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目次(全2話)

  1. コンサートレポート序章〜Before Stage
  2. コンサートレポート〜Stage Act

 Stage Act

午後6時。開演時間は、ほぼ予定通りだったと思う。

館内BGMがビートルズの「IN MY LIFE」を奏で終えると、照明が落ちていく。
大きくなる歓声。高まる鼓動。ついにライブが始まる!

聞こえてくる演奏は…「J.BOY」!?
まさか「J.BOY」からライブが始まるのか!?
今回のライブに臨むに当たって、全くセットリスト情報を遮断していた僕。
何も知らない無知感から来る驚きと期待で、思わずニヤけてしまう(笑)

ややテクノVersionの「J.BOY」。サビのメロディがずっとリフレインしている。
客席はそれにあわせて、コーラスと拍手。

ステージを覆い隠していた巨大なスクリーンに、様々な映像が映し出されていく。
おそらく田島さんのデザインによるもの。
一言で言うと、埠頭に積み上げられたコンテナが、「テトリス」のように動いている感じ。
スライドしたり、積みあがったり。白い背景に、カラフルなコンテナが複雑に動いている。
そしてそこには、アルバムタイトルが描かれている。
“ON THE ROAD”ツアーの、浜田省吾のライブヒストリーをおさらいしている感じだ。
最後のアルバムタイトル『MY FIRST LOVE』が消えて、最後に
“ON THE ROAD 2011 The Last Weekend”のツアータイトル。
そこで「J.BOY」のテクノ演奏が終わった。

客席の大きな歓声をかきけすような、エレキギターの音色。
このイントロは…なんだ!?
ちょっとアレンジが変わってるような…この曲は…

そこに、ピアノのイントロが重なっていく。

この曲か!

1.ON THE ROAD

♪この道の彼方…
そうきたかー!って感じ。全く予想してなかったです。
♪もう一度〜
で会場全体が1本指を立てて、一気にひとつになる。

これが省吾のライブのすこいところだと思う。
「導入の探り」みたいなのが全くなくて、一気に「そこ」まで到達する感じ。
「一瞬でわしづかみにされる」って感じかな。
初めての人が少なくて、リピーターが多いからかもしれないけど。
それがいいか悪いかは別として、30年以上のライブツアーで熟成されてきた
「ライブの間」みたいなものが抜群なんだと思うんだよね。

ちなみに、ステージ衣装は黒づくし。
黒のVネックシャツの上に、黒いコート。
ズボンも靴も黒でした。
実際に近くで見ると、柄とか入ってるのかもしれないけどね。

このコートを、ライブの途中で脱いだり着たりしてました。
基本は、ライブの前半はVネックの黒いTシャツかな。

そういえば今日は、「じゃあ今日、初めて浜田省吾のコンサートに来たって人は?初めまして、浜田です。よろしく」
という定番のMCがなかったなぁ。残念。あれ、けっこう好きなんだけどなぁ。
客席が何回来てるお客さんだとしても、いつも初めての気分で、一期一会のライブをするっていうスタンス。
決して、慣れすぎないところ。ああいうところ、すごく好きです。

この曲をライブで聴くのは、いつ以来だろう?
調べてみたら、2007/10/18のライブ以来。意外と最近だった(笑)
省吾のライブを代表する曲のひとつだよね。

ライブが始まると、ステージを覆っていたスクリーンは上部に上がっていき…

なんと、3つに分割!

ライブステージ全体はこんな感じです。
上部に上がった3枚スクリーンの他に、ステージ後方に5枚の大型スクリーン。
そして、上から吊り下げられたUFO型のムービングライト。

こういうのが7本吊り下げられていて、自由に動きます。

2.この夜に乾杯!

続けてこの曲。
新旧の曲がスムーズな流れで、全く違和感なくつながるのはけっこうすごいことだよね。
「ON THE ROAD 2006-2007」でも序盤の盛り上がりどころだったから
客席のヒートアップぶりもすごかったです。
あ、ちなみにこの時点で客席は総立ちです。1曲目が始まる前からみんな立ってた(笑)

この曲で印象的だったのは、ステージの上、省吾の向こう側にカメラマンがいて。
省吾は客席に背中を向けて歌っていて、つまり、映像的には客席を背景にして歌ってる感じ。
それが、稼働した上部スクリーンに映ってました。
これ、すごくセンセーショナルでした。

隣で観てた奥さんは、自分がどこに映ってるかわかったらしいです。
僕も今度は探してみよう。
って、画面に映る範囲の席かどうかわからないけど(笑)

3.HELLO ROCK & ROLL CITY

上のスクリーンで、神戸の街の映像が次々流れていました。
有名な観光地とか、ルミナリエの映像もありました。
結婚前にデートで訪れた思い出の風景もあったりして、懐かしかったです。
このあたり、以前のツアーでもあった「ご当地仕掛け」ですね。
こういうのは、けっこう嬉しいんですよねー。
一度しか使わない映像のためにかける労力は大変なものだと思うけど。

そしてさらに、その映像の上にサビの歌詞がスクロールして流れていきました。
「ON THE ROAD 2006-2007」のホールツアーの時に、「初恋」で歌詞が後ろのスクリーンに出てたやつ。
ああいうイメージです。発売されているDVDにも収められているので、気になった方は確かめてみてください。

