| インスタント沼 | |
| 2009年/コメディ <監督・脚本> 三木聡 <出演> 沈丁花ハナメ/麻生久美子 電球/風間杜夫 ガス/加瀬亮 沈丁花翠/松坂慶子 飯山和歌子/相田翔子 市ノ瀬千/ふせえり 立花まどか/白石美帆 サラリーマン/温水洋一 |
<ストーリー&コメント> 編集を担当していた雑誌が売れ行き不振で遂に廃刊となり、職を失ってしまった沈丁花ハナメ。身の回りの物もすっかり売り払い、人生のリセットを図ろうとしていた矢先、母親が自殺まがいの事故を起こして入院。そんな母親が昔書いた手紙が見つかり、自分の知らない実の父親らしき男の存在を初めて知ったハナメは、その真偽を確かめるべく男を訪ね歩く。その相手の男は、“電球”と名乗る何やら胡散臭い風体の骨董店のオヤジで…。 独特のノリとユーモアで人気の三木聡監督が、全編お得意の小ネタ満載で贈る最新の爆笑コメディ。 良さが全然わかりませんでした。正直、最初の5分ぐらいで観るのを断念しようと思ったぐらい(笑)途中も何度かくじけそうになりながら、なんとか最後まで観てみました。以前から僕が感じている、「最近の日本映画」の陥ってるところが多数。言葉で説明するのは難しいけど、それはきっと僕が「そっち向けの感性」を持ち合わせていないのかもしれない。麻生久美子は相変わらず可愛いけど、それだけ。そんな印象しか残らない作品でした。 |
| 121分/★★☆☆☆ (2010年6月20日) |
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| カイジ〜人生逆転ゲーム | |
| 2009年/サスペンス <監督・脚本・撮影> 佐藤東弥 <原作・出演> 福本伸行 <脚本> 大森美香 <出演> 伊藤開司/藤原竜也 天海祐希/遠藤凛子 利根川幸雄/香川照之 船井譲二/山本太郎 石田光司/光石研 佐原誠/松山ケンイチ 大槻太郎/松尾スズキ 兵頭和尊/佐藤慶 娘/吉高由里子 |
<ストーリー&コメント> 自堕落な日々を送るフリーター、カイジ。ある日、悪徳金融会社の女社長・遠藤が、カイジのもとに現れる。友人の借金の保証人になっており、多額に膨れ上がった負債金を背負ってしまうカイジだったが、彼には返済能力はない。そこで遠藤は、一夜にして大金を手に入れられる船に乗船することを提案。フランス語で“エスポワール(希望)”と名付けられたその豪華客船には、彼と同じく多額の借金を背負った「人生の負け組」が大勢集まっていた。そして、勝ち続ければ一攫千金という奇想天外なゲームに挑戦し、生き残りを懸けて参加者たちと勝負するカイジだが…。 週刊ヤングマガジンでの連載開始以来シリーズ化もされ、これまでに1000万部以上を売り上げている福本伸行の人気コミック『カイジ』を実写映画化したサスペンス・エンタテインメント。 なかなか面白かったです。藤原竜也主演のサバイバル・ゲームといえば真っ先に思い出す『バトル・ロワイアル』と、似たテイスト。暴力ではなく、知力・体力・時の運で生き残りをかけたサバイバルというところが大きく違うところかな。漫画が原作だからか、「地下帝国」とか今どき!?と思ってしまう設定もあるけど、そこはご愛敬。『ゲーム』や『スティング』、『マーヴェリック』んかにも通ずるギャブルシーンは面白かったです。特に、“鉄骨渡り”のシーンでは手に汗握りました。特撮とはわかっていても、足がふるえてきそうです(笑)ちなみに、そのシーンのメンバーの中に原作者の福本伸行さんもいたそうです。どれだったんだろう? 個人的には、『劔岳 点の記』と全く違う憎らしい香川照之が好演でした。「奴隷キター!」のシーンでは爆笑寸前でしたけど(笑) |
| 130分/★★★☆☆ (2009年10月11日) |
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| 火天の城 | |
| 2009年/歴史ドラマ <監督> 田中光敏 <脚本> 横田与志 <出演> 岡部又右衛門/西田敏行 岡部凛/福田沙紀 織田信長/椎名桔平 岡部田鶴/大竹しのぶ 平次/寺島進 熊蔵/山本太郎 市造/石田卓也 戸波清兵衛/夏八木勲 大庄屋甚兵衛/緒形直人 |
<ストーリー&コメント> 天正四(1576)年。熱田の宮番匠・岡部又右衛門は、織田信長から安土に新しい城を普請することを命じられる。城造りを指揮する総棟梁になるため、他の名だたる番匠たちとの指図(設計図)争いに臨むことになった又右衛門だったが、信長の「巨大な吹き抜けを作れ」という前代未聞の注文をただ一人はねつける。当然のごとく激昂する信長を前にしてもその信念は揺るがず、ついには信長を納得させ総棟梁の座を勝ち取る又右衛門だったが…。 山本兼一の同名小説を西田敏行主演で映画化。安土城築城を任された名もなき宮大工が、職人の誇りを懸けて挑む一大プロジェクトの全貌を、家族や門下の仲間たちとの人間模様を絡めて描き出す。 僕は安土城がすごく好きなので、公開当時から興味があった作品でした。でも、かなり期待外れだったかな。なんかドラマも薄っぺらいし、そもそも安土城には吹き抜けあったはずでは?娘がチョロチョロして、安っぽいホームドラマみたいになってしまうのも興醒め。木曽のヒノキを取りに行くとか、最後の、柱をみんなで持ち上げてってのも、なんだかねぇ。舞台はいいだけに、残念。 |
