2001/9/28(金) 福井・みくに文化未来館
BEGIN ライブ IN みくに
REPORTER/さにー
昨年末の初参加以来、10ヶ月ぶりとなる2度目のライブ参加。
今回も前回にもまして素晴らしいライブでした!

MCガイド
:比嘉栄昇(Vocal)
:島袋優(Guitar)
:上地等(Piano)
| Before Stage |
会場となった「みくに文化未来館」は、福井県の石川県より、三国町にある。
「文化」と名うつだけあって、コンサートホールというよりはミュージアムというたたずまいだった。
事実、ホールに隣接して図書室なんかもあって、子供たちが走りまわっていたし。
ホールも多目的空間という感じで、ステージがあり、平面の空間にパイプイスが並んでいる状態。
講演会なんかをしてそうな雰囲気を想像してもらえればいいかな。
ホールは天井は高いけど狭くて、席数は300人ほどだったかな?
「え!こんなに近くで見られるの?」という感じでした。
音響自体はそんなに良かったわけではないけど、狭かったのでメンバーの熱気がすごく伝わってきました。

僕が会場に着いたのは、午後5時すぎ。開場は6時半なので、まだかなり時間があった。
まだまだ早かったんだけど、とりあえず会場内のエントランス(?)で待っていることにした。
すると・・・ドアの隙間から、リハーサルの音が漏れ聞こえてくる!
突然の驚きに、僕は思わず控え室入り口のドアの近くに寄って、それを聴いた。
中には聞いたことのない曲も2曲あって。これがどちらも新曲だったんだけどね。
リハーサルは8曲、まるまるめいっぱい30分。
とてもラッキーな時間帯だった。
ドアの近くの壁にもたれかかって聴いてたんだけど、こっそり口ずさんだりして(笑)
姿が見えないので、普段CDで何気なく聴いているような感じなんだけど、なんたって生演奏。
これ以上ない贅沢なBGMだよね(笑)
だけど、あいかわらずエントランスは子供たちが走りまわってたり、女子高生が普通に素通りして行ったりして。
「何てもったいない!BEGINだよ!?聴きなよ、君たち!」
って感じだったね。こっそり独りで(笑)
聞こえてきたリハーサルのセットリストです。
この時はもちろん、2曲の新曲を「新曲」とは意識して聴いてなかったんだけど。
「おぉー。なんか、いい曲だなぁ」という感じで。
最初は全然人のいないエントランスだったんだけど・・・
時間がたつにつれてだんだんパラパラと人が集まってきて。
去年の大阪公演と比べると、どこか田舎独特の雰囲気で。とっても長閑な感じ。
そして6時半、時間通りに開場。
僕はBEGINのコンサートは2回目だけど、今回もまた特別なグッズ販売はなかった。
(CDの販売はやってたんだけど)
記念になる、豪華なグッズをついつい期待してしまう。贅沢かな?
開場に入ると、パッと目についたのはステージバックに大きく書かれた「BEGIN」の文字。
おお〜気合い入ってるなぁ〜!いいぞ!みくに!(笑)
この背景は実は大きなスクリーン(プロジェクターによる投射式?)で、ライブ中も
雲が流れたりして綺麗だったのでした。
そして7時半、いよいよコンサートの始まり!
| Stage Act |
ステージ右手から、手をふりながらバラバラと3人が登場!
配置は前回の大阪と同じ。
客席側から見て左にヒトシ、真ん中に栄昇、右にマサル。
たぶんこれが「いつもの立ち位置」なんだろうね。
そして、おもむろに各自が楽器を弾き始め、ライブのスタート!
I Shall Be Released
いきなりのかきならすギターの音。栄昇の弾くアコースティックギターだ。
そこに、徐々にヒトシのキーボードとマサルのエレキギターが絡んでいく。
「おぉ!ついに始まったぞー!」という感動が身体の中をかけぬける。
やっぱり、最初の音を聞いたときに「始まった」気がするよね、コンサートって。
最後のあたりのところが・・・
何ていったらいいのかな。前回よりもっと、こう・・・グッと心をこめてる感じで。
「おぉー!さらによくなってるぞー!」と感じました。
やっぱり、聴けば聴くほどいいね!最高だぞ、BEGIN!