しかし、ステージ映像はどんどん進化していくね〜。
歌と、演奏と、映像で楽しめるテーマパークみたい。

(MC)

ここで最初のMC。

コンサートに来てくれてどうもありがとう。
今日は2011年4月23日の土曜日。こんな大変なときに、こんなにたくさんの人が集まってくれて
オレたち本当に嬉しいです。どうもありがとう。
最近、新聞を読んでも、テレビを見ても、毎日暗いニュースばかりで。
今日はそういうことを「忘れる」んじゃなくて、それを「受け止めて」、明日からまた頑張っていけるような
そんな英気を養ってもらえるような、そんなステージをやりたいと思ってます。
最後まで、どうかよろしく。

4.恋は魔法さ

この曲はやるとは思ってたけど、こんなに早いワクでやったのは予想外でした。
スクリーンの映像は、阪神大震災から復興していく神戸の様子。
そうか、この曲は神戸に向けたものではあるけど、かつての神戸のように
東北も頑張って立ち直って欲しいというメッセージなんだね。

映像の中に映っていた少年が、かつての近鉄バファローズの帽子をかぶっていて。
奥さん、義弟ともに3人とも反応したのは内輪の話です(笑)

特にコレっていう理由があるわけではないんだけど…
僕は神戸が大好きです。
訪れた回数は数えるほどしかないんだけど、、漠然としたある種の憧れみたいなものがあるんだよね。
僕の中ではずっと「住んでみたい街」の不動の1位だし。
だから今回、ツアー日程が発表されて、富山や北陸がないと知ったとき、真っ先に「神戸」って思ったんだよね。
すごく自然に、迷うこともなく。

ライブの帰りに話が飛んじゃうんだけど、車窓から美しい夜景を見て、その思いがさらに強くなりました。
もし機会があれば、いつかこの街に、神戸に住んでみたい。そう思います。
そんな神戸で聞いたこの曲は、やっぱり特別でした。

5.さよならゲーム

ホーンセクションが目立ってて、今までよりもちょっとJazzyなアレンジ。
今までより少しテンポもスローになってたような気がする。
ライブで何度も聴いておなじみだと思ってた曲も、アレンジひとつで色褪せずに復活するんですね。

そうそう、今回はホーンセクションが加わっています。
ドラムの小田原さんの後ろ、ステージの一番奥に3人。
トランペット・佐々木史郎さん、トロンボーン・清岡太郎さん、サックス・谷田裕子さんです。
特にサックスで若い女性が入ってるのには驚きました。
次のツアーから、古村さん外されたりして?(笑)…ってのは冗談ですけどね。
間奏のソロとか、重要なところはやっぱり古村さんがバリバリ吹いてるので、それはないでしょうね。
ついでに書くと、今回のバンドメンバーは、おなじみの7人と、上記の3人、後述のストリングス隊の12人で
全部で22人プラス省吾、という編成です。

メンバーのステージ配置はこんな感じ。

6.悲しみは雪のように

続いて始まったこの曲。
1992年、ドラマの主題歌になって大ヒットしたシングルバージョンでの演奏です。
この曲が、なんかすごくよかったです。
バンドメンバーの演奏が超豪華で、歌ってる省吾本人も楽しそう。
サビの♪Wow wow〜 の部分は客席に歌わせてました。

歌い終わって、次の曲に入る前に、頭の横に指先をつけるポーズの省吾。
こ、これは…!

7.MY OLD 50'S GUITAR

希望曲、キタ━━━(゚∀゚)━━━!
って感じでしたよ(笑)
『誰がために鐘は鳴る』からファンになった僕にとって、ライブで聞いてみたかった曲のひとつ。
聞けてものすごく嬉しかったです。
先ほどのポーズは、「40回目の誕生日に頭を撃ち抜く」男のポーズでした。
演奏は超が5つぐらいつくほどカッコよくて、全身を稲妻が走り抜けたような衝撃でシビれました!

気がついたところでは、歌詞を一部変えてました。
「Emptiness…」のところが「虚しさ」とか「悲しさ」とか。
次から、カラオケに行ったらそうとしか歌えなくなっちゃうじゃないか(笑)
福田さんがカウベルをガンガン叩いてたのも印象的でした。

前半の省吾は黒いシャツの衣装だったんだけど、その上に黒いジャケット(コート?)を羽織ってて。
曲によって、それを着たり脱いだりしてました。
この曲のときは、ジャケット着てたかな。

8.MONEY

この曲あたりまで、ほとんど休みなくノンストップな演奏。
そろそろ、疲れが…(笑)

(MC)

曲が終わって、2度目のMC。

今日は2011年4月24日、土曜日。
オレたちまたこの美しい港町・神戸に帰ってこられて、すっごく嬉しいです。
コンサートに来てくれてどうもありがとう!
このあたりで、ちょっと座ったらどうかな。今日は、すごく長いステージになるから。

客席は大歓声!

