| ジョンQ/最後の決断 | |
| JOHN Q 2002年アメリカ/ドラマ/116分 |
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<監督> ニック・カサヴェテス <脚本> ジェームズ・キアーンズ <出演> デンゼル・ワシントン/John Quincy Archibald ロバート・デュヴァル/Lt. Frank Grimes ジェームズ・ウッズ/Dr. Raymond Turner アン・ヘッシュ/Rebecca Payne レイ・リオッタ/Chief Gus Monroe キンバリー・エリス/Denise Archibald エディ・グリフィン/Lester Matthews ショーン・ハトシー/Mitch Quigley ダニエル・E・スミス/Mike Archibald ガブリエラ・オルティーン/Beautiful Woman |
| <ストーリー&コメント> 地元の製鉄所で働くジョン・Q・アーチボルトは、不況による収入減に悩まされながらも、妻や息子と幸せな生活を送っていた。だがある日、息子のマイクが野球の試合中に突然昏倒する。病院で検査では、一刻も早く心臓移植が必要だとの診断が下される。だが、ジョンの加入している健康保険では息子の高額な医療費を賄いきれず、ジョンは手術費捻出のためありとあらゆる手だてをつくすが、状況は絶望的。思いあまったジョンは銃を手にすると、主治医や居合わせた患者を人質にして病院に立てこもる。要求はただひとつ、自分の息子を救ってくれ、と…。 今まで僕が観た中で、たぶん最高のデンゼル・ワシントンだった。息子のためにはどんなことでもしてみせる、父親の鬼気迫る演技は最高でした。ストーリーも素晴らしく、途中で何度も泣いてしまいました。 映画のつくりも、非常にうまい。序盤からの構成で、ジョンがどんな人間か、また家族をどれだけ愛しているかが描かれ、中盤では病院に立てこもるという非常手段をとる前に、ジョンがありとあらゆる手を尽くしたと納得できる作りになっている。だからといって、暴力に訴える方法が認められていいわけではない。でも、観ている側もジョンがどんな人間か充分にわかっているので、彼の切なる訴えに耳を傾けてしまうし、犯罪者である彼を「理想の父親像」として英雄視してしまうのだ。 「最後の決断」の前に、ジョンは瀕死の息子に語りかける。その彼の頬を、愛で満ちた涙が伝う。一体誰が、どうしてそんな彼を責めることができるだろう。事件としては決して起きてはならないものだが、ジョンQが問う愛の形は、我々が決して忘れてはならないものなのだ。 『トレーニング・デイ』で警察の腐敗を暴き、今作ではアメリカの保険制度と医療体制に疑問を投げかけた。デンゼル・ワシントン、彼は次に何をみせてくれるのだろうか。 |
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元気だったはずの息子マイクが 野球の試合中に突然倒れてしまう |
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万策尽きたジョンは拳銃を手に 患者を人質に病院に立てこもる |
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