会場からは大きな拍手。つかみ1曲目から最高でした。
この素晴しき世界
間髪いれず始まった2曲目は、カバー曲。
ルイ・アームストロングが歌ったヒットナンバー「What A Wonderful World」。
そのメロディに関西弁の歌詞をのせたバージョン。
BEGINは「おつかれさん」以来、関西弁のとりこになってるのかな?(笑)
この曲は、しっとりと歌い上げてくれました。
愛が走る
さらに、演奏は続く!
また栄昇のアコギがリズミカルにかき鳴らされる。
僕、この曲大好きなんだよね。
マキシシングルで再リリースされた「空に星があるように」にも収められたナンバー。
とてもゴキゲンなナンバーです。
(MC)
ここで初めて、MC。
「どうもー!初めまして、BEGINでーす!今夜は僕たちのライブに来てくれてどうもありがとうございます。えー、まず、自己紹介。ピアノ、上地等。ギター、島袋優、そしてボーカルの比嘉栄昇です。どうぞよろしくー。」
会場からは大きな拍手。
「えー、実は福井には初めて来るんです。10年やってて、初めて(笑)ヒトシの手帳にね、地図があるんですよ。そこに、行った所をチェックしてるんですね、いつも。ここは行った、ここは・・・って。そしたら、福井だけポッ・・・カリと空いてたわけですよ(笑)今回、ようやく福井に来られたので、BEGIN、ついに全国制覇です!」
ガッツポーズをする栄昇に、大きな拍手!
「いやー・・・遠かったです、福井(笑)」
会場からは笑いがもれる。
「今回は初めてということで・・・まだ若干ぎこちないですが(笑)どうぞ楽しんでください」
そういって、ウォッシュボードをとりだす栄昇。
「えー・・・こんなふうに、いろんな楽器を使います。手作りです(笑)」(一通りの音を鳴らしてみて)「これ、なんだかわかります?洗濯板です。昔懐かしいという方もいると思いますが・・・これは、アメリカ製です。日本製のは木でございまして・・・こうして、スプーンでガシガシやってると木屑が出るわけでございまして。それで、アメリカ製のを使っております・・・。でもね、これ・・・もう何年使ってるかな?随分使ってるんですが・・・ここのとこ、穴が開いてきてて。あ、でも心配はいりません。スペアがあるのでございます。・・・3枚(笑)イヒヒッ」
会場、ややウケ(笑)
「女性が行くような雑貨屋さんに・・・はずかしかったんですけど、行きまして。探してきたんです。でもそしたら・・・ちゃんと売ってるんですね、ウォッシュボードって楽器が・・・(笑)だけど自分で作ったのが一番使いやすいです。では、これを使って歌います。「流星の12弦ギター」って曲です。聴いてください」
流星の12弦ギター
前回の大阪では、かなり終盤に演奏されたこの曲。
ファーストアルバムに入ってるので、随分長いこと聴いてて愛着もとてもある曲です。
その想いがこみあげてきて、前は思わず泣いてしまいましたが(笑)
今回は楽しく、一緒に歌うことができました。
会場のノリはといえば、大阪と比べるとやっぱりおとなしい感じ(笑)
ライブ全体を通してスタンディングになることはなく(僕は立ちあがりたい衝動にかられたんだけど)
ずっと座って聴いてました。
手拍子は、けっこうみんなしていたように思います。
初めて来たというお客さんが多かったこともあって、一緒になって歌っている人は少なそうでした。
「初めてBEGINを見るし、曲もあまり知らない。だけど、すごく楽しい!」という感じの層が多かったように思います。
おっちゃんタクシー
間髪いれずに始まった、すごく楽しくて、ノリノリのナンバー。
会場のノリも段々とヒートアップしてきて、手拍子が早い早い!(笑)
僕も一緒になって歌ってました。
バラードはしっとりと聞き惚れる。ノリのいい曲は、一緒になって歌う。
これがやっぱり、楽しいライブの楽しみ方だと思うんだよね。
(MC)
「どうもありがとう!えー、ヒトシは今日はすごくゴキゲンです。すごくいいピアノを用意してもらってね。俺らの楽器って東京から持ってくるんだけど、ヒトシのピアノはレンタルなんですよ。この、RolandのRD-700ってのが・・・な」
「そうそう。地方に行くときとか、いつもレンタル希望リストみたいのに、楽器を書くわけですよ。でね、そこにいつもRD-700って書いてるんだけど、なかなかないわけですよ、これが。いつもRD-500とか、RD-600とかで。で、今回初めてこれが用意されてて、おおっ!って(笑)出たばかりの新しいやつなんでね。すごく嬉しいです。さすが、福井(笑)」
