2000/12/21(木) 大阪厚生年金会館芸術ホール
BEGINコンサート
「おっかけ けこかこ おかげ様 じゅっしゅしゅ しぇしょしゃしょ 10周年」
REPORTER/さにー
ファン歴10年。かなり初期の頃から、大好きで聴いてきたBEGIN。
だけど、コンサートへの参加はこれが初めて。
大きな期待を寄せたステージだったが、彼らはそれ以上のものを僕に見せてくれた。

MCガイド
:比嘉栄昇(Vocal)
傘がない
ついにコンサートが始まった。待ちに待ったBEGINのコンサートへの初参加。
期待の1曲目は、いきなり知らない曲だった(笑)
重い歌詞と、すごくブルージーな演奏。
ちょっと憂鬱な出だしだったなぁ。
この曲に関しては、ちょっとしたエピソードがあって。
このコンサートが終わった後、僕は奈良の両親の家に泊まったんだけど。
そこでご飯を食べさせてもらっているときに、テレビからこの曲が流れてきて。
「行かなくちゃ・・・」というフレーズが印象的だったから、すぐにこの曲だってわかって。
NHKの特番の、井上陽水の番組だったんだけど。すごいミラクルだったなぁ。
もしあれがなかったら、ずっと曲名わからなかったかも。
東京 Ocean
2曲目は、いきなりのスパークから始まった。
まぶしいライトに照らされて、シルエットの浮かび上がる3人。
僕は2階席のほぼ真ん中だったんだけど、僕から見て右側に、ギターの島袋優。
真ん中にヴォーカルの比嘉栄昇。
左側にキーボード&ピアノの上地等というステージ。
まさに3人だけの演奏。そのわりに、すごく迫力があって・・・。
知ってる曲が出てきてホッとしたってのと、かっこいい!っていう印象が強い。
After the Goldrush
これは、かなりシブイ選曲だなぁと思った。
BEGINの演奏は、ほとんどCDと同じ感じ。アレンジも、あまり違わないんじゃないかな?
そんなに好きな曲ではなかったんだけど、このコンサートの後から見方が変わった曲。
I Shall Be Released
演奏は、さらにノンストップで続く。
しかもそれは、僕の大好きな曲だった!
ボブ・ディランのカバー曲なんだけど、日本語の訳詞もビシッと決まってて、すごくいい感じ。
どの曲もそうだけど、聴けて嬉しかった曲のひとつだなぁ。
(MC)
ここで初めて、MC。
「どうもー!BEGINでーす!今夜はBEGIN10周年ライブ、「おっかけ けこかこ おかげ様 じゅっしゅしゅ しぇしょしゃしょ 10周年」にお集まりいただきありがとうございます」
長いタイトルをなんとか言えた栄昇に、会場は爆笑。
さらに等・優の両名も同様のコメント。
長いタイトルに、やはり笑いが起こる。3人とも、こっそり練習したんだろうなぁ。
「大阪には、すごく可愛がっててもらって・・・今夜はいいライブができたらなぁと思ってます。最後までよろしく。では次は、アルバム『BEGIN』から何曲か聴いてください」
愛の言葉
ラブソング
珠玉のラブソングが続く。
どちらも、素晴らしい歌詞の愛の歌だ。
大阪に向かうクルマの中で、僕もCDを聞きながら熱唱してたんだけど(笑)
BEGINのラブソングは、肯定的なものが多い。
そこに好感が持てるんだよなぁ。
考えこんでちゃ
あっけらかんとした曲なんだけど、3人が演奏してるのを見ると、すごく楽しそうなんだよなぁ。
客席はみんな、イスに座りっぱなし。
よく行く浜田省吾のコンサートでは、始まった瞬間に総立ちになるんだけど、なんか・・・ウズウズしてしまったなぁ(笑)
でも僕は初めてだし、あまり目だったことは出来ないよね。
心のインク
「次は、とても大切な曲です。聴いてください」
というMCで始まったこの曲。
シングルのカップリング曲なんだけど、歌詞がすごくいいんだよなぁ。
まぁ、ファンにとってはすべてがよくなってしまうんだろうけど(笑)
すごく味わい深い曲です。
防波堤で見た景色
