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第1話第2話第3話

 Stage Act.1

重厚なサウンドでライブが始まった。
初日の長野2日間に参加しているし、毎週セットリストを掲載しているから
曲目の流れは当然把握している。
だけど、実際にはじまってみないと、それはなかなか体感として確信できなかったりする。
今日も「この曲で始まり、次はこの曲」と知識としてはわかっていながらも
「次はどうなるのかな」みたいな期待をこめてワクワクしている自分がいる。
何度参加しても、初めての気持ちで楽しみたい。
そう自分自身のスピリットに命令する機能が自然に働くのかもしれない。

The Lovin' Spoonful「Do You Believe in Magic?」が流れる中、照明がおちていく。
客席からは期せずして大きな手拍子!
みんな開演を待ちきれないんだ!

そして、「All need is love」が流れ出す。
盛大な手拍子に迎えられて、いよいよShowが始まる!

僕の位置はステージに向かって右横なので、メンバーたちが入退場するステージ下手は
ちょうど真正面にあたる。だから、その様子がよくわかるんだよね。
暗闇の中でも、わずかな灯りで「あ!メンバーが出てきた!」というのがわかった。

1.ある晴れた夏の日の午後

この1ヶ月間で、すっかり自分の中で「オープニング」として定着した感のあるこの曲。
『MY FIRST LOVE』を聞くときはいつも、リピート再生にした上で最後の曲から聞いてるモンね(笑)
この曲を聴いて、次が「光と影の季節」。ライブのスタートと同じ。
そうやって聴くと、この曲が終わって、次の曲が始まるまでの間に
読み込みのための微妙な間があるのね。沈黙が。
そこで、心の中から「省吾ーーー!!」という歓声が聞こえてくるんだよね。
その時のゾクゾクする感じは、CDで聴いていても同じ。
いよいよ始まる!という喜びへと昇華していくんだよね、期待と興奮が。

この曲で早くも、自分の座っている席の真価が発揮された。

すげーーーー!!
ってビックリしたよ、本当に。

すごいんです、照明が。ものすごく綺麗。
ステージ真上のセットから、ステージや客席を照らすライト。
万華鏡のように、色とりどりの宝石を散りばめたようなカクテルライト。
それがゆらゆらと客席を、ステージを彩っているんです。
前回の長野2日間はアリーナ席で、言ってみればステージを下から見上げる
(ステージは0レベル(地面そのもの)より高い位置にあるからね)
ことになっているわけです。
だから当然、ステージ自体(つまり、省吾たちメンバーが立っている床)がどうなっているのか
見えなかったんですよね。というか、考えてすらいなかった。
こんなふうになっていたなんて!!
これは新鮮な驚きでした。
ずっとアリーナ席だったら、絶対に気がつかなかったと思う。
1回のライブは、省吾自身がMCで言うように、ステージの上のミュージシャンたちと、それを支える
サウンドのスタッフたち、そしてライティングのスタッフが作っているんだよね。
(もちろん、それ以外の物販や運送の人たちもいるんだけど)
長野での僕は、音ばかりに気をとられて(というか、見えないんだから仕方ない)
ライブを構成するもうひとつの刺激、ライティングに気が回らなかった。
それを思う存分楽しめた今回のライブは、すごく貴重な体験だった。

例えば、10回参加していると豪語する人がいるとする。
すべてアリーナの1列目とか2列目だとして・・・それで果たして、本当に
ライブツアーのすべてを体験、味わったといえるのだろうか?
僕は力強く言いたい。否!であると。

とにかくすごいですよ。ライティング。
これを見ずして、ライブの何たるかを語ろうとしていた僕が浅はかでした(笑)

「前回と同じでした」で済ませられるはずもないんだな、やっぱり(笑)
異なる公演地で、異なる席で、異なる気分で。
ライブとは、言葉の通り生き物。全く同じライブなんて、存在しないんです。
たとえ同じ曲目だとしても、すべて機械仕掛けでもない限り、全く同じというわけにはいかない。

ということで、今回のライブレポートのテーマは、ズバリです。

もうひとつ、興味深かったこと。

長野では、この曲で既に総立ちだったと思うんですよ、たしか。
だけどこの日は、みんな座っていました。僕も。
それは、どういうことなんだろう。
静かな曲で始まると知っているから、余裕の構えでいるのか。
それとも、曲によって、柔軟に対応しているのか。

ここでの答えは、後者です。
名古屋のお客さんは熟達している。僕はそう思う。
だけど、それでいて冷めているわけではなく、しっかりと熱い。

過去に参加したあるライブでは、お客さんがすべてに完璧だったことがあって。
ある曲でフライングしたりすることもなく、「次はコレね」という流れを
知っていてそうしている、という態度。
アンコールでは手も叩かず、座ったまま再登場を待っているとか。
僕はそれに、すごく嫌な思いをしたんだよね。
だから、その地域のライブにはもう参加したくない、そう思った。今でもそう。

矛盾したことを書いてるようだけど、この2つは、同じようでいて全く違います。
それを確実に感じられたのが、後半の「SWEET LITTLE DARLIN'」であり「家路」だったんだけどね。
なんと、曲が始まってから、あたりの人が一斉に座ったんですよね。
もちろん、立ったままの人もいるんだけど。
だって、「家路」の時、傾斜のあるスタンド席だけならまだしも
フラットな、つまり平らなアリーナ席でも座ってる人がたくさんいたんだよ?
長野ではそんなことは(少なくとも僕の視界の届く範囲内では)なかった。

それがね、すごく自然で驚いたんだよね。
省吾に「座って」と言われて座るんじゃない。
座ろうと思うから、座るんだ。
自分のしたいように、思ったようにライブを楽しむというか、客席でプレイしているんだ。
それがね、すごく感動的でした。
名古屋のファン、すげぇ!と思ったもんね。
このあたりのことは、また後であらためて書くけどね。

