第1回(1927〜28年)アカデミー賞
| 映画芸術アカデミーにより、「映画人たちが、映画芸術、科学の質を向上させること」を主な目的として1927年に設立されました。 第1回目の受賞式は、いまもハリウッド大通りにあるルーズベルト・ホテルの大広間で、アカデミー会員たちがディナーを楽しんだあと、あらかじめ決められていた受賞者に黄金のトロフィーを渡すというきわめて簡単なセレモニーで、所用時間も4分余りだったそうです。 作品賞の候補作はすべてサイレント映画で、受賞したのはアメリカ空軍の協力を得て作られた戦争叙事詩『つばさ』。一方、名作と評されたチャールズ・チャップリンの『サーカス』はノミネートすらされず、コメディが軽視されていた当時の映画界の意識が窺える。しかし、草創期のハリウッドを支えたのもコメディであったことも間違いのない事実で、喜劇監督賞が設けられる(第2回からは廃止)など、当時のハリウッドが、娯楽としての映画と芸術としての映画を分けていたことが判る。 |
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全部門ノミネート&受賞一覧
| 作品賞 (History) |
|---|
| ◆ つばさ ◇ 最後の命令 ◇ 暴力団 ◇ 第七天国 ◇ 肉体の道 |
| 監督賞 (History) |
| ◆ フランク・ボーゼージ (第七天国) ◇ ハーバート・ブレノン (ソレルと其の子) ◇ キング・ヴィダー (群衆) |
| 喜劇監督賞 |
| ◆ ルイス・マイルストン (美人国二人行脚) ◇ チャールズ・チャップリン (サーカス) ◇ テッド・ワイルド (ロイドのスピーディー) |
| 男優賞 (History) |
| ◆ エミール・ヤニングス (肉体の道)、(最後の命令) ◇ リチャード・バーセルメス (獄中日記)、(熱血拳闘手) ◇ チャールズ・チャップリン (サーカス) |
| 女優賞 (History) |
| ◆ ジャネット・ゲイナー (第七天国)、(街の天使)、(サンライズ) ◇ ルイーズ・ドレスラー (老番人) ◇ グロリア・スワンソン (港の女) |
| オリジナル原案賞 (History) |
| ◆ 暗黒街 ◇ 最後の命令 ◇ 熱血拳闘手 |
| 脚色賞 (History) |
| ◆ 第七天国 ◇ ジャズ・シンガー ◇ 祖国の叫び |
| 字幕賞 |
| ◆ THE FAIR CO-ED ◇ トロイ情史 ◇ 万事円満 |
| 撮影賞 (History) |
| ◆ サンライズ ◇ 悪魔の踊子 ◇ 魔炎 ◇ 港の女 ◇ 愛の太鼓 ◇ デパート娘大学 ◇ テンペスト |
| 室内装置賞 |
| ◆ 赤い鳩 ◇ 第七天国 ◇ サンライズ |
| 技術効果賞 |
| ◆ つばさ ◇ ジャズ・シンガー ◇ トロイ情史 |
| 芸術的優秀作品賞 |
| ◆ サンライズ ◇ チャング ◇ 群衆 |
| 特別賞 |
| ◆ ワーナーブラザーズ (映画界に革命をもたらしたトーキー映画『ジャズ・シンガー』の製作に) ◆ チャールズ・チャップリン (『サーカス』の脚本、演技、監督、製作で示した才能に) |