「月の記憶」

第1話 真夏日の邂逅


暑い。
なんでこんなに暑いんだ。
絶対何かが間違ってるぜ、畜生…。
木陰を選び、軒々の影を選んで歩いているつもりなのに。
北村祐二は、通い馴れた駅への道を歩きながらそう思った。
初夏だというのに、太陽は容赦なく照りつけ、アスファルトを焦がし、益々祐二の苛立ちを掻き立てるのだった。

祐二は、夏が大嫌いだった。
元々が涼しい北海道の出身ということもあるのだが、この都会の暑さは異常だ。
大学進学を機に上京するとき、ある程度の予測と覚悟はしていた。
だが、その甘い予断は否応なく打ち砕かれたのだった。
しかし、自らの願いで選んだ道であるから、その怒りは誰に向けることも出来ずに、自分に返ってくるのだった。
夏を迎えてから、その煩悶ばかりにとらわれている気がする。


ようやく駅に辿りつき、時間通りにホームに滑り込んできた車両に祐二は乗りこんだ。
階段を昇ってホームを少し進み、いつも通りの前から三番目の車両に。
しかし、車内の冷房はお世辞にも効いているとは思えず、生温い空気が祐二の身体を取り巻いた。
微妙な気温の差で、肌をおおっていた汗が、一斉に噴き出してきた。
だが、もうしばらくの辛抱だ。祐二の乗る駅は地上にあるが、本来この列車は地下鉄で、
あと十分もすれば列車は陽射しの届かない地下に潜るのだった。
祐二のかつて住んでいた街には地下鉄がなかったので、祐二はこの通学方法がいたく気に入っているのだった。
空いている席を見つけると、祐二は身体をうずめた。
最近どうにも、よく眠れない夜が続いている。
アルバイトの疲れもあるが、友人と毎日のように飲んでいるからだった。
客観的に観れば、祐二は一般的に想像できる大学生像そのままの生活を送っているのだった。

祐二がふと目を覚ますと、地下鉄は半蔵門駅を発車するところだった。
次が、祐二の通う学校のある駅だった。

七月の半ばだというのに、この暑さは尋常ではない。
地下鉄の駅から地上に出て、祐二は再び太陽を恨めしく思った。
前期の講義もあと一週間で終わる。
前期試験を終えると、長い夏休みが待っている。
まだ大学二年目の祐二は進路や就職で悩むこともなく、気楽な夏を送るつもりだ。
同じサークルの先輩などが卒論の準備や就職先探しに奔走しているのを見ていると
気の毒だなと思ったりもするのだが、自分もやがてはそうなるのだろう。
だが今年は、休みを満喫するつもりだ。
避暑もかねて地元の北海道へも帰るつもりだし、恋人の弥生とも何処かへ出かける予定だった。
とにかく、あと一週間我慢しさえすればいいのだ…。

講義を終えた午後、祐二は仲間と行き付けの喫茶店「ルンカ」へ向かった。
同じ講義をとっている木ノ谷健作と雁屋の二人だ。
木ノ谷は山口県出身で、陽気でいつもみんなを笑わせてくれる。
それでいて勉強もスポーツもそれなりに出来るので、女性にはモテたし、男からはやっかまれた。
しかし性格のいい男であったので、祐二は木ノ谷と仲がよかった。
雁屋は埼玉県出身の無口な男で、必要な時以外はほとんど口をきかない。
だが趣味は広く、博識でもあるのでいつも驚かされる。
祐二もふくめ三人は、皆専攻の学科も一緒だったし、早くから仲がよくなっていた。
喫茶店はこじんまりとした佇まいだったが、美味いコーヒーを出すので学生に人気があった。
何より、メニューの値段が総じて安いのは学生にとって大きな魅力だった。

いつもは学生で賑わっている店内も、前期の講義終了が近いからだろうか、今日は静かだった。
八人が座れるカウンターには、女子学生が一人と、新聞を読むサラリーマン。
女子学生は、学内ですれ違ったことがあるようにも思った。
サラリーマンはどうやら、営業の外回りの休憩というところだろうか。
四人がけのテーブル席は三つあるのだが、すべて空席だった。
 「今日はえらく暇みたいだね」
木ノ谷がマスターに声をかけた。
こういうことが自然にできるのが木ノ谷のすごいところだ。
 「そうだね。今日は食事時以外はさっぱりだね」
おっとりとした喋り方のマスターは暖かい人柄であったので、学生にもウケがよかった。
それこそがサービス業を営む最大の武器であることを祐二は知っている。
祐二の高校時代の友人の家が、喫茶店を営んでいたからだった。
その友人は高校卒業後、その店を引き継いだ。
母一人、子一人の母子家庭だし、仕方ないと言う彼の表情はどこか寂しそうだったが
未来に向けて、確固とした土壌の固まった友人が羨ましくもあった。