そういうことも見られて、スタンド席は面白いと思いましたね。

そういえば・・・曲の感想ほとんど書いてない(笑)
もちろん、最高でしたよ。ジックリと聞き入りました。

2.光と影の季節

しっとりとした立ち上がりから一転、爆発的な盛り上がりを見せるこの曲。
バンドの演奏も、すっかり息があってる!という感じです。
あいかわらず唸りをみせる長田さんのギターもカッコイイし。
時折、町支さんと競るように演奏する時の二人の空気感もいい。
真横からその躍動ぶりがまざまざと見えた福田さんの爆発ぶりも楽しい(笑)
どの曲か忘れたけど、スティックをクルクルまわす小田原さんとか。
頭上で手をたたいて客席を盛り上げる長田さんの姿も、前はなかった。
今回の席からは、小島さんと美久月さんはちょっと遠くだったので
あまり見ていなかったですが・・・(笑)
サビのあたりで「Hey!」と客席を煽る省吾。すごく気分がよさそうだ。

最初の曲でマグマが溜まっている分、それを一気に噴出させる。
サビの客席の盛り上がりは、まさにソレです。
みんな思い思いに叫んで、拳を振り上げています。

別に強制されているわけでもない。
そうしたいから、そうせざるをえない高揚感が、そうさせるんだよね。

曲が終わると、自然に「省吾ーーーーッ!!」と叫んでしまう僕。
場面ごとにその意味は違うかもしれない。
「待ってたよ!」のときもあれば「今の曲よかった!」もあるし
「カッコイイ!!」もある。というか、そんなの文字の上だけで
実際には使い分けているわけではないけど(笑)
省吾はいつでもカッコイイし、いつでも会いたいスターなんだ。
4年も待ってても、また戻ってきてくれる。
待ち遠しかったけど、それでもいつか会いに来てくれる。
浜田省吾はやっぱり最高だ!!!!
今夜も素敵な一夜が始まった!!
その興奮の扉を開く、導入にふさわしい曲です。

そして、この曲の印象は、スカイ・マリンブルー。
水色とも青とも違う、やわらかい穏やかなブルーの照明が美しい。
サビの時には、照明もドカーン!と跳ね上がるんだよね。
この曲のプロモーションビデオを見たことがある方はわかると思うけど
映像でも、サビのところで「♪思うことはただ〜!」の後に
照明がドーン!と(表現が稚拙だ・・・)瞬くじゃない。あんな感じ。

客席がバッ!と照らされて、真っ白な雪原に無数の人が溢れている。
その熱気は、火花が飛び散っているような衝撃を空気を通して伝えてきます。
会場内の空気がビリビリと震えているのが感覚的にわかるんだよね。
そういうのは、この曲と「I am a father」、そして「J.BOY」だけだったね。
将来的に、ライブに欠かせない特別な曲になっていくんだろうね、この曲は。

うぅむ、視覚的な印象を言葉にするのは難しいなぁ。

3.この夜に乾杯!

YEAH!
コンサートに来てくれてどうもありがとう!
レインボーホール!2005年10月1日、土曜日の夜!
この土曜日の夜を、ミュージシャンやスタッフや、
集まってくれたみんな一人一人の熱気で、素晴らしいものに
できたらいいなと思います!最後まで、どうかよろしくー!

会場はもちろん大きな拍手!
この夜の省吾は、なんかすごくご機嫌な様子でした!
「長野と同じかな」と思ってたMCもだいぶ違ってたし。
繰り返すけど、僕が浅はかでした!(笑)
一期一会、この夜限りのステージが今から始まるんだ!!

ミュージシャンを紹介します!大きな拍手を!!
ベース、美久月千春!

美久月さんのベースソロ!!カッコイイ〜!!
最後にブレイクして演奏がとまり、次は長田さんのソロから曲が始まる!

この曲で「おやっ?」と思ったんだけど、なんかこの日の省吾は歌い方が違う(笑)
なんかねちっこいというか、ヘンというか(笑)
例えが悪いけど、酔っ払いが気分のままに鼻歌を歌ってるような(笑)
そんな、メロディも歌詞も音程も、何も気にせず気分よく歌ってるような。
(実際にはそういうところでのヘンということはもちろんないんだけど)
とにかく、そういうノリにすら感じられるご機嫌っぷりということです!

例えば、具体的には・・・
♪感じ!て!いたい!エヴリデェエイ〜!!というような
歌うことそのものよりも、まるで楽しい気分が先走っているような
とにかく一秒でも早く言葉を発したくてたまらない!
というようなパッションをね、ビシビシと感じました。
素面でトランス状態(笑)
なんか、ものすごく盛り上がってるぞ!!
という省吾の気分が歌声から感じられました。すごく楽しい。

僕たちオーディエンスは、それに対してどう応えるか?
そりゃもう、「両手あげてホーーーゥ!」ですよ(笑)

間奏で“啼きの艶っぽさ”をみせる古村さんのサックスも一段と熱い!!
ツインギターがとにかくカッコイイ!!!!!
全部最高!!なんだかもう、僕の感想も壊れ系(笑)

この夜に乾杯!!

