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超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか
Super Dimension Fortress Macross
1984年日本/SFファンタジー

<監督>
石黒昇
河森正治
<原作>
富田祐弘
<声優>
一条輝/長谷有洋
リン・ミンメイ/飯島真理
早瀬未沙/土井美加
ロイ・フォッカー/神谷明
マクシミリアン・ジーナス/速水奨
柿崎速雄/鈴木勝美
ブルーノ・J・グローバル/羽佐間道夫
クローディア・ラサール/小原乃梨子
<ストーリー&コメント>
2009年、地球は異星人ゼントラーディとの交戦状態に陥った。避難民5万8000人を乗せ、それ自体が宇宙都市ともいえる超巨大宇宙戦艦マクロスは、フォールド(超空間跳躍)による脱出を試みるも、動力不調から太陽系外周部へ飛び出してしまう。地球へ帰還すべく旅を続けるマクロスだったが、艦内に敵が侵入、若き戦闘機パイロット一条輝は、襲われていた民間人の女性を危機一髪のところで救出する。なんと彼女は、人気歌手のリン・ミンメイだった。この救出劇を機に、2人は親しくなっていくのだが…。
1982年に放送されたTVシリーズ『超時空要塞マクロス」の劇場版。あらすじはTV版をベースとしているが、すべてが新規作画、設定にも大幅な変更が加えられ、TV版からのファンも新規ファンも楽しめる仕様となっている。地球の運命を懸けた戦いと主人公たちの三角関係が描かれるなど、後のアニメ作劇に絶大な影響を与えたエポックメーキング作。当時最高峰と言われた作画密度とスピード感は今も色あせない。
1984年の公開当時、10歳だった僕も映画館で観た記憶があります。当時のロボットアニメものとしては「ガンダム」シリーズと双璧をなす人気シリーズの原点作品です。その後も40年にわたって続編を作られていくことになるんだけど、「超絶メカアクション」、「歌」、「三角関係」という「マクロス」シリーズのお約束はここから始まっています。TV版ではかなり優柔不断だった輝だけど、映画版ではある程度納得のいくストーリーになっているし、戦闘シーンの迫力は今観てもすごい。そして何より、ミンメイの歌声は色褪せない。ラストの「愛・おぼえていますか」の歌唱シーンはアニメ史上に残る傑作シーンです。
116分/★★★★★
(2023年3月18日)
主題歌:「愛・おぼえていますか」飯島真理

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劇場版 マクロスF 虚空歌姫 〜イツワリノウタヒメ〜
Macross Frontier [The False Songstress]
2009年日本/SFファンタジー

<原作・監督・脚本>
河森正治
<脚本>
吉野弘幸
<声優>
早乙女アルト/中村悠一
シェリル・ノーム/遠藤綾
ランカ・リー/中島愛
オズマ・リー/小西克幸
ミハエル・ブラン/神谷浩史
ルカ・アンジェローニ/福山潤
クラン・クラン/豊口めぐみ
ブレラ・スターン/保志総一朗
ジェフリー・ワイルダー/大川透
グレイス・オコナー/井上喜久子
<ストーリー&コメント>
西暦2059年。新天地を目指し航海する超長距離移民船団「マクロス・フロンティア」。パイロット志願の少年アルトは閉塞感にとらわれていた。そんなある日、銀河の歌姫シェリルがツアーで船団を訪れる。ステージ演出のエアアクロバットに参加することになったアルトは、シェリルに憧れる少女ランカとともにライブ会場にいたが、そこを昆虫型機甲生命体“バジュラ”が襲う。アルトは彼女たちを守るため最新型可変戦闘機VF−25に乗り込むのだが…。
「マクロス」シリーズ25周年記念作品として2008年に放送されたTVアニメ『マクロスF(フロンティア)』全25話を再構築した劇場版2部作の前編。主人公と2人のヒロインとの三角関係、戦いの行方に大きく影響を及ぼす歌の力、そして3段階に変形する戦闘機バルキリーの迫力バトルなど、“マクロスらしさ”を打ち出して熱狂的に支持されたTV版をもとにしつつ、大量の新作カットを加えて再構築。歌姫シェリルがスパイ疑惑を掛けられているという設定変更やTV版とは異なる結末など、まったく新しいエンターテインメント作品として生まれ変わった。
すごく人気があるシリーズだけど、個人的にはそこまで思い入れはないのでずっと観ていなかったタイトルでした。TV版は一応すべて観たけどあまり印象には無くて「こんなだったかなぁ」と思いながら観ました。状況、人物の説明も乏しいまま物語が進んで行くので、かなりストーリーが雑に感じました。印象に残ったのはシェリルとランカの歌、相変わらずの迫力の戦闘シーンだけかな。まぁ、「マクロス」にストーリーは正直期待してないからね(苦笑)
あとは、イヤリングをつけたり見たりするだけで何かを感じ取れるアルトがエスパー的な描かれ方をしているのも気になったかな。ニュータイプかよ、って。
120分/★★★☆☆
(2023年3月21日)
主題歌:「そうだよ。」ランカ・リー=中島愛

