川嶋あい
『最後の言葉』DVD上映会&ミニライブ
射水市新湊中央文化会館(2006/5/13)

チケット

 Before Stage

ストリートから羽ばたき、今や一介のアーティストへと成長した川嶋あい。
今年の2月で20歳になり、これからいよいよ本格的に彼女の道を歩いていくのだろう。

彼女のステージを観るのは、これで5回目。北陸へ頻繁に来てくれるので、回数もどんどん増えていく。
イベントだったり、ライブツアーだったりでいろんな姿を見られるのも楽しい。

今回は、一応DVDの上映会がメイン。
この、映画ではなくてDVDというのがミソなんだけどね(笑)
映画って言っとけばいいのに・・・という感じですよね。

このドキュメンタリー映画(一応映画と表記する)は、彼女の自叙伝『最後の言葉』に沿った内容だという。

しかし・・・川嶋あいという人は、若干20歳にしてなんとも波乱万丈すぎる人生を送っている。

福岡から単身上京、路上ライブ1000回を目指すストリートミュージシャン。
最初に知っていたことは、そのうちのごくわすがだったんだね。
実は、I WiSHのヴォーカル。
実は、幼少時代に演歌歌手としてデビューしていた。
実は、お父さんが亡くなっており、お母さんと二人で苦労して暮らした。
実は、そのお母さんも亡くなっていた。
実は、養女。産みのお母さんは既に亡くなっており、3歳まで養護施設で育った。

「実は…」満載。20年の時間に詰め込むには、あまりにも激動すぎる半生。
こんなに濃い人生、ベタすぎてドラマにもならないよ。
こんなストーリーを脚本で書こうとしても、波がありすぎて逆にウソくさく思ってしまうぐらい。
それを実際に経験してきているんだからすごい。
本当に苦労したんだなぁと同情することしかできないけど・・・
よくあんなに真っ直ぐに育ったなぁと思う。

土曜日ということもあってか、開演時間は2時半と早い。
この日の射水市は雨。
省吾友達のTさんと一緒に会場に着いたのは、開場の30分ほど前、1時半頃だっただろうか。
開場を待つ列の最後尾に着いて眺めてみると、川嶋あいのファン層はある程度の見分けがつく。
「女子高生二人」のような、彼女と同世代の若い人たち。
その若い人たちと、その親の組み合わせ。
そして、僕らみたいな中年前の男二人という組み合わせだ(笑)
アイドルウチワを持って応援してそうな、ちょっとオタクっぽい人が多いのもこの層の特徴か。
僕らもそんなふうに見えるのかなぁと思いつつ、「そうじゃないんだぜ」というオーラを出してみる。
無駄な努力なのかもしれないけど(笑)
女子高生から見れば、31歳も40歳ぐらいの人も、ひとくくりでオッサンなんだろうしなぁ(笑)
ヤダヤダ。

間もなく開場時間になり、ぞろぞろと会場内へ。
中へ入ってみて・・・狭ッ!!
かなり狭いぞーー!
この日は全席自由なので、映画ということもあり、ちょっと後ろ目の位置の中央に着席。

この日の目的はもうひとつあって、今年の9月に倉木麻衣がここでライブをやるのね。
その下見も兼ねていたんだけど、すごいぞ!この狭さ、この距離感のところに来てくれるのか!?

って、今になって考えてみると・・・この日のイベントは小ホール(392席)のほう。
でもきっと、倉木麻衣のコンサートは大ホール(1,220席)のほうなんだろうなぁ。
そりゃそうだ。ライブハウスみたいな狭さだったもんなぁ。

ちなみに、会館の公式サイトに料金表があったので見てみた。
土曜日の小ホール使用料(午後:13時〜17時)/18,900円
安ッ!!2万円であんなホール借りられるのか?すげぇ。
僕もソロライブを企画してみようか?
入場無料にしても、392人もお客さん入らないだろうけど(笑)

ちなみに倉木麻衣の場合。大ホールだと仮定すると・・・
土曜日の大ホール使用料(全日:9時〜22時)/169,050円
うん・・・まぁこんなもんなのかな?

