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1998/10/10(土) 大阪フェスティバルホール
REPORTER/さにー
2nd STAGE幕開け関西シリーズの最終日、大阪の2日目。

1st STAGEにも何回か行ってるので、比較して見ている点が多いです。
僕の席は、1階席のP。16列目だろうか。ほぼ中央。ステージもすぐ近くに見えた。12メートルほどの距離。
グッズのことについて。品数が、2つ増えています。
会場限定のスタジャン。シルバーのMサイズ。サッカーシャツ同様、通し番号がついています。
あとは、1999年のカレンダー。レコードのLPぐらいのサイズで、歴代のアルバムジャケットなどの写真が使われているようです。
どちらも買わなかったのですが、すごくカッコいいと思いました。
あと、気になるツアーパンフですが、2nd STAGEの日程が1頁分差し込まれていました。
FC会員プレゼントのスタンプカードの絵が変わってました。セピア色のもので、すごくカッコいいです!
<オープニング映像>
金沢以来、4ヶ月ぶりのライブ。徐々にボルテージがあがってくるのを感じた。
1 モノクロームの虹
ギターをかきならす省吾。4ヶ月前とほとんど変わらぬ、いやそれ以上の感動の嵐!
赤いシャツに青いジーンズの省吾。ステージの作り、曲順の構成、スクリーンなど、ほとんど1st STAGEと変わりがなかった。
変わった点といえば、バンドのメンバーがよりリラックスした雰囲気になっていたこと、曲のレパートリーが増えたこと、バイオリンの岩戸さんの髪がのびていたことかな(笑)
あと、この日は第一ヴァイオリンの矢野晴子さんはお休みで、かわりに霧島渚さんが演奏してました。
2 HELLO ROCK & ROLL CITY
「ハロー!大阪シティー!」
さすが大阪。客席のノリはハンパではなかった。みんな病的なほどの興奮状態につつまれていたように思う。
そういう僕自身、今までで最高のノリだったのだが。
省吾も関西シリーズ最終戦とあってか、激しいダンスで客席の熱気に応えてくれていた。
いちばん最後の歌詞
「俺を優しく誘惑してくれ HEY!誘惑してくれ!」
というところを
「HEY!誘惑してくれよ!」
と歌っていたのが印象的でした。
3 二人の絆
この曲も、途中の歌詞をすこし変えて歌っていました。
「おれの夢の片方を 君に分け与えたい」
のところを
「君と分かち合いたい」
と歌っていました。
今夜限りの短いつかの間の、魔法の夜。この素晴らしい時を省吾と、メンバーと、大勢の友達と一緒に分かち合える感動をひしひしと感じました。
4 モダンガール
省吾は、本当に楽しそうに歌う。そして踊る。僕もあんな45歳になりたいと常々思ってます。
5 あばずれセブンティーン
2nd STAGEから登場した曲。もちろん初めて聞く曲。「リトルロッカーズメドレー」に入っているロックンロールバージョンではなく、「HOME BOUND」に入っているものに近いように感じました。この曲は、あの山口百恵に提供するために作った曲だと聞いたことがありますが、そんな昔の曲という感じが全然しなかったです。むしろサウンド的に新しくよみがえった曲だと思いました。それだけバンドのメンバーが楽しそうに演奏していたということだと思います。たしか、ドラムの大久保さんのソロっぽい感じから始まったと思います。
「これは・・・随分前、20年以上昔の曲なんだけど、知ってたら一緒に歌ってくれる?」
というコメントに続いてはじまったと思います。当然のように会場は大合唱でした。
6 MAINSTREET
珍しい曲が終わり、いつものように小島さんのピアノソロから「Baseball Kid’s Rock」が始まるのかな・・・と思っていた。
すると、なんと!僕が大好きでよく聞いている、この曲が!
