第3回(1929〜30年)アカデミー賞
| 第3回目の受賞式は、前回に引き続きアンバサダー・ホテルで晩餐会を兼ねて行われた。また、パーティーの模様が初めてラジオで実況中継された。 本格的なトーキー時代を迎えて、アカデミーは映画発展のためには録音技術が重要と考え、「録音賞」が新設された。 映画界は「音」の使い方を試行錯誤し続け、戦争描写に迫力のある音を用いた『西部戦線異状なし』が作品賞を受賞、初めて監督賞との同時受賞を果たした。作品中にはしっかりと反戦のテーマを打ち出し、史上最初の反戦映画として、映画史上に名を残す名作となった。 アカデミー賞もまだ3回目とあって、受賞対象の絞り込みにも苦労のあとがみえる。男優賞は候補こそ5人だが、そのうち3人がそれぞれ2本の作品でノミネートされるなど、変則的なかたちとなっている。 |
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全部門ノミネート&受賞一覧
| 作品賞 (History) |
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| ◆ 西部戦線異状なし ◇ ビッグ・ハウス ◇ Disraeli ◇ 結婚双紙 ◇ ラヴ・パレード |
| 監督賞 (History) |
| ◆ ルイス・マイルストン (西部戦線異状なし) ◇ クラレンス・ブラウン (アンナ・クリスティ) ◇ クラレンス・ブラウン (ロマンス) ◇ ロバート・Z・レオナード (結婚双紙) ◇ エルンスト・ルビッチ (ラヴ・パレード) ◇ キング・ビダー (ハレルヤ) |
| 男優賞 (History) |
| ◆ ジョージ・アーリス (Disraeli) ◇ ジョージ・アーリス (The Green Goddess) ◇ ウォレス・ビアリー (ビッグ・ハウス) ◇ モーリス・シュバリエ (ラヴ・パレード) ◇ モーリス・シュバリエ (チューインガム行進曲) ◇ ロナルド・コールマン (ブルドッグ・ドラモンド) ◇ ロナルド・コールマン (曳かれゆく男) ◇ ローレンス・ティベット (悪漢の唄) |
| 女優賞 (History) |
| ◆ ノーマ・シアラー (結婚双紙) ◇ ナンシー・キャロル (悪魔の日曜日) ◇ ルース・チャタートン (サラアとその子) ◇ グレタ・ガルボ (ロマンス) ◇ グレタ・ガルボ (アンナ・クリスティ) ◇ グロリア・スワンソン (トレスパサア) ◇ ノーマ・シアラー (Their Own Desire) |
| オリジナル脚本賞 (History) |
| ◆ ビッグ・ハウス ◇ 西部戦線異状なし ◇ Disraeli ◇ 結婚双紙 ◇ 命を賭ける男 |
| 撮影賞 (History) |
| ◆ バード少将南極探検 ◇ 西部戦線異状なし ◇ アンナ・クリスティ ◇ 地獄の天使 ◇ ラヴ・パレード |
| 室内装置賞 |
| ◆ キング・オブ・ジャズ ◇ ブルドッグ・ドラモンド ◇ ラヴ・パレード ◇ 放浪の王者 ◇ 恋の花園 |
| 録音賞 |
| ◆ ビッグ・ハウス ◇ Case of Sergeant Grisha ◇ ラヴ・パレード ◇ 怪紳士 ◇ Song of the Flame |