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劇場版 マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜
Macross Frontier [The Wings of Goodbye]
2011年日本/SFファンタジー

<原作・監督・脚本>
河森正治
<脚本>
吉野弘幸
<声優>
早乙女アルト/中村悠一
シェリル・ノーム/遠藤綾
ランカ・リー/中島愛
オズマ・リー/小西克幸
ミハエル・ブラン/神谷浩史
ルカ・アンジェローニ/福山潤
クラン・クラン/豊口めぐみ
ブレラ・スターン/保志総一朗
ジェフリー・ワイルダー/大川透
グレイス・オコナー/井上喜久子
<ストーリー&コメント>
西暦2059年。人類が地球に代わる新天地を求めて、都市宇宙船で銀河を航海する、そんな時代。フロンティア船団へのバジュラ襲撃を退けてから3カ月、アルトは民間軍事企業S.M.Sの新米バルキリーパイロットとして、ランカは注目のアイドルとして成長していた。だが歌姫シェリルは声帯をむしばむ感染症を発症し、そのままでは死を避けられない状況にあった。3人が互いへの感情をもつれさせる一方、バジュラ襲撃を裏で操っていた勢力は新たな陰謀を巡らせるのだった…。
「マクロス」シリーズ25周年記念作品として2008年に放送されたTVアニメ『マクロスF(フロンティア)』全25話を再構築した劇場版2部作の後編。大量の新規カットと新規ストーリーでTV版とは異なる結末へとなだれ込む。三角関係に謎、歌にバトルとマクロス史上屈指の密度を誇る作品となった。
前編で気になったところは、やっぱりそのまま気になった。特に最後、遠く離れた場所で語り掛けるアルトの声が、なぜシェリルとランカに聞こえるのか。マクロスFのシリーズは「フォールド波」という言葉ですべてを片付けようとしているのがかなり強引に感じます。「シェリルにスパイ容疑がかけられて…」というTV版にない要素がストーリーに起承転結を生んでいるので、そこはいいアレンジだったかも。
ストーリーは眼をつむって、全編を彩る圧巻のライブや歌に魅入られるのが正しい見方かもしれません。「サヨナラノツバサ」、やっぱり大好きなんだよなぁ。
115分/★★★☆☆
(2023年3月22日)
主題歌:「ホシキラ」ランカ・リー=中島愛
「dシュディスタb」シェリル・ノーム starring May'n、ランカ・リー=中島愛

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マクロスFB7 銀河流魂/オレノウタヲキケ!
MACROSS FB7
2012年日本/SFファンタジー