「浜田さん!大丈夫ですよ!まだまだ歌ったり踊ったりできますよ!」と思うかもしれない。
「前のアリーナツアーでも、ガンガンのってましたから!」と思うかもしれない。
だけど、よく考えてみなよ。あれから、いったい何年が経ってるのか?(笑)
前のアリーナツアーから5年が経ってるから、少し自分の年齢を振り返ってみてほしい。
オレたちも年とったけど、みんなも同じだけ年とってるわけだからね(笑)

いつものアリーナツアーだと、オリジナル・ニューアルバムがあって、それを持ってツアーに出るんだけど
今回はそれはないから、全くフリー。全アルバムの中から、制限なく、自由に選曲できる!
まさに大ヒットパレード!って、ヒット曲は1曲しかないし、もうやっちゃったけど(笑)
だから今日は、古い曲から新しい曲まで、いろんな曲をやります。

次の曲は、今までツアーのレパートリーに入れたことがなくて。
バンドのメンバーやスタッフたちは「浜田さん、なんかこの曲だけ他の曲と雰囲気違うんだけど?」
って言うんだけど、オレはこの曲をやりたいんだ!(笑)
だからもし、みんなのリアクションが悪かったら、この曲は今日限りです(笑)

9.涙あふれて

まさにサプライズ曲(笑)
まさかこんな曲を聞けるとは…。
アルバム『イルミネーション』におさめられたこの曲。
1970年代の曲で、ライブではもう20年ちかくやってないはずだし
今ではカラオケで歌うネタ曲(笑)というイメージ。
CDで聞くと、すごく声がかわいいんだよね。
こんなお宝曲をやってくれるなら、いつか「独りぼっちのハイウェイ」や「ガラスの恋」あたりを
やってくれないだろうか…?
省吾は、片手ずつ交互に涙をぬぐうしぐさの振り付けをしながら、すごく楽しそうに歌ってました。
演奏は超豪華だけど、基本的なアレンジは原曲のまま。
あの最高級バンドが演るにはあまりにもチープな曲(笑)だけど、そのB級感がとても楽しい曲でした。

演奏が終わって、大きな拍手!
省吾は後ろのメンバーを振り返りながら、ニヤリ。バンドメンバーはみんな苦笑い(笑)

1978年の「涙あふれて」でした。どうだい、みんな!?
これでこの曲は、「ON THE ROAD 2011」のレパートリーに残ったね。
でも、この曲を一番楽しんだのは、間違いなくオレだね(笑)

バラードコーナーが始まる頃に、ステージの左右に弦の舞台が登場。

(MC)

みんなからも見えていると思うけど、ステージにはたくさんのミュージシャンが上がってくれています。
普段みんながテレビやラジオや、ヒットチャートで流れている曲は、コンピューターの音だったり
生の弦の音に聞こえるけどシンセサイザーの音だったりするんだよね。
だから今回のツアーでは、せっかくたくさんの街をまわるんだから、本物の楽器の奏でる音を
みんなに聞いてもらいたくて、たくさんのミュージシャンと一緒にツアーをまわることにしました。
みんな、スタジオセッションだったり、プロデュースだったり、それぞれの分野で一流の方たちばかりです。
こんなに素晴らしいアーティストの方々と共演できて、すっごい嬉しいです。
それでは、1人ずつ紹介します。

そう言って、いつものバンドメンバーの他に新しく加わったメンバーを1人ずつ紹介しました。

トランペット、佐々木史郎。
トロンボーン、清岡太郎。
サクソフォン、Uko(ユーコ)。

特に驚いたのが、古村さんに加えてもう1人、サックスが増えたこと。
「ユーコ」こと、谷田裕子(やた・ゆうこ)さんというサックス奏者です。
特に、省吾がフルネームじゃなく、アーティスト名だけで紹介してたのが新鮮だったなぁ。

この3人はホーンセクションとしてドラムの小田原さんの後ろ、ステージの最後方に位置していて
なんだか若い女性がサックス吹いてるの気になってたんだよね。
遠目に(義弟の双眼鏡借りたりもしたけど)見た感じ、かなり若いという印象です。
スラッとしてて、けっこう露出の多い衣装を着てたような?(公式サイトによると28歳らしいです)
ステージ後半では、このユーコさんの横に古村さんが並んで、4人でホーンをしている曲もありました。

弦部隊のコンサートマスターです。ヴァイオリン、今野均。
同じくヴァイオリン、藤堂昌彦。
徳永友美。石橋尚子。漆原直美。納富彩歌。岡部磨知。河村舞子。

1人ずつ順番に紹介。
ここまでがステージ左側に位置する、ヴァイオリン部隊8人。

ヴィオラ、渡部安見子。島岡智子。岡さおり。
チェロ、笠原あやの。結城貴弘。

次に、ステージ右側に位置する、弦5人。
合計、弦は13人です。すごく聞き応えのある弦の方々です。
そして、女性が多いのもけっこう驚きです。しかも、若い女性が多そう。
衣装とか髪型とか、若そうな感じの人が多いですね。
あれを見て、女性ファンたちが騒いだりする…ことはないかなぁ(笑)
ただ一緒に音楽の旅をしてるだけだからねぇ。

何人か、紹介サイトを探してみたので参考までにどうぞ。
あ、ちなみにメンバーの名前は、さすがに全部は聞きとれないし、覚えられません(笑)
ツアーパンフレットの最後の方に、メンバーの名前が載ってるので、それで。

