2000/7/14(金) 長岡市立劇場


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REPORTER/さにー
この日のコンサートは、一言で言うと「楽しい」コンサートでした。
内容的にもすごくよくて・・・
僕が今までに観た(キロロの野外と地元・富山は別格として)中で、一番良かった気がします。


地元の富山以来、3ヶ月ぶりのコンサート。
その間には個人的にもいろんなことがあったし、省吾も肉離れでコンサートを延期したり・・・そういう背景もあって、富山とは全く別の感じのコンサートだった気がします。

長岡市立劇場

会場となった長岡市立劇場は長岡市役所の隣にあって、省吾自身も1983年から使っている「由緒正しき」ホールの分類に入る。
長岡での公演は「ON THE ROAD '88」以来、12年ぶりになるそうです。長岡市民の盛り上がりはすごいものでした。

僕の席は1階席、前から26列目のど真ん中。
富山では見えなかったステージ左端の小島さんも観ることが出来たし、全体が見えてとてもいい席でした。
後ろにはさらに10列ほどつづいていたけど、全体的にこじんまりとした印象。その分密着感があって、いい会館だったと思います。

コンサートグッズに、ちょっと追加がありました。
噂の「アロハシャツ」は、5000円。「二人の夏」の25周年を記念して作られたもので、愛奴の時のシングルの図柄が黒い地の全体にちりばめられている。これ、僕は買うつもりだったんです。・・・実物を見るまでは(笑)飾られてるのを見たけど・・・あれはちょっと・・・買えない(笑)会場内でも着てる人が何人かいたけど、コンサートの時だけだね。あれは、外では着れないよ(笑)パジャマがわりにはいいかもしれないけどね。
あと、「ロードTシャツ」というのが新しく出てました。去年から売り出されたVネックの「モノクロームレインボー」Tシャツによく似てるんだけど、違うのは背中。1998年から今年の9月までの、全公演のスケジュールが書かれてるの。僕が参加した輪島も、キロロも、富山も、もちろん今夜の長岡も、全てが網羅されています。「100% FAN FUN FAN」書かれていないんだけどね。サイズはフリーサイズで、色は黒とネイビーの2色。僕は黒いのを買いました。ちなみに、3000円です。これ、会場限定商品っていうのがちょっと残念だけどね。
いっつも思うんだけど、会場限定って、よくないと思うんだよね。そりゃ、行った人には記念になる。だけど、コンサートに行くことの出来ない人、行った後に新しいものが売り出された人は可哀相だと思うんだよね。僕だって富山しか行ってなかったら、これ、買えなかったわけだし。家でCDを聞いてるだけっていうファンも、多いと思うんだよね。そういう人たちのためにも、せめてグッズぐらいは平等に買える権利を与えてあげて欲しいと思うなぁ。もし会場限定にするんだったら、通販で買えるものでも特製のナンバーが入ってるとか、そういう違いにすればいいと思うんだけど。そう簡単にはいかないのかな?ふと、思ったことでした。


長蛇の列に並んでグッズを買い終えてホールに入ると、軽やかな音楽が流れていた。しばらく友達と談笑したりして時間をすごし、いよいよ開演。BGMが止まり、「LOVE LOVE LOVE・・・」というオープニングテーマが流れる。ビートルズのナンバーに、アメリカの国歌がフューチャリングされている。キーボードの福田さんがアレンジしたものらしいが、彼の才能の多才ぶりをあらためて思った。
客席の照明はすでに落ち、手拍子と「省吾ー!」の声。総立ちの客席。
やがて黒闇に覆われたステージに、メンバーが一人、一人とあらわれて持ち場につく。
あれ・・・?富山のときはステージは明るくて、メンバーが一人一人出てきたような・・・?どうだったっけ?
ステージの真ん中にあらわれた省吾とおぼしき人影が、おもむろにギターをかきならす!
いよいよオープニングだ!!

