
2017/10/28(土)
愛知/名古屋国際会議場 センチュリーホール
REPORTER/さにー
自身通算50回目の記念のライブは、ファンクラブイベント。
普段のツアーとは全く異なるリラックスした構成で、とても楽しいライブでした!
<会場>
1999年のファンクラブイベント以来、18年ぶり2回目の名古屋センチュリーホールでした。
自宅のある福井県からは、車で2時間半ほどで名古屋に到着。
思っていたより近かったなぁ。

台風が接近していて、この日は朝からあいにくの雨。
中止の可能性もあるかもしれないと思っていただけに、開催が決まって安心しました。

イベントツアーだけに、ラッピングされたトラックは無い様子。

16時頃、現地到着。
会館の中に入ると、雨もなくて安心ですね。
傘を入れるビニール袋を入口に設置していてくれたのも嬉しい配慮でした。

こういう掲示があると、実感がわきますね。
<グッズ>
この日の予定は、17時開場、18時開演。
グッズの先行販売は15時からあり、最初は1時間待つぐらいの列だったらしいけど
僕が到着した16時頃は既に列は短く、すぐに買えました。
奥さんはクッションカバーを、僕はブランケットを購入。

なかなかかわいいデザインです。
<入場>
今回のファンクラブイベントでは、新たに顔認証による本人確認が導入されました。
ファンクラブイベントなのでチケットはなく、会員証を機械にタッチするだけでOK。
(身分証確認を選んだ人は、免許証などをスタッフに提示する)

この日の会場の様子が、日テレの朝の番組「ZIP」で放送されていました。
まさにこの女性スタッフの列で入場しました。
顔の前にある、小さな白いカメラが顔認証用の機械です。

顔認証は問題なくスムーズで通過。
会員証を機械にピッとして、カメラをチラッと見たら、それで完了でした。
早くて楽。思っていたよりスムーズでホッとしました。
次回以降はこの方式が推奨されそうですね。
楽でいいけど、やっぱりチケットレスは寂しいですね。
コンサートは、チケットの入手から始まると思うし
データではなく、ちゃんとチケットが形として残るのは記念にもなるしね。

2階10列18番という席で、真ん中からやや左寄りのあたり。
後ろがすぐ通路で気兼ねなく立てたし、見やすい席でした。

ゲートを通過して、入ってだいぶ奥の方に猫の看板がありました。
これ、ゲートの外に置いといてくれればいいのにね。
そしたら、開演までの時間に写真撮影とかできるのに…。
<開演〜第1部>
ステージ上にはイベントのメインイメージが描かれた緞帳がはってありました。
月夜の街角で、ネコが踊ってるイラストね。
あれ、真ん中の小さなネコがレッドカードを出してるように見えるんだけど…あれ、何なのかな?(笑)
ちなみに、このイラストが表紙になっている薄いパンフレットが入場時にもらえます。
18時、ほぼ定刻通りにスタート。
「初恋」をBGMに、メンバー紹介のPOPな映像が緞帳幕のスクリーンに流れる。
60'sなテイストの、カラフルなもので楽しかったです。
ああいう映像も1回だけしか見られないのは惜しいなぁ。
ぜひファンクラブ会員限定に、受注生産でもいいから映像化してほしい。
洋楽のカバーライブだから、いろいろ利権とか複雑なのかもしれないけど。
1.Soulful Strut(Instrumental)
メンバーによるInstの演奏とともに幕が上がり、豪華なステージセットがあらわに。
ステージの後方には1mぐらいの高さの段があり、左からキーボード、ピアノ、ドラム、ベース、ギター(長田さん)。
ベースとギターが後方という配置は新鮮。
下段、前列左から町支さん、コーラスの女性二人。
センターマイクのあたりにはホーン隊の3人。
前列右寄りにはラジオDJ風のデスク(原稿がおいてある)とチェアー、ソファー(2人がけと1人がけ)。
省吾はDJデスクに座ってのスタート。
ステージ上部にはイベントタイトルのネオンがきらめき、ステージ左右にはきらびやかな電飾が額縁のようにきらめていいる。
ステージ後方には3枚の窓のような形でスクリーンがあり、映像は3分割で流されていました。
(曲のイメージに合った風景や人物の写真がいろいろ映されていました)
その両脇には、6mぐらいの大きさがある巨大な2本のエレキギターのオブジェ。
右はオーソドックスなストラト、右はナチュラルカラーのテレキャスター。
遠目には本物かと思うぐらい精巧な作りに見えました。
演奏にあわせて、DJ省吾のコメントが入る。
浜田省吾:名古屋センチュリーホールからお送りする、100% FAN FUN FAN、「The Moonlight Cats Radio Show」。
今夜の1曲目は「Soulful Strut」。演奏は、THE J.S. INSPIRATIONS!
