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第1話第2話第3話

 Stage Act.I

今回は、「あっという間だった」というイメージが大きいので
レポートも細かい点は省いて(それらは最終日のレポートに回す予定です)
勢いを重視して書いてみたいと思います。
毎回いろいろ試行錯誤して、新しい形を模索中です(笑)
なので、今回は「いつもの」とか「同じ」という、優しくない節回しが多くなります。ご了承ください。

Prologue〜ある晴れた夏の日の午後

このオープニングの映像も、あと2回しか観られないんだね。
あと2回か・・・と感傷に浸ることは、この日に限ってはありませんでした(笑)
「さぁ、始まるよ!!」とか「早く、早く!」といったワクワクした感じ、待ちきれない気持ちの方がずっと強かった。

この映像、来年のツアーでもそのままなのか、新ムービーに変わるのか。
それとも、「ON THE ROAD 2001」の時の「タクシー」と「マリア」のように日替わりなのか。
そちらも気になるところ。

1.A PLACE IN THE SUN
2.光と影の季節

幕が開け、いよいよショーが始まる!

♪Like a long… lonely stream…

のアカペラから始まる『ON THE ROAD "FILMS"』そのもののオープニング。
何度観ても、このドキドキする胸の高鳴りは新鮮なままだ!
省吾の声、体調はいいように思える。

そうさ、陽のあたる場所はかならずある
命がつきてしまう前に
陽のあたる場所を見付けなくてはいけないよ

分厚いツアーパンフレットの2ページに、「A PLACE IN THE SUN」の訳詩が載っている。
(アルバム『ROAD OUT "TRACKS"』と同じ文面なので、おそらく須藤晃さんが訳したものか)
陽のあたる場所。
スポットライトを浴びて、ステージ上でとても大きく見える省吾は、まさに陽のあたる場所にいる。
そう思える。
今日もまた、この場所へ。陽のあたる場所へ。

3.HELLO ROCK & ROLL CITY

前奏から「JUMP!」の声で、飛びまくりの省吾。
今回のツアーの彼は、これを多用しているね。
歌の中のどのあたりだったかちょっと思い出せないけど・・・
三角の不思議な指の動きを、右手全体でやっていました。
残念ながら、言葉で表現するのは不可能なアクションですが(笑)

こういうやつね。これを、右手全体で。

Hello!愛媛・松山City!今夜気分はどうだい!?

4.この夜に乾杯!

コンサートに来てくれてどうもありがとう!
この夜を、楽しいものにしたいと思います。
最後まで、どうかよろしく!ギター、長田進!

ここで長田さんのギターソロなんだけど、最初の音をギャ〜〜ン!と弾いて、両手を挙げて
客席の歓声に応えるんだよね。そのシーンが、なんだかとても好き。
アコギもいいけど、こういう時にはパワフルなエレキがいいね。

この曲は、叫んだり両手を挙げたりと楽しいノリばかりがどうしても印象的なんだけど
視界を広くしてみると、ライティングがすごく綺麗!
2001年のアリーナツアーのオープニング、「There's No Business Like Show Business」のね、
DVD『ON THE ROAD 2001』や『WE ARE STILL ON THE ROAD』の冒頭に収められているような
カラフルなスポットライトが、ステージや客席を照らす、アレみたいな感じ。
コンサートホールが、あっという間にダンスホール(行ったことないから、想像)に早変わり!

5.旅立ちの朝

この曲といえば、気になるのが省吾のダンス。
三角の手の動きは最近は見られず、代わりに今日はムーン・ウォークのように
後ろ向きに歩きながら歌うという新ムーヴメント。
最後はもちろん、「That's right,Shogo!」

6.君がいるところがMy sweet home

ダンスはさらにノリノリに!
たしか曲の最後の方だったと思うんだけど、手を広げて飛行機のようなポーズで
クルクル〜ッと回って、目が回ったのかフラフラ〜バタン!って(笑)
こういうコミカルな動きができるあたり、エンターテイナーとしても一級品(笑)

そういえば、この曲でも最後には「ラストショー」の時のように腕を振り回す「ワイパー状態」に。
しかも最後は高速モードに!
最近、何かといえば振りつけはこればっかりのような?

この美しい瀬戸内の町・松山に帰ってこられて、そしてこんなにもたくさんの人が集まってくれて
オレたち最高に嬉しく思ってます。ありがとう!
「今日初めて浜田省吾のコンサートに来た」って人、どのぐらいいらっしゃいますか?