モノクロームの虹
客席は、最初から大合唱。すごい盛り上がりだ。
富山もそうだったけど、今夜の長岡も久しぶりの会場ということで、みんなの「待ってたよ」という気持ちがひとつになっている感じがした。
スポットライトに照らし出された省吾は、グレーっぽい半袖シャツに黒いジーンズ。富山での衣装と同じだったと思う。よく動きを見ていると、やはりセンターマイクのあたりから動かない。脚はもうだいぶよくなったというけど、まだ激しい動きはドクターストップが解かれていないらしい。
メンバーのノリも、ものすごくいい!
1曲目にして、「この日はかなりいいステージになりそうだ」という予感があった。

HELLO ROCK & ROLL CITY
前回富山で、ついに聞けた地元でのこの曲。それまではすべてビジターだったのに比べると、その感動はやはり計り知れないものだった。自分の住む街に、来てくれた。その興奮は、誰しもが感じていることだろう。この夜の僕は、ビジターだった。だけど、「ハロー!長岡シティー!」の声に大熱狂している地元の人たちの歓声を聞いて、すごく嬉しくなってしまった。どこで聞いても、やっぱり嬉しいもんだなぁとあらためて思った。
もちろん、地元で聞けるのが一番なんだけど、ほかの土地で聞いても嬉しいのは、省吾がいろんな街を旅していて、それらの土地をみんな愛していてくれてるっていうか・・・大きい会場だけのツアーで「全国ツアー」とか言っているミュージシャンとは違って、省吾はもっと身近というか・・・いろんな街に、みんなに「会いに来てくれてる」っていうのが実感できるから嬉しいんじゃないかな?

二人の絆
久しぶりに聞いたけど、すごくポジティブでいい曲だなぁと思った。
この時点で、もうフラフラになりつつあった僕(笑)

さよならゲーム
最近、定番になっている曲。それだけ本人が気に入っているんだろうし、思い入れもあるんだろうね。
この曲に限ったことではないんだけど、キーボードの福田さん、すごいね(笑)頭を前後にブンブンブンブンふってて、後ろで束ねた髪の毛がまるてホウキみたいで(笑)

MAINSTREET
大好きな曲。この曲を聞けると、とても嬉しくなっちゃう。
相変わらずセンターマイクのあたりから動かずヴォーカリストに徹している省吾だけど、上半身の動きは熱い(笑)

ここまでで5曲。
なんかこの夜は、すごく楽しかった。富山のコンサートではひたすら感動していたけど、この夜は楽しくてしょうがなかった。
ベースの岡沢さんとギターの町支さんが近づいてひそひそ話をしていて。岡沢さんがガハハと白い歯を見せて笑ってて。
サクソフォンの古村さんもあちこち走り回っていたし、省吾もときおり笑顔で、楽しそうだ。この曲の最後ブレイクのところではステージ袖に走っていった古村さんにめがけて釣竿をはなって、リールをクルクル巻く仕種。釣られた古村さんは「いてて・・・」って感じで首筋のあたりからひっぱられた様にして戻って来たり(笑)
とにかく、ステージも、客席も、楽しさと笑顔に満ちていた気がする。
僕も、なんだか訳がわからないんだけどおかしくてしょうがなかった(笑)
コンサートって、なんて楽しいんだろうって思ったひとときだった。

曲が終わって、メンバー紹介とともに、一人一人バックステージへとさがっていくメンバー。最後に残った省吾が「・・・&ヴォーカル?」客席はすかさず「省吾ーー!!」省吾は「え?」という感じで耳に手をあてる。客席はさらに「省吾ーーー!!」大きな拍手に包まれてガッツポーズの省吾。
「まぁこのあたりで少し、その緑の素晴らしいイスに腰をかけて・・・」

もうひとつの土曜日
「えー・・・長岡でやるのは、1988年の「ON THE ROAD '88」以来だから・・・12年と3ヶ月ぶりになります。久しぶりにもかかわらず、今日はこんなにもたくさんの人が集まってくれて、俺たち、本当に嬉しいです。どうもありがとう。あのコンサートで、この会場にいたって人、どのくらいいる?」
かなり多い拍手。ライトに手をかざして、客席を見る姿。
「・・・みんな、大きくなった気がするよね(笑)今夜は来てくれてどうもありがとう。じゃあ、今日初めて浜田省吾のコンサートに来たって人は?手をたたいてみてくれる?」
わりと多い拍手。
「来てくれてどうもありがとう。浜田です。こんなヤツです。その人たちは、どう?実際に見てみて・・・「たぶん、もっと暗いっていうイメージだったと思うんだけど・・・」」
「かっこいいー!」の声。
それを聞いて、格好をつけた仕種をする省吾。
そんなやりとりのあと、おもむろにこの曲をアコースティックギターで弾き語り、歌い始める。
僕は、歌もそうだけど、ギターの音に集中して聞いてみた。弦から解き放たれるひとつひとつの音が、とてもクリアーで奇麗。低音の音が、とても奇麗に響き渡っている。高音の音が、どこか物悲しげに奏でられる。
どうしたらあんなにうまく弾けるんだろう?と思って見てたけど、やっぱりわかんなかった(笑)
ギターを弾いて、ハーモニカを吹いて、歌って。やっぱりすごいなぁと思った。