とにかく、また秋にここに戻ってくるんだぜ。

 Stage Act.1

開演時間になると、ステージソデから司会者の女性が登場。
名前は忘れましたが、アナウンサーっぽい感じの人。

アナ「皆さん、こんにちはー。本日はお集まりいただきましてありがとうございます」
という挨拶から、川嶋あいの簡単な紹介。そしてなんと、もう本人が出てきた。
映画について本人に聞いてみましょうということで、サクッと登場。
衣装は白いワンピース。スケスケだ(笑)
後にわかることなんだけど、この日は風邪をひいてたらしく・・・
それならもっと暖かい格好で来なさいよ(笑)

MCの内容はほとんど忘れてしまったけど、彼女の半生を簡単に振り返るインタビューだったかな。
「詳しくはこの後の映画をご覧ください」みたいなフリで映画がスタート。

 Stage Act.2

映画は、かなり意外というかなんと言うか・・・
観る前は、彼女の半生を、誰か俳優が演じてドラマ仕立てで描かれたものだと思ってたのね。
同行のTさんもそう思ってたと言ってたし。
だけど実際には、彼女の生い立ちを振り返る旅みたいなドキュメンタリーでした。
出演は彼女自身とスタッフたち。
懐かしい場所や、昔住んでいた家などを訪れて、そこであれこれ思い出話を語るというもの。

正直、かなり退屈でした(笑)
短いのかと思ったら、ほぼ2時間フルにあったし。
なんと、寝息たてて寝てた人もいたしね(笑)
ずっと静かなテンポで続くから、「グ〜!」というイビキが響く響く(笑)
おまけに会館のイスも狭くて硬くて、かなりオシリが痛い!(笑)
終わってすぐの感想は、Tさんと2人とも「ケツいてぇ〜!」でした(笑)

 Stage Act.3

映画が終わると、お待ちかねのライブ。
最初の2人があらためて登場してきて、ちょっとトークをした後にいよいよライブ。
ちなみに、トークの内容は全く覚えていません(苦笑)
ただひとつ覚えているのは、司会の女性の余計な一言。
「では、皆さんお待ちかね。いよいよ生で歌っていただきましょう!
 今日、あいさんは風邪をひいていらっしゃるということで・・・
 3曲を予定していましたが、2曲を歌っていただきます!」

って・・・そんなこと言わなくていいよ!(笑)
なにも思わずに観れば「おぉ、2曲か」と思うのに
3曲だったと思って観ると、2曲というのは少なく感じるじゃないか!
ホント、余計な一言。

1.旅立ちの日に…

最初はキーボードの弾き語りスタイル。
I WiSHのヒット曲「明日への扉」の原曲バージョンです。
こちらの方がテンポは少しスローなんだよね。
しっとりと、情感をこめて歌ってくれました。
声を聞いている感じでは、あまり支障なさそうな・・・。
もう1曲歌ってくれよぅ(笑)

2.大切な約束

2曲目はバンドスタイル音源のカラオケで。
映画の主題歌になっている曲です。
今のところCD化の予定はなさそう。
ダウンロード販売だけの「エンジェル」という曲もそういう感じなんですが
この人の場合、なんかそういう、泥臭い商売が多い。
レア物とかをわざと自分で作ってる感じだよね。
CDもほとんど初回盤と通常盤があるようだし。

 After Stage

歌い終わると、ササッと帰っていった彼女。
なんか、とてもアッサリとしたひとときでした。

終わった後、Tさんと2人・・・
なんか物足りなさが残る家路でした(笑)

 Set List

『最後の言葉』DVD上映会&ミニライブ

  1. 旅立ちの日に…
  2. 大切な約束

 Kawashima Ai Official Blog

インターネット上で、川嶋あい本人による公式ブログが公開されています。
今は誰でも見られるものだと思うけど、おそらくいつか消えると思われるので
今回の富山公演の分だけでも確実に残しておきたいと思います。

Troubadour Night!  [2006年05月14日(日)]

先日は大阪BIG CATでTroubadour Night Yに参加させてて頂きました☆
一緒に共演したのは、ワライナキさん、SunSet Swishさん、razzさんでした。
最後にみなさんと一緒にrazzさんの「あじさい」という曲をうたいました!
写真は最後にセッションした時のものです。
みなさんとてもおもしろくていい方たちばかりで、素敵な歌声でした。

ライブ

そして、昨日は富山に行きましたよ!朝大移動してきたのでボケーっとしちゃいました(+_+)"
富山は魚がおいしいんだよなぁ。。 食べたいなぁ...。なんて思っちゃいました。
映画もたくさんのお客さんに観に来て頂いて、ありがとうございました。
最近またこち亀にはまってます!みんなもこち亀でも読んでテンションあげよー!!!(^O^)

Posted at 21:27 | この記事のURL


関連リンク
 川嶋あい公式サイト「My Room」
 川嶋あいファンサイト「Century」
 ドキュメンタリー映画『最後の言葉 dear beloved』公式サイト
 会場:富山県射水市新湊中央文化会館

僕が参加した川嶋あいのライブ全演奏曲一覧