは、制作の経験を積み、少しずつ夢へ近づいていた。
あれから、4年。日々の仕事に葛藤しながら過ごしていたあおいは、新企画の劇場用アニメーションを任されることになる。しかし、この企画には思わぬ落とし穴があった。今の会社の状況で劇場用アニメーションを進行できるのか?新たな仲間や強力なメンバーたちと協力し、完成に向けて動き出す制作。果たして、劇場版の納品は間に合うのか!?
最高でした。世の中にアニメ作品はテレビ、映画、OVA等いろいろあるけど、そのすべての見え方が変わる傑作テレビシリーズ『SHIROBAKO』。アニメを作る現場がリアルに描かれているので、「アニメを作るのってこんなに大変なんだ」とか「こんな仕事の役割があるんだ」とか、本当に勉強になるし、アニメ作りへの愛がすごくあふれているんだよね。
「三女」で上げ潮だったムサニが、4年後にまさかの凋落ぶりに胸が痛む序盤。無茶苦茶なスケジュールに万策尽きそうになりながらも、なんとか迷走していく中盤。そして、素晴らしい疾走感を感じさせてくれるラスト。何度も言うけど、本当に最高です。エンディングテーマもすごくよかった。
あおいたち5人のその後の活躍を、もっともっと観たい!
119分/★★★★★
(2020年3月2日)
主題歌:「星をあつめて」fhana

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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White
SPY×FAMILY CODE: White
2023年日本/アクション

<監督>
片桐崇
<脚本>
大河内一楼
<原作・原案・・監修>
遠藤達哉
<声優>
ロイド・フォージャー/江口拓也
アーニャ・フォージャー/種崎敦美
ヨル・フォージャー/早見沙織
ボンド・フォージャー/松田健一郎
シルヴィア・シャーウッド/甲斐田裕子
フィオナ・フロスト/佐倉綾音
フランキー・フランクリン/吉野裕行
ユーリ・ブライア/小野賢章
スナイデル/銀河万丈
タイプF/武内駿輔
<ストーリー&コメント>
世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。西国(ウェスタリス)の凄腕スパイ「黄昏」ことロイドのもとに、進行中の「オペレーションストリクス」の担当者を変更するとの指令が届く。一方、アーニャが通うイーデン校では、優勝者に「星(ステラ)」が授与されるという調理実習が実施されることに。ロイドは少しでも「オペレーションストリクス」が進展していることを示すため、どうにかアーニャに星を獲得してもらおうと考える。調理実習の審査員長を務める校長の好物だというフリジス地方の伝統菓子“メレメレ”を作るため、一家は本場の味を確かめるべく、フリジス地方へ旅行に出かけるのだが…。
大人気テレビシリーズの劇場版。僕もコミックス、テレビシリーズの大ファンなのですごく楽しく観ました。巻き込まれ型の事件にしては規模が大きすぎるのがアレだけど、このシリーズならではともいえるね。ロイドは何でもできる超人で、ヨルさんは強すぎるけど、そういうところを差し引いても面白い内容でした。二人がシリアスな部分を担っている分、アーニャがコメディを一手に引き受けてる感じです。トイレを我慢している表情とか、笑いをこらえるのに必死でした。
110分/★★★★
(2023年12月25日)
主題歌:「SOULSOUP」Official髭男dism、「光の跡」星野源

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劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
Anohana: The Flower We Saw That Day
2013年日本/ファンタジー

<監督>
長井龍雪
<脚本>
岡田麿里
<声優>
宿海仁太/入野自由
本間芽衣子/茅野愛衣
安城鳴子/戸松遥
松雪集/櫻井孝宏
鶴見知利子/早見沙織
久川鉄道/近藤孝行
宿海篤/小形満
宿海塔子/大原さやか
<ストーリー&コメント>
じんたん、めんま、あなる、ゆきあつ、つるこ、ぽっぽの仲良し6人組は“超平和バスターズ”を名乗り、秘密基地でいつも一緒に遊んでいた。ところがある日、めんまが事故で亡くなってしまう。残された5人はそれぞれの後悔や未練を抱えたまま、やがて離れ離れになってしまう。それから5年、引きこもり状態となっていた高校1年生のじんたんの前に、姿だけが成長しためんまの幽霊が現われる。みんなに願いを叶えてほしいというめんまだったが、肝心の内容が思い出せない。やがて秘密基地で久々の再会を果たす超平和バスターズの面々。しかしなぜか、めんまの幽霊はじんたんにしか見えなかった。それでも5人は、彼女の願いを突き止めるため、行動を開始するのだが…。
2011年に放映され、大きな話題を集めたTVアニメシリーズ“あの花”の劇場版。
テレビシリーズの1年後を描く後日談です。それぞれに葛藤する5人の、「めんまに贈る手紙」の内容が良かったです。テレビシリーズも良かったけど、それぞれの場面をより深く掘り下げる感じでした。特に最終回のあたり、木の場面では号泣でした…。本当に名作だと思います。
99分/★★★★
(2019年10月16日)
主題歌:「サークルゲーム」Galileo Galilei

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劇場版 ソードアート・オンライン/オーディナル・スケール
SWORD ART ONLINE - ORDINAL SCALE
2017年日本/ファンタジー

<監督・脚本>
伊藤智彦
<原作・脚本>
川原礫
<声優>
キリト(桐ヶ谷和人)/松岡禎丞
アスナ(結城明日奈)/戸松遥
ユイ/伊藤かな恵
リーファ(桐ヶ谷直葉)/竹達彩奈
シリカ(綾野珪子)/日高里菜
リズベット(篠崎里香)/高垣彩陽
シノン(朝田詩乃)/沢城みゆき
クライン/平田広明
エギル/安元洋貴
茅場晶彦/山寺宏一
ユナ/神田沙也加
エイジ/井上芳雄
重村教授/鹿賀丈史
<ストーリー&コメント>
2026年。4年前に開発されたフルダイブ専用デバイス“ナーヴギア”をきっかけに、VR(仮想現実)世界を用いたゲームは今も躍進を続けていた。しかし、その人気を脅かす次世代ウェアラブル・マルチデバイス“オーグマー”が新たに発売される。フルダイブ機能を排除し、AR(拡張現実)機能を最大限に広げたその端末は、覚醒状態の人間に視覚、聴覚、触覚情報を送り込むことが可能であり、その安全性と利便性から人気は急上昇していく。とりわけ、オーグマー専用ARMMO RPGとして発売された“オーディナル・スケール”は世界を席巻し、ブームを大きく牽引していた。そんな大人気ゲームに、かつて“SAO”をクリアに導いた“黒の剣士”ことキリトも挑戦するのだが…。
川原礫の大ヒット小説を原作とした人気TVアニメシリーズの劇場版。原作者による書き下ろしの完全新作ストーリー。
「オーグマー」という新しいデバイスが開発され、フルダイブよりも仮想現実と現実世界の境目がより曖昧になった近未来。そこにはやっぱり陰謀があって、キリトたちはそれを探っていくんだけど…。
正直、首謀者とかオチの部分は弱いところもあるけど、それよりも、最後のボス戦がすごくよかった。アインクラッド100層の本来のボスが出てきて、オールスターメンバーで挑んで。特にキリトの二刀流奥義「スターバーストストリーム」や「絶剣」ユウキから託されたアスナの超連撃は、かなりゲキアツでした。
バーチャルアイドル「ユナ」は、なんかちょっと『マクロスプラス』っぽい感じでした。
どうやらまたテレビアニメの新タイトルが放映される予定もあるらしいのでこれからもチェックしていきたいシリーズです。
119分/★★★★
(2017年10月14日)
主題歌:「Catch the Moment」LiSA

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劇場版 ソードアート・オンライン/プログレッシブ 星なき夜のアリア
SWORD ART ONLINE - PROGRESSIVE: Aria of a Starless Night
2021年日本/ファンタジー

