Cast:比嘉栄昇(Vo)島袋優(G)上地等(Key)日高さん(テイチクスタッフ・司会進行役)
※本文中の(LOST)という部分は、画像・音声が途切れ、再読み込みしていた時間です。また、○○は聞き取れなかった部分です。
※また、彼らの歴史に関する部分には下線をひき、次の段に注釈をつけました。
PART2〜デビュー直後の話(約14分)
日高:あのー、ちょっとまあ・・・いろいろ質問が来てるんですけど。
3人:はい。
日高:「BEGINっていう名前は、誰がどういうふうにつけたの?」っていうのが来てるんですけども。
3人:これはもう・・・。
優:えっとね、高校の時に僕と栄昇が「AB's(エイビーズ)」っていうバンドにいて。永敏(えいびん)ってやつがドラム叩いてたんですけど。そいつが抜けて、で、栄昇と俺と、もう一人別のやつと3人きりになったときに、「バンド名どうしようか」って。「レキオ」とか「リキヨ」とか、琉球みたいな名前を言ってたんだけど、なんかちょっとそれじゃ「重すぎるね」っていうんで。たまたま今度ベースのやつの家で栄昇があの、いわゆる英語辞典をピャッて開いたんですよ。そしたらたまたま「B」のところで、そこにBEGINってあって。で、「あっ、この名前いいんじゃない?」って栄昇が言ってきて。響きもビギンってなんかこう・・・カッコイイじゃないすか。
等:ハハハハッ(笑)
優:「始める」っていう意味もあって。それで「BEGINでいこうか」ってつけたのが高校の時だったんだよね。でそれで、3人で東京に出てきて、アマチュア時代にやり始めて、そん時実はバンド名全然つけてなくて。で、あの・・・いわゆるライブハウスのマスターから「君らバンド名なんなんだ?」って言われたときに、全く思い浮かばずに「BEGINでいいんじゃない?」っていうふうに言って。
(約30秒LOST)
日高:・・・じゃあその・・・コマーシャルがあって、90年の3月21日にシングルの「恋しくて」が発売されました。
3人:はい。
日高:それのまぁ・・・今は幻となったビデオがあるということで、キュー出しを。
栄昇:フフフッ(笑)
等:はい。僕たちの・・・過去のビデオ、プロモーションビデオですか。ご覧ください。
[映像]
約1分30秒、「恋しくて」のプロモーションビデオ。
映像の感じ:夜のキャンプ場。三角のテントの前で、焚火を囲み3人が演奏している。
栄昇がアコースティックギター、優がエレキギター、等がキーボード。
若々しい3人の姿と、ものすごい勢いで燃えている焚火が印象的だった。
日高:いやー、どうでしたか?初のプロモーションビデオ。
3人:どうでした?(笑)
優:いわゆる・・・ものすごいアウトドアなキャンプって感じで(笑)いやーあの、石垣島に実際いたとき・・・
(約20秒LOST)
優:・・・にはよくビーチとかでキャンプとかしてたんだけど、こういう山の中でのキャンプっての・・・キャンプってかまぁ、作られた世界なんだろうけど、そういうの初めてなんだったのかな?自分が実際こう・・・撮られてるんだけど、「なんかテレビみた〜い」って思いましたね、なんか(笑)
栄昇:う〜わ〜っ(笑)
3人:ハハハッ(笑)
栄昇:なんか・・・たぶんこう、自分たちがライブで演奏するとか、そういうのは納得できてるんですけど、作られた世界の中でプレイするっていうことに対しての違和感はすごく感じましたね。
日高:まぁ、その・・・デビューがあって、一応6月の23日にファーストアルバム『音楽旅団』が出るという道すがらになるわけですけども。
3人:はい。
日高:あの・・・変な話、シングルが期待以上に売れてくれたんで、会社としてもすごい期待が大きかったというのを覚えてて。で、初めてのアルバム作りに海外に行ったわけじゃないですか。
栄昇:ウッフフフ(笑)
日高:で、なおかつプロデューサーという人がね、僕もよく知ってる白井良明(しらいりょうめい)さんがついていってくれたわけだけど、今回僕、原稿を見ながらぜひ聞いて見たかったなぁってのは、プロデューサーって名前で聞いてるけど、実際つくの初めてじゃない?
3人:はい。
日高:で、どうだったの?優の方から。
優:いや俺はね、特に・・・良明さんもギタリストでギター同士なんで、ほんとに・・・今でも師匠みたいな感じなんですよ。あの・・・プロの洗礼を受けたみたいな感じのとこがあって。で、レコーディングやってて、ボーカル録りかなんかやってるときかな?良明さんに呼ばれて。階段のところで、「マサル、ちょっとお前、俺がバッキング弾くからギター弾いてみろ」って、バーッと弾いて。で、「こことここはお前、同じフレーズ繰り返しすぎるんだよ」とか色々教えてもらったりとか。で、ホントに、ホントに・・・自分自身も成長させてもらったような感じがあって。だから・・・「すごい仕事なんだな」と思いましたよ。
日高:キーボードの方では?
等:もうあの、「プロの世界ってこうなんだなー」って思ったし、一番今も言えることは、良明さんに影響されたなって思うのは、僕の譜面なんですよね。譜面の書き方ってのは今でもやっぱり良明さんに似てる。最初にプロの人の譜面を見て・・・譜面ってこう、いろいろ、個人個人であるじゃないですか。個性が。僕はやっぱりプロの方の譜面ってのは良明さんだったんで、今でも良明さんに影響されたのが、ひきずってますね、やっぱり。
日高:ヴォーカルは?
栄昇:え〜僕、譜面が読めないんです。
等:ハハハッ(笑)
栄昇:あのー、やっぱり、良明さんとかこういう感じに譜面を広げて、それぞれのパートのミーティングに行くわけです。で、それこそ・・・ドラムだとヤマキさんだったりとか、ベースだったらウッドベースのダイロクさん・・・。その中で僕は、譜面を渡されてヴォーカルマイクの前に立って、「いつ始まるのかな?」っていう。「いつ歌い出せばいいのかな」っていうのが、一切わからない・・・。その時の恐怖ったら、なかったですね。だから優と等に、「ハイってこう、合図を出してくれ」と。したら俺は歌うからってのをやってたね。
優:絶対、顔が見えるブースに入ってましたからね。
栄昇:だから・・・今でも、わかんないですよ。そのかわり、「今歌わないといけない雰囲気だな」とか、そういうのすごく上手になりましたよ。感じるのが(笑)
日高:大事なことですね(笑)
栄昇:ハハハッ(笑)
日高:で、『音楽旅団』が出た後、このへんのスケジュールを見てると・・・すぐに2ndシングルの「Blue Snow」、セカンドアルバムの『GLIDER』、3rdシングルの「YOU」、3rdアルバムの『どこかで夢が口笛を吹く夜』と、すごい短期間のリリースで、多分、僕なんかが思うのは、なんかその、「自分たちが何やってんだろう」とかってのがすごい困惑した、レコーディングしたのがいつ出るかとか、「この後どうなるんだ」とか、わかんない状態でやってたんじゃないかなと思うんだけど・・・そういうの、どう?
等:わかってないです。やっぱ最初の2年間はね、「曲を作れ」って言われて、とりあえずいろんなプロデューサーの方とか、いろんな知恵を入れてひとつひとつ形になって、こう・・・リリースされるなかで、そういう仕組みはやっぱり理解してないですよね。だから、今みたいな感覚で作ったのとは、デビュー当時の1、2年で作ったのはちょっと違いますよね。
日高:○○がなかったもんね、やっぱりね。
栄昇:ウフフッ(笑)
日高:とりあえずやっぱり、なかなかあの・・・普段見れないですね、○○ってのがあるんで、ちょっとそれをまた、キュー出ししていただいて・・・みんなで見ましょう。
栄昇:じゃあ、優さんから(笑)
優:じゃ、ご覧ください(笑)
[映像]
15秒のCM。2ndアルバム『GLIDER』発売の告知。
BGM:「失われたワルツ」
映像の感じ:3人が並んで立っている(ちょっと感じ忘れました・・・)。