会場からは大きな拍手(笑)
「そんなわけで、ゴキゲンなヒトシです。えー、僕たち、来月にシングル出すんですよ。本当はね、夏に出すはずだったんですが・・・前に出した『オモトタケオ』って。あれがね、ずーーっと、売れつづけてまして(笑)爆発的なヒットはないんですけど、息がながく、ずーーーーっと。ずーっと売れつづけてまして(笑)で、なかなか次を出すタイミングが難しくて。来月になったんです。で、その次のシングルの予定も、もう決まってまして(笑)来年の1月に出す予定のシングルです。「ボトル2本とチョコレート」っていうタイトルです(笑)」
会場、苦笑(笑)
ここだけにとどまらず、栄昇のMCはとても面白いので、随所に笑いがおこってました。
「このタイトルがねー。スタッフとかに、あまり評判がよくないんですよ(笑)だから、タイトル変わるかもしれませんが。その曲を歌います」
栄昇、チラリと優の方を見て・・・
「ボトル二本とチョコレート!」
「あいよっ!」
ボトル二本とチョコレート
そんな軽妙なやりとりから始まった、超ゴキゲンなナンバー。
もちろん、僕は聴くのは初めて。この日のリハを聴いてたのを除けばね(笑)
歌詞はうろ覚えなのでちょっと思い出せないんだけど・・・感じ的には、応援ソング。
「明日もおれたち頑張っていこうか〜」というサビの最後のところが印象的です。
あと、栄昇「カ〜ンパーイ!」優・等「カンパ〜イ!」というサビのところの掛け合いも楽しい。
リハの記憶で、「あっ、これがそうか!」と思った僕は、「カンパ〜イ!」のところだけ一緒に歌いました。
栄昇とマサルのツインギターと、ヒトシのキーボードの絡みが絶妙で。
すごく楽しい曲です。リリースが楽しみ!
(MC)
栄昇、ウォッシュボードを外すが、なんか左胸のあたりが気になる様子。
「さっきから、演奏してて・・・この、トゲがひとつ刺さってて。痛いなぁーと思いながらやってたんですよ(笑)あぁ、とれた。こいつかぁ!(笑)」
会場、爆笑(笑)栄昇、それをつまんで
「見えます?(笑)」
見えないよ(笑)
「えー・・・福井、ほんとに遠かったです。今日、東京から来たんですが・・・遅れましてねぇ・・・僕が(笑)」
会場、大笑い(笑)
「羽田から11時の飛行機だったんですけど、11時「くらい」かなと思ってたんですよ。そしたらね、遅れてしまって(笑)で、ヒトシは先に羽田に着いてたので、電話して、飛行機をキャンセルしてもらって。「ヤバイ!ヤバイ!どうする?」って、最悪、ほんとキャンセルも考えたんですよ。そして、マネージャーと相談して、なんとか福井に行く方法はないかって考えたんですよ。そしたら、11時半の飛行機がある。だけどそれ、もう満員で(笑)困った・・・ってことで、さらにルートを探しますとですね、新幹線があるんですね。だけどそれで行くと、どうしても間に合わない。ってことで僕たち、富山空港に向かったわけです(笑)」
このとき僕は、当然の驚き。「え!BEGINが富山に来てたなんて!すれ違いだぁ〜」って。
「富山空港に着いてですね、タクシーに乗ったわけですよ。男4人で、ギッシリ乗り込んで(笑)」
その時、みんなの視線は当然、栄昇に集中(笑)
栄昇含めて4人って・・・かなりキツイよなぁ(笑)
「で、運転手さんに「富山空港まで」って行って、こう(肩をすぼめて)、座ってたわけです。そしたら運転手さんが聞いてくるわけですよ(笑)」
運転手「ご旅行ですか?」
「僕としては、ドキーッ!て感じなわけです(笑)何も聞いてくれるなっていう。で、「ま、まぁ・・・いつもこんなふうに旅してます」って(笑)」
運転手「はぁーっ、そうですか〜」
「そして、なんかチラチラッと見るわけですよ(笑)」
運転手「お仕事ですか?」
「って(笑)運転手さんも、もしかして・・・もしかして、BEGIN?ってこと、だんだんわかってくるんだと思うんですね。だけど、なんともいえない・・・この間を楽しむように、黙ってるわけです(笑)僕はなんか、すごく悪いような気がしてきて(笑)そのとき、たった一言。たった一言で、この空気を変えるに違いない、すごい一言を思いついたわけですよ。言わなかったんですけどね。ヒヒッ(笑)なんだと思います?」
会場、シーン・・・(笑)