このあたりはCDそのままの演出でした。
ファンクラブ会員限定のネットラジオもあったし、こういう感じでラジオ番組っぽく進めていくのかな、と思っていました。
だいたいイメージした通りのスタートだったかな。
2.My Cherie Amour
3.My Girl
演奏はそのまま続いていく。
最初は座っていた省吾も立ち上がって、スタンドマイクの前へ。
ヴォーカルマイクは4本あり、左から町支さん、コーラスの女性二人、右端に省吾。
真ん中で歌ってない省吾というのも新鮮でした。
この「第1部」はとにかくバンドメンバーをフィーチャーしてるというか、前に立ててた感じ。
豪華なメンバーの素晴らしい演奏を、誰よりも省吾自身が楽しんでる感じ。
そこに時々コーラスやヴォーカルで参加はするけど、主役はメンバーたち。
こういうやり方はやっぱり通常のツアーではできないだろうし、ファンクラブイベントで正解だと思います。
カバー曲をやったり、メンバーの質問タイム(後述)とか、省吾の楽曲ばかりじゃないライブに批判的な声もあるみたいだけど、僕はすごく楽しいライブだったけどなぁ。
省吾の音楽が好きだし、そのルーツを紹介してもらったり、こういうイベント的なのはアリだと思います。
何より、メンバーたちの演奏を聴いてる省吾が、すごく幸せそうな笑顔だったしね。
メインヴォーカルの竹内さんは真っ赤なロングドレスですごく艶やか。一番目立ってたかな。
歌が何曲か終わるごとに、DJ省吾が「お送りした曲は○○と○○でした」みたいに紹介。
そのあと場内に「ザ・ムーンライト・レディオショ〜」というジングルが流れて。
あれで転換というか、ラジオ番組の中のコーナーのひとつひとつか、CM明けみたいなイメージだろうね。
このあたりで最初の長いMC。
今日は100% FAN FUN FANにお越しいただき、ありがとうございます。
コンサートツアーを「ON THE ROAD」と名付けたのは1982年で、その頃に2〜3人の仲間とパーソナルオフィスを作って、恥ずかしながらファンクラブというものを作って。
最初のころはメンバーは800人ぐらいしかいなくて、ファンクラブのイベントも「ファンミーティング」という名前で、写真やビデオを観てもらったりするもので。
それが今ではメンバーの数も増えて、こんなにたくさんの人に支えてもらって、イベントに集まってもらえて、嬉しいです。どうもありがとう。
このライブは、2部構成になっています。
第1部は、最近バンドのメンバーと出したアルバム『The Moonlight Cats Radio Show』…
おかげさまでチャートでナンバー1とナンバー2をとることができました。ありがとう。
あのアルバムから演奏します。
そして休憩…オレにも皆さんにも必要な休憩をはさみつつ、第2部はオレのオリジナルの曲をやります。
最後まで楽しんでもらえたら嬉しいです。
まず第1部では、洋楽の懐かしいナンバーを、オレが子供のころに聞いていたラジオ番組を再現しているような感じでやります。
今回はこんなラジオDJみたいなセットを用意して、名古屋センチュリーホールから、日本全国に生中継の公開放送でお送りします。…嘘です(笑)
今日集まってくれてる皆さんは、100%ファンの皆さんだから、オレにとっては、一緒に音楽を楽しめる、心地のいい家族、仲間、友達のようなものだと思っています。
だからオレが、多少かんでも、多少構成を間違えても、やりたいように暴走しても、許してくれますよね?許してくれるよね?