「さよならゲーム」とともに、最近かなりお気に入りっぽいこの曲。やってる頻度、かなり高いもんなぁ。僕自身この曲を聞くのは、かなり久しぶりなんだけど。一昨年の10月、同じく新潟の上越だったなぁ。

「1998年に始まったこの「ON THE ROAD 2001」も、もう2年になります。いろんなところに行きました。北は稚内、根室、南は奄美、沖縄。その中で、僕がずっとやり続けている意味のないことがあるんですが・・・今夜もやってみたいと思います。長岡の、ジェネレーション・アンケート。俺と同世代の40代の方は?」
わりと少ない。
「運動するときは、しっかりとストレッチをするように(笑)これからしばらく、スローな曲が続きますので・・・ゆっくり休んでください(笑)」
「脚大丈夫ー?」という声が客席からとぶ。
「脚の話はのちほど・・・えぇぃ、今しちゃおう。黒磯ってところでコンサートをしたときに肉離れをおこしてしまいまして・・・もうほとんどよくなったんですが、激しい動きはまだ医者から止められてまして・・・だから僕の、華麗な・・・ダパンプのイッサ君にも負けず劣らない・・・」(会場苦笑)「B'zの稲葉君にも負けず劣らない、華麗なステップをお見せ出来なくて、とても残念です。でもそのかわりに、みんなが踊ってくれる?」
会場、大きな拍手。
「じゃあ、その上・・・50代以上の方は?」
わりと多い拍手。おおーっという客席のドヨメキ。
「来てくれてどうもありがとう。えー、では・・・10歳未満の子って、いる?」
「はーい」という声。
「10歳未満に聞こえないんだけど・・・(笑)いくつ?」
たぶん男の子「ろくさーい」
「6歳か・・・このツアーの、かなり最年少だね。男の子?女の子?」
シーン。
「まだ・・・よくわかんないのかな?(笑)・・・じゃあ、ほかには?」
女の子「9歳ー」
「9歳かぁ。9歳の頃には俺、もうビートルズやってたよ。あ、違うか。ビートルズは10歳のときにデビューしたんだった(笑)
ふーん・・・じゃあ、10代の子はいる?」

パラパラの拍手。
「・・・3人(笑)でもこの3人と、2人の10歳未満の子の音楽的センスは抜群だね。お父さんのセンスも。いいミュージシャンに育ってくれるといいね(笑)」
浜田さん、彼らは別に・・・ミュージシャンになるわけでは(笑)
「じゃあ、20代の人は?」
僕も大きな拍手!会場の20%くらいだったかな?けっこう少なかった気がする。
「20代・・・いいねぇ。運動しても肉離れとかならないでしょう(笑)」
会場、爆笑。
「じゃあ・・・30代の方は?」
ものすごい拍手。70%近い数だったね。ほとんどが30代って感じ。
「30代・・・大変だよね。現場で苦労して・・・がんばってください。じゃあ、20代、30代がほとんどってことだね。
前回長岡に来てから・・・みんな、いろいろあったでしょう。指にリングがついた人とか・・・」

女性の声「子供ができた!」
「そう、子供が出来たり・・・指からリングがなくなった人とか・・・」
男性の声「ハゲた!」会場大爆笑(笑)
「それは・・・大変だね(笑)」