「わかりませんか?(笑)僕ね、「罰ゲーム」って言おうとしたんですよ(笑)そしたらね、空気が・・・」
会場、苦笑(笑)
「面白くないですね(笑)で、なんとか富山駅に着いたわけですよー。それで、サンダーバードってのに乗りましたね。」
僕「おおっ!すれ違いだったのかも〜」と内心、思う。
「サンダーバード乗ったよな?」
「おぉ、乗った乗った」
「そしたら、だんだんと福井が近づいてきてね。最初は、福井なんて近いと思ってたんですよ。「ヘン!なんだい、羽田から飛行機乗って、パーッと行って、パーッと帰って来れるよな。いつも俺たち、沖縄まで行ってるし!」って・・・。福井、遠いですね(笑)ほんと、日本って広いなぁって実感しましたね(笑)全部で5時間ぐらいかかったのかな。遠かったです〜。途中、カワラ温泉?でみんな降りてくのな」
会場「粟原!」
「オワラ?」
会場「あわら!」
「あわら?」
会場、拍手!
「なに、その拍手は?俺の耳がスゴイってわけ?それとも、マサルの耳に対する拍手なわけ?(笑)」
会場、爆笑(笑)
気心の知れた3人だからこそ、織り成すトークの間が絶妙なんだよね。
「まぁ、いいや(笑)で、福井がようやく近づいてきて、嬉しかったね。ようやく福井に着いたんだー!って(笑)」
やや泣きマネをしつつ、派手にガッツポーズをする栄昇(笑)
「みなさん、今日(ライブが)あってよかったよね〜(笑)」
この後、ちょっと一部分思い出せないです。
「まぁ、それとは全然関係ない歌なんですが・・・みんなにもありますよね。心の防波堤。そんな歌を歌います」
防波堤で見た景色
しっとりと聞き惚れました・・・。
歌詞自体も、すごく情景のハッキリした歌だし。
栄昇の歌声がまた、すごく優しいんだよね・・・。
(MC)
「来る途中で、その、粟原温泉でみんな降りてってね。思わず僕も、降りたくなりました(笑)「あ〜温泉に入りてぇ〜」って。「ライブもバッくれて、このまま温泉に入りてぇ〜」って(笑)僕ら、どうしても通りすぎてしまうんですよね。ホラ、ライブ会場とホテルの間の往復だから。その地域の見所とか、そういうの、全部通りすぎてしまうわけです。そういうとき、なんかこう・・・大事なものを見失いたくないなぁ、と思うんですよね」
会場は、ちょっとしんみりしたムード。
栄昇、マイクスタンドをなおしつつ・・・
「え〜こういう雰囲気でバラードをやりますと、さらに心にグッとくることを僕は知っているのであります(笑)」
会場、爆笑(笑)
ほんと、栄昇のトークは面白いよなぁ〜。
「みなさん、知ってくれてるかもしれないけど。「涙そうそう」って曲をやります」
会場、大拍手。
やっぱりこの曲は、最近のヒット曲でもあるし。人気があるよね。
涙そうそう
優のギターから始まるバージョン。
栄昇は、手の平を招きよせるような、例の独特なフリをしながら歌います。
この曲はほんと、すごくしんみりと心に染みてくるんだよね。
これから先もずっと、BEGINの代表曲として歌い継がれていくんだろうなぁ。
(MC)
「どうもありがとう。えー・・・俺、落ち着いてるように見えるでしょ?それ、太ってるからだよー(笑)太ってるとね、いつもそう見られてしまうんですよ。ただ座ってるだけなのに、「いつも楽しそうだね」とか「いつも幸せそうだね」とか(笑)そんなことないよ。俺今、すごく緊張してるのに(笑)A型だからね、ほら。よくO型に見られるんだけど(笑)ちなみに、俺らはみんなA型です。えー、ダラダラしてるけど。こんな感じです、BEGINは(笑)」
会場、なんともいえない笑いの渦(笑)
「えー・・・この話は、ほんとはしたくないんだけど・・・やっぱり、しないわけにはいかないんで。「ちゅらさん」の話」
会場、大きな拍手。
やっぱり、「ちゅらさん」出演でBEGINを初めて知ったって人もいるんだろうね。
「ほんとはね、出たくなかったんですよ。最初話が来たとき、「そんなの絶対にムリですよ!」って断ったんですよ。だって・・・見てよ。俺ら、どう見ても役者顏じゃないでしょ?」
会場、大爆笑(笑)
「俺なんか、演技なんて全然ダメだし・・・あっ、でも。ヒトシは上手いんですよ。なんだっけ、ほら、あの・・・おツウ」
「はははっ(笑)」
「ヒトシは昔、なんかの劇で、お通の役をやったんですよ。宮本武蔵の妻、お通の役(笑)あと、マサルはな。ちっちゃいとき、顏黒く塗って、シャネルズとかやってたよな。あれは、絵の具?