(会場からは大きな歓声)
ありがとう。最後までこの時間が、心地よい、素晴らしいものになるといいなと思います。最後までよろしく。
第2部はほぼMCなしでぶっ通しだったけど、第1部はよくしゃべってくれました。
コンサートツアーを「ON THE ROAD」と名付けてもう35年になるんだけど、一番ピンチだったのは、1994年に町支くんが脳腫瘍になったときでした。
たしか大阪のライブの後で、オレはそれまで知らされてなくて。スタッフから「浜田、実は…町支の脳に腫瘍が見つかったんだ」と打ち明けられて。
その時オレは「あぁ…町支、死ぬんだぁ…」と思ったんだよね
言ってる内容はシリアスですが、コミカルな話し方で笑いが起きてました(笑)
それから東京に帰る新幹線で、いろんなことが頭をよぎって。
16歳で初めて出会って、ずっと一緒だったから、その彼がいなくなるってことが考えられなくて。
新幹線の車窓が、にじんで見えなくなったのを覚えています。
それから手術があって、彼の奥さんと一緒に立ち会ったんだけど、手術は2回あってね。
合計10何時間っていう大手術で、無事に成功したときは、彼の奥さんと抱き合って泣いて喜んだんだよね。あぁ、よかった。って。
そしたらさぁ…今ではまさかこんな元気になるとは思ってなかったし!(笑)
あの涙はなんだったんだ!あの涙を返してくれ!(笑)
次の曲は、そんなギターの町支くんがメインヴォーカルです。
曲は「Mercy, Mercy, Mercy」。
4.Mercy, Mercy, Mercy
だいぶ前に町支さんのソロコンサートに行ったことがあって、その時にオリジナルミニアルバムを1枚買いました。
『LOVE AND MERCY』という、コーラスを重ねて多重録音して作られたアカペラアルバムで、その中にこの曲も入っていました。
アカペラ版のもよかったけど、やっぱりバンドの音の方がかっこいいなぁ。
5.You've Really Got a Hold on Me
続けて演奏されたこの曲。
「ピリカラ〜ホドミ〜」と聞こえて、ずっと耳について離れない。何がピリ辛なんだ!(笑)
河内さんのリズミカルなピアノも面白いですね。
ステップを踏みながらコミカルに歌う省吾、すごく楽しそうです。
「ザ・ムーンライト・レディオショ〜」
曲後の曲名紹介があった後、またメンバーの移動がありました。
曲ごとにちょこちょこと移動があり、メインヴォーカルの人がセンターに来るようです。
ここでは、長田さんが真ん中に来ていました。
今回のカバーアルバムを作ろうと思ったキッカケは、実は2013年のFAN FUN FANだったんだよね。
あの時のライブで「土曜の夜と日曜の朝」を演奏したんだけど、曲の間奏はお任せで、それぞれ自由にソロをやったんだけど、その時のグルーブ感がすごくよくて。
それで、「ああ、このバンドでJAZZフェスとか出てみたいな」とか思って。
オレは長く音楽業界にいるから、本当にすごいミュージシャンという人たちをたくさん知っているんだけど
今ステージの上にいるメンバーは、その中でも間違いなくトップクラスの、本当にすごいプロフェッショナルな人たちです。
そんな人たちの演奏や、奏でる音というのを、もっとリスナーのみんなに聞いてもらいたくて。
それがきっかけで、今回のアルバムを作ることにしました。
次に歌ってくれる彼も、ギターも一級品だし、ヴォーカルも素晴らしいです。
長田進くんで、曲は「Crazy Love」。
6.Crazy Love
エレキをカッティングしながら訥々と歌う長田さん。
しぶくてすごくかっこいいです!
僕もそうだけど、今回のアルバムで、この曲で一番驚いた人、多いんじゃないかな?
曲を紹介した後、省吾はソファにどっかりと座って、完全にお客さん状態で聞き入っていました。
ステージ上で何もせずに観てるだけの省吾も新鮮!(笑)
歌い終えて、サッと挨拶しながら後方の定位置に戻っていく長田さん。ダンディ!
「ザ・ムーンライト・レディオショ〜」
オレが子どものころは、音楽を聞くには、ラジオを聞くしかなかったんだよね。
今みたいにYouTubeとかサイトとかもないし、ラジオにかじりついて、いろんな音楽を聞いてた。
ラジオで聞いた曲の歌詞をカタカナで書きとって、必死で歌って覚えてた。
それで、オレが世界中で一番ビートルズが好きで、一番詳しいと思ってたんだよね。
ところが16歳の頃、町支くんに初めて出会って、彼には勝てないと思った。
彼はビートルズのメインヴォーカルだけじゃなくて、コーラスも覚えてて、なんとギターも弾けた。
すごい奴がいるもんだなと思ったね。
そんな町支くんが、大好きなビートルズを歌ってくれます。
曲は「This Boy」。
7.This Boy
CDで聞くより、福田さんの奏でるキーボードの音がクリアーに聞こえました。
あれは、なんていう音なんだろう?バリバリというハープシコードみたいな音の。
あとこの曲でいつも思うのは、サビの町支さんのヴォーカルの素晴らしさ。
好きな歌だけに、すごく張り切って歌ってますよね。
今回の2枚のアルバムに収められた12トラック・13曲は、知っている曲もあれば、知らない曲ももちろんあって。
この曲も、僕は原曲を知らないけど、こういうきっかけで知って、オリジナルも聞いてみようかなと思ったりして。
そうやってルーツをたどっていけば、音楽はどんどん深くなっていく。
そういう音楽の旅ってのも、楽しいですよね。
「ザ・ムーンライト・レディオショ〜」
ここで大きな転換。
バンドメンバーが数人、省吾の隣のソファーに座ります。
※日によって、座るメンバーは異なるようです。
僕が観た名古屋初日公演は、一番右端の一人掛けソファに清岡さん。
二人掛けのソファには右側に河内さん、左側に小田原さんが座りました。
他のメンバーはそれぞれの定位置あたりで座っていました。
ちなみに曲間のトークは、省吾は手持ちの原稿を観ながら喋っています。
コンサートツアーというものを始めたのは1970年代の終わり頃で、その頃は毎晩メンバーと飲み歩いてた。
朝までにホテルに帰ったらROCKERじゃねぇ!とか言ってね。
今それをやったら、初日でツアーが終わるので、もうやれませんが…(笑)
今では、悪い影響を与えると思われているのか(笑)、オレはなぜかメンバーとホテルが別になることが多く…
ライブが終わったらホテルに戻り、ルームサービスで食事をすることが多いんですね。
だからツアー中も、一緒に演奏をしているけど、メンバーたちと食事をしたりすることはあまりなくて。
その中でも、女性ヴォーカルの二人とは、リハーサルやライブでは一緒に過ごしているけど
その人間性については、実はあまり詳しく知らなくて。
だから、コーラス隊をまとめていて、彼女たちのことをよく知っている町支くんに聞いてみたいと思います。
町支くん、二人はどんな人たちなの?
