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第1話第2話第3話

 Stage Act.1

軽快なBGMが止まり、ステージ上の幕に映し出されていた
ON THE ROAD 2006-2007
My First Love is Rock'n'Roll

のツアーロゴが消えると、場内は大歓声と拍手!いよいよ始まるよ!

Prologue〜ある晴れた夏の日の午後

始まりは、去年のツアーと同じ。
浜田省吾少年の育った、小さな港町の美しい映像。
この映像の始まるとき、なんか「ブーン・・・」という低音、ベース音から始まるんだよね。
なんか、あの低音がとても好き。かなりマニアックだけど(笑)

余談だけど、最後の「ある晴れた夏の日の午後」のインストを聞きながら
「あぁ・・・この曲、聞きたいなぁ」と、今回も諦めの境地でつぶやいてたんだけど。
隣のパートナーは直前の長野2日目のセットリストを既に見て、この曲が復活してたことを知ってて。
僕がこの曲を大好きだということもよく知ってるし、今日の富山までネタバレ禁止ということも理解してたので
言いたくてウズウズしていたらしい(笑)
でもやっぱり、知らなくてよかった。
後述だけど、その曲を聞いたときの感動はこの日1、2を争うものだったから。

1.A PLACE IN THE SUN

映像は、黄金色の砂浜に、押し寄せる波。夕暮れの空を流れる雲。
そこに、省吾の生の声が重なっていく。
♪Like a long… lonely stream…

はじかれるようにして客席から立ち上がるオーディエンス。
僕の地元・富山でのShowが始まった!!

パッと見、ステージセットは去年と同じ。細かいところでは修正があったりするのかもしれないけど。
ツアーメンバーはもちろん去年と同じ。最高級のバンドだ!

メンバーの立ち位置も、去年と同じ。センターに浜田省吾。
手前列は、左から古村さん(Sax)、町支さん(G)、省吾、美久月さん(B)、長田さん(G)。
奥の列は、左から小島さん(P)、小田原さん(D)、福田さん(Key)。

去年かなり気になってた、省吾の♪I Know〜!も健在(笑)

2.光と影の季節

最初のイエェェェ〜〜〜〜〜〜!!で、一気にヒートアップ。
レポ書いてる今(4/15)でも、思い出して自然に笑顔になっちゃいます(笑)

この曲はとにかく、♪キミに会いたくて戻ってきたよ〜!が嬉しかった!
7年ぶりに、富山に帰ってきてくれた!!
それだけでもう、満足です(笑)
失意も挫折もなく、ただ栄光と輝きの富山の夜です。

小田原さんのはじけるドラムも!笑顔いっぱいのミックのベースも!
首とれちゃうぐらい振りまくりの福田さんも!なぜかいつも満面の笑顔の小島さんも!
カッコイイギター侍の長田さんも!そしてもちろん、熱いパートナーの町支さん、古村さんも!!
みんなが熱い!最高の夜の予感!!

3.HELLO ROCK & ROLL CITY

Hello!富山City!

冒頭のこのシャウトだけで、もう!!
なんとも言えない至福の気分。
とやま!トヤマ!TOYAMA〜!!
完全に壊れちゃってましたね、僕(笑)

もちろん、地元で聞けて一番嬉しいのはこの曲!!!!

途中からは、最近お気に入りのヘイ、ジャンプ!で、タテに飛びまくりの省吾。

Hello!富山City!Yes,I'm coming Back!!

そう、帰って来てくれたんだ!!
あれから1週間経ってるけど、レポ書いてる今も、幸せいっぱい、余韻いっぱいです♪

Hello!富山City!今夜気分はどうだい!?

もちろん最高ーーーーーーーーーーーー!!
イエス!!I'm Happy Now!!

3曲目終了にして、既にもう疲労困憊の僕(笑)

小田原さんのドラムが陽気なビートを刻む。

コンサートに来てくれてどうもありがとう!
楽しい夜にしたいと思います。最後まで、どうかよろしく!
ギター、長田進!!

長田さんのイントロのエレキギター、カッコイイーー!!
ギョイイ〜〜ンと、唸る響きは、まさにサムライの一撃。
富山のオーディエンスの心も、一刀両断ですYo!

4.この夜に乾杯!