二人の夏
「俺は今・・・いくつだっけ?40・・・」
女性の声「47!」
「なんで知ってるの?(笑)俺より先に答えるんではないっ(笑)・・・で、47なんですが・・・最初から47だったわけではなく、10代だったときも、20代だったときもあったわけです。バッキング・ドラマーでデビューして、初めて自分で書いた曲を愛奴っていうバンドでレコーディングして、もう25年になります。その曲を、やりたいと思います。16歳の頃からの相棒です。町支寛二君!」
ステージ袖にスポットライトがあたって、町支寛二登場。椅子を置いて、二人並んで座る。二人ともギターは持っていない。
「この曲は、町支君が素晴らしいコーラスのテープをダビングしてくれて。それでやってみたいと思います」
指をパチン、パチンとならしてコーラスが始まる。
この曲を聞くのは、野外で聞いて以来。あの時はバンド全員でアカペラでやってたっけ。ああいうのもいいけど、この二人が並んで歌うってのもいいね。途中からいつのまにか登場したストリングスが加わって、なんともゴージャスな、リゾートっていう仕上がりでした。
前に何かで読んだんだけど、脚を怪我してあまり動けないから、それをカバーするためにこの曲を入れたとありました。

ゴージャスな「二人の夏」が終わって、メンバーがバラバラと登場。
「みんなに、紹介したい人がいます。長岡出身のスタッフです。こういうことは初めてなので、たぶん緊張してると思いますが・・・出て来てもらいましょう。このステージの、舞台監督です。「ON THE ROAD 2001」ステージ・ディレター、佐藤亜輝雄!」
拍手に迎えられて佐藤さんがステージ袖から登場。客席から見て省吾の左側に立つ。その前にマイクスタンドが立てられる。
「ステージ・ディレクターの佐藤君です」
客席からは拍手。「おかえり−」という声も。
「佐藤君は、いつまで住んでたの?長岡に?」
「えー、高校を卒業するまでです」
「高校はどこ?」
「長岡高校です」

客席から「おお〜」という声。地元では有名な学校なのかな?
女性の声「中学が一緒〜」
客席はちょっとした笑いに包まれた。
「長岡の女性は、どんな感じ?」
「(苦笑しながら)え〜、身持ちが堅いです」
「じゃあ、男はどうなの?」
「男は・・・」
「明日ステージで歌うヴォーカリストが下で寝てるのに、上で酔っ払ってドタバタしているような・・・そんな男ばかりじゃないよね?(笑)」

どうやら、ホテルでの佐藤さんの様子らしい(笑)
マイクスタンドにもたれるようにして笑う佐藤さん。
「そういう男ばかりじゃないです(笑)長岡の男は、ツメが甘いというか・・・そういう男が多いです」
「そっか。じゃあ、長岡の恥ずかしい想い出ってある?故郷に棄ててきた恥・・・みたいな」
「今ここではとても言えません(笑)」
「えー」
「後でゆっくりと・・・」
「じゃあ後で、発表しましょう(笑)」

結局発表はされなかったけど(笑)
「じゃあ、故郷のみなさんにむけて、なにかコメントをもらいましょう」
「えー、高校を出てから10数年・・・こんな形で長岡に帰ってこられて、とても嬉しいです。この後もまだまだ素晴らしいステージが続きますので、どうぞみなさん楽しんでください」

立派なスピーチに、おおっという声があがり、拍手が沸き起こる。
「ステージ・ディレクター、佐藤亜輝雄君でした」
そして佐藤さんは、バックステージへとさがっていきました。しっかりと受け答えをするなぁという感じを受けたのと、会話がすごく楽しそうだったのが印象的でした。今回のツアーは、スタッフを含め、みんながとても楽しんでるんだなと思いました。
(ファンクラブに入ってる方は、会報の94号を見てみてね。佐藤さんのインタヴューがあります)