町支寛二:宏美ちゃんはですね…
ひ、ひろみぃ!?宏美って呼んでるの?オレは竹内さんって呼んでるのに!?いつからそんな…
会った初日から宏美ちゃんって呼んでますけど?(笑)
ま、まぁいいけど…
客席は大きな笑いに包まれていましたね(笑)
ちなみに3面あるスクリーンには省吾、町支さん、照れてる竹内さんがそれぞれアップで映されていました。
宏美ちゃんは、しっかりしていて、御覧の通り綺麗で歌もうまいんですが、天然なところがあって、父性本能をくすぐられるといいますか。
そういう感じです。
じゃあ、中島さんは?
ユキノちゃんはですね…
ユ、ユキノォ!?オレは中島さんって呼んでるのに!?
会った初日からユキノちゃんですけど?
このあたり、熟練の、安定のかけあい(笑)
奥さんは「いや、普段はユキノって呼んでるんちゃうの〜?」と言ってましたが(笑)
ユキノちゃんは、ルックスも声もかわいいのに、性格は男っぽいですね。
男?
いや、男っぽい。性格はすごく男らしいです。
そうか…。そういえば町支、彼女たちのお父さんが俺たちと同い年って知ってる?
ということは、オレとキミには子どもがいないけど、もしかしたらこんな大きな娘たちがいたかもしれないということだよね…。
じゃあコーラス隊・町支家の竹内さんが長女、中島さんが次女だね。
そんな、「お父さんと一緒に歌おう」という感じのライブですが、次の曲は、そんな彼女たちに歌ってもらいます。
…インタビューはないんですか?
何かにハッ!と気づいたらしい省吾、手に持っていた原稿の束をバサッ!と投げ捨ててスネたポーズ。
福田さんが絶妙なタイミングでコミカルなBGMを演奏していました。
会場も何かがおかしいことに気づいて、苦笑が漏れていました。
どうやら、段取りをひとつとばしてしまっていたらしいです(笑)
今回のイベントは基本的に1人1回しか参加できないので、それには気づかなかったけど
たしかにバンドメンバーの人たちが、それっぽい感じでソファーに座ってるもんね(笑)
むしろ、どうして誰も途中でツッコまなかったんだろう?気づくまでわざと泳がせてたのか?(笑)
ハプニングでスネた省吾は、床に寝転がっていました。
こんな姿もなかなか見られない。
今回のライブの原稿は全部自分で作ったのに、完全に1ページとばしてしまっていました(笑)
そうだよね、バンドがいないのに、どうやって演奏するんだよ〜。
これが生中継のラジオだったら、完全に放送事故だよね〜。…では、気を取り直して。
福田さんのコミカルな演奏のBGMが再び。
浜田のライブツアーはたくさんの素晴らしいバンドメンバーの皆さんたちに支えられています。
今回は、そんな皆さんの、ツアーでは見せない素顔に迫るトークコーナー、題して「省吾の小部屋」をお送りします。
あえて思いっきり原稿を棒読みしているような言い方に、爆笑が起こっていました。
ここで、ソファーに座っている3人のメンバーに、事前にファンクラブのサイトで募った質問がぶつけられました。
僕が参加した日は清岡さん、河内さん、小田原さんの3人でしたが、聞いたところによると、
翌日の名古屋2日目では福田さん、美久月さん、ユキノさんの3人だったみたいです。日替わりなんですね。
会場によっては、段取りというか進め方か、トークの盛り上がり方で公演時間がだいぶ違ってたみたいですね。
長いところでは3時間半、短いところで2時間半とか…
今日の名古屋は全体で3時間でしたが、ここまでバラつきがあるというのも、ちょっと…ねぇ。
まぁ、そのグダグダ感もFAN FUN FANならではかもしれないけどね。
質問は、DJ省吾が原稿に書かれた質問を読むことで進行します。
質問者の会員番号と名前が読まれ、読まれた人には会場で返事をしてもらい、メンバーの名前を
呼んでもらうのが通例のようでした。例えば、こんな感じ。
では、清岡さんに最初の質問です。会員番号○○番、●●さん。●●さん、いるかな?