<監督・脚本>
アミノテツロ
<原作>
河森正治
<声優>
オズマ・リー/小西克幸
シェリル・ノーム/遠藤綾
ランカ・リー/中島愛
ボビー・マルゴ/三宅健太
ルカ・アンジェローニ/福山潤
ミハエル・ブラン/神谷浩史
クラン・クラン/豊口めぐみ
カナリア・ベルシュタイン/桑島法子
<ストーリー&コメント>
西暦2059年、新天地を目指し銀河を航行中の第25次超長距離移民船団“マクロス・フロンティア”。ある時、未知の敵“バジュラ”との交戦状態に突入する。バジュラと最前線で戦うS.M.Sスカル小隊隊長のオズマ・リーは、謎の鳥型生命体から、ある船団の記録映像を回収する。その記録には、かつての“マクロス7”船団と、人気バンド“FIRE BOMBER”の活動が収められていたのだが…。
1994年から95年にかけて放映され人気を博したTVアニメシリーズ『マクロス7』をリマスターして再構築し、さらに『マクロスF』の完全新作映像を加えて融合させた劇場版SFアニメ。
『マクロス7』シリーズの再編集ダイジェストを、『マクロスF』の登場キャラクターたちがひたすら観るという、なんとも微妙な映画でした。毎回思うけど、「マクロス」シリーズは脚本がとにかくひどいのでストーリーはあえて問うまい。ただ、歌だけは最高。今シリーズも、FIRE BOMBERの懐かしい歌声を堪能できるほか、まさかの新曲もおさめられているのだけが魅力かな。
90分/★★★☆☆
(2019年6月12日)
主題歌:「娘々FIRE!! 〜突撃プラネットエクスプロージョン」シェリル・ノーム starring May'n 、ランカ・リー=中島愛、FIRE BOMBER
「ヴァージンストーリー」FIRE BOMBER

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劇場短編マクロスF 〜時の迷宮〜
MACROSS Frontier THE MOVIE TOKI NO MEIKYU
2021年日本/SFファンタジー

<原作・監督・脚本>
河森正治
<声優>
ランカ・リー/中島愛
シェリル・ノーム/遠藤綾/May'n
早乙女アルト/中村悠一
オズマ・リー/小西克幸
ミハエル・ブラン/神谷浩史
ルカ・アンジェローニ/福山潤
クラン・クラン/豊口めぐみ
松浦ナナセ/桑島法子
<ストーリー&コメント>
星の海を渡る大航海時代がはじまってすでに半世紀が過ぎた。惑星をめぐるライブツアーを開催していたランカ・リーは、ツアーの合間にS.M.Sのメンバーとともに「魂の井戸」と呼ばれる神殿を訪ねる。そこは、失われた星間文明・プロトカルチャーの末裔が残したとされる不思議な空間で、亡くなった者たちと交信できる場所とも伝えられていた。ランカが接近すると、ある大切な人の呼び声が聞こえてくるのだった…。
2008年に放送されたテレビアニメ『マクロスF(フロンティア)』の劇場用完全新作短編アニメ。『マクロスF』作品としては、2011年に公開された『劇場版マクロスF サヨナラノツバサ』以来10年ぶりの完全新作。『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』と同時上映で劇場公開された。
『F』はそこまで思い入れのある作品ではないけど、シェリルとランカの歌う名曲たちはすごく好きで、アニメ史に残るライブシーンを彩ってきたと思います。今回は短編だけど、「時の迷宮」はいい曲だし、なんだか不思議なストーリーで、その後のランカたちのストーリーをさらに観たくなりますね。
14分/★★★☆☆
(2021年10月11日)
主題歌:「時の迷宮」ランカ・リー=中島愛/シェリル・ノーム starring May'n

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劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ
MACROSS DELTA THE MOVIE
2018年日本/SFファンタジー