 「アイスコーヒー三つね」
木ノ谷が代表してそう注文しながら、祐二たちは一番奥のテーブル席に座った。
 「いやぁ、本当に今日は暑かったよな」
日の傾いてきた午後になっても、店内の気温計は三十度ちかくを指しているのだった。
そう言った木ノ谷は、本当に暑そうな雰囲気でメニューをウチワがわりにして扇いでいた。
 「長期予報によると、今年の夏はかなり暑いらしいぜ」
雁屋が初めて口を開いた。
一言口を開くと、その後は無言で煙草に火をつける。彼のいつもの癖だ。
祐二もその時きまって、貰い煙草にあずかるのだった。
木ノ谷だけは煙草を吸わなかった。


そうしているうちに、マスターがアイスコーヒーを運んできてくれた。
木ノ谷の気さくな会話のおかげもあって、三人はマスターにすっかり顔を覚えられていた。
 「お前さんたち、もうすぐ前期は終わりだろう」
こういう時、会話の相手をするのは決まって木ノ谷だ。
 「そうです。もうすぐ終わり。やっと解放されるんだよォ」
木ノ谷はニッコリと笑った。彼の笑顔は屈託がないので、誰もが気を許してしまう。
それが木ノ谷の不思議な魅力というか、人徳というものなのかもしれない。
祐二も人付き合いが下手な方ではないが、木ノ谷には敵わないといつも思うのである。
 「そうか。店もしばらく静かになるな」
そう言うと、マスターは高らかに笑いながらカウンターへと戻っていった。

木ノ谷は次の会話の相手に祐二を選んだようだった。
 「北村、お前、夏はどうすんの」
 「そうだなぁ。北海道に帰ろうと思ってるよ。こっちは暑いからな」
 「北海道か。いいな、夏は過ごしやすいんだろうな」
 「木ノ谷は、山口だっけ。向こうはどうなんだ」
 「山口は、だめだ。暑いからな。こっちに居ても一緒だよ」
 「そうか。お前の部屋は、クーラーあるしな」
木ノ谷は築年数の若い洒落たアパートに住んでいた。
マンションと言っても遜色のない建物で、冷暖房はもちろん完備だ。
祐二の部屋には、クーラーがなかった。
それが、祐二が夏に耐えられない理由のひとつでもあった。
 「でも、北村はいいな。弥生ちゃんがいるしなァ」
 「木ノ谷は、結局別れたんだっけ?坂口とは…」
 「そうなんだよ。瞳のやつとは終わったんだ」
木ノ谷が坂口瞳と別れたのは、たしか先月のことだった。
 「あぁ、せっかくの夏だってのに、女もいなくて俺って可哀相」
木ノ谷が言うと、全く悲壮に聞こえない。
どうせ夏の間には、新しい女とくっついているはずなのだ。
どうしてかはわからないが、女というやつは一人の男にばかり群がる。
人類平等に、等しく恋すればいいと祐二はいつも思う。
だがこう考えられるのも、弥生という彼女がいればこその余裕なのだが。

 「弥生ちゃんと、何処か行くわけ?」
 「うん。何処か行こうかと思ってるよ」
 「そうかァ。北村には楽しい夏が待ってるってわけだ」
 「木ノ谷は、夏の間どうしてるつもりなんだ?」
 「俺は、沖縄に行くよ。夏の間は南の島で、住み込みのバイトさ」
聞かなければよかったと祐二は後悔した。どこが可哀相なんだ。
 「雁屋は?」
雁屋は煙草の煙をふぅ、と吐き出してゆっくり喋り出す。
初対面の人間は、この癖が許せるか許せないかで彼に対する評価が分かれる。
一見すると、相手を馬鹿にしているような態度にもとれるからだ。
もちろん、祐二も木ノ谷も馴れたものなのだが。
 「俺は埼玉だしな。帰省というほどでもないし。南の島でバカンスの予定もない」
しばらく考えた後、
 「何処か一人旅でもしてくるかな。まぁ、そのうち考えるさ」
雁屋はいつでもマイペースだ。
そして、思い立ったらすぐに行動できてしまう行動力の持ち主でもある。


そんな話をしているうちに、木ノ谷の携帯電話が鳴った。
 「おっ。ちょっとすまん」
そう言って木ノ谷は席を立つと、店の外に出て行った。
この店の唯一の弱点は、携帯電話の電波が届きにくいことだった。
周りがオフィス街で電波が届きにくいのか、電波同士が干渉してしまうのか。
理由は明確ではなかったが、とにかく、この店の中では携帯電話は使い物にならなかった。
しばらくして木ノ谷は戻ってくると、用ができたと言って帰って行った。
雁屋も同じくして、行く所があるからと帰って行った。