トランペット 佐々木史郎(スケジュールtwitter
トロンボーン 清岡太郎(SPYSEE
サクソフォン Uko(公式サイト公式ブログ
ヴァイオリン 今野均(公式サイト公式ブログ
ヴァイオリン 藤堂昌彦(Rainbow Septet
ヴァイオリン 徳永友美
ヴァイオリン 石橋尚子(公式ブログ
ヴァイオリン 漆原直美(公式ブログ
ヴァイオリン 納富彩歌(公式ブログtwitter
ヴァイオリン 岡部磨知(公式サイト公式ブログtwitter
ヴァイオリン 河村舞子
ヴィオラ 渡部安見子(プロフィール
ヴィオラ 島岡智子(公式ブログtwitter
ヴィオラ 岡さおり(twitter
チェロ 笠原あやの(公式ブログtwitter
チェロ 結城貴弘(公式ブログTwitter

女性たちはみんな30歳前後ぐらいの若いお姉さんたちばかりなんですね。
50代のオジさんたちも、きっと旅が楽しいんじゃないでしょうか(笑)

次に、古い曲を2曲続けて演奏します。

10.君に会うまでは
11.あれから二人

サプライズ曲、その2!!
「ON THE ROAD '96」以来演奏されていなかった「あれから二人」を聞けるとは!
『誰がために鐘は鳴る』の頃から浜田省吾を聞き始めた僕にとって、初めてリリース日に買ったシングルは「さよならゲーム」。
そのカップリング曲としておさめられているバラードです(アルバム『青空の扉』にも収録)。
ファンになりたての頃からずっとずっと好きな1曲だったので、聴けてすごく嬉しかったです。
アレンジはほぼ原曲通り。長田さんのアコースティックギターの音色がすごくやわらかくて、優しくて…
もしかしたら、この日「聞けて1番嬉しかった曲」かもしれないです。

(客席の大きな拍手に)どうもありがとう。
1977年の「君に会うまでは」と1996年の「あれから二人」でした。
さっきも言ったけど、今日はこんなにたくさんのアーティストたちが演奏してくれています。
これだけの人数は、アカデミックな音楽的知識のないオレには、とてもまとめきれなくて。
だから今回のツアーでは、助っ人に来てもらいました。
みんなは、オレのアルバムのプロデューサーのクレジットで、「カツ・ホシ」という名前を見ているかもしれないね。
ホシ!カツ!ホシ!カツ!(何回も繰り返して)
なんかいいね。年上だけど、呼び捨てで呼んじゃいます(笑)
カツ!ホシ!

ステージソデから、ホシカツさんが登場。省吾と、ガッチリ握手。
そして、ステージ中央で客席に背を向けてタクトをふるって…

12.君が人生の時…

2010年のファンクラブイベントで聞いた時のアレンジ。すごくよかったです。
これはもう一度聞きたいなぁと思ってたので、すごく嬉しかったです。
特にカッチョいいのが、歌が終わった後の後奏のところ。13人の弦楽者たちが奏でる音色が
すごく大きな、宇宙的な広がりを感じさせてくれるような。
ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」の第4楽章が僕はすごく好きなんだけど、それに近い…
まさに、浜田省吾的ユニヴァース!な名曲です。
この曲は、ぜひライブテイクのCDを出してほしい!

この曲の時は、省吾は黒いジャケットを羽織って、さらに黒いハットを被っていました。

あと、印象的だったのが、曲の最後にスクリーンに流れ星がシュッと流れました。

1979年の「君が人生の時…」でした。
オレの曲を、ホシさんがクラシック用にアレンジしてリリースした『Stars in the Sun』というアルバムがあるんだけど
あのアルバムは、オレもすごく気に入ってます。
ソングライターとして、自分の音楽をあんなふうに演奏してもらえるというのはすごく光栄だし、嬉しいです。
オレ自身、本を読むときのBGMとして聞いたりしてるんだけど、すごくいいんだよね。
「MONEY」とか、意外にもけっこう合ったりするんだよね(笑)
で、今回のツアーが始まる前に、他の曲もぜひ聞いてみたいと思って、星さんにリクエストしました。
1曲目は、「BLOOD LINE」という曲で

えっ!?

「BLOOD LINE」という曲で(頭の中でリフレイン)

ええっ!?

「BLOOD LINE」という曲で(頭の中でさらにリフレイン)

エエェェ(´Д`)ェェエエ

まさかのインストかよ!!

この曲、すごく楽しみにしてたのに…
僕が選ぶ「浜田省吾の曲の中で最もロックなカッコイイ曲」堂々の1位なのに…
今回のベストアルバムに入ってたから、間違いなく聞けると思ってたのに…
まさかのインストなんてorz

そんな、かなりガックリきてる僕には関係なく、コンサートは進む。

1曲目は「BLOOD LINE」という曲で、もう1曲は、今回のベストアルバムにも入れた
「我が心のマリア」という曲です。聞いてください。

そう言って、省吾はステージソデにひっこんで、星さんの指揮でフルメンバーによる演奏が始まりました。

13.BLOOD LINE (Instrumental)

しかもコレ、めちゃくちゃカッコイイし!

まさに、僕がイメージしていた通りのバリバリロック。
古村さんのサックスが、ホールの天井を突き破りそうな勢いで吠えて。
町支さんと長田さんのツインギターが、硬質な爆音を重ねていく。
それに負けじと、弦が、鍵盤が、音色をぶつけあう…
イメージ通りというより、思っていたよりも何倍もカッコイイし!
お願いだから歌ってくれよー!

