
2023/10/14(土)・15(日) 大阪・大阪城ホール
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Reporter/さにー
大阪城ホールでの2daysに参加してきました。
2日間連続の参加で、どうしても内容を分けて書くことが難しいので合わせて1本のレポートとなります。
日替わり曲以外の記事は2日間合わせてのものになります。
全体の流れやMCは同じような感じなので、初日に観た・聞いた記憶に2日目のものが混ざった感じです。
開演前|ライブ本編(前半)|ライブ本編(後半)|アンコール|おまけ
アンコール1
アンコールに応えて再登場したメンバーたち。
アンコールどうもありがとう。
今日演奏したセットリストは、1976年から1986年、オレが23歳から33歳までの間に書いた曲から選びました。
デビューしてからの10年間で、オレにとっても青春時代だったし、今日来てくれてるほとんどの人が
10代から20代の頃に聞いてくれてた曲だと思います。
数は少ないけど、若い人たちも来てくれてるので、その人たちのプレイリストにも加えてもらえたら…
青春の1ページに加えてもらえるようになったら嬉しいです。
1.SWEET LITTLE DARLIN'
そんなMCから、静かに始まったこの曲。ライブではかなり久しぶりに聞くなぁ。
メニューとしては、「ON THE ROAD 2005」のアリーナツアー以来かな。
この曲はやってくれるかなと思ってたので、とても嬉しかったです。
すごく優しくて、暖かさにあふれた珠玉のバラードですよね。
この曲では、スクリーンに映し出されたシンプルなアニメに釘付けになりました。
真っ白な背景にシンプルなタッチで描かれた、まるでデッサンのような飾り気のないアニメ。
まさにこの曲のイメージそのもの。
(約45秒のアニメで再現してみました)
窓辺で、ふいの風でカーテンが揺れる
花びらがひとひら、散り落ちる
6本の線(ギターの弦か、五線譜か)の上に落ちた花びらは、音楽を奏でる
音をまとった花びらは、散り落ちる
そして誰かの手の中へ、思い出となってしみてゆく
心をまとった花びらは、散り落ちる
そしてペンダントのロケットの中へ 思い出はいつまでも…
作った音楽が、奏でたひとつひとつの音が、誰かのもとに届いて
心に残る音楽になってくれたらいい。
そんな思いを描いたアニメーションに思えました。
2.THE LITTLE ROCKER'S MEDLEY
〜今夜はごきげん
〜HIGHSCHOOL ROCK & ROLL
〜あばずれセブンティーン
静かな演奏が終わった後、大音響が鳴り響く。これこそ、まさかの!アンコールでした。
最初は出だしが「今夜はごきげん」だったので、「ああ、それもいいね」と思っていたんですが
ワンコーラスを終えてメドレーで「HIGHSCHOOL ROCK & ROLL」に流れた時には、ほんとに驚きました!
まさかこの曲(正確には、このメドレー)を、聞くことができるとは!!
横長のシングルCD「HELLO ROCK & ROLL CITY」のカップリングとしてもおさめられているんですが
もともとは1984年に12インチシングルレコード「DANCE」のB面に収録されていました。
「THE LITTLE ROCKER'S MEDLEY (live version)」はアルバム未収録。『ON THE ROAD '83』の渋谷公会堂で録音されたもので、
「今夜はごきげん」、「HIGHSCHOOL ROCK&ROLL」、「あばずれセブンティーン」の若者が主人公の3曲をメドレー形式にした楽曲。
このライブ音源をB面収録した理由を語った本人のインタビューで「当時、ツアーでアンコールにほとんどもどしそうになりながらやってた。
すごいハードなの。最後の疲れ切ってるところに持ってきて、10分以上のアップテンポなロックンロール・メドレーでしょ。
もう死ぬんじゃないかと思いながら(笑)。だから、このライブ・バージョンには、すごい思い入れがある。
12インチだからこそやれたという長さだし。これを聞くと、当時一緒にやってたTHE FUSEのメンバーを思い出す。
ツアーが一番楽しくて一番きつくて、一番長かった時代のメンバーだからね」と回想している。
(『浜田省吾事典』より)
コアなファンになっていった頃、「こんなに激しいメドレーもあるんだ!」と思いながらよく聞いていました。
特に大好きなのが、いつ終わるともわからない「ローケンーロー!ヘイヘイヘイ!」のシャウト。
エンドレスに続くかのように、若者ならではの熱すぎる激情がほとばしっていて。
そんな中、叫ばれるMCもすごく好き。
「Don't trust over 30!」ってやつね。もちろんあれも、しっかり再現してくれていましたよ!
間奏になり、僕の期待に応えてやってくれました!
このロックンロール・メドレーをやっていたのは1980年代の始めの頃で。
当時はオレもバンドのメンバーもまだ若かったし、毎日のライブが楽しくてしょうがなかった。
この曲の途中に、オレはこんなことを言ってたんだよね。
「Don't trust over 30」。30歳以上の大人を信用するなってことなんだけど、ところがオレもとうとう30歳になってしまった。
だけどステージの上でロックンロールをやるときは、いつも変わらずティーンエイジャーだ!
