2002/8/25(日) 石川・「2002・一里野音楽祭」
白山一里野温泉スキー場・野外ステージ

北陸放送50周年記念・森山良子PRESENTS
〜この広い野原いっぱい〜


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REPORTER/さにー
昨年の福井以来、約1年ぶりとなる3度目のライブ参加。
今回はたくさんのアーティストの参加したイベントでの演奏です。

入場無料のため、チケットはありません。

MCガイド
栄昇:比嘉栄昇(Vocal)
優:島袋優(Guitar)
等:上地等(Piano)

Before Stage

会場の一里野高原は、石川県南部の山間、尾口村というところにある。
岐阜の白川郷と石川県南部を結ぶ「白山スーパー林道」という景観の豊かな有料道路があるんだけど、
その道の石川県側の出口にあたる。
金沢市街から車で約1時間。冬には大勢のスキーヤーでにぎわうスキー場だ。

入場ゲート
入場ゲート

僕が会場に着いたのは、午前10時半頃。開場はお昼の12時なので、ちょっと余裕があったんだけど
道が一本道で混むとのことだったので、早めに家を出たのでした。

開演前のステージの様子
開演前のステージの様子

会場は一面の芝生。
家族連れも多く、キャッチボールをしている親子や、近くの泉で水遊びをしている子供たちもいて
すごく和やかなムード。まさに野外イベントならではって感じです。
北陸放送の主催で、今年で15回目を迎えるこのイベントは、石川県の夏の恒例行事として定着しているようです。

ステージでは、出演者のlargoによるリハーサルが入念に行われていました。

定刻の正午すぎ、いよいよイベントの始まり!

Stage Act

まずはステージ上で、出演者全員によるセッション。
森山良子さんの「この広い野原いっぱい」をみんなで。
BEGINももちろん登場。ステージの真ん中で、森山良子さんの隣でした。
さすがにこのメンバーでは、かなり格上の様子。

全員がステージサイドに下がった後、第1部のスタート。

A2NizumiPigeon's Milkと演奏は続きます。
(こちらの様子は「DAILY NEWS」にて。)

ちょっとの休憩をはさみ、第2部。
まずは森山良子さんが軽く2、3曲演奏。カバー曲だったかな?
この間もBEGINはずっとステージサイドから演奏を見ていました。
「他のアーティストの演奏も聞いて僕たちも楽しみたい」とのこと。
どのアーティストも待ち時間の間は思い思いのスタンスで過ごしていたようです。

僕の座っていたのは、ステージに向かって左側のあたりの、ほとんどステージ前すぐ。
だから、ステージ右奥でウロウロしてる栄昇が、目立つ目立つ(笑)
人一倍、大きな身体だしね(笑)

演奏は田村直美柴草玲largoと続き、いよいよBEGINの登場!!

Stage Act -BEGIN 1-

司会者「次はお待ちかね、BEGINの登場でーす!」とのコールを受けて
3人がバラバラとステージに登場。

恋しくて
(栄昇:ギター、マサル:ギター、ヒトシ:ピアノ)
マサルのエレキギターが静かにメロディを奏でて、BEGINの演奏が始まりました。
BEGINをあまり知らない人にも有名なこのナンバー。
つかみは上々という感じです。
先ほどまでのにぎやかな野外ステージの雰囲気が、たちまちブルージーな空間へ。
BEGINの吸引力ってのは、さすがです。
みんな聞きほれていた感じでした。