2010年のファンクラブイベントの時の「モノクロームの虹」がまさにそれ。
あれもめちゃくちゃカッコよかっただけに、本人の歌がない「超豪華カラオケ」に物足りなさを感じたもの。
今回も、めちゃくちゃ残念でした。
これで歌が入ってれば、その1曲だけで満足できたのに。
この日「聞けて嬉しかったけど残念すぎる曲」です。

ちなみに、演奏の途中にもステージ後方の大スクリーンに意味深な映像が流れていて。
真っ青な青空をバックに、高射砲のようなミサイルを積んだ戦車のシルエットが浮かび上がって
そのシルエットはやがてアメリカと中国の国旗になっていって。
すごくpoliticalな映像に感じました。
ああいう政治色が濃い演出だから、歌うのを避けたのかなぁという気もする。
気もするけど…やっぱり歌ってほしかった。

14.我が心のマリア (Instrumental)

しっとりとした演奏。

ちなみに、前述の省吾のMCのあたりで、席をたつ人が続出。
「なんだなんだ?なんでこのタイミングで?」と思ったんだけど
あれはたぶん、先にやった静岡のライブに既に参加してた人たちで
次の曲のことがわかってたからなんだろうね。

「本人の歌のない曲」=「トイレタイム」という認識なのかなぁ。
確かに、今回のライブは途中休憩がないし、途中で席を立つタイミングもない。
だけど、せっかくのあれだけの極上の演奏を「トイレタイム」として断じてしまうのはいかがなものだろうか。

「我が心のマリア」の演奏がしっとりと終わって、ステージ両サイドの弦部隊は
ブロックごとステージ下に下がっていきました。
あの部分だけ、せり下がり(って言うのかな?)沈んでいく感じ。
昔のツアーの1曲目、「青空」で省吾がせり上がってきた、あの反対。

ステージには再びバンドメンバーが現れて、まばゆい光と爆音の中、後半の演奏が始まる。

15.A NEW STYLE WAR
16.裸の王達

「ON THE ROAD 2001」のアリーナツアーの時と、ほぼ同じ感じの演奏。
「裸の王達」の映像では、燃えていく森がスクリーンに映し出されていて…
なんだかとても、時期的にシュールな映像だと思いました。

17.詩人の鐘

この日、一番カッコよかったのはこの曲かもしれない。
黒いコート(ジャケット?)を羽織った省吾。
その上着を脱いで、ステージの両サイドでグルグル回していました。若い!!

ちなみに後半の衣装は、白いストライプ(細い)の入った黒シャツ。

アレンジは、1998年のシングルバージョン。演奏がめちゃくちゃロックでカッコイイ!!
英語、スペイン語、中国語と、多言語の歌詞がスクリーンを縦横無尽に流れ、埋めていく様は圧巻。
田島さん、Good Jobです!!
映像のイメージは、「ON THE ROAD 2006-2007」のホールツアーの時の「初恋」。
スクリーンに歌詞が流れたアレです。

この曲は、1999年のツアー以来やっていなかったから、まさかまた聞けるとは思ってなかったなぁ。
あの頃は「1999年が過ぎちゃったから、この曲は封印かもね」と言ってたからねぇ。
サックスもギターも、ものすごいロックのうねりをあげて鳴りまくってましたね。
とにかくカッコよかったです。

18.THEME OF FATHER’S SON

昭和(戦後?)の、様々な家族の様子を写した写真が次々と映し出される中、粛々とした演奏。
途中で気になったのが、右側のスクリーンに映ったこの人。


こんな人、たしか映ってたよねぇ。

あの町人みたいなの、なんだろう?(笑)
次のライブで気にして観てみようっと。

19.RISING SUN

『ベストVol.3』のCDのバージョンではなく、DVDのBGMとして収められているアイリッシュなテイストのバージョンの演奏。
この曲で印象的だったのは、やっぱりスクリーンのアニメ。
僕は「ON THE ROAD」ツアーに1998年から参加してるけど、スクリーンでアニメが流れたのは初めてじゃないのかなぁ。
内容は、なんだかとても切ない感じのものでした。

ややセピアがかった色彩のシンプルな線画のアニメで、主人公はタクシードライバー。

細いサングラスをかけて、イエローキャブをとばしている。
後部座席には、彼の息子らしき少年。

クルマは高架のハイウェイをひた走っているが、周囲には何もない。
ハイウェイを走るごとに、周りに少しずつ家が建ちはじめ、ビルが建ち…。

時折ドライバーは、ものすごい勢いでハンドルを切る(笑)ギャギャギャギャッ!とね。

そしたら景色は大きく変わって、少年は成長していって。
少年はやがて学生になり、大人になり、スーツを着た社会人になって、父親と同じサングラスをかけて。
やがて1人の女性と出会い、後部座席に2人が並んで座るようになって。
やがて女性は妊娠し、子どもが産まれ、後部座席には子どもを真ん中にはさんで3人。

クルマはさらに走ってどこかにたどり着くんだけど、ドライバーが後ろを振り返ると、もうそこには誰もいない。
そしてタクシーは、またハイウェイを走っていく…。
そこでちょうど曲もぴったり終わるんだよね。

あのアニメは、誰が(どこが)作ったんだろう?
ツアーパンフレットのクレジットでそれっぽいのは「Fitz Roy」かなぁ?
「WORKS」のところを見ると、過去の省吾のライブ映像や、BSの特番の制作にも関わってるプロダクションみたい。
クレジットにある「加藤 隆(かとうりゅう)」さんが制作に関わっているみたいです。

