
| 川上 未映子 | (1976.8.29−) |
| かわかみ・みえこ(女性)、本名:岡本三枝子(おかもと みえこ)、旧姓:川上 1976(昭和51)年、大阪府大阪市生まれ。大阪市立工芸高等学校卒。 その後、書店員をしながら日本大学の通信教育で哲学を学ぶ。 2002年、川上三枝子名義で歌手デビュー。その後「未映子」と改名し音楽活動を行う。 2005年までに3枚のシングルと3枚のアルバムをリリース。 2005年に文芸雑誌『ユリイカ』にて「先端で、さすわ さされるわ そらええわ」が掲載され、作家デビュー。 その後は音楽業から作家業へとシフトしていき、2006年に所属レコード会社の元担当者と結婚。 2007年の『わたくし率 イン 歯ー、または世界』で第137回芥川賞候補作となり注目を集める。 2008年、『乳と卵』で第138回芥川龍之介賞を受賞した。 |
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*読んだ著書*
ヘヴン
(2009年刊/講談社)
〔概要〕
「苛められ暴力を受け、なぜ僕はそれに従うことしかできないのか」頬を濡らすあてのない涙。
14歳の苛めを正面から描き、生の意味を問う、哀しくも美しい物語。
善悪の根源を問う、著者初の長篇小説。
〔感想〕
すごく評価の高い小説ですが、残念ながら個人的にはあまり感じるものはなかったかなぁ。
中学生同士のイジメがテーマですが、その内容がどうこうというのは、文学作品の評価とは
あまり関係のないものなんじゃないのかなぁ。そこをつきつめていくと、教育関連の参考書になってしまいそうだし。
子ども同士のイジメというのは、本にならなくてもずっと昔からあるものだし、それを今さらとりたてて…という気もするんだよね。
それ以外の部分で気になったところはといえば、「ヘヴン」を見に行くところと、不思議な余韻のラストかな。
二人だけの初めてのデート(と言えるかな)から、物語が大きく動き出すのかと思ったけど、そうでもなく。
いつか(というか、ラストだと思ってた)ちゃんと「ヘヴン」を見に行くのかと思いきや、そうでもなく…。
悪く言えばなんだか中途半端なような、よく言えば「結論は貴方の想像にお任せします」的な感じかな。
でも残念ながら、僕はあまり後者のタイプは得意じゃないのかも。
もうちょっとハッキリとした未来の提示がほしかったかなぁ。
評価/★★★☆☆