「絵の具に、靴墨も入れてね(笑)」
「そっか(笑)でもまぁ、俺たち、そんなの絶対ムリですって断ったんだよ。そしたら・・・なんか、具志堅用高が出るって聞いてさぁ。「何?具志堅が出る?だったら俺らでも・・・」って(笑)」
会場、止まらない爆笑の渦(笑)
「俺ら、すっごいライバル心燃やしてるんですよ!具志堅用高に!石垣の空港の・・・ほら、荷物がグルグルって出てくる、ベルトコンベアのやつあるでしょ。あそこに、具志堅用高のポスターが貼ってあるんですよ。具志堅のポスターは色褪せても貼ってあるのに、なんで俺らのは!って(笑)これで少しは、俺らのポスターも貼ってもらえるかもって。そういう理由で、出ることにしました(笑)」
会場、大爆笑。
そうかぁ。そんな理由で・・・(笑)
そういえば具志堅用高も、BEGINと同じく石垣の出身なんだよね。
「でもね、全然嬉しくないんですよ(笑)てっきり、ギター持って歌ってればいいのかなぁーなんて思ってたら・・・台本もらって見たら・・・泥棒の役。トホホ・・・(笑)みんなもそうかもしれないけど、田舎って、すごいんですよ。タダゴトじゃないんです。親戚から電話がかかってきて「栄昇、あんたいつからそんなことするようになったんだい」って(笑)「おばぁ、あれは演技だよ〜」って言っても、全然人の話聞いてないんですよ(笑)「そんなに苦しいんなら、人参送ってやるから」って。で、ホントに人参が送られてきまして(笑)人参なんて、東京でも売ってるっつーの!パイナップルとか、そういうもんだったらわかるんだけどねぇー。」
会場、またまた爆笑。
「島の人たちは、すぐ本当にしちゃうから恐いんですよ。まぁ、泥棒の役といっても・・・ホラ、衣装とかあるじゃないですか。失業した青年の役だから・・・作業服とか。俺なんかウチの、比嘉建設の作業着とか着てたから、そういうの似合うんだよね。それで撮影の日、NHKに行ったわけですよ。「あのー。衣装とかは。どんな感じがいいんすかねー」ってディレクターさんに聞いたら、「あ、比嘉さんはそのままで。私服でお願いします」って(笑)えー。そんなーって、ガックリしましたね(笑)で・・・買いに行きましたよ。服。原宿に(笑)でもねー、俺が選ぶ服選ぶ服、安いのばっか。500円とか、1000円ばっかり(笑)はい。大きいので売れ残ってたやつなんです。そういうの買ってきて、やったわけですよー。あ、俺たちみんなこれ、ステージ衣装とかじゃないですから。100%、私服です(笑)ん?そういえば君・・・今日はちょっとオシャレだな」
栄昇、そう言って優の方を見る。
「まぁな(笑)」
「マサルはさー、そういえば。お前、ガチガチだったよな(笑)セリフがたったひとつ、「はははは」って。はが4つ。あれ、数えてたんだよな(笑)」
「そうそう(笑)はが4つって・・・どうやるんだ?って真剣に考えてなー」
「ははははーって、真顔でなぁ(笑)」こんな顏して(マネをしつつ)あんな笑い方する人、いないよな(笑)お前、そんで終わった後吐いてたもんなー(笑)」
「そうだなぁ(笑)」
