奈良探訪

1999年12月、僕は両親の住む奈良を訪れました。


12/19 「奈良へ」
親がパソコンを買ったので、その設定などのために奈良へ行きました。


12/20 「奈良観光」
せっかく奈良まで来た事だし、観光をすることにした。奈良に行ったのは今回で3度目だったが、今まではそういう時間もなかった。
朝家を出て、電車に乗り奈良へ。
奈良駅はなかなかモダンな建物だった。構内には「ニケ像」がたち、駅の外観も素晴らしい。
駅のすぐ近くに、今月5日に省吾がコンサートをやった100年会館が見えて、ちょっと悔しいものがあったが(笑)

奈良駅構内で
ひときわ異彩をはなつニケ像。
奈良駅外観。

この写真の中に僕がいます。
どれでしょう?

母と二人で観光バスの申し込みをすると、時期的なものと、あいにくの北風のせいもあってか、お客は僕たち二人だけだった。でかいバスを貸し切りで、ガイドさんもついて、お客は僕と母の二人だけ。ガイドさんもきっと、トホホ・・・って感じだったことだろう。コースは約3時間で、興福寺、東大寺、春日大社をまわるというものだ。

まず、訪れたのは興福寺。
ここの境内は現在改築中だったが、奈良県のシンボルの五重塔(奈良県最大の建築物)はあざやかなものだった。バスを降りてすぐに目についたのが、鹿。奈良には鹿のいる公園があることは知っていたが、こんなにそこらじゅうにいるものだとは思っていなかった。

興福寺の五重塔。
木の下に鹿が見えます。

国宝館には、国宝、重要文化財の数々が陳列されている。有名な阿修羅像、巨大な千観音像などが国宝に指定されている。どれも、なかなか興味深いものだった。仏教的な価値はわからないが、美術的に素晴らしいものだと僕には思えた。国宝館に入る前後くらいに、なんと雪が降ってきてびっくりだった。富山を発つときにも降っていたが、まさか奈良にまで来て降るとは・・・。

興福寺国宝館。
横に止まっているのが“貸し切りバス”です。

次に訪れたのは、東大寺。有名な「奈良の大仏」があるところだ。
どこの寺でもそうだが、奥行きがとてもあって、かなりの距離を歩かねばならない。当時の建築物の規模のすごさを思い知らされるひとときだ。大仏は大仏殿(東大寺金堂)の中に鎮座している。どちらも、国宝に指定されているものだ。初めて見る大仏は、巨大なものだった。像高は14.98mあり、暇な人がかつて計算したのだが、大仏がたちあがって歩き出すと、大阪と東京を3時間ほどで行く事ができるそうだ。それほど巨大なものだった。写真を撮るには撮ったのだが、あまりにも巨大すぎてフラッシュが届いていなくて、真っ暗な写真になってしまっていた。大仏、恐るべし。

大仏殿(東大寺金堂)です。
大仏の座高は、この建物の高さの
約半分ほどもあります。
大仏さまです。
画像、すこし明るくしたつもりだけど・・・
雰囲気だけでも伝わるかな?
・・・全然見えないね(笑)

大仏の周囲には四天王像も置かれているのだが、広目天、多聞天の2体しかなかったのが不思議だった。

凛々しい四天王像。左が広目天、右が多聞天。

そうそう、東大寺には有名な「阿吽」の像(金剛像)がある。運慶・快慶によって作られたものである。

「阿吽」の像。正しくは金剛力士像。

東大寺のあとは、春日大社。ここはあまり印象がない。灯篭がいっぱい飾られていた、という程度。まあ、神社というか、お社だね。
そのあと、「神仙境」というお店でお昼ご飯を食べだ。
バスツアーはそこまででうちきって、普通のバスに乗って法隆寺にも行ってみる事にした。

春日大社の宝物殿。
残念ながら休館日だった。

法隆寺についた頃には、風も寒さをいちだんと増していた。しかも、ここの広いことといったら・・・。有名な「五重塔」や「百済観音像」ぐらいしか知識がなかったのだが・・・なかなかよかった、法隆寺は。どこがいいとはいえないが、なんとなく・・・全体の雰囲気がよかった。

入り口を入ってすぐ。こんな感じです。
巨大な岩には「法隆寺」と大書されています。
中央に見えているのが「五重塔」です。
鏡池付近。有名な「柿食へば・・・」(正岡子規)の
句碑がありました。
有名な「夢殿」です。
東大門付近。
こんな感じのところです。
とにかく、広い!

法隆寺を見終わった後はバスに乗ってまっすぐに帰りました。途中で買い物したりはあったけど(笑)

こんな感じで、初めての奈良観光を楽しんだ僕でした。


12/21 「罰当たり」
富山に明るいうちについているはずが、事故や雪の影響でダイヤが大幅に乱れ、5時間も予定より遅くなってしまった。そういう憤りは読んでいても楽しくないと思うので、あえて割愛。とにかく大変だった。これも、往路(富山→奈良)で駅弁「かに寿司」を食べたのが贅沢で、バチがあたったんだろうかという感じだった。こんな日でも、よかったことがいくつかあった。中でも、湖西線を通って帰ったのだが、車窓に遠く見える琵琶湖がとても奇麗だったことがあげられる。とにかく疲れた一日だった。

あったかいワン おまけ 「ぐうたらわんちゃん」
奈良の愛犬じゅんちゃんです。

じゅんちゃんはとってもぐうたらで、しかも寒がりなので
ストーブの前にはりついています。
最初はちゃんと起きてるんだけど、しばらくすると・・・。

マウスをのせてみてくださいね。