すごく意味深な感じのアニメでした。

(MC)

場内に、テクノ調の「J.BOY」が流れ出す。
メインスクリーンには「SHOW ME YOUR WAY,J.BOY」の文字と、アルバム『J.BOY』のジャケット写真。

オレがこの曲を書いたのは、1986年、33歳のときで。
当時の日本は、経済がすごく成長していた時期で。
エンパイアステートビルを買ったり、世界中の土地を買ったり、すごく浮かれていた頃だった。
「Japan is No.1!」そんなふうに言われていた時代。
だけどオレは、そんな状態がいつまでも続くとは思っていなかった。
それからやがてバブルがはじけて、失われた10年。
そこから少しずつ立ち直りかけた頃、リーマンショックや、世界経済不況の影響でまた落ち込んで
それから10年、今じゃこんな感じ。
あの頃は「きっとこれからよくなっていく」と希望を持っていたけど
よくなるどころか悪くなる一方で、今の日本は戦後最大の危機を迎えている、そんな風にオレは思う。

この曲を書いた頃、オレは「日本人」でもなく「Japanese」でもない、そんな自分自身のアイデンティティに悩んで
自嘲気味に自分を「J.BOY」と呼んだ。だから決して、前向きな意味でつけたタイトルじゃなかったんだ。
それから「JR」ができて、「Jリーグ」ができて、邦楽は「J.POP」になって。
世の中は「J」だらけになった。
そんなふうにして書いたこの曲だけど、今では少し違うふうに考えるようになった。
この危機的な日本の状況だけど、決して負けたくない、絶対にくじけない、そんな強い思いをこめた
テーマソングに思えてきた。今のこの状況で、一体何ができるのか。
何をやることができるのか、見せてみろ!そんなふうに問いかけてくるように思えてきたんだ。
Show me your way, J.BOY…
Show me your way, J.BOY!

20.J.BOY

そんなMCから始まった「J.BOY」。
今まで聞いたどの演奏よりも、すごく強い意志の強さ、心の力みたいなものを感じました。
「音楽」が直接何かをできるわけではないけど、少しずつ何かを伝えて、変えていくことはできる。
そんな省吾のスタンス、考え方を見た気がします。
ステージの上の省吾と、彼を支える22人のアーティストたちの思いが、目に見えないひとつの大きな力となって
僕たちの心に何かを訴えてくる。そんな演奏でした。
かなりグッと胸が熱くなりました。

ライブ後、誰に聞いても「今日の「J.BOY」はすごくよかったね」と言ってました。
あの場にいたみんなが同じように感じていたことが、すごく嬉しかったです。

21.僕と彼女と週末に

圧倒的な「J.BOY」の余韻も冷めないうちに始まった重厚のストリングスのしらべ。
まるで、砂浜にやさしく打ち寄せる波のような、そんな粒の小さな輝きたちの音色。
そこに力強く足を踏み入れるドラムの鼓動。
「あぁ、この曲がきた」と思いました。
僕がイメージしていたこのライブの構成、その本編最後はまさにこの曲。
来るべくして、待っていたオーラスが来た。
そんな安堵感がありました。

アレンジはCDそのままの演奏。
メインスクリーンには、砂浜を、浜辺を歩く省吾。
リリースされたDVDの映像も幾つかそのまま使われていました。
上部のスクリーンには、月と地球。ものすごく巨大な規模の映像、演奏、完成された芸術でした。

「J.BOY」が「強さ」だとしたら、この曲は「優しさ」。
「君を守りたいこの手で」というシンプルな歌詞でつづられた、大きな愛。
心とか気持ちって目に見える形にすることはできないけれど、もしそれが表現できるものだとしたら
それはやっぱり、文章とか、アート、そして音楽だよね。
言葉にするのは難しいけど、そんなたくさんの思いが込められた名曲だと思います。
一言で言い表すなら「感動」になるけど、そんな言葉だけではとても足りないです。

曲の終盤で、映像の中の省吾が、砂丘のてっぺんで両手を広げるシーンがあって。
それがちょうど、月や地球を抱きしめているように見えて。
いろんな苦しみとか悲しみを、すべてその手で受け止めてみせる…
そんなふうに見えました。大きいなぁ。ほんと、「大きい」です。この曲。

22.愛の世代の前に

前の曲で大満足して本編が終わりかと思いきや、余韻をひきさくギターの爆音。
本当のオーラスは、この曲でした。

個人的には、この流れはなんかイマイチ。
「僕と彼女と週末に」でドカーンと幕が下りて、それでいいんじゃないかな。
この曲をやるなら、後編最初の「A NEW STYLE WAR」とか「裸の王達」のあたりで一緒にやればいいのに。
だけどあえてこの位置にもってくるのは意味があるんだと思うけど…
それは僕にはわからないですねぇ(笑)
個人的には「僕と彼女と週末に」でオーラス、がすっきりしていいと思うんだけど。

(ENCORE)

客席から沸き起こるアンコール。
しばらくすると、メインスクリーンに省吾の映像が。
ツアーが始まる前に撮影していたもので、このツアーをやる意味、みたいなものを話していたと思います。
そして最後に、「今からセンターステージに行きます!」という宣言。