「マサルがね、ほんと、終わった後に吐いてたんですよ。そのぐらい緊張したっていう。そういえばキロロの千春も、なんかガチガチだったよなー(笑)」
長いMCは、まだまだ続く。だんだんトークライブの様相を呈してきた(笑)
「でもほんと、あんなのもうやりたくないですよ。俺なんかもう、土下座のシーンとか大変だったんですよ。「ごめんなさい!」って、何回もリハーサルするわけですよ。あそこ、下、なんかジャリみたいになってるわけよ。そこで何回もこう、ザザーッとやってたから、だんだん俺のジーパンの膝、白くなってきてさぁ(笑)最後にはもう、ヒザ破けて血出てたんだから(笑)ビデオでとってる人、見てごらん。血、出てるから(笑)気づかなかったでしょ?(笑)最初の頃はもう、一人で心細くてなぁ。だんだんマサルとかヒトシも出るようになって、安心できたんだけど。でもまぁ、親戚もいっぱい増えたし。「恋しくて」以降、急に親戚が増えてね。「栄昇、ほら、小さい時おしめかえてあげたおばさんだよー」って、知らんっちゅーの!(笑)その後また減っていったんですが(笑)最近また、増えたんです。まぁ、出て良かったかなと思ってます。以上、「ちゅらさん」の話でした」
会場、拍手。
三線を手にとる栄昇。
「沖縄の三線です」
三線のチューニングをしている様子。三線の短音が響き渡る。
「えー、これ、本当はこんな大きな音出ないんですよ。後ろにね、マイクがついてるんですよ。そしたら沖縄のおばぁが、「あれ〜あんたの三線、大っきな音が出るねぇ!」って。違うよー、おばぁ。マイクがついてるんだよーって(笑)」
栄昇のトークは、ほんと、トゲがないというか。何を話しても面白いし、優しい。
「次の曲は、沖縄のある島で、爆発的にヒットしてる歌です。竹富島って島があるんですが、そこの島民は全部で300人。そこで、200枚売れたという。これ、ものすごいことですよ(笑)3分の2の人がこれの入った『オモトタケオ』を持ってる(笑)」
会場、爆笑。
「そして今年、また100枚の追加注文がありました。これで、100%みんな持ってることになります(笑)この曲はね、竹富島では大人気で。婦人会の人たちが中心になって、振り付けまでできたっていう。3番まであるそうです(笑)では、その歌をやります。」
竹富島で会いましょう
先ほどまでの曲とは違い、ウチナーグチ(沖縄の方言)で歌われるこの曲。
歌詞を正確に覚えるのは、けっこう至難の業です(笑)
僕もちょっと曖昧だけど、サビのところは一緒になって歌いました。
カチャーシーを踊ってる人がいたかどうかは、ちょっとわからなかったです。
イラヨイ月夜浜
引き続き、この曲。前回の大阪ではやらなかったので、僕にとっては初めて。
アルバム『USED』に入っているナンバー。
あまり馴染みがなかったんだけど、ライブで一度聞くとすごく好きになる曲ってあるよね。
これなんかがそうかも。
落ち着いたメロディが、悠久の時の流れを感じさせてくれるようで。
エンディングでは波の音のSEが重なっていました。
すごくゆったりとして、素敵な演奏でした。
風よ
栄昇の三線が、激しくかき鳴らされる!マサルのギターも激しい旋律を奏でる。
この曲も、大好きなんだぁ!
