夜行バス


雨粒が無数の河を作る漆黒のキャンバスに
遠く煌く街の灯はまるで星座のようで
フロントガラスにはじける長い雨は
まるで季節外れの線香花火のようで

   同じ景色を見ていても
  僕だけが感じられる儚さがある

  ああ今なら飛びたてる
  太陽の熱にも負けない翼をもって
  君に逢いに行けるよ
  君の描いた理想(ゆめ)に僕の歌をのせて
  この路を歩こう


いくつもの憑かれた日常と
脆さと温もりを孕んだ週末を繋いで
みんなこうして生きている
明日の糧に 昨日の夢を紡いで

  同じ景色を見ていても
  君だけの感じられる季節がある

  さあ今なら飛びたてるよ
  この胸の想いを奏でるギターがあれば
  君に逢いに行けるよ
  君の描いた未来(あす)に僕の歌をのせて
  この路を歩こう

  過ぎ行く時の中で僕たちは
  何を失くし 何を見つけてゆくのだろう


   同じ景色を見ていても
  僕だけが見つけられる季節がある

  ああ今なら飛びたてる
  太陽の熱にも負けない翼をもって
  君に逢いに行けるよ
  君の描いた理想(ゆめ)に僕の歌をのせて
  この路を歩こう

  明日の地図を描いて この路を歩こう

作詞:2005.4.3


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