演奏が終わり、最初のMC。

(MC)
栄昇「こんにちはー!BEGINでーす!ハイサイ、石川!今日は暑い中聞いてくれてどうもありがとう。ピアノ、上地等。ギター、島袋優、そして歌を歌ってる比嘉栄昇です。どうぞよろしくー。」
会場からは大きな拍手。
栄昇「今日はね、ほんと暑いですから。子供さんとか、熱中症にならないように水分とかちゃんととってね」
会場の後ろのほうから「ポカリスエット飲んでるから大丈夫ー!」の声。
栄昇「ふぅん・・・水でもいいんじゃない?(笑)」
会場、爆笑。一度ステージのBEGINを見たことがある人はわかると思うんだけど、この、栄昇のスネたような、ヒネくれたようなツッコミ。すごく面白いですよね。イヤミもないし、的確で面白い。
栄昇「えー、悲しい歌は最初に歌ってしまったので、あとは楽しい歌を歌おうと思います」
ここで、三線を持つ栄昇。会場からは「おっ、三線だ」という声も聞こえました。
栄昇「僕たちは沖縄の石垣島というところの出身なんですが。石垣島から船でちょっと行ったところに、竹富島というのがありまして。そこで、爆発的にヒットしてる歌がありまして。島の人がほとんどCDを買ってくれたっていう。人口、300人なんですが(笑)CD、400枚売れました。親戚も買ってくれました。そんな、竹富島を歌った歌を歌います」

竹富島で会いましょう
(栄昇:三線、マサル:ギター、ヒトシ:ピアノ)
さっきの切ない雰囲気から一転して、会場は一気ににぎやかな雰囲気に(笑)
会場も手拍子で、みんな楽しそうでした。

(MC)
栄昇「えー、どうもありがとうございます。「竹富島で会いましょう」っていう曲でした。これ、ほんとヒットしたんですね。で・・・それに気を良くして、今度は鳩間島ってとこの歌も作りました(笑)」
会場、爆笑。
栄昇「ギターのマサルのおじいちゃんが鳩間島の出身で。そういうこともあって作った歌です」

恋の島 鳩間島
(栄昇:三線、マサル:ギター、ヒトシ:ピアノ)
僕自身は、初めて生で聞いたこの曲。すっかり「竹富島で会いましょう」とセットな感じだね。
手拍子もノリノリだし、すごくにぎやかな感じでいいです。
さすがにカチャーシーを踊っている人はほとんど見られなかったけど。

(MC)
栄昇「一里野、すごくいいところだよね。石川県、こんないいところがあるのに・・・最近、沖縄ばっかり注目されて、ゴメンね〜(笑)でも、基地があるから許してね。でも、そういうことだと思うんですよ。今年は、沖縄が復帰して30周年になります。僕たちが4歳の時に、復帰しました。今日会場に来てくれている子供たちや小さなお子さんは、もしかしたらそういうこと知らないかもしれない。だけど30年前、そういうことがあったんだって。パスポートなしに行ける場所が、ひとつ増えたんだって。そういうことを知ってくれたら僕たちも、沖縄の人として嬉しいです。僕たちは感謝と祝福の気持ちをこめて、今年はずっと、こうして三線を持って歌おうと思っているわけです」
会場、拍手。
栄昇「えー、石垣の中学生と一緒に、歌を作ったんですよ。中学生に詞を書いてもらって。「島人ぬ宝」という曲なんですが、沖縄だけでなく日本も、地球儀で見れば島国です。みんなそれぞれに、大切なものかあると思います。そういうものを考えながら、聞いてみてください」

島人ぬ宝
(栄昇:三線、マサル:ギター、ヒトシ:ピアノ)
今日、一番生で聴いてみたかったこの曲。すごくよかったです。
テレビ(NHKの特番)で見たときよりも、すっかり歌いなれてるという感じで。
いろんな場所で歌って、いろんな人に育てられて。
すごくいい曲に、BEGINを代表する素晴らしい曲になったと思います。
感動で胸が熱くなりました。
この曲の栄昇の三線、すごく淡々としているんだけど・・・力強くて、切なくて。すごくいいです。