4.旅立ちの朝

やっぱり、あまり印象がないこの曲(笑)
なんでだろう?
3回参加して、3回とも聞いてるのにあまり印象がない・・・
と思ってたんだけど、幾つか思い出しました。

感想のところで、リズムが小刻みになるところ。
あそこは手拍子も細かくするといい(笑)

あと、この曲ではスクリーンの映像が面白いね。
普通の演奏シーンは、パッ、パッと切り替わるよね。
省吾から町支さんになったり、古村さんになったり。
だけどこの曲では、トランジションというか、映像効果でいろいろと遊んでます。
ワイプっていうのかな、画面の真ん中の点から、グイッと円が広がっていって
画面が切り替わるやつ。ああいうので、かなり遊んでます。
メインステージの楕円形のスクリーン(この時点での)ではそれが面白い具合に
シュシュッと変わっていくんだよね。

ちなみに、前半の省吾の衣装は
白いシャツに黒いレザーパンツでした。

ちなみに、この曲ではギター持っていませんが(笑)

あと、左手に白い腕輪、いわゆるホワイトバンドをしていました。
黒いリストバンドと、白い輪ゴムみたいなアレと。
他のメンバーもみんなしてましたね。
あれ、今流行ってるらしいね。名古屋では売り切れてるらしい。
富山のファミリーマートで大量に売ってたけど(笑)300円だったかな?
ただ、使途は不明のところがあったりもするらしいけど・・・。

5.HELLO ROCK & ROLL CITY

HELLO 愛知・名古屋CITY!
HOW ARE YOU DOIN'?!

この曲、省吾はほとんどコチラ側(右寄り)で歌ってくれました!
つまり目の前で、コチラを見ながら歌ってる!!
これにはサイド席、大いに盛り上がりましたよ〜!!

その省吾ばかりを見てたので、肝心の「ご当地映像」はどこが映ってたのか
ほとんど見てません(笑)
栄の交差点のところだけしか見てない・・・。

地元・名古屋の友達に聞いたところ、「あそことあそこと・・・!」みたいに次々と。
すがきやラーメンとかも出てたらしい。
やっぱりあの映像は、地元の人間にすれば相当な喜びなはず。
いいな!いいな!いいな〜!僕も地元・富山であの映像を見たい!!

HELLO 名古屋〜!!
今夜気分はどうだい?!

もちろん最高っスよ!!

6.終りなき疾走

この曲の疾走感がたまらないィィィィィ!!
ものすごく大好きな曲です。

長田さんと町支さんのツインギターもめちゃくちゃカッコイイし!!
右寄りの目の前のところで合奏してくれてたので、感動モンでした。

あと、今回はっきり覚えたけど、最後のところでちょっとだけ
短いドラムソロがあるね。小田原さんのシャィニングポイントです。
でも残念ながら、前の大久保さんほどのインパクトはないかな。
というか、あのドラムソロ(というか、ドラムで1曲?)に敵うソロはなかなかないはず。

実はこの曲で、思いっきりフライングしちゃいました(笑)
中盤の

♪分かち合えるのは愛だけ拒まないで〜

の後、ちょっと間奏があるよね。ドラムがダダン!ダダン!となるところ。
あそこの一番最後のところでヘイ!と飛んだつもりが・・・一拍前でした(笑)
ちょっと恥ずかしくて、でもそんなフレッシュマンなミス?をしてしまう自分が面白くて(笑)
なんだか笑っちゃいました(笑)
最後のヘイ!ヘイ!ヘイヘイヘイ!ヘイ!のところはしっかり飛んでましたけど(笑)

使いまわし

いや、なにもコレは言い訳ではないんですが・・・
サイド席はすべてがいいのかと思えば、弱点もあって。
スピーカーの指向性に、ちょっと左右されてしまうかも。
メインステージ脇の巨大なスピーカーから爆音が出されているわけなんだけど
それが会場の壁に跳ね返ってこだまが返ってくるのね。
それらの音はPA卓で、中央、メインステージとその中央線上にちょうどいいように
配置されているはずだから、脇の席ってどうしてもちょっと音がズレて
聞こえてしまうところがある。
あと、曲によって特定の楽器の音だけが大きく聞こえたり。
ある曲(というか、どれか忘れただけ)で福田さんのキーボードだけが調子外れに聞こえたり
町支さんのギターだけがトんで聞こえたりしたのは、たぶんそのせいだと思うんだけど。

それもあって、飛び間違えたんだということにしておく(笑)
音の面だけは、ちょっとつらいところがあるかも。

演奏が終わり、初めての長いMC。

久しぶりです!
名古屋に帰ってこれて、すっごい嬉しいです!
こんなにたくさんの人が集まってくれて、どうもありがとう!
ステージサイド席は見にくいかもしれないけど、よろしくーーー!!

僕も含め、周囲からウオォという歓声。
そうか、省吾のあの一言はこんなにも嬉しいものだったのか!!
自分たちの席のことを気にかけてくれる、何気ない一言。
そういうところに彼の優しさ、気遣いみたいなものを感じました。

・・・座ってください(笑)
いつもの通り、俺の体育館ツアーは、ステージ長いです。
途中で休憩もとりますので、ここからはじっくりと座って楽しんでください。
って、実は俺のためだったりして(笑)

客席から「待ってたぞーー!」という声。

俺も待ってたぜ!

おぉ!今日の省吾は、とにかくご機嫌だ!!

前回ここでやったのが、2001年の10月24日。
・・・前回、来てくれましたか?

会場のほとんどから拍手。
僕は叩けなかったけど。

あれから、まる4年。
後ほどじっくりと年代別調査をやりますが・・・(笑)
前回から4年たってるので、曲を何をやるか。
選ぶのは、すごい大変でした。
スタッフの意見や、ファンクラブのメールなんかを見てると
200曲ぐらいになってしまって。で、すっごい悩んだんですが・・・
結局、自分のやりたい曲をやることにしました。
ですから、「なんであの歌やんなかったんだ」というのが必ずあると思いますが
コンサートはこれが最後じゃないです。
「2005年秋、ハマダはこの曲を歌いたかったんだ」というふうに
大きな気持ちで・・・名古屋の空のように大きな気持ちで。
気に入ってくれたら嬉しいです。