<監督>
河野亜矢子
<原作>
川原礫
<声優>
アスナ(結城明日奈)/戸松遥
キリト(桐ヶ谷和人)/松岡禎丞
ミト(兎沢深澄)/水瀬いのり
クライン/平田広明
エギル/安元洋貴
シリカ/日高里菜
ディアベル/檜山修之
キバオウ/関智一
茅場晶彦/山寺宏一
<ストーリー&コメント>
2022年11月6日、世界初のフルダイブ型VRオンラインゲーム“ソードアート・オンライン(通称SAO)”の正式サービスが始動し、大勢のプレイヤーが参加するが、彼らはゲームマスターによって仮想世界に閉じ込められてしまう。さらに、ゲームをクリアするまではログアウトはできず、ゲーム内での死が現実の死と直結することを告げられる。ネットゲームとは無縁だった少女アスナは、過酷な現実に打ちのめされながらも戦うことを決意し、鋼鉄の浮遊城“アインクラッド”の攻略に挑む。そんな極限の状況下で彼女は、孤高の剣士キリトと出会うのだった…。
仮想現実を舞台に繰り広げられる命懸けのデスゲームの様相を描いた大ヒット小説『ソードアート・オンライン』シリーズの劇場版アニメーション第2弾。物語の原点となる“アインクラッド編”を、原作者の川原礫がアスナ視点で自ら描き直したリブート・シリーズ『ソードアート・オンライン プログレッシブ』が、完全新作アニメーションとして映像化。監督は本作が長編デビューとなる河野亜矢子。
なかなか面白かったです。テレビシリーズは全て観ていますが、シリーズの原点にして懐かしの「アインクラッド編」をアスナ視点で描いているということで、なかなか新鮮でした。テレビシリーズの1話、2話のアナザーストーリーという感じです。
ミトという新キャラが登場して、アスナがいかにしてこのゲームに参加したかという点が描かれていますが、すごくシックリくる物語でした。映画を観る前にテレビシリーズを観て復習して行ったんですが、序盤のシーンはほぼ完コピでしたね。監督自身、描くときにそこは意識したんだとか。ちょっとだけセリフとか設定が違うけど、そこは許容範囲。さらなる続編が2022年に公開ということで、続きが楽しみです。
97分/★★★☆☆
(2021年10月31日)
主題歌:「往け」LiSA

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劇場版 ソードアート・オンライン/プログレッシブ 冥き夕闇のスケルツォ
SWORD ART ONLINE - PROGRESSIVE: Scherzo of Deep Night
2022年日本/ファンタジー

<監督>
河野亜矢子
<原作>
川原礫
<声優>
アスナ(結城明日奈)/戸松遥
キリト(桐ヶ谷和人)/松岡禎丞
ミト(兎沢深澄)/水瀬いのり
アルゴ/井澤詩織
エギル/安元洋貴
キバオウ/関智一
リーテン/本渡楓
シヴァタ/永野由祐
<ストーリー&コメント>
世界初のVRMMORPG“ソードアート・オンライン”がデスゲームと化してから、既にひと月以上が過ぎていた。鋼鉄の浮遊城“アインクラッド”第一層を攻略したアスナは、キリトとコンビを組んだまま、最上階を目指し旅を続けていた。女情報屋アルゴの協力も加わり、攻略は順調に進んでいるかのように見えたが、先導する2大ギルドの対立が勃発。アスナたちは新たな脅威へと巻き込まれていくのだった…。
仮想現実を舞台に繰り広げられる命懸けのデスゲームの様相を描いた大ヒット小説『ソードアート・オンライン』シリーズの劇場版アニメーション第3弾。前作『星なき夜のアリア』の約2ヶ月後、2022年12月頃を舞台にした話です。攻略は第4層、第5層という、テレビシリーズでは描かれなかったシーンなので、すごくわくわくして観られました。超巨大ボスとのド迫力の戦闘シーンや、意外な活躍を見せるアルゴ、これまた意外と大物になっていたキバオウ等、テレビシリーズから観ているファンには楽しめる展開でした。
特によかったのは、地下ダンジョンでキリトとはぐれてしまい、幽霊に怯えながら戦うアスナの激闘と、もちろんアスナとアルゴのデュエルシーン。見どころたくさんであっという間の100分でした。
前作のように続編紹介PVがなかったので、プログレッシブシリーズはこれで終わりなのかな?アスナが血盟騎士団に入るところあたりまで描いていってほしいなぁ。
100分/★★★★
(2022年10月24日)
主題歌:「心臓」藍井エイル

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劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか −オリオンの矢−
FAMILIA MYTH -ARROW OF THE ORION-
2019年日本/ファンタジー

<監督>
桜美かつし
<原作・脚本>
大森藤ノ
<声優>
ベル・クラネル/松岡禎丞
ヘスティア/水瀬いのり
アルテミス/坂本真綾
リリルカ・アーデ/内田真礼
ヴェルフ・クロッゾ/細谷佳正
ヘルメス/斉藤壮馬
リュー・リオン/早見沙織
アスフィ・アル・アンドロメダ/茅野愛衣
アイズ・ヴァレンシュタイン/大西沙織
レフィーヤ・ウィリディス/木村珠莉
<ストーリー&コメント>
神時代(しんじだい)以前より受け継がれている腑“神月祭”に沸き立つ迷宮都市・オラリオ。【リトル・ルーキー】として都市を賑わせた冒険者ベル・クラネルと、彼の主神ヘスティアも、その喧騒の只中に身を置いていた。しかしその夜、選ばれし者にしか抜けない伝説の槍をベルが引き抜いてしまう。そこへ現れた女神・アルテミスの頼みで、ベルたちは伝説の魔物を倒すべく太古の遺跡へと向かうのだが…。
TVシリーズの第1期と第2期の間ぐらいのお話みたいです。TVシリーズを観ていないと、世界観に浸れないので魅力が半減してしまうと思うけど、TVシリーズのファンにはとても楽しめる内容でした。最後の結末には、図らずも少しグッときてしまいました。主人公がチートなのはこのテのアニメの鉄板ですが…それにしてもベルくん、強すぎないか?(笑)
82分/★★★☆☆
(2019年7月7日)
主題歌:「おなじ空の下で」井口裕香

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劇場版 どうぶつの森
Movie version Animal forest
2006年日本/ファンタジー

<監督>
志村錠児
<脚本>
松井亜弥
<声優>
あい/堀江由衣
ブーケ/福圓美里
サリー/折笠富美子
ゆう/小林ゆう
コトブキ/緒方賢一
たぬきち/龍田直樹
マスター/土師孝也
リセットさん/木村祐一
とたけけ/小栗旬
ぺりこ/乙葉
アルベルト/金子貴俊
<ストーリー&コメント>
ある日、どうぶつ村に、ひとりの女の子・あいが引っ越してくる。あいはたぬきちが営むタヌキ商店でアルバイトをしながら、ひとり暮らしを始める。はじめは右も左もわからないあいも、次の選挙で頭がいっぱいの村長・コトブキ、怒ると恐い正義の人・リセットさん、さすらいのミュージシャン・とたけけなど、個性的な仲間たちに見守られ、やがて村の一員としてうけいれられていく。その中でも特に、デザイナーを夢見る優しいサリー、おしゃべりでストレートな性格のブーケと仲良くなり、いつしか3人は親友となっていくのだが…。
任天堂より発売されたゲームソフトシリーズ『どうぶつの森』の第4作『おいでよ どうぶつの森』を原作として映画化。
ゲームシリーズのファンでもあるので、すごく面白かったです。ゲームの中に出てくるいろんな事柄、家や役場の形とか、気を揺すって落ちてくる果物、メッセージボトル、虫取り、釣り、青いバラ、ピジョンさんのコーヒー、博物館のおしゃべり研究員フータ、とたけけのライブ、UFOのジョニー、たぬきちの「だなも」等々…「ゲームをアニメ化したらこんな感じなのなか」というのを忠実に形にしたら、こうなったというテイストで、すごくよかったです。登場するむらびとは代表的なメンバーなのかもしれないけど、人それぞれ「好みのキャラが出てきてない!」というのもあるだろうね(笑)我が家では大人気のサリーちゃんが出てきた(しかもかなりの主要キャラ)のが嬉しかったです。
ぺりみさんの声、一声聞いただけで水谷優子さんってわかりました。俳優や声優さんって、作品の中では時を越えて存在しているからね。ちょっとグッときました。
87分/★★★☆☆
(2020年5月5日)
主題歌:「森へ行こう」大貫妙子

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花咲くいろは HOME SWEET HOME
Hanasaku Iroha: The Movie - Home Sweet Home
2013年日本/ドラマ