(MC)
栄昇「いよいよ、次で最後の曲になってしまいました」
会場の何人かが「エー!」という声。
僕自身、「えー!もう終わりなのー!」という感じでした。ほんと、あっという間だったし。
栄昇「もっとこう、「えー!」とか「もっとー!」とか(笑)まぁいいや」
そして、前奏が始まる。
栄昇「かりゆしの夜」って曲があります!「かりゆし」というのはめでたいという意味です。毎日いろんな、つらいことやイヤなことがあるけど。みんなふきとばして生きていこうよ、という曲です。そこで皆さんにお願いがあります!お囃子とか、返しというものですが、僕が「イヤサーサー」と言ったら皆さんは「イヤサーサー」、僕が「ティーリ」と言ったら「シターリ」です。「ヨイショ、コラショ」とか、そういうことです。これはもう決まったものなんですが。「イヤサーサー」と言って「借金返したい!」とか、そんなふうなこと言ったらバラバラになってしまうので、昔の人は、「イヤサーサー」に統一したんだと思うわけであります。・・・適当です(笑)僕が勝手にそう思ってるだけです。でもきっと、そういうことなんだと思います。なんでもいいから、とにかく「イヤサーサー!」です。練習はしません!みんな大きい声で、はずかしがらずにお願いします!それではいきます!」
栄昇「イーチン、ターチ!」
会場「イヤサーサー!」
※最後、「会場」と書きましたが、もちろんみんながそう叫んだわけではなく。僕を含め、一部のBEGINファンだけの叫び声です(笑)

かりゆしの夜
(栄昇:三線、マサル:ギター、ヒトシ:ピアノ)
ファンにはすっかりお馴染みのこの曲。
手拍子も、かけ声もバッチリ!(僕自身は)
最後のところ、一度演奏が止まって。
栄昇「どうですか。皆さんの願い事は、かないそうですか?」
と問いかけてから、「かりゆしの夜〜よ〜〜!!」でした。

最後には、とても大きい拍手。
BEGINの出番は、あっという間に終わってしまいました。
時間にして20〜25分ほどだったんじゃないかなぁ・・・?

Stage Act -BEGIN 2-

BEGINの演奏が終わってから、ステージ上は楽器のセッティングなどにスタッフが走りまわって。
ステージサイドから、司会者と森山良子さんが登場。

司会者「どうもありがとうございました。素晴らしい演奏でした」
栄昇「ありがとうございます」
森山良子「ほんと、いつ聞いても素晴らしい演奏よね」

1998年、このイベントで共演したのがキッカケでBEGINと森山良子さんは友達になったんだそうです。

司会者「このイベントで出会っていなかったら、この名曲も生まれなかったという。この曲を、やってもらわないわけにはいきませんよね!」
森山良子「そうですね」
司会者「では、歌っていただきましょう。「涙そうそう」、2002一里野バージョンです」

涙そうそう
(森山良子:Vo、栄昇:三線、マサル:ギター、ヒトシ:ピアノ)
作詞は森山さん、作曲はBEGINが担当して生まれたこの名曲。
滅多に聞けない、夢のセッションが実現しました。
1番は栄昇、2番は森山さん。最後は二人一緒に歌っていました。
栄昇の歌は聴きなれてるけど、森山さんの「涙そうそう」を聞くのは、実は僕は初めて。
CDやラジオ、テレビでも聞いたことがないんです。
だから、すごく新鮮でした。「歌う人が変わると、随分感じがかわるもんなんだなぁ〜」と思いました。
しっとりとして、すごくよかったです。
この曲もなかなか知名度があるようで、会場からは大きな拍手がおこっていました。

演奏が終わって、立ちあがって去りかける栄昇を森山さんが制す。
森山良子「まだ終わらないわよ(笑)」
栄昇「えっ・・・」
森山良子「今、帰りかけたでしょ(笑)」
栄昇「・・・ハイ(笑)」
森山良子「もう1曲一緒にやるって言ってたじゃない」
栄昇「そ、そうでした」

栄昇、まるで先生にしかられてる子供みたいでした(笑)
そういうやりとりがあって、この曲。


(森山良子&栄昇:Vo、マサル:ギター、ヒトシ:ピアノ)
有名な、喜納昌吉さんのこの曲。
二人のセッションはすごくよかったです。
先ほどの「涙そうそう」とは、またちょっと違った感じで。
うーん、なんと表現したらいいのかわからないですね(笑)