| 139分/★★☆☆☆ (2014年1月25日) |
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| ゼロの焦点 | |
| 2009年/サスペンス <監督・脚本> 犬童一心 <脚本> 中園健司 <出演> 鵜原禎子/広末涼子 室田佐知子/中谷美紀 田沼久子/木村多江 鵜原憲一/西島秀俊 鵜原宗太郎/杉本哲太 室田儀作/鹿賀丈史 鳴海亨/崎本大海 本多良雄/野間口徹 葉山警部補/小木茂光 上条保子/黒田福美 板根絹江/市毛良枝 |
<ストーリー&コメント> 昭和32年。結婚わずか7日で謎の失踪を遂げた夫・憲一を捜すため、新妻の禎子は夫が出張した金沢へと向かう。見合い結婚で夫の過去をほとんど知らない禎子は、彼が姿を消した理由がまったく見当つかない。憲一のかつての勤務地でもあった金沢で、禎子は彼とも交流があったという得意先会社社長の妻・佐知子、受付嬢の久子という2人の女性と出会う。そんな矢先、憲一と関わりのある人間が続けて殺されるという事件が起きていくのだが…。 社会派ミステリーの名作家、松本清張の生誕100周年を記念し、その代表作を豪華キャストで映画化。 2024年1本目。社会派サスペンスの巨編ということで期待して観たんだけど、かなりガッカリでした。陰鬱な雰囲気の漂う前半、謎の深まっていく中盤まではけっこう面白かったんだけど、後半はかなりツッコミどころ満載で、唐突な「ONLY YOU」にはコメディかと思ってしまいました。エンディング主題歌の中島みゆきの曲も、壮大すぎてなんか合ってないように感じました。 主演の広末涼子は…まぁ、こんなもんだとは思う。過度な期待はしていない。何が悪いのかと考えたら、やっぱり脚本なんじゃないだろうか。原作を読んだことがないので何とも言えないけど、何もかも投身自殺で簡単に片付けすぎなのでは?連続殺人も行き当たりばったりな気がするし。あと、登場人物たちの行動に違和感。佐知子と久子は時代に翻弄された不幸な女性たちということで納得できるけど、会社員か探偵かわからない本多、怪しすぎて真意が不明な義兄・宗太郎、最後は不可解な行動に走る室田社長、どっちつかずで結局事件の元凶だった憲一、そしてやっぱり最大の違和感は驚きの推理力を発揮する禎子。どこからどうやってその推理にたどりつける?最後に急に真相にたどりつく地元警察、急にしゃしゃり出てきた亨など、後半は完全に物語崩壊。ダメでしょ、こんなの。 |
| 132分/★★☆☆☆ (2024年1月8日) |
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| 劔岳 点の記 | |
| 2009年/ドラマ <監督・脚本・撮影> 木村大作 <脚本> 菊池淳夫 宮村敏正 <出演> 柴崎芳太郎/浅野忠信 宇治長次郎/香川照之 生田信/松田龍平 柴崎葉津よ/宮アあおい 小島烏水/仲村トオル 古田盛作/役所広司 |
<ストーリー&コメント> 明治39年、陸軍参謀本部陸地測量部の測量手・柴崎芳太郎は、国防のため日本地図の完成を急ぐ陸軍から、最後の空白地点である越中・劔岳の初登頂と測量を命ぜられる。立山連峰にそびえ立つ劔岳は、その険しさで多くの登山者たちを拒み続けてきた前人未到の最難所であった。柴崎は前任の測量手・古田盛作を訪ね、信頼できる案内人として宇治長次郎を紹介される。最新装備で初登頂を目指す日本山岳会という強力なライバルが出現し、測量隊にのしかかる大きな重圧や不安や苦悩と戦いながら、柴崎たち測量隊一行は総勢7人でいよいよ劔岳の登頂に臨むのだったが…。 日本映画界を代表する名カメラマン木村大作が自ら初監督に挑み、新田次郎の同名小説を完全映画化。 実際に劔岳・立山連峰各所でロケを敢行、測量隊と同じ行程をほぼ忠実に辿る危険と隣り合わせの過酷な撮影の末に実現した、雄大さと迫力に満ちた映像美に注目。 思っていたよりもドキュメンタリー寄りな感じで好印象。キャストも豪華だし、もっとバラエティな感じかと危惧してたんですが、杞憂でした。カメラマン出身の監督ということで、シーンごとの風景(俳優や自然を一枚絵で捉える二次元的視覚、雪渓や切り立つ山肌を俯瞰した三次元的空間画など)へのこだわりが尋常ではない。このあたりも、昨今の脱力した邦画ばかりの中で燦然と輝く異色の大作と言えると思います。美しい景色や厳しい自然の驚異だけでなく、立山信仰とか、地元民の対立構図など地元主観でも描かれていて、とても丁寧に作られた作品だったように思います。 その反面、登場人物の掘り下げは少し甘いかな。柴崎や長次郎が無謀な挑戦に駆り立てられていく過程とか、様々な懸念を押し切ってまで危険に立ち向かう心理描写の演出が、映像に比べるとやや力不足。ただ、そういう面を補ってあまりある内容で、個人的にはなかなか満足の内容でした。 |