アンコールの衣装は、ツアーグッズのロングスリーブシャツ。
やっぱりアンコールで着てると、買う人が増加するよね(笑)
ちなみに義弟も、神戸3日目のライブ参加時に追加で買ってました。
(僕は初日だけだけど、奥さんと義弟は3日目のライブも参加している)

僕たちのいた席の、すぐ右側の広い通路が最初から気になってたんだよね。
ここの通路だけ、明らかに広いから。
すると、期待通りそこにのびてくる花道。
前のアリーナツアーの時と同じような仕掛けですね。
メインステージからセンターステージまで、高さ1mぐらいの花道がスルスルと延びてきました。

前の時の仕掛け

その通路から、一人で参加されていた女性、奥さん、僕、義弟の順番で並んでいました。
センターステージの移動の時はみんなでロープ際まで寄って、バンドメンバーの何人かとハイタッチできましたよ!
「雨上りのぶるーす」をBGMに軽やかに移動してきた省吾だけど、黒服の男たちのガードがガッチリで近寄れませんでした(笑)

センターステージのメンバー配置はこんな感じ。
ミックと福田さんがずっと近かった〜。
ちなみに、美久月さんの見ている方向がメインステージ側です。

1.光と影の季節

アンコールの1曲目はこの曲。
開放的で、すごくいい感じだったと思います。
僕たちの席はセンターステージから数えて4列目ぐらい。
すぐ目の前で福田さんとミックが演奏していました。

スピーカーがセンターステージの真上にあるから、けっこう頭の真上って感じなんだよね。
だからあまり音がよくなかったのが残念。聞こえる音と聞こえない音があったんだよね。
特に、省吾が向こう側に行ったときのボーカルとギターの音があまり聞こえませんでした。

2.終りなき疾走
3.君がいるところがMy sweet home

続けて、定番ともいえる流れでこの曲。このあたりは鉄板な気がするね。
みんな安心して盛り上がってた感じです。
静岡2日間、この神戸の初日のセットリストを見ると、このセンターステージは日替わりがなさそうで残念。
大人数の演奏でやるメインステージの曲と違って、いつものメンバーだけでやるこのあたりは
もっといじれるような気がするんだけどね。

※神戸以降、6月の公演ぐらいまでずっとセンターステージの演奏曲は固定のようです。

あと、たしか3曲目の前のあたりにWAVEをやりました。

僕たちはメインステージとセンターステージの間の席だったから、センターステージの時は後ろを向いて立っている状況で。
このあたりでだったと思うけど、ふと「メインステージはどうなってるんだろう」と気になったわけ。
で、後ろを振り返ってみてみたら、なんとストリングスのメンバーが登場して演奏していました。
いつの間に出てきたのか、どの曲でも演奏してるのか、それはわかりません。
全体の見渡せるストージサイドの席とかから見てみたいかも。

どの曲の間だったか忘れたけど、MCもありました。
過去に神戸に来たときの話をしていたと思います。
阪神大震災の復興支援チャリティーイベント「日本をすくえ」で、ドラムとして参加したときの話もしてたかな。
ちなみに義弟は、そのイベントが初めての生・省吾だったそうです。

あと、よく覚えてるのが犬の話。

神戸は明るいよねぇ。東京は今、真っ暗だよ。
すごい暗いんだから、びっくりするよ。
オレはよく夜とかにジョギングで走ってるんだけど、外はすごい真っ暗なわけ。
怖いな〜とか思いながら走ってると、突然「キャイン!」っていう声がするわけ。
全く気がつかなかったんだけど、走ってて犬のシッポを踏んだらしいのね(笑)
そのぐらい暗いんだよ、今の東京は。

という話。
走ってるときにサングラスをしてたかどうか、たしか言ってたような気もするけど…覚えてない(笑)

その後のMCでは、恒例の年代別調査をしてました。

前に出したDVDで「ずっとやり続ける」って言っちゃったからね(笑)
今回もやろうと思います。年代別チェック!

40代…60%
30代…20%
50代…10%
それ以外(20代以下、60台以上)…10%

ぐらいな感じだったと思います。
それにしても、20代は減ったなぁ〜。と同時に、10代がけっこう多かった。
親に洗脳影響された世代が、確実に育ってきてるんだね〜。

その後、「私は誰かの娘です」って人!という意味不明の問いもありました。
そりゃあ、誰もがみんな「誰かの娘(or息子)」だろうさ(笑)
自分でもすぐに気付いたらしく、本人も笑ってました。
ただ単に、男女比を調べたかったんだろうね。
女性のパーセンテージを「町支、覚えといて」って言ったわりには、それに触れずに終わってた気がします。

次の曲は父親のことを主人公にしてるけど、本当のテーマは父親だけじゃなくて、家族のことなんだ。
いろんな家族がいるけど…やっぱり父親が頑張んなきゃね!なぁ、フクちゃん!ミック!