司会者「どうもありがとうございました。滅多に見られない、素晴らしいセッションでした」
BEGIN&森山良子「ありがとうございます」

ステージ上で楽器のセッティングの間、森山さんとBEGINの3人がステージの前の方に集まりました。
しばらく、会話をする5人。

司会者「どうですか、この一里野というところは?」
と、マサルにマイクを向ける。
優「山が多くて、いいですね。石垣島にはこんな大きな山はないので、なんだかホッとします(笑)」
「おぉ!珍しいマサルの肉声だ!」と思ったのは、BEGINファンだけでしょう(笑)

さらに5人の会話は続きます。
話は転じて、イベント冒頭で話していた、前夜祭の「歌しりとり」に。
(このイベントは、打ち上げを前日の夜にしてしまうという不思議なイベント(森山さん談)なのだそうです。その会場で、出演者の皆さんは「歌しりとり」で盛り上がったという話が出ていました)
司会者「会場のお客さんの方から、先ほどの「歌しりとり」の。ちょっとだけでも聞きたいという声があるんですが・・・」
会場からは拍手(笑)
優「えー?そんなの、聞きたいんですかねぇ(笑)」
司会者「こういう機会って、なかなかないですから・・・」
等「じゃあ、僕からいきますか(笑)」
司会者「なんか、一番歌いたそうですもんね(笑)」
全員「ワハハハハハ」
等「じゃあ・・・♪この広い野原いっぱい〜で、
次は森山さん。「い・・・い〜?」と困っていました(笑)
会場からお客さんの助け舟の声が飛びます。
曲は何かわすれたけど、森山さんの曲のようでした。
次の栄昇に渡されたバトンは「め」
栄昇「め!?め・・・め。♪メーリさんのヒツジー、ヒツジー、ヒツジー
身を屈めて、いつもよりちょっと小声な感じで恥ずかしそうに(笑)
最後はマサル。マサルの生歌なんて、超レア!(笑)
優「じ!(笑)じ・・・♪自転車に乗って〜」
司会者「そんな歌あるんですか?」
優「今作りました(笑)」
会場、笑い。
森山良子「そうなのよね〜みんな、即興でつくっちゃうのよ。「知らないの〜?」とか言って(笑)」
会場、爆笑。
司会者「ありがとうございました。こんなふうにして、皆さん楽しんでらっしゃるようです」

ステージ上では、楽器の準備が整った様子。
司会者「それでは、もう一度大きな拍手を。BEGINの皆さんでした!」
そして、ステージを去っていく3人。
ほんと、あっという間のBEGINタイムでした。

最後は森山良子さんのステージ。
先ほどの軽い感じとは違って、「さとうきび畑」、「禁じられた恋」など定番曲を熱唱。
僕は全然、曲知らなかったんだけど(笑)

森山さんのステージが終わった後、尾口村の村長さんが紹介されました。
素晴らしい出演者たち、熱のこもった演奏に村長も大満足の様子でした。

最後には、残った出演者全員(izumi、田村直美以外)で「今日の日はさようなら」を合唱。
村長も真ん中で歌に加わっていました(笑)

After Stage

夏の最後の名残を惜しむような熱い陽射しのもと、実に4時間超のステージ。
顔も腕も真っ黒に日焼けしてしまいました。
天気にも恵まれて、すごく楽しい一日でした。
こんなに楽しい時間が、無料だなんて。いまだに信じられないぐらいです(笑)
来年も行こうかなぁ。またBEGIN来てくれないかなぁ〜。

最後に・・・
僕はこのイベントを、BEGINファンのコマッキーさんご一家と一緒に楽しみました。
コマッキーさん、ご一緒させていただきありがとうございました。
いろいろお話できてとても楽しかったです。
またぜひ、どこかの会場でお会いしましょう!