もちろん「2001」には初登場。川口、郡山で「イメージの詩」をやって以来ずっと不動だったこの枠が、ついに変わったのです。
僕の興奮は頂点に・・・。興奮で、ほとんど何も覚えていないです。
今年からコンサートに参加した僕にとって、今までのアルバムの曲はすべてが憧れでした。
その中でも特に聞いてみたかった曲のなかの1曲。
ちなみに、他の聞いてみたい曲をあげるなら、「夏の終り」、「終りなき疾走」、「演奏旅行」、「初秋」、「家路」、「君が人生の時」、「愛に形があれば」、「ガラスの恋」、「風を感じて」、「陽のあたる場所」、「恋に気づいて」、「サイドシートの影」、「少年の心」、「遠くへ」など・・・。
他にもいっぱいあるのですが・・・。キリがないので(笑)
とにかく、客席も一気にノリが加速したような感じでした。
(MC)
アコースティックコーナーのMCです。覚えていることだけ・・・。
大阪に来るのは久しぶりです。関西のライブでは、いつも何かあってね。
昔、「もっとマジメにやれー」と野次られたことがあって、「どんなふうに?」と聞いたら、「長渕剛みたいにやれー」と言われたことや、何年か前の大阪のライブでは体調が悪くて前半だけで終わりにしてしまったこと、点滴をうちながらしたことがあるとか。
今年こそはと思っていたら、姫路で停電があった。「もうひとつの土曜日」を歌ってたらね、「この指輪を・・・」の「を」のあたりで電気がバチン!ときれてね。俺なんかサングラスしてるから、何も見えないわけ(笑)それでパニックになるかと思ったら、お客さんは「省吾!省吾!」とかコールして逆に盛り上がっちゃってね。それで、マイクも使えないし、こんな感じで(アクション付きで)「静かにしてくださーい!」とか叫んでたのね。そしたらそこでパッと電気がついて、恥ずかしかったです。長いことツアーやってるけど、停電になったのは初めてだったね。
まあ、そんなことがあるから今年はバッチリ決めようと思うので、体調を調えてきました。
バッチリ絶好調です!みんな、一緒に楽しもうね。
俺、サングラスしてるけど・・・という省吾に客席から「はずせー」の声。それに対して、
「サングラスしてると打ち解けにくいかもしれないけど、これ外すと逆にうちとけすぎるんだよね(笑)ほら、ある程度の距離をおきたいからね」
なんか、あんまり話ばっかりしててもね。2001年音楽の旅だからさ。音楽にいこうか。
こんな感じです。ほんとにこの日はよく喋ってくれた省吾でした。
7 君の微笑
前述した聞きたい曲、この曲はそのうちの特に聞きたかった1曲でした。
「1977年ぐらいに作った曲です・・・」というコメントから、アコースティックギターの最初の音を聞いた瞬間、さらなる感動がこみあげてきました。「MAINSTREET」と、この2曲は今日のコンサートで最も印象に残った曲でした。
省吾の曲を聞いてきた人は、必ず誰しもが自分の恋愛体験に沿う曲を持っていると思います。
それほど省吾のバラードはすばらしい曲ばかりだと思います。
いつも、どうしてこんな歌詞が書けるのだろうと思っていますが、
この曲は特に、僕にとっては思い出深いものなので胸にグッと込み上げてくるものがありました。
8 丘の上の愛
9 NEW YEAR'S EVE
1st STAGEでは何度か聞いた曲。
欲を言えば「片想い」とか「君に会うまでは」を聞きたかったかな。
「NEW YEAR’S EVE」は前に聞いたときにはサビのところをすごく感情をこめてゆっくりと歌っていた気がするのですが、この日はCDのペースというか、普通に歌っていたような気がしました。でも、省吾のバラードはやっぱり生で聞くとその良さが何倍にもなりますね。
10 LONELY
初めて聞く曲。1stの時は「青空のゆくえ」と「太陽の下へ」をやっていた枠。
重厚な弦の響きと、真っ赤なライティングが印象的でした。
スクリーンが閉じながら終わるのですが、「ロンリ〜」と言われながら終わるのは、なんだか寂しい気がしました。
<ムービー/Midnight Cab>
久々に見たムービー。今日はじっくりとその内容について考えながら見てみました。
ニューヨークの夜、タクシーを舞台にして様々な人間模様が繰り広げられる。
いろんな生活があって、それぞれの断面をさらしていく。そんな数々の場面。
そこにひとつの法則をみつけました。
この日もアコースティックコーナーで、
「今日、10代の人はいる?」という恒例の年齢調査をしていました。
「10代から50代まで、この幅広いファンの層が俺の誇りです」