意外にも、けっこう多かったです。
今回のツアーは、どこに行っても「初めて」という方がけっこう多い。
リピーターが多いのは当然だけど、新しく彼の魅力に気づいたって人が多いのは
やっぱり嬉しいことだね。チケットがますますとりづらくなるけど(笑)

初めまして、浜田です。
じゃあ、「お前のコンサート何度か来てやってるぜ!」って人は?

僕も含め、客席は大歓声。

久しぶりです!また再会できて嬉しいです。
いつも言うことなんですが、この、2006年12月23日という日は今日1日しかないし
オレたちミュージシャンはもちろん、初めて来てくれた人も、何度も来てくれてる人も
コンサートは一期一会です。
オレたち一生懸命いい演奏しますので、最後までどうかよろしく!

客席は拍手!
この間も、ステージ上はアコースティックセッションに向けて準備中。
立っていたメンバーたちもそれぞれイスに座り、それぞれの楽器を手にしている。
アコースティックギターを手にした省吾は、上を見上げながら・・・

すごいね・・・。5階席のみんな、大丈夫かい!?

上のほうから、すごい歓声!

4階!3階!2階!1階!盛り上がってるかい!?

ワァー!

最後まで、立ったまま踊るかい!?

ワァー!

・・・ウソだね(笑)
盛り上がってるということが確認できたところで、まぁ座ってよ。
・・・オレもムリだよ(笑)

省吾のトークはいつもながら軽妙で、間のとりかたが絶妙で面白い。

愛媛に来たのはね・・・「ON THE ROAD 2001」がスタートしたばっかりの頃。
1998年5月5日、宇和島の南予文化会館だね。
そしてここ、愛媛県県民文化会館は1999年の12月22日、23日。
だから、まる7年ぶりなんだよねー。
・・・みんなちゃんと生きてたんだね(笑)
その喜びを、一緒に歌おうじゃないか!
次にやるのは、わりと新しい歌です。
1996年の『青空の扉』に入ってる曲なんだけど・・・
オレにとって、10年前の歌はじゅうぶん新しい歌なんだよ(笑)
15年越えると、ちょっと昔って感じがするけどね。

客席はなんともいえない苦笑(笑)

この歌を作った背景はね。
もちろん、歌の主人公が常に自分自身というわけではないんだけど、
仕事友達の女の人がいて。
久しぶりにスターバックスかどっかで待ち合わせて、お互いの近況を話したり、
ちょっと海岸の方までドライブしたりして。
「新しいアパートに引越したんだけど、見に来る?」って彼女が言って。
「あれ?彼氏は?」
「ううん、私一人で引っ越したの」
「ふうん・・・」
という感じの場面を歌にしました。

7.彼女はブルー

町支さんの12弦ギター、いい音してたなぁ。

1996年のアルバム『青空の扉』から「彼女はブルー」でした。
「女性と友達である」ということは、とても難しいですね。
最近の浜田のテーマです。
女性と男性は、すごく愛し合うか、嫌いになるか。
友達ってのは、その中間ですよね。なかなか難しい・・・友達。
そういうことです(笑)

客席、苦笑(笑)

コンサート始まる前に、5階席まで上がってみたのね。
5階席の最前列に行って、やってみた。
(拳をふりあげて、飛び跳ねるアクション)
・・・やめたほうがいい(笑)
音楽聞くどころじゃないよね。立てるだけでも大したもんだよ(笑)

たしかに、5階席は下から見上げてもすごい高さだ。

5階席、大丈夫?気持ち届いてる?

上のほうから「届いてる〜」という声。

・・・6人ぐらいには届いてるね(笑)
でも、充分だね。6人。
でも、意外とこっちから見るよりは遠くないんだよね。
ステージの上、綺麗に見えるでしょ?
・・・見えないでしょ、ステージの上(笑)

最後は、1階最前列あたりを見ながら(笑)

話を変えます(笑)
オレはですね、ソロになったのは1976年なんです。
プロのミュージシャンになったのはもうちょっと前だけど。
1976年から、今年で30年。
次に40年っていうと、60代になっちゃうんでね(笑)
30年というのは、ミュージシャンとしては立派な区切りなのかなぁと思うわけです。
いろんなことを考えたんですよね。
イベントをやるとか、でっかいところでやるとか。
だけど、例えば松山だったら市民会館でやってた頃から積み重ねてきたものがあるからね。
だから、全国のコンサートホールをまわるツアーをやることにしました。

客席は拍手。

昨日、香川から移動してきたんですが。
とても街がにぎわっていたので、酒でも飲もうかと街に出たんですが・・・
怖くてすぐに戻ってきました(笑)
でもすごい、活気があっていいよね・・・。
30年ということで、次はちょっと古い歌をやります。
1曲は1977年の歌で、もう1曲は1985年に作った歌です。