バックのスクリーンが、赤く明滅していました。
この曲はほんと、燃える炎のようなイメージだよね。
歌詞自体はシングルバージョンの、ヤマトゥグチ(本土の言葉)で歌われていました。
この曲、とても3人だけでやってるとは思えないよね。
すごく重厚で、情熱的な三線の響きが、とても好きです。
「風よ」が終わって、マサルのギターがイントロの部分を繰り返し弾く。
前回の大阪では、本編の最後に演奏されたこの曲。
だから僕には、「もう終わりなの?」というイメージがある。
寂しいような、切ないような。
「もっともっと聴きたいよ!もっといろんな曲を聴かせてよ!」と叫びたかった。
(MC)
「えー、ここでみんなにお願いがあります。次のこの曲には、お囃子の部分があります。みんなにやってもらいたいのは、僕が「イーヤーサッサー!」と言ったら「イヤサーサー!」、「ティーリ」と言ったら「シターリ」です。みんな・・・って、オイ!ウルサイな、お前は!(笑)」
そう言ってマサルの方をキッ!と見る(笑)
マサルはニコニコしながら、まだギターでイントロを弾いている。
「えー、この歌を知ってるって人は?」
まばらな拍手。僕も当然拍手してたんだけど(笑)
ちょっと驚いたような栄昇。苦笑いしながら、
「じゃあ、知らないって人は?」
会場大多数、拍手。
おいおい・・・って、みんなほとんど初めてのBEGINだったのね(笑)
そりゃそうか。福井に来たの、初めてなんだもんね。
「じゃあ、一度やってみましょう」
そう言って、練習。マサルとヒトシがお囃子の部分をコーラス。
「かりゆしというのは、「めでたい」という意味です。最近、いろいろイヤなことがあったり、つらい事件があったりして・・・でも、いいことってのは必ずやってくるんです。僕は、「かりゆし」って言葉が好きです。「かりゆしどー」って、船を送り出すんですけど。すごくいい言葉です」
マサルのギターに、ヒトシのピアノも加わって前奏に突入していく。
「それじゃあ、本番いきます。一応言っておきますが、思いきり歌いたいという人は大きな声で。歌いたくないという人はいいですが。だけど、終わった後に「あ〜歌っておけばよかったな」と後悔するのだけはやめてくださいね(笑)」
会場、拍手と笑い。
「それじゃ、いくよ!イーティン、ターチ!」
会場の僅かなBEGINファン(僕も含む)は大声で「イーヤーサーサー!」
かりゆしの夜
大阪同様、栄昇の「イーティン、ターチ!(ワン、ツーってこと)」
に応えて、客席の「イーヤーサッサー!」で始まった演奏。
毎度こういう感じなんだろうね、きっと。
僕も大阪のときの経験がなかったら、そうはできなかっただろうけど(笑)
イーヤーサッサー! イヤサッサー!
ティーリ! シターリ!
この曲、本当に楽しいです。
「ちゅらさん」の最終回で、恵達のギターでみんなが合唱してたあの曲。
あれは、BEGINのこの曲なんですよ、みなさん(笑)
なんていうか、すごく元気の出る曲です。
生きてると、つらいことや嫌なこと、いっぱいあります。
だけど、必ずいいことが、明るい明日が来るんだよ。それを信じたくなる曲です。
だんだんコツをつかんだのか、途中からは初参加と思われる方々も大合唱でした。
すごく嬉しかったなぁ。
僕も当然、大きな声で歌ってたんだけど(笑)
「まだまだ足りないんじゃないか〜?」
ってのがなかったから、短く感じたけど、すごく楽しかったです。
「やっぱりBEGINは最高だなぁ!」と思わせてくれる曲だよね。
今回のライブでは、僕は泣かなかったです。
とにかくもう、最高に楽しくて。思いっきり笑えて、元気になれるライブだったんです。
(MC)
「どうもありがとう。では・・・いよいよ最後の曲になってしまいました。この曲は、来月シングルでリリースする曲です。僕は、歌ってのはやっぱり、君のことが好きなんだよ、君を愛しているんだよってことを、言葉では伝えにくいから、それを歌にするんだと思うんです。そういう気持ちを歌で伝えられたらいいなと思うんです。だから、政治のこととか、そういうことを歌うのは・・・どうかなぁと思うんです。これからも、そういう歌を作れたらいいなぁと思っています。それでは聴いてください、「灯り」。今日は呼んでくれてどうもありがとう。BEGINでした」
灯り
そう言って、始まったこの曲。
「ボトル2本とチョコレート」同様、リハーサルで聴いた「知らない曲」のもう一方のほうだ。
今すぐに君に会いたい この海を越えてゆきたい
愛だけを深く信じて あの空を君と二人で越えてゆきたい・・・
こんな歌詞の歌です。すごく切ないけど、すごく真っ直ぐなラブソングで。
僕はすぐにこの歌が好きになりました。最近何年かの曲で、一番いいんじゃないかと思う。
もしかしたらBEGINのラブソングの中でも、ベスト3に入るぐらい。
そのぐらい、すごく心に染みました。しんみりと聞き惚れてしまいました。
栄昇のアコースティックギターと、マサルのエレキギター、ヒトシのピアノ。
3人の奏でるハーモニーが絶妙の調和を織り成していて、まさにBEGINサウンド。
この3人じゃなきゃ創り出せない、独特のやさしい世界をすごく感じる曲です。
BEGIN、本当にいいなぁ!