| 139分/★★★★☆ (2009年6月28日) |
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| 南極料理人 | |
| 2009年/コメディ <監督・脚本> 沖田修一 <原作> 西村淳 <出演> 西村淳(調理担当)/堺雅人 本山ヒデユキ/生瀬勝久 金田ヒロシ/きたろう 川村ヤスシ/高良健吾 福田マサシ/豊原功補 御子柴ケン/古舘寛治 西平リョウ/黒田大輔 平林マサヒコ/小浜正寛 西村みゆき/西田尚美 |
<ストーリー&コメント> 日本からはるか14,000キロの彼方、平均気温マイナス57℃という過酷な場所に建つ、南極大陸の内陸部にある日本の観測基地・ドームふじ基地。ここでは8人の男たちがそれぞれの任務のために働いていた。その中の1人、調理担当の西村は、実は決して望んで南極へ来たわけではなかった。本来は海上保安官である彼は、事故に遭った隊員の代役で突然観測隊への出向を命じられたのだ。家族と1年半も離れる過酷な任務の中で、それでも西村は隊員たちのストレスを食事で癒そうと、限られた食材をやりくりするのだが…。 実際に南極観測隊の調理担当としてドームふじ基地で越冬した西村淳の痛快エッセイ『面白南極料理人』を映画化。 なかなか面白かったです。南極が舞台とはいえ、物語はほとんどが基地内でのシーンばかりなので「極寒の吹雪の中で命がけの任務」みたいな場面はほとんどありません。狭い基地の中で8人の男たちが共同生活を送るんだけど、すごくいろんなものがあって、お酒も複数種類あったり、タバコも吸うし、ギターも弾けば卓球も麻雀もやる。記念日にはスーツで正装をしてコース料理を食べたり、ケーキでお祝いしたり、節分の豆まきもする。だけど外は極寒の世界。思うようにならない不自由で心を病んだりもするし、家族に会えない寂しさでフラストレーションもたまる。でもそんなギスギスした空気も、美味しい食事で和らぐんだよね。そんな隊員たちの様子がコミカルに描かれていました。一番良かったのが、ラーメンを作るシーン。日本で普通の生活をしていれば簡単に手に入るものが、とても貴重だと気が付かせてくれる作品ですね。 |
| 121分/★★★☆☆ (2015年12月31日) |
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| のだめカンタービレ 最終楽章/前編 | |
| 2009年/ラブコメディ <監督> 武内英樹 <脚本> 衛藤凛 <出演> 野田恵/上野樹里 千秋真一/玉木宏 フランク/ウエンツ瑛士 ターニャ/ベッキー 黒木泰則/福士誠治 孫Rui/山田優 フランツ・シュトレーゼマン/竹中直人 エリーゼ/吉瀬美智子 峰龍太郎/瑛太 三木清良/水川あさみ 奥山真澄/小出恵介 並木ゆうこ/山口紗弥加 松田幸久/谷原章介 テオ/なだぎ武 峰龍見/伊武雅刀 |
<ストーリー&コメント> 詳細指揮者コンクールで優勝した千秋は、かつて師匠のシュトレーゼマンも指揮を務めたマルレ・オーケストラの常任指揮者となる。だが、伝統あるオケのはずが、近年資金不足のためリハもままならず、団員の雰囲気は最悪で千秋は愕然とする。一方、音楽学校の進級試験を控えピアノ練習に励むのだめ。 そんなある日、千秋から定期公演での演奏を頼まれ、ついに千秋と初共演できると大喜びするのだめだったが、その大役は別の人物に任されることに…。 けっこうベタなラブコメだけど、けっこう面白かったです。原作漫画が好きだったけど、テレビや映画のシリーズではほとんど観たことがなくて。年末にコタツでダラダラしていたら、偶然前・後編を通じてテレビで観ることになりました。 この日の朝には、ちょうど朝ドラ『朝がきた』の総集編も観ていて、ヘタレでボンボンの旦那さまが、夜には凛々しい千秋先輩になっていて、そのギャップが面白かったです(笑) それにしても、ウエンツとベッキーのエセ外国人ぶりがツボにハマっていて面白かったです。 |
| 121分/★★★☆☆ (2015年12月31日) |
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