<監督>
安藤真裕
<脚本>
岡田麿里
<原作・アニメーション制作>
P.A.WORKS
<声優>
松前緒花/伊藤かな恵
鶴来民子/小見川千明
押水菜子/豊崎愛生
和倉結名/戸松遥
輪島巴/能登麻美子
種村孝一/梶裕貴
松前皐月/本田貴子
松前綾人/竹内良太
四十万スイ/久保田民絵
四十万縁/浜田賢二
宮岸徹/間島淳司
富樫蓮二/山口太郎
川尻崇子/恒松あゆみ
次郎丸太郎/諏訪部順一
助川電六/チョー
<ストーリー&コメント>
祖母の経営する温泉旅館“喜翆荘”での住み込み生活にもすっかり慣れた、東京生まれの女子高生・緒花は、板前見習いの民子や仲居見習いの菜子らと過ごす毎日の中で、少しずつ変わっていく自分に気が付きはじめていた。秋も深まってきたある日、クラスメイトでライバル旅館“福屋”の一人娘である結名が、喜翆荘に女将修行にやってくる。奔放な結名に翻弄されながらも、面倒を見ていた緒花は、掃除をしていた物置の中で、あるものを見つける。
2024年正月、能登を襲った大地震。その復興のためにYouTubeでテレビシリーズ全26話と劇場版があわせてチャリティー配信されました。僕もそれまでこのアニメのことを知らなくて初めて観たんですが…こんなに素晴らしいアニメを観ていなかったのかと打ちのめされました。
舞台となるのは金沢の奥座敷・湯涌温泉。名前こそ違えど、石川県内のエッセンスがあちこちに散りばめられています。やや突拍子もない展開になってドタバタコメディなところもありつつ、緒花たちの成長物語として描かれた、とても瑞々しい青春ドラマです。
この劇場版の見どころは、緒花の母・皐月の若い頃の話と、亡父との馴れ初めや、自分と同じく葛藤していた時代を垣間見たことですね。テレビシリーズのその後も観てみたい気もするけど、あれはあれでいい完結の仕方なのかも。
66分/★★★★
(2024年2月1日)
主題歌:「影踏み」nano.RIPE

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心が叫びたがってるんだ。
THE ANTHEM OF THE HEART
2015年日本/ドラマ

<監督>
長井龍雪
<脚本>
岡田麿里
<声優>
成瀬順/水瀬いのり
坂上拓実/内山昂輝
仁藤菜月/雨宮天
田崎大樹/細谷佳正
三嶋樹/村田太志
宇野陽子/高橋李依
江田明日香/石上静香
<ストーリー&コメント>
幼いころのトラウマから、言葉を話すと腹痛が起きるようになった女子高校生の成瀬順。ある時彼女は担任から、地域ふれあい交流会の実行委員4人のひとりに任命される。順の他は、物静かで冷めた性格の坂上拓実、チアリーダー部部長の仁藤菜月、怪我の療養中の野球部の元エース田崎大樹。クラスメートながら接点のない4人は押し付けられた委員活動に乗り気でないが、出し物がミュージカルに決まると、順は歌でなら自分の心を伝えられるかもと考えを改める。実行委員のひとりで、何事にも無気力だった拓実は、そんな順の想いに気付き…。
監督の長井龍雪、脚本の岡田麿里をはじめ、TVアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のスタッフが再結集。ミュージカル上演に取り組む中で、悩み成長していく高校生たちの姿を綴る。2017年には実写映画化されて話題を呼んだ。
すごく面白かったです。ほんと、超平和バスターズの作品はあったかいなぁ。「あの花」もそうだけど、主要なキャストたちはみんな、何か心の悩みがあって、すごくウジウジとしている。そういう葛藤こそがやっぱり青春に伴う時間だと思うし、そういう刹那の描き方がすごく丁寧だから、琴線に触れるんだろうね。ストーリーは一本線なので、キャスト(特に順や拓実)に感情移入できると、すごく面白いです。最後の「グリーンスリーブス」のメロディにのせた「わたしの声」の場面で泣いてしまいました。
120分/★★★★
(2020年11月3日)
主題歌:「今、話したい誰かがいる」乃木坂46

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この世界の片隅に
IN THIS CORNER OF THE WORLD
2016年日本/ドラマ

<監督・脚本>
片渕須直
< 原作>
こうの史代
<声優>
北條(浦野)すず/のん
北條周作/細谷佳正
黒村径子/尾身美詞
黒村晴美/稲葉菜月
北條円太郎/牛山茂
北條サン/新谷真弓
水原哲/小野大輔
白木リン/岩井七世
浦野すみ/潘めぐみ
<ストーリー&コメント>
広島で生まれ育ったすずは、絵を描くのが好きな、平凡な女の子。18歳で呉の北條家に嫁ぎ、夫・周作とその家族に囲まれて、新たな生活を始める。時は昭和19年、日本は戦争の真っ只中にあった。戦況が悪化し、生活は困難を極めるが、すずは工夫を重ね日々の暮らしを紡いでいく。昭和20年3月、軍港のあった呉は大規模な空襲に見舞われ、すずも大切なものを失ってしまうのだった…。
太平洋戦争末期の広島を舞台にした、こうの史代の同名漫画を映画化。
素晴らしい映画でした。アニメのタッチは淡い色彩で、主人公のすずの可愛らしさもあって、ほのぼのとしたものになっています。日本は戦争をやっているのに、彼女の周りではゆったりと時が流れている気さえします。物資不足の世相で、アイデアと工夫で日常を楽しく過ごそうとしている様子は、戦争当時でもこんな景色があったんだなと和ませてくれました。昭和20年になると、様相は一変。呉の街はたびたび空襲に遭い、街の建物や人々の様子も変わっていきます。そして悲劇が訪れて…。終戦のその時まで悲しみだけが世界を支配しているのに、何かを信じて、誇りだけを胸に立ち向かっていたのに、すべてが裏切られ、無力さに慟哭するしかない虚しさ…。
戦争は、決して起こしてはならない。決して何も生み出さないし、喪われるものの大きさは、どんなイデオロギーやアイデンティティをも凌ぐ。戦争や対立は賢しい大人たちが始めるけど、結局悲しい思いをするのは市井の人々で。日々の暮らしの中で家族や恋人たちが笑いあえて、毎日美味しい食事をして、安らかな眠りにつけること。これ以上の幸せはないし、それを置き去りにするなら、どんな国策も誤っているし、それが守られるなら、たとえ国がどうなろうと構わないと思う。僕はそう思う。
かつて日本が歩んだ歴史は、やはり間違っていたと思う。戦争によって得たものよりも、喪ったものの方が遥かに多いと思うから。それをあらためて気づかせてくれた、素晴らしい作品でした。
129分/★★★★★
(2018年8月16日)
主題歌:「みぎてのうた」コトリンゴ

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この世界の(さらにいくつもの)片隅に
IN THIS CORNER (AND OTHER CORNERS) OF THE WORLD
2019年日本/ドラマ

<監督・脚本>
片渕須直
< 原作>
こうの史代
<声優>
北條(浦野)すず/のん
北條周作/細谷佳正
黒村径子/尾身美詞
黒村晴美/稲葉菜月
北條円太郎/牛山茂
北條サン/新谷真弓
白木リン/岩井七世
テル/花澤香菜
水原哲/小野大輔
浦野すみ/潘めぐみ
<ストーリー&コメント>
広島県呉に嫁いだすずは、夫・周作とその家族に囲まれて、新たな生活を始める。昭和19年、日本が戦争のただ中にあった頃だ。戦況が悪化し、生活は困難を極めるが、すずは工夫を重ね日々の暮らしを紡いでいく。そんなある日、迷い込んだ遊郭でリンと出会う。境遇は異なるが呉で初めて出会った同世代の女性に心通わせていくすず。しかしその中で、夫・周作とリンとのつながりに気づいてしまう。だがすずは、それをそっと胸にしまい込むのだった。昭和20年3月、軍港のあった呉は大規模な空襲に見舞われる。その日から空襲はたび重なり、すずも大切なものを失ってしまうのだが…。
国内外で世界60以上の国と地域で上映されるなど映画の大ヒットを受け、約40分の新規場面を追加した長尺版が2019年12月20日に公開された。
前作というか、「本編」を観たのが6年も前なので、どのシーンが新しく追加されたかの比較はできないけど「このシーンは初めて観るな」という新しい発見をしながら観た感じです。初めて観る方には長尺過ぎるので最初は「本編」を観て、その後にこの「長尺版」を観ると、よりキャラクターたちの解釈が深まるのではないかなと思います。
表立って反戦を唱えた作品ではないけど、こういう作品を観ていればおのずと戦争の愚かさ、人の選ぶべき正しき道みたいなものは感じられるんじゃないかな。
168分/★★★★★
(2024年8月3日)
主題歌:「みぎてのうた」、「たんぽぽ」コトリンゴ