2曲やりますが、自分にとってのベストチューンを選んだつもりです。
地味な曲もありますが、好きになってくれたら嬉しいです。

ここでの恒例だった「歌う」と「口ずさむ」の違いの話はしなかったです。
そのおかげで、3つ隣の席の人が大きな声で歌う、歌う。
まさに「イエスタデ〜〜イ!」な彼。
隣で一緒に見た友達は耳をふさいでいました。
バラードは、ちゃんと聴こうよね。

7.彼女はブルー
8.君の名を呼ぶ

バラードコーナーになって、またまた驚いた!!
サイド席には、サイド席専用のサイドヴィジョンがあるんですね。


ナナメ上から見下ろしたメインステージ。

一番右端っこのほうは、何かのカゲになっていて見えないんですが
その手前のところに、小さな(といっても、実際にはかなり大きいはず)
スクリーンがあります。スクリーンといってもプロジェクター投影式ではなく
テレビみたいに、そこに実際に映像が映ってるタイプ。
こちらの方がメインステージのスクリーンより映像が鮮明で綺麗だったり(笑)

で、このサイドヴィジョンなんですがね。
普段は、ステージ後方のスクリーンと全く同じものを流しているんですが・・・
バラードコーナーは違います。
既に参加された方はご存知だと思いますが、バラードの時はスクリーンの前に
キラキラした薄い膜みたいなものが降りていて、そこはいわゆる・・・
アルミホイルをクシャクシャにして広げたような感じの(笑)背景になって
いろんな色が散りばめられていて綺麗なんですが、スクリーンの映像はない。

で、なんとこのときだけはサイドヴィジョン限定の映像が流れています。
なんておいしいんだ!サイド席!
まぁ限定映像といっても、「君と歩いた道」みたいなものではなくて
現在のステージ上のメンバーの映像なんですけどね。
でも、それが巧みに混ざっているんです。
「君の名を呼ぶ」の時、ピアノを弾く小島さんの映像と、歌う省吾の映像が
ドッキングしたものが流れていて。あれ、すごくよかったです。

そのままDVDにしてほしい映像ばかり
こういう感じの映像が流れています!

ほんと、そのままDVDにしてリリースできるんじゃないか?という映像ばかり。
ひとつの席から同時に見ることは絶対にできないアングルからの映像ばかりで。
小島さんの手元もそうだし、福田さんとか、小田原さんとかの映像は。
すごく贅沢な映像で、このときばかりはステージ上の生の省吾もそこそこに
脇のヴィジョンをチラチラ見てしまいました。

あとね、バラードの時に多いんだけど・・・
省吾の眉毛。あの、サングラスの上から時々ヒョコッと顔を見せる眉毛(笑)
あれ、なんかいいよね。

♪友達の〜ままでいい・・・

「君の名を呼ぶ」の♪友達の・・・ままでいい・・・のあたりで
けっこうそうなるんだよね。

2曲の演奏が終わり、会場は大きな拍手。

ありがとう。ピアノ、小島良喜君。
昨日、お昼ごろ名古屋に来まして、時間があったんで・・・
考えてみたら初めてなんだけど、名古屋城に行ってきました。
いい天気でね。燦然と輝いていました(笑)

なんで笑い混じりなんだろう?(笑)

その後は、庄内川に行ってきました。
ということで、ブラブラしてたんですが・・・
ほんと、名古屋は空が広いなぁと。
僕は東京に住んでいるんですが、みんなは名古屋じゃない?
東京も暑いですが、名古屋もめちゃくちゃ暑いよね?
ヒートアイランド現象で、すごく暑いんですが・・・
過酷な夏に鍛えられる!という感じだったんですが、
10月になって最近、やっと涼しくなってきましたよね。
このツアーがスタートしたとき、俺はこの皮のパンツを衣装に選んだんですが・・・
本当に、失敗した!と思いました(笑)
暑くて暑くてね・・・。
最近やっと、いい感じになってきました。

客席からは笑いが。

でも、あの過酷な夏があるからこそ、季節の移り変わりが嬉しいものに思えるんですね。
ひょっとしたら、人生もそういうものなんじゃないかと。
キツイことがあるからこそ、何か新しいことが始まったときの喜びがあるんじゃないかと。
次に聴いてもらう曲は、『青空の扉』というアルバムに入ってる曲で。
これを作ったのは俺が30代から40代になる頃で。
一言で言えばすごく落ち込んでいた時期で、その苦しさを
『Father's Son』、『誰がために鐘は鳴る』、『その永遠の一秒に』という
3枚のアルバムを作ることで乗り越えてきた、という感じがあって。
その次に作った『青空の扉』というアルバムは、自分でも納得のいく
素晴らしいものができたなぁという手応えがあって。
本当に、それまで頑張ってきてよかったなぁと思いました。
そのアルバムの中から、お気に入りの歌を歌います。

9.青空のゆくえ

言葉がないです。まさに名曲。
呆けたように、ボーッと聴き入っていました。
歌、演奏、美しい照明。すべてが完璧。完全なるエンターテインメント。
あの感動を伝える、表現する言葉は、残念ながら僕の語彙の中には存在しないです。
ただひたすら、素晴らしかった。

この曲が終わると同時にバラードコーナーも終わるんですが・・・
正直なところ、もう何曲かバラードを聴きたいなぁと思う。
省吾の音楽には、素晴らしいバラードがたくさんあるのにも関わらず
演奏されるのはたった3曲だからね。
(後半には「SWEET LITTLE DARLIN'」なんかも確かにありますが)
バラードだけのアコースティックライブというのも、一度見てみたい。
ロックナンバーがなくて、物足りなく思うかもしれないけどね(笑)
あれもこれも聴きたい。ファンは贅沢なのです。

おなじみの、スカポコという音が会場中に鳴り響く。

今日初めて、浜田省吾のコンサートに来たって人、どのぐらいいるのかな?