この曲は、すっかりこの枠で定着しましたね。
去年と今年の、アルバム『MY FIRST LOVE』にまつわるツアーが終わっても、長くライブで聴きたいものです。

途中の♪オレはヴィンテージの最高級のワ〜インのところで、省吾はギターを股間にすりつけて(!)
かなりセクシーなダンスをしていました(笑)
ちなみに、序盤のギターは去年同様グレッチの記念モデルです。黄色いヤツね。
衣装は去年同様、紫のシャツに、黒いパンツです。
髪は、なかちょっと茶色がかってフサフサしてたかな?

緑色透過でバージョンアップ(笑)

曲の最後は古村さんのサックスソロ。
そのまま古村さんの紹介なのかと思いきや、サキソフォン!と言っただけで、客席に名前を呼ばせていました。
客席はもちろん、「フルムラー!」コール。

5.旅立ちの朝

前の曲が終わり、ギターからタンバリンに持ちかえる省吾。
2005年から去年のツアーにかけて、かなり怪しげなダンスを披露していましたが、今ではけっこう普通。
歌詞の内容をジェスチャーで演技している感じのダンスです。
空港で次のフライトのチケットはあるか?と尋ねるあたりのフリは、けっこうアメリカンテイストで好きかも。

最後はもちろん、「That's right,Shogo!」

6.あばずれセブンティーン

新レパートリー、キター!という感じ。かなりお馴染みなナンバーだけど(笑)
でも、新しい曲が選択肢に増えるのは嬉しいし、新鮮なものだね。

だけど、ここでふと気がついた。
あれ?この曲、僕はライブで聴いたことあったかなぁ・・・って。
DVD『ON THE ROAD 2001』に映像として収録されているので、つい聞いたことがある気がしたけど
実際に僕が聞いたのは1998年と1999年のツアーの時以来。
1999年の長野県松本文化会館公演以来、8年ぶり4度目。
(詳しくはコチラ
って、そんなことどうでもいいよね(笑)
かなりワタクシ事な記録でした。
覚えている方は、参加したライブの曲目をリストにしてみてはいかがでしょうか?

でもまぁ、省吾の曲はどれもファンにとってはお馴染みだし
ノリのいい曲は、どの曲がどの曲と入れ替わっても、全然違和感がないのかもね。

曲のトピックはといえば・・・
そう、途中の間奏のところで「腕ワイパー」やってました。
右腕を挙げて、ただ振るだけという振りつけですが。
最近コレ、かなり多用してるよねぇ。
結局最後はそれかい!みたいな(笑)
この時も、間奏になっていきなり省吾自身が腕を降り始めたのでビックリしました。
2番の歌が始まる前にスパッと終わったんだけどね。

ここでちょっとブレイク。

この美しい街・富山に戻ってこられて、そしてこんなにたくさんの・・・
2000人以上の人が集まってくれて嬉しく思ってます。
今夜はコンサートに来てくれてどうもありがとう!!
「今日初めて浜田省吾のコンサートに来てやったぜ」って人、どのぐらいいますか?

けっこうたくさんの人が。

おぉ、けっこういるね。初めまして、ようこそ。浜田です。こんなヤツです。
じゃあ、「お前のコンサートは、あの公会堂の頃から、何度も来てやってるぜ!」って人は?

客席は、大半が拍手してたけど、「公会堂の」がアタマにつくと微妙。
僕はその頃(1993年頃まで)は、まだ浜田省吾のことを知ったばかりでライブには来ていない。
ここで手をたたけなかったので、なんかちょっと悔しい気分。

久しぶりです!また会えて嬉しいです。
いつも言うことですが、ステージは一期一会です。
2007年4月6日の、この夜は今日、今しかない。
オレたち最後まで精一杯いいステージやりますので、初めての人も、何度も来てるよって人も
最後までどうかヨロシク!

大拍手!

ヘイ、5階席!大丈夫かい!届いてるかい!?

ずっと上のほうから「ウオー」という声。

大丈夫だね。なんとか届いてるね(笑)
4階!3階!1階2階!大丈夫かい!

ウォーイ!

最後までこのまま立ちっ放し、踊りっ放しでも大丈夫かい!?

ウォーーイ!