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冴えない彼女の育てかた Fine
Saenai heroine no sodate-kata. Fine
2019年日本/ラブストーリー

<総監督>
亀井幹太
<監督>
柴田彰久
<原作・脚本>
丸戸史明
<声優>
安芸倫也/松岡禎丞
加藤恵/安野希世乃
澤村・スペンサー・英梨々/大西沙織
霞ヶ丘詩羽/茅野愛衣
氷堂美智留/矢作紗友里
波島出海/赤ア千夏
波島伊織/柿原徹也
<ストーリー&コメント>
筋金入りのオタク青年・高校二年生の安芸倫也は、ある春の日、桜舞う坂道で運命的に出会った少女・加藤恵をメインヒロインにした同人ゲームを制作することを思いつく。美術部に所属していながら同人イラストレーターとして活動する澤村・スペンサー・英梨々と、学年一位の優等生でありながらライトノベル作家として活躍している霞ヶ丘詩羽を誘い、“blessing software”を結成。やっとのことで一作目を発表した。その後、英梨々と詩羽は大作ゲームの開発スタッフとしてサークルを離れるが、倫也はサークル活動を継続し、副代表の恵とともに新作の開発を開始した。イラストレーターに後輩・波島出海を起用、プロデューサーを出海の兄・伊織へ依頼し、氷堂美智留と彼女のバンド「icy tail」とともに新作の開発を進めるのだが…。
丸戸史明が執筆し、深崎暮人がイラストを担当した同名人気ライトノベルシリーズの映画化。2015年にTVアニメ第一期、2017年にTVアニメ第二期が放送され、その続編となる劇場版。制作は「A-1 Pictures高円寺スタジオ」(現 CloverWorks)。
何これ、最高かよ!と言いたくなる完結編。TVシリーズを観て、しかもそれが大好きな方には最高の作品です。ただし、こういうオタク属性に興味のない方には響かないかもしれないので、あえて★は4ツで。
とにかく、ヒロインが可愛いです。恵は文句なしに最高だし、英梨々もすごくよかった。特に英梨々が倫也に想いをぶつけるシーンは、映画館で号泣。詩羽と英梨々の二人だけの相談のシーンも泣けました。最後のエンディングの後にあるオマケも面白かった(クレジットロールで、某有名曲のタイトルを見て「あれ?これ流れたっけ?」と思ったのは僕だけじゃないはず)し、とにかくすべてが最高でした。公開初日に映画館で観たんだけど、すごく幸せな気分になりました。
(再観)
久しぶりに観たけど、やっぱり面白かったです。恵もいいけど、この劇場版では英梨々がすごくいいよなぁ。しかし、倫也の家はどうなってんだろうね。常に美少女がワンサカ出入りし、勝手に料理したり、お風呂入ったり(笑)親が全く出てこないのがちょっと現実離れしてるかも。
115分/★★★★
(2019年10月26日)
(再観・2021年10月23日)
主題歌:「glory days」春奈るな

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サマーゴースト
Summer Ghost
2021年日本/ファンタジー

<原案・監督>
loundraw
<脚本>
安達寛高
<声優>
杉崎友也/小林千晃
小林涼/島崎信長
春川あおい/島袋美由利
佐藤絢音/川栄李奈
<ストーリー&コメント>
都市伝説として囁かれる“サマーゴースト”は若い女性の幽霊で、空港の跡地で花火をすると姿を現すという。ネットを通じて知り合った三人の高校生たち、自身が望む人生へ踏み出せない友也、居場所を見つけられないあおい、輝く未来が突然閉ざされた涼。彼らにはそれぞれ、サマーゴーストに会わなければならない理由があったのだった…。
3人の高校生と幽霊が織りなす、ひと夏の出会いを描いた短編アニメーション。小説『君の膵臓をたべたい』の装画や劇場版『名探偵コナン』シリーズを始めとするアニメ作品への参加など幅広く活躍するイラストレーターのloundrawが初の監督を務めた。
loundrawさんが投稿した1枚のイラストから着想が広がり、短篇の物語になったんだそうです。最初の切り口が1か所だから、そこからの展開がすごくシンプルでストレート。映画作品としてはやや物足りない尺ではあるけど、ちょうどいい感じのサイズ感ともいえるかな。映像は綺麗だし、いずれは新海監督みたいになっていくのかもしれないね。
40分/★★★☆☆
(2023年8月21日)

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さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅
Adieu Galaxy Express
1981年日本/アドベンチャー

<監督>
りんたろう
<原作>
松本零士
<脚本>
山浦弘靖
<声優>
星野鉄郎/野沢雅子
メーテル/池田昌子
メタルメナ/麻上洋子
車掌/肝付兼太
キャプテン・ハーロック/井上真樹夫
クイーン・エメラルダス/田島令子
ミャウダー/富山敬
黒騎士ファウスト/江守徹
ナレーター/城達也
<ストーリー&コメント>
メーテルとともに銀河鉄道999で旅をし、女王プロメシュームを倒した星野鉄郎。地球に帰り着いた鉄郎だったが、その後も地球での機械化人の勢いは止まらず、機械化人と生身の人間による血みどろの戦いが続き、栄華を誇ったメガロポリスも廃墟となっていた。その戦いのさなか、鉄郎宛てにメーテルから999への乗車を促すメッセージが届けられる。仲間たちに助けられてメガロポリス99番ホームにたどり着き、再び999に乗り込む鉄郎だったが…。
大ヒットした前作から2年後を描く続編。テレビシリーズは子どもの時に一部は観ていたし、前作の劇場版はその後も何度もテレビでやってるので観たけど、この続編は初めて観ました。今となっては前作が有名すぎて、むしろこの続編はあまり知られていないのかも。前作で未解決だったというエピソードやテーマの決着が盛り込まれているけど、なんだか詰め込みすぎで慌ただしい気がしました。黒騎士の登場はかなり唐突だし、ピンチに陥ったらハーロックやエメラルダスが助けてくれるのは、いかにもご都合主義。メーテルの最後は、やっぱりちょっと謎だしね。ストーリー的にもけっこうツッコミどころが多くて、今観るとちょっと厳しいものがあるかもしれないね。最後に生き残った人々だけで地球復興は成し遂げられるのかも、ちょっと難しいかも。
130分/★★★☆☆
(2023年10月10日)
主題歌:「SAYONARA」メアリー・マッグレガー

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さよならの朝に約束の花をかざろう
MAQUIA: When the Promised Flower Blooms
2018年日本/ドラマ

<監督・脚本>
岡田麿里
<声優>
マキア/石見舞菜香
エリアル/入野自由
レイリア/茅野愛衣
クリム/梶裕貴
ラシーヌ/沢城みゆき
ラング/細谷佳正
ミド/佐藤利奈
デイタ/日笠陽子
メドメル/久野美咲
イゾル/杉田智和
バロウ/平田広明
<ストーリー&コメント>
人里離れた土地に住み、ヒビオルと呼ばれる布に日々の出来事を織り込みながら静かに暮らすイオルフの民。10代半ばで外見の成長が止まり数百年の寿命を持つ彼らは、“別れの一族”と呼ばれ、生ける伝説とされていた。両親のいないイオルフの少女マキアは、仲間に囲まれた穏やかな日々を過ごしながらも、どこかで“ひとりぼっち”を感じていた。
そんなある日、イオルフの長寿の血を求めてメザーテ軍が攻め込んでくる。絶望と混乱の中、イオルフ一番の美女レイリアはメザーテに連れさられ、マキアが密かに想いを寄せる少年クリムは行方不明に。マキアはなんとか逃げ出したが、仲間も帰る場所も失ってしまう…。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』の脚本を務めた岡田麿里の初監督作品。アニメーション制作はP.A.WORKS。
すごく面白かったです。ゆったりとしながらも、固有名詞の連発、突然の破壊と混乱…嵐の序盤で取り残されず、しっかりついていけば、中盤ぐらいからだんだんペースがつかめてきます。マキアとエリアルを中心軸に物語は進むんだけど、時間は突然進むし、エリアルは成長するし…というところに戸惑うところもあるんですが、マキアは一貫して変わらないまま。この展開の速さが逆に、視聴者にイオルフと人間の間の埋められない溝を感じさせる構成になっているのかもね。全体的に、長編のテレビシリーズの総集編のような感じでした。終盤のあたりは「あぁ、『あの花』だなぁ」と思わせてくれるラッシュでした。
115分/★★★☆☆
(2022年8月24日)
主題歌:「ウィアートル」rionos