まばらな拍手。

ようこそ!初めまして。浜田です。
次に歌う歌は、出会いがテーマです。
彼に出会ったのは、アルバム『EDGE OF THE KNIFE』のレコーディングの時です。
ドラムス、小田原豊。

スカポコという音に、小田原豊さんのドラムが加わっていく。

彼に初めて出会ったのは、アルバム『その永遠の一秒に』のレコーディングの時です。
ギター、長田進。

ここで長田さんのソロ!!
かなりものすごいことになってました(笑)
どうやったら、あんなふうにギター弾けるんだッ!
長田さんのギター、超かっちょえぇぇ〜!!

長野のレポと比べてみると、ここで話してた
出会いが云々・・・というMCはすっぽり省かれていましたね。

10.さよならゲーム

このツアーでこの曲といえば、僕の中では、=マイクスタンドのイメージ。
今日も振り回してましたよ、長野のときよりさらに(笑)
今日は盛んに、逆さにしてグイグイやってました。

振り回すと危険(笑)
グイッグイッ

もし彼が小学生か幼稚園児だったら
「ハマダくん!そんなモノ振り回しちゃあぶないでしょ!」
って担任の女性の先生にしかられちゃうぐらいのレベルで(笑)

でもやっぱり、ロッカーはこうでなくゃ!
というか、何をしてもカッコイイです(笑)

前半はドカーンと盛り上がって、バラードでその熱が引きかけて、
そしてまたこの曲でドーン!とね。
掌が、かなり汗でベトついてました。

これは多数の人から証言があったんだけど・・・
レインボーホール、かなり暑かったです。
てっきり僕が熱中しすぎて汗をかいてるだけなのかと思いきや
みんなそう言ってたし。メンバーの福田さんのブログでも
空調が機能していなかったとの言葉があり。
そうだったんだね、レインボーホール。
暑さに強い僕は、他の人ほどはあまり気にならなかったんだけどね。

11.君がいるところが My sweet home

「HELLO ROCK & ROLL CITY」と違い、この曲のときの省吾は左寄り。
つまり、僕から見て反対側、ずーっと遠くに行ってました。
でもその分、町支さんがこちら側でギター弾いてくれてたのが嬉しかったです。

あと、間奏での小島さんのピアノがすごかった!!
みんな本当に、最高級だ!!

省吾のダンスも、かなり調子がいいようだ!!

最後は「オゥイエエェ〜〜!!」の連呼でブレイク。
盛り上がりは最高潮だ!!!!
って、ここで休憩なんだよね(笑)

えーここで、15分間ぐらいの短い休憩をとります。
何か飲みたい人、タバコ吸いたい人。みんなも休んでてください。
すぐ帰ってきます!

 Break Time
 〜Digest Of "Flash and Shadow"〜

休憩。

やっぱりここで、ちゃんとしたムービーがないのは残念。
DVDの発売告知ダイジェスト映像なんて、一度見たらそれでいいもんなぁ。

ちなみに、僕はここで例のネタ帳ノート(笑)に、前半のメモを。
光がテーマとか言っときながら、ほとんどそのことには触れていませんが(笑)
触れている曲は、ここでメモっておいたものだけなんですよね。
音や言葉は記憶しておけるけど、光を記憶しておくのは難しいと痛感。

雑なので文字は読まないで・・・
ネタ帳(笑)
今回は、これをヒントに記憶を引きずり出してます。

 Stage Act.2

ネイビーブルーのピンライトがグルグルとまわって客席を照らし
サイレンのようにも聞こえる沈鬱な音色が眠りから興奮を呼び覚ます。
いよいよ後半のステージが始まる。

12.マイホームタウン

このアレンジ、ちょっと「ON THE ROAD 2001」の時の「DANCE」を思わせるね。
すごくカッコイイです。

そうそう、長野ではわからなかった2番の歌詞。
ハッキリと聞き取れました。なにやら耳に挟んでいた通り
♪信号に変え ディスクの中 ファイルすることなんて〜
と歌っていました。

あと、最後の方で♪マイホームタウ〜ンとリフレインしていました。
たったこれだけで、だいぶ違って聞こえるもんだね。
とにかくクール!なアレンジ、ステージングです。

ライブ後半の省吾の衣装は、グレーっぽいシャツ。ちょっとカーキ入ってたかも。
下は前半と同じ、黒のレザーパンツでした。

色違いでかなり使いまわし

13.Thank You

この曲、町支さんのギターがイントロになってて、すごくカッコイイ!
あの印象的なギターです。

サビの前でヘイ!と客席を煽って
♪今も君がこの世界に生きていることにThank you〜!
を省吾と一緒に合唱。

正直、この曲を初めて聴いた時は「なんだこりゃ」と思ったんだけどね(笑)
ソニーのサイトで視聴したのが最初だったけど
たしか10秒ぐらいしか聴けなかったから
手首切っただの、救急病院だの、ナンだそりゃ?と思ったんだけどね。
だけど今では、好きな曲になってたりして(笑)
ライブで聴くとこれほどまでに印象が変わるのかと。面白いもんです。

なんか、長野で聞いたときよりさらにサウンドに磨きがかかって
カッコよくなってたような気がするんだけど!僕だけかな?

あと、たしか福田さんだったと思うんだけど・・・
カウベルをガンガン叩いていたような?