オーイエ〜…(小さくこぶしを振り上げながら)ってやってたのね。
…あれから40年。オレはもう、70歳になってしまった。
そんな今、自分自身に問いかけてるわけ。
70歳になった今でも、ステージの上でロックンロールをやるときは10代のままなのか、って。
ヘイ、どうなんだ、浜田?
ヘイ、どうなんだ、省吾?
そう言って首をひねったり、客席に問いかけるしぐさ。客席は大歓声!
…どうなんだ、町支?
急にふられた町支さんは、腕をくんでうーんと悩むしぐさ(笑)
実際には「ど〜うなんだ?」と言って両手の指でコミカルに町支さんを指さしてたんですが
その流れの途中で腕の力こぶを指さしそうになってて、某芸人のギャグかな?と思いましたが…
どうなんだ〜!オーイエー!
と力強く客席を煽り、、今でも変わらずTeenagerであることを証明してくれました!
表現は悪いけど、底抜けにバカみたいで、底抜けに明るくて、底抜けに楽しい。
このメドレー、ほんと最高だよね!オーイエー!
強いて言えば、途中のコール&レスポンスで叫ぶのは「オーイエー!」じゃなくて「ローケーンロー!ヘイヘイヘイ!」がよかったなぁ。
曲の途中にはメンバーそれぞれのソロもあったり、とても楽しかったです。
このメドレーだけで20分ぐらいやってたんじゃないかな?

ちなみにこの曲の時は、2022ツアーのグッズのキャップ(イラストはグレーですが実際には黒)をかぶり
まさかの白のタンクトップ。腕をふりまわしてたんですが、二の腕のあたりは少し年齢を感じたかな…(笑)
キャップからあふれる白髪を振り乱して歌う姿は、まるで内田裕也みたい…と思ったのは僕だけではなかったみたい。
ライブ後に友だちも「そうそう!そう思ったー」と言っていました。
曲の最後にはWelcome back to The Rock Show!Thank You!というシャウト。
終わり方もカッコイイ!!
大満足の「オーイエー!」で曲が終わり、再びバックステージにさがっていくメンバー。
こんどこそ、立ったまま「ショーゴ!」コールを叫んでのアンコールでした。
もうヘロヘロで大満足だけど、まだ帰したくない!
アンコール2
再びのアンコールで戻ってきてくれたメンバーたち。
今回のツアーメンバーたちは13人。前回のツアーからはトロンボーンの清岡太郎さんが抜け
トランペット・五反田靖さん、トロンボーン・半田信英さんという2人の若手が加わりました。
誰一人欠けることなく、みんな元気でツアーを完走してくれることを願ってやみません。
3.君が人生の時…
ラストはこの曲。
「青春のジュークボックス」というこのツアーを締めくくるにふさわしい1曲です。
スクリーンには、映画『渚園』の映像が。
映画のラストでもこの曲をBGMにスタッフロールが流れていましたよね。
ここでこの曲を聴いて、とても納得しました。
「ああ、'76〜'86の曲限定というこのツアーの後に'88の「渚園」があるから、すべてはリンクしてつながっていたんだな」と。
本来はこのツアーがあって、それからあの映画という流れだったのかもしれないですね。
2019年に80's PART-1のファンクラブツアーがあって、その後はパンデミックでプランがすべて流れてしまった。
でも本来は2020年に80's PART-2のツアーがあって
2021年、省吾が69歳の年に「ROCK SHOW」をやる、そんな流れだったのかもしれないですね。
本来はどういうプランで、どういうセットリストや演出を計画していたのか。すごく興味がありますね。
もちろんそれは表に出ることはないんだろうけど、そういうのを妄想するのは楽しいです。
この曲の時は、いつも黒いハットをかぶって歌う省吾。
少しオシャレな装いで、ちょっときどって歌っているように見えました。
!ANOTHER EYE!
初日のライブが終わった後に友だちに教えてもらったことがあって。
「2番の歌詞、変えてたよね」って。
僕は全然気が付かなかったんですが、2日目はそこを意識して聞いてると…たしかに変わってた。
夢から醒めても また 夢追いかけたい というところを
夢から醒めても また 夢追いかけてる と歌っていました。
かつては遠く憧れ、手をのばして追いかけていた夢。
もはやそれは手の届かない願望ではなく…
今はもう、そして今もまだその途上にいる。
浜田省吾は、歩みを止めない。
今でも、いつまでも、夢追い人なのだと。
◆
2回のアンコールをあわせて約35分。本編2時間半と合わせて、トータルで約3時間35分のライブでした。
今回は2日間とも、一度も泣くことなく、ずっと笑っていられる楽しいライブでした。
叫んだり、声を出して歌えるライブも久しぶりだったし
いろんな予想や妄想をしたり、曲や映像の解釈に悩んだり。
いろんな楽しさが詰め込まれた、まさになんでもありのジュークボックス。
その宝箱を、もう一度開ける日がくることを楽しみにして明日からもまたがんばっていこうと思います。
◆
ライブレポート本編はこれで完結ですが、マニアの方向け(笑)にちょっとしたこぼれ話の「おまけ」があります。