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スペースアドベンチャー コブラ
SPACE ADVENTURE COBRA
1982年日本/アドベンチャー

<監督>
出ア統
<原作・脚本>
寺沢武一
<脚本>
山崎晴哉
<声優>
コブラ/松崎しげる
レディ/榊原良子
ジェーン/中村晃子
キャサリン/藤田淑子
ドミニク/風吹ジュン
クリスタルボーイ/睦五郎
サンドラ/田島令子
トポロ/久米明
<ストーリー&コメント>
賞金稼ぎのジェーンに興味を持ったコブラは、彼女に自分が賞金額700万ビートルの賞金首であると名乗る。初めこそ信じなかったジェーンだが、本物の海賊コブラだと知ると、生き別れた彼女の3つ子の姉妹キャサリンとドミニクを探すため協力を依頼。クリスタルボーイに監禁されているキャサリンの救出に向かうが、クリスタルボーイを愛するキャサリンはジェーンを裏切ってしまい…。
歌手の松崎しげるがコブラの声と主題歌を担当。1982年の公開当時、3D方式の絵作りや、ドルビー・サウンドシステムを使用した音響など、現在におけるアニメ映画のスタンダードな手法を国内アニメとして初めて取り入れた作品として注目を集めた。2022年12月、公開40周年を記念して4K映像でリバイバル公開された。
映画は1982年夏公開、同年の秋からテレビシリーズが放送されたそうです。当時9歳の僕はテレビシリーズをなんとなく観た記憶があります。それより前のこの映画版は初めて観ました。アニメ版では左腕は義手になっていて、それを外すとサイコガンになっていたはず。この映画版ではコブラが左腕を構えるとサイコガンに変化していて、こっちの方が断然かっこいいですね。全編のアドレティな雰囲気とか、ハートボイルドな感じは今観ても魅力にあふれています。コブラの声を松崎しげる(テレビ版では野沢那智)が演じていたのも驚き。
99分/★★★☆☆
(2023年9月16日)
主題歌:「デイドリーム・ロマンス」松崎しげる

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青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない
Rascal Does Not Dream of a Dreaming Girl
2019年日本/ラブストーリー

<監督>
増井壮一
<脚本>
横谷昌宏
<声優>
梓川咲太/石川界人
桜島麻衣/瀬戸麻沙美
牧之原翔子/水瀬いのり
古賀朋絵/東山奈央
双葉理央/種ア敦美
豊浜のどか/内田真礼
梓川花楓/久保ユリカ
<ストーリー&コメント>
空と海が輝く街・藤沢に暮らす梓川咲太は高校二年生。先輩で恋人の桜島麻衣と過ごす心躍る日常は、初恋の相手・牧之原翔子の出現により一変する。何故か翔子は「中学生」と「大人」がふたり存在しているのだ。やむなく翔子と一緒に住むことになった咲太は「大人翔子」に翻弄され、麻衣との関係がぎくしゃくしてしまう。そんな中、「中学生翔子」が重い病気を患っていることが判明し、咲太の傷跡が疼き始めるのだった…。
2018年にテレビシリーズで放送された『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』の続編。こういう続編モノは、テレビシリーズを観ていることが第一条件になるので、映画自体の評価というのはちょっと難しくなるんだよね。全く知らない人が観て入って行けるかと問われれば完全にNoだし。それをふまえたうえで、ある程度納得できるというか、完結したなぁと思える作品でした。麻衣先輩をはじめとして登場するキャラクターたちがみんな魅力的なので、純粋に続編を観られて嬉しかったというのもあるしね。それにしても、すべてを「思春期症候群」で片づけるのはちょっと無謀というか、強引な気はしたけどね。意図的にタイムリープまでできるようになると、また違うアニメになる気がするよね(笑)
89分/★★★☆☆
(2020年4月25日)
主題歌:「君のせい」the peggies
「不可思議のカルテ」movie ver.

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青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない
Rascal Does Not Dream of a Sister Venturing Out
2023年日本/ファンタジー

<監督>
増井壮一
<脚本>
横谷昌宏
<声優>
梓川咲太/石川界人
桜島麻衣/瀬戸麻沙美
梓川花楓/久保ユリカ
古賀朋絵/東山奈央
双葉理央/種ア敦美
豊浜のどか/内田真礼
広川卯月/雨宮天
<ストーリー&コメント>
高校二年生の三学期を迎えた梓川咲太。三年生の先輩であり恋人の桜島麻衣と、峰ヶ原高校で一緒に過ごせる学生生活も残り僅かとなった。そんななか、長年おうち大好きだった妹の花楓は、誰にも明かしたことのない胸の内を咲太に打ち明ける。「お兄ちゃんが行ってる高校に行きたい」それは花楓にとって大きな決意。極めて難しい選択と知りながらも、咲太は優しく花楓の背中を押すことを決める。
“かえで”から“花楓”へ託された想い。二人で踏み出す未来への物語。
2018年にテレビシリーズで放送された『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』、続く劇場版前作『ゆめみる少女の夢を見ない』の続編。
この作品はリアルタイムでは観てなくて、テレビシリーズ、劇場版前作を観てからすでに5年が経過。テレビシリーズで続編が放送されているので追いかけ視聴です。「そうかそうか、こういう世界観だったね」と振り返りながら見たけど、この作品、やっぱりいいですね。どうしても「バニーガール」こと麻衣さんの存在感が突出してしまうんだけど、その後の続編ではサブキャラに徹していて、本編は咲太の妹の花楓が主役格。一人の世界に閉じこもっていた少女が外の世界に出るために頑張る、と書くとありふれたものになるけど、そういうドラマを丁寧に描けるのはやっぱり実写よりアニメなのかも。咲太の人脈で問題は解決に向かうけど、花楓自身の努力というのもしっかり描かれているからね。
73分/★★★★
(2025年7月27日)
主題歌:「不可思議のカルテ」花楓&かえで Ver.

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青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない
Rascal Does Not Dream of a Knapsack Kid
2023年日本/ファンタジー

<監督>
増井壮一
<脚本>
横谷昌宏
<声優>
梓川咲太/石川界人
桜島麻衣/瀬戸麻沙美
梓川花楓/久保ユリカ
古賀朋絵/東山奈央
双葉理央/種ア敦美
豊浜のどか/内田真礼
牧之原翔子/水瀬いのり
咲太と花楓の母親/亀岡真美
<ストーリー&コメント>
三月に入り、三学期も残り1ヶ月。恋人の桜島麻衣の卒業式を迎えた梓川咲太。七里ヶ浜の海岸で麻衣を待っていると、彼の目の前に子役時代の麻衣にそっくりな小学生が現れる。「おじさん、だぁれ?」これは夢か幻か、不可思議な体験を思い返していた咲太のところに父親から電話がかかってくる。「母さんのことなんだが、花楓に会いたいと言っててな」それは、花楓に起きた出来事を受け止めきれず、長いこと入院していた母親から届いた「会いたい」という願い。母の願いに応え、花楓と共に母親と会うことを決めるも久しぶりの対面の機会に緊張を隠し切れない。そんな咲太の体には見慣れない傷跡が現れる。これは新たな思春期症候群の前触れか―。
2018年にテレビシリーズで放送された『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』の続編にして、劇場版第3作。
前作『おでかけシスターの夢を見ない』に続けて観ました。実際に2023年の6月、12月と連続で公開されていて、連作という感じの作りです。前作で一歩を踏み出した花楓。それを見守る咲太に新たな傷跡が。久しぶりにテレビシリーズの「思春期症候群」を思い出しました。ある日突然クラスメートに自分の存在が認識されなくなる、というとオカルトっぽい描き方だけど、場の中での自分の居場所のありかというものを誇張した描き方と考えると、面白いアイデアだよね。ラストの展開は想像してたものだったけど、かなりグッときました。ありふれたあるひとつの家庭の姿に他ならないんだけど、描き方が直球すぎて、それだけにやっぱり響いてくるよね。
75分/★★★★
(2025年7月27日)
主題歌:「不可思議のカルテ」All Heroine Ver.

