文藝歴譜タイトル

貴志 祐介 (1959.1.3−)
きし・ゆうすけ
1959(昭和34)年、大阪府生まれ。京都大学経済学部卒。
幼い頃から読書が好きで学生時代には小説を書いていたが、大学を卒業後は生命保険会社に就職。
30歳の時、同僚の事故死をきっかけに会社を辞め、執筆活動に専念。
鈴木光司の『リング』を読み、ホラーに開眼する。
1996年に『ISOLA』で第3回長編賞佳作を受賞し、同作で作家デビュー。
1997年に『黒い家』で第4回大賞を受賞した。

*読んだ著書*


青の炎
(1999年刊/角川書店)
映画化『青の炎』(2003年日本)

〔概要〕
湘南に住む櫛森秀一は名門高校に通う優等生。ある日、10年前に母と離婚した養父、曾根が現れた。
横暴な曾根から家族を守るため、秀一は法的手段に訴えたが、大人の社会の仕組みは、
秀一のささやかな幸せを返してはくれなかった。
母親の体のみならず妹にまで手を出そうとする曾根に、ついに秀一の怒りは臨界点に達する…。

〔感想〕
だいぶ前に友達に借りて読んだ。普通の高校生が近代的な手段を使う知能犯、というのが斬新でした。
あまり内容覚えてないけど…(笑)

評価/★★★★☆


黒い家
(1997年刊/角川書店)
映画化『黒い家』(1999年日本)

〔概要〕
若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。
そんなある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。
ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。
信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…。

〔感想〕
だいぶ前に、映画版を観たことがあったんですが、もうすっかり内容は忘れてしまっていたので、
事件が展開していく中盤はなかなか怖かったです。
しかし、このテの恐怖映画(恐怖小説)を見ていつも思うんだけど、犯人(凶悪な殺人鬼)が強すぎる(笑)
この作品ではおばちゃん(映画では大竹しのぶさん)なんだけど、ものすごい行動力、機動力、膂力。
大ぶりの包丁を振り回して襲い掛かってくる様子は、それだけで恐怖です。
特に、ビルで襲われるあたりが一番スリリングでした。

評価/★★★☆☆