ウソだね(笑)
自分たちの年齢考えろよ(笑)
後ほどゆっくりと世代別調査やりますが・・・
このあたりで少し、ゆっくりと座ってください。
しばらくアコースティックセッションやりますので。

ザワザワとして、座る客席。

くれぐれも、5階席の人は立たないようにね。
オレもさっき、リハーサルの時に上がってみたけど・・・
高所恐怖症のオレは、立てなかったです(笑)
大丈夫?もう、1人ぐらい落ちてない?(笑)
最後まで落ちないでね(笑)

客席のつかみはオッケーかな(笑)

前回ここに来たのは、2000年の4月4日。7年ぶりです。
あのときも、桜の咲く頃でしたね。あの時来てくれた人いる?

意外に、少ない歓声と拍手。地元公演なのに・・・なんでだろう?
県外から来てる人が多かったのかな?
地元の人がチケットとれなかったってことかなぁ。

前回来た時にも感じたけど、素晴らしいホールができたなぁと感じます。
あの・・・懐かしい公会堂の・・・(笑)

前回からはここ、オーバードホールだけど、それまでは富山市公会堂という
良く言えば伝統のある(単純に言えば古い)ホールでやってたんですよね。
(現在は、その跡地に省吾やメンバーの泊まる全日空ホテルが建っています)
もちろん僕は、その時は来ていないんだけど。

浜田省吾・富山県での全公演記録
1 1980/7/16 富山県民会館 1980 SPRING
2 1981/1/24 富山県民会館 1981 SPRING
3 1982/4/4 富山県民会館 ON THE ROAD '82
4 1982/11/29 富山市公会堂 ON THE ROAD '82
5 1983/7/1 富山市公会堂 ON THE ROAD '83
6 1984/9/2 富山市公会堂 ON THE ROAD '84
7 1985/11/19 富山市公会堂 ON THE ROAD '85
8 1986/10/14 富山市公会堂 ON THE ROAD '86
9 1988/4/16 富山市公会堂 ON THE ROAD '88
10 1990/7/29 富山市公会堂 ON THE ROAD '90
11 1993/9/17 富山市公会堂 ON THE ROAD '93
12 2000/4/4 富山オーバードホール ON THE ROAD 2001
13 2007/4/6 富山オーバードホール ON THE ROAD 2006-2007

友達からその頃の話をいっぱい聞くけど、まさに「古きよき時代」なエピソードが盛りだくさん。
今では考えられないフレンドリーな距離感でライブをしていたんだね。

ここからしばらく、MCは公会堂の話題。
正直言って・・・前回と、ほとんど同じMCだったんですけど(苦笑)
次の公演だけど、福井の時みたいにいろいろ「今の富山」の話もしてほしかったなぁ。
さらに言えば、先日の能登半島地震のこと、何も触れてなかったからね。
ただ忘れてただけで、思い出して福井では言うのかなと思ったけど、福井でも結局何も触れずに終わったし。
意外というか、ちょっと残念でした。

そう、富山に来るのは7年ぶりなんだよね。
オレにとっては7年ってあっという間なんだけど、生まれた子どもは小学生になり、小学生だった子は
中学生、高校生になって大学生になる頃なんだよね。

と、しみじみ。

今日は久しぶりなんで、新しい歌も古い歌もたくさん聞いてもらおうと思います。
次に演奏する歌は、すごく新しい歌です。ちょうど10年前に作った『青空の扉』からです(笑)
オレにとっては10年前って、新しいんだよね(笑)
あのアルバムから、とても好きな歌を。
「彼女はブルー」という曲を聴いてください。

7.彼女はブルー

最近けっこう、歌う前に曲名言ったりするね。
これはすごく個人的なアレですが、曲名は歌い終わった後に言って欲しいです。
ラジオでも、ライブでも。
ラジオは、途中から聞いたら、曲名わからないままだし。
省吾の歌は全部知ってるから、曲名がわからないということはないんだけど
最初の音が出るまで「どの曲かな?」というドキドキを感じていたいし。

・・・というようなことを考えながらなんとなく聞いていたので、あまり曲自体の印象はないです(笑)

ありがとう。
1996年のアルバム『青空の扉』の中から、「彼女はブルー」でした。
一昨日と一昨昨日と長野でコンサートやって、昨日富山に来たんですが。
車でずっと長野通ってきてね。
妙高高原とかね。あそこはずっと雪が積もってて・・・
思い出すなぁ。あそこは、スキーの1級をとったとこでね・・・。

会場からは「へぇ〜」という声。
ギターをかかえたまま、アゴに手をあてて、ウンウンと話す省吾。
ん・・・?省吾ってスキーうまいんだっけ・・・?
たしか、1990年代の半ば頃に、当時バンドメンバーだったピアノの梁さんに教えてもらったりしてたんじゃなかったっけ?
と、頭をよぎる。この間、数秒の出来事(笑)