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千年女優
MILLENNIUM ACTRESS
2001年日本/ラブストーリー

<監督・原案・脚本>
今敏
<脚本>
村井さだゆき
<声優>
藤原千代子(現代)/荘司美代子
藤原千代子(壮年期)/小山茉美
藤原千代子(少女期)/折笠富美子
立花源也/飯塚昭三
井田恭二/小野坂昌也
鍵の男/山寺宏一
傷の男/津嘉山正種
<ストーリー&コメント>
30年前突然銀幕から姿を消した大女優・藤原千代子に独占インタビューの約束を取り付けた番組制作会社の社長・立花は、若いカメラマンを引き連れ、ひっそりと暮らす千代子の屋敷を訪れる。今も往年の面影を残す千代子は、戸惑いながらも自らの半生記を語り始める。女学生時代の初恋。男が残した1本の鍵を思い出に、彼女は名も知らぬその男を追うため女優となった。千代子の記憶は、やがて出演作の内容と入り交じり、時間も空間も超えて広がって行く…。
『PERFECT BLUE』で注目を浴びたアニメ作家・今敏が描く異色のファンタジー。ドリームワークスによって世界配給された。
ディフォルメを抑えながらも実写的な映像は、アニメならではのもの。物語自体は実写でもできそうな内容だが、シーンが次々と変わっていく演出は、実写ではどうしても違和感が出てしまうと思う。
最初のあたりは低調な展開にいまいち盛り上がらなかったが、中盤からはかなりグッと引き込まれた。作中に何度か登場する、千代子が走るシーン。特に、北海道へと走るシーンはどきどきした。ずっと抑えてきた思いが一気に爆発して、何も目に入らず、わき目も振らずに一心不乱に駆けて行く…。あそこが一番の見せ場ですね。
87分/★★★☆☆
(2003年12月25日)
主題歌:「ロタティオン(LOTUS-2)」平沢進

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空の青さを知る人よ
HER BLUE SKY
2019年日本/ファンタジー

<監督>
長井龍雪
<脚本>
岡田麿里
<声優>
金室慎之介/しんの/吉沢亮
相生あかね/吉岡里帆
相生あおい/若山詩音
新渡戸団吉/松平健
中村正道/落合福嗣
中村正嗣/大地葉
大滝千佳/種崎敦美
<ストーリー&コメント>
山に囲まれた町に住み、暇さえあればベースを弾いてばかりの高校2年生のあおいと、彼女が心配な姉あかね。2人は、13年前に事故で両親を失い、あかねは恋人との上京を断念して地元で就職、あおいはそのことで姉に負い目を感じていた。ある日、町の音楽祭に招かれた演歌歌手とともに、音信不通だったあかねの元恋人・金室慎之介がやって来る。時を同じくして、あおいの前にはなぜか過去から18歳の慎之介こと“しんの”が現われて…。
監督・長井龍雪、脚本・岡田麿里、キャラクターデザイン&総作画監督・田中将賀による制作チーム“超平和バスターズ”が送る劇場アニメ第3作。アニメ制作はCloverWorks。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』とともに三部作として位置付けられ、前2作同様に埼玉県秩父市周辺が舞台として設定されている。親を亡くして上京を断念した姉と彼女に負い目を感じる妹の葛藤、そして姉のかつての恋人と、なぜか過去からやって来たその高校時代の姿である少年との四角関係を丁寧な心理描写と美しい作画で綴る。
なかなか面白かったです。いろいろとファンタジー要素があって、3部作の中では一番娯楽作っぽい感じだけど、そこはやっぱり超平和バスターズ。しっかりと最後まで飽きさせない仕掛けがいっぱいです。
108分/★★★★
(2020年11月8日)
主題歌:「空の青さを知る人よ」、「葵」あいみょん

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夏へのトンネル、さよならの出口
2022年日本/SFファンタジー

<監督・脚本>
田口智久
<原作>
八目迷
<声優>
塔野カオル/鈴鹿央士
花城あんず/飯豊まりえ
加賀翔平/畠中祐
川崎小春/小宮有紗
浜本先生/照井春佳
カオルの父/小山力也
塔野カレン/小林星蘭
<ストーリー&コメント>
“ウラシマトンネル”に入ったら、欲しいものがなんでも手に入る。ただし、それと引き換えに…。掴みどころがない性格のように見えて過去の事故を心の傷として抱える高校2年生の塔野カオルと、芯の通った態度の裏で自身の持つ理想像との違いに悩む花城あんず。ふたりは不思議なトンネルを調査し、欲しいものを手に入れるために協力関係を結ぶ。これは、とある片田舎で起こる郷愁と疾走の、忘れられないひと夏の物語。
八目迷による同名デビュー小説の映画化。アニメーション制作はCLAP。
なかなか面白かったです。タイムトラベルものはいろいろあるけど、トンネルの中と外で時間の流れが違うという設定が新しい。トンネルの中の紅葉とか、幻想的な雰囲気もいい。主要キャラ二人とも家族に問題を抱えており、それで内向的な性格になったんだと思うけど、設定にちょっと無理があるかな。それを差し引いても、全体的な映像の美しさとか、後半の一気に畳みかける展開は好きです。
83分/★★★★
(2024年7月29日)
主題歌:「フィナーレ。」、「プレロマンス」eill

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ニノ国
2019年日本/ファンタジー

<監督>
百瀬義行
<原案・脚本>
日野晃博
<原作>
レベルファイブ
<声優>
ユウ/山崎賢人
ハル/新田真剣佑
コトナ/アーシャ/永野芽郁
ヨキ/宮野真守
サキ/ヴェルサ/坂本真綾
ダンパ/梶裕貴
ガバラス/津田健次郎
バルトン/山寺宏一
フランダー王/伊武雅刀
お爺さん/ムロツヨシ
<ストーリー&コメント>
心優しい秀才のユウとバスケ部のエースのハル、そしてハルの恋人コトナ。3人は同じ高校に通う親友同士だった。ある日、ユウとハルは現実世界と隣り合わせの魔法の国“二ノ国”に迷い込む。そこで2人は、コトナにそっくりなアーシャ姫と出会い、やがて二ノ国には現実世界=一ノ国と命がつながった“もうひとりの自分”がいることを知る。そんな中、アーシャ姫に死の呪いが掛けられ、同時にコトナにも重い病気が発覚するのだが…。
ゲーム会社レベルファイブの人気RPG『二ノ国』シリーズを映画化した青春ファンタジーアニメ。現実世界“一ノ国”と魔法の世界“二ノ国”の2つの世界を舞台に、親友同士の2人の少年を待ち受ける残酷な運命を描く。『妖怪ウォッチ』シリーズなどのゲームクリエイター日野晃博が製作総指揮と原案・脚本、スタジオジブリ出身の百瀬義行が監督、世界的作曲家の久石譲が音楽を担当。
一言で言うと、駄作。こんなにつまらないアニメ映画は久しぶりに観たよ、と断言できます。脚本がひどい。いろいろなところにつっこみどころが満載で、説明的なことはすべてキャストのセリフで回すからシラけちゃうし。そして、主演陣の棒読みがひどくて聞いてられない。特に永野芽郁の棒読みぶりは「スタッフの誰かつっこめよ…」というレベル。話題作りのためのキャスティングなのか、ジブリの悪癖を引き継いだのかは不明だけど、声優はやっぱりプロがいいよ。久石譲の音楽と、ジブリの雰囲気が漂う画は綺麗なだけに残念すぎる。
106分/★★☆☆☆
(2020年6月28日)
主題歌:「MOIL」須田景凪

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HELLO WORLD
2019年日本/SFファンタジー