というMCがありました。それがなんか頭の中にあってムービーを見ていたら、気づいたのです。
省吾のタクシーに乗ってくる客は、
「Street Kids」(喧嘩をした少年たち)
「The Hooker」(殴らた娼婦)
「The Stockbroker」(ビジネスマン)
「The Husband and the Wife」(別れに際した夫婦)
「The Man in Black」(友を亡くした老人)
「The Last Passenger」(最後の乗客)
この順序です。年齢を考えてみると、最初の少年はおそらく10代。
娼婦は20代。ビジネスマンは20代後半から30代ぐらい。
夫婦は30代から40代ぐらい。老人は50代以上。
そう、まさに省吾のファン層に沿うような形でさまざまな人間模様がくりかえされるのです。
そう考えると、省吾のタクシーというコンサート会場にやってくる客は、
様々な年代の、様々な問題を抱えてくる僕たちだというようにもとれるのです。
それに対して運転手である省吾は、いつも同じ様に接します。
いつも最高のステージを見せてくれます。
いろんな側面を持つ僕たちを、優しく歌の魔法で素敵なところへ導いてくれるのです。
そして省吾自身は、
「Where are you going?」
「I’m going back home」
と自問自答しています。何処へ辿り着くのか?何処へ行くのか?
そこに、かつて通り過ぎてきた様々な景色がよぎる。
そして「homeに戻る」という応えに達するのです。「home」とは「ROAD」であり、僕たちの住むあらゆる「HOME」であり、省吾自身の安らげる家族や友人のいる場所でもあります。
彼の出会った人たち、彼に出会った僕たち。そのすべての人への感謝を常に忘れない省吾。
常に僕たちの期待に、全身で応えてくれる省吾。そういう彼自身のコンサートや日常に対する思いが形になった映像なのかな、と思いました。考えすぎなのかもしれないですけどね(笑)
そして、そんな僕の思いをふきとばすかのように激しいビートがこだまする。
11 DANCE
12 境界線上のアリア
13 MONEY
激しいナンバーの連続。1st STAGEと一緒の感じ。
「アリア」は相変わらずの平板化アクセントでした。
思えば、これがヒップホップへの伏線だったのかもしれないですね。
会場のノリが良かったから省吾自身が「おもしろい曲」と言う新曲ができたのかも。
14 J.BOY
途中、ところどころ歌詞につまるところがありました。
「J.BOY!」のタイミングは1st同様、フェイント有りです。
15 詩人の鐘
コンサートで聞ける曲の中で、おそらく僕が今いちばん好きな曲。
曲の印象は、1stの時とほとんど一緒でした。12月にリメイク版が発売されるということですが、どういうふうに変わってるのでしょうね。
もし変わってるなら、それでやってほしいし。
そのままの演奏だったということは、今のツアーのメンバーでやったストリングス入りのバージョンなのかもしれないですね。
今コンサートで演奏されている感じのバージョンで発売されるのかも。
まあ、いつも驚かせてくれる省吾のことだし・・・アッという変化があるのかもしれないですね。
発売が楽しみです。
16 SWEET LITTLE DARLIN'
「MAIN STREET」で興奮して、「詩人の鐘」まで続くはげしいナンバーで踊り続け、手を振りつづけ、全身がもうフラフラの僕。そんな中でのこの1曲。
「DANCE」から「詩人の鐘」までの流れにも、前述のムービーでの年齢層の説が少し苦しいけどあてはまる気がします。
若い頃は何もわからずただ目の前にある楽しさに心をうばわれ、仕事につまづき、苦労を重ね、やがて「鐘」(鎮魂の鐘、晩夏の鐘、救済の鐘)を聞くことになる。
そんな成長のストーリー、省吾自身の人生をオーバーラップしたような後半の曲の流れのように思います。そして最後に、戦い終えた魂は優しい曲で癒される・・・。
省吾の考えること全てに秘められた深い意志があるような気がしてならないです。
考えすぎなのかもしれないけど(笑)
この曲の前奏のところで、いつものように
「今夜はどうもありがとう」
というコメントがあったのですが、なんかすごくジーンときて涙してしまいました。
会場大合唱で協和。ものすごい感動。浜田省吾ファンで、本当に良かったと思います。
生きていることが素晴らしいと実感できた時間でした。
その感動は当然のように「省吾!」コールになります。
(ENCORE)
1 ラスト・ダンス
1st STAGEではアンコール3に演奏されていた曲ですが、この枠に格下げ?