客席から「ハーイ」という声。
●●さん、「太郎さーん」って呼んであげてくれる?
みたいな感じで。
質問の内容と答えは、だいたいこんな感じでした。
1人1問ずつ順番に答えていって、2巡ぐらいしてたかな?
ちなみに、僕が書いた質問は読まれませんでした。何を書いたかも覚えてないけど(笑)
だいたい質問者は客席にいたみたいなので、来る会場ごとに質問者を選んでるんでしょうね。
清岡さんへの質問その1
Q.素晴らしい演奏をしてくれる清岡さん。オススメのインストアルバムはありますか?
A.清岡:難しいなぁ。なんでも、いいと思うものを聞いてください。
省吾:それじゃあ答になってないじゃん!古村のソロアルバムが素晴らしいとか、言ってあげてよ!(笑)
河内さんへの質問その1
Q.年の離れたメンバーとツアーをしていますが、ジェネレーションギャップを感じることはありますか?
A.河内:いつもです。
省吾:そりゃそうだよね…。一番離れてる人とは…
河内:20ぐらい違いますね。
省吾:って、オレと町支じゃん(笑)で、どうなの?ギャップは。
河内:皆さん素晴らしいミュージシャンので、こういう年の重ね方をすると、こういう音が出せるのか!と思っています。
省吾:無難な答だね(笑)
小田原さんへの質問その1
Q.小田原さんは、いつもドラムをたたきながら歌っていますか?省吾さんの歌で、好きな歌はなんですか?
A.小田原:歌ってますね。全曲歌ってます。
省吾:全曲か!
小田原:一回、浜田さんに怒られたんですよね。「キミはドラマーだから、オレが歌うから、歌わなくていい!」って。
省吾:でも歌ってるんだよね。
小田原:歌ってますね(笑)
省吾:じゃあ、好きな歌は?
小田原:好きな歌は…
省吾:じゃあ、小田原くんに歌ってもらおう!「柳ヶ瀬ブルース」は?
小田原:それって、岐阜県の歌じゃないですか?
省吾:じゃあ、オレが歌うよ!「雨の降る夜は〜♪」と、ワンフレーズ歌う省吾。1番をまるまる歌ってたかな?
小田原:岐阜といえば、パルコが東海地方で最初にできたのって岐阜らしいんですよ。
省吾:そうなの?名古屋よりも先に?
小田原:名古屋より先にできたみたいですよ。
そのあと、客席に聞いて確かめていました。
調べてみるとたしかに、1976年に東海地方で最初のパルコが岐阜市にできたみたい(2006年閉店)です。
名古屋のパルコはだいぶ遅れて1989年にできたみたいです。って、どうでもいい情報だけど。
こういうネタをひっぱってしゃべってたから、どんどん尺が延びるんだろうね(笑)
清岡さんへの質問その2
(ちょっと覚えてないです)
河内さんへの質問その2
Q.特徴的な髪型ですが、どうやってセットしているんですか?
A.河内:自分でやっています。鏡を見ながらスプレーでシューッと固めています。1時間ぐらいで出来上がります。
省吾:そういえば、河内くんといえば。今回のイベントの質問コーナーで初めて知ったんだけど、彼はムーンウォークができるんだって!
そういって、BGMで「スリラー」が流れて、河内さんはムーン・ウォークを披露していました。
小田原さんへの質問その2
Q.レベッカの久しぶりのライブにも行きました。小田原さんのドラムが好きです。
浜田さんのライブ中に「やってしまった!」という失敗があったら教えてください。
会話を再現すると長いので割愛しますが、「ON THE ROAD 2011」のツアーで「RISING SUN」を演奏したときに
ドラムのフレーズを勘違いして早く演奏を終えてしまい、後ろのスクリーンではまだアニメが流れたままで、変な感じになってしまったという話をされていました。
省吾いわく「小田原くん、よく間違えてるよね」と言っていましたが、高度な間違いで、しかも一瞬なのでなかなか誰も気づかない、と話していました。
あと、1984年に横浜スタジアムで野外ライブをしたときに、メンバーのオーディションに小田原さんが来ていたらしいです。
省吾:あの時はちょっと縁がなくてね。
小田原:オーディション落ちまして。
省吾:縁がなかったよね。でもあそこでメンバーに加わってたら、レベッカやってないよね?
小田原:そうですね。確かに。
省吾:あの頃オレたち、とんでもない本数のライブやってたから、無理だったよね。
小田原:かもしれませんね。
あの時「縁がなかった」ことで、人気バンド・レベッカのスーパードラマーが誕生した、と話されていました。
以上、「省吾の小部屋」でした!