<監督>
伊藤智彦
<脚本>
野崎まど
<声優>
堅書直実/北村匠海
カタガキナオミ/松坂桃李
一行瑠璃/浜辺美波
勘解由小路三鈴/福原遥
カラス/釘宮理恵
千古恒久/子安武人
徐依依/寿美菜子
<ストーリー&コメント>
2027年、京都。内気な男子高校生・直実の前に、10年後の自分だという人物・ナオミが現れる。ナオミによると、直実は同級生の瑠璃と結ばれるが、その後彼女は事故で命を落としてしまうのだという。直実は瑠璃を救うため、大人になった自分自身を「先生」と呼び、奇妙なバディを組んで未来を変えようと奔走する。しかしその中で、瑠璃に迫る運命やナオミの真の目的、そしてこの現実世界に隠された秘密を知りっていくのだが…。
『ソードアート・オンライン/オーディナル・スケール』の伊藤智彦監督が、近未来の京都を舞台に描いたオリジナルのSF青春ラブストーリー。
なかなか面白かったです。大筋としては最近観た『天気の子』に似たところもあるけど、『君の名は。』が日本のアニメ界にとってエポック・メイキング、ひとつの金字塔になったのは間違いないので、それ以降の作品に大きな影響を与えたということなんだろうね。「愛する人を守りたい」というシンプルな大筋のアレンジの仕方が天気だったり、デジタルデータだったりするんだね。
物語の舞台がすべて京都というのも楽しかった。京都駅、二条駅、鴨川デルタ、双ヶ岡など、見慣れた景色ばかりで。南区から伏見稲荷って、走っていけないだろうと思ったりしたけど(笑)
98分/★★★☆☆
(2019年10月14日)
主題歌:「新世界」2027Sound

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パルムの樹
2002年日本/ファンタジー

<監督・原作・脚本>
なかむらたかし
<声優>
パルム/平松晶子
ポポ/豊口めぐみ
シャタ/阪口大助
コーラム/日野由利加
ロアルト/山口勝平
フォー/清川元夢
シアン/香花
プー/かないみか
ムー/小桜エツ子
バロン/愛河里花子
<ストーリー&コメント>
巨木クルップがたたずむ砂漠の大地アルカナ。学者フォーが妻シオンのために木製のロボット、パルムを作ったが、シオンの死と共に自ら活動を止めていた。そんなある日、フォーのもとに謎の女戦士コーラムが現れ、なぜかパルムは再び活動を始める。コーラムは、秘宝“トートの卵”を地下世界に届けて欲しいとフォーに託して姿を消すが、やがて追っ手が現れ、フォーは殺されてしまう。フォーは死ぬ間際に卵をパルムの体に隠し、外界へと送り出すが、シオンの幻影にとらわれたままのパルムは、自分がなすべき事も判らず、さまよいの旅を続けるのだった…。
『AKIRA』で作画監督を務めた実力派アニメ作家・なかむらたかしの監督デビュー作。童話『ピノキオ』をモチーフに、旅の中でいつしか人間になりたいと望むロボットの姿を描く。
注目すべきは、独創性あふれる世界観とビジュアル。天界・地上界・地下世界に分かれ、巨大な浮き草が空を漂う不思議な世界。人間は植物と機械と折り合って暮らしている。どことなく『風の谷のナウシカ』の影響を受けているとも感じられるが、素敵な映像が随所に見られた。ただ、この世界観は物語の中でかなり完成されていて、逆に考えれば話に入りづらい。なんとなく展開はわかるけど、たくさん出てくる固有名詞についていけず、取り残されていると感じた。
パルムは非常に脆く、物語の中で何度となく壊れます。そのたびに、引き裂かれたような悲痛な声を絞り出すパルム。次第に“心”を得て、その感情は人間らしくなっていく。そんな彼に、周りの仲間は次第についていけなくなってしまう。そんなパルムが、とても痛々しく感じました。
136分/★★★☆☆
(2003年12月25日)
主題歌:「空の青さ」新居昭乃

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秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE 〜総統は二度死ぬ〜
2007年日本/コメディ

<監督・脚本・声優>
FROGMAN
<ストーリー&コメント>
世界制服を目指して日夜活動を続ける、秘密のベンチャー企業「鷹の爪団」。心優しい総統に率いられて様々な作戦を立てるが、いつも失敗ばかり。野望への道のりは果てしなく遠く、更には大家から執拗に家賃を取り立てられる始末。たまらず夜逃げしたところ、勢いあまって宇宙まで飛び出してしまう。巨大な宇宙実験施設「ピースボール」に救助された彼らだが、そこには総統の生き別れの息子とうりふたつの青年がいて…。
2008年度ニューヨーク国際インディペンデント映画祭において「アニメーション部門最優秀作品賞」、「国際アニメーション最優秀監督賞」をダブル受賞。さらにカンヌ国際映画祭でも上映会が実施された。
蛙男商会製作による、世界初となる全編Flash制作の劇場版映画。画面右端に、残り予算を表示した「バジェットゲージ・システム」を搭載、お金のかかる3DCGシーンなどがあるたびに急激に低下して資金難に陥ったことを示し、以降のシーンで突如品質が低下する(効果音がいい加減になったり、背景が手抜きになる等)といったジョークの伏線になったり、まさかの「告白タイム」とか、映画の枠を超えた斬新なアイデアが盛りだくさん!
とても面白かったです。TOHO系の映画館で映画を観る時、観賞前のマナームービーとして出てくる謎のアニメが面白くて、その映画版があることを知ってからずっと観たいと思ってました。内容はハッキリ言ってどうってことないんだけど、ところどころでクスリと笑わせてくれるシュールさがとても好きです。
『古墳ギャルのコフィー』を同時上映。
70分/★★★☆☆
(2010年3月22日)

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秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II 〜私を愛した黒烏龍茶〜
2008年日本/コメディ

<監督・脚本・声優>
FROGMAN
<ストーリー&コメント>
世界征服を企む貧乏ベンチャー秘密結社“鷹の爪団”。戦闘主任の吉田はある日、正義の味方デラックスファイターの拠点「DXカンパニー」をサイバー攻撃することを思いつく。レオナルド博士が開発したシステムを使い、鷹の爪団はサイバースペースに潜入するのだが…。
蛙男商会製作による、全編Flash制作の劇場版映画第二弾。前作『総統は二度死ぬ』で大きな話題を呼んだ「プロダクトプレイスメント」、「バジェットゲージシステム」、「告白タイム」に加え、本作は映画史上初めて、タイトルをネーミングライツとして販売。その他にも「リラックスタイム」や5,000人規模の一般声優募集など次々と新しい試みを導入。クライマックスシーンでは、超大物声優である野沢雅子、銀河万丈、滝口順平が思わぬ形で起用されていることも大きな見所の一つ。また、エンディングを飾る主題歌はUKチャートNo.1を獲得したthe HOOSiERSの『Goodbye Mr A』。
1作目のベースストーリーは『スター・ウォーズ』でしたが、今作は『マトリックス』です。
面白いのは面白いんだけど、前作よりかなりパワーダウンした感じ。最初のインパクトが強かったので、それを超えられなかった、という感じかな。続編はハードル上がるしね。
最初はただのネタだと思ってた「戦闘ロボ」ならぬ「銭湯ロボ」がちゃんと伏線になったてたのは「オオッ」と思いました。
『古墳ギャルのコフィー 〜12人と怒れる古墳たち〜』も同時上映。
90分/★★☆☆☆
(2010年3月25日)

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ブルーサーマル
BLUE THERMAL
2022年日本/ドラマ

<監督・脚本>
橘正紀
<脚本>
高橋ナツコ
<声優>
都留たまき/堀田真由
倉持潤/島崎信長
空知大介/榎木淳弥
矢野ちづる/小松未可子
朝比奈燿/小野大輔
室井ゆかり/白石晴香
牧綾子/大地葉
成原映太/村瀬歩
南葉良平/古川慎
望田薫/高橋李依
<ストーリー&コメント>
キラキラしたキャンパスライフへの期待を胸に長崎から上京し青凪大学に入学した都留たまき。入学早々、とある事故でグライダーを傷つけてしまい、弁償するため体育会系航空部に雑用係として入部することに。仕方なく練習に参加するたまきだったが、主将・倉持が操縦するグライダーで初めて飛び立った瞬間、一面に広がる空の美しさにすっかり魅了されてしまう。指導係の先輩・空知や仲間たちと過ごすかけがえのない時間を通し、たまきは次第に自分の本当の居場所を見いだしていくのだが…。
小沢かなの青春漫画『ブルーサーマル 青凪大学体育会航空部』を映画化。アニメーション制作は老舗スタジオ、テレコム・アニメーションフィルムが担当。
原作コミックを試し読みしていたことがあって、期待も大きく観ました。映画としてはテンポ感がいいけど、だいぶ原作が割愛されている気がしました。ただ、主人公つるたまを中心に描くことでストーリーがわかりやすいし、グライダーで空を飛ぶ魅力が散りばめられていて、なかなか面白かったです。最後の展開は知らなかったんだけど、原作とは違う結末になっているんですね。
104分/★★★☆☆
(2023年8月23日)
主題歌:「Blue Thermal」SHE'S