・・・ウソだよ〜(笑)

やっぱり(笑)
ニヤッと白い歯を見せた省吾の笑顔に、女性ファンは撃沈!・・・したのかな?(笑)

ウソだよ(笑)
やっとリフトから一人で降りれるようになって、初級コースをボーゲンで滑ってたところだよ(笑)
ちょうど1週間前、東京では桜が満開でね。
で、長野では梅が満開で。
さらに富山では、桜が綺麗でね。
なんか、得したなぁ〜と思います。
昨日、ホテルから富山平野の景色を見ててね。
呉羽山の向こうに落ちる美しい夕日が、神通川に映って綺麗でね・・・。
まだ雪の残る立山連峰にも、うっすらと夕灯りが映っててね。
本当にお世辞抜きに、富山はすごく綺麗なところです。
みんなはいいところに住んでるんだなぁと羨ましく思います。

客席からは大きな拍手!

ほんと、富山を首都にすべきだよね(笑)
桜に囲まれた富山城のところを国会議事堂にしてね。
ほんと、「美しい国ニッポン」という感じになるんじゃないかな(笑)

客席は苦笑・・・だったかな(笑)

そうしたらほんと、心の豊かな、美しい国になるんじゃないかな。
この美しい街に帰ってこれて、嬉しいです。

そう言ってもらえると嬉しい♪
でも、松江でも同じようなことを言ってたような・・・?(笑)

さっきは10年前の超新曲(笑)をやったので、次はすごく古い歌をやります。
30年前ぐらいに書いた歌です。
好きな人がいて、好きで好きでたまらないんだけど、どうしようもないって気持ちを書いた歌と
若い恋人たちが出会って一緒に暮らし始めて。だけど、お金もなくて。
将来に対する自信もなくて、起きてしまった出来事を書いた歌と。
20代の半ばに書いた2曲の歌を、続けてやります。

8.片想い

長いファン歴の人には嬉しい選曲かもしれないけど、個人的には
特に何の思い入れもない、「ラストショー」「もうひとつの土曜日」と同じような「定番」の曲。
ライブでも、今までにけっこうな回数聞いているんだけど
やっぱり特に思い入れはわかない(苦笑)
やっぱり人間だし、好き嫌いがあるのは仕方ない。
それをわざわざ書かなくても、と思う方もいると思うけど。
そういうのも全部含めて僕自身の感想、レポートだからね。

この曲も、一応今回のツアーでは今年からレパートリーに加わった「新曲」。
だけどやっぱり、個人的には「新しい曲」のほうを聞きたいなぁ。
同じラブソングでも「あれから二人」とか「少年の心」をやってくれないかなぁ。
この当時の曲だったら、「君の微笑」とか「丘の上の愛」とか。
うーん、やっぱりこの曲は好きでも嫌いでもない。
この曲を好きな人、すいません。

しっとりと聞いていたんだけど、ふと思ったこと。
この曲は「ON THE ROAD 2001」の時は、ストリングスの生の弦の音を聞けたんだよね。
弦の女性が4人、ツアーメンバーに加わっていて。あれはよかったなぁ。
今回の編成では、福田さんがシンセサイザーで弦の音を弾いていたけど
やっぱり「それっぽい音」なんだよね。
別にチープだと言うわけではないんだけど、やっぱり一度、生の弦の音を聞いてしまうと・・・ね。
Jストリングスカルテット、復活求む(笑)

9.散歩道

たぶんこの曲の始まる前だったと思うけど、ステージのライトが一瞬パッと点滅。
なんだったんだろ、あれ?
何か新しい演出かと思いましたよ(笑)

これは余談ですが、ライブ後の食事会で、この曲を絶賛している方が多かった。
5〜6人いたのかな?
それらの印象だけが強く・・・曲の印象はあまり・・・(笑)

なんとなく思い出せるのは、漠然としたことなんだけど
去年聞いたときよりもリズム隊のビートがハッキリとしていて、切ないバラードなんだけど
とても力強く演奏しているように感じました。省吾自身の歌声もそうだったし。
「くじけそうな恋人たち」というよりは、「悲劇を乗り越えて力強く歩みだそうとしている恋人たち」の歌なのかなぁ。