時計を見てみると、店に来てからまだ三十分ほどしか経っていなかった。
祐二たちにしてみれば、記録的に短い時間だった。
いつもは二時間も三時間もいるからだ。
また、マスターも嫌な顔一つせずにそれを許してくれるのだった。
祐二は冷房のない部屋に帰りたくなかったし、もうしばらく店に残ることにした。

店を見渡してみると、女子学生も、サラリーマンもとっくに姿を消していた。
新たに、女子学生の二人連れがテーブル席に座っていた。
そして、中年の男性が一人、カウンターの右から三番目の席に腰掛けていた。
祐二は、その男性に見覚えがあった。たしか、伊藤という名前だったはずだ。
入学に年齢制限のない大学とはいえ、やはり若い人間がほとんどで、中年の学生は珍しかった。
伊藤は祐二と同じ講義を幾つかとっていたし、その存在自体も明らかに
他の学生から浮いていたので、見知っているのだった。
だが、キャンパスの外で伊藤を見かけたのはこれが初めてだった。

いくら空いているとはいえ、一人でテーブル席に座っているのも悪い気がしたので
祐二はカウンターに席を移すことにした。
カウンターの一番右側に、店への入り口がある。
つまり、伊藤は入り口よりの席に座っているのだった。
祐二はなんとなく席を空けて、左から二番目の席に座った。
 「マスター、アイスコーヒーお代わりね。あ…いや、ホットにしようかな」
祐二は、空になったグラスをカウンターの向こうに差し出した。
その拍子に、ふと横を見てみると、伊藤はどうやら本を読んでいるようだった。
学術書なのか、装丁は革の表紙で、かなりがっしりした分厚い本だった。
何気なく見ていただけだったが、手元のコーヒーカップを手に取った伊藤と目があった。
伊藤が祐二を見て、軽く会釈したので、祐二は一瞬戸惑ったが、会釈を返した。
なんとなく近づきがたい雰囲気の漂う伊藤が、思ったより気さくそうなのにも驚いたが、
それよりも伊藤が祐二のことを知っているらしいことが驚きだった。
百人ちかい生徒で賑わう教室なのに、とりたてて目立ちもしない祐二を、なぜ知っているのか。
 「おや。北村君、伊藤さんと知り合いなのかい」
ちょうどコーヒーを出してくれたマスターが話し掛けてきた。
 「あ、知り合いというわけでは…講義が同じらしいんです」
 「私はみんなとは年が離れすぎているからね。友達なんていないんだよ」
伊藤が苦笑いして応じてきた。思ったより話しやすそうな人だと祐二は思った。
 「伊籐さんとは、古い友人でね。この人は、本当に立派な人なんだよ」
マスターがグラスを磨きながら会話を受け継いだ。
 「やめてくださいよ、有藤さん。照れるじゃないですか」
マスターの名前が有藤ということを、祐二は初めて知った気がした。
 「伊藤さんは、苦労した人でね。この年になって大学に入るなんて、なかなかできないことだよ」
祐二は何と言っていいのか、言葉に迷った。
年の離れた友人などいなかったので、祐二は目上の人間と話す術を持っていなかった。
 「この年って…伊藤さん、おいくつなんですか」
 「お恥ずかしい。今年で五十二になります」
祐二の両親より年上だった。
 「伊藤さんは、一念発起、会社を辞めて大学に入ったんだよ」
祐二は、伊藤の隣の席に移った。話が長くなりそうだと思ったからだ。
伊藤の身の上にはあまり興味はなかったが、どうせ暇な身分だ。

伊藤の話は、思ったより早く終わった。わかりやすく要点を話せるのは年の功だろうか。
 「北村君も、伊籐さんを見習って勉強しないとね」
 「はぁ」
そう言うとマスターは、新しく入ってきた客の対応にむかった。
祐二は、話題に窮して、伊藤の読んでいた本に目をやった。
 「哲学の本ですね」
 「そう。私が若い頃は、こんなに本を読めなかったからね。読む時間も、金もなかった。
  今、こうやって様々な本を読めるのが楽しいんだよ」
事実、伊藤はかなりの数の本を読んでいるらしかった。
図書室で難しそうな本を借りたり、読んだりしている姿を目撃した友人は多かった。