セリフのところは、相変わらず盛り上がります(笑)
イエェーッ!という、ヘンな盛り上がり(笑)

この曲は、バックのスクリーンにイメージ映像が流れるんだけど
中学生?高校生?の初恋を描いたもののような映像。
これ、たぶん今度映画館で上映されるという短編映画
ダイジェストみたいなものなんだろうね。
その途中で、ホースから水を飲むシーンがあるんだけど・・・
あれ、かなり萌え〜ですね(笑)
なんだかとても印象深いシーンです。

曲が終わり、福田さんのテクニカルなオルガンの音が鳴り響く。

オルガンとシンセサイザー、福田裕彦!
えー、福田君もそうですが、ステージの上のミュージシャンは
ほとんどが家に帰ればいい父親です。
次の2曲の歌は、父親をテーマにした歌ですが・・・
これは母親や、家族を歌った歌でもあります。

14.I am a father

この曲、ものすごくサウンドがカッコイイよねー!
僕の大好きなタイプのロックンロールで!
サビのところで、みんなで拳を振り上げてWow〜!!とコーラスをするのも熱い!
最近の省吾の曲の中で、もしかしたら一番カッコイイかも!
「…to be "Kissin' you"」以来の、Myスーパーヒット。

曲の熱さ、熱量といえば「J.BOY」がやっぱり一番なんだけど
盛り上がりだけを見れば、間違いなくこの曲が1番だった。
2階のスタンドから見ていても、みんなの熱気で空気が震えているのが
ビシビシ感じられたモンね!!
すごい。とにかくすごい。なんでこんなに?ってぐらい、ものすごく盛り上がります。
それはきっと、会場にいるお父さんたち、お母さんたちが
自分たちや家族のことを思って燃えているからなんだろう。
家族の絆、それが人間にとって一番大きなパワーになるんだね。

僕はまだ独身だけど、そういう人たちを羨ましく思いつつも
やっぱり盛り上がっているんだけど(笑)

「光と影の季節」同様、長く定番曲になってほしい1曲です。
もし将来、僕も家族を持つ事になったら、きっとこの歌で泣いてしまうだろう。

この夜は、とにかく楽しかった。
渦巻く熱気の中に僕も身を委ねて、ひたすら楽しく盛り上がった!!

サウンドもものすごくクールだし、間奏のコーラスもカッコイイ!!
もう、すべてがサイコーです!!!!

中盤の、伴奏が止まる(ドラムだけになる)ところは
長野の2日目はみんな頭の上で手を叩いていたけど
この日は、長野初日と一緒で、頭の上で手拍子もあり、拳を振り上げるもあり。
みんな思い思いの形で興奮を表現していた。

15.花火

前の曲の熱さから一転、クールダウン(笑)

今日あらためて思ったけど、この曲って省吾ならではのR&Bだね。
軽くステップを踏みながら、リズムにあわせてゆれる省吾。
時折、手を差し伸べるような仕草を見せたり。
♪指と指からませて・・・のあたりとかね。
きっと、彼の中ではしっかりと形になった映像があるんだろうね。

中盤のサビが終わって、間奏に入る時、クルリとターンして後ろを向く省吾。
そこに、福田さんのキーボードが、古村さんのサックスが絡んでいく。
省吾はというと、微笑みながら軽くステップを踏んでいる。

きっと、すごく楽しいんだろうね。
自分が作った歌を、最高級のバンドが演奏してくれて、その演奏で歌える。
シンガーとして、ソングライターとして、これ以上の幸せはない。
そんなふうに以前語っていたことがあるけど、この時の省吾が
まさにそうなんじゃないかと感じた。

最後には、夜空に花火が上がる。
歌、曲、演奏、音、光と映像。すべてが完成されたパフォーマンスだね。

小島さんのピアノが、優しく美しい旋律を奏で始める・・・。

今日、子どもがいるって人はどのぐらいいるのかな?

かなり多い拍手。

父親をテーマにした歌を聴いてもらいましたが、次は子どものための歌です。
子どもが産まれたときは、親は最初は神のような存在で。
その人がすべてだし、その人がいないと生きていけないし。
だけどやがて大きくなって、家に帰ってきても言葉を交わすこともなくて。
何を考えているのかわからなくなってしまって。
親にできるのは、そんな子どもたちを心配することだけで・・・。
子どもがいる人も、いない人も。例えば俺も、子どもはいないけど・・・
子どもたちのために、一緒に歌ってください。

16.SWEET LITTLE DARLIN'

驚いた。
この曲が始まってすぐ、僕の周りの人たちが一斉に座ったのね!
長野公演の、アリーナ席では、そんなことはなかった。
「ある晴れた夏の日の午後」のところにも書いたけど
それがすごく自然な感じで、びっくりしたけど、なんだか嬉しくてね。
別に僕が喜ぶことではないのかもしれないけど・・・
名古屋のお客さんの、熟達してるっていうのかな、そういう
「思い思いの姿勢で楽しむ」っていうスタンスに感動しました。
この時は僕も座って、じっくりと歌と演奏を楽しみました。

もちろん、思うようにした結果がずっと立ちっぱなしなら、それでもいいんだけど。
立ってる人もいたり、座ってる人もいたり。
そういうのが、最も自然な姿なんじゃないかなと思いますね。

悲しいかな、コンサートの構成を知っている僕は、この曲が終わったら
自然に立ち上がってしまうんだけどね(笑)

この曲は、ライティングがすごく印象的でした。
メンバーの真上の、トラスっていうんですかね、鉄骨の・・・
イラストでいう蚊取り線香の部分(笑)
あそこから照らされるライトなんだけど、小さな円(輪っか)が幾つも折り重なって。
時には黄色で、時にはピンク色で、たくさんの円が、まるで花畑のようで。
その円が、まるで客席にいる一人一人の人生をあらわしているようで。
様々な人生があって、みんないろんな思いを抱えてここに来ている。
その出会いが、不思議なハーモニーを生み出しているというか・・・
たったひとつの輪っかにも、すごく大切な意味があるんじゃないかと思ってしまって。
考えすぎなのかもしれないけどね。
でも、コンサートの演出上のすべてのものには理由がある。
そう思えるし、思いたいです。

たとえこじつけでも、何かひとつ新しい発見があったらすごく嬉しいしね。

恒例のバンドサウンドから始まり、省吾のエレキギターが耳慣れたフレーズをかき鳴らす!
あの、ガ〜ン!!というバンドサウンドは、やっぱり必要なんだろうか?