それにあわせて福田さんのコミカルな演奏でインタビューコーナーが終わりました。
…では、次のページ。
オレがコンサートツアーというものを始めたのは1970年代の終わり頃で、その頃は毎晩メンバーと飲み歩いてて…
町支さんが「そ、そこから!?」とツッコんで、会場は大爆笑。
省吾は「オレはしっかり、段取り通りやる!」と逆切れして、さらに会場は爆笑。
すごく楽しくて、いい雰囲気でした。
そこからもう一度同じ説明をしてたんだけど、ちょっと早口で、大雑把な感じになってたのが逆に面白かったです。
オレはメンバーとホテルが別になることが多くて、いつもルームサービスですませてるので
メンバーと一緒に食事をする機会があまりなくて。だからメンバー、特に女性二人のことは詳しくないので
コーラス隊を率いてて詳しい町支君に聞いてみましょう。町支くん、二人はどんな人たちなの?
町支:宏美ちゃんはですね…
ひ、ひろみぃ!?オレは竹内さんって呼んでるのにィ!?
そこもやるんだ(笑)
会った初日から宏美ちゃんって呼んでますけど?(笑)
宏美ちゃんは、小さな段差でつまづいたりとか、なんか心配で、すごく父性本能をくすぐられます。
じゃあ、中島さんは?
ユキノちゃんはですね…
ユ、ユキノォ!?オレは中島さんって呼んでるのにィィ!?
あざっす!(笑)
会った初日からユキノちゃんですけどぉ?
驚く省吾のリアクションが、より大げさになっていて面白かったです。
ちなみにソファにいたメンバーたちは、もうそれぞれの定位置に戻っています。
じゃあコーラス隊・町支家の竹内さんが長女、中島さんが次女だね。
そんな「お父さんと一緒に歌おう」という感じのライブですが、次の曲は、そんな彼女たちに歌ってもらいます。
町支さんとの掛け合いがツボにはまったのか、省吾はずっと笑いを噛み殺しながらの曲紹介。
「竹内さん、ゴメン!なんかやりにくくなって(笑)やりにくかったら、途中で止めてもいいからね!」
そう言って演奏が始まりました。でも、そこはプロ。竹内さんはしっかり切り替えて、ちゃんと歌えていましたよ。
8.The Supremes Medley
〜Stop! In the Name of Love
〜You can't Hurry Love
9.Will You Still Love Me Tomorrow
ようやく本来の筋書に戻って、コンサートが進行しました。
シュープリームスメドレーでの竹内さんは、凛としていてすごくよかったです。
「Will You Still Love Me Tomorrow」は、今回のアルバムで僕が唯一ちゃんと知ってて、そして最も好きな曲。
この曲はできれば省吾本人に歌ってほしかったなぁ…。
「ザ・ムーンライト・レディオショ〜」
ファンクラブで聞けたネットラジオは、聞いてくれたかな?
あれは、こういうちゃんとしたスタジオで録ってるんじゃなくて、小さなレコーダーを持ち歩いて、気軽に吹き込んだものを
スタッフに渡して、編集してもらったんだよね。オレ自身楽しかったので、ぜひまたやりたいなと思っています。
とりあえず絶対にやりたいなと思っているのは、12月のクリスマス特集。これはやります。
それでは次の曲は、ベースの美久月くんがアレンジしてくれた曲です。
国連UNHCR協会から提供していただいた写真を使って、ミュージックビデオも作りました。
YouTubeにアップしてあるので、よかったら観てみてください。
10.What's Going on
YouTubeにアップされている動画の写真の一部が、ライブ中もステージ後方のスクリーンに映し出されていました。
この曲は省吾がメインヴォーカルで歌っているんですが、第1部の中で一番かっこいい演奏だったかもしれません。
すごくメッセージ性の強い曲も省吾っぽいし、他の曲とはちょっと違って聞こえました。
ちなみにCDでは、途中でMCが入って、演奏はフェードアウトするんですが、ライブでは最後はジャーン!とキマりましたよ。
11.Ain't No Mountain High Enough
続けて演奏されたこの曲。この曲も竹内さんがメインで、演奏もすごくゴージャスでかっこいい。
特に途中のサックスのソロが好きです(CDでいうと1分20秒あたりのところのソロね)
途中でキーボードの福田さんがヴォーカルを務めるパートがあるんですが、その時はしっかりと
スクリーンにアップで映し出されていましたよ。
12.The in Crowd(Instrumental)
今回のライブをやる前は、アルバム全12曲のうち何曲やるのかな?と思ってたんですよね。
たぶんインストのどっちかで始まって、さらに2曲ぐらい削って9曲ぐらいかな、と。
まさか12曲全部やるとは思っていませんでした。
特に、インストを最初と最後にもってくるというアイデアは思いつかなかったなぁ。
最後は、そのインストで締め。
演奏が続く中、DJ省吾の全曲紹介がありました。
今夜演奏した曲は、○○、○○、○○…。
演奏はTHE J.S. INSPIRATIONSでした。おやみなさい。
緞帳が下りてきて、それで第1部が終わりました。
<休憩>
ここまでで約1時間半。第2部までの間に、15分程度の休憩がありました。
ステージを覆うスクリーンに、満月を見る猫のシルエットが描かれています。
猫はゆらゆらと揺れていて、大きな月の周りを、小さな星が通過していきます。
画面には「Intermission」の表示があり、BGMでは少し小さな音声でDJ省吾が喋っていました。
流れているのはバンドメンバーたちの曲で、それらをラジオ風に紹介していました。
清岡さん、竹内さん、古村さん、町支さん、ユキノさんだったかな?