「ここからはいよいよ、BEGIN・プチヒットコーナー(笑)俺等の曲には、ある一定の地域でヒットしてる曲があって・・・。この曲は、大阪のみんなに可愛がってもらった曲です」
というMCから、この曲。
大阪のラジオで、ヘビー・ローテーションになってたんだよね。
地元の沖縄・石垣島を除くと、BEGINが一番支持されているのは大阪らしいです。
すごくしっとりとしたバラードです。
恋しくて
「次の曲は、全国区やで〜。BEGINで一番売れた曲やで〜。でもその後、サッパリやで・・・(笑)」
という、「越後屋」チックなMCで始まったこの曲。
言わずと知れたBEGINのデビュー曲であり、最大のヒットシングルだ。
CDではいくつかのバージョンがあるけど、今日の演奏は『Fan -Little Pieces-』のバージョンに一番近いかな。
ギターの優の前奏から始まるタイプのね。
この曲は、やっぱり人気があるようで・・・みんなうっとりと聞いていた感じがします。
もちろん、僕もそうなんだけどね。
「ついに生で、聞くことができたなぁ・・・」
という感慨が胸を駆け巡って、泣きそうになってしまいました。
竹富島で会いましょう
「次の曲もね〜。かなり狭い地域だけでヒットしてるっていう・・・。石垣から船でちょっと行ったところに竹富島があるんだけど。今、そこに行ってごらんよ。結婚式は、全部この曲やで(笑)しかも、いつの間にか振り付けまでついてるっていう・・・。竹富島では、この曲が大ヒットして。島民はみんな『BEGINの島唄・オモトタケオ』を買ってくれたという(笑)これが、全日本国民の比率にするとすごいです。軽く何千万枚は売れてるっていう計算になるわけですよ(笑)」
この曲は、BEGIN風の島唄で。すごく楽しい曲なんだよね。
地球に生まれて
「12/2の大阪でのAAA(アクト・アゲインスト・エイズ)で僕がボールペンの話をしたのを、みなさん、もうご存知ですか?あの話ではないですが、BEGINの曲にも幾つか未来を予見したものがあって。そういう曲を歌いたいと思います」
わりと新しいアルバムからの選曲が多かったこの日のステージで、僕が大好きな頃の古い曲!
この曲を聴くことが出来て、すごく嬉しかった。
3rdアルバム『どこかで夢が口笛を吹く夜』の1曲目なんだけど、すごくしっとりとした曲で。僕も大好きな曲だったんです。
未来の君へ
続けて、この曲。まさに、未来の曲(笑)
環境問題をテーマにしたような曲だと思うんだけど、「出来る限り美しいこの星を君に手渡したい」という歌詞がすごくいいです。
このへんの、まさにツボな曲の連発で・・・僕はもうメロメロでした(笑)
Birthday Song
そして、さらにこれだもんなぁ。
僕も大好きな曲で、まさにバースディ・ソング。大好きな恋人の誕生日に送りたいなぁと思わせるような曲です。
「この世界中のすべて 綺麗なものすべて 君にあげたい初めてそう思った・・・」
僕にとって最上級のバースディ・ソングです。
涙そうそう
最近の彼らの代表曲。デビュー曲「恋しくて」から10年、彼らの音楽がこんなふうに変わっていったんだっていうのを思わせてくれる曲です。
CDではいくつかのバージョンがあるけど、ヤマトゥグチ(標準の日本語)バージョンで歌ってました。
これも「恋しくて」と同様、優のギターから始まるバージョンです。
栄昇は三線を弾いてなかったです。
風よ
現在、最も新しいシングル曲。
アルバムバージョンはウチナーグチ(沖縄方言)で歌ってるけど、この日の演奏はシングル・バージョンで日本語版でした。
間奏の三線とギターの演奏が、すごくかっこよかったです。
コンサート閉演後、このシングルを買って帰りました。
グッズを何か買おうと思ったんだけど、フリースマフラーとカレンダーの2種類しかなくてね。
もっと記念になるようなものが欲しかったんだけど。
埃まみれのブルース
「通常のBEGINのコンサートですと、次当たりで終わりの曲数ですが・・・今夜は、まだまだ行くで〜」
そういって始まった、ノリノリの曲たち。