あと、これは今日のライブ全体に言えることなんですが・・・
友達はみんな「オーバードホールは音いいね」と絶賛してたんですが
僕のいる席は一番奥の右寄りということで、跳ね返りが。
後ろの壁に音がこもるっていうか、音がスカーンと抜けていかずに、リフレインしてる感じ。
しかも、右側からのスピーカーの音が左側より比較的大きいので
町支さんのギターや小島さんのピアノよりも、長田さんのギターや福田さんのキーボードの音が
とてもよく聞こえました。というより、バランス的に大きかった(笑)

どの曲だったか忘れたけど、何度も聞いているはずの曲で
福田さんの出してる音に初めて気づいたってのもあったし。
「こんな音も弾いて(出して)たんだ」っていう。

PAによる音のバランスって、すごく繊細なんですね。

ありがとう。
素晴らしいピアノを聞かせてくれたのは、小島良喜くん。
1978年の「片想い」と、「散歩道」でした。
さっきも言いましたが・・・こうして客席を見ても、客層が決して若いとは言えない(笑)
だけど、オレが音楽を始めた1970年代のことをバリバリに覚えている人はあまりいないと思う。
そんな1970年代のことを語ってみたいと思う。
だけど、語るのはオレじゃありません。オレよりももっとふさわしい人がいます。
オルガンを弾かせても、シンセサイザーを弾かせても、ストリングスアレンジをやらせても、
何をやらせても一流なんだけど、語りも一流です。福田裕彦。

そう言い残して、省吾は一旦バックステージへ。
それから、ステージ上でスタッフたちが慌しく動き出す。

福田さんにスポットライトがあたり、様々な懐メロをBGMに福田さんの「1970年代講座」が始まる。
ちなみにこの曲たち、僕は大半の曲を知りません(笑)

このあたりの流れは去年と同じだね。
スタッフがステージ上に簡易バーのセットを組み立てて、バンドのメンバーたちは
2つのテーブルに分かれて座り、飲み物を飲んだりタバコを吸ったり。

福田「大阪万博。よど号事件。三島由紀夫事件。この3つの出来事を覚えている人は、言うまでもなく、相当年寄りだ。
残念ながら福田は、よ〜く覚えている。1970年。日本はまだ、1960年代の高度成長の夢を見続けていた。
僕は中学1年生。ロックを聴くと不良になるぞ、という両親の言葉を真剣に信じていた。
まぁ実際、両親は正しかった。…」

このあたりの語り口は、だんだん覚えてきたかな。

福田「そして1976年。23歳の浜田省吾は、アルバム『生まれたところを遠く離れて』でソロデビュー。ライブツアーに出た」

語りも終わりにさしかかった頃、ステージソデから再び省吾が登場。
トレンチコートとメロンパンみたいな帽子(なんて言うんだろ?ベレー帽?)をかぶった1970年代風の衣装。
手にはシールやワッペンをベタベタ貼ったギターケースを抱えている。

微妙にバージョンアップ

そして、福田さんの語りも最後のフレーズ。

福田「彼らはそこで、こんな歌を聞いた・・・」

ステージ中央のパイプイスに座り、アコースティックギターにハーモニカ(ホルダー付き)という省吾。
ソロデビューアルバム『生まれたところを遠く離れて』のジャケットそのままの雰囲気です。

こんばんは。浜田省吾です。

ボソボソと弱気な感じの喋り方で(笑)

広島で生まれて、今は東京に住んでいます。23歳です。今年デビューしました。
富山に来るのは初めてです。
いいところですね。今日も、松川のほとりを歩きましたが、桜が綺麗で。

客席から「おぉー!?」という声。
えぇ!省吾がそんな身近なところを歩いていたなんて!!
偶然遭遇したいっす(笑)

まだデビューしたばかりなんで、まだみんなオレの歌知らないかもしれないけど。
もし1人でも知ってる人がいたら、大きな声で一緒に歌ってください。
もし知らない人は、手拍子をしてください。
この先、5年か・・・10年か・・・まぁ、30年もやることはないと思うんですが(笑)
長く音楽やりたいと思うんで、励みになりますんで。応援してください。
じゃ、聞いてください!