17.モノクロームの虹

Yeahh!!!!
僕が省吾のライブの中で、最も大好きな曲のひとつ。
今日は大声で歌って、飛び跳ねて!拳を振り挙げて!!
ありったけの力で、この曲で燃え尽きるべし!とばかりに爆発しました(笑)
そのぐらい大好きなんだもん(笑)

今回のレポートで何回も書いてるけど、省吾はなんであんなにカッコイイんだ!!
こんなグレートな曲を書けて、熱狂的な熱を受け止めて、そしてステージの上では
あんなに大きく光り輝いている。
あんなにカッコイイ52歳が、他にいるだろうか!!
世界のどこを探しても、いないでしょ!!

ライブのシーンを思い出しても、身体が身震いしてくる!
とにかくカッコイイ。最高だよ、省吾!!!!

ところで、この曲といえばやっぱり気になるのは、例の「ストーカーカメラ」。
福田さんのブログによると、「あいちゃん」というこの女性・・・
バンドメンバーの中でアイドル的存在らしい(笑)
なかなかかわいい・・・って、そんなことでは懐柔されんぞ!(笑)
あのカメラはやっぱり「どうなんだろ」と思います。

友達の話によると、あの「あいちゃん」は、普段はサイド側のカメラを
担当しているらしいです。
(今回、確認しようと思ったんですがわかりませんでした)
それで、この曲の時になるとハンディカメラ片手にステージの上に出てくるという。
曲が始まると、スルスルと出てきましたよ(笑)
そして、早速省吾の前にはりついて。
上から見ていると、よ〜く見えるんですね、その動きが。
長野の時の「ベッタリ省吾に張り付き」の印象と比べると、今回は
わりといろんなメンバーのところへ動いていた気がします。
だけどやっぱり、ステージの上をバンドメンバーじゃない人が演奏中に
ウロウロしているのは気になる。

やっぱり気に入らない

あとね、省吾がしょっちゅうカメラ目線になるのも気に入らない。
客席のみんなは、バンドの演奏に対する熱を、拳や声に託してステージに
ぶつけているわけだから、省吾やメンバーには、それを受け止めて欲しい。
だけど目線は、すぐ傍のカメラを見ている。
どうなんだろ、それって。
カメラばかりじゃなくて、こっち向いてよ!って感じじゃないかなぁ。
カメラ越しじゃなく、直接客席の方を向いて歌ってほしい。

あれは、ものすごく良く考えれば・・・
客席の、すごーく後ろの方の人が、生で見ると小さい省吾より、
やむなくスクリーンの中の大きな省吾を見ているとして
その省吾がカメラ目線になると、つまりカメラ越しには均等に
自分の方を見てくれている、と思えるんじゃないかと。
後ろのほうの人でも「私を見てくれてる」と思わせてくれる・・・
ってのは、考えすぎかな。

もし仮にそうなんだとしても、やっぱりあれは個人的には賛成しかねるなぁ。

あと、今回は映像はわりとマトモでした。
最初からモノクロの映像(つまり白黒)になっていて。
そういう効果だけなら、まだ許せる。というか、それ自体はカッコイイ。
長野の時の、異常な画面の乱れっぷりは、意識した効果ではなかったんだね。
ということは、今回はそれがきちんと修正されていた、ということになるね。

というかね、実際には、生の省吾の方ばかり見ていて
スクリーンの方にまで気がまわらなかったというのが正直なところ。

18.J.BOY

やっぱり、省吾のライブで最も熱いのは間違いなくこの曲です。
その熱さは、実際に体験してみないと伝えるのは難しい。

スタンド席から見る「J.BOY」は壮観でした。
8000人の人が、みんな一様に拳を振り上げて叫んでいる。
こんな“非日常的な空間”だからこそ、そこに一体感が生まれるんだろうし
普段は味わえないような興奮を味わえるし、アドレナリンが吹き出るんだろうね。
グラルエナジーも一気に吹き飛ぶってモノですよ(笑)
 ♪吹き飛ばせ!日常ってやつを!
後半のこのあたりは・・・なんと言ったらいいんでしょうか。
興奮というか感動というか、やり場のない憤りというか。
いろんな強い感情がない交ぜになって、汗となって流れていく・・・
まるで、客席の僕らと、メンバーが一緒に“ライブ”というひとつの作品を作り上げていく。
そんな過程にも思えます。
メンバーだけじゃダメだし、オーディエンスだけでもダメ。
素晴らしいライブって、すべてが完全に融合した時に産まれる一体感なんだろうね。

19.家路

僕はこの曲をライブで聴くのは、今日で9回目になります。
だけど、今日初めて目にした光景がありました。

曲が始まってから、僕はいつものように、少しスイングしながら
胸に手をあてて一緒に口ずさんでいたのね。
すると、曲が始まってしばらくしてから、周りの人たちが一斉に座りだして!!
本当にびっくりしました。
「家路」で座る人がいるって、思えなかったから。
冷静に考えれば、ガンガンのロックナンバーではないし、それも当然アリとは思う。
だけどこの曲はライブの後半、大詰めで歌われるし
その流れで立ったまま聴くものだという観念があった。
(手拍子をする人も多いしね)
それが、多くの人が座ってる。
さらに驚いたことに、その光景はスタンド席だけかと思えば
階下の、アリーナ席でも座っている人がたくさんいる!!
アリーナはフラット(平ら)な床だから、前の人が立ったままだと、座れば当然
ステージが見えなくなってしまう。
でも、それでも座っている人がいるのね。
なんだか、その姿に感動してしまいました。
「SWEET LITTLE DARLIN'」もそうだけど、みんな、思い思いに楽しんでるんだ。
それが感じられたから。