君に会うまでは
丘の上の愛

「次に聞いてもらう曲は、「LOVE TRAIN」というアルバムに入ってる曲と、「HOME BOUND」というアルバムに入ってる曲です」
そう言って始まったこの2曲。
どちらも、すごくしっとりと歌ってくれた。どちらも何度か聞いたことのある曲だったけど、すごく新鮮に聞こえたのはなぜだろう?「丘の上の愛」ではステージに夜空が浮かび上がって、とても奇麗で・・・すごく感動的だった。
浜田省吾というアーティストを好きになったキッカケがバラードだという人は、多いと思う。僕もそのうちの一人だ。
今夜はわりと後ろの方の席だったので、前の方の人たちの様子がよく見えた。オープニングのロックンロール・ナンバーでは、すごくはじけてる。バラードでは、みんなそれぞれに聞き入っている。この人たちすべてに、生活の中でいろんなドラマがあって、それぞれに支えられてる曲ってのがあって。想い出の曲ってのが、きっとあって。僕は彼らの想い出を、知らない。彼らも僕の想い出を、知らない。だけど今夜同じ場所で集った1000何百人の人と、同じ想い出の側面、時間を共有できてて。でも、人それぞれに感じ方も違うだろうし、曲の聞こえ方も違うだろうし。何が言いたいのかっていうと、客席にいる人たちそれぞれにドラマがあって、それが今夜、たまたまひとつの場所で一瞬だけすれ違ってるんだなって。その一瞬の交差の中に、いろんな想いが行き交ってるんだなって。そういうことを思いながら、聞いていた。

Because I love you
「ここで、ストリングスのメンバーを紹介します。彼女たちは、新潟に来ることが出来てとても喜んでいるはずです。美味しい日本酒がいっぱいあるからね・・・。」
そして、ストリングスの紹介。
「彼女たちはね、すごく飲むんです。彼女たちのペースにあわせて飲んでたら俺、次の日使い物になんないです(笑)彼女たちが酔っ払って二日酔いとかになってるの、見たことないなぁ・・・。彼女たちはね、どれだけ飲んでも、すごく品よく飲むんです。そんなふうにして飲まれると・・・一緒に飲んでて、つらいです(笑)」
客席、苦笑。
「やばいやばい・・・こんなことばっかり言ってると、後でおこられちゃうな(笑)」
そう言って肩をすぼめてギターをさわってました。その仕種は女性から見ると、きっと「かわいい!」って感じでしょうね(笑)
「このツアーを始めたとき、最初はどうなるのかなって思ったのね。今までは男ばっかりでツアーしてたから。コミニュケーションとか、ちゃんと出来るのかなって心配してたんだけど。だけど今では、とても楽しいツアーです。彼女たちは男ばっかりだったバンドに、品を添えてくれました。・・・このぐらい言っておけば大丈夫かな?(笑)
このストリングスカルテットのアレンジメントをしてくれたのは、福田裕彦君です。彼はね、東京のテーブルケ・・・違うよね、テーブルケレビじゃなくて(笑)ケーブルテレビで、音楽の講師をしてるんです。彼のお父さんも学校の先生でね、しゃべり方が学校の先生みたいなんです(笑)ここで、その福田先生に、いつもなにか講義をしてもらってます。それでは今日もお願いします、福田先生!」

客席は拍手。
「そんなふうに期待されても・・・(笑)えー、いつもはいろいろ調べてくるんですが・・・今日は・・・」
「ね、先生みたいでしょう?(笑)」
省吾のチャチャが入る。
「今日は、先ほどのストリングスの紹介で、ひとつだけ浜田さんの紹介に付け加えさせていただきたいと思います。彼女たちは、よく飲みます。だけど、全然酔いません。そこで、一度聞いてみたんです。「どうして酔わないの?」と。そうすると返ってきた答えが、「だって酔うほど飲んでないもん(笑)」そういうことだそうです、浜田さん(笑)今日はこれで、以上です(笑)」
客席は歓声と拍手。ニコニコしながら省吾、ギターをかまえなおす。
「OK!じゃ次の曲行こうか!さっきは古い曲をやったんで、次はわりと新しめの曲をやります。「青空の扉」っていうアルバムがあるんだけど・・・持ってる?」
客席、大きな拍手。
「あれは僕のキャリアの中でも、一番気に入っている・・・とてもいいアルバムが出来たなという感じです。次はその中から、特に気に入ってる曲をやります」
そう言って演奏が始まりました。
僕はこの曲を聞くのは、今日が初めて。いろいろなイメージがあったんだけど、そのどのイメージよりもかっこよかった!得に最後の、間奏明けの・・・「今夜〜」というところが・・・赤いライトがバッ!とはじけて、とてもインパクトがあった!ドラムとベースの刻むリズムがとても心地よくて、「ぎょいーん」というギターもかっこよくて、もう・・・すべてがかっこいい!って感じ。極めつけは最後。ステージがだんだん暗くなって、演奏がフェードアウトしていって、最後は省吾が語り掛けるように「Because・・・because I love you」もう、なんであんなにかっこいいんだっ!!って感じでした・・・。