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ペンギン・ハイウェイ
PENGUIN HIGHWAY
2018年日本/ファンタジー

<監督>
石田祐康
<原作>
森見登美彦
<脚本>
上田誠
<声優>
アオヤマ君/北香那
お姉さん/蒼井優
ウチダ君/釘宮理恵
ハマモトさん/潘めぐみ
スズキ君/福井美樹
アオヤマ君のお母さん/能登麻美子
アオヤマ君の妹/久野美咲
アオヤマ君のお父さん/西島秀俊
ハマモトさんのお父さん/竹中直人
<ストーリー&コメント>
郊外の街に住むアオヤマ君は、気になったことはとことん研究し、その日発見したことをきちんとノートに記録する真面目で読書家、そしてちょっと小生意気な小学4年生。目下、通っている歯科医院のお姉さんを研究中。優しくて自由奔放だけど、胸が大きくて謎めいたところのあるお姉さんは研究しがいのある対象だった。そんな中、夏休みを翌月に控えた街では、海のない住宅地に突如ペンギンが現われ、そのままどこかへと消えていく謎の現象が起こり大騒ぎに。アオヤマ君は、この不思議なペンギンの謎を解明しようとさっそく研究に取り掛かるのだったが…。
森見登美彦の同名ファンタジーを映画化。アニメーション制作は「スタジオコロリド」。
なかなか面白かったです。少年のひと夏の成長を描いた物語だけど、ペンギンが出てくるし、お姉さんは魅力的だし、空も「海」も青く澄んで綺麗。すごく爽やかな作品でした。
コーラがペンギンに変わるという不思議体験をスッと受け入れられれば、最後まで楽しく観られます。
お姉さんは歯医者に勤めてるはずなのに、毎日のように少年の実験につきあったり、ヒマ?なのがつっこみどころではあったけど。
118分/★★★☆☆
(2019年11月17日)
主題歌:「Good Night」宇多田ヒカル

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メアリと魔女の花
Mary and The Witch's Flower
2017年日本/ファンタジー

<監督・脚本>
米林宏昌
<脚本>
坂口理子
<原作>
メアリー・スチュアート
<声優>
メアリ/杉咲花
ピーター/神木隆之介
マダム・マンブルチューク/天海祐希
ドクター・デイ/小日向文世
赤毛の魔女/満島ひかり
フラナガン/佐藤二朗
ゼベディ/遠藤憲一
バンクス/渡辺えり
シャーロット/大竹しのぶ
<ストーリー&コメント>
好奇心旺盛な11歳の赤毛の少女メアリは、田舎町の赤い館村に引っ越してきた。退屈しのぎに分け入った森の中で、7年に1度しか咲かないという不思議な花“夜間飛行”を見つける。それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の“魔女の花”だった。一夜限りの不思議な力を手に入れたメアリは、空飛ぶほうきに導かれ、魔法世界の最高学府“エンドア大学”への入学を許されるのだが…。
2014年末にスタジオジブリの制作部が解体され、監督の米林宏昌と、プロデューサーの西村義明が新たに設立したスタジオポノックの長編第1作。
原作はイギリス人作家メアリー・スチュアートの児童文学『The Little Broomstick』。
シンプルなファンタジーで、なかなか面白かったです。スタジオジブリはもうないけど、そのスピリッツは米林監督によって受け継がれているんじゃないかな。主人公が空を飛ぶ様子、雲の中の町(ラピュタ?)、青く光る魔法の花(飛行石?)など、ジブリっぽい要素も多いし、元々がジブリ育ちの人たちが作ったアニメ(制作陣の8割ほどがジブリでの製作経験があるそうです)だし、そうなるのは仕方がないよね。
魔法学校が『ハリー・ポッター』みたいとか、わんさかいた学生たちが後半は全く出てこないとか、気になる点はなくはないけど、そういうのも含めて、すごく普遍的な感じのテイストがあるなぁ。宮崎監督の超大作に比べると、佳作という感じの作品が続いてる監督だけど、これからも長編映画を作り続けてほしいと思います。
しかし、プロの声優を毛嫌いするところまでリスペクトしなくてもいいけど…。特にゼベディ役の遠藤憲一さんの声は聴きとりづらかったと思うのは僕だけかな?
102分/★★★☆☆
(2018年9月2日)
主題歌:「RAIN」SEKAI NO OWARI

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夜は短し歩けよ乙女
THE NIGHT IS SHORT, WALK ON GIRL
2017年日本/ラブコメディ

<監督>
湯浅政明
<脚本>
上田誠
<原作>
森見登美彦
<声優>
先輩/星野源
黒髪の乙女/花澤香菜
学園祭事務局長/神谷浩史
パンツ総番長/秋山竜次
樋口師匠/中井和哉
羽貫さん/甲斐田裕子
古本市の神様/吉野裕行
紀子さん/新妻聖子
ジョニー/檜山修之
東堂さん/山路和弘
李白さん/麦人
<ストーリー&コメント>
京都の大学で冴えない日々を送る青年“先輩”。クラブの後輩である“黒髪の乙女”に秘かな想いを寄せながらも直接伝えることもできず、「なるべく彼女の目にとまる作戦」、略して“ナカメ作戦”で外堀を埋める日々。春の先斗町、夏の古本市、秋の学園祭、そして冬が訪れて…。京都の町で、個性豊かな仲間たちが次々に巻き起こす珍事件に巻き込まれながら、季節はどんどん過ぎてゆく。はたして“先輩”と“乙女”の恋の行方やいかに?
なかなか面白かったです。好みが分かれるかもしれないけど、全体的に好きな作風でした。「小梅ちゃん」みたいに色白のキャラたちはすごく個性のある画だし、詭弁をわめきたてる賑やかな論戦は『コクリコ坂から』みたいでもあるね。ごくごく文学調のセリフまわしとかも、クセがあってけっこう好き。
わりと有名な声優もたくさん出てるけど、主役の“先輩”役は歌手・俳優の星野源。声優はどうなのかなと思ったけど、なかなかどうして。終盤の、妄想の大激論での長ゼリフもすごく勢いがあったし、活舌もいいので違和感もなく。なかなかの好演でした。
この作品を実写でやるとしたら、星野源の相手はガッキーしかいないだろうね(笑)
原作小説もこんど読んでみようと思います。
93分/★★★☆☆
(2019年6月5日)
主題歌:「荒野を歩け」ASIAN KUNG-FU GENERATION

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わが青春のアルカディア
My youth in ARCADIA
1982年日本/アクション

<監督>
勝間田具治
<脚本>
尾中洋一
<企画・原作・構成>
松本零士
<声優>
ハーロック/井上真樹夫
トチロー/富山敬
エメラルダス/田島令子
マーヤ/武藤礼子
ラ・ミーメ/山本百合子
ゾル/池田秀一
ゼーダ/石田太郎
ハーロックI世/石原裕次郎
<ストーリー&コメント>
外宇宙へと進出した地球人は異星人イルミダス星人との戦いに敗れ、地球は彼らの支配下に堕ちてしまった。そんな地球へ失意の帰還をした太陽系連邦軍戦艦デスシャドウの艦長・ハーロックは、見る影もなく荒廃した地球の姿に絶望する。イルミダスのゼーダ司令はそんなハーロックを高く評価し、帰順を進めるがハローックはそれを拒否。危険分子として追放されたハーロックは、酒場で不思議な地球人・トチローと出会う。意気投合した二人だが、実は遠い過去からの不思議な絆があるのだった…。
宇宙に自由の旗を轟かせることになる宇宙海賊キャプテン・ハーロックの若き日の戦いを描く。
当時8歳だったと思うんだけど、映画館に観に行ったおぼろげな記憶があります。それ以来40年ぶりに観たけど、細かいシーンもけっこう覚えてるし、心揺さぶられるアクションや、アルカディア号のかっこよさはまさにわが青春。松本零士の描く「男の生きざま」みたいなものを色濃く投影したキャラクターや物語なので、幅広い世代には受け入れられないかもしれないけど、間違いなく一定の層には刺さる物語だろうね。
大人になって観ると、細かいディテールとかツッコミどころも多いけど、全体的によくできてるし面白いと思いました。
130分/★★★☆☆
(2023年8月5日)
主題歌:「わが青春のアルカディア」渋谷哲平