 「年寄りの諫言というわけではないんだがね。北村君は、悩みなどあるかね」
伊藤の思わぬ質問に、祐二は一瞬考えこんでしまった。
 「君は、まだ若い。これから、色々な困難があるだろう。そして、様々な悩みを抱えるはずだ」
 「そうかもしれません」
 「そんな時、頼れるのは友達だ。そして、何よりも自分自身だ。よく考え、悩み、決断しなさい。
  友人の意見もできるだけ多く聞いたほうがいいし、それによって選択の幅も広がるはずだ。
  だが、最後に決断を下すのは自分自身だ」
 「そうですね」
 「そんなときのために、良い本を読んだりするのは大事なことだと思うよ」
 「本ですか」
 「そう。私自身、困難に窮したとき、その苦悩を表現する言葉を持たなかった。しかし今、
  先人の智恵にふれてみた時に、答えはここにあったのかと驚かされるよ」
 「なるほど」
 「社会的に言われているが、最近の学生は、あまり本を読まない。しかし、活字から、
  活字の行間から、多くを感じ取ることができるはずだと私は思うよ。
  考えて、考えすぎて死んだ人間はいないからね。今の日本人は、考えすぎるぐらいで
  ちょうどいいのだと私は思うよ」
祐二は、どちらかというと読書が好きな方ではなかったし、返す言葉を持たなかった。
伊藤はハッとしたように口をつぐんだ。
 「いや、すまんすまん。説教くさいことを言ってしまったね」
伊藤はそう言って照れたように笑った。
伊藤はまた、大学の学生と会話らしい会話をしたのはこれが初めてだと言った。
それが本当なら、伊藤は全く友人のいない学生生活ということになる。
多くの友人に囲まれている祐二には、考えられないことだった。

何杯目かのコーヒーを飲み終えると、伊藤は席を立った。
細君が勤めに出ているらしく、家事を伊藤自身も分担しているとのことだった。
一人の大人が学生としてやっていくのは、祐二が想像するより厳しいものなのだろうと思った。
遠い北海道で見守ってくれている両親に感謝したい気持ちが芽生えた。
そういえば最近、電話もしていないな。今夜にでも、電話してみるか…。

そう思っていると、祐二の携帯電話が着信を告げる音楽を奏でた。
店の外に出て話してみると、電話の相手は弥生だった。
 「もしもし。祐二、今どこにいるの」
 「今はまだ、学校の近くの「ルンカ」だよ」
 「あれ?今日講義だっけ?」
 「そう。その後、木ノ谷たちと一緒に店に来たんだ」
 「ふーん。雁屋君も一緒ね」
 「そう。よくわかるな」
 「わかるわよ。仲良し三人組だもんね」
 「妬いてるのか?」
 「そんなわけないじゃん」
弥生は電話の向こうで笑いながら言った。
 「今から帰るの?」
 「そうだな。そろそろ帰るよ」
 「どこかでご飯一緒に食べようよ」
 「そうしようか」
 「じゃ、いつものところでね」
 「今から地下鉄乗って、一時間ほどだな。その頃に来てくれよ」
 「わかった。じゃ、また後でね」

湯川弥生とは同じサークルで知り合った。
彼女は一つ年下で、今年入学してきたばかりの新入生だ。
そんな弥生は現在も、横浜の自宅から通学している。
大学進学にあわせて一人暮しをしたかったらしいが、親が許してくれないのだった。
お金を貯めて一人暮しをするというのが彼女の現在の目標なのだった。
そうすれば親の目もなく、ゆっくりと二人で会うこともできるというものだ。
祐二には大歓迎なのだが、一人娘を持つ親の立場はそうはいかないらしい。
弥生の住む横浜と、祐二の住む街とは反対方向にあるのだったが、
二人は時々、待ち合わせて食事をしているのだった。
休日にはデートをすることもある。
だが、親の監視が厳しいので、弥生が祐二の部屋に泊まったことはまだなかった。
付き合い始めて二ヶ月ほどだが、二人はすで愛し合う関係になっていた。
そんな二人が、二人きりの時間をゆっくりと持ちたいと思うのは若い恋人同士の思考としては
ごく自然なものなのであろう。祐二も弥生も、夏の旅行が楽しみだった。

弥生との電話を終え、勘定を済ませると、祐二は「ルンカ」を出た。
すでに西日はビルを赤く染めていた。
いつもの二人と店に行ったはずなのに、伊藤と会話をすることになった。
そして、気がつくとこんな時間になってしまっていた。
「考えて、考えすぎて死んだ人間はいない」か。たしかにそうかもしれないな。
今までに話したことのない世代の人間との会話が、祐二になんだか神妙な
思考をもたらしているのだろうか。それとも、ビルを染める夕日のせいだろうか。
普段あまり深く物事を考える性質ではない祐二だが、
「たまにはこういうのも悪くないかもしれないな」と思うのだった。

だが、夕方になっても全く気温の下がらない大都会の喧騒が、再び祐二を苛立たせた。
そして、弥生に会いたいという若い男としての本能的な欲求が、次第に祐二の脳裏を占めていった。
そうやって伊藤との会話は、祐二にとってはいつしか記憶の底へと追いやられていったのであった。

日が沈んで、少しは暑さもひくかと思ったが、祐二の期待は裏切られた。
今夜も熱帯夜になるかもしれない、そう思いながら祐二は地下鉄の階段を駆け下りていった。

(続く)

2002.11.7


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