リリースがすごく楽しみです。
静かに演奏を終えて、手をふりながら舞台袖に消えていく3人。
会場からはアンコールを促す、この日最大の大きな拍手。
初めての人がほとんどなんだろうけど、みんなBEGINの良さをわかってくれてるんだ。
もっともっと3人の演奏を聴きたいと、心から思ってくれているんだ。
そのことが、すごく嬉しかった。
そういう僕も、コンサートはまだ2回目だし、偉そうなことは言えないんだけど。
だけど、10年間BEGINを好きでい続けたぶんの、多少の自負みたいなものはある。
BEGINはすごくいい曲を作ってるんだけど、世間からはあまり大きく注目されてない。
だから、そのことに気づいてくれた人がこんなにも増えてくれて、そして、もっともっと。
もっといろんな曲を聴きたいと、望んでくれている。そのことが、すごく嬉しかった。
僕も、いっぱいいっぱい、手をたたいて3人の再登場を願った。
もう一度!もう一度、姿を見せて!とびきりの演奏を聴かせて!
やがて、スクリーンが明るくなり、3人が再び登場!
会場からは、大きな歓声があがった。
(ENCORE)
(MC)
「どうもありがとう」
すると、前の方の客席から何かプレゼントを渡す人がいた。
その際、「島唄を歌ってほしい」とリクエストしたようだった。
「島唄か。何がいいかな・・・。じゃあ、「月ぬ美しゃ」やるか。「この美しい月は今夜まで、女の美しさは17歳までっていう歌です」
ここのところ、ちょっと記憶が曖昧です。
月ぬ美しゃ
「美しゃ」は「かいしゃ」と読みます。
アカペラで、堂々と歌い上げる栄昇。圧巻だ。まさに独唱。
こういうの、もしかしたら滅多に聴けないんじゃないかな?
貴重な1曲だったように思える。
歌い終わったところで、会場、多きな拍手。
(MC)
「戸惑ったでしょ?どこで拍手すればいいかわかんなくて(笑)俺もちょっとわかんなくなったよ(笑)えー、それでは・・・最後に、「恋しくて」って曲をやります」
会場、大拍手!やっぱりこの曲の知名度はすごい!
「福井には今日、初めて来たし。やっぱり今でも、歌って欲しいってリクエストがいっぱいくるし。ぜひ聴いてもらいたいと思います。それでは今日は、本当にどうもありがとうございました。BEGINでした」
恋しくて
言わずと知れたBEGINのデビュー曲であり、最大のヒットシングル。
大阪と同じく、感じとしてはやっぱり優のギターから始まる『Fan -Little Pieces-』の感じ。
一番長く歌い続けている曲だけあって、やっぱり素晴らしい。
この曲でBEGINが好きになったという人は多いはず。
僕はこの曲のヒットを知らなくて、次のシングルの「Blue Snow」からのファンなんだけど。
それでもやっぱりこの曲は、特別だなぁと思います。
BEGINの代名詞という言い方もちょっとアレだけど。
でもこの曲ができたからこそ、今のBEGINがあるわけだし。
そんなふうに、多くの人の心を繋ぎ合わせてきたんだろうなぁ・・・。
すごく染みわたりました。
福井の方々も、満足して聞き惚れていたようでした。
全ての演奏を終えて引き上げていく3人の笑顔が、とても印象的でした。
あぁ、やっぱりこの雰囲気はいいな。
BEGINの曲は、コンサートは、すごく優しい。そして、楽しい。
笑いと優しさに満ち溢れた2時間は、あっという間に過ぎてしまったのでした。
| After Stage |
前の時も書いたんだけど・・・
今回もまた、一人での参加でした(苦笑)
終わった後に、誰かと感動を分かち合えないのは、すごく寂しい・・・。
この夜のお気に入り
「ボトル2本とチョコレート」、「風よ」、「かりゆしの夜」、「灯り」