
REPORTER/さにー
1998年4月から始まった「ON THE ROAD 2001」も、いよいよファイナル。
「The Shogo Must Go On」とタイトルを変えてのアリーナツアーだ。
1998年からコンサートに参加した僕には、初めての「アリーナ」でのコンサート。
ということで、今回は特別編!様々な角度からレポートします。
なお、多分にネタバレを含みますので、まだアリーナツアーに参加していない方は
参加するまで読まないほうがいいかもしれません。
「驚き」ってのは、最大の喜びのひとつでもあるからね。

目次(全3話構成です)
1.アリーナってなぁに?(サンドーム福井の場合)
まず、「アリーナツアー」と聞いたときに僕が思ったのは、「アリーナって何?」だった。
僕と同じく、アリーナコンサートに参加したことのない方は、同じように思っている方も多いと思う。
そういう方のためにも、「アリーナ」というものについてまずはレポートしてみたいと思います。
1998年から2000年までの僕も数々参加したツアーは、ホールコンサート。
いわゆる「会館」とか「コンサートホール」に類するものだ。
前方に奥行きのあるステージ(段)があって、そこを底辺として階段状に座席がある。
つまりは、「ホール」ではステージと客席が向かい合っている状態。
オーディエンスは、みんな前を向いてコンサートを見る状態になっている。
「アリーナ」の場合は、そこから完全に違っていた。
「アリーナ」では、観客の向いている方向はそれぞれに違うのだ。
「ホール」でのコンサートにしか参加したことのない僕にとって、「アリーナ」は全く未知の空間だったのです。
「ARENA」と辞書で調べてみると・・・(円形劇場の中央の)闘技場とある。
友達に聞くと「体育館だよ」と言われた。
そう聞いて僕が想像したのは、学校にあった体育館。
地面はまっ平で、壁が周りを囲んだ四角い空間。
うーん。でも、やっぱりイメージは湧かなかった。
ビデオなんかを見ると、時々横浜アリーナの映像なんかが流れる。
それを見ての印象は「かなり大規模な空間」を想像できた。
アリーナにかつて参加したことのある友達は「省吾が米粒だった」とか言ってたし。
サンドーム福井の座席表を見たりしても、すごく広大な空間に思えて。
ものすごーく広いんだと思えた。