<総監督・脚本>
河森正治
<監督>
安田賢司
<脚本>
根元歳三
<声優>
ハヤテ/内田雄馬
フレイア/鈴木みのり
ミラージュ/瀬戸麻沙美
美雲/小清水亜美
美雲(歌)/JUNNA
カナメ/安野希世乃
レイナ/東山奈央
マキナ/西田望見
アラド/森川智之
メッサー/内山昂輝
ロイド/石川界人
キース/木村良平
<ストーリー&コメント>
西暦2067年。銀河辺境の地では、人間が突然正気を失い暴徒化する奇病“ヴァールシンドローム”が蔓延していた。歌が症状の回復に効くことを発見した星間複合企業体ケイオスは、戦術音楽ユニット“ワルキューレ”を結成。彼女たちは、可変戦闘機部隊“デルタ小隊”の援護のもと各地でライブ活動を展開し、人々に癒しの歌声を届けていた。一方その頃、風の惑星ウィンダミアの可変戦闘機部隊“空中騎士団”が不穏な動きを見せ始めるのだった…。
「歌」、「戦闘」、「三角関係」の3大要素を軸とした人気SFロボットアニメ「マクロス」シリーズのテレビアニメ第4弾『マクロスΔ(デルタ)』の劇場版。テレビシリーズの物語を再構築した上で新たな要素を盛り込み、劇中に登場する音楽ユニット“ワルキューレ”の新曲によるライブ・シーンも追加された。
「マクロス」シリーズは一通り観ていますが、いつもながら内容はグタグダ。ほぼワルキューレ中心のミュージカルという感じです。
ストーリーはあってないようなものなんですが、歌だけは毎回秀逸。「マクロス」のリン・ミンメイ、「セブン」のファイヤーボンバー、「フロンティア」のシェリルとランカ。そして「デルタ」ではワルキューレ。大事なことなので繰り返し言うけど、歌だけは最高。逆に言うと、内容はかなりどうでもいいという…(笑)
テレビ版をリ・ビルドして、新作カットも増え、だいぶ割愛も多いので、逆にスッキリしてわかりやすかったかな。その分、ハヤテ、フレイア、ミラージュの三角関係、さらにアラド、カナメ、メッサーのとこも、かなりアッサリ。ヴァルキリーの派手な超絶戦闘シーンと、ワルキューレの歌。それだけでも観る価値はあるかな。
119分/★★★☆☆
(2018年11月17日)
主題歌:「ワルキューレは裏切らない」ワルキューレ

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劇場版 マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!
MACROSS DELTA THE MOVIE ZETTAI LIVE!!!!!!
2021年日本/SFファンタジー

<監督>
河森正治
<脚本>
根元歳三
<声優>
ハヤテ/内田雄馬
フレイア/鈴木みのり
ミラージュ/瀬戸麻沙美
美雲/小清水亜美/JUNNA
カナメ/安野希世乃
レイナ/東山奈央
マキナ/西田望見
アラド/森川智之
ボーグ/KENN
マックス/速水奨
<ストーリー&コメント>
西暦2068年、銀河辺境のウィンダミア王国と新統合政府の間に起こった紛争は、ハヤテやミラージュの所属する「Δ小隊」の活躍、そして戦術音楽ユニット「ワルキューレ」の歌の力により鎮静化した。ワルキューレはフレイアの故郷・ウィンダミアで停戦記念のライブを開催することになるのだが、そこに新たな謎の勢力が攻撃をしかけてきて…。
人気SFアニメ「マクロス」シリーズの7作目として2016年に放送されたテレビアニメ『マクロスΔ(デルタ)』。2018年に公開された『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』に続く完全新作劇場版。『マクロスF』の新作短編アニメ『劇場短編マクロスF 〜時の迷宮〜』が同時上映された。
「マクロス」シリーズは、歌は最高だけど、グダグダな脚本で損をしてるといつも思うんだけど、今作は思っていた以上に良かったです。キャラクターたち、とくにフレイアとハヤテの物語に、ひとつのしっかりとした結末が描かれていたからかな。それを彩るワルキューレの新作は素晴らしいし、戦闘シーンのクオリティは相変わらず最高で、他のアニメの追随を許さないものです。
「Δ」シリーズは、これで完全結末かな。アニメのシリーズ以上に、ライブユニットとしてのワルキューレが大好きなので、それはちょっと寂しいかな。
110分/★★★★
(2021年10月11日)
主題歌:「ワルキューレはあきらめない」ワルキューレ