第6回(1932〜33年)アカデミー賞
| 映画産業が隆盛を極め、ハリウッドには幾多の人材が育っていた。作品賞のノミネートには様々なジャンルの傑作が顔を揃え、映画という芸術作品の持つ可能性を感じさせるラインナップとなった。そんな中、作品賞を射止めたのは『大帝国行進曲』。波瀾万丈、絢爛豪華な家族ドラマで、アカデミー会員がこのテの大作にヨワいことが知られるところとなった。 女優賞は24歳のキャサリン・ヘプバーンが新鮮な個性を発揮して受賞。「オスカー最多受賞伝説」の始まりだった。ちなみに、アカデミー賞が「オスカー」という呼び名で報道されたのもこの年が最初だった。「アカデミー賞の紳士気取りの体質」をシニカルに報道した人気コラムニストのシドニー・スコルスキーの報道による。 この回から「助監督賞」が新設された。受賞者は、各映画会社から1人ずつ、計7人という大盤振る舞いだった。だが、監督と助監督の領分がはっきりせず、結局、第8回を最後にこの賞は廃止された。 |
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全部門ノミネート&受賞一覧
| 作品賞 (History) |
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| ◆ 大帝国行進曲 ◇ 戦場よさらば ◇ 四十二番街 ◇ 仮面の米国 ◇ 若草物語 ◇ ヘンリー八世の私生活 ◇ わたしは別よ ◇ 永遠に微笑む ◇ あめりか祭 ◇ 一日だけの淑女 |
| 監督賞 (History) |
| ◆ フランク・ロイド (大帝国行進曲) ◇ フランク・キャプラ (一日だけの淑女) ◇ ジョージ・キューカー (若草物語) |
| 男優賞 (History) |
| ◆ チャールズ・ロートン (ヘンリー八世の私生活) ◇ レスリー・ハワード (Berkeley Square) ◇ ポール・ムニ (仮面の米国) |
| 女優賞 (History) |
| ◆ キャサリン・ヘプバーン (勝利の朝) ◇ メイ・ロブソン (一日だけの淑女) ◇ ダイアナ・ウインヤード (大帝国行進曲) |
| 助監督賞 |
| ◆ チャールズ・ドリアン ◆ ゴードン・ホリングスヘッド ◆ デューイ・スターキー ◆ チャールズ・バートン ◆ スコット・ビール ◆ フレッド・フォックス ◆ ウィリアム・タミル |
| 脚色賞 (History) |
| ◆ 若草物語 ◇ 一日だけの淑女 ◇ あめりか祭 |
| オリジナル原案賞 (History) |
| ◆ 限りなき旅 ◇ 世界拳闘王 ◇ Rasputin and the Empress |
| 撮影賞 (History) |
| ◆ 戦場よさらば ◇ 維納の再会 ◇ 暴君ネロ |
| 室内装置賞 |
| ◆ 大帝国行進曲 ◇ 戦場よさらば ◇ When Ladies Meet |
| 録音賞 |
| ◆ 戦場よさらば ◇ 四十二番街 ◇ ゴールド・デイガース ◇ 仮面の米国 |
| 短編アニメーション賞 |
| ◆ 三匹のこぶた ◇ ミッキーの摩天楼狂笑曲 ◇ The Merry Old Soul |
| 短編喜劇賞 |
| ◆ So This Is Harris ◇ Mister Mugg ◇ Preferred List |
| 短編実写映画賞 |
| ◆ Krakatoa ◇ Menu ◇ The Sea |