こういうのもいいですね。
<第2部>
再開を知らせるブザーが鳴り、場内は再びブラックアウト。
演奏が始まり、緞帳が上がっていく。この曲は…
13.DARKNESS IN THE HEART (少年の夏)
意外な曲でスタート。
最近のツアーで聞いたような気がして、調べてみたら「ON THE ROAD 2005」以来の演奏でした。
今日まで情報をシャットアウトしてネタバレ解禁してなかったので、どんな曲をやるかも知らなくて。
意外な曲でスタートしたことで、すごく期待が高まりました。
どんな曲をやってくれるんだろう!もしかしたら、「悪い夢」が聞けるのかも?(笑)
14.旅するソングライター
続けて、わりと新しめの曲。
去年のツアーでも演奏されていたし、正直新鮮味という意味では低いですが
新旧とりまぜたラインナップに、自然にいろんな曲が混ざってくるのが楽しいですね。
15.さよならゲーム
さらに、こんな曲もキター!これもすごく久しぶりに聞いた気がする。
調べてみた(「Sunny's Day」のデータベース参照)ら、ライブの演奏としては2013年のファンクラブイベント以来。
通常のツアーのレパートリーとしては、「ON THE ROAD 2011」以来のようです。
第1部では、周りの人たちもみんな座っていましたが、第2部では解放されてほぼオールスタンディング。
皆さん、思う存分はじけていた感じです。
洋楽のカバーとか、イベント的なライブも面白いと僕は思うけど…
ベタな普通のライブを望んでいる人も多いんでしょうね。
ちなみに第2部はMCもほとんどなく、ノンストップで演奏が続きました。
16.花火
この曲、省吾本人は好きなのかもしれないね。
そうか、この第2部のコンセプトは省吾自身が「純粋に今演奏したい曲」を選んだのかも。
ウチの奥さんは「あまり好きじゃない」歌らしく、他にも女性人気は低いみたいですが
「これがオレの物語〜 キミの心失っても 隠せない〜」ですからね。
本人が「これが歌いたい」と思うなら、仕方ないですね(笑)
17.あれから二人
ブルーのライティングが美しく明滅する中、聞き覚えのあるSEのインストが…。
この曲、大好きなんです。個人的な思い入れがすごく多いし、聞けてうれしかった。
ちなみに、「ON THE ROAD 2011」でもレパートリーに入っていました。
ちなみに第2部のセットは、すごくシンプルなもの。
第1部ではあった背景のセットや、両脇の巨大なギターのオブジェ、吊り下げられたネオンは撤去されていて。
残っているのは両脇の門みたいなライトだけ。
ステージの上はほとんどセットがないシンプルな状態で、演出といえば、明滅する照明ぐらい。
そのシンプルさが逆にロックっぽくてかっこよかった。
ついでに言うと、メンバーの立ち位置も第1部とは変わっていました。
通常のライブと同じような位置で、ベースとギター(長田さん)も前列で、ホーン隊は左の後列、コーラスの二人は右側の後列に。
18.光の糸
定番だけど、やっぱりこれは聞きたかった一曲。
当然のように、客席はすごく盛り上がりました。
イントロの小田原さんのドラムを聞いた瞬間、全身の血が湧き上がってくるような高揚感があります。
19.君がいるところがMy Sweet Home
なんとなくこれはやりそうだな、と思っていた一曲。
「キミたちがいるところがオレにとってのホームなんだ」と言ってくれるのは、ファンクラブ会員にとっては最高の言葉だと思いませんか?
この曲はよくライブでもやっていて、演奏としては「ON THE ROAD 2011」以来ですね。
曲が終わり、リズムに乗せて、ラップ調に語りだす省吾。
いよいよライブもこれで終わりです!
♪オレはただのー!ロックンロールシンガー!
♪キミのグッバイブレーション!それだけーが頼りー!