10.路地裏の少年

省吾の後ろで、町支さんが手拍子や指を立てて客席をあおって。
客席はみんな、手拍子をしつつ大合唱です。
ちなみに・・・座ったままなので、なんかヘンな感じです(笑)

使いまわし

このあたりまで観てきて、「構成はほとんど去年と同じなんだなぁ」という思いが強くなった。
そりゃうそうだよね。去年のツアーで行ってない地域(北海道とか)もあるし、去年観てない方も多い。
そういう方々にも、去年と同じものを。去年観た人には、さらにパワーアップしたものを。
今年のツアーの基本はそれだからね。
だから、今春のツアーも、まだ日程の発表されてない今秋のツアーも、構成は変わらないんだろうね。
いや、変えないんだろうね。
もちろん、見飽きるということはないんだけど、やっぱり、年が変わったら新しい変化も・・・と期待してしまうのもファン心理。
そのあたりのバランス、微妙なところなんだけどね。

だから当然、この後は「生まれたところを遠く離れて」だと自然に思ってたわけ。

ありがとう。
これが、1976年の「路地裏の少年」、オレのソロデビュー曲です。
このツアーを始めたのは去年で、ソロデビュー30周年記念だったんだけど
今年は31年目で、31周年記念です(笑)
この曲を作ってから30年が経って、音楽をやる人間として成長したのかどうかわからないけど
「路地裏の少年」がオレの一番古い歌だとしたら、次にやるのは一番新しい歌です。
『MY FIRST LOVE』の中から、「ある晴れた夏の日の午後」。

MCを聞いたとき、「えぇーーーー!まさか!?」と思いました。
まさかまさか、この曲を再びやってくれるなんて・・・。
隣のパートナーはニヤリとしてましたが(笑)

11.ある晴れた夏の日の午後

嬉しかった。とにかく、嬉しかった。
地元・富山で再び聞けた「HELLO ROCK & ROLL CITY」がこの夜の最初の衝撃だとしたら
ライブ半ばのこれが、セカンド・インパクト。
いや、この夜の全ての中で最大の、ディープ・インパクトでした。
まさかこの枠で復活するとは・・・!!

2005年のツアーでは、ライブのオープニングの曲だったんだよね。
でも個人的には、ライブの終盤で聴きたいとずっと言い続けてきた。
そして去年。レパートリーから外されて、また聴きたいとずっとレポにも書き続けてきた。
そして今日、堂々の復活。
重たいドラム&ベースラインのひとつひとつの震動が、ホールを震わせる鼓動のひとつひとつが。
大きな衝撃となって、僕の身体を貫いたようでした。
エンディングの、小島さんが奏でるピアノのメロディラインも切なくて。

いや、もう何も言葉がありませんでした。
ただただ、圧倒されてた。
そして、曲の途中から、なぜか涙があふれてきた。
富山&福井の2日間で、僕が唯一涙したのがこの曲でした。

ほんと、言葉もない感動でした・・・。
レポメモにも「超感動」と力強く書いてあります(笑)
『MY FIRST LOVE』の中で、一番好きな曲だし。
そして今や、省吾の全ての楽曲の中でも10本の指に入る好きな曲。
ますます好きになりました・・・。

個人的感傷は置いておいて、少し冷静に曲のトピックを。

この枠は、去年のツアーでは「生まれたところを遠く離れて」が歌われていて
省吾の半生を振り返る、とても素晴らしい映像が流れていたわけです。
あの映像は、残念ながらもう観られなくなるのかも。
この「ある晴れた夏の日の午後」の時は、2005年のツアーでスクリーンに流れていた映像が
バージョンアップして流されていました。
部屋の中の壁に、2007年版浜田省吾オフィシャルカレンダーのかかっている方はご覧ください。
(ちなみに僕はパソコンの上のほうの壁にかけてあります)
その4月の写真、中央の大きい写真。まさにその映像です。
(2005年の時は丸い縁取りがありましたが、今回はありません)
省吾の半生というのはなく、呉の風景などの映像が加わっていたような気がします。

さらにもうひとつ。
省吾は、歌の途中でコートをバッと脱いで、ずっと左手に持ったまま歌っていました。
そういう演出なのかな?と思いつつも、丸めてずっと持ったままのコートが気になる・・・。
福井の時はずっと着たままだったので、今回だけだったのかも。
富山のステージは、暑かったのかな?
今回は、けっこうレアなものを観られたのかも。

演奏が終わりながら、ステージ全体を覆い隠す大きな幕が降りてくる。
至福の興奮と、大きな衝撃と・・・様々な想いで満たされて、心地よい気分の前半戦でした。


3.コンサートレポート後編〜Stage Act IIへ続く