8.君に会うまでは

町支さんのアコースティックギターの刻むリズムと、長田さんの奏でるクラシックギターの旋律がいい感じ。
迫力のあるロックをやっても、繊細なバラードをやっても、常に素晴らしい協奏を聞かせてくれます。
なんとも贅沢なツインギターです。
もちろん、小島さんのピアノをはじめ、他のメンバーの演奏も最高級です。

9.MIDNIGHT FLIGHT

ちょっと「BE MY BABY」を思わせる♪ダン・ダダン・・・という前奏のドラム。
一瞬、何だろう?と思ったらこの曲でした。
この入り方は、新しい!シンプルだけど、好きだなぁ。こういうの。

ステージに向かって、省吾の右側。
ドラムの小田原さんの右側に、クリスマスツリーが置かれていました。
いろんな色にキラキラと光って綺麗。ホール内の照明も、ブルーでとても素敵。

あと、サックスの古村さんがサンタの帽子をかぶっていました。
昔、「ON THE ROAD 2001」の時は町支さんがサンタの衣装でステージやってたこともあるよね。

曲が終わった・・・と思いつつ奏でる福田さんのエンディングのオルガンも、聖夜っぽくていい感じ。

ありがとう。
1977年の「君に会うまでは」と、1985年の『Club Snowbound』から「MIDNIGHT FLIGHT」でした。
1986年にソロデビューしたわけですが…
こうして客席を見渡してみても、年齢層が低いとは言えない(笑)
だけど、さすがに、その頃のことをハッキリ覚えている人は少ないよね。
ということで、そんな、1970年代のことを語ってみたい。
オレはヘタだけど、彼に語らせたらバッチリです。福田裕彦。

そう言い残して、省吾は一旦バックステージへ。
福田さんにスポットライトがあたり、ビートルズや、当時のヒット曲をBGMに福田さんの「1970年代講座」。
その間も、スタッフはあれこれとセットを組み立てています。

このあたりのくだりは割愛します。

使いまわし

福田さんの語りの最後に、1970年代風のステージ衣装で再登場した省吾。

こんばんは。浜田省吾です。
東京から来ました。生まれたのは広島です。海の向こうです(笑)

喋り方は、やっぱりボソボソと自信なさげな感じで(笑)

仕事で松山に来るのは初めてです。
子供の頃…まだ小学生の頃、家族で初めて温泉旅行をしたのは道後温泉だった気がします。
その頃のモノクロの写真がアルバムに残ってるんですけど、オレ自身はあまり覚えてません。
まだデビューしたばかりなんで、緊張してます(笑)
もしこの歌を知ってる人がいたら、一緒に歌ってください。励みになります。

客席は爆笑(笑)

大きな声で歌ってくださいねー!
でも、ヤジだけはやめてください。歌詞忘れちゃうんで(笑)

10.路地裏の少年

路地裏の少年

今回も町支さんが客席の方をチラチラ見ながら手拍子で煽ってました。
客席は手拍子と大合唱で応援!

ありがとう。
1976年にリリースした「路地裏の少年」でした。一緒に歌ってくれてありがとう。
次に演奏する歌も、21歳か22歳ぐらいの頃に作った歌ですが・・・
当時ロックをやるっていうのは、今みたいにカッコイイことじゃなくてね。
社会からドロップアウトするっていう、落ちこぼれっていう感じだったんだよね。
書いた頃はまだ子供で、歌詞も大げさだし、シリアスだったり、ナイーブだったりするんですが・・・
振り返ってみると、その頃の自分、そのままだなぁと思います。
父は警察官だったんですが、戦後すぐの地方公務員の家庭はまだ貧しくて。
ずっとオンボロの借家住まいでね。
彼の夢は、3人の子供たちそれぞれに自分の部屋を持たせてやることで。
だけど、その夢はかなわなくて。家族はずっと、2間のアパートに住んでました。
この歌を書いた頃はまだ貧しくて、恋人もいなくて、お金も無くて。
だから、そんな頃の生活と、父の世代を歌ったブルースです。

11.生まれたところを遠く離れて

使いまわし

何度聞いてもグッとくるブルースです。
特に、ベースとドラムのリズムセクションがいい。
今回のツアーのセットリストの中で、最も大切で、なおかつ僕が最も好きなシーンです。
演奏時間も長いし、曲を聴きながらいろんなことに想いを馳せられる時間だよね。

この雰囲気をカラオケで出したくても、音源が古い(ファーストアルバムのバージョン)のが残念!
そういえば、ファーストアルバムとリメイクしたシングル盤(ベスト盤)とでは歌詞も微妙に違うんですよね。


3.コンサートレポート後編〜Stage Act IIへ続く