スクリーンが降りないなぁと思ってたら、スポットライトがパッと点いて。
「いつもはここで、演奏の終りと共にスクリーンが降りてくるんですが・・・この会場では、降りてきたら俺の頭に直撃してしまうという(笑)
これから、7分か8分くらいの、俺が脚本を書いた、短いショートストーリーのムービーがあります。それを見てくれてもいいし、ロビーに行って何か飲んだり、休んだりしてくれてもいいし、映画を見ててくれてもいいし。俺たち、すぐ戻ってきます」

スクリーンがだんだん降りてくる演出もすごくかっこいいんだけど、こういう風にちょっとコメントが聞けるのもラッキーって感じ。

CONCERT FILM<MARIA>
前回の富山で初めて見たんだけど、1回だけではなんとも・・・。ぜひもう一回見たいなぁと思ってたので、今日はラッキーだった!
今夜はゆっくりと全体を見ることが出来た。マリアの家族は、11人だなぁとか(笑)
「MIDNIGHT CAB」「MARIA」も、どちらも旅をテーマにしているけど、視点が大きく違うよね。「MARIA」は「癒しがテーマ」だって読んだことがあるけど、それはメキシコの雄大な景色と、アイリッシュ的な音楽に反映されてると思う。長閑な風景を見て、心が和まない人はいないと思うんだよね。
今夜、僕はパンフレットを買った。以前にも買ったんだけど、写真の差し替えがある改訂版になってるということで買ってみた。その後ろの方に、マリアのメイキングシーンがいくつか挿入されているんだけど、その撮影風景がとても楽しそうなんだよね。省吾がギターを弾いて歌ってるシーンや、スタッフと会話しているときの楽しそうな笑顔。ファンクラブ会員限定イベント「100% FAN FUN FAN」に行くとそのメイキング・ムービーを見せてくれるんだけど、僕が行ったときはまだ「MIDNIGHT CAB」のものだけで。先に書いた「会場限定品」の話じゃないけど、以前に行った人は見られないんだよね、そのムービー。見たいなぁ。ぜひ見たいなぁ。

コンサートは後半へ突入。

愛の世代の前に
BIG BOY BLUES
八月の歌

一気のメドレー。省吾の衣装が、青いシャツに変わっていました。
「BIG BOY BLUES」はこんなにもかっこいい曲だったのかってことと、「八月の歌」がこんなにもいい曲だったのかってことを再認識。特にサビのとこなんて、もう窒息しそうなくらいかっこいい。ものすごく早いテンポとリズム、それでもとどまらない演奏。さすがは超一流のメンバーだ!CDで聞いてる曲と違って、テンポが早いんだよね。そのアレンジがすごくかっこよくて、もう興奮の頂点。前回の富山でも聞いてるのにね(笑)なんか・・・とにかく、すごかった。かなり語彙が乏しいレポートだけど、その分熱狂は伝わるかな?(笑)

・・・to be "Kissin' you"
もう、これまたかっこいいんだから・・・どうしてくれようって感じ。聞くのは2度目になるんだけど、緑と青のライトがすごく印象的だなぁと思った。ループする主旋律、明滅する緑のライト、なかば投げやりに訴えかけてくるんだけど、すごく優しさを秘めた歌詞。極めつけは、最後にブレイクするとこ。もう慣れてきたのか、脚の怪我が幸いしたのか、マイクスタンドの前に立ってるんだよね。そして最後の「・・・to be "Kissin' you"・・・」は指で作ったピストルで客席をうちぬくんだよ(笑)そこまでするか!って感じ(笑)それがまた・・・かっこいいからまいっちゃうんだけどね(笑)富山のときは普通に言ってたのに、こんなスーパーアレンジが加わっているとは・・・まいった(笑)

MONEY
省吾のギターソロではなく、CDと同じ始まり方のバージョン。ここまでの4曲でもうヘロヘロになってるのに、まだいくかって感じ。なんかこの夜はね、どの曲もいつもよりかっこよく見えたし、楽しそうに見えた。
客席もすごい盛り上がりで、さすが12年ぶりって感じ。
省吾はギターを持って歩いたりはするけど、さすがに走り回ったりはしてなかった。