♪このショーも!もうすぐフィナーレ!
♪今日もぉぉ〜流れてく〜!!
ワン、ツー、スリー、フォー!!
ラップ調の「演奏旅行」! こんなの初めて聞いたぞー!
そして、そのままカウントをして始まったのは…
20.…to be "Kissin' you"
うおぉぉぉーーーー!!!!ここで、超絶曲キターーーー!!
超が5個つくぐらい、すごく大好きな曲。好きな理由は、ただ単に「カッコイイから」。
通常のツアーでは「ON THE ROAD 2001」の2000年のホールツアー、2001年のアリーナツアー以来。
演奏としては、2002年の日本武道館公演以来15年ぶりです。
しかも、シングルバージョンの短い「french edit」ではなく、3番までしっかり歌うロングバージョン。
嬉しすぎるーーー!!
今日のライブで一番テンションの上がった曲でした。
何か凝った感想を感じるヒマもなく、嬉しすぎてあっという間に終わっちゃった感じです。
とにかくバンドの演奏や、省吾がカッコよかったのと、古村さんが一生懸命アコギを弾いてたのが印象的でした。
(ENCORE 1)
夜はこれから
大きな歓声に応えてのアンコール。
ステージ中央にはDJブースが設置され、再登場した省吾は見慣れない黒いパーカー。
パーカーの胸のあたりには「The Moonlight Cats Radio Show」のPOPなデザインの文字。
いやいやいや、超かわいいじゃん!それをグッズで売れよ!っていう、いつものパターン(笑)
実際にはグッズとして売られていないスタッフ用Tシャツとかの方が、デザイン良かったりしますよねー。
あのパーカー、欲しい…。
これも最近のツアーではおなじみの曲。新しめの曲でも、古い人気曲同様すごく盛り上がるのが省吾のすごいところですね。
曲の途中には、年代別調査等はありませんでした。
ファンクラブ会員限定だから、事前の申し込みで全部データーわかってるからね。
曲が終わり、サッと帰っていくメンバーたち。
あれっ!DJダンスタイムは、1曲だけなのか!
このままのノリで「さよならゲーム」とか「土曜の夜と日曜の朝」とか「LOVE HAS NO PRIDE」とかいいと思うんだけど…
って、去年のライブレポートでも同じこと書いた気がする(笑)
◆
再アンコールで登場したメンバーたち。
省吾はパーカーを着替えて、ちょっとダークブラウンっぽいチェックのシャツと、カーディガン?ベスト?のような上着。
色合いだけ見ると秋っぽいけど、年代的には年相応な服にも見える…(苦笑)
今日は台風の雨で足元が悪い中、100% FAN FUN FANにお越しくださりありがとうございました。
素晴らしいステージを作ってくれたスタッフたちと、ステージの上の最高のミュージシャンたち。
そして、集まってくれた皆さん自身に、もう一度大きな拍手を。
ファンクラブができて35年になりますが、皆さんがオレの音楽をずっと支えてくれているからこそ
今日までずっと音楽を続けることができています。本当にありがとう。
普段の「ON THE ROAD」のツアーとは全く違う構成でしたが、こちらはこちらで真剣にやってます。
だけどファンクラブイベントばかりやってるわけにもいかないので…
またいろいろ新しい企画も考えていますので、またこういうふうに会えたらいいなと思ってます。
「ON THE ROAD」のツアーも、まだ続きます。
日々いろんなことがあって、嬉しいこともあれば、つらいこともあるだろうし
皆さんも日常の中で、いろんなことがあると思います。
だけどお互いに元気で、またこうやって、皆さんと再会できる日を楽しみにしています。
今日は本当に、どうもありがとう」
(ENCORE 2)
日はまた昇る
最後の曲は「家路」かこれかどっちかかな、とは思っていました。
ここにきて最後に「悪い夢」では、さすがにジョークにならんしね…(笑)
でもあの曲も好きだし、いつか聞ける日を夢見続けていたいと思います。
ステージ後方には、いつの間にか1枚続きになった大きなスクリーンが。
(第1部で3分割されていたのは、手前に窓枠みたいなセットがあっただけなのかも?)
映像では、たぶん「ON THE ROAD 2001」の頃にNHKで特集番組を作られたときの映像。
青いチェックのシャツを着て、海辺でギターを弾いたり、砂漠で歩きながら歌う省吾。
あれの完全版って感じかな。その映像だけをぶっ通しで流すのも、実は初めてなのかもね。
メンバーたちの演奏は、すごく優しい。
楽しかった夜の余韻を楽しむかのように、ひとつひとつの音色を奏でているようでした。
この夜が終わったら、また次に会えるのはいつになるかわからないけど…
またその日まで、元気で頑張っていきたいと思う。
そんな、素晴らしいコンサートでした。