僕も周りに合わせて座ってみました。

その光景に気づいた時、なんだか僕はものすごく楽しくなってね(笑)
切なくて、むしろちょっと悲しくさえある「家路」なのに、楽しくて楽しくて仕方がなかったんですよ(笑)
自然に笑顔にもなってしまって。
苦しくてつらい「家路」の歌詞も、なんだかものすごく前向きな、ポジティブなものに思えてきて。
こんなふうに「家路」を聴いたのは、本当に初めてでした。

思えば、初めてこの曲をライブで聴いたのは1999年のキロロリゾートでの野外ライブの時でしたが
その頃から既に、僕にとってのこの曲のイメージは完成されていました。
ちょっと詳しい表現は避けるけど、言ってみれば十字架みたいなもので。
辛いから聴きたくない、というわけではないんだけど、大好きな曲なんだけど、
ライブで聴きたいけど、でも聴くとちょっとつらい・・・そんな曲なんです。
だけど、初めて笑顔で聴くことができた。
そんな曲じゃないと思いつつも、楽しくて楽しくて仕方がなかった。

隣で一緒に観た友達も座っていたんだけど
「やっぱりこの曲、座って聴く曲じゃないね」ということで、途中から二人でまた立って聴きました。
でも僕の、その楽しい気持ちはそのままで(笑)
むしろ、もっと楽しく思ってたし。
「家路」では、覚えてないぐらい久しぶりに(もしかして初めてかも?)手拍子をしました。
リズムに乗りながら手を叩いていると、この曲が「日はまた昇る」のような朗らかなものに聞こえてきて。
手を一度叩くたびに、ものすごく元気になれる、そんな感じでした。

曲が終わった時には「楽しい!!名古屋最高!!!」って感じでしたよ(笑)

この日の「家路」ネタはまだ続きます。

曲の真ん中あたりだと思うけど・・・
間奏の後ぐらいかな、省吾の姿が、背中からのライトで照らされてね。
左手でギターのネックを押さえながら、マイクを右手に、少し屈みこむようにして歌う
独特の歌い方をしているそのシルエットが、客席の後方の方に、大きく、ぼんやりと広がって。
その巨大な影に、会場中が飲み込まれたんです。
あれには驚きました。そして、なんだか優しい気持ちになりました。
省吾は、こんなに一生懸命歌ってくれている。
そして、その優しさが、その楽曲の大きさが、僕たちを包み込んでくれている。
そう思えて。
あのシーンは、もしかしたらこの夜の一番のハイライトだったかもしれない。

演奏的に印象深かったのが、中盤のあたりの歌。
 ♪疲れた身体・・・ 次第に何も・・・
のところで、♪身体・・・を、ちょっとはき捨てるような歌い方で♪身体〜と歌っていました。
なんか、たったこれだけのことで、すごく感情がこもって聞こえたんです。

この曲だけに限らず、この日の省吾は、わりと歌詞を切って歌っていました。
「この夜に乾杯!」でも感じたことなんだけどね。
それが、とてもいい風に聞こえたので楽しかった。ゴキゲンなのかな?と。

あと、ツインギターがやっぱりカッコよかったです。
町支さんと長田さん、いいコンビだね!!

ライティング的には、たしかこの曲には様々な投影効果が用いられていたと思う。
深いブルーや、燃え盛る炎色・・・
思い出せる色彩に限界があるので、ちょっとわからないけど。
やっぱり「ライトが綺麗だなぁ」と思ったのが印象深いです。

聴くたびに、いろんな顔を見せてくれるこの曲。
自分自身の知らない、いろんな側面を気づかせてくれるこの曲。
とても大好きです。
「省吾のライブに欠かせない1曲」を挙げるとしたら、僕は絶対この曲を挙げます。

コンサートをやる前に、毎日お昼過ぎからリハーサルをやるんですが・・・
当たり前ですが、その時は客席にはみんなの姿はなくて。
コンサートが始まって、今客席を埋めてくれているみんな、
その一人一人にそれぞれの人生があるんだなぁと。
そのみんなが、今夜ここで出会って、年齢・性別は違いますが・・・
こうやって楽しい時間を過ごせたのは、なんというか・・・
すごくいい気分です。どうもありがとう。

前のほうのセリフの内容はちょっとおぼろげですが・・・
この、「すごくいい気分」というのがすごく印象的でした。
僕も、省吾やメンバー、8000人の見知らぬ人たちと
同じ会場でひとつの時間を分かち合えたことに・・・すごくいい気分でした。

20.日はまた昇る

「家路」の時の楽しい気分そのままに、笑顔で手拍子。
客席全体に、明るいライトが向けられている。
みんなの顔は、きっと省吾やメンバーからもよく見えるはずだ。
スタンドから会場内を見渡すと、みんないい顔をしている。
(遠いから、実際にそこまでは見えないけど、そう思える)
みんな、この楽しいひとときを過ごした充実感でいっぱいなんだ。

このコンサートを支えてくれているのは、スタッフたちです。
素晴らしいスタッフたちに、大きな拍手を。
そして、君たち一人一人の素晴らしいオーディエンス。
僕は本当に誇りに思っています。
この誇りを胸に、これからも音楽活動を続けていきます。
今夜はどうもありがとう。

バンドの演奏は「Prelude of "Blue Sky"」へと続いていって、
省吾は四方の客席に向かって手を振ってくれている。
もちろん、僕のいる右側のスタンド席にも。
僕も、周りのみんなも、大きく手を振って応えました。
自分たちのことを気にかけてくれている嬉しさと、素晴らしいコンサートを
見せてくれたことへの感謝の気持ち。
その思いはいつまでも尽きることがありません。

客席は、あっという間にアンコールを求める手拍子で埋まっていきます・・・。


3.コンサートレポート後編〜Encoreへ続く