サンドーム福井
中に入ると、こんなカンジ・・・。

サンドーム福井の内部構造。(サンドーム福井パンフレットより)
写真の手前側が正面入り口。
真ん中あたりの白い部分が、1階席、つまり「アリーナ席」と呼ばれる部分。
その周りを取り囲むように階段状の「スタンド席」が円形にある。
その一部、正面のあたりに特設でメインステージがあります。
天井は、すごく高い。
真ん中には大きな照明、スピーカーが吊り下げられていて。
僕の記憶をたどって例えるならば・・・
日本武道館で見た、全日本プロレスの雰囲気。丸くて、照明が吊り下がってて。
もしくは、大阪ドームのフェンスをなくしたような感じ。
天井が丸ーく高くなってるから、そんなイメージがある。
「そうかぁ、これがアリーナなんだ・・・へぇ〜」
と思いながら、ずっとウロウロしてました。
大きく幅をとったメインステージ。
6本の曲線の柱が立ったステージには、照明がいっぱいついていて。
これが全部、どんなふうに光るんだろうと思うとワクワクしてきたし。
ホールコンサートの時は、ステージの両サイドに大きなスピーカーがあったんだけど、今回のアリーナでは幾つかのスピーカーに分かれて吊り下げられているという感じでした。
あんなふうにモノを吊り下げるのって、どうやってるんだろう?
スタッフの人が高いところに上ってるのかな?
それとも、大きなクレーンみたいのがあるのかな?
自動でウイ〜ンとあがっていくのかな?
毎回あれをやるって、ものすごく大変だなぁと思いました。
ステージのセッティングをやっているスタッフたち。その苦労がうかがいしれます。
これは余談ですが、最近、省吾のステージスタッフの方が、「Sunny's Day」に遊びに来てくれて。
僕がスタッフの視点を気にかけるようになったキッカケでもありました。
その方のホームページがあるんですが、よかったら見てみてくださいね。
ステージの裏方さんの秘話がのぞけて、面白いですよ。
サンドーム福井のスタッフ秘話も覗けます。
舞台萬屋 小池笑店
そうそう、これを忘れちゃいけない。
噂の「サブステージ」、もしくは「センターステージ」と呼ばれるもの。
それが、アリーナ席の真ん中あたりにありました。
どのぐらいだったかなぁ。7m四方ぐらいかな?
四角くサクで囲まれたステージ。
ちょっと段差が高くなっていて(50cmくらい?)、その上に楽器が置いてあって。
開演時には、全体に黒い幕がかぶせてあって。
楽器も含めた全体の高さは、1mぐらいでした。
だから、その後ろの席の人でも、問題なくメインステージでのショーを見ることが出来ると思います。
まあ、多少邪魔にはなったかもしれないけど(笑)
スタンド席にも上ってみたんだけど・・・
平らなアリーナ席に、覆い被さってくるように壁が曲線を描いていて、そこにスタンド席があって。
半円形の底にいる感じです。
思ったより、すごく狭い。(全体が丸いからなのかな?)
センターステージからスタンド席までの距離は、僕の歩幅で30歩。
スタンドの一番上でも、「米粒」ってことはないんじゃないかなぁと思える距離感でした。
ただ、メインステージのわりとすぐ横にも席があって。
あそこの席からは、メインステージと、ステージ奥にあるスクリーンの映像が見えないんじゃないかなぁと思えました。
コンサート中に省吾は左右へよく動き回って、そういう人たちを気遣ってはいたけれど・・・
やっぱり、そこの席にあたった人はショーの一部(映像)を楽しめないわけで。
それはちょっと可哀相というか、不公平かなぁと思いました。
僕の席は、アリーナ席。23列目の左側というところでした。
アリーナ席は、下がフラット、つまり平面になってて。
そこにパイプイスが並んでる感じです。
たがら、段差のあるホールコンサートと違って、身長の差が大きく出てしまう。
僕の身長は175cmなんですが、それでも「邪魔だなぁ」と思える大きな人っているんだよね。
(もちろん僕も、後ろからはそう見えるんだろうけど・・・ゴメンナサイ、後ろの人)
僕が今回一緒に見たのは石川県の友達なんだけど。
彼女は身長が152cmということで。
一般的な女性の身長からすると、全く前が見えないってこともあると思うのです。
途中で僕も、ちょっとだけ身を屈めて彼女の視点に合わせてみたんだけど・・・
見えない。全く、前が見えない(笑)
座ってるときは、いいんだけど。
ノリノリなロックナンバーの時はみんな総立ちだから、全然前が見えないんだよね。
人と人の合間から、かろうじてステージ上の省吾と、映像を見てる感じ。
今まさに、歌ってる状態の省吾やメンバーがスクリーンに映し出されるんだけど、映像だけ見てるってのもなんか悲しい。
同じ空間にいて、同じサウンドを聞いて盛り上がってるのに、姿が見えない。
それはちょっとつらいなぁと思うんですよね。
みんな同じとまではいかなくても、背の低い方も見えるように、足場とか、そういうものの持ち込みを許可したらいいんじゃないかと思うんですが。
実際、僕の友達の方は発泡スチロールで出来たブロックみたいのを持ち込んでいました。
入り口のスタッフの方に「背が低いから」というと、許してもらえたそうです。
それもひとつの工夫かなぁと思うんですよね。
みんなが同じように、最高のショーを共有できる、そんな環境がやっぱり理想ですよね。
でもやっぱり、「ホール」にはない「アリーナ」の良さってのもいろいろあるんですよね。
まず第一に、やっぱりホールに比べて空間が広いから、ショーがダイナミックになる。
「照明が綺麗だった」という話をよく聴いてたんだけど、そう思いました。
七色の照明が、グルグルまわってあちこちを照らし出して。
まばゆいスポットライトが、ホール内の空気に色をつけて。
やっぱり、言葉ではうまく表現できないんだけど・・・とにかく、すごく綺麗でした(笑)
やっぱりね、「百聞は一見に如かず」というか。
実際に見てみないと、体験としては理解できないものですよね。
ホールならではの一体感と、アリーナならではのダイナミックさ。
それぞれに全く異質のものだけど、それぞれに良さがある。
「なるほど〜これがアリーナなのかッ!」てのを存分に楽しめた1日でした。