文藝歴譜タイトル

京極 夏彦 (1963.3.26−)
きょうごく・なつひこ
1963(昭和38)年3月26日、北海道小樽市生まれ。
北海道倶知安高等学校卒業、専修学校桑沢デザイン研究所中退。
広告代理店等に勤務の後、制作プロダクションを設立。
アートディレクターとして、現在でもデザイン・装丁を手掛ける。
1994年、『姑獲鳥の夏』を講談社に持ち込みデビュー。
1996年、『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。
1997年、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞を受賞。
2003年、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞を受賞。
2004年、『後巷説百物語』で第130回直木賞を受賞。
本格的な推理小説を執筆する作家。オカルト好きとしても知られる。

*読んだ著書*


死ねばいいのに
(2010年刊/講談社)

〔概要〕
殺されたアサミのことを教えてくれないか―。
渡来健也と名乗る無礼な青年が突然現われ、次々と関係者のもとを尋ね歩く。
問いかけられた言葉に、暴かれる嘘、晒け出される業、浮かび上がる剥き出しの真実…。
人は何のために生きるのか。この世に不思議なことなど何もない。
ただ一つあるとすれば、それは―。

〔感想〕
話題の本だったので借りてみました。読んだ第一印象は「笑ゥせぇるすまん」。
現代社会の中で、色々な鬱憤を抱えながら生きている様々な人たち。
“今時の青年”のケンヤの目を通して、その人たちの本音や欺瞞を暴いていく。
そのあたりが痛快といえば痛快だけど、かなり重いと言えば重い。
「2人目」、「3人目」と読み進んでいくと、だんだん面白くなってくる。
「5人目」の最後のあたりがクライマックスだったかなぁ。だけどちょっとオチが弱いかも。

評価/★★★☆☆