J.BOY
サビでフライングする人がかなり多かった。なんか、それを見ると嬉しくなっちゃうよね。まだまだ初めての人がいるんだって。待ちに待ってて、コンサートに来れた人がこんなにもいるんだって。
「J.BOY」はほかの曲に比べて、客席がかなり明るくなる。そのたびにふりあげられた拳や、腕が波のように、林のようにステージへと押し寄せられていく。すごいよね、ほんと。コンサートって、こんなにも楽しくてすごいものなんだなって、ファンが一体感を感じられんものなんだなって、あらためて思った。

家路
いろんなことを考えて・・・感極まって泣いてしまいました。
この曲、ほんとにヤバイです。聞くと、必ず泣いてしまいます。

(ENCORE)

ラストショー
前回公演の富士で「演奏旅行」をやってたのを知ってた人は、僕を含め、かなり期待してたはず。この夜、ひとつだけ欲をだせば・・・「演奏旅行」聞きたかったなぁ(笑)

(ENCORE)

悲しみの岸辺
開演前に、友達と会って話をした。
「さにー、あれってヤバイよ。俺、もうパヤパヤ〜にしか聞こえなくなっちゃったよ(笑)」
「やっぱりそうでしょう(笑)」

っていう会話を交わしたあとだったので・・・なんか、それを考えると可笑しくって(笑)悲しいはずの曲なのに、やっぱり省吾は楽しそうに歌ってるし(笑)僕も、間奏が、「パヤパヤ〜」にしか聞こえなくって。「家路」であんなにも感動して泣いてたのに、今はもうこんなに笑ってるなんて、忙しいなぁ・・・と思いつつ、聞いてました。
アンコールに登場した省吾は、キャップを前後ろにかぶり、新グッズの「ロードTシャツ(ネイビー)」を着ていました。

土曜の夜と日曜の朝
「デンス デンス、デンス ウィデュ〜」というサビのフレーズから始まるニューヴァージョン。前にも思ったけど、この曲のアレンジはすごくかっこいいなぁと思った。
アンコールの省吾は、走り回ったりはなかったけど、くるくる回ったり、上半身でダンスしたり、短いステップを踏んだり・・・かなり元気そうでした。完全回復はかなり近そうな感じでした。

ON THE ROAD
ピアノのイントロが始まったとき、「これで、終わっちゃうのか・・・」と思うと、始まってほしくないような気がした。このままの時間がずっと続いていてほしいような、終わるのが惜しい、そんな夜でした。
客席は、大合唱。やっぱりラストにふさわしい曲だよね。
あっという間に終わっちゃって・・・すごく淋しかった。
必然的に、ものすごい省吾コールが巻き起こる!
僕も必死になって叫んだ。
まだ終わって欲しくない。もう1曲、もう1曲だけ聞かせて欲しい。
本当に、そう心から思った。

すると・・・奇跡が起きた。
(大袈裟かもしれないけど、本当にそう思った)

(ENCORE)

SWEET LITTLE DARLIN'
今年5回目のアンコール3は、みんなで大合唱。この曲はいつもは聞いてる僕も、みんなと一緒に歌った。すごく、嬉しかった。
曲間で省吾が「長岡サイコー!」って叫んだのも、嬉しかった。
欲を言えば、これを富山でもやってほしかった(笑)

あっという間に終わっちゃったという感じの2時間半。
とにかく楽しい2時間半だった。
コンサートって、本当にいいなぁと思った。
この日は演奏プログラム的には、なんどか聞いたことのある曲が多かった。だけど内容的には、「超」が5個つくぐらい、最高だった。野外と地元富山は別として、今までに行ったコンサートの中で一番よかったと思った。
今夜のコンサートに参加できて、本当に良かったと思った。


アコースティック・コーナーのMCの追加を、もうひとつ。
「今回のツアーではいろんな街を回ってるんだけど、新潟はね、もう5回もやってるんだよ。上越、新潟2日間、佐渡、長岡。こんなにやってるとこはほかにはないです。それだけ愛してるってことかな?」
客席は、割れんばかりの大歓声。
富山も・・・もっと愛してほしい(笑)
(ちなみに、回数的にはもっと多い県もありますよ、浜田さん(笑))
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この夜のお気に入り
「Because I love you」、「八月の歌」、「家路」