ナレーション(優):「それは、きっと、身体にいい。BEGINの歌」
ナレーション(3人):「BEGIN、『GLIDER』発売」
[映像]
15秒のCM。2ndアルバム『GLIDER』発売の告知。
BGM:なし
映像の感じ:3人が並んでいて、上半身部分が映っている。栄昇のカウントで3人が「太陽のチルドレン」のサビ部分のアカペラでのコーラスを始める。

ナレーション(栄昇):「ワン、ツー、スリー、フォー」
コーラス(3人):「高いフェンスが消えた朝、空は澄み渡り・・・」
ナレーション(3人):「BEGIN、『GLIDER』発売」
[映像]
15秒のCM。「リュウボウ」のオープン告知。
BGM:「Sunny Afternoon」を栄昇がアカペラで歌う。
映像の感じ:3人が巨大なビルを見上げて立っている。

ナレーション(優):「何、あれは?」
ナレーション:「さぁ、一緒なら楽しくなる。4月19日、リュウボウ、オープン」
[映像]
15秒のCM。「リュウボウ」のセール告知。
BGM:「Sunny Afternoon」
映像の感じ:3人が巨大なビルを見上げて立っている。

ナレーション(栄昇):「リュウボウの人になりたいなぁ」
ナレーション(優):「なぁ。大っきいなぁ。
ナレーション(栄昇):「まっぎいなぁ」
ナレーション(優):「入ってみっか」
ナレーション:「一緒なら楽しくなる。リュウボウ、グランドフェアリス開催中」
日高:いやぁなかなかあの・・・リュウボウってのはあの、沖縄の?
優:はい。
日高:まぁあの、デパートですね。それのCMも入ってたんですけど、なかなかカルトな・・・。あとですね、なかなか見ることのできない「YOU」のプロモーションビデオがあるんですが、それもまた見てみたいと思うんですが。じゃちょっと、キューをお願いします。
栄昇:じゃあ、等さんから。
等:はい。じゃあ「YOU」のプロモーションビデオ、見てください。
[映像]
約1分、「YOU」のプロモーションビデオ。
映像の感じ:人気も無く、狭いバーの店内。丸いテーブルを囲み、3人が演奏している。
栄昇と優がアコースティックギター、等はアコーディオン。
演奏を聞きながらカウンターで黒人の客が肩でリズムをとっている。次第に黒人客のリアクションは大きくなり、全身で踊るように。それを見ながら3人は笑顔で演奏。すごくゴキゲンな感じの仕上がりになっている。
日高:なかなかあの、カッコイイ黒人のおじさんがいて・・・なかなかいいですね。
栄昇:イヒヒヒ(笑)
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