急に言われた福田さんとミックはびっくりしてました(笑)

4.I am a father

みんなすごい盛り上がりでした。
この曲が始まって、「あぁ、そういえば本編にこれがなかった!」と気がついたぐらい
この日のセットリストは充実していた気がします。
これはやっぱり外せないよねぇ、と思う反面、そういう曲がたくさんあるのも35年選手の贅沢な悩みかもね。

みんな1本指をつきあげてシャウトする様は、圧巻。
センターステージ向けの曲かもしれないね。

5.ラストショー

このあたり「想い出のファイヤー・ストーム」とか聞きたいなぁ。

いつの頃からか、この曲の間中ずっと腕を振るようになったね。
客席もそうだけど、省吾自身も。ヒトによっては「ワイパーふりつけ」とか言ったり(笑)
僕はサビの「♪さ〜よな〜ら〜」のとこだけ、2往復振るだけにしてます。
なんか、ずっとやってるのもどうかなぁという気がして。単純に、疲れるってのもあるけど(笑)
まぁ、曲のノリ方は人それぞれだから、自由でいいと思うけどね。

6.ラスト・ダンス

上からミラーボールがスルスルと降りてきて、この曲。
でも、ミラーボール回ってなかったです(笑)

その話でライブ後もけっこう盛り上がったんだけど、あれがグルグル回ると、目が回る人もいるんだとか。
それを気にして、わざと回してなかった?という説もあったんだけど、次の日の神戸からは回ってたみたい。
この日は何かのトラブルで回ってなかっただけなのかな。

正直に言って、このあたりのセンターステージの流れは、前のツアーと似たような感じ。
ラスト・ダンスも毎回やる定番曲みたいになってるけど、昔は「ミッドナイトブルートレイン」と同じように
ここぞでしか演奏しない曲だったんだけどね。出し惜しみしないってことかな?
個人的にはこのあたりも日替わりで、「最後のキス」とかどうだろう、と思ってみたり。

演奏を終えて、一人一人メンバーを紹介する省吾。
その声に送られながら、メインステージへと花道を戻っていくメンバーたち。

一番最後に残った小島さんが、ずっとピアノを弾いてて。最後には、省吾と二人だけ。
「あれ…?戻らないのかな?」と思ったら、最後に小島さんの紹介。省吾はアコギを持っている。

地元神戸出身(正確には西宮?)、ピアノ!小島良喜。
今回も一緒にツアーを回って、彼のピアノで歌うことができて、すごく嬉しいです。

そう言って、ギターの弾き語りで始まった曲は、なんと…!

7.家路

おおぉー!ここで「家路」来るかー!と新鮮な驚き。
まさかセンターステージで、しかも2人だけの演奏。
ギター、ピアノ、歌。シンプルな構成だけど力強い、この演奏…!すごくシビれましたね、これ。
ってかコレ、神戸だけのサプライズなんじゃないのー!?
すげー!

とか、この時は舞い上がってたんだよね。でも、どこの公演でも同じような演出でやってるみたいです(笑)
トホホ。

ワンフレーズ歌い終えたところで、メインステージに戻ったバンドが演奏に入ってきて。
その演奏をバックに、メインステージへと戻る省吾と小島さん。

何度も聞いた曲でも、ちょっと演出を変えただけですごく違って聞こえるね。

メインステージでの演奏を終えて、バックステージへと戻っていくメンバーたち。
まだ終わりたくない!終わってほしくない!
そんな思いがそうさせるのか、大きな歓声が、やがて更なるアンコールを求める叫びへとなっていきました。

(ENCORE)

8.日はまた昇る

僕が初めてこの曲を聴いたのは、1998年10月10日。
大阪フェスティバルホールでのライブだ。
ON THE ROAD 2001の初年度、和歌山から始まった秋の部。
その初日に、未発表曲をやったという噂が流れた。
どんな曲なんだろうという楽しみを持ちながら臨んだ、僕にとって初めての関西でのライブ。
その年の春から始めたインターネットを通じて出会えたたくさんの人と、その会場で会うことができた。
(最近知ったんだけど、その会場には僕の奥さんも来ていたそうです。まだ知りあってなかったけどね)
そして、そのライブのアンコールで初めて聞けたのが、この曲なんだよね。
だから、とても想い出の多い曲のひとつです。

あれから13年が経ち、20代だった僕は結婚もして、30代の半ばを折り返して。
その間には、いろんな人と出会った。
一度だけしか会わなかった人もいれば、今でもつながりのある人もたくさんいる。
そんな、たくさんの出会いを象徴した歌だと思えるんですよね。

この曲の時はハンチング帽?をかぶってました。

浜田省吾のライブには、たくさんの感情がつまってる。
楽しいし、悲しいし、嬉しいし、強さもあれば弱さもある。
そして何よりも、すごく優しい。

会場全体を包み込む、優しいオーラ。
歌声と、演奏と、手拍子の奏でる、海鳴りのように寄せては返す優しさの鼓動。
日頃のイヤなこととか、憂鬱とか、悩みとか、疲れとかを全部汗として流して
その空いた部分には、たくさんの安らぎが満ちていく。

ライブが終わってから会う人たちは、一様にみんな笑顔だ。
(号泣してる人もいるけどね)
明日からまた、頑張っていこう。
会場を後にする僕たちを、省吾は、歌で背中を押してくれる。

今日はどうもありがとう。
おやすみ。また会える日を楽しみにしています。元気でね!

その音楽の持つ優しさの虜となった僕たちファンは、だからまた彼に会いに行くんだね。
元気で、また会いに来たよ!
そう伝えるために。

(完)

2011年6月27日 1:20:14

次のライブ予定は、10月の大阪2daysです。
その2日間とあわせて、今回のツアーは全3回の参加予定です。