ここから客席の何人かが立ち上がって。
僕も立ち上がって、思い切り歌って、手拍子してました。
やっぱりこれこそがライブだなぁ〜ってのを、体感。
おっちゃんタクシー
すごく楽しくて、人気もある曲。客席は、もうノリノリ。
この曲は、大阪のみんなが育てた曲でもあるんだよね。
流星の12弦ギター
これは、ファースト・アルバムに入ってる曲で、ファンにも人気の高い曲。
ノリノリな演奏で、場内の熱気もヒートアップしてるんだけど・・・
なんか、この曲で・・・泣いてしまいました(笑)
彼らのコンサートに初めて来て、昔から好きだった曲を聴けて。
なんか、ジーンときてしまったんだよね(笑)
泣きながら、一緒に歌ってました。
愛が走る
熱気はさらに加速。
なにかのテレビ番組で主題歌に使われていた曲。
ご機嫌なギターサウンドがお気に入り。
かりゆしの夜
「涙そうそう」とともに、現在の彼らを語るには欠かせない曲。
「かりゆし」っていうのは沖縄の方言で「めでたい」ってこと。
「21世紀が、めでたい世紀になるように!」
栄昇のウチナーグチの「イーティン、ターチ!(ワン、ツーってこと)」
に応えて、客席の「イーヤーサッサー!」で始まった演奏。
曲中でも掛け声がとびかって、すごく楽しくて。
イーヤーサッサー! イヤサッサー!
ティーリ! シターリ!
っていう。
これはもう、ファンじゃない人にも一度ぜひ聞いてみてほしいです。
演奏が終わりそうになると、
「まだまだ、足りないんじゃないか〜?」
というコメントで、さらに演奏が続いて。
それが何回か繰り返されて、この曲だけでものすごく長かったけど。
そういうのを感じさせないくらい、すごく楽しくて、嬉しくて・・・
このレポートを書いてる今でさえ、なんか胸にグッとくるものがあって。
「まだまだ終わって欲しくない!」
っていう気持ちが、すごく強くて。
終盤には、やっぱり泣いてしまいました(笑)
ほんとにもう、「BEGIN最高!」って感じで。
「BEGINを好きでいて、本当に良かった」としみじみ思った。
(ENCORE)
いつでも夢を
これまたカバー曲。
「星よりひそかに〜」って出だしの、すごく有名な曲。
本編がすごく良かったから、アンコールはなんだかサラッとした感じだったなぁ。
彼ら自身の曲じゃないってのもあるんだけどね。
おつかれさん
未発売の新曲(その後、ベスト・アルバムに収録)。
現在、NHKの「みんなのうた」で流れてる曲で。
アニメにあわせて流れる大阪弁の彼らの歌が、すごくコミカル(笑)
「たしかにさあ、俺はヘンな大阪弁で歌ってるよ。だけどさ、あの歌、最初は標準語だったんだよ。だけど、それじゃ・・・なんか物足りなくて。それじゃあってんで沖縄方言にしてみたら、誰も理解できないっていう。それで、いつも可愛がってもらってる大阪に恩返しというか・・・大阪弁で歌うことにしたんです」
僕もまだ何回かしか聞いたことがなくて、歌詞も覚えきれてないんだけど。
「おつかれさん」っていう歌詞が、なんかホンワカ・・・と心に染みます。
今回、独りきりでコンサートに参加して、つくづく思った。
今まで体験したコンサートは、いつも誰かと一緒だった。
でも、今回は独りでの参加。
同じ時間を共有して、同じ感激をわかちあえる。
そんな誰かと一緒にいるって、素晴らしいことだと。
どんなにコンサートの内容が素晴らしくても、それを一緒に共有できる人がいないってのは寂しいなぁ、と。
友達でも、家族でも、恋人でも、誰でもいい。
とにかく誰かと、この喜びを分かち合いたいと思った。
あっという間の2時間半。
いっぱい泣き笑いして、すごく楽しかった2時間半。
本当に、あっという間の初コンサート参加。
彼らのコンサートは、こんなにも楽しいものなんだなぁってことを初めて知りました。
21世紀になっても、また参加できたらいいなぁと思ってます。
この夜のお気に入り
「恋しくて」、「地球に生まれて」、「流星の12弦ギター」、「かりゆしの夜」