2nd STAGEでは初演奏です。
ここにこれが来たことで、初日の和歌山以来のアンコール3に期待が膨らみました。
(ENCORE)
2 LOVE HAS NO PRIDE
これは、ライブで聞くとすごく楽しくていい曲でした!
CDで聞いた時にはあまりいい印象を持っていなかったのですが・・・。
サッカーシャツにキャップで登場した省吾。
「この曲はまだみんな一緒に歌えないかもしれないけど、もし知ってたら一緒に歌ってね」
みんなで叫べそうな歌詞のところは客席をあおるような感じでみんなをうながしていました。
「アハン、イエー」という声が妙にセクシーな感じでした(笑)
途中のラップ部分にはいるところでは、「ミスター町支寛二!」という声がありました。
「彼氏がいて!」とか「クズ!」とかの部分は省吾と客席が一緒に叫ぶような感じです。
コンサートで聞くとものすごくいい曲でした。メンバーも楽しそうにやっていました。
3 さよならゲーム
4 君がいるところがMy sweet home
新曲からつながるいい流れで、ものすごいボルテージでした。
僕の全身ももう脱力状態でしたが、勢いはもう止まりません。
そして、全会場での大省吾コール・・・。
(ENCORE)
5 日はまた昇る
初日(和歌山)以来のアンコール3。そして、初日以来のこの曲の披露。
弾き語りかと思っていたら、バンドのメンバー勢揃いでバンドスタイルの曲でした。
感じとしては、軽めのバラード。懐かしいフォークのような感じ。
わりと明るめの曲です。歌詞はすべてを覚えているわけではないですが・・・
「今日もまた日は昇るたとえ俺がいようといまいと」、「この道がつづくかぎり歩いていく」、「海鳴りの浜辺」、「青空」、「川の流れ」などのフレーズが心にのこっています。
今までのラブソングやバラードの曲は、「僕と彼女」の日常をうたったもの、メッセージソング的には戦争や思想的なものまでテーマにしたものがありますが、そのどれにも当てはまらない全く今までにないような新しい曲だと思いました。
例えるなら「川の流れのように」とか、「我が人生に悔いはなし」とか、集大成的な大きな曲だと思いました。
自然の雄大さを感じさせる曲だと思います。
この曲をきいたとき、僕の頭のなかにプロモーションビデオが(まったくの空想ですが)ながれました。
薄暗い夕刻に浮かぶ山の影。白い字で浮き上がる曲名。
静かに始まるギターの演奏。画面が静かに、すこしずつ動いていく。
昔見た「マイリトルラバー」のアルバム「エバーグリーン」のCMのような感じ。
空を飛ぶ鳥から見たような視線で、画面が動く。
やがて夜になり、そして朝日が昇ってくる。眼下にはジャングルのような緑の森。
やがて視線がすこしずつ低くなっていき、道を歩くひとりの男を映し出す。もちろん、浜田省吾。
ジーンズのポケットに手をつっこみながら、口ずさみながら歩いていく。やがて分かれ道にさしかかる。
そこで彼は空を見上げる。青空。間奏。
もとの高い視点の画像。そしてやがて再び夕闇がしのびよる。
「ラララララ・・・」というコーラスと手拍子が続く。
そして再び夜があける。そこは海。海岸の道を歩いている省吾。
これが僕の感じた曲のイメージです。すごく雄大な曲だと思いました。
CDの発売がすごく楽しみです!詩人の鐘のカップリングらしいです。
演奏がおわってメンバー全員が勢揃い。そこで省吾がマイクスタンドを倒してしまい、マイクは小島さんの前に。すかさずひろいあげた小島さんは
「おおきに」
場内は爆笑の渦。最後まで何かがある大阪。約2時間半のコンサート。
すばらしい、最高のコンサートでした。
